JPH0843614A - 凹面鏡 - Google Patents

凹面鏡

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JPH0843614A
JPH0843614A JP21360695A JP21360695A JPH0843614A JP H0843614 A JPH0843614 A JP H0843614A JP 21360695 A JP21360695 A JP 21360695A JP 21360695 A JP21360695 A JP 21360695A JP H0843614 A JPH0843614 A JP H0843614A
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mirror
concave
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concave mirror
mirrors
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Hidehisa Hongo
英久 本郷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライトシミュレータ等に用いる映像表示装
置を構成する要素で、スクリーンに映し出された映像を
拡大するための凹面鏡を得る。 【解決手段】 単位凹面鏡を複数個接合してより大型に
構成した凹面鏡で、前記単位凹面鏡は凹面を鏡面とし、
該単位凹面鏡の接合面は該接合面の延長平面が前記凹面
鏡の球心を含むように形成し、かつ前記単位凹面鏡の接
合は前記接合面を互いに各単位凹面鏡の球心が共通する
1点になるように直接結合して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は航空機、船舶等の操
縦訓練装置に使用される模擬視界表示装置において、ス
クリーン上の映像、CRT上の映像などを拡大かつ遠方
に投影せしめる凹面鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フライトシミュレータ、操船シミュレー
タ等の模擬視界表示装置では、スクリーン上の投影像や
CRT上の映像を遠方の像とするため、映像面を凹面鏡
の焦点面付近に設置する方法が一般的である。この場合
の凹面鏡は大型な物が必要となる。この大型凹面鏡を作
る方法としては、ガラス基材の凹面鏡を繋ぎ合わせた
り、薄いシート状の鏡の周囲を固定し、真空吸引により
凹面鏡を形成する方法があった。ガラスの凹面鏡の場
合、大型であるため、重く、かつ、結合部において、鏡
面が不連続になるなどの欠点があり、また、シート状鏡
の場合は形状を一定に保つことが難しいことと、シミュ
レータに設置された場合、運転時の振動のため、若干の
ゆれを生じる場合があるなどの欠点があった。
【0003】更に具体的に従来技術の一例を説明する。
従来、フライトシミュレータなどの模擬視界表示装置に
使用されている凹面鏡は、ガラス鏡またはシート状鏡を
真空吸引して、凹面を形成する方法が一般的である。
【0004】このうち、前者の凹面鏡は図4に示す形状
であるが、半径3m前後、高さ約2m、幅約6mを有す
る、(奥行については、シミュレータの要求する視界に
より異なるが、水平180°とした場合、約3mを必要
とする)。このような大きな凹面鏡を形成するには、鏡
の製造設備の制約からガラス鏡の場合、つなぎ合わせる
以外にない。このため分割したガラス鏡を同図に示すよ
うにつなぎ合わせる必要があった。また、シート状のフ
ィルムミラーを真空吸引して凹面を形成する方法は凹面
の形状を一定に保つために、フィルムミラーの形状、ま
たは位置を検知し、真空度を制御している方法が一般的
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術におい
て、ガラス鏡の場合、切断面とミラー面の交線は破損防
止のため、微小な面取り加工を施す必要がある。これが
ミラー相互の結合部では鏡面の不連続部となり、一体の
ミラーにならない欠点があった。また、シート状鏡にお
いては、上記欠点はないが、凹面形状を一定に保つこと
がむづかしいことや、シミュレータの運動時の振動によ
りシート状鏡が若干ゆれる場合があり、反射像に悪影響
を与える欠点があった。本発明は、これらの欠点を解決
するため、接合面の隙間、ダレを極小化し、かつ耐振性
を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、単位凹面鏡を複数個接合してより大型に構
成した凹面鏡において、前記単位凹面鏡は凹面を鏡面と
するとともに、該単位凹面鏡の接合面は該接合面の延長
平面が前記凹面鏡の球心を含むように形成し、かつ前記
単位凹面鏡の接合は前記接合面を互いに各単位凹面鏡の
球心が共通する1点になるように直接結合して成るよう
にしたものである。
【0007】更に、必要に応じて、前記単位凹面鏡の接
合面と鏡面の交線に面取りを施さないようにしてもよ
い。また、該凹面鏡の材質を金属にしたり、単位凹面鏡
の裏面に中ぐり加工を施しても良い。
【0008】その結果、凹面鏡結合面の隙間を実用上目
立たなくすることが出来るとともに、凹面鏡自体の剛
性、強度を高くできるため、耐振性のすぐれた大型な結
合凹面鏡とすることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図1
から図4により説明する。
【0010】図2に球面5を球心0を含む平面により切
断された凹面鏡を示す。球心0を含む2平面0a'a
a'',0b'bb''により球面Sを分割する。また2つ
の平面0a'aa'',0bb'b''の中心をなす平面0
C'CC''に対し垂直で、かつ球心0を含む平面a0b
およびa'0b'で球面Sを分割する。このように切断さ
れた球面の凹面側を鏡面とする凹面鏡とする。同様に分
割した凹面abb''a''を定義し、水平方向については
同様に球面Sを設定し切断する。つまり、単位凹面鏡の
接合面は該接合面の延長平面が前記凹面鏡の球心を含む
ように形成し、かつ前記単位凹面鏡の接合は前記接合面
を互いに各単位凹面鏡の球心が共通する1点になるよう
にしたものである。このように形状を設定し、凹面鏡単
体を製作する。
【0011】図4は、これらの単位凹面鏡1〜5をつな
ぎ合わせ、大型鏡を製作した状態を示す。
【0012】図1は鏡の軽量化のため鏡1の裏面を穴ぐ
り加工14をした状態を示す。この加工は円、矩形、ハ
ニカム状など加工手段に応じた形状とすることができ
る。
【0013】図3は、凹面鏡1〜5をつなぎ合わせた状
態の断面をあらわす。凹面鏡1〜5は切断面6〜9でそ
れぞれ接している。凹面鏡1〜5には結合部品10がネ
ジ11によりとりつけられている。結合部品10はネジ
12により相互に連結され、その結果、凹面鏡1〜5は
一体となる。凹面鏡1〜5の切断面6〜9(接合面でも
ある)は球心を含む平面であるため、鏡面は一様の曲率
で連続する。切断面6〜9と鏡面との交線13〜1
3''' には面取り加工がないため、鏡面には細い線が出
来るのみで実用上問題はない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、隙間がほとんど目立た
ない、十分な耐振性、強度を有する、つなぎ合わせ大型
凹面鏡が実現できる。
【0015】更に前記の通り、単位凹面鏡の接合面の延
長平面は大型凹面鏡の球心を含む構成としたことによ
り、組立て時には単に前記接合面同志を接合すれば大型
凹面鏡を形成することができる。また、横一列に連なる
単位凹面鏡は同じ型のものを使用することができる。更
に、単位凹面鏡において、前記接合面と鏡面の成す角度
が鈍角となるため、そのエッジ部分の「欠け」等が発生
しにくい、製造工程あるいは保守工程においても、単位
凹面鏡を後側に抜くことができるため、その交換作業等
を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す鏡の斜視図
【図2】本発明の実施例の分割概念を示す図
【図3】本発明の一実施例の鏡を結合した状態の斜視図
【図4】結合凹面鏡の概念図
【符号の説明】
1〜5 凹面鏡、6〜9 凹面鏡相互の結合面、13,
13',13'',13''' 結合ミラー間の微細な隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位凹面鏡を複数個接合してより大型に
    構成した凹面鏡において、 前記単位凹面鏡は凹面を鏡面とするとともに、該単位凹
    面鏡の接合面は該接合面の延長平面が前記凹面鏡の球心
    を含むように形成し、かつ前記単位凹面鏡の接合は前記
    接合面を互いに各単位凹面鏡の球心が共通する1点にな
    るように直接結合して成ることを特徴とする凹面鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の凹面鏡において、 該凹面鏡の接合面と鏡面の交線に面取りを施さないこと
    を特徴とする凹面鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の凹面鏡において、 該凹面鏡の材質を金属にしたことを特徴とする凹面鏡。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の凹面鏡において、 該凹面鏡の裏面に中ぐり加工をしたことを特徴とする凹
    面鏡。
JP7213606A 1995-08-22 1995-08-22 凹面鏡 Expired - Lifetime JP3009836B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013250567A (ja) * 2009-12-01 2013-12-12 Luminit Llc キット及び投影スクリーン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58129806A (ja) * 1981-11-05 1983-08-03 ピコ−サヴアク・インコ−ポレ−テツド 反射器及びその製造方法

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