JPH0844527A - ユーザ・インタフェース・オブジェクトを自動的に編成するための方法および装置 - Google Patents

ユーザ・インタフェース・オブジェクトを自動的に編成するための方法および装置

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JPH0844527A
JPH0844527A JP7154382A JP15438295A JPH0844527A JP H0844527 A JPH0844527 A JP H0844527A JP 7154382 A JP7154382 A JP 7154382A JP 15438295 A JP15438295 A JP 15438295A JP H0844527 A JPH0844527 A JP H0844527A
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JP7154382A
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William J Johnson
ウィリアム・ジェイ・ジョンソン
Larry M Lachman
ラリィ・エム・ラクマン
Michael D Smith
マイケル・ディー・スミス
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/451Execution arrangements for user interfaces

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザ・インタフェース・オブジェクトの自
動的な編成を提供すること。 【構成】 ユーザによって異なるユーザ・デスクトップ
・マップがユーザが操作したオブジェクトに対して維持
される。ユーザ・デスクトップ・マップは、特定のユー
ザに対するデータ処理システム・ユーザ・インタフェー
スに前回存在していたときのオブジェクトの状態にした
がって、新たに載せられたオブジェクトの位置、寸法、
および外観を自動的に変更することができる。デスクト
ップ・マップで見つからないオブジェクトはデスクトッ
プ・マップに自動的に追加されたユーザ・デスクトップ
・マップ項目を有し、オブジェクトはユーザの好みにし
たがって編成されたユーザ・インタフェースを確保する
ために適宜維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は総括的にデータ処理シス
テムに関し、詳細にいえば、ユーザ・インタフェース・
オブジェクトを自動的に編成する方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ処理システムはアイコン、
ウィンドウ、などのユーザ・インタフェース・オブジェ
クトを編成する機能を備えている。このような機能はオ
ブジェクトの配置、大きさおよび外観をユーザに満足で
きるものになるようにオブジェクトを操作するためのユ
ーザ対話を必要とする。この対話はマウスの制御によっ
て容易なものとなり、多くの場合、マウスがオブジェク
トを操作するために必要とされる唯一の装置である。ユ
ーザはウィンドウのサイズ変更、ユーザ・インタフェー
ス・デスクトップ上の他の位置へのアイコンのドラッ
グ、フォルダ内へのアイコンの配置、オブジェクトの
色、濃淡、あるいはパターンを変更するためのユーティ
リティの使用を選択することができる。ユーザが異なれ
ば、好みも異なっている。ユーザ・インタフェースにお
けるオブジェクトのリアル・エステートについての背
景、前景、エラー・メッセージ・テキストの文字、フォ
ントおよび色、タイトル・バーの外観、ならびにその他
の分類のウィンドウの特性を適宜調整して、個々のユー
ザに合わせることができる。外観の変更はデータ処理シ
ステムの電源オフまたはリブートを行っても変更された
ままであり、現行の設定が変更されるのは、後で変更し
た場合だけである。「MICROSOFT WINDOWS」、「SUN VIE
W」、「APPLE MACINTOSH」、X Window Systemおよび
「IBM OS/2」などの一般的なウィンドウズ・デ
ータ処理システムはグラフィカル・ユーザ・インタフェ
ースを備えており、ユーザにはユーザ・インタフェース
・オブジェクトの位置を操作したり、ユーザ・インタフ
ェース・オブジェクトの大きさや外観を変更するのに便
利な方法が提供される。当分野の技術者は「ルック・ア
ンド・フィール(操作感覚)」などのユーザ・インタフ
ェースの用語や、調整方法を熟知しているであろう。
(「MICROSOFT」および「WINDOWS」はMicrosoft Corpor
ationの商標である。「SUN」はSun Microsystems, Inc.
の商標である。「APPLE」および「MACINTOSH」は Apple
Computer Corporationの商標である。「IBM」、および
「OS/2」はInternational Business Machines Corporat
ionの商標である。)
【0003】データ処理システムにますます多くのアプ
リケーションと、関連するユーザ・インタフェース・オ
ブジェクトおよび機能が搭載されるようになると、デス
クトップの編成作業がますます時間がかかり、継続的な
ものとなることがしばしばある。新たに載せられたアプ
リケーションのアイコンおよびウィンドウを再配置しな
ければならないことがしばしばある。ウィンドウの大き
さおよび位置を他のウィンドウに関して優先的な表示位
置で変更しなければならないことがしばしばある。ユー
ザはデータ処理システムを何回電源オフまたはリブート
しても、使用中に一貫しているようにデスクトップを編
成することができる。デスクトップの構成が一貫してい
ると、どこにオブジェクトがあるかを経験から判断でき
るため、効率のよいオブジェクトの操作を簡単に行える
ことを、ユーザは認識している。
【0004】従来のデータ処理システムは各種の方法に
よって、オブジェクトの操作以外のユーザ・インタフェ
ースの編成を取り扱う方法を備えていた。ウィンドウを
備えたアプリケーションがウィンドウにタイトルを付
け、タイトル・バーの識別とマウスによる選択を容易と
するために、重なったウィンドウの左側と上部の境界が
常に見えているようにすることもよくある。当分野の技
術者はこれをカスケード・ウィンドウと呼んでいる。こ
れによって、多くのウィンドウが占めるユーザ・インタ
フェース領域を小さくするとともに、ウィンドウを簡単
に識別し、選択する機能を保存することができるように
なる。ユーザが手作業でウィンドウをカスケードさせる
ことがよくあるが、アプリケーションにこの操作を自動
的に行うようにプログラムすることもできる。
【0005】「MICROSOFT WINDOWS」の「WIDEANGLE」や
「IBM OS/2」などのデスクトップ環境は、 各
ワーク・セッションの始動時に自動的にロードされるカ
スタム・デスクトップ環境を設計し、保存しておくこと
を可能とする。「IBM OS/2」はデータ処理シス
テムを遮断ないし電源オフしてから、デスクトップを以
前の状態に復元する機構を備えている。データ処理シス
テムを遮断した時点で活動状態であったアプリケーショ
ンがデータ処理システムを次に始動したときに、自動的
に呼び出される。オブジェクトはこれらが遮断の時点で
占めていた位置へ復元される。
【0006】米国特許願第07/923698号はユー
ザの要求に応じて、疑似ランダム・デスクトップ・オブ
ジェクトを復元する方法を開示していた。この開示はデ
スクトップ・オブジェクトを再編成して、ほとんどの隠
れているオブジェクトをアクセス可能にする方法を提供
している。この開示は常にユーザ依存のデスクトップ・
オブジェクトの一貫した編成手段を対象とするものでは
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムはデス
クトップをある時点におけるスナップショットとして保
存するだけのものである。スナップショットに含まれて
いない以降のオブジェクトは省略時のデータ処理システ
ムの配置、大きさ決定および特性の対象となる。保存さ
れた構成はシステムによって決定されるものであること
がしばしばあり、ユーザによって決定されるものではな
い。ユーザが手作業でデスクトップ状態を保存しなけれ
ばならないデータ処理システムにおいて、電源障害はユ
ーザのデスクトップ状態を失わせ、ユーザにそれを保存
する機会を与えない。ユーザがデスクトップを保管する
ことを忘れることさえある。これに対し、デスクトップ
を電源オフないしリブート前の状態に自動的に戻すデー
タ処理システムはデータ処理システムを次に始動したと
きに、異なるユーザのデスクトップを区別する手段を備
えていない。さらに重要なのは、従来のシステムがユー
ザによって処理されたすべてのオブジェクトを常に追跡
しているものではないことである。デスクトップ状態を
保存した時点に存在していたこれらのオブジェクトは、
検索されたデスクトップに適用されるだけである。後で
再呼出しするためにデスクトップ・スナップショットと
して保存された構成は、将来存在するようになる可能性
のある多くのオブジェクトを含んでいないことになる。
従来のシステムは、いつオブジェクトがデスクトップに
存在するようになったかにかかわりなく、新たに搭載さ
れたデスクトップ・オブジェクトを自動的に配置する方
法を有していない。従来のシステムはオブジェクトがユ
ーザの履歴で少なくとも1回搭載されたかどうかにかか
わりなく、またユーザが該オブジェクトを操作して、よ
り満足のいく位置、大きさもしくは外観にしたのかどう
かにかかわりなく、すべての新たに搭載されたオブジェ
クトに対してシステム省略時値、またはアプリケーショ
ンがプログラムした方法を利用している。
【0008】データ処理システムを2人以上のユーザが
共用していることがしばしばある。従来のシステムはデ
スクトップ構成を自動的に再呼び出しし、以降に搭載さ
れるオブジェクトに影響を及ぼすために、ユーザを自動
的に認識するものではない。さらに、従来のシステムは
将来載せられるオブジェクトのものを含めて、デスクト
ップ・オブジェクトの位置、寸法および外観を自動的に
再呼び出しするために、ユーザを自動的に認識するもの
ではない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
は、ユーザ・インタフェース・オブジェクトを自動的に
編成する方法および装置からなっている。
【0010】本発明の1態様によれば、デスクトップを
編成するためのユーザ・インタフェースのデータ処理シ
ステムでの対話が排除される。デスクトップ・オブジェ
クト属性、したがって、デスクトップの編成は、ユーザ
がデータ処理システムを利用している間に、自動的に保
存される。ユーザが自動的に認識され、これによって本
発明はユーザが希望するデスクトップ編成手法を自動的
に検索する。さらに、本発明はユーザがデスクトップ編
成を手作業で保存し、検索する必要をなくするととも
に、システムの電源障害やリブートが偶発的に生じた場
合に、ユーザのデスクトップ編成を保存する機能を保存
する。
【0011】本発明の他の態様は、特定のユーザを自動
的に認識して、現行のデータ処理ユーザ・インタフェー
ス・オブジェクトを自動的に編成する。将来のオブジェ
クト、たとえば、新たに載せられたオブジェクトも、特
定のユーザの希望するデスクトップ編成にしたがって、
自動的に編成される。
【0012】本発明の他の態様は、ユーザのライフ(す
なわち、履歴)およびデータ処理システムの使用の全体
を通じて一貫したデスクトップの編成を保存する。操作
されたすべてのオブジェクトの自動編成はオブジェクト
が初めて存在するようになった時期、およびデスクトッ
プ上で操作された時期にかかわりなく、ユーザの好みに
したがって活性化される。
【0013】本発明の他の態様は、自動ユーザ識別を利
用して、ユーザにデスクトップ状態を保存する負担がか
からないようにする。
【0014】本発明のさらに他の態様は、既存のオブジ
ェクトおよび新たに載せられたオブジェクトについての
自動的なオブジェクト操作および編成のための便利な方
法を提供する。
【0015】本発明のさらに他の態様は、2人以上のユ
ーザが共用しているデータ処理システムのデスクトップ
編成に対する便利な方法を可能とする。
【0016】本発明はオブジェクトが最後に配置された
時期にかかわりなく、ユーザが最後に配置した位置にし
たがって、望ましいデスクトップ位置に新たに載せられ
たオブジェクトを配置するという利点を有する。オブジ
ェクトの最後の位置が本発明によって、自動的に学習さ
れ、維持される。
【0017】本発明はさらに、オブジェクトが最後に操
作された時期にかかわりなく、ユーザが最後にどのよう
にオブジェクトを操作したかにしたがって、大きさ、寸
法、色、濃淡などの外観の属性を変更する利点も有す
る。
【0018】本発明のほとんどの態様によれば、データ
処理システムのユーザ・インタフェースの使いやすさが
向上する。デスクトップでのオブジェクトの編成を管理
するために、位置、大きさ、外観などのオブジェクトの
属性を操作し直す必要が、ユーザにかからないようにす
る。
【0019】さらに、本発明のほとんどの態様によれ
ば、データ処理システムのユーザ・インタフェースの効
率が向上する。既存のデスクトップ・オブジェクトある
いは将来のデスクトップ・オブジェクトは、他のユーザ
によるデータ処理システムのリブート、電源オフ、ある
いは使用にかかわりなく、自動的に、かつ特定のユーザ
に適切に編成される。ユーザには、オブジェクトがどこ
にあるか、その寸法はどういうものであるか、およびど
のような外観をしているかについての一貫した経験によ
って、オブジェクトを迅速にナビゲートし、操作する能
力が与えられる。
【0020】本発明およびその利点を完全に理解するた
めに、添付図面に関連した以下の詳細な説明を参照され
たい。
【0021】
【実施例】本発明は特定のユーザのためのオブジェクト
属性情報を自動的に保存する。ユーザはその身元を検査
するためにデータを手作業で入力する必要がない。デー
タ処理システムは音声認識、指紋走査、ユーザ画像走
査、マイクロドット位置の近さなどの各種の既存の技法
によってユーザを識別する。その後、ユーザのデスクト
ップの選択を再呼び出しして、オブジェクトの配置と外
観がユーザの以前のオブジェクト操作の選択に対応する
ようにする。
【0022】オブジェクトをデスクトップで操作する
と、デスクトップ・オブジェクト(アイコン、ウィンド
ウ、パネルなど)が登録される。1実施例において、本
発明はオブジェクトのタイトル・テキスト、「クラス」
名、オブジェクトの左下隅のデスクトップ座標、オブジ
ェクトの幅と高さ、活動/休止フラグ、およびオブジェ
クトに該当するその他の実施されている属性を組み合わ
せることによって、オブジェクトを一意に登録し、識別
する。これらのオブジェクト変数はユーザ・デスクトッ
プ・マップと呼ばれるものに維持されている項目であ
る。本発明は同一のタイトルおよびクラスを備えたオブ
ジェクトの複数のインスタンスに関する情報を維持し、
この状況を適切に管理することも行う。活動/休止フラ
グはオブジェクトが現在使用されているか、オブジェク
トがデスクトップにもはや存在していないかのいずれか
を示す。ユーザ・デスクトップ・マップは操作された各
タイプのオブジェクトに関する位置を含んでいる。好ま
しい実施例において、音声制御システムがユーザの独自
の音声特性を現行のユーザー・デスクトップ・マップと
関連付ける。リブートまたは電源オンの結果としてデー
タ処理システムが初期化されると、初期化された現行の
デスクトップ・マップが常に始動される。音声制御シス
テムの実施例において、データ処理システムがユーザの
音声を認識すると、認識が行われたときまでに操作され
ていたすべてのオブジェクトが、呼び出されたユーザ・
デスクトップ・マップにしたがって、ただちに再配置さ
れ、修正される。ユーザの音声がデータ処理システムに
よって認識されない場合、音声に合致するのに十分な音
声データが現行のデスクトップ・マップと関連付けられ
る。データ処理システムを使用している任意の時点で、
新しいユーザの音声が検出され、合致していないことが
判明した場合には、新しい現行デスクトップ・マップに
一意の声紋が割り当てられる。
【0023】デスクトップ・マップの概念を理解するこ
とが重要である。一意に識別された各ユーザは2部分か
らなるレコードのリストを含んでいるユーザ・デスクト
ップ・マップを有している。最初の部分は一意のオブジ
ェクト識別情報を含んでおり、第2の部分はオブジェク
ト属性情報を含んでいる。各ユーザ・デスクトップ・マ
ップは動的エンティティである。ユーザ・デスクトップ
・マップに存在していないオブジェクトを操作すると、
レコードがユーザ・デスクトップ・マップに追加され
る。ユーザ・デスクトップ・マップに存在しているオブ
ジェクトを操作すると、属性データが更新される。オブ
ジェクト操作はそれが位置、寸法あるいは外観の情報で
あるかどうかにかかわりなく、ただちにユーザ・デスク
トップ・マップを更新する。ユーザ・デスクトップ・マ
ップが表示されたオブジェクトで収縮することはない。
該マップは自動的に構築され、ユーザがあらゆる時点で
操作したすべてのオブジェクトのスーパーセットを含ん
でおり、これに収められている属性情報は最後に使用し
た特定のオブジェクトに対応している。ユーザ・デスク
トップ・マップはあらゆる時点で不変であり、リブー
ト、電源オフ、電源障害などを含むデータ処理システム
を使用する機会と機会の間で変化することはない。オブ
ジェクトが初めてデスクトップに載せられると、これら
のオブジェクトはユーザ・デスクトップ・マップに記述
されている位置、寸法および外観を取る。そのオブジェ
クトに対する項目が存在していない場合には、システム
省略時値によってこれが探し出され、現行デスクトップ
・マップはシステム省略時値に対応するオブジェクト属
性を取り入れる。ユーザが行う必要があるのは、オブジ
ェクトの位置、寸法または属性を変更して、関連するユ
ーザ・デスクトップ・マップの項目をただちに更新し、
この外観によって以降にシステムを使用するときに、将
来オブジェクトが載せられたら、この外観を探しだし影
響を及ぼすことを可能とすることだけである。
【0024】図1ないし図6を参照すると、デスクトッ
プ・オブジェクトを操作するUSER 1からもたらさ
れる6つのデスクトップ構成が、独立したデスクトップ
の形で示されている。図1のデスクトップはデスクトッ
プの初期状態であり、図6のデスクトップはユーザがデ
ータ処理システムの使用を完了したときの最終状態であ
る。すべてのオブジェクトは当初、左右、上下などの一
般的なシステムの省略時の方法によってそれぞれの位置
に配置されている。USER 1は次いで、オブジェク
トをドラッグして、希望する位置へドロップし、これに
よってUSER1の好みで編成された構成である図6の
デスクトップを作成する。
【0025】図1ないし図6で説明したデータ処理シス
テムがリブートまたは電源オフされ、USER 2が同
じデータ処理システムを使用したものとする。図7ない
し図12を参照すると、独立したデスクトップの形で、
同じデータ処理システムを使用するUSER 2によっ
てもたらされる6つのデスクトップ構成が示されてい
る。図7のデスクトップはデスクトップの初期状態であ
り、図12のデスクトップはUSER 2がデータ処理
システムの使用を完了したときの最終状態である。すべ
てのオブジェクトは当初、左右、上下などの一般的なシ
ステムの省略時の方法によってそれぞれの位置に配置さ
れている。USER 2は次いで、オブジェクトをドラ
ッグして、希望する位置へドロップし、これによってU
SER 2の好みで編成された構成である図12のデス
クトップを作成する。
【0026】図13ないし図18を参照して、USER
2が図12のデスクトップによって示されている状態
のデスクトップを放棄した後、USER 1が上記のデ
ータ処理システムに戻ったものと想定する。ユーザ認識
プロセスは現在のユーザをUSER 2ではなく、US
ER 1であると識別する。データ処理システムの使用
中に自動的にユーザを識別するには、各種の組合せが存
在している。たとえば、音声制御インタフェースにおい
ては、オブジェクトをナビゲートするために使用される
ユーザの音声をユーザの識別基準として使用することが
できる。USER 1を認識すると、現行のデスクトッ
プ・オブジェクトがただちに修正され、USER 1の
ユーザ・デスクトップ・マップに記述されているUSE
R 1の好みの特性を取り入れる。USER 1のユー
ザ・デスクトップ・マップにないオブジェクトに、再配
置されたオブジェクトが重なることになった場合、本発
明はユーザ・デスクトップ・マップに存在していない被
重畳オブジェクトを構成可能な態様で自動的にタイル表
示する。
【0027】図13のデスクトップは図12のデスクト
ップのデスクトップ状態の際にUSER 1が認識され
た場合のものである。新しいユーザを認識した時点で存
在しているすべてのオブジェクトはUSER 1のユー
ザ・デスクトップ・マップにあるオブジェクトの属性
(たとえば、位置)を取り入れる。Mail Inbo
xおよび電話のアイコン、ならびに主オプション・パネ
ルはUSER 1のユーザ・デスクトップ・マップに対
応するようにされている。プリンタ・アイコン、虫眼鏡
アイコン、および「OS/2」アイコンはUSER 1
のユーザ・デスクトップ・マップにはなく、影響を受け
ないが、ユーザ・デスクトップ・マップにあるオブジェ
クトを再配置すると、他のオブジェクトが自動的に配置
され、オブジェクトの不必要な重なりや、完全な重なり
が防止される。それ故、プリンタ・アイコンおよび虫眼
鏡アイコンが再配置される。図14のデスクトップにお
いて、USER 1は発信メール・アプリケーション・
アイコンを呼び出し、これによって新しいアイコンを載
せる。USER 1が前回このオブジェクトを配置した
場所にUSER 1がアイコンを配置したため、このア
イコンはUSER 1のユーザ・デスクトップ・マップ
によって指示されるとおりに配置される。図15のデス
クトップはユーザが搭載したファイル・キャビネット・
アプリケーションを示しており、このアプリケーション
もユーザの学習済みのユーザ・デスクトップ・マップに
よって指示される位置に配置される。「OS/2」アイ
コンは大幅な重なりを防止するように自動的に移動され
る。図15のデスクトップは、「OS/2」アイコンが
左右上下の順序にあった態様で移動されたことを示して
いる。
【0028】オブジェクト位置を維持すること、および
構成された位置にできるだけ近くユーザ・デスクトップ
・マップを配置するとともに、完全な重なりを防止する
ことを含めて、さまざまな自動再配置アルゴリズムのい
ずれかを構成して、用いることができる。構成した再配
置アルゴリズムが、オブジェクトが完全に見えなくなら
ないようにすることが好ましい。図16のデスクトップ
はファイル・キャビネットから出されたフォルダを示し
ている。これらは所定の位置に配置され、この場合も、
プリンタ・アイコンの位置は調節される。図17のデス
クトップはフォルダから出された本が適宜配置されたこ
とを示している。図18のデスクトップはUSER 1
のユーザ・デスクトップ・マップに含まれていないアイ
コン(もう1つの「OS/2」アイコン)がシステム省
略時値の態様で配置されていることを示している。
【0029】アイコンおよび位置を図1ないし図18に
示したが、当分野の技術者にはアイコンやウィンドウな
どを含む任意のオブジェクトを本発明によって管理でき
ること、および位置情報に加えて、寸法や外観などの属
性を、自動的に操作できることが理解されよう。この例
は本発明の精神または範囲を限定することを意味するも
のではない。
【0030】図19を参照すると、ブロック図の形態
で、本発明によるデータ処理システム500が示されて
いる。データ処理システム500はプロセッサ502を
含んでおり、これは少なくとも1つの中央演算処理装置
(CPU)504およびメモリ506を含んでいる。ハ
ード・ディスク・ファイル記憶装置508およびフロッ
ピー・ディスク装置510の形態の付加的なメモリがプ
ロセッサ502に接続されている。フロッピー・ディス
ク装置510はディスケット512を受け入れるが、こ
れにはデータ処理システム500で本発明を実施するデ
ータ処理システム・プログラム・コードやプログラミン
グ実施形態が記録されている。データ処理システム50
0はユーザがプロセッサ502に対して入力を行えるよ
うにするマウス514およびキーボード516、ならび
にユーザに対して視覚データを表示する表示装置518
を含むユーザ・インタフェース・ハードウェアを含んで
いる。データ処理システムはネットワークや他のデータ
処理システムとの通信のための通信ポート520も含ん
でいる。データ処理システムは指紋走査装置、ユーザ画
像走査装置、マイクロドット位置近接走査装置、あるい
はユーザを一意に識別することのできる任意の装置など
のユーザ識別装置522も含んでいる。装置522は音
声制御システムを備えたマイクロフォンそのものであっ
てもよい。ハードウェアの概要を好ましい実施例を参照
して詳細に図示説明したが、当分野の技術者には形態お
よび細部において、本発明の精神および範囲を逸脱する
ことなく、各種の変更を行えることが理解されよう。
【0031】図20ないし図25を参照すると、本発明
を実行するのに好ましい作動を説明する流れ図が示され
ている。流れ図においては、当分野の技術者に周知の図
形規約が使用されている。流れ図は当分野において通常
の技術を有する者が任意適宜のプログラム言語でコード
やデータ処理システムのプログラミング実施形態を作成
できるようにするのに十分なものである。
【0032】図20を参照すると、ユーザ・デスクトッ
プ・マップ・マネージャの処理の始動および初期化が示
されている。
【0033】ブロック10はデータ処理システムがコー
ルド・スタート(すなわち、電源オン)またはリブートの
いずれかによって始動されることを示している。その
後、ブロック20で、新しいユーザがデータ処理システ
ムを使用しているものと現在検出されていることを示す
設定値に、ACTIVE_USER変数が初期化される。処理はブ
ロック30へ進み、ACTIVE_DESKTOP_MAP変数が新しいユ
ーザ・デスクトップ・マップの始動を示すデータ処理シ
ステム省略時値に初期化される。ACTIVE_USER変数およ
びACTIVE_DESKTOP_MAP変数は常に、活動ユーザとしてシ
ステムが現在登録されているユーザに対応している。こ
れらの変数はデータ処理システムを使用している既知の
ユーザがいないことを反映する定数に初期化される。処
理はブロック40へ進み、現行ユーザを識別するための
識別プロセスが非同期的に実行される。認識プロセスを
ユーザのコマンドによって、システム操作中の任意の時
点で作動可能、および作動不能とすることができる。
【0034】当分野の技術者には、典型的なデータ処理
システムの始動の一部としてデータ処理システムによっ
て始動される多くの自動実行プロセスがあることが認識
されよう。本発明に関連するプロセスだけを示す。
【0035】2つのデスクトップ・マップ・マネージャ
のフックがデータ処理システムのプレゼンテーション・
マネージャ(グラフィカル・ユーザ・インタフェースな
ど)に配置される。一方のフックはオブジェクトがデス
クトップに新たに載せられたときに、処理を代行受信
し、他方のフックはデスクトップのオブジェクトに対し
て属性の変更が行われたときに、処理を代行受信する。
これら2つのフックをマルチタスキング・データ処理シ
ステムにおける実行の独立したスレッドによって同時に
実行することができるため、図20の流れ図は2重の切
れ目を示している。図20の処理ブロック40は図21
の処理ブロック50に続いている。この処理経路は図2
0および図21の流れ図の接続部1000によって示さ
れている。図20の処理ブロック40は図22の処理ブ
ロック200にも続いている。この処理経路は図20お
よび図22の流れ図の接続部2000によって示されて
いる。
【0036】ブロック40はこれらのブロックの両方へ
同時に進み、経路を指示し、マルチタスキング・オペレ
ーティング・データ処理システム内で同時に実行するこ
とができる。各経路はデスクトップ・オブジェクトのユ
ーザまたはシステムの管理に基づいて実行される上述の
フックを表している。
【0037】他の図の検討を容易とするために、ユーザ
・デスクトップ・マップおよびユーザ認識テーブルを理
解することが重要である。
【0038】好ましい実施例において、ユーザ・デスク
トップ・マップはユーザが以前に操作したデスクトップ
・オブジェクトの行を含んでいるテーブルである。属性
は各行で維持され、特定のユーザに対して最後に有効で
あったオブジェクトの属性を反映している。ユーザ・デ
スクトップ・マップは時間の経過につれて成長し、サイ
ズが小さくなることはなく、ユーザ・デスクトップ・マ
ップが初めて作成されて以来、ユーザが操作したオブジ
ェクトの累積数に等しい行数を含んでいる。ユーザ・デ
スクトップ・マップの好ましい実施例は最低セットのカ
ラムを含んでいる。
【0039】 OBJECT CLASS オブジェクトのシステム・クラス OBJECT TITLE BAR TEXT オブジェクトに付いているタイトル・バー・テキ スト OBJECT STATE FLAG デスクトップで活動状態であるか、休止状態であ るかを示す(マップたけで定義される) OBJECT ORIGIN COORDINATES オブジェクト・ウインドウの原点の直角座標(す なわち、ウインドウの左下コーナ) XSIZE オブジェクト・ウィンドウのX方向寸法 YSIZE オブジェクト・ウィンドウのY方向寸法
【0040】各行は5つの必須データ部分を含んでい
る。当分野の技術者には、表示されたオブジェクトがユ
ーザに矩形に見えるかどうかにはかかわりなく、すべて
のオブジェクトがデータ処理システム内で、矩形のウィ
ンドウ内の画像として表示されることが理解されよう。
互いに関連して使用されるデータは、オブジェクトを識
別するために使用される。コーナの座標および寸法によ
って、ユーザのユーザ・デスクトップ・マップの設定値
に合わせた、オブジェクトの自動的な配置および変更が
可能となる。ユーザ・デスクトップ・マップの拡張実施
例は各種のオブジェクトの外観についてのオプションの
カラムを含むことになる。もちろん、オブジェクトの属
性をユーザ・デスクトップ・マップの行で維持すること
ができる。その他の属性情報を維持することによって、
ユーザ・デスクトップ・マップで示されるユーザの好み
に合わせて、デスクトップ・オブジェクトを自動的に変
更することが可能となる。当分野の技術者には、ユーザ
の好みに合わせた自動調整が行われる属性に関して、ユ
ーザ・デスクトップ・マップに多くのカラムがあっても
かまわないことが理解されよう。
【0041】ユーザ・デスクトップ・マップはユーザが
操作するデスクトップ・オブジェクトの位置、大きさ、
およびその他の属性の選択肢を含んでいる。ユーザがユ
ーザ・デスクトップ・マップを手作業で設定する必要は
ない。ユーザが正規のデータ処理システムの使用中に、
データ処理システムのデスクトップでオブジェクトを操
作すると、ユーザ・デスクトップ・マップが自動的に作
成され、維持される。ユーザ・デスクトップ・マップは
標準照会言語(SQL)によってアクセスされるデータ
ベース・テーブルとして実現される。ファイル内の各レ
コードがテーブルの行にあり、ファイルに対して十分な
性能の2等分探索をもたらすために、オブジェクトのタ
イトル・バー・テキストおよびオブジェクト・クラスで
構成されたキーで行が分類されているファイルとして実
現することもできる。
【0042】ユーザ認識テーブルは、各行が登録されて
いるユーザに対応している行を含んでいる。ユーザ認識
テーブルの好ましい実施例は次のカラムを含んでいる。
【0043】USER NAME −データ処理シ
ステムにユーザを知らせるユーザ・ハンドル RECOGNITION CRITERIA −ユーザの自動認識に関する
基準 DESKTOP MAP HANDLE −関連するユーザ・デスクト
ップ・マップに対する完全に修飾されたファイル名、ま
たは修飾されたデータベース・テーブル名
【0044】USERNAMEフィールドはユーザを、ユーザの
認識基準およびデスクトップ・マップ・ハンドルに相関
させるハンドルである。ユーザー名は1ないし8文字の英
数字ストリングで、最初の文字が英字であることが好ま
しい。
【0045】認識基準フィールドは本発明を使用するデ
ータ処理システムによって決定される。たとえば、音声
認識データ処理システムはこのフィールドに維持されて
いるユーザに対する複数の音声サンプルや声紋情報を有
することとなる。ユーザが周知の音声コマンドを使用し
て、データ処理システムをナビゲートすると、ユーザが
認識されることになる。自動指紋走査装置を利用するデ
ータ処理システムは、以降の合致に使用される指紋の1
つまたは複数のグラフィック画像を維持していることと
なる。ユーザを識別するために使用される自動網膜走査
装置は、網膜データの1つまたは複数の図形も維持して
いる。着ているものの外観や品物によってユーザを識別
するグラフィック画像装置を利用することもできよう。
当分野の技術者には、ユーザを識別するためにユーザー
入力データを認識基準フィールドに維持されているデー
タと比較する自動ユーザー認識装置の各所の実施例があ
ることが認識されよう。認識基準データはユーザの以降
のプログラム上の認識のために、ユーザによって構成さ
れなければならない。本発明が構成を行うのに便利で、
タイムリーな方法を提供することを示す。
【0046】デスクトップ・マップ・ハンドルはユーザ
・デスクトップ・マップに対するアクセス・パスであ
る。本発明の精神および範囲を逸脱することなく、各種
の形態を取ることができ、これにはファイルまたは完全
に修飾されたデータベース・テーブル名で具体化された
ユーザ・デスクトップ・マップの修飾されたパス名が含
まれる。以下の検討を容易とするために、以下では修飾
されたファイル名を想定する。
【0047】図21を参照すると、ブロック50はオブ
ジェクトがデスクトップに載せられたことを示してい
る。図21の流れ図は新たに載せられたデスクトップ・
オブジェクトに対するプレゼンテーション・マネージャ
のフックを示している。オブジェクトをユーザの周辺入
力(たとえば、コマンドやマウス操作など)あるいは正
規のデータ処理システムの作動の結果として載せること
ができる。処理はブロック60へ進み、コード・クリテ
ィカル・セクションに入る。このブロックは共用資源に
対する排他的アクセスを保証するデータ処理システム・
セマフォに対する要求アクセスを表している。これを以
下では、Active User変数(すなわち、ACTIVE_DESKTOP_
MAPおよびACTIVE_USER)と呼ぶ。共用資源にアクセスす
るすべての独立および非同期プロセスは同期化され、1
つのプロセスが特定の時点で共用資源に対する同期アク
セスを有するようにする。判断ブロック70は活動デス
クトップ・マップをチェックして、これが空であるかど
うか(すなわち、何もオブジェクトがない)を調べ、空
の場合には、ブロック80へ進む。ブロック80は従来
のデータ処理システムの省略時の方法を使用してデスク
トップにオブジェクトを配置し、次いで、ブロック90
に示すように、ACTIVE_DESKTOP_MAPファイルに新しい項
目を挿入する。ブロック80の結果として、オブジェク
ト・クラス、タイトル・バー・テキストおよび関連する
属性を、オブジェクトがデスクトップで活動状態である
ことを示す状態フラグとともにACTIVE_DESKTOP_MAPファ
イルに置く。処理はブロック100へ進み、コード・ク
リティカル・セクションを終了し、Active User変数を
他のプロセスによって更新する。ブロック100の後、
処理は図20へ戻り、そこで各種のオブジェクト事象の
1つが発生して、他の処理を引き起こす。これは図21
および図20の流れ図の 接続部4000によって示さ
れている。データ処理システムが始動後に初めて使用さ
れたときに、ActiveUser変数がユーザに対応していない
ことは重要ではない。データ処理システムがユーザを認
識すると、ユーザのデスクトップ・マップが自動的に有
効となり、存在しているすべてのオブジェクトがユーザ
のユーザ・デスクトップ・マップにしたがって、即座に
再配置され、変更される。ユーザが認識されない場合、
ユーザが認識されてから(ユーザ認識テーブルに登録さ
れた後)、ACTIVE_DESKTOP_MAP変数が自動的にユーザの
ユーザ・デスクトップ・マップに書き出される。
【0048】判断ブロック70を再度参照すると、ACTI
VE_DESKTOP_MAPが1つまたは複数の項目(すなわち、オ
ブジェクト)を含んでいる場合、ブロック110でACTI
VE_DESKTOP_MAPファイルが、新たに載せられたオブジェ
クトにクラスおよびタイトル・バー・テキストが合致し
ているすべての項目について探索される。処理は判断ブ
ロック120へ進み、見つかった項目についての判断が
行われる。合致している項目が見つからない場合、実行
はブロック80へ進み、ACTIVE_DESKTOP_MAPファイルに
定義されていないオブジェクトが、上述のようにして処
理される。判断ブロック120において、1つまたは複
数の項目が見つかった場合には、判断ブロック130が
見つかったすべての合致する項目のうち最初に合致する
項目の状態を判断する。ブロック130において、項目
が活動状態とマークされていない場合には、オブジェク
トが新たに載せられ、ブロック140においてACTIVE_D
ESKTOP_MAP項目に示されているとおりに、デスクトップ
に合わせて修正される。次いで、項目状態フラグがブロ
ック150において活動状態に更新され、オブジェクト
がデスクトップで活動状態であることを示す。最初に見
つかったものを、最初にマークするという基準で、項目
をACTIVE_DESKTOP_MAPで活動状態とマークする。これに
よって、同一のオブジェクトの複数インスタンスを適正
に処理することが可能となる。たとえば、ユーザ・デス
クトップ・マップにあるオブジェクトXの5つのインス
タンスが、ブロック110で見つかった5つの項目を生
じる。特定の時点でデスクトップに存在するオブジェク
トのインスタンスが2つだけである場合、アルゴリズム
はACTIVE_DESKTOP_MAPファイルの最初の2つの項目が活
動状態とマークされ、オブジェクトX以降のインスタン
スが休止状態とマークされているユーザ・デスクトップ
・マップの3番目の項目にヒットするようにする。
【0049】処理はブロック150からブロック100
へ進み、上述のようにコード・クリティカル・セクショ
ンを終了する。判断ブロック130を再度参照すると、
現行の項目の状態フラグが活動状態とマークされている
場合(すなわち、オブジェクトがすでに考慮されてお
り、デスクトップに存在している場合)、処理は判断ブ
ロック160へ進む。ブロック160において、ブロッ
ク110で見つかった項目以外のものがない場合、処理
はブロック80へ進み、活動ユーザ・デスクトップ・マ
ップ(すなわち、ACTIVE_DESKTOP_MAP)にないオブジェ
クトが、上述のようにして処理される。判断ブロック1
60において、他の項目が見つかった場合(ブロック1
10からの)、ブロック170はこの次の項目を取得
し、制御が判断ブロック130へ渡される。判断ブロッ
ク130は見つかった項目の状態フラグを判定し、上述
したように、適切なパスへ進む。ブロック130、16
0および170はブロック110で見つかった活動状態
とマークされているすべてのACTIVE_DESKTOP_MAP項目を
通るループを担当する。遭遇した最初の休止項目を使用
して、ブロック140および以降の処理で示された新た
に載せされたオブジェクトの適切な位置、寸法および変
更を決定する。休止オブジェクトが見つからない場合に
は、新たに載せられたオブジェクトを新しいオブジェク
トとして、ブロック80および以降の処理によって活動
状態のユーザ・デスクトップ・マップ(すなわち、ACTIV
E_DESKTOP_MAP)に置く。
【0050】図22を参照すると、ブロック200では
オブジェクトの属性の1つまたは複数が変更されたこと
を決定する。図22の流れ図は、位置、大きさ、外観、
その他の実施されている属性が変更されているデスクト
ップ・オブジェクトに対するプレゼンテーション・マネ
ージャのフックを示している。オブジェクトの属性の変
更はユーザの周辺入力(たとえば、コマンド、マウス操
作など)、あるいは自動的なデータ処理システムのアク
ションの結果であることがある。
【0051】処理はブロック210へ進み、コード・ク
リティカル・セクションが開始される。このブロックは
Active User変数の共用資源(すなわち、ACTIVE_DESKTO
P_MAP およびACTIVE_USER)に対する排他的アクセスを
保証するデータ処理システム・セマフォに対する要求ア
クセスを表している。ブロック210は次いで、ブロッ
ク220へ進み、クラスおよびタイトル・バー・テキス
トが修正されたオブジェクトに合致するすべての項目に
ついて、 ACTIVE_DESKTOP_MAPを探索する。処理は判断
ブロック230へ進み、見つかった項目の数の判断が行
われる。活動デスクトップ・オブジェクトに対して、常
に少なくとも1つの項目がある。見つかった合致する項
目が1つだけである場合、実行はブロック240へ進
み、ACTIVE_DESKTOP_MAPの項目がオブジェクト属性の最
新の状態によって更新される。処理はブロック250へ
進み、コード・クリティカル・セクションを終了し、Ac
tiveUser変数を他のプロセスによって更新する。ブロッ
ク250は次いで図20へ戻り、各種のオブジェクト事
象の1つが他の処理のために発生する。このプロセスの
流れは図22および図20の流れ図接続部4000によ
って示されている。判断ブロック230を参照すると、
2つ以上の項目が見つかった場合、実行はブロック26
0へ進み、もっとも多くの属性が合致している項目が以
降の処理のために決定される。最大数の属性が合致して
いる項目は、図22を実行させる属性の変更があった後
でも、更新に適切な項目となる。処理は次いでブロック
240へ進み、項目を最近更新された属性情報で更新す
る。処理は上述のように、ブロック240へ進む。
【0052】図23を参照して、ユーザ認識プロセスを
説明する。ユーザ認識プロセスはいつでもデータ処理シ
ステムまたはユーザによって作動可能、または作動不能
とすることができる。図20のブロック40は、本発明
の好ましい実施例がデータ処理システムの始動時にユー
ザ認識プロセスを自動的に始動することを示している。
ユーザ認識プロセスも独立した非同期実行プロセスであ
る。作動可能とされた場合、処理ブロック300は、適
切な装置またはソースからの認識基準が利用可能となる
まで待機する。ユーザ認識基準が利用可能となると、処
理はブロック310へ進み、認識基準をキーに使用して
ユーザ認識テーブルが探索される。ブロック310は判
断ブロック320へ進む。判断ブロック320におい
て、合致が見つかった場合、処理は判断ブロック330
へ進む。判断ブロック330において、活動ユーザ(す
なわち、ACTIVE_USER)が認識されたユーザと同一であ
る場合、処理はブロック300へ戻り、ACTIVE_USERが
現行ユーザである限りループが継続する。認識されたユ
ーザが活動ユーザである限り、デスクトップ・オブジェ
クトまたはユーザ・デスクトップ・マップをただちに変
更する必要はない。ユーザは必要に応じ、いつでも認識
プロセスを作動不能とすることができる。
【0053】本発明の好ましい実施例はブロック300
に事前定義した間隔で認識データを受け取らせるが、こ
れがデータ処理システムや、新しいユーザによるデータ
処理システムへのアプローチにパフォーマンス問題を引
き起こすことはない。判断ブロック330を再度参照す
ると、 ACTIVE_USERが認識されたユーザと同じでない場
合、処理はブロック340へ進み、コード・クリティカ
ル・セクションを開始し、またブロック350へ進ん
で、ACTUVE_USER変数がブロック310で合致したユー
ザ認識テーブル項目からのUSERNAMEフィールドにセット
される。処理はブロック360へ進み、ACTIVE_DESKTOP
_MAPがブロック310で合致したユーザ認識テーブル項
目からデスクトップ・マップ・ハンドル・フィールドに
セットされる。処理はブロック370へ進み、すべての
項目の状態フラグがACTIVE_DESKTOP_MAPにおいて休止状
態に初期化される。ブロック370は次に図23および
図24のページ接続部6000によって図24のブロッ
ク500へ進む。ここで、図24を参照すると、ブロッ
ク500はあらゆる活動デスクトップ・オブジェクトを
ループして、これらが新たに活動化されたUSER_DESKTOP
_MAPのユーザの好みをただちに反映するようにするデス
クトップ・オブジェクト処理ループを開始する。
【0054】ブロック500は処理が図23のブロック
370から進んできたときに、最初のデスクトップ・オ
ブジェクトをすべての活動デスクトップ・オブジェクト
のリストにセットする。処理は判断ブロック510へ進
む。デスクトップにオブジェクトが何もない場合、判断
ブロック510はブロック570へ進み、現行のコード
・クリティカル・セクションを終了し、図23のブロッ
ク300へ進み、上述のようにユーザ認識プロセスを継
続することができる。このパスは図24および図23の
流れ図接続部3000で示されている。判断ブロック5
10において、デスクトップに1つまたは複数のオブジ
ェクトがある場合、処理はブロック520へ進み、クラ
スおよびタイトル・バー・テキストによってすべての合
致項目について、ACTIVE_DESKTOP_MAPが探索される。処
理は判断ブロック530へ進む。判断ブロック530に
おいて、合致が見つからない場合、現行の活動デスクト
ップ・オブジェクトがブロック580に示すように、活
動ユーザのACTIVE_DESKTOP_MAPに項目として適宜追加さ
れ、状態フラグが活動状態としてマークされる。処理は
オブジェクト処理ループの先頭(ブロック500)に戻
り、次のデスクトップ・オブジェクトが処理できるよう
になる。
【0055】判断ブロック530を再度参照すると、1
つまたは複数の合致項目が見つかった場合、処理はブロ
ック540へ進む。判断ブロック540において、状態
フラグが活動状態でない場合、適切な合致項目が見つか
り、処理はブロック550へ進み、ACTIVE_USER_DESKTO
Pの項目にしたがってオブジェクトが再配置、大きさ変
更、および変更される。ブロック550はブロック56
0へ進み、項目の状態フラグが活動状態に更新され、次
いで、ブロック610へ進む。ブロック610は配置さ
れ、修正されたオブジェクトが他のオブジェクトに完全
に重なっているかどうかを判断する。本発明の好ましい
実施例はオブジェクトが完全に重ならないようにする。
ブロック610において、オブジェクトが完全に見えな
くなっていない場合、処理はブロック500へ進み、主
デスクトップ・オブジェクト・ループの次のオブジェク
トが処理できるようになる。ブロック610において、
オブジェクトが完全に重なっている場合、ブロック62
0はこの状況を処理するため構成された選択にしたがっ
て、オブジェクトが適宜移動する。次にブロック620
はブロック630へ進む。ブロック630において、重
なったオブジェクトが、ブロック500において開始さ
れたデスクトップ・オブジェクト・ループによってすで
に処理されているものである場合には、対応するACTIVE
_USER_DESKTOP項目がブロック640によって適宜更新
され、処理はブロック500へ戻って、デスクトップ・
オブジェクト・ループの次のオブジェクトが処理できる
ようになる。ブロック630において、重なったオブジ
ェクトがデスクトップ・オブジェクト・ループによって
まだ処理されていないものである場合には、処理はブロ
ック500に戻り、このオブジェクトおよびその他の残
っているオブジェクトを処理できる。
【0056】ブロック620の処理には、本発明の精神
および範囲を逸脱することなく、各種の実施例がある。
ブロック620は重なったオブジェクトを調整すること
ができるし、あるいはユーザ・デスクトップ・マップに
したがって、オブジェクトを調整することもできる。ブ
ロック620はシステムの省略時の方法、あるいは位置
を指示する他の方法のいずれかによって、競合するオブ
ジェクトを再配置することができる。ブロック620は
オブジェクトの大きさを変えることも、重ねることもで
きる。当分野の技術者には、本発明の精神および範囲を
逸脱することなく、ブロック620における構成挙動に
多くのオプションを認識できよう。
【0057】ここで、ブロック540を再度参照する
と、状態フラグが活動状態であり、項目が同一クラスお
よびタイトル・バー・テキストの他のデスクトップ・オ
ブジェクトによってすでに考慮されていることを示して
いる場合には、処理は判断ブロック590へ進む。判断
ブロック590において、同一クラスおよびタイトル・
バー・テキストのACTIVE_DESKTOP_MAPファイルで他の項
目が見つかった場合、処理はブロック600へ進み、次
の項目を活動状態についてチェックできる。処理はブロ
ック600から判断ブロック540へ進み、処理が上述
のように継続する。判断ブロック590において、他の
ACTIVE_DESKTOP_MAP項目の候補がない場合、処理はブロ
ック580へ進み、処理が上述のように継続する。ブロ
ック540、590および600は、ブロック500で
始まる主デスクトップ・オブジェクト・ループによって
処理されているオブジェクトに対応している可能性のあ
るACTIVE_DESKTOP_MAP項目の候補での反復ループを定義
する。
【0058】図23の判断ブロック320を再度参照す
ると、ユーザ認識テーブルで合致が見つからない場合、
処理はブロック380へ進み、ユーザにはユーザが新し
いユーザであるかどうかについてのプロンプトが出され
る。処理はブロック390へ進み、ユーザは回答を入力
する。ユーザが判断ブロック400で判断して新しいユ
ーザである場合、ブロック410はユーザに、ユーザに
よって決まるデスクトップ・マップ機能がユーザの認識
基準の構成を必要としているとの警告を出す。処理はブ
ロック460へ進み、ユーザ認識プロセスを作動不能と
するよう、ユーザにプロンプトが出される。この時点ま
たはその他の時点において、ユーザは構成プロセスを呼
び出すことができる。ユーザは必要に応じ、いつでもユ
ーザ認識プロセスを作動不能とすることができる。ブロ
ック460は認識基準を構成することを望んでおらず、
また以降のプロセスによりブロック380から始まる継
続的なプロンプトでわずらわされたくない新しいユーザ
の便宜のためのものである。ブロック460は判断ブロ
ック470へ進む。
【0059】判断ブロック470において、ユーザが認
識を作動不能とすることを望んでいない場合、処理はブ
ロック300へ戻り、以降のユーザ認識を行う。判断ブ
ロック470において、ユーザが認識を作動不能とする
ことを望んでいない場合、ブロック480はこれを作動
不能とし、ユーザ認識プロセスが停止する。ここで、判
断ブロック400へ戻ると、ユーザが新しいユーザでは
ないと主張した場合、処理はブロック420へ進み、ユ
ーザには認識されないことが通知される。処理はブロッ
ク430で継続し、認識基準の構成を望んでいるのかど
うかをユーザに尋ねる。処理は判断ブロック440へ進
む。判断ブロック440において、ユーザが構成を行う
ことを指定した場合には、処理はサブルーチン・ブロッ
ク450へ進む。ブロック450のサブルーチン500
0を図25で詳細に説明する。サブルーチン5000か
ら戻ると、上述した処理がブロック460で継続する。
判断ブロック440において、ユーザが認識基準を構成
しないと指定した場合には、処理は上述のようにブロッ
ク460へ進む。処理ブロック430、440および4
50は、必要であるとのプロンプトを受けると同時に認
識基準の構成をただちに開始することを望んでいるユー
ザの便宜のために設けられている。サブルーチン500
0を、ユーザ、アドミニストレータまたは安全保護担当
者の制御のもとでいつでも始動できる主プログラムによ
って呼び出すこともできる。
【0060】図25を参照して、ユーザ認識構成プロセ
スを説明する。本プロセスの好ましい実施例はサブルー
チンであり、実施形態のインスタンスの1つを複数の実
行パスから呼び出すことができる。このサブルーチン
は、ユーザの制御のもとで始動および終了される主プロ
グラムによって呼び出される。また、図23で説明した
ユーザ認識プロセスによって、任意選択で呼び出すこと
もできる。ブロック700を参照すると、ユーザにはユ
ーザ名識別子を入力するようにとのプロンプトが出され
る。これは構成された基準に対する人間が認識できるハ
ンドルである。処理はブロック710へ進み、ユーザは
ユーザ名ストリングを入力し、また判断ブロック720
へ進んで、ストリングの検査を行う。ストリングが有効
でない場合には、処理はブロック790へ進み、ユーザ
にはエラー・メッセージが出され、ブロック710へ戻
って、他の入力を試みる。判断ブロック720におい
て、ストリングが有効な場合には、処理はブロック73
0へ進み、ユーザが入力したストリングをキーに使用し
てユーザ認識テーブルを探索する。ユーザ名は1ないし
8文字の英数字ストリングであることが好ましいが、先
頭文字は英字でなければならない。実行は判断ブロック
800へ移る。
【0061】判断ブロック800において、ユーザが項
目を定義していない場合、処理はブロック810へ移
り、ユーザには適切な認識データを入力するようにとの
プロンプトが出される。次いで、ユーザはブロック82
0で認識基準を与える。上述したように、ユーザ認識デ
ータはデータ処理システム環境および利用する認識装置
によって左右される。トレーニングその他の方法がブロ
ック820で必要である。適切な認識データが与えられ
ると、処理ブロック830はユーザのユーザ・デスクト
ップ・マップで使用される一意のハンドル(たとえば、
ファイル名)をデータ処理システムで生成する。ユーザ
・デスクトップ・マップが隠されており、アドミニスト
レータにもっとも重要な場合にだけ分かることが好まし
い。処理は次いで、ブロック840へ進み、項目がユー
ザ認識テーブルに置かれる。処理は次いで、呼び出しプ
ログラムへ戻る。ここで、判断ブロック800を再度参
照すると、ユーザが定義された既存の項目を有していな
い場合、流れはブロック740へ進み、ユーザにユーザ
の項目が見つかったことが通知される。処理は判断ブロ
ック850へ進む。判断ブロック850において、ユー
ザが終了することを望んだ場合、制御は呼び出しプログ
ラムへ戻される。
【0062】判断ブロック850において、ユーザが終
了することを望んでいない場合、処理は判断ブロック8
60へ進み、ユーザは項目の削除を選択することができ
る。ユーザが削除を望んでいる場合、処理はブロック8
70へ進み、ユーザのユーザ・デスクトップ・マップ・
ファイルが削除され、ブロック880へ進んで、項目が
ユーザ認識テーブルから削除される。制御は呼び出しプ
ログラムへ戻される。判断ブロック860へ戻ると、ユ
ーザが項目を削除することを望んでいない場合、判断ブ
ロック750はユーザが項目の更新を望んでいるかどう
かを決定する。判断ブロック750において、ユーザが
項目の更新を望んでいる場合、処理はブロック760へ
進み、ユーザにはユーザ認識基準についてのプロンプト
が出される。処理は次いで、ブロック770へ進み、ユ
ーザは基準を与える。次いでブロック780へ進み、ユ
ーザ認識テーブルが新しい基準によって更新される。環
境によっては、更新された基準が置き換えられたり、あ
るいは(たとえば、再トレーニング)既存基準に追加さ
れる。制御は呼び出しプログラムへ戻される。判断ブロ
ック750へ戻ると、ユーザが項目の更新を望んでいな
い場合、制御は上述の処理のためにブロック850へ戻
る。プロセスが呼び出しプログラムへ戻るすべての場合
に、ユーザ認識構成プロセスは終了される。
【0063】上記を参照すると、当分野の技術者には、
出願人が直感的で新規な技法を作成し、これによってデ
ータ処理システムのユーザ・インタフェースが自動的に
特定のユーザの好みにあったものとなることが理解され
よう。
【0064】セキュリティの問題に敏感な代替実施例に
おいて、デスクトップ(オブジェクトを含んでいる)に
対して新規のユーザがユーザ自身を認識プロセッサに対
して身元を明らかにしてから、オブジェクトを操作する
ことが重要なことがある。本発明の実施例の1つはユー
ザが自分のセッションが完了したことを指定できるよう
にする。音声制御インタフェースの実施例においては、
セッションを終了するためにキーワードまたはフレーズ
を話しかけ、認識プロセスがこれを認識する。ユーザは
セッションが完了したことによって満足し、以後のユー
ザがユーザ・デスクトップ・マップに影響を与えるとい
う心配がなくなる。次のユーザのユーザ・デスクトップ
・マップ(すなわち、現行のデスクトップ・マップ)
が、認識プロセスがユーザを識別した後で始まる。識別
が行われない場合、現行のデスクトップ・マップが新た
に識別されたユーザの新しい項目とともに保存される。
【0065】さらに他の代替実施例は複数のタイプの認
識データを収集することによって特定のユーザを検出し
て、正確な認識を行う。認識データを、ユーザをより正
確に識別するため、互いに関連させて使用することがで
きる。ユーザのタイピング速度やナビゲーションのスタ
イルなどの普通とは異なる認識基準であっても、他のデ
ータとともに使用して、ユーザを正確に判定する助けと
することができる。安全性が極めて高いデータ処理シス
テムは、ユーザに認識が行われていることを知らせず
に、キーボードの走査したキーでのユーザの指紋を認識
することができる。網膜の走査を実施することもでき
る。当分野の技術者には、本発明の精神および範囲を逸
脱することなく、データ処理システムのユーザの各種の
人工知能の方法が認識できよう。
【0066】代替実施例の1つにおいて、図25に示す
ように、ユーザ認識構成プロセスを修正し、アドミニス
トレータまたはセキュリティ・ガードによって実行され
るようにすることもできる。認識情報を指紋、網膜、音
声、外観データなどのいずれであっても、データが構成
されていることをユーザに気づかせずに、アドミニスト
レータまたはセキュリティ・ガードがユーザ認識テーブ
ルに提供することができる。本実施例において、図23
に示すユーザ識別プロセスの流れを判断ブロック320
で修正することができる。ユーザが既知のユーザでない
場合、ユーザにユーザが既知のユーザでないことを示す
処理へ進むことによって、判断ブロック320が継続す
る。この時点で各種の実施例は、ユーザがデータ処理シ
ステムを使い続けることを阻止したり、あるいはユーザ
に適切な態様で適切に登録するよう警告するかのいずれ
かを行うことができる。
【0067】さらに他の実施例において、ユーザのグル
ープをユーザ認識テーブルに構成することができる。た
とえば、ユーザ認識構成プロセス中に、アドミニストレ
ータまたはセキュリティ・ガードがあるタイプのユーザ
には青いユニフォーム、他のタイプのユーザには白いユ
ニフォーム、他のタイプのユーザには黒いユニフォーム
などの外観データによって本発明を構成することができ
る。この場合、ユーザが着ているユニフォームに基づい
てユーザを認識できる装置が、特定のユーザのグループ
に対して適切なユーザ・デスクトップ・マップを活動化
する。一連のユーザをグループ化する方法についての各
種の実施例は、認識を行う方法によって決定される。本
発明の認識の態様は代替要素であり、本発明の精神およ
び範囲を逸脱することなく、各種の形態を取ることがで
きる。
【0068】さらに他の代替実施例において、多くのユ
ーザ・デスクトップ・マップや大規模なユーザ・デスク
トップ・マップをあらゆる時点で永続的に格納するのを
困難とする複雑なデータ処理システムの場合、最大数の
ユーザ・デスクトップ・マップあるいは最大数のオブジ
ェクトを、ユーザ・デスクトップ・マップに強制するこ
とができる。ユーザ・デスクトップ・マップの大きさも
構成可能である。さらに、最近使用されたオブジェクト
を維持することもできる。ユーザ・デスクトップ・マッ
プを維持したり(たとえば、更新、削除など)あるいは
初めから作成したりするオプションを実現することもで
きる。
【0069】好ましい実施例において、ユーザ・デスク
トップ・マップとユーザ認識テーブルを別々に管理して
いるが、代替実施例はこれら両方を、ユーザ認識テーブ
ルのデスクトップ・マップ・ハンドル・カラムを実際の
ユーザ・デスクトップ・マップのデータと置き換えたテ
ーブルなどの1つのデータ・エンティティとして管理す
ることができる。これら2つのテーブルを別々に管理す
るのが、プログラム開発およびパフォーマンスの点から
有利である。
【0070】更新された属性を動的にサポートしている
代替実施例はオブジェクトの位置、寸法、色、パター
ン、タイプフェース、フォント、関連する音響属性、関
連するユーザ・インタフェース属性、関連する実行可能
属性、あるいは操作可能な特性を含んでいる。
【0071】本発明を好ましい実施例を参照して詳細に
図示説明したが、当分野の技術者には本発明の精神およ
び範囲を逸脱することなく、形態および細部について各
種の変更を行えることが理解されよう。
【0072】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0073】(1)ユーザ・デスクトップ・マップをユ
ーザと関連付けるステップと、ユーザ・インタフェース
・オブジェクトについて前記ユーザ・デスクトップ・マ
ップ内に項目が存在していることを決定するステップ
と、前記ユーザ・デスクトップ・マップにしたがって前
記ユーザ・インタフェース・オブジェクトの属性を修正
するステップとからなる データ処理システム内でユー
ザ・インタフェースを自動的に編成する方法 (2)前記ユーザを自動的に認識するステップをさらに
含んでいることを特徴とする、上記(1)に記載の方
法。 (3)対応する項目が前記ユーザ・デスクトップ・マッ
プに存在していないことが判定された際に、省略時の態
様でユーザにオブジェクトを表示するステップをさらに
含んでいることを特徴とする、上記(1)に記載の方
法。 (4)オブジェクトが前記ユーザ・デスクトップ・マッ
プに対応する項目を有していないと判定された際に、ユ
ーザ・デスクトップ・マップに項目を追加するステップ
をさらに含んでいることを特徴とする、上記(1)に記
載の方法。 (5)ユーザが前記項目に対応するオブジェクトに対し
て属性の変更を行ったと判定された際に、前記ユーザ・
デスクトップ・マップの項目を更新するステップをさら
に含んでいることを特徴とする、上記(1)に記載の方
法。 (6)ユーザ認識基準を構成するステップをさらに含ん
でいることを特徴とする、上記(1)に記載の方法。 (7)前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトが新
たに載せられたオブジェクトであることを特徴とする、
上記(1)に記載の方法。 (8)前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトがユ
ーザと関連する前記ユーザ・デスクトップ・マップと同
時にユーザ・インタフェースに存在するオブジェクトで
あることを特徴とする、上記(1)に記載の方法。 (9)前記ユーザ・デスクトップ・マップにしたがって
前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトの属性を修
正する前記ステップが、他のユーザ・インタフェース・
オブジェクトとの視覚的競合を引き起こすと判定された
際に、前記の他のユーザ・インタフェース・オブジェク
トの属性を修正するステップをさらに含んでいることを
特徴とする、上記(1)に記載の方法。 (10)ユーザ・デスクトップ・マップをユーザと関連
付けるプログラミング手段と、ユーザ・インタフェース
・オブジェクトに対して前記ユーザ・デスクトップ・マ
ップ内に項目が存在していることを判定するプログラミ
ング手段と、前記ユーザ・デスクトップ・マップにした
がって前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトの属
性を修正するプログラミング手段とからなるデータ処理
システム内でユーザ・インタフェース・オブジェクトを
自動的に編成するデータ処理システム・プログラミン
グ。 (11)前記ユーザが自動的に認識されることを特徴と
する、上記(10)に記載のデータ処理システム・プロ
グラミング。 (12)対応する項目が前記ユーザ・デスクトップ・マ
ップに存在していないことが判定された際に、省略時の
態様でユーザにオブジェクトを表示するプログラミング
手段をさらに含んでいることを特徴とする、上記(1
0)に記載のデータ処理システム・プログラミング。 (13)オブジェクトが前記ユーザ・デスクトップ・マ
ップに対応する項目を有していないと判定された際に、
ユーザ・デスクトップ・マップに項目を追加するプログ
ラミング手段をさらに含んでいることを特徴とする、上
記(10)に記載のデータ処理システム・プログラミン
グ。 (14)ユーザが前記項目に対応するオブジェクトに対
して属性の変更を行ったと判定された際に、前記ユーザ
・デスクトップ・マップの項目を更新するプログラミン
グ手段をさらに含んでいることを特徴とする、上記(1
0)に記載のデータ処理システム・プログラミング。 (15)ユーザ認識基準を構成するプログラミング手段
をさらに含んでいることを特徴とする、上記(10)に
記載のデータ処理システム・プログラミング。 (16)前記ユーザ・インタフェースが新たに載せられ
たオブジェクトであることを特徴とする、上記(10)
に記載のデータ処理システム・プログラミング。 (17)前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトが
ユーザと関連する前記ユーザ・デスクトップ・マップと
同時にユーザ・インタフェースに存在するオブジェクト
であることを特徴とする、上記(10)に記載のデータ
処理システム・プログラミング。 (18)前記ユーザ・デスクトップ・マップにしたがっ
て前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトの属性を
修正する前記手段が、他のユーザ・インタフェース・オ
ブジェクトとの視覚的競合を引き起こすと判定された際
に、他のユーザ・インタフェース・オブジェクトの属性
を修正するプログラミング手段をさらに含んでいること
を特徴とする上記(10)に記載のデータ処理システム
・プログラミング。 (19)ユーザ・デスクトップ・マップをユーザと関連
付ける手段と、ユーザ・インタフェース・オブジェクト
に対して前記ユーザ・デスクトップ・マップ内に項目が
存在していることを判定する手段と、前記ユーザ・デス
クトップ・マップにしたがって前記ユーザ・インタフェ
ース・オブジェクトの属性を修正する手段とからなるユ
ーザ・インタフェース・オブジェクトを自動的に編成す
るデータ処理システム。 (20)前記ユーザが自動的に認識されることを特徴と
する、上記(19)に記載のデータ処理システム。 (21)対応する項目が前記ユーザ・デスクトップ・マ
ップに存在していないことが判定された際に、省略時の
態様でユーザにオブジェクトを表示する手段をさらに含
んでいることを特徴とする、上記(19)に記載のデー
タ処理システム。 (22)オブジェクトが前記ユーザ・デスクトップ・マ
ップに対応する項目を有していないと判定された際に、
ユーザ・デスクトップ・マップに項目を追加する手段を
さらに含んでいることを特徴とする、上記(19)に記
載のデータ処理システム。 (23)ユーザが前記項目に対応するオブジェクトに対
して属性の変更を行ったと判定された際に、前記ユーザ
・デスクトップ・マップの項目を更新する手段をさらに
含んでいることを特徴とする、上記(19)に記載のデ
ータ処理システム。 (24)ユーザ認識基準を構成する手段をさらに含んで
いることを特徴とする、上記(19)に記載のデータ処
理システム。 (25)前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトが
新たに載せられたオブジェクトであることを特徴とす
る、上記(19)に記載のデータ処理システム。 (26)前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトが
ユーザと関連する前記ユーザ・デスクトップ・マップと
同時にユーザ・インタフェースに存在するオブジェクト
であることを特徴とする、上記(19)に記載のデータ
処理システム。 (27)前記ユーザ・デスクトップ・マップにしたがっ
て前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトの属性を
修正する前記手段が、他のユーザ・インタフェース・オ
ブジェクトとの視覚的競合を引き起こすと判定された際
に、前記の他のユーザ・インタフェース・オブジェクト
の属性を修正する手段をさらに含んでいることを特徴と
する上記(19)に記載のデータ処理システム。
【0074】
【発明の効果】ユーザ・デスクトップ・マップは、特定
のユーザに対するデータ処理システム・ユーザ・インタ
フェースに前回存在していたときのオブジェクトの状態
にしたがって、新たに載せられたオブジェクトの位置、
寸法、および外観を自動的に変更することができる。デ
スクトップ・マップで見つからないオブジェクトはデス
クトップ・マップに自動的に追加されたユーザ・デスク
トップ・マップ項目を有し、オブジェクトはユーザの好
みにしたがって編成されたユーザ・インタフェースを確
保するために適宜維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図2】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図3】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図4】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図5】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図6】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図7】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図8】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図9】本発明の好ましい実施例の作動についての理解
を容易とするための図である。
【図10】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図11】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図12】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図13】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図14】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図15】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図16】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図17】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図18】本発明の好ましい実施例の作動についての理
解を容易とするための図である。
【図19】本発明の方法を実行し、また本発明の装置の
一部を形成する際に使用されるデータ処理システムのブ
ロック図である。
【図20】本発明のデータ処理システムを始動するのに
好ましい作動を説明する流れ図である。
【図21】新たに載せられたデスクトップ・オブジェク
トの検出時に本発明の処理を行うのに好ましい作動を説
明する流れ図である。
【図22】デスクトップ・オブジェクトのアイコン、ウ
ィンドウなどの属性の位置、寸法、外観などの変更を含
む変更を検出したときに、本発明の処理を行うのに好ま
しい操作を説明する流れ図である。
【図23】本発明の自動ユーザ認識処理を行うのに好ま
しい作動を説明する流れ図である。
【図24】図23から継続している、自動ユーザ認識処
理を行うのに好ましい作動を説明する流れ図である。
【図25】本発明のユーザ認識構成処理を行う際に好ま
しい作動を説明する流れ図である。
【符号の説明】
500 データ処理システム 502 プロセッサ 504 中央演算処理装置(CPU) 506 メモリ 508 ハード・ディスク・ファイル記憶装置 510 フロッピー・ディスク装置 512 ディスケット 514 マウス 516 キーボード 518 表示装置 520 通信ポート 522 ユーザ認識装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリィ・エム・ラクマン アメリカ合衆国75039 テキサス州アービ ング ノース・マッカーサー・ブールバー ド 6304 アパートメント 1019 (72)発明者 マイケル・ディー・スミス アメリカ合衆国75063 テキサス州アービ ング カンパーランド・ドライブ 9006

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザ・デスクトップ・マップをユーザと
    関連付けるステップと、 ユーザ・インタフェース・オブジェクトについて前記ユ
    ーザ・デスクトップ・マップ内に項目が存在しているこ
    とを決定するステップと、 前記ユーザ・デスクトップ・マップにしたがって前記ユ
    ーザ・インタフェース・オブジェクトの属性を修正する
    ステップとからなる データ処理システム内でユーザ・
    インタフェースを自動的に編成する方法
  2. 【請求項2】前記ユーザを自動的に認識するステップを
    さらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】対応する項目が前記ユーザ・デスクトップ
    ・マップに存在していないことが判定された際に、省略
    時の態様でユーザにオブジェクトを表示するステップを
    さらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】オブジェクトが前記ユーザ・デスクトップ
    ・マップに対応する項目を有していないと判定された際
    に、ユーザ・デスクトップ・マップに項目を追加するス
    テップをさらに含んでいることを特徴とする、請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】ユーザが前記項目に対応するオブジェクト
    に対して属性の変更を行ったと判定された際に、前記ユ
    ーザ・デスクトップ・マップの項目を更新するステップ
    をさらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】ユーザ認識基準を構成するステップをさら
    に含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】前記ユーザ・インタフェース・オブジェク
    トが新たに載せられたオブジェクトであることを特徴と
    する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記ユーザ・インタフェース・オブジェク
    トがユーザと関連する前記ユーザ・デスクトップ・マッ
    プと同時にユーザ・インタフェースに存在するオブジェ
    クトであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記ユーザ・デスクトップ・マップにした
    がって前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトの属
    性を修正する前記ステップが、他のユーザ・インタフェ
    ース・オブジェクトとの視覚的競合を引き起こすと判定
    された際に、前記の他のユーザ・インタフェース・オブ
    ジェクトの属性を修正するステップをさらに含んでいる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】ユーザ・デスクトップ・マップをユーザ
    と関連付けるプログラミング手段と、 ユーザ・インタフェース・オブジェクトに対して前記ユ
    ーザ・デスクトップ・マップ内に項目が存在しているこ
    とを判定するプログラミング手段と、 前記ユーザ・デスクトップ・マップにしたがって前記ユ
    ーザ・インタフェース・オブジェクトの属性を修正する
    プログラミング手段とからなるデータ処理システム内で
    ユーザ・インタフェース・オブジェクトを自動的に編成
    するデータ処理システム・プログラミング。
  11. 【請求項11】前記ユーザが自動的に認識されることを
    特徴とする、請求項10に記載のデータ処理システム・
    プログラミング。
  12. 【請求項12】対応する項目が前記ユーザ・デスクトッ
    プ・マップに存在していないことが判定された際に、省
    略時の態様でユーザにオブジェクトを表示するプログラ
    ミング手段をさらに含んでいることを特徴とする、請求
    項10に記載のデータ処理システム・プログラミング。
  13. 【請求項13】オブジェクトが前記ユーザ・デスクトッ
    プ・マップに対応する項目を有していないと判定された
    際に、ユーザ・デスクトップ・マップに項目を追加する
    プログラミング手段をさらに含んでいることを特徴とす
    る、請求項10に記載のデータ処理システム・プログラ
    ミング。
  14. 【請求項14】ユーザが前記項目に対応するオブジェク
    トに対して属性の変更を行ったと判定された際に、前記
    ユーザ・デスクトップ・マップの項目を更新するプログ
    ラミング手段をさらに含んでいることを特徴とする、請
    求項10に記載のデータ処理システム・プログラミン
    グ。
  15. 【請求項15】ユーザ認識基準を構成するプログラミン
    グ手段をさらに含んでいることを特徴とする、請求項1
    0に記載のデータ処理システム・プログラミング。
  16. 【請求項16】前記ユーザ・インタフェースが新たに載
    せられたオブジェクトであることを特徴とする、請求項
    10に記載のデータ処理システム・プログラミング。
  17. 【請求項17】前記ユーザ・インタフェース・オブジェ
    クトがユーザと関連する前記ユーザ・デスクトップ・マ
    ップと同時にユーザ・インタフェースに存在するオブジ
    ェクトであることを特徴とする、請求項10に記載のデ
    ータ処理システム・プログラミング。
  18. 【請求項18】前記ユーザ・デスクトップ・マップにし
    たがって前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトの
    属性を修正する前記手段が、他のユーザ・インタフェー
    ス・オブジェクトとの視覚的競合を引き起こすと判定さ
    れた際に、他のユーザ・インタフェース・オブジェクト
    の属性を修正するプログラミング手段をさらに含んでい
    ることを特徴とする請求項10に記載のデータ処理シス
    テム・プログラミング。
  19. 【請求項19】ユーザ・デスクトップ・マップをユーザ
    と関連付ける手段と、 ユーザ・インタフェース・オブジェクトに対して前記ユ
    ーザ・デスクトップ・マップ内に項目が存在しているこ
    とを判定する手段と、 前記ユーザ・デスクトップ・マップにしたがって前記ユ
    ーザ・インタフェース・オブジェクトの属性を修正する
    手段とからなるユーザ・インタフェース・オブジェクト
    を自動的に編成するデータ処理システム。
  20. 【請求項20】前記ユーザが自動的に認識されることを
    特徴とする、請求項19に記載のデータ処理システム。
  21. 【請求項21】対応する項目が前記ユーザ・デスクトッ
    プ・マップに存在していないことが判定された際に、省
    略時の態様でユーザにオブジェクトを表示する手段をさ
    らに含んでいることを特徴とする、請求項19に記載の
    データ処理システム。
  22. 【請求項22】オブジェクトが前記ユーザ・デスクトッ
    プ・マップに対応する項目を有していないと判定された
    際に、ユーザ・デスクトップ・マップに項目を追加する
    手段をさらに含んでいることを特徴とする、請求項19
    に記載のデータ処理システム。
  23. 【請求項23】ユーザが前記項目に対応するオブジェク
    トに対して属性の変更を行ったと判定された際に、前記
    ユーザ・デスクトップ・マップの項目を更新する手段を
    さらに含んでいることを特徴とする、請求項19に記載
    のデータ処理システム。
  24. 【請求項24】ユーザ認識基準を構成する手段をさらに
    含んでいることを特徴とする、請求項19に記載のデー
    タ処理システム。
  25. 【請求項25】前記ユーザ・インタフェース・オブジェ
    クトが新たに載せられたオブジェクトであることを特徴
    とする、請求項19に記載のデータ処理システム。
  26. 【請求項26】前記ユーザ・インタフェース・オブジェ
    クトがユーザと関連する前記ユーザ・デスクトップ・マ
    ップと同時にユーザ・インタフェースに存在するオブジ
    ェクトであることを特徴とする、請求項19に記載のデ
    ータ処理システム。
  27. 【請求項27】前記ユーザ・デスクトップ・マップにし
    たがって前記ユーザ・インタフェース・オブジェクトの
    属性を修正する前記手段が、他のユーザ・インタフェー
    ス・オブジェクトとの視覚的競合を引き起こすと判定さ
    れた際に、前記の他のユーザ・インタフェース・オブジ
    ェクトの属性を修正する手段をさらに含んでいることを
    特徴とする請求項19に記載のデータ処理システム。
JP7154382A 1994-07-07 1995-06-21 ユーザ・インタフェース・オブジェクトを自動的に編成するための方法および装置 Pending JPH0844527A (ja)

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