JPH0844347A - 自動ピアノ - Google Patents

自動ピアノ

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JPH0844347A
JPH0844347A JP15969995A JP15969995A JPH0844347A JP H0844347 A JPH0844347 A JP H0844347A JP 15969995 A JP15969995 A JP 15969995A JP 15969995 A JP15969995 A JP 15969995A JP H0844347 A JPH0844347 A JP H0844347A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動ピアノにおけるペダルの移動位置と駆動
信号との相関関係を自動測定し、これにより、ピアノ固
有のペダルの特性を把握し、再現性の高い自動演奏を行
うことができる自動ピアノを提供する。 【構成】 ペダルを駆動するソレノイド20a,20bと、ペ
ダルの位置を検出するセンサ35a,35bと、ソレノイドに
供給する駆動信号の値を順次変化させるとともに駆動信
号の各値に対応するペダルの位置をセンサで検出するこ
とにより作成された、ペダルの位置と駆動信号値との相
関関係を決定する変換テーブルを参照することにより、
目標位置データ発生手段から発生された目標位置データ
に基づいて、駆動信号をソレノイドに供給する駆動信号
供給手段を備える。 【効果】 忠実にペダル位置を記録/再生して、再現性
の非常に高い自動演奏を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハーフペダル駆動を
行うことができる自動ピアノに係り、詳しくは、ペダル
演奏データの記録およびペダルによる自動演奏を、ピア
ノ個々のペダル系の特性に影響されずに均一に行うこと
ができる自動ピアノに関する。
【0002】
【従来の技術】自動ピアノにおいては、一般に、フロッ
ピーディスク等に記録された演奏データを読み出し、こ
れに従ってキーソレノイドやペダルソレノイドを駆動す
る。ところで、ペダルの駆動にあって、「踏み込み」と
「解放」の2種の制御状態のみの場合は、ペダルソレノ
イドをオンとオフとのいずれかで制御すればよい。した
がって、このようなモード(2ステップモード)におけ
る演奏データの記録にあっては、ペダルの「踏み込み」
と「解放」との2種の演奏状態を検出して記録すればよ
く、その再生にあっては、記録データに基づいてペダル
ソレノイドをオン/オフすればよい。
【0003】一方、演奏の再現性をより高めるために
は、いわゆるハーフペダルを再生する必要があり、この
ような演奏データを作成するには、ペダルの踏み込み量
を連続的に検出して記録する必要がある。そして、自動
演奏の際には、記録データに応じた量だけペダルソレノ
イドを駆動する。このようなペダルソレノイドの駆動
は、ペダルソレノイドへの供給電力を段階的にフィード
バック制御することによって行うことができる。なお、
この制御は、一般にはパルス幅変調制御による場合が多
いが、例えば、電圧、電流等を制御することによっても
行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ペダル系の
静特性および動特性は、各ピアノの固有の特性となり、
また、ペダルの種類(例えば、ラウンドペダルとシフト
ペダル)によっても異なる。さらに、ペダルを駆動する
ソレノイドの特性も均一にすることは難しく、ソレノイ
ド駆動信号と実際の変位量との関係もリニアでない。
【0005】したがって、例えば、駆動信号に対して線
形に変位する鍵の速度制御を行う鍵制御などに比べて、
駆動信号に対して非線形に変位するペダルの位置を制御
するペダルの制御は、高度な制御技術が必要とされ、ま
た、微妙なペダル特性を再現するためには、より精度良
くピアノの固有の特性差を把握することが要求される
(第5図参照;詳細は後述)。
【0006】このため、従来の技術では、ある自動ピア
ノを用いて記録した演奏データを用いて別の自動ピアノ
で再生しても、記録時のペダル操作を忠実に再現するこ
とができないという問題があった。
【0007】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、自動ピアノにおけるペダルの移動位置と駆動
信号との相関関係を自動測定し、これにより、ピアノ固
有のペダルの特性を把握し、再現性の高い自動演奏を行
うことができる自動ピアノを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、ペダルを駆動するペダル駆動ソレノイ
ドと、前記ペダルの位置を検出するペダル位置検出セン
サと、前記ペダル駆動ソレノイドに伝達する駆動信号の
値を順次変化させるとともに該駆動信号の各値に対応す
る前記ペダルの位置を前記ペダル位置検出センサで検出
することにより作成された、前記ペダルの位置と駆動信
号値との相関関係を決定する変換テーブルと、ペダル目
標位置を示す目標位置データを発生する目標位置データ
発生手段と、前記目標位置データ発生手段から発生され
た目標位置データに基づいて前記変換テーブルを参照す
ることにより得られた値の駆動信号を、前記ペダル駆動
ソレノイドに供給する駆動信号供給手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】駆動信号供給手段は、目標位置データ発生手段
から発生された目標位置データに基づいて、ペダル駆動
ソレノイドに伝達する駆動信号の値を順次変化させると
ともに該駆動信号の各値に対応するペダルの位置をペダ
ル位置検出センサで検出することにより作成された、ペ
ダルの位置と駆動信号値との相関関係を決定する変換テ
ーブルを参照することにより得られた値の駆動信号を、
ペダル駆動ソレノイドに供給する。したがって、自動ピ
アノ個々のペダル系の固有の特性に合わせてペダルの位
置の制御を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 (1:実施例の構成)図2は、この発明の一実施例の構
成を示すブロック図である。図において、自動演奏グラ
ンドピアノGPは、コントローラ6からの制御に従って
この演奏データに応じて自動演奏を行い、また、演奏者
によって演奏が行われると、この演奏に対応した演奏デ
ータをコントローラ6へ供給するようになっている。図
3は、自動演奏グランドピアノGPおよび周辺機器の外
観構成を示す側断面図である。図示のように、コントロ
ーラ6は自動演奏グランドピアノGPに内蔵されてお
り、ケーブル7を介して、周辺機器を内蔵したワゴン8
との間で、演奏データや種々の信号の授受が行われるよ
うになっている。コントローラ6は、自動演奏グランド
ピアノGPのキードライブユニット内に制御部6aとI
/Oユニット6bとに分割して設けられている。制御部
6aは、図2に示すように、自動グランドピアノGP各
部を制御するCPU9、CPU9で用いられているプロ
グラムが記憶されているROM10、各種データや後述
する変換テーブルが一時記憶されるRAM11から構成
されている。この制御部6aは、I/Oユニット6bを
介し、自動演奏グランドピアノGPおよびフロッピーデ
ィスクドライバ(以下FDDと略称する)12に接続さ
れ、演奏データの記録/読出を行う。
【0011】次に、図4に示すソレノイド20aは、ラ
ウンドペダル21aを駆動するものであり、図4はその
背面図である。図示のように、ラウドペダル21aの端
部は、上下動自在のロッド22aの下端に回動自在に接
続され、ロッド22aの上端がソレノイド20aのプラ
ンジャ20apの下端に回動自在に接続されている。一
方、ソレノイド20aのプランジャ20apの上端はロ
ッド23aに接続され、ロッド23aはピアノ本体内の
ダンパ駆動機構に接続される。ソレノイド20bは、シ
フトペダル21bを駆動するソレノイドであり、上記ラ
ウドペダル21aの場合と同様に、ロッド22b,23
bにより、各々の駆動力が伝達されるようになってい
る。各ソレノイド20a,20bの上部には、プランジ
ャ20ap,20bpの変位量を検出するセンサ35
a,35bが各々設けられている。このセンサ35a,
35bは、各々プランジャ20ap,20bpと一体と
なって上下動するグレースケールと、このグレースケー
ルに固定側から光を照射する発光素子と、この発光素子
からの透過光を受光する受光素子により構成されてお
り、受光素子の出力信号からプランジャ20ap,20
bpの変位量、すなわち、各ペダル21a,21bの変
位量が検出されるようになっている。次に、ソステヌー
トペダル30は、ラウドペダル21aとシフトペダル2
1bとの間に設けられており、上下動自在の一本のロッ
ド31に接続されている。センサ32は、ロッド31の
上下動の所定位置、すなわち、ソステヌートペダル30
の機能の作動開始および作動終了を検出するセンサであ
る。
【0012】(2:実施例の動作)次に、上記構成によ
るこの実施例の動作について説明する。本実施例には、
測定変換テーブル作成および制御係数算出動作と、記録
動作と、再生動作とがあるため、以下に個々の動作につ
いて説明する。
【0013】A;測定、変換テーブル作成および制御係
数算出動作 始めに、測定原理について説明する。まず、ソレノイ
ド20aに供給するPWM信号を順次増加(パルス幅を
増加)させてラウドペダル21aを上限まで移動させ、
その後にPWM信号を減少させて元の位置に復帰させる
と、PWM信号の大きさと変位量との関係は図5に示す
ようになる。この図において、横軸にはPWM信号の大
きさを指令する制御コードがとってある。この制御コー
ドは、16進表示で[00]〜[7F]までの値であ
る。なお、制御コードの値は上記範囲に限らず、任意的
なものである。また、図5の縦軸には、変位量がとって
ある。この変位量は、センサ35aの出力信号をA/D
コンバータにより128段階のデジタル値に変換したも
のである。
【0014】PWM信号と変位量とが図示のような特性
になるのは、ペダル駆動系を構成する部材の弾性特性、
および部材間のアソビなどのためである。そして、上昇
過程において曲線が横ばいになる領域は、ハーフペダル
の領域である。ここで、ハーフペダルの状態について説
明する。図6はラウドペダルの駆動系の概略を示す側面
図である。図において、ソレノイド20aにPWM信号
に応じた電流が通電されると、その値に応じてプランジ
ャ20apが上昇する。プランジャ20apが上昇する
と、レバー40が支点41を中心に回動し、ロッド42
を押し上げる。ロッド42が押し上げられると、レバー
43が支点44を中心に回動しダンパーワイヤ45を押
し上げる。ダンパーワイヤ45が押し上げられると、そ
の上端に設けられているダンパーヘッド46が上昇し、
弦47から離れる。そして、ダンパーヘッド46が完全
に弦47から離れた状態が、ダンパーオン領域である。
一方、ダンパーヘッド46に駆動力が伝達され始めてか
ら、ダンパヘッド46が弦47から離れるまでの間がハ
ーフペダル領域である。このハーフペダル領域において
は、ソレノイド20aへのPWM信号の値を大きくして
もプランジャ20apの上昇率が低下する。したがっ
て、上昇過程においては、図5に示すようにハーフペダ
ル領域において変位量の上昇率が低下する。
【0015】次に、下降過程においては、図5に示すよ
うに、初めは変位量がほぼ横ばい状態であるが、その後
は変位量が比較的なめらかに下降して行き元の位置に復
帰する。実施例においては、PWM信号の値を1ステッ
プずつ上昇させ、上昇過程における駆動量を測定する。
また、測定した変位量からハーフポイント(図5では
[30]付近)を検出し、さらに、ラウドペダル21a
の遊び領域を検出する。以上が測定および検出の原理で
あり、シフトペダル21bについての測定および検出も
全く同様の原理による。ただし、シフトペダル21bの
特性は、図7に示すように上昇領域においては、ほぼリ
ニアな特性となるため、ラウドペダルのようなハーフポ
イントの検出は行わない。
【0016】次に、変換テーブルについて説明する。
実施例において作成される変換テーブルには以下の3種
類がある。第1の変換テーブルは、上記測定結果に基づ
いてペダル位置データxiをPWM信号の制御コードに
変換する位置−PWM変換テーブルである。この位置−
PWM変換テーブルは、自動演奏時においてディスクか
ら読み出される位置データをPWM信号の制御コードに
変換する際に用いられる。この位置−PWM変換テーブ
ルを用いることで、ピアノやペダル種類によって異なる
ペダル系の静特性が補償される。したがって、位置−P
WM変換テーブルは、ピアノ毎、ペダル毎に作成される
とともに、経時変化を補償するために、適宜更新される
ようになっている。なお、実際には位置−PWM変換テ
ーブルの作成にあたって、ソレノイドの非線形特性を補
正するために、若干のデータ補正を行うようになってい
る。
【0017】第2の変換テーブルは、センサ35a,3
5bから検出される約[128]段階の位置データを
[16]段階のデータに変換するとともに、この変換に
際してペダルの特性に応じた補正を行う正規化変換テー
ブルである。例えば、ラウドペダル21aについては、
図8に示すように、約[128]段階の位置データxi
について、アソビ領域、ハーフペダル領域およびダンパ
ーオン領域が各々上記の測定によって検出されるか
ら、各領域における値を正規化し、さらに圧縮した16
段階の位置データに適宜割り当てる。すなわち、図示の
xaはペダル解放点の位置、xbはハーフペダル開始点
の位置、xcはダンパーオンの開始点の位置、xdは最
大踏込時の位置であり、これらの位置を、正規化データ
Xa,Xb,Xc,Xdの各点に割り当てる。この場合
の正規化データXiは、ハーフペダル領域に対応する部
分は細かく区分され、他の領域に対する部分は粗く区分
されている。これは、ハーフペダル領域においては、演
奏上微妙なニュアンスが表現されるため、高精度の制御
を行う必要があるからである。一方、他の領域は、さほ
ど小刻みな位置制御を行う必要がないため、粗い区分に
なっている。
【0018】また、シフトペダル21bについては、図
9に示すように、正規化データはリニアな16区分にな
っている。これは、前述のように、シフトペダル21b
は上昇過程においてはリニアな特性となるからである。
また、ペダル解放点xaと最大踏込点xdを、正規化デ
ータのXaとXdに各々対応させるのは、上記ラウドペ
ダルの場合と同様であるが、位置xiのアソビ領域につ
いては、すべて正規化データのXaに対応するようにし
ている。
【0019】ところで、正規化テーブルによって16段
階のデータに補正圧縮するのは、以下の理由による。ま
ず、ペダルの変位量を128段階のデジタルデータによ
って記録しようとすると、記録媒体中のペダルデータ量
が極めて多くなってしまい、例えば、通常70分程度の
曲が記憶できるディスクに15分程度しか記憶できない
という不都合が生じる。このため、16段階のデータに
圧縮する訳である。ただし、ペダルデータを単に圧縮し
て記憶すれば、ピアノ個々のペダル系の特性の違いによ
り、ペダル演奏の再現性が悪くなるという問題が生じ
る。そこで、各ピアノおよびペダルにおいて固有の値で
ある実測位置データxiの各領域が正規化データXiの
所定の領域に対応するように変換して圧縮するようにし
ており、さらにラウドペダル21aについてはハーフペ
ダルを良好に記録/再生することができるように、正規
化データXiのハーフペダル領域を細かく分割してい
る。
【0020】次に、第3の変換テーブルは、図8、図9
に示す変換テーブルの逆の変換を行う逆正規化テーブル
である。すなわち、正規化データXiの値をピアノ固有
の補正値であるxiに変換するテーブルである。ただ
し、逆正規化テーブルの入力は128段階のデータであ
り、出力は128段階以下のデータである。したがっ
て、実際の処理においては、記録媒体から読み出された
16段階の正規化データXiを補完処理によって128
段階の正規化データXiに変換した後に逆正規化テーブ
ルに供給するようにしている。
【0021】次に、演算係数について説明する。上述
の逆変換テーブルによって得られた位置データxiを、
位置−PWM変換テーブルによってPWM信号の制御コ
ード(以下制御コードPWMsという)に変換し、この
制御コードPWMsに従ったPWM信号をソレノイド2
0a,20bに供給すれば、ピアノおよびペダル系の固
有特性を補償したペダル駆動を行うことができる。そし
て、この駆動の際にセンサ35a,35bの出力信号を
用いてプランジャ20ap,20bpの位置をフィード
バック制御すれば、ペダル位置制御を一応は高精度に行
うことができる。ただし、ペダルの移動が速い場合には
フィードバックループが追従できなくなり、ペダル位置
制御が乱れてしまう。そこで、フィードバックループの
ゲインを上げることも考えられるが、プランジャ20a
p,20bpの位置制御は、一方向制御であるため、ゲ
インを上げると発振を起こしてしまう。これは、プラン
ジャ20ap,20bpの突出量は制御できるが、戻り
については重力等による復帰であるので、高いゲインで
フィードバック制御を行うと、目標位置に収束せず、ハ
ンティング状態となってしまうからである。
【0022】そこで、この実施例においては、逆正規化
変換テーブルから出力される位置データxiを微分して
速度データdxi/dtを算出する。そして、この速度
データdxi/dtに係数K1を乗算し、この乗算結果
を補正用の制御コードPWM1として制御コードPWM
sに加算し、この加算結果にしたがったPWM信号をソ
レノイド20a,20b供給するようにしている。すな
わち、速度データdxi/dtを用いてフィードフォワ
ード制御を行う訳であり、係数K1は、フィードフォワ
ード制御における制御係数となる。また、係数K1は、
ソレノイド20a,20bに一定増加率のPWM信号を
与え、このときに得られる速度データdxi/dtに基
づいて決定される。
【0023】以上のようにして、速度補正がなされるた
め、ペダル速度が高速であっても、これに追従した制御
がなされる。しかし、例えば、ラウドペダル21aおよ
びシフトペダル21bの踏み始めを考えてみると、当初
の速度は0であるが駆動力を要する状態であり、その後
の加速度が大きくなる状態である。この場合、速度の急
激な増加に応じてペダル位置制御を行う必要があるが、
初期速度が0であるため、速度データでは補正すること
ができず、制御が追従できなくなる。このような状況
は、踏み始めのみでなく、その他加速度が大きくなる場
合において発生する。
【0024】そこで、この実施例においては、逆正規化
変換テーブルから出力される位置データxiを2階微分
して加速度データd2xi/dt2を算出する。そして、
この加速度データd2xi/dt2に係数K2を乗算し、
この乗算結果を補正用の制御コードPWM2として上述
の加算結果(PWMs+PWM1)にさらに加算し、こ
の加算結果にしたがったPWM信号をソレノイド20
a,20bに供給するようにしている。すなわち、加速
度データd2xi/dt2を用いてフィードフォワード制
御を行う訳である。係数K2は、この場合の制御係数で
あり、ペダル駆動系の質量に対応する値となる。また、
係数K2は、例えば、ソレノイド20a,20bに定加
速度的に増加するPWM信号を与えるか、あるいは、一
定の大きさのPWM信号を瞬時に与えたときに得られる
加速度データd2xi/dt2に基づいて決定される。
【0025】また、フィードバック制御としては、セン
サ35a,35bから出力される信号と、位置データx
iとの偏差をとり、この偏差に係数K3を乗じ、この結
果を補正用の制御コードPWM3として、上述の加算結
果を補正するようにしている。係数K3は、フィードバ
ックループのゲインに対応するものである。この係数K
3の値は、予め実験等によって発振しない安定した値に
決定される。上述のことから判るように、この実施例に
おける最終的な制御コードをPWMとすれば、 PWM=PWMs+PWM1+PWM2+PWM3 =PWMs+K1・dxi/dt+K2・d2xi/dt2+K3・△x (ただし、△は偏差である)……(1) なる代数和の式によって算出される。
【0026】次に、実際の測定、変換テーブル作成お
よび係数算出動作について説明する。この動作は、図1
0及び図11に分割して示すフローチャートに基づいて
行われる。この図10及び図11に示す結合子(A)及
び結合子(B)は、それぞれ互いに他方の図における同
一符号の結合子に接続される。まず、ステップSP1に
おいてペダルの種類が判定される。すなわち、ラウドペ
ダル21aとシフトペダル21bのいずれについて測定
を行うかが判定される。いずれの測定を行うかは、操作
者の指示(操作部の操作による指示)あるいは予め定め
られたプログラムにしたがって行われる。
【0027】このステップSP1において「ラウドペダ
ル」と判定された場合は、ステップSP2に進む。この
ステップSP2においては、まず、制御コードを[0
0]から[7F]まで順次増加させる。この結果I/O
ユニット6b内に設けられているPWM制御部から、制
御コードに対応したPWM信号がソレノイド20aへ出
力される。これにより、プランジャ20apが上昇して
いき、その移動量がセンサ35aによって検出される。
そして、センサ35aが出力する位置信号は、I/Oユ
ニット6b内のA/Dコンバータによってデジタル信号
に変換され、位置データxiとしてCPU9に供給され
る。次に、ステップSP3に進み、CPU9は、制御コ
ードの値と位置データxiとの関係から、位置−PWM
変換テーブルを作成し、RAM11に格納し、ステップ
SP4に進む。ステップSP4においては、位置データ
(すなわちペダルストローク)xiの上昇率が、予め定
められた定数aより小さいか否かを判定し、この判定が
「YES」となる位置データxiの値からハーフペダル
領域(図8に示すxb〜xc)を設定する。
【0028】次に、ステップSP5に移り、位置データ
xiの増加率が一定値以下になる条件に基づいて解放点
xaと最大踏込点xd(図8参照)を設定しステップS
P6に進む。ステップSP6では、図8に示す変換操作
に従い正規化変換テーブルを作成する。そして、同様の
処理により逆正規化変換テーブルを作成する(ステップ
SP7)。次に、ステップSP8においては、加速度的
に増加するPWM信号をソレノイド20aに供給する
か、あるいは、一定の大きさのPWM信号をソレノイド
20aに瞬時に供給し、この結果得られる位置データx
iを2階微分して加速度データd2xi/dt2を作成す
る。そして、この加速度データd2xi/dt2の値から
係数K2を決定する。次いで、ステップSP9におい
て、一定増加率のPWM信号をソレノイド20aに供給
し、この結果得られる位置データxiを1階微分して速
度データdxi/dtから係数K1を決定する。この処
理の後は、メインルーチン(図示略)へリターンする。
【0029】一方、ステップSP2において、「シフト
ペダル」と判定された場合は、ステップSP10〜SP
16の処理を行う。これらの処理は、上述したステップ
SP2〜SP9と同様である。ただし、シフトペダル2
1bについては、ハーフペダル領域の設定は行わないの
で、ステップSP4に対応する処理はない。
【0030】B:記録動作 次に、演奏データの記録動作について説明する。ここ
で、記録動作における処理を図12に示し、また、この
場合の制御ブロック図を図13に示す。図12に示すス
テップSPb1においては、位置データxiの入力処理
が行われる。この処理は、演奏者の演奏に応じてセンサ
35aまたは35bから出力される位置信号をI/Oユ
ニット6b内のA/Dコンバータで位置データxiに変
換し、この位置データxiを順次取り込む処理である。
次に、ステップSPb2においては、RAM11内に作
成されている正規化変換テーブルにしたがって領域の補
正を行うとともに、16段階の正規化位置データXiに
変換する。次に、ステップSPb3に進み、正規化位置
データXiをFDD12に供給して記録を行う。FDD
12では、供給された正規化位置データXiを、フロッ
ピーディスクFDに書き込む。以上が記録動作であり、
正規化変換テーブルを用いたことにより、ピアノ固有の
特性を補正した正規化位置データが作成される。
【0031】C;再生動作 次に、演奏データの再生動作について説明する。図14
は再生動作を示すフローチャートであり、図1は再生動
作における制御ブロック図である。まず、FDD12に
よってフロッピーディスクFDから正規化位置データX
iを読み出し、これをI/Oユニット6bを介してCP
U9に供給する(ステップSPc1)。そして、CPU
9は、16段階の正規化位置データXiを補完処理によ
り128段階の正規化位置データXiに変換する(ステ
ップSPc2)。次に、ステップSPc3に移り、RA
M11内に設定されている逆正規化変換テーブルを用い
て、正規化位置データXiをピアノの固有特性に合致し
た位置データxiに変換し、さらに、RAM11内の位
置−PWM変換テーブルを用いて位置データxiを制御
コードPWMsに変換する(ステップSPc4)。
【0032】次いで、ステップSPc5の処理を行う。
すなわち、CPU9は、位置データxiを1階微分して
速度データdxi/dtを作成し、この速度データdx
i/dtに係数K1を乗じて、制御コードPWM1を作
成する。また、位置データxiを2階微分して加速度デ
ータd2xi/dt2を作成し、この加速度データd2
i/dt2に係数K2を乗じて、制御コードPWM2を
作成する。さらに、図1に示すように、I/Oユニット
6b内のA/Dコンバータを介して入力される位置信号
xと逆正規化変換テーブルから出力される位置信号xi
との偏差△を偏差検出点において検出し、この偏差△に
係数K3を乗じて制御コードPWM3を作成する。そし
て、図1に示すように、制御コードPWMs、PWM
1、PWM2、PWM3に基づく演算を行い、この結果
得られる値を制御コードPWMとする。すなわち、図1
4のステップSPc5に示される演算(第(1)式の演
算)を行う。
【0033】次に、ステップSPc5において算出され
た制御コードPWMを、図1に示すようにPWM制御部
に供給する。PWM制御部は、I/Oユニット6bに設
けられている回路であり、ここから制御コードPWMに
対応する駆動電流がソレノイド20aまたは20bに通
電される(ステップSPc6)。このステップSPc6
の処理の後は、メインルーチンにリターンする。以上の
処理により、ペダル系の静特性の補正、動特性の補正、
すなわち、ペダル速度についての補正、ペダル加速度に
ついての補正およびフィードバック信号による補正がす
べて加味されたペダル位置制御が行われる。
【0034】(3:実施例効果)前述のように、この実
施例においては、記録時には正規化変換テーブルによっ
て、ピアノ固有の静特性を補正して位置データxiを正
規化し、再生時には逆正規化変換テーブルによって正規
化位置データXiをピアノ固有の位置データxiに変換
しているので、いずれかのピアノによって記録したデー
タを用いていずれかのピアノによって再生しても、それ
らのピアノの固有特性を補償して正確な再生を図ること
ができる。また、位置データxiが圧縮されて記憶され
るので、記録媒体中のペダルデータの記録領域が増え
ず、長時間の曲を記録し得る。この際、データ圧縮した
にも拘わらず、正規化変換テーブルおよび逆正規化変換
テーブルの処理により、ペダル駆動の再現性は全く犠牲
になっていない。また、再生時においては、ピアノ毎の
静特性の補正のみならず、ペダル速度、ペダル加速度に
ついての補正、すなわち、ピアノ毎の動特性の補正も行
い、さらにフィードバック制御も行っているので、極め
て精度の高いペダル駆動を行うことができる。
【0035】さらに、ソレノイド20a,20bが、ラ
ウドペダル21aおよびシフトペダル21bに連動する
ロッド22aと23aとの間、およびロッド22bと2
3bとの間に介在し、プランジャ20ap,20bpが
直接ロッド22a,23aおよびロッド22b,23b
に接続される構成であるため、ペダル駆動時およびペダ
ル演奏時の音が静かであるという利点が得られる。
【0036】(4:他の実施例)次に、図15に、この
発明の他の実施例を示す。この実施例は前述した実施例
をさらに改良したものである。前述した実施例は、図1
に示すように制御コードPWM1およびPWM2によっ
てそれぞれペダルの速度および加速度のフィードフォワ
ード制御を行うようになっている。しかし、このような
構成でも、位置データxiとセンサ35a(または35
b)からの位置データとの間に偏差が生じた場合、制御
コードPWM3による位置フィードバックだけでは応答
の速い制御ができない。また、位置フィードバックゲイ
ンを上げ応答速度を速くすると、発振等の問題が生じ
る。そこで、図15に示す自動ピアノにおいては、ペダ
ルの速度および加速度についてもフィードバック制御を
行い、これにより、図1に示す自動ピアノより精度の高
い制御を行って記録時のペダル操作を忠実に再現する。
【0037】すなわち、図15に示すように、位置デー
タxの時間に対する変化の割合から速度データdx/d
t(速度フィードバックデータ)を求め、また、位置デ
ータxから求めた速度データの変化の割合から加速度デ
ータd2x/dt2(加速度フィードバックデータ)を求
める。そして、速度データdx/dtとdxi/dtと
の差△(dx/dt)を求め、この値に係数K4を乗じ
て制御コードPWM4を求める。また、加速度データd
2x/dt2とd2xi/dt2との差△(d2x/dt2
を求め、この値に係数K5を乗じて制御コードPWM5
を求める。そして、これらの制御コードPWM4、PW
M5を(PWMs+PWM1+PWM2+PWM3)に
加算し、この加算結果、 PWM=PWMs+PWM1+PWM2+PWM3+PWM4+PWM5 =PWMs+K1・dxi/dt+K2・d2xi/dt2+ K3・△x+K4・△dx/dt+K5・△d2x/dt2 ……(2) をPWM制御部へ供給する。ここで、係数K4、K5の
値は、予め実験等を行い、発振しない安定した値に決め
られる。
【0038】なお、係数K1〜K5は固定値である必要
はなく、例えば、アソビ、ハーフペダル、ダンパーオン
の各領域毎に変えたり、あるいは、動き始めxa(図9
参照)、動き終わりxd付近において変えてもよい。ま
た、ペダルの踏み込み側と戻り側とで別の値にしてもよ
い。また、xi,dxi/dt,d2xi/dt2の値に
応じて係数K1〜K5を順次変化させてもよい。ペダル
位置がxa,xb,xc,xd(図9参照)の近くの場
合はペダルの負荷の変化が大きいが、xa,xb,x
c,xdの近くにおいて係数K1〜K5を可変とするこ
とにより、高精度の制御が可能となる。なお、シフトペ
ダルの制御の場合も同様に係数を可変とすることが望ま
しい。また、アップライトピアノの場合も同様である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、駆動信号に対して非線形に変位するペダルの位置を
制御する際に、実測により作成されたペダル位置と駆動
信号値との相関関係を決定する変換テーブルを参照する
ことによって、ペダル駆動ソレノイドの駆動信号を得
て、ピアノ固有のペダルの特性に合わせて目標とする位
置にペダルの位置を制御するので、忠実にペダル位置を
記録/再生して、再現性の非常に高い自動演奏を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の再生処理時における制
御ブロック図である。
【図2】 同実施例の構成を示すブロックである。
【図3】 同実施例の外観を示す側断面図である。
【図4】 ペダルおよびペダル駆動用のソレノイドの位
置関係を示す背面図である。
【図5】 同実施例におけるラウドペダル21aの駆動
系の特性を示す特性図である。
【図6】 同実施例におけるラウドペダル21aの駆動
系およびダンパー機構の概略構成を示す側面図である。
【図7】 同実施例におけるシフトペダルの駆動系の特
性を示す特性図である。
【図8】 同実施例におけるラウドペダル21aの実際
の位置データxiと正規化位置データXiとの関係を示
す説明図である。
【図9】 同実施例におけるシフトペダル21bの実際
の位置データxiと正規化位置データXiとの関係を示
す説明図である。
【図10】 図11と組み合わされて同実施例における
測定処理等の動作を示すフローチャートである。
【図11】 図10と組み合わされて同実施例における
測定処理等の動作を示すフローチャートである。
【図12】 同実施例における記録処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】 同実施例における記録動作時の制御ブロッ
ク図である。
【図14】 同実施例の再生処理の動作を示すフローチ
ャート。
【図15】 この発明の他の実施例の再生処理時におけ
る制御ブロック図である。
【符号の説明】
6……コントローラ(変換テーブル,目標位置データ発
生手段,駆動信号供給手段)、20a,20b……ソレ
ノイド(ペダル駆動ソレノイド)、21a……ラウドペ
ダル、21b……シフトペダル、35a,35b……セ
ンサ(ペダル位置検出センサ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルを駆動するペダル駆動ソレノイド
    と、 前記ペダルの位置を検出するペダル位置検出センサと、 前記ペダル駆動ソレノイドに伝達する駆動信号の値を順
    次変化させるとともに該駆動信号の各値に対応する前記
    ペダルの位置を前記ペダル位置検出センサで検出するこ
    とにより作成された、前記ペダルの位置と駆動信号値と
    の相関関係を決定する変換テーブルと、 ペダル目標位置を示す目標位置データを発生する目標位
    置データ発生手段と、 前記目標位置データ発生手段から発生された目標位置デ
    ータに基づいて前記変換テーブルを参照することにより
    得られた値の駆動信号を、前記ペダル駆動ソレノイドに
    供給する駆動信号供給手段とを具備することを特徴とす
    る自動ピアノ。
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