JPH084475Y2 - 輸送用コンテナ−支持脚の着脱装置 - Google Patents
輸送用コンテナ−支持脚の着脱装置Info
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- JPH084475Y2 JPH084475Y2 JP11307791U JP11307791U JPH084475Y2 JP H084475 Y2 JPH084475 Y2 JP H084475Y2 JP 11307791 U JP11307791 U JP 11307791U JP 11307791 U JP11307791 U JP 11307791U JP H084475 Y2 JPH084475 Y2 JP H084475Y2
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- twist lock
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車、鉄道車両及び
船舶の相互間輸送用のコンテナ−をトラック等に積み卸
しする際に、コンテナ−を地上等に持上げ支持するため
の支持脚の着脱装置に関するものである。
船舶の相互間輸送用のコンテナ−をトラック等に積み卸
しする際に、コンテナ−を地上等に持上げ支持するため
の支持脚の着脱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、コンテナ−1をトラ
ック5の荷台に積み卸しする際に、コンテナ−1を支持
脚2によって地上等に持上げ支持し、トラックの荷台を
コンテナ−1の下側に出し入れする方式がある。この支
持脚2は、トラック5へ積み卸しするときにのみコンテ
ナ−1に取り付け、コンテナ−1の運搬の時には取外す
ものである。そして、この支持脚2の従来の一般的な着
脱手段は、図7で示すように、支持脚2の上下位置にア
ウトリガ−3を固設し、コンテナ−1の側壁に前記アウ
トリガ−3が嵌着される取付穴4又はフックを設けた構
造であったが、この着脱装置によると、(a)支持脚2
の安定した取り付けのために上下2箇所にアウトリガ−
3を設ける必要があり、又、(b)コンテナ−1には前
記アウトリガ−3に対応する取付穴4又はフックを備え
ていないものがあり、支持脚1を取付けることができな
い場合がある等の不都合があった。
ック5の荷台に積み卸しする際に、コンテナ−1を支持
脚2によって地上等に持上げ支持し、トラックの荷台を
コンテナ−1の下側に出し入れする方式がある。この支
持脚2は、トラック5へ積み卸しするときにのみコンテ
ナ−1に取り付け、コンテナ−1の運搬の時には取外す
ものである。そして、この支持脚2の従来の一般的な着
脱手段は、図7で示すように、支持脚2の上下位置にア
ウトリガ−3を固設し、コンテナ−1の側壁に前記アウ
トリガ−3が嵌着される取付穴4又はフックを設けた構
造であったが、この着脱装置によると、(a)支持脚2
の安定した取り付けのために上下2箇所にアウトリガ−
3を設ける必要があり、又、(b)コンテナ−1には前
記アウトリガ−3に対応する取付穴4又はフックを備え
ていないものがあり、支持脚1を取付けることができな
い場合がある等の不都合があった。
【0003】そこで、本考案者は、自動車、鉄道車両及
び船舶相互間輸送用のコンテナ−には、図1で示すよう
に、荷役作業の時にフックやシャンクを掛け止めするた
めの楕円形穴11を有するボックス状のすみ金具10が
コンテナ−1の隅角部に取付けられたものがあり、この
すみ金具10はJISによって規格化されていることに
着目し、このJIS規格化されているすみ金具10を利
用した支持脚の着脱装置を特願平2−5897号で提案
している。その概要は、次の通りで、支持脚に固設され
ているアウトリガ−に上面を開口した箱型のケ−シング
を固設し、このケ−シングの前面壁の外側にすみ金具の
楕円形穴に嵌合可能なツイストロックシャフトを回転可
能に設け、このツイストロックシャフトには回転スリ−
ブをツイストロックシャフトと相対移動可能に嵌挿し、
回転スリ−ブとケ−シングとの間に回転力を一方向に付
勢するコイルバネを介装し、ツイストロックと平行な軸
線で進退軸動可能に設けられたロッドと、回転スリ−ブ
の外周面に径方向に突設されたケ−シングの側面壁上に
当接してツイストロック頭部を突起の凹溝と同位相に位
置決めするストッパ−を兼ねたハンドルと、前記ナット
に嵌合しナットを正逆何れかに回動するラチェット式の
トルクレンチとを備えたものである。
び船舶相互間輸送用のコンテナ−には、図1で示すよう
に、荷役作業の時にフックやシャンクを掛け止めするた
めの楕円形穴11を有するボックス状のすみ金具10が
コンテナ−1の隅角部に取付けられたものがあり、この
すみ金具10はJISによって規格化されていることに
着目し、このJIS規格化されているすみ金具10を利
用した支持脚の着脱装置を特願平2−5897号で提案
している。その概要は、次の通りで、支持脚に固設され
ているアウトリガ−に上面を開口した箱型のケ−シング
を固設し、このケ−シングの前面壁の外側にすみ金具の
楕円形穴に嵌合可能なツイストロックシャフトを回転可
能に設け、このツイストロックシャフトには回転スリ−
ブをツイストロックシャフトと相対移動可能に嵌挿し、
回転スリ−ブとケ−シングとの間に回転力を一方向に付
勢するコイルバネを介装し、ツイストロックと平行な軸
線で進退軸動可能に設けられたロッドと、回転スリ−ブ
の外周面に径方向に突設されたケ−シングの側面壁上に
当接してツイストロック頭部を突起の凹溝と同位相に位
置決めするストッパ−を兼ねたハンドルと、前記ナット
に嵌合しナットを正逆何れかに回動するラチェット式の
トルクレンチとを備えたものである。
【0004】しかし、(a)ナットの締め緩めをラチェ
ット機構のトルクレンチで行なうのに、9回以上の繰返
しを必要とし、力を要すると共に面倒であり、(b)ト
ルクレンチの握持部が柱とコンテナ−とに挟まれて手が
容易に入らない場合があり、作業が非常に窮屈となる欠
点があり、(c)ツイストロック部分が耐久性に乏しく
スプリングの欠ける故障が生じる場合もある等の問題点
を有していた。
ット機構のトルクレンチで行なうのに、9回以上の繰返
しを必要とし、力を要すると共に面倒であり、(b)ト
ルクレンチの握持部が柱とコンテナ−とに挟まれて手が
容易に入らない場合があり、作業が非常に窮屈となる欠
点があり、(c)ツイストロック部分が耐久性に乏しく
スプリングの欠ける故障が生じる場合もある等の問題点
を有していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案は、上
記一連の操作を全て自動化して、作業者の手を煩わせ
ず、且つ、その作動が確実で、実用化に耐え得る装置を
開発しようとしたものである。
記一連の操作を全て自動化して、作業者の手を煩わせ
ず、且つ、その作動が確実で、実用化に耐え得る装置を
開発しようとしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本案装置は、支持脚に固
設されたアウトリガ−に、輸送用コンテナ−のすみ金具
の略楕円形穴に嵌合可能なカラ−を固設し、該カラ−と
アウトリガ−とに回転可能なツイストロックシャフトを
貫通させると共に、該ツイストロックシャフトの先端に
前記カラ−と略同形である楕円形のツイストロック部材
を設けた輸送用コンテナ−の支持脚の着脱装置を対象と
する。そして、該カラ−の後端に往動型のシリンダ−を
連結し、そのシリンダ−のピストンロッドとツイストロ
ックシャフトを連結してシリンダ−の往復動に合わせて
ツイストロックシャフトを前後移動可能にすると共に、
該ツイストロックシャフトのカラ−内壁との接合面に前
後移動方向に対し略螺旋状を成す誘導溝を刻設し、その
誘導溝に嵌合させて球体を遊転自在に固設し、ツイスト
ロックシャフトの前後移動に従ってツイストロック部材
を自動的にツイストさせることを特徴として構成され
る。
設されたアウトリガ−に、輸送用コンテナ−のすみ金具
の略楕円形穴に嵌合可能なカラ−を固設し、該カラ−と
アウトリガ−とに回転可能なツイストロックシャフトを
貫通させると共に、該ツイストロックシャフトの先端に
前記カラ−と略同形である楕円形のツイストロック部材
を設けた輸送用コンテナ−の支持脚の着脱装置を対象と
する。そして、該カラ−の後端に往動型のシリンダ−を
連結し、そのシリンダ−のピストンロッドとツイストロ
ックシャフトを連結してシリンダ−の往復動に合わせて
ツイストロックシャフトを前後移動可能にすると共に、
該ツイストロックシャフトのカラ−内壁との接合面に前
後移動方向に対し略螺旋状を成す誘導溝を刻設し、その
誘導溝に嵌合させて球体を遊転自在に固設し、ツイスト
ロックシャフトの前後移動に従ってツイストロック部材
を自動的にツイストさせることを特徴として構成され
る。
【0007】
【作用】上記構成により、支持脚をコンテナ−に装着す
る場合には、ツイストロック部材をカラ−と同位相の状
態でカラ−をすみ金具の略楕円形穴に挿入し、アウトリ
ガ−の前面をすみ金具の外面に当接する。これによりカ
ラ−の前面はすみ金具の内面より若干突き出た状態とな
り、ツイストロック部材はすみ金具内の空間に位置す
る。次いで、シリンダ−を作動させて、後退動させる
と、ピストンロッドに連結したツイストロックシャフト
が退動する。そのツイストロックシャフトの退動に従っ
て、その力が、カラ−内壁とツイストロックシャフトと
の接合面に刻設した誘導溝に嵌合した球体によってベク
トル的に分解され、誘導溝の刻設された螺旋方向の力と
なって働き、ツイストロックシャフトを回転させ、ツイ
ストロック部材を誘導溝の刻まれた長さまでツイストさ
せる。これにより、回転により位相を異にしたツイスト
ロック部材がすみ金具の内壁面に交差した状態で当接
し、略楕円形穴よりカラ−が抜けないよう拘束する。更
に、油圧シリンダ−をスライド幅だけ退動させると、交
差したツイストロック部材が、これを強く締め付けるよ
うに作用し、すみ金具の壁面をツイストロック部材とア
ウトリガ−とによって挟着緊締し、アウトリガ−を介し
て支持脚をコンテナ−のすみ金具に強固に固定する。支
持脚の取外しは、シリンダ−を上記とは反対の前進動さ
せて行なう。
る場合には、ツイストロック部材をカラ−と同位相の状
態でカラ−をすみ金具の略楕円形穴に挿入し、アウトリ
ガ−の前面をすみ金具の外面に当接する。これによりカ
ラ−の前面はすみ金具の内面より若干突き出た状態とな
り、ツイストロック部材はすみ金具内の空間に位置す
る。次いで、シリンダ−を作動させて、後退動させる
と、ピストンロッドに連結したツイストロックシャフト
が退動する。そのツイストロックシャフトの退動に従っ
て、その力が、カラ−内壁とツイストロックシャフトと
の接合面に刻設した誘導溝に嵌合した球体によってベク
トル的に分解され、誘導溝の刻設された螺旋方向の力と
なって働き、ツイストロックシャフトを回転させ、ツイ
ストロック部材を誘導溝の刻まれた長さまでツイストさ
せる。これにより、回転により位相を異にしたツイスト
ロック部材がすみ金具の内壁面に交差した状態で当接
し、略楕円形穴よりカラ−が抜けないよう拘束する。更
に、油圧シリンダ−をスライド幅だけ退動させると、交
差したツイストロック部材が、これを強く締め付けるよ
うに作用し、すみ金具の壁面をツイストロック部材とア
ウトリガ−とによって挟着緊締し、アウトリガ−を介し
て支持脚をコンテナ−のすみ金具に強固に固定する。支
持脚の取外しは、シリンダ−を上記とは反対の前進動さ
せて行なう。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を基に説明する
と、図1及び図2において、1がコンテナ−、10がす
み金具、11が前記すみ金具10に空けられている略楕
円形穴である。2が支持脚、3がアウトリガ−、20が
本考案による支持脚の着脱装置を示す。
と、図1及び図2において、1がコンテナ−、10がす
み金具、11が前記すみ金具10に空けられている略楕
円形穴である。2が支持脚、3がアウトリガ−、20が
本考案による支持脚の着脱装置を示す。
【0009】図3〜図5によって前記着脱装置20の具
体的構成を説明する。21、がアウトリガ−3に固設さ
れるカラ−であり、該カラ−21は、前面をすみ金具1
0の略楕円形穴11に嵌合可能な略楕円形に形成し、後
面をすみ金具10の側壁面と当接する立上壁21aとし
て肉厚に形成し、後述の油圧シリンダ−25との結合を
容易にする。又、該カラ−21の中心部には、ツイスト
ロックシャフト22が挿入可能な、挿通孔21bを穿設
する。
体的構成を説明する。21、がアウトリガ−3に固設さ
れるカラ−であり、該カラ−21は、前面をすみ金具1
0の略楕円形穴11に嵌合可能な略楕円形に形成し、後
面をすみ金具10の側壁面と当接する立上壁21aとし
て肉厚に形成し、後述の油圧シリンダ−25との結合を
容易にする。又、該カラ−21の中心部には、ツイスト
ロックシャフト22が挿入可能な、挿通孔21bを穿設
する。
【0010】22は、ツイストロックシャフトであり、
このツイストロックシャフト22はアウトリガ−3並び
にカラ−21の中心を回転可能に貫通し、その先端に回
転した場合位相を異にして回り止め状態となるようにし
たツイストロック部材23が形成されている。そして、
このツイストロックシャフト22及びツイストロック部
材23には、両者の中心を貫いた連結ボルト24が嵌入
されている。
このツイストロックシャフト22はアウトリガ−3並び
にカラ−21の中心を回転可能に貫通し、その先端に回
転した場合位相を異にして回り止め状態となるようにし
たツイストロック部材23が形成されている。そして、
このツイストロックシャフト22及びツイストロック部
材23には、両者の中心を貫いた連結ボルト24が嵌入
されている。
【0011】そして、25が前記カラ−21の後端面に
連接するシリンダ−で、例えば、復動型の油圧シリンダ
−を、肉厚のカラ−21の立上壁21aにボルト止して
固着する。この油圧シリンダ−25は、充分薄手で良
く、例えば、内径63φで、ストロ−ク12mmとす
る。そして、該シリンダ−のピストンロッド26の前端
に、雌ネジ26aを刻設し、この雌ネジ26aに前記連
結ボルト24を螺合させて、前記ツイストロックシャフ
ト22に連結させる。即ち、シリンダ−25の往復動に
合せて、上記ピストンロッド26に連結されたツイスト
ロックシャフト22が前後移動するようにする。
連接するシリンダ−で、例えば、復動型の油圧シリンダ
−を、肉厚のカラ−21の立上壁21aにボルト止して
固着する。この油圧シリンダ−25は、充分薄手で良
く、例えば、内径63φで、ストロ−ク12mmとす
る。そして、該シリンダ−のピストンロッド26の前端
に、雌ネジ26aを刻設し、この雌ネジ26aに前記連
結ボルト24を螺合させて、前記ツイストロックシャフ
ト22に連結させる。即ち、シリンダ−25の往復動に
合せて、上記ピストンロッド26に連結されたツイスト
ロックシャフト22が前後移動するようにする。
【0012】そして、該ツイストロックシャフト22の
挿通孔21bの内壁面との接合面には、その中間位置
に、直径35mm程度の球体27が嵌入可能な半円形状
で、且つ、ツイストロックシャフト22の前後移動方向
に対し、略螺旋状に巡る方向に刻んだ誘導溝28を配設
する。この誘導溝28の長さは、ツイスト幅に合せて定
めるものとし、約90゜程度を基準とするが、60〜1
20゜程度の範囲で変化させ得る。そして、該誘導溝2
8には、これに嵌合して誘導作用をなす球体27を遊転
自在に臨ませるが、図5に示す如く、カラ−21の一部
に支持孔を穿設し、そこに半円形に凹ませた支持駒29
を当てがい、その下をボルト30で支え、遊転自在とな
る構造とする。そして、球体27をここに固定させる
為、カラ−21の内壁面の刻みは、球体27が移動しな
いよう挿通孔21b側又はツイストロックシャフト22
側のいずれか一方に若干偏らせた厚みとする。尚、31
はグリ−ス投入孔用のニップルである。
挿通孔21bの内壁面との接合面には、その中間位置
に、直径35mm程度の球体27が嵌入可能な半円形状
で、且つ、ツイストロックシャフト22の前後移動方向
に対し、略螺旋状に巡る方向に刻んだ誘導溝28を配設
する。この誘導溝28の長さは、ツイスト幅に合せて定
めるものとし、約90゜程度を基準とするが、60〜1
20゜程度の範囲で変化させ得る。そして、該誘導溝2
8には、これに嵌合して誘導作用をなす球体27を遊転
自在に臨ませるが、図5に示す如く、カラ−21の一部
に支持孔を穿設し、そこに半円形に凹ませた支持駒29
を当てがい、その下をボルト30で支え、遊転自在とな
る構造とする。そして、球体27をここに固定させる
為、カラ−21の内壁面の刻みは、球体27が移動しな
いよう挿通孔21b側又はツイストロックシャフト22
側のいずれか一方に若干偏らせた厚みとする。尚、31
はグリ−ス投入孔用のニップルである。
【0013】又、前述の通り、カラ−21の前端面とツ
イストロック部材23との接合は、該ツイストロック部
材23のツイスト動を容易にする為、カラ−21の前端
面を一定幅だけ傾斜面に形成した回転部21cを配し、
その後面には回転後にツイストロック部材23を引いて
締め付け固定する為のスライド幅21dを保持する。即
ち、ツイスト動の後、シリンダ−25を後退させるだけ
のスライド幅を保ち、ロック部材を後方向に引いた場
合、その締付力でツイストロック部材23をすみ金具1
0に強く挟着させるようにする。
イストロック部材23との接合は、該ツイストロック部
材23のツイスト動を容易にする為、カラ−21の前端
面を一定幅だけ傾斜面に形成した回転部21cを配し、
その後面には回転後にツイストロック部材23を引いて
締め付け固定する為のスライド幅21dを保持する。即
ち、ツイスト動の後、シリンダ−25を後退させるだけ
のスライド幅を保ち、ロック部材を後方向に引いた場
合、その締付力でツイストロック部材23をすみ金具1
0に強く挟着させるようにする。
【0014】次に、本実施例の作用を説明すると、ツイ
ストロック部材23を、その長手方向がカラ−21の長
手方向と一致するように位相を合せた状態で、すみ金具
10の略楕円形穴11に挿入嵌合し、アウトリガ−3の
前面をすみ金具10の外面に当接する。これにより、カ
ラ−21はすみ金具10の略楕円形穴11と同位相嵌合
であるため回り止め状態となり、カラ−21の前面はす
み金具10の内面壁より突出した状態となってツイスト
ロック部材23をすみ金具10内の空間で回転を自由な
状態にしている。
ストロック部材23を、その長手方向がカラ−21の長
手方向と一致するように位相を合せた状態で、すみ金具
10の略楕円形穴11に挿入嵌合し、アウトリガ−3の
前面をすみ金具10の外面に当接する。これにより、カ
ラ−21はすみ金具10の略楕円形穴11と同位相嵌合
であるため回り止め状態となり、カラ−21の前面はす
み金具10の内面壁より突出した状態となってツイスト
ロック部材23をすみ金具10内の空間で回転を自由な
状態にしている。
【0015】そして、油圧シリンダ−25に入力して、
ピストンロッド26を後退させると、これに連結したツ
イストロックシャフト22も後退する。すると、その退
動する力が、固定した球体27によってベクトル的に分
解され、誘導溝28の刻設された螺旋方向の力となって
働き、ツイストロックシャフト22を回転させ、ツイス
トロック部材23を誘導溝28の刻まれた90゜附近ま
でツイストさせる。これにより、回転により位相を異に
したツイストロック部材23がすみ金具10の内壁面に
交差した状態で当接し、略楕円形穴11よりカラ−21
が抜けないよう拘束する。
ピストンロッド26を後退させると、これに連結したツ
イストロックシャフト22も後退する。すると、その退
動する力が、固定した球体27によってベクトル的に分
解され、誘導溝28の刻設された螺旋方向の力となって
働き、ツイストロックシャフト22を回転させ、ツイス
トロック部材23を誘導溝28の刻まれた90゜附近ま
でツイストさせる。これにより、回転により位相を異に
したツイストロック部材23がすみ金具10の内壁面に
交差した状態で当接し、略楕円形穴11よりカラ−21
が抜けないよう拘束する。
【0016】更に、油圧シリンダ−25をスライド幅約
7mm程後退動させると、ツイストロック部材23が、
これを強く締め付け、すみ金具10の壁面をツイストロ
ック部材23とアウトリガ−3とによって挟着緊締し、
アウトリガ−3を介して支持脚2をコンテナ−1のすみ
金具10に強固に固定する。尚、支持脚2の取外しは前
記の要領で、シリンダ−25を前進動させて、ツイスト
ロック部材23の緊締を解いた後、球体27及び誘導溝
28の作用で元の位置にツイストさせて戻し、以後逆の
手順で行なう。
7mm程後退動させると、ツイストロック部材23が、
これを強く締め付け、すみ金具10の壁面をツイストロ
ック部材23とアウトリガ−3とによって挟着緊締し、
アウトリガ−3を介して支持脚2をコンテナ−1のすみ
金具10に強固に固定する。尚、支持脚2の取外しは前
記の要領で、シリンダ−25を前進動させて、ツイスト
ロック部材23の緊締を解いた後、球体27及び誘導溝
28の作用で元の位置にツイストさせて戻し、以後逆の
手順で行なう。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上のようで、往動型のシリ
ンダ−を利用し、シリンダ−の往復動に合わせてツイス
トロックシャフトを前後動可能にすると共に、ツイスト
ロックシャフトの前後移動方向に対し略螺旋状を成す誘
導溝を刻設し、その誘導溝に球体を遊転自在に嵌合させ
て固設し、ツイストロックシャフトの前後移動に追随し
て自動的にツイストする機構としたので、着脱の操作が
自動化され、運転手に対する過剰な負担が軽減される。
又、そのツイスト動及び締付固定が自動的に行なわれ、
簡潔な機構で確実な作動が得られる。更に、大型化及び
複雑化を避けたので、故障が少なく実用性に富むという
効果を生む。
ンダ−を利用し、シリンダ−の往復動に合わせてツイス
トロックシャフトを前後動可能にすると共に、ツイスト
ロックシャフトの前後移動方向に対し略螺旋状を成す誘
導溝を刻設し、その誘導溝に球体を遊転自在に嵌合させ
て固設し、ツイストロックシャフトの前後移動に追随し
て自動的にツイストする機構としたので、着脱の操作が
自動化され、運転手に対する過剰な負担が軽減される。
又、そのツイスト動及び締付固定が自動的に行なわれ、
簡潔な機構で確実な作動が得られる。更に、大型化及び
複雑化を避けたので、故障が少なく実用性に富むという
効果を生む。
【図1】輸送用コンテナ−の斜視図である。
【図2】本案装置により支持脚を装着したコンテナ−の
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本案装置の断面図である。
【図4】本案装置の線断平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】トラックにコンテナ−を積み卸しする状態の説
明図である。
明図である。
【図7】従来の支持脚を装着を示す斜視図である。
1 コンテナ− 2 支持脚 3 アウトリガ− 10 すみ金具 11 略楕円形穴 20 支持脚着脱装置 21 カラ− 21c 回転部 21d スライド幅 22 ツイストロックシャフト 23 ツイストロック部材 25 シリンダ− 26 ピストンロッド 27 球体 28 誘導溝
Claims (1)
- 【請求項1】 支持脚に固設されたアウトリガ−に、輸
送用コンテナ−のすみ金具の略楕円形穴に嵌合可能なカ
ラ−を固設し、該カラ−とアウトリガ−とに回転可能な
ツイストロックシャフトを貫通させると共に、該ツイス
トロックシャフトの先端に前記カラ−と略同形である楕
円形のツイストロック部材を設けた輸送用コンテナ−の
支持脚の着脱装置において、 該カラ−の後端に往動型のシリンダ−を連結し、そのシ
リンダ−のピストンロッドとツイストロックシャフトを
連結してシリンダ−の往復動に合わせてツイストロック
シャフトを前後移動可能にすると共に、該ツイストロッ
クシャフトのカラ−内壁との接合面に前後移動方向に対
し略螺旋状を成す誘導溝を刻設し、その誘導溝に嵌合さ
せて球体を遊転自在に固設し、ツイストロックシャフト
の前後移動に従ってツイストロック部材を自動的にツイ
ストさせることを特徴とする支持脚の着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11307791U JPH084475Y2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 輸送用コンテナ−支持脚の着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11307791U JPH084475Y2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 輸送用コンテナ−支持脚の着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0554391U JPH0554391U (ja) | 1993-07-20 |
JPH084475Y2 true JPH084475Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=14602899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11307791U Expired - Lifetime JPH084475Y2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 輸送用コンテナ−支持脚の着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084475Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017078625A1 (en) * | 2015-11-04 | 2017-05-11 | J3I Pte. Ltd. | Apparatus for supporting a load on a truck or a trailer and method of off-loading the load |
-
1991
- 1991-12-30 JP JP11307791U patent/JPH084475Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017078625A1 (en) * | 2015-11-04 | 2017-05-11 | J3I Pte. Ltd. | Apparatus for supporting a load on a truck or a trailer and method of off-loading the load |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0554391U (ja) | 1993-07-20 |
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