JPH0844963A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JPH0844963A
JPH0844963A JP17857994A JP17857994A JPH0844963A JP H0844963 A JPH0844963 A JP H0844963A JP 17857994 A JP17857994 A JP 17857994A JP 17857994 A JP17857994 A JP 17857994A JP H0844963 A JPH0844963 A JP H0844963A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正規の解除操作具以外の偽操作具によって不
正に盗難防止装置が作動停止されるのを可及的に防止す
る。 【構成】 盗難防止対象物に取り付けられる筐体2に、
盗難の予備的行為を検出する予備行為検出手段SDが備
えられ、筐体2の内部に、予備行為検出手段SDの検出
情報に基づいて警報情報を出力する警報出力手段AO
と、その警報出力手段AOの作動を停止させる警報解除
手段ARとが設けられ、筐体2の外面部から筐体内方に
向けて解除操作用の挿入孔が形成され、警報解除手段A
Rが、挿入孔に挿入される棒状の解除操作具にて警報解
除作動状態に操作されるように構成されている盗難防止
装置において、解除操作具が特定形状に構成され、その
特定形状に構成された解除操作具の挿入孔への挿入を許
容し、特定形状以外の形状の偽操作具の挿入孔への挿入
を阻止する挿入阻止手段が、挿入孔の内部に設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盗難防止対象物に取り
付けられる筐体に、盗難の予備的行為を検出する予備行
為検出手段が備えられ、前記筐体の内部に、前記予備行
為検出手段の検出情報に基づいて警報情報を出力する警
報出力手段と、その警報出力手段の作動を停止させる警
報解除手段とが設けられ、前記筐体の外面部から筐体内
方に向けて解除操作用の挿入孔が形成され、前記警報解
除手段が、前記挿入孔に挿入される棒状の解除操作具に
て警報解除作動状態に操作されるように構成されている
盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる盗難防止装置は、例えば店舗に展
示された商品等の盗難防止対象物に取り付けられて使用
され、盗難防止装置の筐体が盗難防止対象物から不正に
取り外されたり、又は、盗難防止装置の筐体が取り付け
られたままの盗難防止対象物が不正に店舗外に持ち出さ
れるというような盗難の予備的行為が行われると、それ
を検出して警報出力手段が警報情報を出力し、上記のよ
うな盗難の予備的行為が行われたことを店舗の従業員等
に警告して、盗難による損失を防止する。
【0003】一方、盗難防止対象物が正当に販売されて
購買者の手に渡る場合は、盗難防止装置を盗難防止対象
物から取り外す必要があり、この取り外しの際には、警
報出力手段の作動を停止させる必要がある。警報出力手
段の作動を停止させるために警報解除手段が設けられて
おり、盗難防止装置の筐体に形成された挿入孔に棒状の
解除操作具を挿入することによって警報解除手段を警報
解除作動状態に操作して警報出力手段の作動を停止させ
て、盗難防止装置を盗難防止対象物から取り外すことが
できるのである。従来、この棒状の解除操作具は角柱あ
るいは円柱等の単純な形状としてあり、その解除操作具
が挿入される盗難防止装置の筐体の挿入孔の形状も、解
除操作具の形状に合わせたものとしてあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、解除操作具と
類似の形状のものが存在する可能性もあり、そのような
解除操作具と類似の形状のものを偽操作具として、盗難
防止対象物の筐体の挿入孔に挿入することで、警報解除
手段を警報解除作動状態に操作してしまい、警報出力手
段の作動を停止させるような場合も考えられる。本発明
は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その第1
の目的は、正規の解除操作具以外の偽操作具によって不
正に盗難防止装置が作動停止されるのを可及的に防止す
る点にある。第2の目的は、簡素な構成で上記第1の目
的を達する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難防止装置
は、盗難防止対象物に取り付けられる筐体に、盗難の予
備的行為を検出する予備行為検出手段が備えられ、前記
筐体の内部に、前記予備行為検出手段の検出情報に基づ
いて警報情報を出力する警報出力手段と、その警報出力
手段の作動を停止させる警報解除手段とが設けられ、前
記筐体の外面部から筐体内方に向けて解除操作用の挿入
孔が形成され、前記警報解除手段が、前記挿入孔に挿入
される棒状の解除操作具にて警報解除作動状態に操作さ
れるように構成されているものであって、その第1特徴
構成は、前記解除操作具が特定形状に構成され、その特
定形状に構成された前記解除操作具の前記挿入孔への挿
入を許容し、前記特定形状以外の形状の偽操作具の前記
挿入孔への挿入を阻止する挿入阻止手段が、前記挿入孔
の内部に設けられている点にある。
【0006】第2特徴構成は、上記第1特徴構成におい
て、前記挿入阻止手段が、前記挿入孔の長手方向視に
て、前記挿入孔の内壁部から挿入孔内方に突出する突起
物にて構成され、前記解除操作具の外面部に、前記挿入
孔に挿入された状態において前記突起物が係入する凹溝
が形成されている点にある。第3特徴構成は、上記第2
特徴構成において、前記挿入孔における入口よりも奥部
側に前記突起物が形成されている点にある。第4特徴構
成は、上記第2又は第3特徴構成において、前記突起物
の複数個が、前記挿入孔の長手方向視にて、異なる位相
に形成されている点にある。第5特徴構成は、上記第4
特徴構成において、前記複数個の突起物が、前記挿入孔
の長手方向異なる位置に形成されている点にある。第6
特徴構成は、上記第2、第3、第4又は第5特徴構成に
おいて、前記突起物が、前記挿入孔の長手方向に延びる
突条に形成されている点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、解除操作具の
形状である特定形状以外の形状の偽操作具を、盗難防止
装置の筐体に形成された挿入孔に挿入しようとしても、
挿入孔の内部に設けられた挿入阻止手段がその偽操作具
の挿入を阻止して、警報解除手段の作動には何ら影響し
ない。一方、解除操作具を挿入孔に挿入する場合では、
挿入阻止手段は解除操作具の挿入を許容し、警報解除手
段が警報解除作動状態に操作されて警報出力手段の作動
を停止させる。
【0008】本発明の第2特徴構成によれば、挿入孔の
内壁部から挿入孔内方に突出する突起物が存在するため
に、解除操作具の形状である特定形状以外の形状の偽操
作具を挿入孔に挿入しようとしても、突起物によって挿
入が阻止されて、警報解除手段の作動には何ら影響しな
い。一方、解除操作具を挿入孔に挿入する場合では、解
除操作具の外面には上記の突起物が係入できる凹溝が形
成されているので、突起物が凹溝へ係入することによっ
て解除操作具は挿入孔に挿入される。そして、警報解除
手段が警報解除作動状態に操作されて警報出力手段の作
動を停止させるのである。つまり、挿入孔の内壁部に突
起物を設け、解除操作具の外面に突起物が係入可能な凹
溝を形成するだけで、偽操作具の挿入孔への挿入を阻止
できる。
【0009】本発明の第3特徴構成によれば、上記の突
起物が挿入孔の入口よりも奥部側に形成されているの
で、挿入孔の入口側から突起物の形状を観察するのは容
易ではなく、解除操作具の複製を不正に作製するのが困
難なものとすることができる。本発明の第4特徴構成に
よれば、挿入孔の突起物は複数設けられ、それらの突起
物は挿入孔の長手方向視にて異なる位相に、つまり、仮
想的に長手方向視での挿入孔の中心を円の中心と見立て
て、長手方向視での挿入孔の内壁部における位置を、そ
の仮想円での位相で表現した場合の異なる位相に形成さ
れており、挿入孔の長手方向視にて一つの突起物が他の
突起物に完全に隠れてしまうようなことがないので、複
数の突起物の夫々が有効に偽操作具の挿入を阻止するの
に寄与する。
【0010】本発明の第5特徴構成によれば、挿入孔
に、複数個の突起物が長手方向異なる位置に形成されて
いるので、複数の突起物が係入するための解除操作具の
外面の凹溝の長さに長短が生じ、その結果、解除操作具
の厚みにも厚い部分や薄い部分が存在することになる。
本発明の第6特徴構成によれば、挿入孔の突起物が、挿
入孔の長手方向に延びる突条に形成されているので、挿
入孔に解除操作具が挿入された際、挿入孔の突起部が解
除操作具の凹溝に係入する長さが長くなり、突起部によ
って解除操作具の姿勢を安定性良く支持できる。
【0011】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、解除操作具
の形状である特定形状以外の形状の偽操作具を、盗難防
止装置の筐体に形成された挿入孔に挿入しようとして
も、挿入孔の内部に設けられた挿入阻止手段がその偽操
作具の挿入を阻止するので、不正に盗難防止装置が作動
停止されるのを可及的に防止することができる。上記第
2特徴構成によれば、挿入孔の内壁部に突起物を設け、
解除操作具の外面に突起物が係入可能な凹溝を形成する
だけの簡素な構成で、上記第1特徴構成による効果を達
することができるのである。
【0012】上記第3特徴構成によれば、解除操作具の
複製を不正に作製するのが困難なものとすることができ
るので、更に効果的に不正に盗難防止装置が作動停止さ
れるのを可及的に防止することができる。上記第4特徴
構成によれば、盗難防止装置の筐体の挿入孔に形成され
た複数の突起物の夫々が有効に偽操作具の挿入を阻止す
るのに寄与するので、更に効果的に不正に盗難防止装置
が作動停止されるのを可及的に防止することができる。
【0013】上記第5特徴構成によれば、解除操作具の
厚みにも厚い部分や薄い部分が存在することになるの
で、複数の突起物が挿入孔の長手方向同一位置に位置し
て、それらの突起物が係入する凹溝を解除操作具に形成
して、解除操作具の厚みが一様に薄くなってしまうよう
な場合に較べて、解除操作具の強度を高くすることがで
きる。上記第6特徴構成によれば、盗難防止装置の筐体
の挿入孔に形成された突起部によって解除操作具の姿勢
を安定性良く支持できるので、解除操作具を挿入孔に挿
入し易いものとなって、盗難防止装置を扱い易いものと
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の盗難防止装置の実施例を図面
に基づいて説明する。図1(イ)の平面図及び図1
(ロ)の側面図に示すように、盗難防止装置としてのセ
ンサタグ1は直方体状の筐体2と、筐体2を盗難防止対
象物である商品等に取り付ける取付具としての機能を有
するワイヤユニット3とからなる。ワイヤユニット3
は、図3に示すように、筐体2に挿脱するために両端部
に備えられたロックピン30と、そのロックピン30夫
々を接続するワイヤ31と、ワイヤ31及びロックピン
30の一部を被覆する外被32とからなっている。
【0015】ロックピン30及びワイヤ31は金属製で
導電性を有し、両端部のロックピン30は電気的にも接
続されている。又、ロックピン30の先端部近傍には、
ロックピン30の筐体2からの抜け止めをする係合用凹
部30aが形成されている。又、ロックピン30を被覆
する外被32の端部には、わずかに段差を形成してあ
り、ロックピン30を筐体2に挿入したときに、図4等
に示すように、段状部分が筐体2内に没入してロックピ
ン30が外部に露出しないようにしてある。これによ
り、ロックピン30が静電気を帯電している他物に接触
して、筐体2内の電気回路を破損してしまうのを防止で
きるのである。
【0016】筐体2の内部には、図2に示すように、L
EDランプ20と、圧電ブザー21と、コイル及びコン
デンサからなる共振アンテナ22と、共振アンテナ22
が受信状態になると受信信号を出力するアンテナ入力回
路23と、ワイヤユニット3が適正に接続されていない
状態になるとワイヤ切断信号を出力するワイヤ入力回路
24と、アンテナ入力回路23からの受信信号又はワイ
ヤ入力回路24からのワイヤ切断信号が入力されると制
御信号を出力するスイッチング回路25と、スイッチン
グ回路25からの制御信号が入力するとパルス発振を開
始する発振回路26と、スイッチング回路25からの制
御信号が入力すると発振回路26の発振パルス数のカウ
ントを開始し設定カウント数を超えるとカウント完了信
号を出力するカウンタ27と、カウンタ27のカウント
完了信号が入力されるとスイッチング回路25を前記受
信信号又は前記ワイヤ切断信号が入力された状態に維持
するラッチ回路28と、カウンタ27のカウント完了信
号が入力されるとLEDランプ20を点灯させ且つ圧電
ブザー21を鳴らせるブザー・LEDドライバ29と、
筐体2内の各回路に電力を供給する電池Vと、ワイヤユ
ニット3が筐体1に挿入されるの伴って電池の負極と各
回路のアースとを接続して電池Vから各回路への電力供
給を開始し、一旦電力供給を開始した後は、リセットス
イットRが閉じ状態とされない限り電力供給を維持する
電源保持回路VKとが備えられている。
【0017】上記構成の回路は、ワイヤユニット3によ
って筐体2が盗難防止対象物である商品等に取り付けら
れているときに、ワイヤユニット3が切断された場合
や、センサタグ1が例えば店舗の出入口の両側に設置さ
れる図8に示すような一対のパネル状の発信器Oの設置
箇所を通過した場合に、筐体2に収納されている圧電ブ
ザー21が鳴り、警報を出力するように構成されてい
る。尚、発振器Oとしては、上記の一対のパネル状のも
ののうちの片方を出入口の片側に設置しても良いし、又
出入口の床面上に設置しても良い。
【0018】以下、上記のような場合に圧電ブザー21
が鳴り出すまでの過程を簡単に説明する。先ずワイヤユ
ニット3が切断された場合等によりワイヤユニット3と
筐体2とが一連に接続されていない状態になると、ワイ
ヤ入力回路24の入力側の端子がアース電位から上昇す
る。ワイヤ入力回路24は、ワイヤ入力回路24の入力
側の端子が設定電位以上に達すると、ワイヤユニット3
が切断等されたものとして検出する。ワイヤ入力回路2
4はワイヤユニット3の切断等を検出すると、スイッチ
ング回路25にワイヤ切断信号を出力する。尚、ワイヤ
入力回路24の入力側は遅延用コンデンサC2を介して
アースに接続されており、ワイヤユニット3に振動が加
えられる等して、ワイヤユニット3と筐体2内の回路の
接点が断続しても、ワイヤ入力回路24の入力側の電位
が急激に上昇するのを抑制して、ワイヤユニット3が切
断されていないにも拘らずワイヤ入力回路24が誤作動
してしまうのを防止している。
【0019】スイッチング回路25は、ワイヤ切断信号
を受け取っている間、発振回路26及びカウンタ27に
制御信号を送り、その制御信号を受けている間、発振回
路26はパルス発振し、カウンタ27は発振回路26の
発振パルス数をカウントする。そして、制御信号が停止
すると、発振回路26はパルス発振を停止し、カウンタ
27はカウントを停止しパルスカウント数をリセットす
る。カウンタ27は、予め設定されているパルス数のカ
ウントを完了する毎にラッチ回路26及びブザー・LE
Dドライバ29に対してカウント完了信号として一個の
パルス信号を送る。
【0020】ブザー・LEDドライバ29はこのカウン
ト完了信号を受け取っている間、圧電ブザー21を鳴ら
せるとともにLEDランプ20を発光させる。一方、ラ
ッチ回路はカウンタ27のカウント完了信号を受け取っ
て、スイッチング回路25を前記切断信号を受けた状態
に維持し、これによりスイッチング回路25は発振回路
26及びカウンタ27に制御信号を送り続ける。つま
り、ブザー・LEDドライバ29は、スイッチング回路
25が切断信号を受け取った後、カウンタ27が設定パ
ルス数のカウントを完了してから、圧電ブザー21を鳴
らせ、LEDランプ20を発光させる。これにより、切
断信号を一定時間継続して受け取らないと圧電ブザー2
1及びLEDランプ20は動作せず、ノイズ等による誤
動作を防止している。
【0021】又、一旦カウンタ27がカウント完了信号
を送り出した後は、ワイヤ入力回路24からの切断信号
の有無に拘らず、スイッチング回路25は制御信号を送
り続けるので、リセットスイッチRが閉じ操作されるま
で、圧電ブザー21はカウンタ27のカウント完了信号
と同期して間歇音を出し続け、LEDランプ20はカウ
ンタ27のカウント完了信号と同期して点滅を続ける。
尚、このようにLEDランプ20と圧電ブザー21によ
って警報を出している際に、筐体2に衝撃が加えられる
ことにより、電池Vの正極又は負極が接続用の端子から
瞬間的に遊離してしまうような場合でも、筐体2内の回
路がリセットされて警報が停止してしまうのを防止する
ため、補助的に電流を供給するための電源用コンデンサ
C1が電池Vと並列に設けられている。
【0022】センサタグ1が発信器Oの設置箇所を通過
した場合は、共振アンテナ22が発信器Oからの電波に
よって起電力を生じ、アンテナ入力回路23はその起電
力を検出して、スイッチング回路25に受信信号を出力
する。スイッチング回路25が受信信号を受け取った後
の各回路の動作は、上記のワイヤユニット3が切断され
た場合と同様であり、説明は省略する。
【0023】従って、共振アンテナ22、アンテナ入力
回路23及びワイヤ入力回路24は、ワイヤユニット3
を切断してセンサタグ1を不正に盗難防止対象物から取
り外したり、センサタグ1を取り付けた盗難防止対象物
を店舗外に不正に持ち出そうとする盗難の予備的行為を
検出する予備行為検出手段SDとして機能し、スイッチ
ング回路25、発振回路26、カウンタ27、ラッチ回
路28、ブザー・LEDドライバ29、LEDランプ2
0及び圧電ブザー21は、予備行為検出手段SDの検出
情報に基づいて、光及び音で警報情報を出力する警報出
力手段AOとして機能する。
【0024】次に、ワイヤユニット3の筐体2への取付
構造について説明する。ワイヤユニット3は、図3乃至
図7に示すように、ワイヤユニット3のロックピン30
が筐体2の内壁に接して設けられたジャックユニット4
の二つのロックピン挿入孔40a,40bに挿入された
状態で筐体2に取り付けられる。ジャックユニット4に
は、ロックピン挿入孔40aに挿入されたロックピン3
0と係合して抜け止めをする鉤状のロックバネ41と、
ロックピン挿入孔40bに挿入されたロックピン30と
係合して抜け止めをする鉤状のロックバネ42とが並べ
て設けられている。
【0025】ロックバネ41,42はそれらの屈曲部4
1c,42cにおいて、ジャックユニット4の本体から
突出するバネ係止用凸部49に係止されている。ロック
バネ41,42における屈曲部41c,42cからより
離れた側の端部41b,42bと屈曲部41c,42c
との中間部分には、後述のようにロックピン30の係合
用凹部30aと係合する凸部41a,42aがロックピ
ン挿入孔40a,40bに出退可能な状態で設けられて
いる。
【0026】又、ロックバネ41,42は金属製で鉤状
に形成されているため両端部が接近又は離間する方向に
弾性を有して、ロックバネ41,42に対して力が加わ
っていない状態では、図3に示すように、凸部41a,
42aがロックピン挿入孔40a,40bのほぼ中央部
まで突入する状態としてある。従って、ロックピン30
の係合用凹部30aと凸部41a,42aとが係合する
際は、凸部41a,42aがロックピン挿入孔40a,
40bから引退する方向に押されることにより、ロック
バネ41,42はロックピン30との係合側に付勢され
ることになる。
【0027】ロックピン挿入孔40a,40bは奥側が
閉鎖されており、ロックピン挿入孔40a,40bの奥
側の端部に一端を固定した金属製のコイルスプリング4
4a,44bが夫々設けられている。金属製のコイルス
プリング44a,44bは、ロックピン挿入孔40a,
40bに挿入されたロックピン30を離脱側に付勢する
ものであり、固定側の端部において、金属製の導通ター
ミナル48a,48bと接触している。
【0028】導通ターミナル48bは、図9に示すよう
に、その一端部が、ロックピン挿入孔40bの奥側端部
に突入してコイルスプリング44bと接触し、他端部
が、図2に示す回路を構成している回路基板6に形成さ
れている電極面6aと接触している。尚、導通ターミナ
ル48aも、回路基板6への接続位置が異なるものの導
通ターミナル48bとほぼ同様の構成としてある。これ
により、ロックピン挿入孔40a,40bに挿入された
ロックピン30は、コイルスプリング44a,44b及
び導通ターミナル48a,48bを介して図2に示す回
路と電気的に接続している。
【0029】ロックピン挿入孔40aの、ロックピン挿
入孔40bと反対側箇所には、解除操作用の挿入孔であ
るキー挿入孔45が、筐体2の外面部から筐体内方に向
けて形成されており、このキー挿入孔45には、後述す
る係合解除用キーKのラック部63が挿入される。図1
0、図10におけるP−P’部分断面図である図11、
及び、キー挿入孔45を外部側から見た図12に示すよ
うに、キー挿入孔45には、係合解除用キーKのラック
部63のキー挿入孔45への挿入に伴って回動操作され
るピニオンギヤ46と、図2に示すリセットスイッチR
の一部となる一対のリセット用ターミナル47a,47
bが備えられ、キー挿入孔45の側壁からキー挿入孔4
5内方へ突出する突起物である二つの遮蔽壁45a,4
5bが、入口側と奥側のキー挿入孔45の長手方向異な
る位置に形成されている。
【0030】ピニオンギヤ46は、その歯の延びる方向
が係合解除用キーKのラック部63の挿入方向に対して
垂直となるようにジャックユニット4本体側に回動自在
に支持され、且つ、図3乃至図7において紙面に垂直な
方向に、若干量移動可能に支持してあり、キー挿入口4
5に係合解除用キーKのラック部63が挿入されていな
い状態では、図10に示すようにキー挿入口45内方側
に位置して、後述のスライダー5のラック部5aと噛合
せず、キー挿入口45に係合解除用キーKのラック部6
3が挿入されている状態では、ラック部63に押し上げ
られて、一部がジャックユニット4の外部に突出してス
ライダー5のラック部5aと噛合する状態となる。
【0031】一対のリセット用ターミナル47a,47
bは、二つの遮蔽壁45a,45bのうちの奥側の遮蔽
壁45bの両側に、キー挿入孔45内に露出する状態で
設けられ、且つ、図10に示すように、ジャックユニッ
ト4の外部にも露出しており、その外部への露出箇所に
おいて、夫々回路基板6に形成された電極面6bと接触
して図2に示す回路へ接続している。二つの遮蔽壁45
a,45bのうち入口側の遮蔽壁45aは、キー挿入孔
45の入口側端部からキー挿入孔45の長手方向に奥側
に向けて延びる突条に、具体的には、立姿勢の板状体と
して形成されている。奥側の遮蔽壁45bは、図10に
示すように略L字状の板状体として形成され、キー挿入
孔45の長手方向視での側面に形成されている部分で
は、入口側の遮蔽壁45aと同様に、キー挿入孔45の
長手方向に延びる突条となっている。
【0032】入口側の遮蔽壁45aと奥側の遮蔽壁45
bとは、図12に示すように、仮想的に長手方向視での
キー挿入孔45の中心を円の中心と見立てて、長手方向
視でのキー挿入孔45の内壁部における位置を、その仮
想円での位相で表現した場合に、180度異なる位相に
形成されている。奥側の遮蔽壁45bは、一対のリセッ
ト用ターミナル47a,47bがキー挿入孔45内に露
出している全領域に亘って、一対のリセット用ターミナ
ル47a,47bの間に位置し、且つ、遮蔽壁45bの
キー挿入孔45の壁面からの高さが、一対のリセット用
ターミナル47a,47bのキー挿入孔45の壁面から
の高さよりも高くなるようにしてある。
【0033】一対のリセット用ターミナル47a,47
bを短絡すると、図2に示す回路においてリセットスイ
ッチRを閉じ状態にして、電池Vから各回路への電力供
給が停止してしまうので、遮蔽壁45bを上記の如く形
成して、一対のリセット用ターミナル47a,47bが
導電性を有する異物の挿入により簡単に短絡してしまう
のを防止しているのである。
【0034】ジャックユニット4の筐体2内方側箇所に
は、図16に示す状態でジャックユニット4のピニオン
ギヤ46と噛合するラック部5aを備えたスライダー5
が設けられている。スライダー5は、筐体2の内壁に設
けられた図示しないガイド部とスライド移動自在に係合
し、図3において矢印Aにて示す方向つまり係合解除用
キーKのラック部63の挿脱方向にスライド移動自在で
あり、筐体内方側に復帰付勢してある。スライダー5に
は、図3乃至図7に示すように、スライダー5のスライ
ド移動に伴って、ロックバネ41の端部41bに接当す
る第1押さえ部5d、及び、ロックバネ42の端部42
bに接当する第2押さえ部5eが形成されており、ロッ
クバネ42の端部42bと第2押さえ部5eとの間隔
は、ロックバネ41の端部41bと第1押さえ部5dと
の間隔よりも長くなるようにしてある。
【0035】係合解除用キーKは、図13(イ)に示す
外形形状をしており、図13(ロ)及び図13(ハ)に
示すように、アウタースリーブ61に対して長手方向に
相対移動可能で、且つ、離間方向に復帰付勢されたイン
ナースリーブ60が、アウタースリーブ61内に没入す
ることによって、アウタースリーブ61に固定連結され
たラック部63が現れる。尚、ラック部63の先端は、
僅かにインナースリーブ60の先端より突出しており、
ラック部63のキー挿入孔45への挿入操作を容易にし
ている。インナスリーブ60のアウタースリーブ61内
への没入可能量は、図13(ロ)に示すアウタースリー
ブ61に対して調整キャップ62を締め込んだ状態と、
図13(ハ)に示すアウタースリーブ61に対して調整
キャップ62を緩めた状態とで2段階に設定変更可能と
してあり、図13(ロ)に示す調整キャップ62を締め
込んだ状態の方が没入可能量が小さくなるようにしてあ
る。
【0036】インナースリーブ60の先端の外径はキー
挿入孔45の入口部の径よりも大きくしてあるので、ラ
ック部63をキー挿入孔45へ挿入すると、インナース
リーブ60の先端がジャックユニット4に当てつけられ
て、インナースリーブ60がアウタースリーブ61に没
入する。この没入量が、上記の如くして設定した没入可
能量に達すると、ラック部63をそれ以上挿入すること
ができず、これによりラック部63のキー挿入孔45へ
の挿入量を規制しているのである。従って、ラック部6
3のキー挿入孔45への挿入量は、上記の調整キャップ
62の操作によって2段階に調整できる。ラック部63
は、ラック部63を先端側から見た図14(イ)及びラ
ック部63の部分側断面図である図14(ロ)に示すよ
うに、ラック形成面側の長溝63a及びラック形成面と
反対側の短溝63bの二つの凹溝を有する特定形状に構
成されている。
【0037】長溝63a及び短溝63bの長手方向視の
断面形状は、図12に示すキー挿入孔45に形成した入
口側の遮蔽壁45a及び奥側の遮蔽壁45bのキー挿入
方向視における断面形状と夫々ほぼ一致しており、入口
側の遮蔽壁45aが長溝63aに、奥側の遮蔽壁45b
が短溝63bに夫々係入することによって、係合解除用
キーKのラック部63を、ラック部63が遮蔽壁45a
及び45bに阻止されることなくキー挿入孔45に挿入
できるようにしてある。従って、二つの遮蔽壁45a,
45bは、特定形状に構成されたラック部63のキー挿
入孔45への挿入を許容し、特定形状以外の形状の偽操
作具のキー挿入孔45への挿入を阻止する挿入阻止手段
ISとして機能する。尚、ラック部63の長溝63a
は、キー挿入孔45の入口側の遮蔽壁45aに対応して
いるので、溝の長さが、奥側の遮蔽壁45bに対応して
いる短溝63bよりも長くなっている。
【0038】次に、ワイヤユニット3と筐体2との係合
及び係合の解除について説明する。先ず、ワイヤユニッ
ト3と筐体2とを係合する際は、図3に示すワイヤユニ
ット3の両方のロックピン30の係合が解除されている
状態から、図4に示すようにロックピン30の一方をジ
ャックユニット4のロックピン挿入孔40bに挿入す
る。ロックピン30をロックピン挿入孔40bに設けら
れたコイルスプリング44bの付勢力に抗して挿入する
と、ロックピン30の係合用凹部30aにロックバネ4
2のロックピン挿入孔40b内に突出した凸部42aが
係合し、コイルスプリング44bの付勢力によってロッ
クピン30が解除方向に移動するのを確実に阻止して係
合状態を維持する。
【0039】ロックピン30の一方をジャックユニット
4に挿入した状態で、他方のロックピン30を、商品等
にからませた後、図5に示すようにジャックユニット4
のロックピン挿入孔40aに挿入する。ロックピン30
をロックピン挿入孔40aに設けられたコイルスプリン
グ44aの付勢力に抗して挿入すると、ロックピン30
の係合用凹部30aにロックバネ41のロックピン挿入
孔40a内に突出した凸部41aが係合し、コイルスプ
リング44aの付勢力によってロックピン30が解除方
向に移動するのを確実に阻止して係合状態を維持する。
ワイヤユニット3の両方のロックピン30が上記の如く
ロックピン挿入孔40a,40bに挿入されると、電池
Vから図2に示す筐体2内の各回路への電力供給が開始
され、この状態で、ワイヤユニット3が切断等される
と、センサタグ1は上述の如く警報を出力する。
【0040】次に、図5に示す状態から、ワイヤユニッ
ト3とジャックユニット4との係合を解除する際は、図
13に示す係合解除用キーKを使用する。通常センサタ
グ1を盗難防止対象物から取り外す場合は、キー挿入孔
45に近い側のロックピン挿入孔40aのみからロック
ピン30を離脱させて盗難防止対象物から取り外すよう
にして使用される。そして、ワイヤユニット3を交換す
る必要がある場合等に、キー挿入孔45から遠い側のロ
ックピン挿入孔40bに挿入されたロックピン30をも
離脱させるようにする。
【0041】キー挿入孔45に近い側のロックピン挿入
孔40aのみからロックピン30を離脱させるには、調
整キャップ62を締め込んでラック部63のキー挿入孔
45への挿入量を短くなるようにした状態の係合解除用
キーKを用い、更に、キー挿入孔45から遠い側のロッ
クピン挿入孔40bからもロックピン30を離脱させる
には、調整キャップ62を緩めてラック部63のキー挿
入孔45への挿入量を長くなるようにした状態の係合解
除用キーKを用いる。
【0042】キー挿入孔45に係合解除用キーKのラッ
ク部63を挿入すると、図15に示すように、ラック部
63の先端がピニオンギヤ46を持ち上げてスライダー
5のラック部5aと噛合させ、更に挿入すると、図16
に示すように、係合解除用キーKのラック部63とピニ
オンギヤ46とが噛合して、ラック部63の挿入に伴っ
てピニオンギヤ46が回転する。このピニオンギヤ46
の回転によって、ピニオンギア46と噛合するラック部
5aを備えたスライダー5が図6及び図16の矢印Bの
方向に移動する。このときの、スライダー5の移動量
は、スライダー5の第1押さえ部5dとロックバネ41
の端部41bとは接当するが、第2押さえ部5eとロッ
クバネ42の端部42bとは未だ接当していない状態に
なるように、係合解除キーKの調整キャップ62を締め
込んだときのラック部63の挿入量が設定されている。
【0043】スライダー5のスライド移動に伴って第1
押さえ部5dがロックバネ41の端部41bを押すと、
図6に示すように、ロックバネ41の凸部41aがロッ
クピン挿入孔40aから引退する状態に揺動する。こう
して、ロックピン30の係合用凹部30aとロックバネ
41の凸部41aとの係合が解除されるのである。この
結果、ロックピン挿入孔40aの挿入されているロック
ピン30がコイルスプリング44aの付勢力により押し
出されて、ロックピン30がロックピン挿入孔40aか
ら離脱する。
【0044】又、係合解除用キーKのラック部63がキ
ー挿入孔45に挿入されると、図16に示すように、ラ
ック部63が一対のリセット用ターミナル47a,47
bに接当する。ラック部63は導電性材料にて形成して
あるので、ラック部63が一対のリセット用ターミナル
47a,47bに接当すると、図2におけるリセットス
イッチRを閉じることになり、その結果電源保持回路V
Kの作動によって電池Vから図2の各回路への電力供給
が停止して、上記の警報出力手段AOの作動が停止す
る。
【0045】従って、一対のリセット用ターミナル47
a,47b及び図2に示す電源保持回路VKは、キー挿
入孔45に挿入される棒状の解除操作具である係合解除
用キーKのラック部63にて警報解除作動状態に操作さ
れる警報解除手段ARとして機能する。ロックピン挿入
孔40aからロックピン30を抜いた状態から、ワイヤ
ユニット3の交換等のために、更に、ロックピン挿入孔
40bに挿入されているロックピン30を抜く場合は、
上記の如く調整キャップ62を緩めた係合解除用キーK
のラック部63をキー挿入孔45に挿入する。
【0046】調整キャップ62を緩めてあるのでラック
部63のキー挿入孔45への挿入量は長く、スライダー
5の図6における矢印Bの方向へのスライド移動量が、
調整キャップ62を締め込んだ場合に較べて大きくな
り、調整キャップ62を締めこんだ係合解除キーKを挿
入した際には接当しなかったスライダー5の第2押さえ
部5eとロックバネ42の端部42bとが接当する。
【0047】第2押さえ部5eがロックバネ42の端部
42bを押すと、図7に示すように、ロックバネ42の
凸部42aがロックピン挿入孔40bから引退する状態
に揺動する。こうして、ロックピン30の係合用凹部3
0aとロックバネ42の凸部42aとの係合が解除され
るのである。この結果、ロックピン挿入孔40bの挿入
されているロックピン30がコイルスプリング44bの
付勢力により押し出されて、ロックピン30がロックピ
ン挿入孔40bから離脱する。
【0048】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、本発明を、センサタグ1をワイヤ
ユニット3によって盗難防止対象物に取り付ける構成の
ものに適用しているが、図17(イ)及び図17(ロ)
に示すように、ピン103を盗難防止対象物である布地
等を挟んで筐体2に差し込むことで取り付ける構成のも
のに適用しても良い。このような構成の場合でも、図1
8に示すような図2とほぼ同様の回路構成として、ピン
103を筐体2に差し込むに伴って検出スイッチSWが
閉じ、検出スイッチSWの閉じ作動によって電池Vから
各回路に電力供給が開始されるようにできる。
【0049】 上記実施例では、挿入阻止手段ISを
二つの遮蔽壁45a,45bにて構成しているが、図1
9(イ)に示すキー挿入孔45の長手方向視における断
面形状を有する挿入阻止壁200にて構成しても良い。
挿入阻止壁200は、図19では図示を省略している
が、キー挿入孔45の入口部とピニオンギヤ46との中
間箇所に設置され、図19(ロ)に示すように、キー挿
入孔45の入口部には、観音開きの状態に揺動開閉自在
で、閉じ側に復帰付勢された扉体210が設置されて、
挿入阻止壁200の形状を外部から観察し辛くしてい
る。係合解除用キーKとしては、図19(ハ)に示すよ
うに、挿入阻止壁200の形状に合わせて断面が十字状
のラック部220を棒状の解除操作具として備えたもの
が用意され、ラック部220がキー挿入孔45に挿入さ
れると、図19(ニ)に示すように、扉体210を押し
開いて、挿入阻止壁200の設置箇所を通過し、図示し
ないピニオンギヤ46を回動駆動する。
【0050】 上記実施例では、挿入阻止手段IS
を、キー挿入孔45の内壁部に固定的に設置した二つの
遮蔽壁45a,45bにて構成しているが、遮蔽壁をキ
ー挿入孔45の内壁内へ引退可能に構成し、偽操作具が
この遮蔽壁に接当して、遮蔽壁が引退すると、その引退
を検知して、偽操作具を挟持する挟持片をキー挿入孔4
5内へ突出させ、偽操作具のキー挿入孔45への挿入を
阻止する構成としても良い。
【0051】 上記実施例では、警報出力手段AO
は、LEDランプ20の点灯及び圧電ブザー21の警報
音の放出によって警報情報を出力しているが、警報情報
として警報用の電波を発信する構成とし、店舗内の何れ
かの箇所に設置した受信器にてその電波を受信して警報
を鳴らせるようにしても良い。
【0052】 上記実施例では、警報解除手段AR
は、一対のリセット用ターミナル47a,47bが短絡
されると、警報解除作動状態となるように構成されてい
るが、係合解除キーKのキー挿入孔45への挿入と機械
的に連動して、リセットスイッチRを入り切りする構成
としても良い。
【0053】 上記実施例では、挿入阻止手段ISで
ある遮蔽壁45a,45bを2つ設けているが、1つで
も又は3つ以上でも良い。
【0054】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例にかかるセンサタグの
外観図
【図2】本発明の実施例にかかる回路構成図
【図3】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図4】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図5】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図6】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図7】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図8】本発明の実施例にかかる発信器の外観図
【図9】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図10】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図11】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図12】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図13】本発明の実施例にかかる係合解除用キーの外
観図
【図14】本発明の実施例にかかる係合解除用キーの要
部拡大図
【図15】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図16】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図17】本発明の別実施例にかかるセンサタグの外観
【図18】本発明の別実施例にかかる回路構成図
【図19】本発明の別実施例にかかる要部拡大図
【符号の説明】
2 筐体 45 挿入孔 45a,45b 突起物 63 解除操作具 63a,63b 凹溝 SD 予備行為検出手段 AO 警報出力手段 AR 警報解除手段 IS 挿入阻止手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難防止対象物に取り付けられる筐体
    (2)に、盗難の予備的行為を検出する予備行為検出手
    段(SD)が備えられ、 前記筐体(2)の内部に、前記予備行為検出手段(S
    D)の検出情報に基づいて警報情報を出力する警報出力
    手段(AO)と、その警報出力手段(AO)の作動を停
    止させる警報解除手段(AR)とが設けられ、 前記筐体(2)の外面部から筐体内方に向けて解除操作
    用の挿入孔(45)が形成され、 前記警報解除手段(AR)が、前記挿入孔(45)に挿
    入される棒状の解除操作具(63)にて警報解除作動状
    態に操作されるように構成されている盗難防止装置であ
    って、 前記解除操作具(63)が特定形状に構成され、 その特定形状に構成された前記解除操作具(63)の前
    記挿入孔(45)への挿入を許容し、前記特定形状以外
    の形状の偽操作具の前記挿入孔(45)への挿入を阻止
    する挿入阻止手段(IS)が、前記挿入孔(45)の内
    部に設けられている盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記挿入阻止手段(IS)が、前記挿入
    孔(45)の長手方向視にて、前記挿入孔(45)の内
    壁部から挿入孔内方に突出する突起物(45a),(4
    5b)にて構成され、 前記解除操作具(63)の外面部に、前記挿入孔(4
    5)に挿入された状態において前記突起物(45a),
    (45b)が係入する凹溝(63a),(63b)が形
    成されている請求項1記載の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記挿入孔(45)における入口よりも
    奥部側に前記突起物(45b)が形成されている請求項
    2記載の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記突起物(45a),(45b)の複
    数個が、前記挿入孔(45)の長手方向視にて、異なる
    位相に形成されている請求項2又は3記載の盗難防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数個の突起物(45a),(45
    b)が、前記挿入孔(45)の長手方向異なる位置に形
    成されている請求項4記載の盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記突起物(45a),(45b)が、
    前記挿入孔(45)の長手方向に延びる突条に形成され
    ている請求項2、3、4又は5記載の盗難防止装置。
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