JPH0844456A - タイマ捕獲回路および情報処理装置 - Google Patents

タイマ捕獲回路および情報処理装置

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JPH0844456A
JPH0844456A JP6175813A JP17581394A JPH0844456A JP H0844456 A JPH0844456 A JP H0844456A JP 6175813 A JP6175813 A JP 6175813A JP 17581394 A JP17581394 A JP 17581394A JP H0844456 A JPH0844456 A JP H0844456A
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timer
cpu
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JP6175813A
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Tomoo Kano
朝生 鹿野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の時間計数を行なう場合に、CPUの負
荷を増大させることなく、装置全体の効率を落とさず、
且つ、ハードウェアの回路規模を大きくせずに実現でき
るタイマ捕獲回路及びそれを用いた情報処理装置を提供
することを目的とする。 【構成】 タイマ値を記憶する第1記憶手段と、前記第
1記憶手段のアドレス範囲を所定のクロックに基づいて
計数する計数手段と、前記処理手段が設定するタイマ値
を記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段の出力と
前記第2記憶手段の出力を監視して、前記処理手段が設
定したタイマ値の検出を両データの同一性によって行な
い、検出時に前記処理手段に対して割込み要求を行う割
込み検出手段とを有して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイマ捕獲回路及びそれ
を用いた情報処理装置に係り、特に、ある時間からある
時間までの特定時間間隔を計測するタイマ値を多数使用
する場合にも、CPUの負荷を増大させることなく、装
置全体の効率を落とさず、且つ、ハードウェアの回路規
模を大きくせずに実現できるタイマ捕獲回路及びそれを
用いた情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の情報処理装置の構成図で
ある。
【0003】同図において、本従来例の情報処理装置の
概略構成は、入力クロック信号101を基準としてタイ
マ値を捕獲するタイマ捕獲回路1−1、タイマ捕獲回路
1−1より出力される割込み要求信号103を介して割
込み要求に基づき処理を行なうCPU2、アドレスバス
104に接続して特定アドレスを選択するアドレスデコ
ーダ3、並びに、データバス105及びアドレスバス1
04から構成されている。
【0004】また、101は入力クロック信号、103
はタイマ捕獲回路1−1より出力される割込み要求信
号、105はCPU2に接続しているデータバス、10
4はCPU2に接続しているアドレスバス、102はア
ドレスデコーダ3のデコード結果であるアドレス選択信
号を示している。
【0005】次に、本従来例の情報処理装置の動作につ
いて説明する。
【0006】アドレスバス104に接続されているアド
レスデコーダ3は、CPU2からのアドレスをデコード
し、CPU2がタイマ捕獲回路1−1を特定するアドレ
スを選択した場合には、選択信号102を出力する。
【0007】タイマ捕獲回路1−1では、入力クロック
信号101を基準としてCPU2により設定されたタイ
マ値を計数した後、割込み要求信号103を介してCP
U2に計数完了の旨を通知する。
【0008】図16は、図15に示す従来の情報処理装
置におけるタイマ捕獲回路1−1の一例を説明する詳細
構成図である。
【0009】同図において、8はCPU2が設定するタ
イマ値を保持するタイマ設定レジスタであり、107は
タイマ設定レジスタ8の出力信号であり、9はタイマカ
ウンタであり、106タイマカウンタの出力信号であ
り、10は割込み検出回路である。
【0010】次に、タイマ捕獲回路1−1の動作につい
て説明する。先ず、ハードウェアにて実現する場合には
以下のようして行われる。
【0011】CPU2はタイマ処理を行なう場合、先ず
タイマカウンタ9の内容を読み込む。次に、タイマ処理
を行なう時間値と読込んだタイマカウンタ9の値を加算
処理し、タイマ設定レジスタ8に設定する。
【0012】入力クロック信号101によってタイマカ
ウンタ9は加算計数を行なう構造となっており、その出
力は割込み検出回路10に供給されている。割込み検出
回路10では、タイマカウンタ9とタイマ設定レジスタ
8の内容が一致しているかの検出が行なわれ、もし両内
容が一致している場合には、割込み要求信号103を出
力する。
【0013】次に、ソフトウェアにて実現する場合の動
作について説明する。
【0014】図18に示すフローチャートに従って説明
を行なう。CPU2はタイマ処理を行なう場合、先ずタ
イマカウンタ9の内容を読み込む(ステップS1)。次
に、タイマ処理を行なう時間値と読み込んだタイマカウ
ンタ9の値とを加算処理し(ステップS2)、タイマ設
定レジスタ8を設けそこに値を設定する(ステップS
3)。
【0015】入力クロック信号101の代わりに、ソフ
トウェアタイマの値を設定し、ソフトウェアタイマによ
り割込みが発生する都度、タイマカウンタ9の内容がタ
イマ設定レジスタ8と同一かどうか判断を行なう(ステ
ップS4)。不一致である場合は、CPU2はタイマカ
ウンタ9の値をカウントアップし、別の処理を行なう。
一致の場合は割込みを発生させて(ステップS5)、一
致した場合の処理を実行する。
【0016】上記ハードウェアとソフトウェアの処理の
説明において、ハードウェアとソフトウェアの両方を組
合わせても良い。
【0017】次に、図17は、図15に示す従来の情報
処理装置の構成図におけるタイマ捕獲回路1−1の他の
例を説明するための詳細構成図である。
【0018】先ず、ハードウェアにて実現する場合の動
作について説明する。
【0019】CPU2はタイマ処理を行なう場合、タイ
マ処理を行なう時間値を、タイマ設定レジスタ8に設定
する。入力クロック信号101によりタイマ設定レジス
タ8は減算(または加算)計数を行なう構造となってお
り、そのレジスタの内容が“0”(オーバーフロー)と
なった場合、タイマ設定レジスタ出力信号107を割込
み検出回路10に出力し、割込み検出回路10では
“0”検出が行なわれて、割込み要求信号103を出力
することとなる。
【0020】次に、ソフトウェアにて実現する場合の動
作について説明する。図19に示すフローチャートに従
って説明を行なう。
【0021】CPU2はタイマ処理を行なう場合、タイ
マ設定レジスタを設け、そこにタイマ処理を行なう時間
値を設定する(ステップS11)。
【0022】入力クロック信号の代わりに、ソフトウェ
アタイマの値を設定し、ソフトウェアタイマにより割込
みが発生する都度、タイムカウントレジスタの内容を減
算(または加算)して、タイムカウントレジスタの内容
が“0”(オーバーフロー)かを判断する(ステップS
12)。
【0023】不一致の場合は、CPU2は別の処理を行
なう。一致の場合は割込みを発生させて(ステップS1
3)、一致した場合の処理を実行する。
【0024】上記ハードウェアとソフトウェアの処理の
説明において、ハードウェアとソフトウェアの両方を組
合わせても良い。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置で
は、例えば、ある時間からある時間までの特定時間間隔
を計数するタイマ値を多数使用する際に、ハードウェア
で多数タイマ値を設定する場合、1つの時間計数につい
て、1組のレジスタ、比較回路、及び割込み検出回路等
をタイマ捕獲回路に設けなければならず、従って、多数
の時間計数を行なう場合には、多数組のレジスタ、比較
回路、及び割込み検出回路等を設ける必要があり、ハー
ドウェアの回路規模が大きくなるという問題があった。
【0026】一方、ソフトウェアにより実現する場合に
は、1つの時間計数において、1つのタイマ処理に1つ
のデータ格納エリアと一定のフローを必要とし、その場
合に必要な時間をNとすると、多数(M個とする)のタ
イマ値の処理を行なう場合、N個のデータ格納エリアと
M回のフローを実行させる必要があり、結果としてN×
Nの時間を必要を要するという問題があり、更に、その
ためCPUが(M×Nの)処理時間だけ占有され、装置
全体の処理効率が悪化するという問題があった。
【0027】本発明は、上記問題点を解決するもので、
多数の時間計数を行なう場合に、CPUの負荷を増大さ
せることなく、装置全体の効率を落とさず、且つ、ハー
ドウェアの回路規模を大きくせずに実現できるタイマ捕
獲回路及びそれを用いた情報処理装置を提供することを
目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】第一の本発明は、上記課
題を解決するために、CPUが設定するタイマ値を記録
する第一の記録手段と、前記第一の記録手段のアドレス
(記録)範囲を所定のクロックに基づいて計数するタイ
マカウンタと、前記CPUが設定するタイマ値を記録す
る第二の記録手段と、前記第一の記録手段の出力内容と
前記第二の記録手段の出力内容とを監視し、前記CPU
が設定したタイマ値の検出を、前記監視データの同一性
によって行うとともに、前記CPUに対し割込み要求信
号を出力する割り込み手段と、を備えたことを特徴とす
るタイマ捕獲回路である。
【0029】第二の本発明は、上記課題を解決するため
に、CPUが設定するタイマ値を記録する第一の記録手
段と、前記第一の記録手段のアドレス(記録)範囲を所
定のクロックに基づいて計数するタイマカウンタと、前
記CPUが設定するタイマ値を記録する第二の記録手段
と、前記第一の記録手段の出力内容と前記第二の記録手
段の出力内容を監視し、前記CPUより設定したタイマ
値の検出を、前記監視データの同一性によって行うとと
もに、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段
と、前記割込み要求信号が有意となった場合に前記タイ
マカウンタの出力内容を保持する手段と、前記割込み要
求信号を保持する手段と、を備えたことを特徴とするタ
イマ捕獲回路である。
【0030】第三の本発明は、上記課題を解決するため
に、所定のクロックを計数する第一のタイマカウンタ
と、所定のクロックを計数する第二のタイマカウンタ
と、前記第一のタイマカウンタの出力内容をアドレスと
してCPUが設定する一個のタイマ値を記録する第一の
記録手段と、前記第二のタイマカウンタの出力内容をア
ドレスとして前記CPUが設定する一個のタイマ値を記
録する第二の記録手段と、前記第一の記録手段の出力内
容と前記第二の記録手段の出力内容を監視し、前記CP
Uが設定したタイマ値の検出を、前記監視データの同一
性によって行うとともに、前記CPUに対し割込み要求
信号を出力する手段と、を備えたことを特徴とするタイ
マ捕獲回路である。
【0031】第四の本発明は、上記課題を解決するため
に、所定のクロックを計数する第一のタイマカウンタ
と、所定のクロックを計数する第二のタイマカウンタ
と、前記第一のタイマカウンタの出力内容をアドレスと
してCPUが設定する一個のタイマ値を記録する第一の
記録手段と、前記第二のタイマカウンタの出力内容をア
ドレスとして前記CPUが設定する一個のタイマ値を記
録する第二の記録手段と、前記第一の記録手段の出力内
容と前記第二の記録手段の出力内容とを監視し、CPU
が設定したタイマ値の検出を、前記監視データの同一性
によって行うとともに、前記CPUに対し割込み要求信
号を出力する手段と、前記割込み要求信号が有意になっ
た場合に前記第一のタイマカウンタの出力内容と、前記
第二のタイマカウンタの出力内容と、前記割込み信号
と、を保持する保持手段と、を備えたことを特徴とする
タイマ捕獲回路である。
【0032】第五の本発明は、上記課題を解決するため
に、CPUが設定するタイマ値を記録する記録手段と、
前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
に基づいて計数するタイマカウンタと、前記タイマカウ
ンタの出力内容を前記CPUのデータバスに出力するた
めのゲート回路と、前記記録手段の出力内容からデータ
の有意の検出を行い、前記CPUに対し割込み要求信号
を出力する手段と、を備えていることを特徴とするタイ
マ捕獲回路である。
【0033】第六の本発明は、上記課題を解決するため
に、CPUが設定するタイマ値を記録する記録手段と、
前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
に基づいて計数するタイマカウンタと、前記タイマカウ
ンタの出力内容をCPUデータバスに出力するためのゲ
ート回路と、前記記録手段の出力内容からデータの有意
の検出を行い、前記CPUに対し割込み要求信号を出力
する手段と、前記割込み信号が有意となった場合に前記
タイマカウンタの内容と前記割込み信号とを保持する保
持手段と、を備ていることを特徴とするタイマ捕獲回路
である。
【0034】第七の本発明は、上記課題を解決するため
に、CPUが設定するタイマ値を記録する記録手段と、
所定のクロックを計数するタイマカウンタと、前記記録
手段の出力内容と前記タイマカウンタの出力内容を監視
し、これらのデータの同一性の検出を行うとともに、前
記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段と、を備
えたことを特徴とするタイマ捕獲回路である。
【0035】第八の本発明は、上記課題を解決するため
に、CPUが設定するタイマ値を記録する記録手段と、
所定のクロックを計数するタイマカウンタと、前記記録
手段の出力内容と前記タイマカウンタの出力内容とを監
視し、データの同一性の検出を行うとともに、前記CP
Uに対し割込み要求信号を出力する手段と、前記割込み
信号が有意になった場合に前記タイマカウンタの内容を
保持する手段と、前記割込み信号を保持する手段と、を
備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路である。
【0036】第九の本発明は、上記課題を解決するため
に、CPUが設定するタイマ値を記録する記録手段と、
前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
に基づいて計数するタイマカウンタと、前記CPUが設
定するタイマ値を保持する保持手段と、前記タイマカウ
ンタの出力内容と前記CPUが設定した前記タイマ値の
保持内容とを加算する加算手段と、前記記録手段の出力
内容からデータの有意の検出を行うとともに、前記CP
Uに対し割込み要求信号を出力する手段と、を備えたこ
とを特徴とするタイマ捕獲回路である。
【0037】第十の本発明は、上記課題を解決するため
に、CPUが設定するタイマ値を記録する記録手段と、
前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
に基づいて計数するタイマカウンタと、前記CPUが設
定するタイマ値を保持する保持手段と、前記タイマカウ
ンタの出力内容と前記CPUが設定した前記タイマ値の
保持内容とを加算する加算手段と、前記記録手段の出力
内容からデータの有意の検出を行うとともに、前記CP
Uに対し割込み要求信号を出力する手段と、前記割込み
要求信号が有意となった場合に前記タイマカウンタの内
容を保持する手段と、前記割込み信号を保持する手段
と、を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路である。
【0038】第十一の本発明は、上記課題を解決するた
めに、CPUが設定するタイマ値を記録する記録手段
と、前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロ
ックに基づいて計数するタイマカウンタと、前記CPU
が設定するタイマ値を保持する保持手段と、前記タイマ
カウンタの内容から、前記CPUが設定する前記タイマ
値の保持内容を減算する減算手段と、前記タイマカウン
タの内容をCPUデータバスに出力するためのゲート回
路と、前記記録手段の出力内容からデータの有意の検出
を行うとともに、前記CPUに対し割込み要求信号を出
力する手段と、を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回
路である。
【0039】第十二の本発明は、上記課題を解決するた
めに、CPUが設定するタイマ値を記録する記録手段
と、前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロ
ックに基づいて計数するタイマカウンタと、前記CPU
が設定したタイマ値を保持する保持手段と、前記タイマ
カウンタの出力内容から、前記CPUが設定した前記タ
イマ値の保持内容を減算する減算手段と、前記タイマカ
ウンタの内容を前記CPUのデータバスに出力するため
のゲート回路と、前記記録手段の出力内容からデータの
有意の検出を行うとともに、前記CPUに対し割込み要
求信号を出力する手段と、前記割込み信号が有意となっ
た場合に前記タイマカウンタの内容を保持する手段と、
前記割込み要求信号を保持する手段と、を備えたことを
特徴とするタイマ捕獲回路である。
【0040】第十三の本発明は、上記課題を解決するた
めに、タイマ値を設定する複数のCPUと、前記CPU
から出力されるアドレスバスを共通アドレスに接続する
ゲート回路と、前記CPUからのバス要求信号によりバ
スマスタの調停を行うバス調停回路と、前記タイマ値を
記録し、前記タイマ値をカウントし、前記CPUに対し
割込み要求を発生するタイマ捕獲回路と、前記タイマ捕
獲回路に対しアクセス要求を発生するアドレスデコーダ
と、前記CPUと前記タイマ捕獲回路とを接続するデー
タバスと、を備えたことを特徴とする情報処理装置であ
る。
【0041】
【作用】第一の本発明におけるタイマ捕獲回路において
は、タイマ値を記録しておくための記録手段としてラッ
チで構成したレジスタを用いず、メモリ素子を用い、複
数個のタイマ値をタイマカウンタが計数する時間間隔で
記録することにより複数のタイマ値を設定することがで
きる。
【0042】第二の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、タイマ値を記録するための記録手段としてラッ
チで構成したレジスタを用いず、メモリ素子を用いるこ
とにより複数の時間間隔をアドレス範囲内で記録するこ
とにより複数のタイマ値を設定することができる。
【0043】さらに、タイマカウンタの出力内容が保持
されているため、CPUは、割り込みの種類を知ること
ができる。
【0044】第三の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、タイマ値を記録する時間間隔を設定するクロッ
クの間隔を可変とする構成とすることで設定範囲を自由
に可変とすることができる。
【0045】第四の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、タイマ値を記録する時間間隔を設定するクロッ
クの間隔を幾つかのクロック間隔から選択とする構成と
することで設定範囲を自由に可変とすることができる。
【0046】さらに、タイマカウンタの出力内容が保持
されているため、CPUは、割り込みの種類を知ること
ができる。
【0047】第五の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、タイマ値を記録するための記録手段を多段接続
することにより記録するタイマ値を多くすることができ
る。
【0048】第六の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、タイマ値を記録するための記録手段を多段接続
することにより記録するタイマ値を大きくすることがで
きる。
【0049】さらに、タイマカウンタの出力内容が保持
されているため、CPUは、割り込みの種類を知ること
ができる。
【0050】第七の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、記録手段とタイマカウンタの内容を監視するこ
とにより、容易に割り込みの発生が行われる。
【0051】第八の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、タイマ値を記録するための記録手段と割込み要
求信号に保持回路を設けたことにより、CPUの処理速
度に係わらず多数の割込み処理を行うことができる。
【0052】第九の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、タイマ値を記録するための記録手段においてバ
スの幅を大きくすることにより複数CPUからタイマ値
を記録することができる。
【0053】第十の本発明におけるタイマ捕獲回路にお
いては、タイマ値を記録するための記録手段においてバ
スの幅を大きくすることにより複数CPUからタイマ値
を記録することができる。
【0054】さらに、タイマ値を記録するための記録手
段と割込み要求信号に保持回路を設けたことにより、C
PUの処理速度に係わらず多数の割込み処理を行うこと
ができる。
【0055】第十一の本発明におけるタイマ捕獲回路に
おいては、タイマ値を記録するための記録手段を複数持
ち、それぞれに複数のタイマ値を設定することにより、
複数のタイマ値を設定することができる。
【0056】第十二の本発明におけるタイマ捕獲回路に
おいては、タイマ値を記録するための記録手段を複数持
ち、それぞれに複数のタイマ値を設定することにより、
複数のタイマ値を設定することができる。
【0057】さらに、タイマ値を記録するための記録手
段と割込み要求信号に保持回路を設けたことにより、C
PUの処理速度に係わらず多数の割込み処理を行うこと
ができる。
【0058】第十三の本発明においては、バス調停回路
を有しているため、複数のCPUに対するタイマ値の捕
獲をすることができる。
【0059】以上述べたような作用を、図に従って説明
すれば以下のようになる。
【0060】本発明に係る特徴的なタイマ捕獲回路で
は、図1及び図2に示す如く、計数手段5により第1記
憶手段4のアドレス範囲を所定の入力クロック信号10
1に基づいて計数して、第1記憶手段4に記憶されてい
るタイマ値の読み出しアドレッシングを行い、割込み検
出回路10では、第1記憶手段4の出力と、第2記憶手
段の出力である処理手段2が設定したタイマ値とを監視
して、処理手段2が設定したタイマ値の検出を両データ
の同一性によって行ない、検出時に処理手段2に対して
割込み要求を行うようにしている。
【0061】このように、タイマ値を記録しておくため
の記憶手段としてラッチ構成のレジスタを用いずメモリ
素子等の記憶手段を用いることとしたので、ある時間か
らある時間までの特定時間間隔を測定するタイマ値を多
数使用する場合にも、複数のタイマ値を1つの記憶手段
に記録できるので、ハードウェアの回路規模を小さくで
き、より安価で実現できる。
【0062】また、複数個のタイマ値を計数手段5が計
数する時間間隔で記録することにより複数のタイマ値を
設定することができ、複数の時間間隔をアドレス範囲内
で記録することにより複数のタイマ値を設定することが
できる。更に、タイマ値を記録する時間間隔を設定する
クロックの間隔を可変とする構成とすることで設定範囲
を自由に可変とすることができ、また、タイマ値を記録
する時間間隔を設定するクロックの間隔を幾つかのクロ
ック間隔から選択とする構成とすることで設定範囲を自
由に可変とすることができる。
【0063】また、本発明の他の特徴を有するタイマ捕
獲回路では、図1及び図4に示す如く、第1計数手段5
の出力をアドレスとして一のタイマ値を第1記憶手段4
に記憶し、第2計数手段5−1の出力をアドレスとして
他のタイマ値を第2記憶手段4−1に記憶し、割込み検
出回路10では、第1記憶手段4の出力と第2記憶手段
4−1の出力を監視して、処理手段2が設定したタイマ
値の検出を両データの同一性によって行ない、検出時に
処理手段2に対して割込み要求を行うようにしている。
【0064】これにより、最初に述べた特徴を有するタ
イマ捕獲回路の備える効果の他に、複数の記憶手段を用
いることにより、複数のタイマ値を設定することが可能
となり、タイマ値を記録するための記憶手段を多段接続
することにより、設定できるタイマ値の組合わせを変
え、記録するタイマ値を多くすることができ、また、記
録するタイマ値を大きくすることができる。
【0065】特に、図5に示される特徴を有するタイマ
捕獲回路では、第1保持手段12により割込み検出回路
10の処理手段2に対する割込み要求情報112を保持
し、第2保持手段12−1及び12−2により割込み検
出回路10の検出時に第1及び第2計数手段5及び5−
1の出力を保持するようにしている。
【0066】これにより、処理手段2が割込み要求を受
け取った後に、第2保持手段12−1及び12−2の内
容を読み出すことにより、処理手段2の処理速度に係わ
らず多数の割込み処理を行なうことができる。
【0067】また、本発明の他の特徴を有するタイマ捕
獲回路では、図6に示す如く、ゲート回路11を開放に
して計数手段5出力を処理手段2へ供給し、処理手段2
は該計数値に基づきタイマ値を記憶手段4に書き込み、
また計数手段5により記憶手段4のアドレス範囲を所定
の入力クロック信号101に基づいて計数して記憶手段
4の読み出しアドレッシングを行い、割込み検出回路1
0では、記憶手段4の出力からデータ有意の検出を行な
い、検出時には処理手段2に対して割込み要求を行うよ
うにしている。
【0068】これにより、最初に述べた特徴を有するタ
イマ捕獲回路の備える効果と同様の効果を奏することが
できる。
【0069】また、本発明の他の特徴を有するタイマ捕
獲回路では、図8に示す如く、割込み検出回路10で
は、記憶手段4の出力と計数手段5の計数出力を監視し
て両データの同一性の検出を行ない、検出時には処理手
段2に対して割込み要求を行うようにしている。
【0070】これにより、最初に述べた特徴を有するタ
イマ捕獲回路の備える効果と同様の効果を奏することが
できる。
【0071】また、本発明の他の特徴を有するタイマ捕
獲回路では、図10に示す如く、加算手段6によって、
計数手段5の出力と第2記憶手段8の出力である処理手
段2が設定したタイマ値とを加算したアドレッシング
で、処理手段2はタイマ値を第1記憶手段4に書き込
み、また計数手段5により第1記憶手段4のアドレス範
囲を所定の入力クロック信号101に基づいて計数して
第1記憶手段4の読み出しアドレッシングを行い、割込
み検出回路10では、第1記憶手段4の出力からデータ
有意の検出を行ない、検出時には処理手段2に対して割
込み要求を行うようにしている。
【0072】これにより、最初に述べた特徴を有するタ
イマ捕獲回路の備える効果と同様の効果を奏することが
できる。
【0073】また、本発明の他の特徴を有するタイマ捕
獲回路では、図12に示す如く、ゲート回路11を開放
にして計数手段5出力を処理手段2へ供給し、処理手段
2は該計数値に基づきタイマ値を第1記憶手段4に書き
込み、減算手段7によって、計数手段5の出力と第2記
憶手段8の出力である処理手段2が設定したタイマ値と
を減算したアドレッシングで、第1記憶手段4の読み出
しアドレッシングを行い、割込み検出回路10では、第
1記憶手段4の出力からデータ有意の検出を行ない、検
出時には処理手段2に対して割込み要求を行うようにし
ている。
【0074】これにより、最初に述べた特徴を有するタ
イマ捕獲回路の備える効果と同様の効果を奏することが
できる。
【0075】また、本発明の他の特徴を有するタイマ捕
獲回路では、図3、図7、図9、図11、または図13
に示す如く、第1保持手段12により割込み検出回路1
0の処理手段2に対する割込み検出回路出力信号112
を保持し、第2保持手段12−1により割込み検出回路
10の検出時に計数手段5の出力を保持するようにして
いる。
【0076】これにより、処理手段2が割込み要求を受
け取った後に、第2保持手段12−1の内容を読み出す
ことにより、処理手段2の処理速度に係わらず多数の割
込み処理を行なうことができる。
【0077】更に、本発明の他の特徴を有するの情報処
理装置では、図14に示す如く、ある処理手段2−i
(i=1〜n)がタイマ捕獲回路1に対しタイマ値を設
定する場合には、バス要求信号114−iをバス調停回
路13に出力してバス使用許可を得て、タイマ捕獲回路
1をアドレス指定し、データバス105を介してタイマ
値の設定を行うようにしている。
【0078】タイマ捕獲回路1において、タイマを記録
するメモリ部に、例えば該当する処理手段2−iがアサ
インされている旨を示すため、i番目のビット位置にデ
ータが書込むものとすれば、タイマ値を記録するための
記憶手段においてバスの幅を大きくすることにより複数
CPUからタイマ値を記録することができる。
【0079】また、複数の処理手段を備える構成におい
ても効率良くタイマ値を設定でき、更に、タイマ値を記
録するための記憶手段を複数持ち、それぞれに複数のタ
イマ値を設定することにより、複数のタイマ値を設定す
ることができる。
【0080】
【実施例】本発明に係る好適な実施例を図面に基づいて
説明する。
【0081】図1には、本発明の実施例に係るタイマ捕
獲回路を適用した情報処理装置の構成図が示されてい
る。
【0082】同図に示すように、かかる情報処理装置
は、入力クロック信号101を基準としてタイマ値を捕
獲するタイマ捕獲回路1と、タイマ捕獲回路1から供給
される割込み要求信号103による割込み要求に基づき
処理を行なうCPU2と、CPU2からのアドレスをデ
コードするアドレスデコーダ3と、タイマ捕獲回路1及
びCPU2に接続されるデータバス105及びアドレス
バス104とを具備した構成である。
【0083】次に、本実施例の情報処理装置の動作の概
略を説明する。アドレスバス104に接続されているア
ドレスデコーダ5は、CPU2からのアドレスをデコー
ドしてタイマ捕獲回路1を選択した場合に、アドレス選
択信号102をタイマ捕獲回路1に出力する。タイマ捕
獲回路1は、入力クロック信号101を基準としてCP
U2により設定されたタイマ値をカウントした後、割込
み要求信号103を介して、CPU2に対しタイマカウ
ント終了した旨を割込み要求として通知する。
【0084】以下、本発明に係わるタイマ捕獲回路の実
施例について説明する。以下に述べる第1実施例から第
12実施例のタイマ捕獲回路は、例えば図1に示した情
報処理装置に適用されるものとする。尚、各実施例の構
成図において、同一符号は同一部分或いは相当部分を示
す。
【0085】(第1実施例)図2は本発明に係るタイマ
捕獲回路の第1実施例の構成図である。同図において本
実施例のタイマ捕獲回路は、デュアルポートメモリ4、
アドレスカウンタ5、タイマ設定レジスタ8、及び割込
み検出回路10を具備した構成である。
【0086】図2において、101はクロックであっ
て、時間間隔を計測する基準となる。デュアルポートメ
モリ4は、タイマ値有意を示すデータを記録するのに用
いられる。
【0087】また102はアドレス選択信号であって、
デュアルポートメモリ4を選択するのに用いられる。1
04はCPU2より出力されるアドレスバス信号であっ
て、デュアルポートメモリ4へのデータ格納エリアの場
所を特定するのに用いられる。105はCPU2のデー
タバス信号であって、デュアルポートメモリ4へ格納す
るデータを出力する。また108はデュアルポートメモ
リ4より出力される信号であって、タイマ値有意を示す
格納データを示す。
【0088】アドレスカウンタ5は、入力クロック信号
101を基準として時間を計数し、計数値をアドレスと
してデュアルポートメモリ4へ出力する。109はアド
レスカウンタ5からの出力データであって、デュアルポ
ートメモリ4の出力側のアドレスを示す。
【0089】タイマ設定レジスタ8は、CPU2より設
定されたタイマ値を示すデータを格納する。107はタ
イマ設定レジスタ8から出力される時間設定値を示すデ
ータ信号である。
【0090】割込み検出回路10は、デュアルポートメ
モリ4とタイマ設定レジスタ8からのデータを比較し、
タイマ設定値となった(両者が一致した)場合、CPU
2へその旨を通知する。即ち、103は割り込み検出回
路10からの割込み要求信号であって、CPU2に対し
て割込みの発生を通知する。
【0091】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0092】図2において、ある計測時間を示すタイマ
値が例えば「分」,「秒」のように2種類のタイマ値で
構成される計測時間を設定する場合、CPU2から1種
類のタイマ値(例えば「分」)がアドレスに変換され、
タイマ値を格納するメモリ番地を指定するアドレスとタ
イマ値を示すデータが、それぞれアドレスバス104及
びデータバス105を介してデュアルポートメモリ4へ
供給され、デュアルポートメモリ4では指定されたアド
レスにタイマ値データを記録する。
【0093】一方、アドレスカウンタ5は、クロック信
号101を基準として時間計測を行なっており、計数値
であるアドレスカウンタ5の出力109は、デュアルポ
ートメモリ4に出力側アドレスとして供給される。デュ
アルポートメモリ4においては、アドレスカウンタ5の
出力109がアドレスとして指定するデータ格納エリア
から読み出されたデータが、デュアルポートメモリ4の
出力108として出力される。
【0094】つまり、CPU2により設定されたデータ
格納エリアを示すアドレスとアドレスカウンタ5の出力
109とが同じになると、タイマ値データがデュアルポ
ートメモリ出力108として出力される。
【0095】また他方で、タイマ設定レジスタ8は、入
力クロック信号101を基準として時間計測を行なって
おり、計数値は、例えば「秒」を示すタイマ設定レジス
タ出力信号107として、割込み検出回路10に出力さ
れる。
【0096】割込み検出回路10では、デュアルポート
メモリ4から出力される出力信号108とタイマ設定レ
ジスタ8から出力されるタイマ設定レジスタ出力信号1
07とを常時監視しており、デュアルポートメモリ出力
信号108とタイマ設定レジスタ出力信号107の両デ
ータの同一性が検出されると、割込み要求信号103を
CPU2に対して出力する。
【0097】CPU2では、該割込み要求信号103を
受け取ると、所定の割込み処理を実行することとなる。
【0098】以上のように本実施例のタイマ捕獲回路で
は、CPU2が設定するタイマ値を記録しておくための
記憶手段として、従来のようにラッチで構成したレジス
タを用いないでデュアルポートメモリ4等のメモリ素子
を用いることとしたので、複数個のタイマ値をアドレス
カウンタ5が計数する時間間隔で記録することができ、
複数のタイマ値をより小さい回路規模で設定可能なタイ
マ捕獲回路を実現できる。
【0099】(第2実施例)図3に本発明の第2実施例
に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図において、
本実施例のタイマ捕獲回路の構成は、第1実施例のタイ
マ捕獲回路の構成に対して、FIFOメモリ12及び1
2−1が付加された構成である。
【0100】112は割込み検出回路出力信号であっ
て、割込み検出回路10より出力される。FIFOメモ
リ12は、割込み検出回路出力信号112をデータとし
て保持する。FIFOメモリ12−1は、割込み検出回
路出力信号112をトリガとしアドレスカウンタ5の内
容をデータとして保持する。113はFIFOメモリ出
力信号であって、FIFOメモリ12−1より出力され
る。
【0101】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0102】図3において、ある計測時間を示すタイマ
値が例えば「分」,「秒」のように2種類のタイマ値で
構成される計測時間を設定する場合、CPU2から1種
類のタイマ値(例えば「分」)がアドレスに変換され、
タイマ値を格納するメモリ番地を指定するアドレスとタ
イマ値を示すデータが、それぞれアドレスバス104及
びデータバス105を介してデュアルポートメモリ4へ
出力される。デュアルポートメモリ4では、データ格納
エリアにデータバス105で指定されたアドレスにデー
タを記録する。
【0103】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計測を行なっており、計
数値であるアドレスカウンタ出力信号109はデュアル
ポートメモリ4に対して出力側アドレスとして供給され
る。デュアルポートメモリ4においては、アドレスカウ
ンタ出力信号109がアドレスとして指定するデータ格
納エリアから読み出されたデータが、デュアルポートメ
モリ出力信号108として出力される。
【0104】つまり、CPU2により設定されたデータ
格納エリアを示すアドレスとアドレスカウンタ出力信号
109とが同じになると、タイマ値データがデュアルポ
ートメモリ出力信号108として出力される。
【0105】また他方で、タイマ設定レジスタ8は、入
力クロック信号101を基準として時間計測を行なって
おり、計数値はタイマ設定レジスタ出力信号107とし
て割込み検出回路10に出力される。
【0106】割込み検出回路10では、デュアルポート
メモリ4から出力されるデュアルポートメモリ出力信号
108とタイマ設定レジスタ8から出力されるタイマ設
定レジスタ出力信号107とを常時監視しており、両者
のデータの同一性が検出されると、FIFOメモリ12
及び12−1に対して割込み検出回路出力信号112を
出力する。
【0107】FIFOメモリ12においては、割込み検
出回路出力信号112が供給されると、割込み検出回路
出力信号112がデータとして保持される。また、FI
FOメモリ12−1においては、割込み検出回路出力信
号112がトリガとして供給されると、アドレスカウン
タ5のアドレスカウンタ出力信号109をデータとして
保持する。
【0108】つまり、FIFOメモリ12において一定
時間間隔でデータがFIFOメモリ12より読み出され
る構成となっており、割込み要求信号103がCPU2
に対して出力される。
【0109】CPU2では、割込み要求信号103を受
け取ると所定の割込み処理を実行するが、該割込み処理
に際して、FIFOメモリ12−1からデータを読み出
してCPU2に取込むことにより、どのタイマ値で割込
みが発生したかを知ることができる。
【0110】(第3実施例)図4に本発明の第3実施例
に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図において、
本実施例のタイマ捕獲回路の構成は、第1実施例のタイ
マ捕獲回路の構成において、タイマ設定レジスタ8の代
わりに第2デュアルポートメモリ4−1及び第2アドレ
スカウンタ5−1を付加した構成である。
【0111】第2デュアルポートメモリ4−1はタイマ
値を記録し、第2アドレスカウンタ5−1はタイマ値を
保持する。108−1は第2デュアルポートメモリ出力
信号であって、第2デュアルポートメモリ4−1より出
力される。
【0112】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0113】図4において、ある計測時間を示すタイマ
値が、例えば「分」,「秒」のように2種類のタイマ値
で構成される計測時間を設定する場合、CPU2から1
種類のタイマ値(例えば「分」)がアドレスに変換さ
れ、タイマ値有意を示すデータを格納するメモリ番地を
指定するアドレスとタイマ値を示すデータが、それぞれ
アドレスバス104及びデータバス105を介してデュ
アルポートメモリ4へ供給される。デュアルポートメモ
リ4では、アドレスバス104により指定されるデータ
格納エリアにデータバス105で指定されるデータが記
録される。
【0114】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計数を行なっており、計
数値であるアドレスカウンタ出力109はデュアルポー
トメモリ4に対して出力側アドレスとして供給される。
デュアルポートメモリ4においては、アドレスカウンタ
出力109が出力側アドレスとして指定するデータ格納
エリアから読み出されたデータを、デュアルポートメモ
リ出力信号108として割込み検出回路10に出力す
る。
【0115】つまり、CPU2より設定したデータ格納
エリアを示すアドレスとアドレスカウンタ出力109と
が同じになると、データとしてタイマ値有意のデータが
デュアルポートメモリ出力信号108として出力され
る。
【0116】また、CPU2からもう1種類のタイマ値
(例えば「秒」)がアドレスに変換され、タイマ値有意
を示すデータを格納するメモリ番地を指定するアドレス
とタイマ値を示すデータが、それぞれアドレスバス10
4及びデータバス105を介して第2デュアルポートメ
モリ4−1へ供給される。第2デュアルポートメモリ4
−1では、アドレスバス104により指定されたデータ
格納エリアにデータバス105で指定されるデータが格
納される。
【0117】一方、第2アドレスカウンタ5−1は、入
力クロック信号101を基準として時間計数を行なって
おり、計数値である第2アドレスカウンタ出力信号10
9−1は第2デュアルポートメモリ4−1に出力側アド
レスとして供給される。第2デュアルポートメモリ4−
1においては、第2アドレスカウンタ出力109−1が
アドレスとして指定するデータ格納エリアから読み出さ
れたデータを、第2デュアルポートメモリ出力信号10
8−1として出力する。
【0118】つまり、CPU2より設定したデータ格納
エリアを示すアドレスと第2アドレスカウンタ出力信号
109−1が同じになると、データとしてタイマ値有意
のデータが第2デュアルポートメモリ出力信号108−
1として割込み検出回路10に出力される。
【0119】割込み検出回路10では、デュアルポート
メモリ4及び第2デュアルポートメモリ4−1から出力
されるメモリ出力信号108及び108−1を常時監視
しており、両信号上に有意データが同時に検出される
(「分」,「秒」を示すデータが両方有意となる)と、
割込み要求信号103を出力してCPU2に対して計数
完了を通知する。
【0120】CPU2では、該割込み要求信号103を
受け取ると所定の割込み処理を実行することとなる。
【0121】(第4実施例)図5に本発明の第4実施例
に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図において、
本実施例のタイマ捕獲回路の構成は、第3実施例のタイ
マ捕獲回路の構成に対して、FIFOメモリ12,12
−1,及び12−2が付加された構成である。
【0122】112は割込み検出回路出力信号であっ
て、割込み検出回路10より出力される。FIFOメモ
リ12は割込み検出回路出力信号112をデータとして
保持する。FIFOメモリ12−1は、割込み検出回路
出力信号112をトリガとして、アドレスカウンタ5の
内容をデータとして取込む。FIFOメモリ12−2
は、割込み検出回路出力信号112をトリガとして、第
2アドレスカウンタ5−1の内容をデータとして取込
む。113−1及び113−2はFIFOメモリ出力信
号であって、それぞれFIFOメモリ12−1及び12
−2から出力される。
【0123】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0124】図5において、ある計測時間を示すタイマ
値が、例えば「分」,「秒」のように2種類のタイマ値
で構成される計測時間を設定する場合、CPU2から1
種類のタイマ値(例えば「分」)がアドレスに変換さ
れ、タイマ値有意を示すデータを格納するメモリ番地を
指定するアドレスとタイマ値が有意であるデータを示す
データが、それぞれアドレスバス104及びデータバス
105を介してデュアルポートメモリ4へ供給される。
デュアルポートメモリ4では、アドレスバス104によ
り指定されるデータ格納エリアにデータバス105で指
定されるデータが記録される。
【0125】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計数を行なっており、計
数値であるアドレスカウンタ出力信号109はデュアル
ポートメモリ4に出力側アドレスとして供給される。デ
ュアルポートメモリ4においては、アドレスカウンタ出
力信号109がアドレスとして指定するデータ格納エリ
アから読み出されたデータを、デュアルポートメモリ出
力信号108として出力する。
【0126】つまり、CPU2より設定したデータ格納
エリアを示すアドレスとアドレスカウンタ出力信号10
9が同じになると、データとしてタイマ値有意のデータ
がデュアルポートメモリ出力信号108として割込み検
出回路10に出力される。
【0127】また、CPU2からもう1種類のタイマ値
(例えば「秒」)がアドレスに変換され、タイマ値有意
を示すデータを格納するメモリ番地を指定するアドレス
とタイマ値が有意であるデータを示すデータが、それぞ
れアドレスバス104及びデータバス105を介して第
2デュアルポートメモリ4−1へ供給される。第2デュ
アルポートメモリ4−1では、データバス105で指定
されるデータが格納される。
【0128】一方、第2アドレスカウンタ5−1は、ク
ロック信号101を基準として時間計数を行なってお
り、計数値である第2アドレスカウンタ出力信号109
−1は第2デュアルポートメモリ4−1に出力される。
第2デュアルポートメモリ4−1においては、第2アド
レスカウンタ出力信号109−1がアドレスとして指定
するデータ格納エリアから読み出されたデータを、第2
デュアルポートメモリ出力信号108−1として出力す
る。
【0129】つまり、CPU2より設定したデータ格納
エリアを示すアドレスと第2アドレスカウンタ出力信号
109−1とが同じになると、データとしてタイマ値有
意のデータが第2デュアルポートメモリ出力信号108
−1として割込み検出回路に出力される。
【0130】割込み検出回路10では、デュアルポート
メモリ4及び第2デュアルポートメモリ4−1から出力
されるデータ108及び108−1を常時監視してお
り、両信号上に有意データが同時に検出される
(「分」,「秒」を示すデータが両方有意となる)と、
FIFOメモリ12,12−1,及び12−2に対して
割込み検出回路出力信号112を出力する。
【0131】割込み検出回路出力信号112がFIFO
メモリ12に供給されると、FIFOメモリ12におい
ては、割込み検出回路出力信号112がデータとして保
持される。また、FIFOメモリ12−1においては、
割込み検出回路出力信号112がトリガとして入力され
ると、アドレスカウンタ5のアドレスカウンタ出力10
9をデータとして保持する。更に、FIFOメモリ12
−2においては、割込み検出回路出力信号112がトリ
ガとして入力されると、第2アドレスカウンタ5−1の
第2アドレスカウンタ出力信号109−1をデータとし
て保持する。
【0132】FIFOメモリ12において、一定時間
後、データが読み出されるとその出力はCPU2に対す
る割込み要求信号103となる。
【0133】CPU2では、割込み要求信号103を受
信すると、所定の割込み処理を実行するが、該割込み処
理に際して、FIFOメモリ12−1及び12−2の内
容を読み出してデータをCPU2に取込むことにより、
どのタイマ値で割込みが発生したかを知ることができ
る。
【0134】(第5実施例)図6に本発明の第5実施例
に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図において本
実施例のタイマ捕獲回路は、デュアルポートメモリ4、
アドレスカウンタ5、割込み検出回路10’、及びゲー
ト回路11を具備した構成である。
【0135】図6において、109はアドレスカウンタ
5の計数値を示す出力信号であって、ゲート回路11と
デュアルポートメモリ4に出力される。ゲート回路11
は、アドレスカウンタ5からの計測値を示す出力信号1
09をCPU2にも接続されているデータバス105へ
出力する。
【0136】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0137】図6において、ある計測時間を示すタイマ
値が例えば「秒」を設定する場合、先ず、CPU2はゲ
ート回路11を開放するアドレスをアドレスバス104
上に出力し、アドレスデコーダ3からの選択信号102
によりゲート回路を開放して、アドレスカウンタ5の計
数値を示す出力信号109をデータバス105上に出力
し、CPU2内に計数値をデータとして取込む。
【0138】次に、取込んだ計数値に基づいてタイマ値
を計算し、アドレスに変換してアドレスバス104上に
出力し、データとしてタイマ値有意を示すデータをデー
タバス105上に出力して、デュアルポートメモリ4に
供給する。デュアルポートメモリ4では、該アドレスで
指定されるデータ格納エリアにデータを記録する。
【0139】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計測を行なっており、計
数値であるアドレスカウンタ出力信号109はデュアル
ポートメモリ4に出力される。デュアルポートメモリ4
では、アドレスカウンタ出力信号109が出力側アドレ
スとして入力されているので、該アドレスが指定するデ
ータ格納エリアの内容がデュアルポートメモリ出力信号
108として読み出され、割り込み検出回路10’に出
力される。
【0140】割り込み検出回路10’では、デュアルポ
ートメモリ4から出力される出力データ108を常時監
視しており、データ上に有意データが検出されると割込
み要求信号103をCPU2に対して出力する。
【0141】CPU2では、該割込み要求信号103を
受けると所定の割込み処理を実行することとなる。
【0142】(第6実施例)図7に本発明の第6実施例
に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図において、
本実施例のタイマ捕獲回路の構成は、第5実施例のタイ
マ捕獲回路の構成に対して、FIFOメモリ12及び1
2−1が付加された構成である。
【0143】112は割込み検出回路出力信号であっ
て、割込み検出回路10’より出力される。FIFOメ
モリ12は割込み検出回路出力信号112をデータとし
て保持する。またFIFO12−1は、割込み検出回路
出力信号112をトリガとして、アドレスカウンタ5の
内容をデータとして取込む。113はFIFOメモリ出
力信号であって、FIFOメモリ12−1から出力され
る。
【0144】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0145】図7において、タイマ値を設定する場合、
先ず、CPU2はゲート回路11を開放するアドレスを
アドレスバス104上に出力し、アドレスデコーダ3か
らの選択信号102によりゲート回路を開放して、アド
レスカウンタ5の計数値を示す出力信号109をデータ
バス105上に出力し、CPU2内に計数値をデータと
して取込む。
【0146】次に、取込んだ計数値に基づいてタイマ値
を計算し、アドレスに変換してアドレスバス104上に
出力し、データとしてタイマ値有意を示すデータをデー
タバス105上に出力して、デュアルポートメモリ4に
供給する。デュアルポートメモリ4では、該アドレスで
指定されるデータ格納エリアにデータを記録する。
【0147】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計測を行なっており、計
数値であるアドレスカウンタ出力信号109はデュアル
ポートメモリ4に出力側アドレスとして出力される。デ
ュアルポートメモリ4では、アドレスカウンタ出力信号
109がアドレスとして入力されているので、該アドレ
スが指示するデータ格納エリアの内容がデュアルポート
メモリ出力信号108として読み出され、割り込み検出
回路10に出力される。
【0148】割込み検出回路10では、デュアルポート
メモリ4から出力される出力データ信号108を常時監
視しておりデータ上に有意が検出されるとFIFOメモ
リ12及び12−1に対して割込み検出回路出力信号1
12を出力する。
【0149】FIFOメモリ12においては、割込み検
出回路出力信号112が入力されると、該割込み検出回
路出力信号112がデータとして保持される。また、F
IFOメモリ12−1においては、割込み検出回路出力
信号112がトリガとして入力されると、アドレスカウ
ンタ5のアドレスカウンタ出力信号109をデータとし
て保持する。
【0150】FIFOメモリ12においては、データが
一定時間間隔で読み出される構成となっており、該出力
は割り込み要求信号103としてCPU2に対して出力
される。
【0151】CPU2では、割り込み要求信号103を
受け取ると所定の割り込み処理を実行するが、割込み処
理に際しては、FIFOメモリ12−1を読み出して該
データをCPU2に取込むことにより、どのタイマ値で
割り込みが発生したかを知ることができる。
【0152】(第7実施例)図8に本発明の第7実施例
に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図において本
実施例のタイマ捕獲回路は、デュアルポートメモリ4、
アドレスカウンタ5、及び割込み検出回路10を具備し
た構成であり、各構成要素及び各信号については第1実
施例と同様である。
【0153】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0154】図8において、ある計測時間を示すタイマ
値を設定する場合、CPU2からタイマ値がアドレスに
変換され、タイマ値を格納するメモリ番地を指定するア
ドレスと格納タイマ値を示すデータが、それぞれアドレ
スバス104及びデータバス105を介してデュアルポ
ートメモリ4へ供給される。デュアルポートメモリ4で
は、指定されたアドレスにデータバス105上のデータ
が記録される。
【0155】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計測を行なっており、計
数値であるタイマカウンタ出力信号106は、デュアル
ポートメモリ4に対して出力側アドレスとして、また割
込み検出回路10に対するデータとして出力されてい
る。
【0156】デュアルポーメモリ4においては、タイマ
カウンタ出力信号106がアドレスとして入力されてい
るので、そのアドレスが指示するデータ格納エリアの内
容がデュアルポートメモリ出力信号108として割り込
み検出回路10に出力される。
【0157】割込み検出回路10では、デュアルポート
メモリ4から出力される出力データ信号108を常時監
視しており、デュアルポートメモリ出力信号108とタ
イマカウンタ出力データ106との同一が検出される
と、割込み要求信号103をCPU2に対して出力す
る。
【0158】CPU2では、該割込み要求信号103を
受け取ると、所定の割込み処理が実行されることとな
る。
【0159】(第8実施例)図9に本発明の第8実施例
に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図において、
本実施例のタイマ捕獲回路の構成は、第7実施例のタイ
マ捕獲回路の構成に対して、FIFOメモリ12及び1
2−1が付加された構成である。
【0160】112は割込み検出回路出力信号であっ
て、割込み検出回路10より出力される。FIFOメモ
リ12は割込み検出回路出力信号112をデータとして
保持する。またFIFOメモリ12−1は、割込み検出
回路出力信号112をトリガとして、アドレスカウンタ
5の内容をデータとして取込む。113はFIFOメモ
リ出力信号であって、FIFOメモリ12−1から出力
される。
【0161】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0162】図9において、ある計測時間を示すタイマ
値を設定する場合、CPU2からタイマ値がアドレスに
変換され、タイマ値を格納するメモリ番地を指定するア
ドレスと格納タイマ値を示すデータが、それぞれアドレ
スバス104及びデータバス105を介してデュアルポ
ートメモリ4へ出力される。デュアルポートメモリ4で
は、指定されたアドレスにデータバス105上のデータ
が記録される。
【0163】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計測を行なっており、計
数値であるタイマカウンタ出力信号106は、デュアル
ポートメモリ4に出力側アドレスとして、また割込み検
出回路10にデータとして出力されている。
【0164】デュアルポートメモリ4においては、タイ
マカウンタ出力106が出力側アドレスとして入力され
ているので、該アドレスが指示するデータ格納エリアの
内容がデュアルポートメモリ出力信号108として割り
込み検出回路10に出力される。
【0165】割込み検出回路10では、デュアルポート
メモリ4から出力されるメモリ出力信号108とタイマ
カウンタ9から出力されるタイマカウンタ出力信号10
6を常時監視しており、両者のデータ上にデータの同一
性が検出されると、FIFOメモリ12及び12−1に
対して割込み検出回路出力信号112を出力する。
【0166】FIFOメモリ12においては、割り込み
検出回路出力信号112が入力されると、該割込み検出
回路出力信号112がデータとして保持される。またF
IFOメモリ12−1においては、割込み検出回路出力
信号112がトリガとして入力されると、アドレスカウ
ンタ5のアドレスカウンタ出力信号109をデータとし
て保持する。
【0167】FIFOメモリ12においては、一定時間
間隔でデータが読み出される構成となっており、該出力
は割り込み要求信号103としてCPU2に対して出力
されている。
【0168】CPU2では、割込み要求信号103を受
け取ると所定の割込み処理を実行するが、該割込み処理
に際して、FIFOメモリ12−1の内容を読み出し、
データをCPU2に取込むことにより、どのタイマ値で
割込みが発生したかを知ることができる。
【0169】(第9実施例)図10に本発明の第9実施
例に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図において
本実施例のタイマ捕獲回路は、デュアルポートメモリ
4、アドレスカウンタ5、加算器6、タイマ設定レジス
タ8、及び割込み検出回路10’を具備した構成であ
る。
【0170】タイマ設定レジスタ8には、データバス1
05を介してCPU2からのタイマ値が設定され保持さ
れる。加算器6では、タイマ設定レジスタ8からの出力
信号107の内容とアドレスカウンタ5の内容を加算す
る。110は加算器6からの加算結果を示す出力信号で
あって、デュアルポートメモリ4に出力される。また1
09はアドレスカウンタ5の計数値を示す出力信号であ
って、加算器6とデュアルポートメモリ4に出力され
る。
【0171】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0172】図10において、ある計測時間を示すタイ
マ値を設定する場合、CPU2は、設定するタイマ値を
入力クロック信号101を基準とした値からアドレスに
変換しデータバス105を介してタイマ設定レジスタ8
に設定する。タイマ設定レジスタ8の出力であるタイマ
設定レジスタ出力信号107は、加算器6に入力されア
ドレスカウンタ出力信号109と加算処理がなされる。
加算器出力信号110はデュアルポートメモリ4に入力
側アドレスとして供給され記録場所を指定する。この
時、CPU2からの格納データはデータバス105を介
してデュアルポートメモリ4に供給されているので、加
算器出力信号110の指定するアドレスに記録される。
【0173】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計測を行なっており、計
数値であるアドレスカウンタ出力信号109はデュアル
ポートメモリ4に出力側アドレスとして供給されてい
る。つまり、アドレスカウンタ5において、現カウント
値よりタイマ設定レジスタ8に設定したタイマ値分だけ
計数を行なうと、先にCPU2により設定したアドレス
と同じデータ格納エリアの内容を読み出すこととなり、
この時タイマ有意を示すデータが読み出されることとな
る。
【0174】割込み検出回路10’では、デュアルポー
トメモリ4から出力される出力信号108を常時監視し
ており、該データ上にタイマ有意を示すデータが検出さ
れると、割込み要求信号103をCPU2に対し出力す
る。
【0175】CPU2では、割込み要求信号103を受
け取ると所定の割込み処理を実行することとなる。
【0176】(第10実施例)図11に本発明の第10
実施例に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図にお
いて、本実施例のタイマ捕獲回路の構成は、第9実施例
のタイマ捕獲回路の構成に対して、FIFOメモリ12
及び12−1が付加された構成である。
【0177】112は割込み検出回路出力信号であっ
て、割込み検出回路10’より出力される。FIFO1
2は割込み検出回路出力信号112をデータとして保持
する。またFIFOメモリ12−1は、割込み検出回路
出力信号112をトリガとして、アドレスカウンタ5の
内容をデータとして取込む。113はFIFOメモリ出
力信号であって、FIFOメモリ12−1から出力され
る。
【0178】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0179】図11において、ある計測時間を示すタイ
マ値を設定する場合、CPU2は、設定するタイマ値を
クロック信号101を基準とした値からアドレスに変換
し、データバス105を介してタイマ設定レジスタ8に
設定する。タイマ設定レジスタ8の出力であるタイマ設
定レジスタ出力信号107は、加算器6に入力されアド
レスカウント出力信号109と加算処理がなされる。加
算器出力信号110はデュアルポートメモリ4に入力側
アドレスとして供給され記録場所を指定する。この時、
CPU2からの格納データは、データバス105を介し
てデュアルポートメモリ4に供給されているので、加算
器出力信号110の指定するアドレスに記録される。
【0180】一方、アドレスカウンタ5は、入力クロッ
ク信号101を基準として時間計測を行なっており、計
数値であるアドレスカウンタ出力信号109はデュアル
ポートメモリ4に出力側アドレスとして供給されてい
る。つまり、アドレスカウンタ5において、現カウント
値よりタイマ設定レジスタ8に設定したタイマ値分だけ
計数を行なうと、先にCPU2により設定したアドレス
と同じデータ格納エリアの内容を読み出すこととなり、
この時タイマ有意を示すデータが読み出されることとな
る。
【0181】割込み検出回路10’では、デュアルポー
トメモリ4から出力される出力信号108を常時監視し
ており、データ上にタイマ有意を示すデータが検出され
ると、割込み要求信号103をFIFOメモリ12及び
12−1に対して出力する。
【0182】FIFOメモリ12においては、割込み検
出回路出力信号112が出力されると、該割込み検出回
路出力信号112をデータとして保持する。またFIF
Oメモリ12−1においては、割込み検出回路出力信号
112がトリガとして入力されると、アドレスカウンタ
出力信号109をデータとして保持する。
【0183】FIFOメモリ12においては、一定時間
間隔でデータが読み出される構成となっており、該出力
は割り込み要求信号103としてCPU2に対して出力
される。
【0184】CPU2では、割込み要求信号103を受
け取ると所定の割込み処理を実行するが、該割込み処理
に際して、FIFOメモリ12−1からデータを読み出
し、データバス105を介してCPU2に取込むことに
より、どのタイマ値で割込みが発生したかを知ることが
できる。
【0185】(第11実施例)図12に本発明の第11
実施例に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図にお
いて本実施例のタイマ捕獲回路は、デュアルポートメモ
リ4、アドレスカウンタ5、減算器7、タイマ設定レジ
スタ8、割込み検出回路10’、及びゲート回路11を
具備した構成である。
【0186】タイマ設定レジスタ8には、データバス1
05を介してCPU2からのタイマ値が設定され保持さ
れる。減算器7では、タイマ設定レジスタ8からの出力
信号107の内容とアドレスカウンタ5の内容を減算す
る。111は減算器7からの減算結果を示す出力信号で
あって、デュアルポートメモリ4に出力される。109
はアドレスカウンタ5の計数値を示す出力信号であっ
て、減算器7とデュアルポートメモリ4に出力される。
【0187】ゲート回路11は、アドレスカウンタ5か
らの計数値を示す出力信号109について、CPU2に
も接続されるデータバス105への出力を制御するため
のゲート回路である。
【0188】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0189】図12において、ある計測時間を示すタイ
マ値を設定する場合、先ず、CPU2はゲート回路11
を開放するアドレスをアドレスバス104上に出力し、
アドレスデコーダ3からの選択信号102によりゲート
回路11を開放して、アドレスカウンタ5の計数値を示
す出力信号109をデータバス105上に出力し、CP
U2内に計数値をデータとして取込む。
【0190】次に、取込んだ計数値に基づいて設定する
タイマ値を計算し、該タイマ値を入力クロック信号10
1を基準とした値からアドレスに変換して、アドレスバ
ス104上に出力しデュアルポートメモリ4に供給す
る。
【0191】また、タイマ値有意を示すデータをデータ
バス105上に出力して、タイマ設定レジスタ8に記録
する。記録された値はタイマ設定レジスタ8の出力信号
107として減算器7に供給され、減算器7において、
アドレスカウンタ5より入力されるアドレスカウンタの
値109と減算処理がなされる。該演算結果である減算
器出力信号111は、デュアルポートメモリ4に対する
出力側アドレスとして供給されデータ格納エリアを指定
する。
【0192】この時、CPU2より出力される格納デー
タは、データバス105を介してデュアルポートメモリ
4に供給されているので、CPU2によりタイマ値デー
タが書込まれたアドレスを減算器出力信号111が指定
すると、タイマ有意を示すデータが読み出されることと
なる。
【0193】割込み検出回路10’では、デュアルポー
トメモリ4から出力される出力信号108を常時監視し
ており、該データ上にタイマ有意を示すデータが検出さ
れると、割込み要求信号103をCPU2に対して出力
する。
【0194】CPU2では、割込み要求信号103を受
け取ると、所定の割込み処理が実行される。
【0195】(第12実施例)図13に本発明の第12
実施例に係るタイマ捕獲回路の構成図を示す。同図にお
いて、本実施例のタイマ捕獲回路の構成は、第11実施
例のタイマ捕獲回路の構成に対して、FIFOメモリ1
2及び12−1が付加された構成である。
【0196】112は割込み検出回路出力信号であっ
て、割込み検出回路10’より出力される。FIFOメ
モリ12は、割込み検出回路出力信号112をデータと
して保持する。またFIFOメモリ12−1は、割込み
検出回路出力信号112をトリガとして、アドレスカウ
ンタ5の内容をデータとして取込む。113は、FIF
Oメモリ出力信号であって、FIFOメモリ12−1よ
り出力される。
【0197】以下、本実施例のタイマ捕獲回路の動作に
ついて説明する。
【0198】図13において、ある計測時間を示すタイ
マ値を設定する場合、先ず、CPU2はゲート回路11
を開放するアドレスをアドレスバス104上に出力し、
アドレスデコーダ3からの選択信号102によりゲート
回路11を開放して、アドレスカウンタ5の計数値を示
す出力信号109をデータバス105上に出力し、CP
U2内に計数値をデータとして取込む。
【0199】次に、取込んだ計数値に基づいて設定する
タイマ値を計算し、該タイマ値を入力クロック信号10
1を基準とした値からアドレスに変換して、アドレスバ
ス104上に出力しデュアルポートメモリ4に供給す
る。
【0200】また、タイマ値有意を示すデータをデータ
バス105上に出力して、タイマ設定レジスタ8に記録
する。記録された値はタイマ設定レジスタ8の出力信号
107として減算器7に供給され、減算器7において、
アドレスカウンタ5より入力されるアドレスカウンタの
値109と減算処理がなされる。該演算結果である減算
器出力信号111は、デュアルポートメモリ4に対する
出力側アドレスとして供給されデータ格納エリアを指定
する。
【0201】この時、CPU2より出力される格納デー
タは、データバス105を介してデュアルポートメモリ
4に供給されているので、CPU2によりタイマ値デー
タが書込まれたアドレスを減算器出力信号111が指定
すると、タイマ有意を示すデータが読み出されることと
なる。
【0202】割込み検出回路10’では、デュアルポー
トメモリ4から出力される出力信号108を常時監視し
ており、該データ上にタイマ有意を示すデータが検出さ
れると、割込み検出回路出力信号112をFIFOメモ
リ12及び12−1に対して出力する。
【0203】FIFOメモリ12においては、割込み検
出回路出力信号112が出力されると、該割込み検出回
路出力信号112がデータとして保持される。またFI
FOメモリ12−1においては、割込み検出回路出力信
号112がトリガとして入力されると、アドレスカウン
タ出力信号109をデータとして保持する。
【0204】FIFOメモリ12においては、一定時間
間隔でデータが読み出される構成となっており、該出力
は割込み要求信号103としてCPU2に出力される。
【0205】CPU2では、割込み要求信号103を受
け取ると所定の割込み処理を実行するが、該割込み処理
に際して、FIFOメモリ12−1からデータを読み出
してCPU2に取込むことにより、どのタイマ値で割込
みが発生したかを知ることができる。
【0206】(第13実施例)図14は、本発明の第1
3実施例に係るタイマ捕獲回路の適用例であり、複数個
(n+1個;nは任意の正整数)のCPUを備える情報
処理装置の構成図を示す。
【0207】同図において、本実施例の情報処理装置
は、タイマ捕獲回路1、CPU2及び2−1〜2−n、
アドレスデコーダ3、ゲート回路11及び11−1〜1
1−n、並びにバス調停回路13を備えた構成である。
【0208】CPU2及び2−1〜2−nは、ある計測
時間を示すタイマ値を設定する。114及び114−1
〜114−nはバス要求信号であって、前記CPU2及
び2−1〜2−nからバス使用を要求する場合に出力さ
れる。
【0209】バス調停回路13は、バス要求信号114
及び114−1〜114−nに基づいて、どのCPUが
データバス105及びアドレスバス104を占有できる
かの調停を行なう。
【0210】ゲート回路11及び11−1〜11−n
は、バス調停回路13から出力される調停結果により、
各CPU2及び2−1〜2−nからのアドレス信号11
5及び115−1〜115−nをアドレスバス104に
接続する。
【0211】CPU2は、タイマ捕獲回路1から供給さ
れる割込み要求信号103に基づき割込み処理等を行な
う。105はデータバスであって、タイマ捕獲回路1並
びにCPU2及び2−1〜2−nに接続されている。ま
た、104はアドレスバスであって、アドレスデコーダ
3並びにゲート回路11及び11−1〜11−nに接続
されている。
【0212】アドレスデコーダ3はアドレスバス104
に接続されており、CPU2及び2−1〜2−nからの
(アドレスバス104上の)アドレスをデコードする。
102はアドレスデコードの結果であって、アドレスバ
ス104よりタイマ捕獲回路1を選択した場合に当該選
択信号102を出力する。
【0213】タイマ捕獲回路1は、入力クロック信号1
01を基準としてタイマ値を捕獲するもので、入力クロ
ック信号101を基準としてCPU2及び2−1〜2−
nにより設定されたタイマ値を計数した後、割込み要求
信号103を介してCPU2に通知する。
【0214】以下、本実施例の情報処理装置の動作につ
いて説明する。
【0215】図14において、先ず、あるCPU2−i
(i=1〜n)がタイマ捕獲回路1に対しタイマ値を設
定する場合において、CPU2−iからアドレスバス1
04及びデータバス105のバス使用権を要求するた
め、バス要求信号114−iをバス調停回路13に出力
する。
【0216】バス調停回路13においては、アドレスバ
ス104及びデータバス105が使用状態にあるかどう
かを判定し、使用状態にない場合には、バス要求信号1
14−iを出力しているCPU2−iに対してバス使用
許可を与え、該CPU2−iにシステムのアドレスバス
104を開放するため、該当するゲート回路11が開放
となるようにゲート信号106−iを有意とする。
【0217】CPU2−iからは、タイマ捕獲回路1を
指定するアドレスが出力されており、そのアドレス範囲
においては、アドレスデコーダ3からの出力がタイマ捕
獲回路1に対し出力される。また、CPU2−iからデ
ータバス105に対しては、タイマ値が出力されてい
る。
【0218】タイマ捕獲回路1においては、タイマを記
録するメモリ部に、該当するCPU2−iがアサインさ
れている旨を示すため、i番目のビット位置にデータが
書込まれる。
【0219】例えば、データバス105が8ビット幅で
ある場合には、CPUを8個接続することができ、CP
U2−1のビット位置を0ビット目(LSB)とする。
【0220】CPU2−1が、あるアドレス位置にデー
タ有意のビットを設定すると、その場合、データバス1
05上のデータは(00000001b)となる。ここ
で、添字“b”は2進数であることを示す。また、同一
アドレスにCPU2−8がデータ有意のビットを設定す
ると、その時のデータバス105上のデータは(100
00001b)となる。
【0221】このように本実施例の情報処理装置では、
データバス105のビット幅がnビットである場合、予
め、n個の各CPU2−1〜2−nに対応するデータバ
ス105のビット位置を設定しておくことにより、n個
のCPUからの値を設定することが可能となる。
【0222】尚、タイマ捕獲回路1については、第1実
施例から第12実施例に示したタイマ捕獲回路を適用す
ればよい。
【0223】従来の情報処理装置においてタイマ捕獲動
作をハードウェアで構成する場合、タイマ値が多くなる
と設定する個数に応じて回路規模が大きくなるという問
題があったが、以上説明した実施例のタイマ捕獲回路及
びそれを用いた情報処理装置では、以下のような効果が
ある。
【0224】(1)タイマ値を記録しておくための記憶
手段として、ラッチで構成したレジスタを用いず、デュ
アルポートメモリ等汎用の部品を用いて構成したので、
回路規模を小さくでき、また汎用の部品を使用できるの
で安価にできる。
【0225】(2)複数のタイマ値を1つの記憶手段に
記録でき、回路規模を小さくできる。
【0226】(3)複数の記憶手段を用いることによ
り、複数のタイマ値を設定することが可能となる。
【0227】(4)複数の記憶手段を用いることによ
り、設定できるタイマ値の範囲を大きく取ることができ
る。
【0228】(5)複数の記憶手段を用いることによ
り、設定できるタイマ値の組合わせを変えることができ
る。
【0229】(6)複数のクロックを選択可能な構成と
することにより、設定できるタイマ値の範囲を大きくす
ることができる。
【0230】(7)割込み要求信号、タイマ値等を保持
する手段を設けたので、CPUは割込み処理を欠落する
ことなく実行できる。
【0231】(8)複数のCPU構成においてもタイマ
値を設定できる。
【0232】一方、ソフトウェアで構成した場合にも、
タイマ設定数を多くするとCPUの負荷が増大し他の処
理効率が下がり、また、精度が悪いという問題点があっ
たが、CPUアクセスを最小にする構成としているの
で、CPUが他の処理を行なう場合の効率を下げること
なく、また精度の高いものが得られる効果がある。
【0233】また、以上説明した実施例においては、記
憶手段として、デュアルポートメモリを用いた構成を示
したが、通常のダイナミックRAM、スタティクRAM
等の書込み及び読み出しが可能な記憶手段を用いても同
様の効果を奏することができる。
【0234】また、以上説明した実施例においては、デ
ュアルポートメモリ及びその周辺回路の組合せが2個の
場合(例えば、計測時間の組合せを「分」,「秒」)に
ついて述べたが、3個の場合には、例えば、「時」,
「分」,「秒」という組合せを行なうことも可能であ
る。更に、4個以上の場合についても同様のことがいえ
る。
【0235】更に、以上説明した実施例においては、デ
ュアルポートメモリに、タイマ値を記録するアドレス1
個に対して1つの時間を対応させたが、1つの時間に複
数のアドレスを対応させても良く、CPUの処理速度が
カウンタ等の動作速度に比して十分に遅い場合には、前
記複数アドレスを1つの時間と見なすことが可能であ
り、同一時間を示すデータを複数個設定することができ
る。
【0236】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、従来の
構成においてはタイマ設定値をH/Wで構成する場合、
タイマ値が多くなると設定する個数に応じて回路規模が
大きくなるという問題があったが、 (1)タイマ値を記録しておくための記録手段として、
ラッチで構成したレジスタを用いず、デュアルポートメ
モリ等汎用の部品を用いて構成した。
【0237】(2)複数のタイマ値を1つの記録手段に
記録できるようにした。
【0238】(3)複数の記録手段を用いることによ
り、複数のタイマ値を設定することが可能な構成とし
た。
【0239】(4)複数の記録手段を用いることによ
り、設定できるタイマ値の範囲を大きくすることができ
る構成とした。
【0240】(5)複数の記録手段を用いることによ
り、設定できるタイマ値の組合わせを変えることができ
る構成とした。
【0241】(6)複数のクロックを選択可能な構成と
することにより、設定できるタイマ値の範囲を大きくす
ることができる構成とした。
【0242】(7)割込み要求信号、タイマ値等を保持
し記録する手段を設けたので、CPUは割込み処理を欠
落することなく実行できる構成とした。
【0243】(8)複数のCPU構成においてもタイマ
値を設定できる構成とした。
【0244】以上のように構成したので回路規模を小さ
くでき、また汎用の部品を使用できるので安価にできる
効果がある。一方、S/Wで構成した場合、タイマ設定
数を多くするとCPUの負荷が増大し、他の処理効率が
下がる、また精度が悪いという問題点があったが、CP
Uアクセスを最小にする構成としているので、CPUが
他の処理を行う場合の効率を下げることなく、また精度
の高いものが得られる効果がある。
【0245】また、今回の発明においては、記録手段と
して、デュアルポートメモリを用いた構成を示したが、
通常のダイナミックRAM、スタティクRAM等書込
み、読出しが可能な記録手段を用いても同様の効果を奏
することができる。
【0246】また、今回の発明においては、デュアルポ
ートメモリ及びその周辺回路の組合わせが2個の場合
(例えば、計測時間の組合わせを「分」「秒」)につい
て述べたが、3個の場合には、例えば「時」「分」
「秒」という組合わせを行うことも可能となる。さらに
4個以上の場合についても同様のことがいえる。
【0247】さらに、今回の発明においては、デュアル
ポートメモリにタイマ値を記録するアドレス1個に対
し、1つの時間を対応させたが、1つの時間に複数のア
ドレスを対応させても良く、CPUの処理速度がカウン
タ等の動作速度に比して十分に遅い場合には前記複数ア
ドレスを1つの時間と見なすことが可能であり、同一時
間を示すデータを複数個設定することができる。
【0248】換言すれば、本願発明の効果は特徴毎に以
下のように表すことができる。
【0249】すなわち、本発明の特徴的なタイマ捕獲回
路によれば、計数手段により第1記憶手段のアドレス範
囲を所定のクロックに基づいて計数して、第1記憶手段
に記憶されているタイマ値の読み出しアドレッシングを
行い、割込み検出手段では、第1記憶手段の出力と、第
2記憶手段の出力である処理手段が設定したタイマ値と
を監視して、処理手段が設定したタイマ値の検出を両デ
ータの同一性によって行ない、検出時に処理手段に対し
て割込み要求を行うこととし、タイマ値を記録しておく
ための記憶手段としてメモリ素子等の記憶手段を用いる
こととしたので、ある時間からある時間までの特定時間
間隔を測定するタイマ値を多数使用する場合にも、複数
のタイマ値を1つの記憶手段に記録でき、ハードウェア
の回路規模を小さくでき、より安価で実現し得るタイマ
捕獲回路を提供することができる。
【0250】また、複数個のタイマ値を計数手段が計数
する時間間隔で記録することにより複数のタイマ値を設
定することができ、複数の時間間隔をアドレス範囲内で
記録することにより複数のタイマ値を設定することがで
き、更に、タイマ値を記録する時間間隔を設定するクロ
ックの間隔を可変とする構成とすることで設定範囲を自
由に可変とすることができ、また、タイマ値を記録する
時間間隔を設定するクロックの間隔を幾つかのクロック
間隔から選択とする構成とすることで設定範囲を自由に
可変とすることができる。
【0251】また、本発明のタイマ捕獲回路によれば、
第1計数手段の出力をアドレスとして一つ44のタイマ
値を第1記憶手段に記憶し、第2計数手段の出力をアド
レスとして他のタイマ値を第2記憶手段に記憶し、割込
み検出手段では、第1記憶手段の出力と第2記憶手段の
出力を監視して、処理手段が設定したタイマ値の検出を
両データの同一性によって行ない、検出時に処理手段に
対して割込み要求を行うこととしたので、上記効果の他
に、複数の記憶手段を用いることにより、複数のタイマ
値を設定することが可能となり、タイマ値を記録するた
めの記憶手段を多段接続することにより、設定できるタ
イマ値の組合わせを変え、記録するタイマ値を多くする
ことができ、また、記録するタイマ値を大きくし得るタ
イマ捕獲回路を提供することができる。
【0252】特に、第1保持手段により割込み検出手段
の処理手段に対する割込み要求情報を保持し、第2保持
手段により割込み検出手段の検出時に第1及び第2計数
手段の出力を保持するようにした場合には、処理手段が
割込み要求を受け取った後に、第2保持手段の内容を読
み出すことにより、処理手段の処理速度に係わらず多数
の割込み処理を行ない得るタイマ捕獲回路を提供するこ
とができる。
【0253】また、本発明のタイマ捕獲回路によれば、
供給制御手段を開放にして計数手段出力を処理手段へ供
給し、処理手段は該計数値に基づきタイマ値を記憶手段
に書き込み、また計数手段により記憶手段のアドレス範
囲を所定のクロックに基づいて計数して記憶手段の読み
出しアドレッシングを行い、割込み検出手段では、記憶
手段の出力からデータ有意の検出を行ない、検出時には
処理手段に対して割込み要求を行うこととしたので、第
1の特徴のタイマ捕獲回路の備える効果と同様の効果を
奏することができる。
【0254】また、本発明のタイマ捕獲回路によれば、
割込み検出手段では、記憶手段の出力と計数手段の計数
出力を監視して両データの同一性の検出を行ない、検出
時には処理手段に対して割込み要求を行うこととしたの
で、第1の特徴のタイマ捕獲回路の備える効果と同様の
効果を奏することができる。
【0255】また、本発明のタイマ捕獲回路によれば、
加算手段によって、計数手段の出力と第2記憶手段の出
力である処理手段が設定したタイマ値とを加算したアド
レッシングで、処理手段はタイマ値を第1記憶手段に書
き込み、また計数手段により第1記憶手段のアドレス範
囲を所定のクロックに基づいて計数して第1記憶手段の
読み出しアドレッシングを行い、割込み検出手段では、
第1記憶手段の出力からデータ有意の検出を行ない、検
出時には処理手段に対して割込み要求を行うこととした
ので、第1の特徴のタイマ捕獲回路の備える効果と同様
の効果を奏することができる。
【0256】また、本発明のタイマ捕獲回路によれば、
供給制御手段を開放にして計数手段出力を処理手段へ供
給し、処理手段は該計数値に基づきタイマ値を第1記憶
手段に書き込み、減算手段によって、計数手段の出力と
第2記憶手段の出力である処理手段が設定したタイマ値
とを減算したアドレッシングで、第1記憶手段の読み出
しアドレッシングを行い、割込み検出手段では、第1記
憶手段の出力からデータ有意の検出を行ない、検出時に
は処理手段に対して割込み要求を行うこととしたので、
第1の特徴のタイマ捕獲回路の備える効果と同様の効果
を奏することができる。
【0257】また、本発明のタイマ捕獲回路によれば、
第1保持手段により割込み検出手段の処理手段に対する
割込み要求情報を保持し、第2保持手段により割込み検
出手段の検出時に計数手段の出力を保持することとした
ので、処理手段が割込み要求を受け取った後に、第2保
持手段の内容を読み出すことにより、処理手段の処理速
度に係わらず多数の割込み処理を行ない得るタイマ捕獲
回路を提供することができる。
【0258】また、本発明の情報処理装置によれば、あ
る処理手段がタイマ捕獲回路に対しタイマ値を設定する
場合には、バス要求信号をバス調停回路に出力してバス
使用許可を得て、タイマ捕獲回路をアドレス指定し、デ
ータバスを介してタイマ値の設定を行うこととし、タイ
マ捕獲回路において、タイマを記録するメモリ部に、例
えば該当する処理手段がアサインされている旨を示すた
めのデータを書込むものとすれば、タイマ値を記録する
ための記憶手段においてバスの幅を大きくすることによ
り複数CPUからタイマ値を記録することができる。ま
た、複数の処理手段を備える構成においても効率良くタ
イマ値を設定でき、更に、タイマ値を記録するための記
憶手段を複数持ち、それぞれに複数のタイマ値を設定す
ることにより、複数のタイマ値を設定することができ
る。
【0259】更に、本発明によれば、タイマ値を多数使
用するタイマ捕獲動作をソフトウェアで構成した場合で
も、処理手段アクセスを最小にする構成としているの
で、処理手段が他の処理を行なう場合の効率を下げるこ
となく、また処理精度の高いものが得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成
図である。
【図2】 本発明の第1実施例に係るタイマ捕獲回路の
構成図である。
【図3】 本発明の第2実施例に係るタイマ捕獲回路の
構成図である。
【図4】 本発明の第3実施例に係るタイマ捕獲回路の
構成図である。
【図5】 本発明の第4実施例に係るタイマ捕獲回路の
構成図である。
【図6】 本発明の第5実施例に係るタイマ捕獲回路の
構成図である。
【図7】 本発明の第6実施例に係るタイマ捕獲回路の
構成図である。
【図8】 本発明の第7実施例に係るタイマ捕獲回路の
構成図である。
【図9】 本発明の第8実施例に係るタイマ捕獲回路の
構成図である。
【図10】 本発明の第9実施例に係るタイマ捕獲回路
の構成図である。
【図11】 本発明の第10実施例に係るタイマ捕獲回
路の構成図である。
【図12】 本発明の第11実施例に係るタイマ捕獲回
路の構成図である。
【図13】 本発明の第12実施例に係るタイマ捕獲回
路の構成図である。
【図14】 本発明の第13実施例に係る情報処理装置
の構成図である。
【図15】 従来の情報処理装置の構成図である。
【図16】 従来例の情報処理装置におけるタイマ捕獲
回路の構成図である。
【図17】 従来例の情報処理装置における他のタイマ
捕獲回路の構成図である。
【図18】 従来の情報処理装置におけるタイマ捕獲動
作を示すフローチャートである。
【図19】 従来の情報処理装置における他のタイマ捕
獲動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1−1 タイマ捕獲回路、 2,2−1〜n CP
U(処理手段)、3アドレスデコーダ、4 デュアルポ
ートメモリ(記憶手段,第1記憶手段)、4−1 第2
デュアルポートメモリ(第2記憶手段)、5 アドレス
カウンタ(計数手段,第1計数手段)、5−1 第2ア
ドレスカウンタ(第2計数手段)、6加算器(加算手
段)、7 減算器(減算手段)、8 タイマ設定レジス
タ(第2記憶手段)、9 タイマカウンタ、10,1
0’ 割込み検出回路、11,11−1〜11−n ゲ
ート回路、12,12−1,12−2 FIFOメモ
リ、13 バス調停回路、101 入力クロック信号、
102 アドレス選択信号、103 割込み要求信号、
104 アドレスバス、105 データバス、106タ
イマカウンタ出力信号、107 タイマ設定レジスタ出
力信号、108,108−1 メモリ出力信号、10
9,109−1 アドレスカウンタ出力信号、110
加算器出力信号、111 減算器出力信号、112 割
込み検出回路出力信号、113,113−1,113−
2 FIFOメモリ出力信号、114,114−1〜1
14−n バス要求信号、115,115−1〜115
−n CPUアドレス信号、116,116−1〜11
6−n ゲート制御信号。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPUが設定するタイマ値を記録する第一
    の記録手段と、 前記第一の記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のク
    ロックに基づいて計数するタイマカウンタと、 前記CPUが設定するタイマ値を記録する第二の記録手
    段と、 前記第一の記録手段の出力内容と前記第二の記録手段の
    出力内容とを監視し、前記CPUが設定したタイマ値の
    検出を、前記監視データの同一性によって行うととも
    に、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する割り込
    み手段と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  2. 【請求項2】CPUが設定するタイマ値を記録する第一
    の記録手段と、 前記第一の記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のク
    ロックに基づいて計数するタイマカウンタと、 前記CPUが設定するタイマ値を記録する第二の記録手
    段と、 前記第一の記録手段の出力内容と前記第二の記録手段の
    出力内容を監視し、前記CPUより設定したタイマ値の
    検出を、前記監視データの同一性によって行うととも
    に、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段
    と、 前記割込み要求信号が有意となった場合に前記タイマカ
    ウンタの出力内容を保持する手段と、 前記割込み要求信号を保持する手段と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  3. 【請求項3】所定のクロックを計数する第一のタイマカ
    ウンタと、 所定のクロックを計数する第二のタイマカウンタと、 前記第一のタイマカウンタの出力内容をアドレスとして
    CPUが設定する一個のタイマ値を記録する第一の記録
    手段と、 前記第二のタイマカウンタの出力内容をアドレスとして
    前記CPUが設定する一個のタイマ値を記録する第二の
    記録手段と、 前記第一の記録手段の出力内容と前記第二の記録手段の
    出力内容を監視し、前記CPUが設定したタイマ値の検
    出を、前記監視データの同一性によって行うとともに、
    前記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  4. 【請求項4】所定のクロックを計数する第一のタイマカ
    ウンタと、 所定のクロックを計数する第二のタイマカウンタと、 前記第一のタイマカウンタの出力内容をアドレスとして
    CPUが設定する一個のタイマ値を記録する第一の記録
    手段と、 前記第二のタイマカウンタの出力内容をアドレスとして
    前記CPUが設定する一個のタイマ値を記録する第二の
    記録手段と、 前記第一の記録手段の出力内容と前記第二の記録手段の
    出力内容とを監視し、前記CPUが設定したタイマ値の
    検出を、前記監視データの同一性によって行うととも
    に、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段
    と、 前記割込み要求信号が有意になった場合に前記第一のタ
    イマカウンタの出力内容と、前記第二のタイマカウンタ
    の出力内容と、前記割込み信号と、を保持する保持手段
    と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  5. 【請求項5】CPUが設定するタイマ値を記録する記録
    手段と、 前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
    に基づいて計数するタイマカウンタと、 前記タイマカウンタの出力内容を前記CPUのデータバ
    スに出力するためのゲート回路と、 前記記録手段の出力内容からデータの有意の検出を行
    い、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段
    と、 を備えていることを特徴とするタイマ捕獲回路。
  6. 【請求項6】CPUが設定するタイマ値を記録する記録
    手段と、 前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
    に基づいて計数するタイマカウンタと、 前記タイマカウンタの出力内容をCPUデータバスに出
    力するためのゲート回路と、 前記記録手段の出力内容からデータの有意の検出を行
    い、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段
    と、 前記割込み信号が有意となった場合に前記タイマカウン
    タの内容と前記割込み信号とを保持する保持手段と、 を備えていることを特徴とするタイマ捕獲回路。
  7. 【請求項7】CPUが設定するタイマ値を記録する記録
    手段と、 所定のクロックを計数するタイマカウンタと、 前記記録手段の出力内容と前記タイマカウンタの出力内
    容を監視し、これらのデータの同一性の検出を行うとと
    もに、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段
    と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  8. 【請求項8】CPUが設定するタイマ値を記録する記録
    手段と、 所定のクロックを計数するタイマカウンタと、 前記記録手段の出力内容と前記タイマカウンタの出力内
    容とを監視し、データの同一性の検出を行うとともに、
    前記CPUに対し割込み要求信号を出力する手段と、 前記割込み信号が有意になった場合に前記タイマカウン
    タの内容を保持する手段と、 前記割込み信号を保持する手段と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  9. 【請求項9】CPUが設定するタイマ値を記録する記録
    手段と、 前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
    に基づいて計数するタイマカウンタと、 前記CPUが設定するタイマ値を保持する保持手段と、 前記タイマカウンタの出力内容と前記CPUが設定した
    前記タイマ値の保持内容とを加算する加算手段と、 前記記録手段の出力内容からデータの有意の検出を行う
    とともに、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する
    手段と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  10. 【請求項10】CPUが設定するタイマ値を記録する記
    録手段と、 前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
    に基づいて計数するタイマカウンタと、 前記CPUが設定するタイマ値を保持する保持手段と、 前記タイマカウンタの出力内容と前記CPUが設定した
    前記タイマ値の保持内容とを加算する加算手段と、 前記記録手段の出力内容からデータの有意の検出を行う
    とともに、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する
    手段と、 前記割込み要求信号が有意となった場合に前記タイマカ
    ウンタの内容を保持する手段と、 前記割込み信号を保持する手段と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  11. 【請求項11】CPUが設定するタイマ値を記録する記
    録手段と、 前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
    に基づいて計数するタイマカウンタと、 前記CPUが設定するタイマ値を保持する保持手段と、 前記タイマカウンタの内容から、前記CPUが設定する
    前記タイマ値の保持内容を減算する減算手段と、前記タ
    イマカウンタの内容をCPUデータバスに出力するため
    のゲート回路と、 前記記録手段の出力内容からデータの有意の検出を行う
    とともに、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する
    手段と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  12. 【請求項12】CPUが設定するタイマ値を記録する記
    録手段と、 前記記録手段のアドレス(記録)範囲を所定のクロック
    に基づいて計数するタイマカウンタと、 前記CPUが設定したタイマ値を保持する保持手段と、 前記タイマカウンタの出力内容から、前記CPUが設定
    した前記タイマ値の保持内容を減算する減算手段と、 前記タイマカウンタの内容を前記CPUのデータバスに
    出力するためのゲート回路と、 前記記録手段の出力内容からデータの有意の検出を行う
    とともに、前記CPUに対し割込み要求信号を出力する
    手段と、 前記割込み信号が有意となった場合に前記タイマカウン
    タの内容を保持する手段と、 前記割込み要求信号を保持する手段と、 を備えたことを特徴とするタイマ捕獲回路。
  13. 【請求項13】タイマ値を設定する複数のCPUと、 前記CPUから出力されるアドレスバスを共通アドレス
    に接続するゲート回路と、 前記CPUからのバス要求信号によりバスマスタの調停
    を行うバス調停回路と、 前記タイマ値を記録し、前記タイマ値をカウントし、前
    記CPUに対し割込み要求を発生するタイマ捕獲回路
    と、 前記タイマ捕獲回路に対しアクセス要求を発生するアド
    レスデコーダと、 前記CPUと前記タイマ捕獲回路とを接続するデータバ
    スと、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
JP6175813A 1994-07-27 1994-07-27 タイマ捕獲回路および情報処理装置 Pending JPH0844456A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100336668C (zh) * 2003-11-28 2007-09-12 精工爱普生株式会社 打印系统、装置及方法、打印请求装置及管理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100336668C (zh) * 2003-11-28 2007-09-12 精工爱普生株式会社 打印系统、装置及方法、打印请求装置及管理装置

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