JPH0843493A - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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Publication number
JPH0843493A
JPH0843493A JP6178463A JP17846394A JPH0843493A JP H0843493 A JPH0843493 A JP H0843493A JP 6178463 A JP6178463 A JP 6178463A JP 17846394 A JP17846394 A JP 17846394A JP H0843493 A JPH0843493 A JP H0843493A
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JP
Japan
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main shaft
test head
nut member
arm
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6178463A
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English (en)
Inventor
Hisashi Nakajima
久 中島
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Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0843493A publication Critical patent/JPH0843493A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テストヘッドを円滑に旋回することができ、ま
た旋回途中の任意の位置で停止することができるプロー
ブ装置を提供することにある。 【構成】本体1に回転自在に支持された主軸11を有
し、この主軸11にこの軸心を中心として旋回する旋回
アーム16およびテストヘッドを備え、前記旋回アーム
16に第1のシリンダ17により旋回力を付与して前記
主軸11を回転させ、前記テストヘッドを旋回するプロ
ーブ装置において、前記主軸11の回転と連動して昇降
するナット部材23と、このナット部材23と螺合しナ
ット部材の昇降に伴って回転するねじ部材26と、この
ねじ部材に設けられ周方向に複数の係合部を有するロッ
クプレート29と、前記本体に設けられ前記ロックプレ
ートの係合部との係合により前記主軸11の回転を拘束
するロックピン32とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体デバイスのよ
うな被検査体の電気的特性を測定するプローブ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体ウエハの検査装置では、
プローバ装置にて半導体ウエハ上の各チップの電極パッ
ドにプローブ針等を接触させ、一方、テスタから前記プ
ローブ針を各チップに測定パターンを付与し、この各チ
ップからの出力パターンをテスタにてモニタすることで
半導体ウエハ上の各チップの電気的特性の検査を実行し
ている。
【0003】ところで、近年、特に高周波測定を実行す
る場合にあっては、半導体ウエハからテスタまでの入出
力ケーブルを長くすると、ノイズの重畳により正確な検
査を実行できなくなることがある。そこで、検査時では
プローブ装置にテストヘッドを接続状態とし、非検査時
にはプローブ装置上でのマイクロスコープの使用等を確
保するために退避させる構成が実用化されている。
【0004】テストヘッドを退避させるための移動は、
主軸に対してテストヘッドを旋回可能に支持し、主軸を
中心として略180゜回動させる構造が有利である。し
かし、テストヘッドは、重量が200kg程度の重量物
であり、これを人手で回転させることはオペレータの負
担が大きく、衝撃なく所定の位置まで回転させて載置す
ることは困難で、危険性も伴う。
【0005】そこで、例えば、実開昭60−16374
3号公報、特開平2−177343号公報等に示すよう
に、主軸に対して旋回可能に支持されたテストヘッドを
エアーシリンダによって駆動し、テストヘッドを接続位
置と非接続位置との間を旋回させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、テストヘッ
ドは、プローバ本体側の接続位置と非接続位置との間の
旋回途中位置で停止させることもある。これは、例えば
半導体ウエハを検査する前にそのセット状態を点検した
いときやテストヘッドの動作点検を行う場合が相当して
いる。
【0007】そこで、テストヘッドを回転途中で停止す
る構造としては、特開平2−74050号公報に示すよ
うに、テストヘッドの回転部に挿脱可能なロック部材を
設け、このロック部材をロック穴に挿脱することでテス
トヘッドを回転途中で停止することができるようにした
ものが知られている。
【0008】しかし、このような構造のものは、ロック
穴に対してロック部材が対向した位置でないと、ロック
部材をロック穴に挿入することができず、テストヘッド
を任意の位置で停止できない。また、テストヘッドの回
転駆動系に加えてロック部材などの機構が必要となり、
装置自体の構造が複雑化する欠点がある。
【0009】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、テストヘッドを円滑
に旋回でき、また旋回途中の任意の位置で停止すること
ができ、安全性の面での信頼性が高く、また構造的に簡
単でコストダウンを図ることができるプローブ装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、請求項1は、本体に回転自在に支持され
た主軸を有し、この主軸にこの軸心を中心として旋回す
る旋回アームおよびテストヘッドを備え、前記旋回アー
ムにシリンダにより旋回力を付与して前記主軸を回転さ
せ、前記テストヘッドを旋回するプローブ装置におい
て、前記主軸の回転と連動して昇降するナット部材と、
このナット部材と螺合しナット部材の昇降に伴って回転
するねじ部材と、このねじ部材に設けられ周方向に複数
の係合部を有するロックプレートと、前記本体に設けら
れ前記ロックプレートの係合部との係合により前記主軸
の回転を拘束するロック手段とを具備したことを特徴と
する。
【0011】請求項2は、本体に回転自在に支持された
主軸を有し、この主軸にこの軸心を中心として旋回する
旋回アームおよびテストヘッドを備え、前記旋回アーム
にシリンダにより旋回力を付与して前記主軸を回転さ
せ、前記テストヘッドを旋回するプローブ装置におい
て、前記旋回アームを介して主軸に回転力を付与する第
1のシリンダと、前記本体と主軸のそれぞれに設けたプ
ーリ間にベルトを掛け渡し、このベルトを介して前記主
軸に回転力を付与する第2のシリンダと、前記主軸の回
転と連動して昇降するナット部材と、このナット部材と
螺合しナット部材の昇降に伴って回転するねじ部材と、
このねじ部材に設けられ周方向に複数の係合部を有する
ロックプレートと、前記本体に設けられ前記ロックプレ
ートの係合部との係合により前記主軸の回転を拘束する
ロック手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】請求項3は、本体に回転自在に支持された
主軸を有し、この主軸にこの軸心を中心として旋回する
旋回アームおよびテストヘッドを備え、前記旋回アーム
にシリンダにより旋回力を付与して前記主軸を回転さ
せ、前記テストヘッドを旋回するプローブ装置におい
て、前記主軸と一体的に回動する回動アームと、この回
動アームに連結され回動アームの回動に伴って回動しな
がら昇降するナット部材と、前記本体に傾倒自在および
回転自在に設けられ前記ナット部材と螺合しナット部材
の昇降に伴って傾倒しながら回転するねじ部材と、この
ねじ部材に設けられ周方向に複数の係合部を有するロッ
クプレートと、前記本体に設けられ前記ロックプレート
の係合部との係合により前記主軸の回転を拘束するロッ
ク手段とを具備したことを特徴とする。好ましくは、ロ
ック手段は、ロックピンまたはロック用電磁ブレーキで
あることを特徴とする。
【0013】
【作用】エアー供給源からシリンダにエアーが供給され
ると、旋回アームが主軸を中心として旋回し、主軸に回
転力が付与され、テストヘッドが主軸を中心として旋回
する。主軸の回転と連動してナット部材が昇降し、この
ナット部材と螺合しているねじ部材がナット部材の昇降
に伴って回転し、周方向に複数の係合部を有するロック
プレートも一体に回転する。
【0014】テストヘッドが所望の位置に到達したと
き、シリンダへのエアー供給を停止すると、主軸の回転
が停止する。そこで、ロックピンを突出すると、ロック
ピンがロックプレートの係合部と係合し、ねじ部材が回
転不能にロックされるため、ナット部材を介して主軸が
回転不能にロックされ、テストヘッドは旋回途中で停止
し、その状態で保持される。また、電磁ブレーキの場合
には、電磁拘束力によりロックプレートの回転を拘束す
る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図7はプローバ装置全体の概略的構成図であ
り、プローバ本体1の上部2には半導体ウエハWを載置
固定する載置台3が設けられ、この載置台3はXYZ方
向に移動自在で、半導体ウエハWの水平面内および上下
方向に位置決めができるようになっている。
【0016】プローバ本体1の上方には半導体ウエハW
に形成された各チップの電気的特性を検査するテストヘ
ッド4が後述する手段によって旋回可能に支持されてい
る。テストヘッド4とプローバ本体1との接続上には接
続リング或いはワイヤリングアッセンブリ5を有してお
り、プローブカード6は接続リングを介して設けられて
いる。このプローブカード6のプローブ針7を半導体ウ
エハWに形成された各チップの電極パッドに接触させた
状態で、テスタから測定パターンを印加することによ
り、各チップの電気的特性を検査し得るように構成され
ている。
【0017】前記テストヘッド4は、プローバ本体1に
設けられた旋回駆動機構8によって支持され、プローバ
本体1の上面の接続位置aからプローバ本体1の側方の
非接続位置bとの間を旋回自在に支持されている。すな
わち、プローバ本体1の側部にはヒンジ取付け台9が設
けられ、このヒンジ取付け台9の上部には前記旋回駆動
機構8が収納されている。
【0018】次に、旋回駆動機構8について説明する
と、図1〜図5に示すように構成されている。すなわ
ち、ヒンジ取付け台9のベース9aには一対の支持部材
10a,10bが離間して立設されていて、これら一対
の支持部材10a,10bには主軸11が軸受12によ
って回転自在に軸支されている。
【0019】この軸受12はスペーサ13を介してボル
ト14によって支持部材10a,10bに固定されてお
り、スペーサ13を追加したり、肉厚の異なるスペーサ
13と交換することにより、主軸11の高さ方向の取付
け位置を調節できる。また、支持部材10a,10bに
長孔(図示しない)を設け、この長孔に対してボルト1
4を挿通することにより、軸受12の横方向の取付け位
置を調節することができる。
【0020】主軸11には一対の支持アーム15が固定
され、この支持アーム15に前記テストヘッド4が固定
されており、主軸11の回転によってプローバ本体1の
上面の接続位置aからプローバ本体1の側方の非接続位
置bとの間を旋回できるようになっている。
【0021】この場合、主軸11を回転させてテストヘ
ッド4をプローバ本体1の上面の接続位置aにセットし
たとき、テストヘッド4を接続位置aに正確に位置決め
する必要があるが、部品の寸法誤差、組立て誤差によっ
てテストヘッド4が接続位置aに正確に位置決めされな
い場合がある。
【0022】このような場合、前記ボルト14を緩めて
軸受12を横方向に移動して主軸11の横方向の位置を
調節したり、支持部材10a,10bと軸受12との間
のスペーサ13を交換して主軸11の高さを調節するこ
とにより、テストヘッド4をプローバ本体1の上面の接
続位置aに正確に位置決めできる。
【0023】また、前記支持部材10bの外側に位置す
る主軸11の一端部には旋回アーム16の基端部が嵌着
されており、この旋回アーム16に対向する前記ヒンジ
取付け台9の内部には第1のシリンダ17が上向きに設
けられている。この第1のシリンダ17のシリンダ部1
8aは、エア供給源(図示しない)に接続され、その基
端部が枢支部19を介してベース9aに回動自在に取り
付けられており、ピストン部18bの先端部は連結ピン
20によって前記旋回アーム16の先端部に回動自在に
連結されている。そして、第1のシリンダ17のピスト
ン部18aの突出・没入の直進運動を旋回アーム16に
よって回転運動に変換し、主軸11を正逆方向に回転す
るようになっている。
【0024】前記支持部材10bの内側に位置する主軸
11には回動アーム21の基端部が嵌着され、この先端
部には連結ピン22を介してナット部材23が回動自在
に連結されている。このナット部材23は長方形の板状
体24の下端部にナット部25が一体に設けられ、この
ナット部25には円柱棒状体の外周面にねじ部を形成し
たねじ部材26が螺合されている。このねじ部材26の
下端側は枢支軸27によって揺動自在に支持された軸受
部材28に回転自在に軸支されているとともに、ねじ部
材26の下端部にはロックプレート29が固定されてい
る。
【0025】したがって、ロックプレート29はねじ部
材26と一体に回転するようになっているとともに、ね
じ部材26の揺動運動と一体に揺動するようになってい
る。ロックプレート29は、図5に示すように、円板状
に形成され、その周縁部には等間隔に複数の切欠部から
なる係合部30が設けられている。
【0026】また、ロックプレート29に対向する下部
には小型シリンダ31が上向きに設けられ、この小型シ
リンダ31には前記ロックプレート29の係合部30に
係脱可能なロックピン32が突没自在に設けられてい
る。そして、ロックピン32の没入時にはロックプレー
ト29を含むねじ部材26は回転自在であるが、ロック
ピン32の突出時にはロックピン32がロックプレート
29の係合部30に係合し、ロックプレート29を含む
ねじ部材26は回転不能にロックするロック機構33を
構成している。
【0027】さらに、前記回動アーム21に隣接して前
記主軸11には上部プーリ34が嵌着されている。この
プーリ34に対応する主軸11の下方には下部プーリ3
5が設けられている。そして、上部プレート34と下部
プレート35との間にはベルト36が掛け渡されてい
る。
【0028】前記下部プーリ35はブラケット37によ
って支持されており、このブラケット37は主軸11に
固定された支持プレート38に固定されている。この支
持プレート38の下端部にはガイドピン39が突設され
ており、このガイドピン39はベース9aに固定された
ガイドプレート40の上下方向に長孔41に挿入されて
いる。
【0029】さらに、図4に示すように、前記ベルト3
6の隣側には支持プレート38に対して第2のシリンダ
42が上向きに固定されている。この第2のシリンダ4
2のピストンロッド43の先端部は固定プレート44を
介してベルト36の途中に固定されている。すなわち、
ピストンロッド43の突没運動をベルト36に伝達さ
せ、ベルト36を一定の距離だけ走行させ、上下部プー
リ34,35を介して主軸11に回転力を付与できるよ
うになっている。
【0030】次に、前述のように構成されたプローブ装
置の作用について説明する。テストヘッド4がプローバ
本体1の接続位置aにあるときには、主軸11に設けら
れた旋回アーム16は図2のA点にある。この状態か
ら、テストヘッド4の保守・点検あるいは修理の際し、
テストヘッド4をプローバ本体1の接続位置aからプロ
ーバ本体1の側方の非接続位置bまで左旋回する場合に
は、第1のシリンダ17のシリンダ部18aにおける上
室に高圧エアーが供給される。
【0031】シリンダ部18aの上室に高圧エアーが供
給されると、ピストン部18bは押し下げられ、連結ピ
ン20によって連結された旋回アーム16は主軸11を
中心として図2の矢印D方向に旋回する。したがって、
主軸11は旋回アーム16と一体に回転し、この主軸1
1に支持アーム15を介して固定されたテストヘッド4
は接続位置aから上昇する。
【0032】このとき、主軸11に嵌着された回動アー
ム21は一体に回動するとともに上部プーリ34も回転
する。したがって、回動アーム21に連結ピン22を介
して連結されたナット部材23は押し下げられ、このナ
ット部材23の下方への移動によってナット部25に螺
合しているねじ部材26は揺動しながら回転し、ロック
プレート29も一体に高速回転する。また、前記上部プ
ーリ34の回転によって下部プーリ35との間に掛け渡
されたベルト36が走行する。
【0033】第1のシリンダ17による駆動力で旋回ア
ーム16が図2のB点、つまり下死点に到達すると、第
1のシリンダ17は垂直状態となり、連結ピン20が主
軸11の真下になって左右どちらにも移動しない状態と
なる。したがって、回動アーム21に連結されたナット
部材23も垂直状態となり、ナット部25が最下位に位
置したところで停止し、ねじ部材26の回転も停止す
る。
【0034】この状態から、第2のシリンダ42に高圧
エアーが供給されると、ピストンロッド43が突出し、
固定プレート44を介して連結されたベルト36に走行
力が付与される。
【0035】ベルト36に第2のシリンダ42から駆動
力が付与されると、上部プーリ34および下部プーリ3
5が回転するため、上部プーリ34から主軸11に回転
力が付与される。したがって、下死点にあった旋回アー
ム16は主軸11を中心として矢印D方向に旋回する。
【0036】これと同時に、第1のシリンダ17のシリ
ンダ部18aにおける下室に高圧エアーが供給され、ピ
ストン部18bは押し上げられ、連結ピン20によって
連結された旋回アーム16は主軸11を中心としてさら
に矢印D方向に旋回する。そして、旋回アーム16は図
2のC点まで旋回し、テストヘッド4が非接続位置bに
到達したところで停止する。したがって、旋回アーム1
6はA点からC点までの約180゜旋回し、テストヘッ
ド4を接続位置aから非接続位置bまで回動させること
ができる。
【0037】旋回アーム16がB点からC点まで旋回す
る間においても、主軸11に嵌着された回動アーム21
は一体に回動するため、下死点に位置していたナット部
材23は逆に引き上げられる。このナット部材23の上
方への移動によってナット部25に螺合しているねじ部
材26は揺動しながら逆方向に回転し、ロックプレート
29も一体に逆方向に高速回転する。したがって、ロッ
クプレート29は、旋回アーム16がA点からB点に移
動する間は正転し、B点からC点まで移動する間は逆転
することになる。
【0038】また、テストヘッド4が接続位置aから非
接続位置bまで旋回する途中でテストヘッド4を停止さ
せ、その停止状態でテストヘッド4を確実に保持する場
合にはロック機構33を作動させることにより、主軸1
1の回転を機械的にロックさせることができる。すなわ
ち、小型シリンダ31には前記ロックプレート29の係
合部30に係脱可能なロックピン32が突没自在に設け
られているため、ロックピン32を突出すると、ロック
ピン32がロックプレート29の係合部30に係合し、
ロックプレート29を含むねじ部材26は回転不能とな
る。
【0039】したがって、ねじ部材26に螺合している
ナット部材23はねじ部材26の軸方向に移動不能とな
り、このナット部材23に連結ピン22を介して連結さ
れた回動アーム21も回動不能となるため主軸11の回
転が阻止される。
【0040】したがって、テストヘッド4を旋回途中の
任意の位置で停止させることができる。例えば半導体ウ
エハWを検査する前にそのセット状態を点検したいとき
やテストヘッド4の動作点検を行う場合に安全に作業を
行うことができる。
【0041】なお、前記一実施例においては、円板状の
ロックプレート29の周縁部に切欠部からなる係合部3
0を設け、小型シリンダ31によって突没するロックピ
ン32を係合部30に係合してねじ部材26の回転を機
械的にロックするようにしたが、ロックプレートに複数
の孔からなる係合部を設けてもよく、またロックピンを
ソレノイドによって突没させてもよい。
【0042】また、ロックピンに代って、図6に示すよ
うに、ロックプレート29を拘束・解放するロック用電
磁ブレーキ45を設けることにより、任意の位置でロッ
クすることができ、ロックプレート29の高速回転に対
応できる。また、電磁ブレーキ45によってテストヘッ
ド4の旋回スピードを可変することもできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、テストヘッドを接続位置から非接続位置に円滑に旋
回することができ、また旋回途中の任意の位置で機械的
にロックして停止することができるため、保守点検等が
安心して行え、安全性の面での信頼性を向上できる。さ
らに、構造的に簡単で、小型化を図ることができるか
ら、省スペース化を図ることができると共に、コストダ
ウンを図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すプローブ装置の旋回
駆動機構の正面図。
【図2】同実施例の旋回アームと回動アームの作用説明
図。
【図3】図1の平面図。
【図4】同実施例のベルトおよびこのベルトに走行力を
付与する第2のシリンダの側面図。
【図5】同実施例のロック機構を示し、(a)は縦断正
面図、(b)は(a)のX−X線に沿う断面図。
【図6】同実施例のロック機構の変形例を示す縦断正面
図。
【図7】同実施例のプローブ装置の全体の概略的構成
図。
【符号の説明】 1…本体、4…テストヘッド、11…主軸、16…旋回
アーム、17…第1のシリンダ、23…ナット部材、2
6…ねじ部材、29…ロックプレート、30…係合部、
32…ロックピン、33…ロック機構。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に回転自在に支持された主軸を有
    し、この主軸にこの軸心を中心として旋回する旋回アー
    ムおよびテストヘッドを備え、前記旋回アームにシリン
    ダにより旋回力を付与して前記主軸を回転させ、前記テ
    ストヘッドを旋回するプローブ装置において、 前記主軸の回転と連動して昇降するナット部材と、この
    ナット部材と螺合しナット部材の昇降に伴って回転する
    ねじ部材と、このねじ部材に設けられ周方向に複数の係
    合部を有するロックプレートと、前記本体に設けられ前
    記ロックプレートの係合部との係合により前記主軸の回
    転を拘束するロック手段とを具備したことを特徴とする
    プローブ装置。
  2. 【請求項2】 本体に回転自在に支持された主軸を有
    し、この主軸にこの軸心を中心として旋回する旋回アー
    ムおよびテストヘッドを備え、前記旋回アームにシリン
    ダにより旋回力を付与して前記主軸を回転させ、前記テ
    ストヘッドを旋回するプローブ装置において、 前記旋回アームを介して主軸に回転力を付与する第1の
    シリンダと、前記本体と主軸のそれぞれに設けたプーリ
    間にベルトを掛け渡し、このベルトを介して前記主軸に
    回転力を付与する第2のシリンダと、前記主軸の回転と
    連動して昇降するナット部材と、このナット部材と螺合
    しナット部材の昇降に伴って回転するねじ部材と、この
    ねじ部材に設けられ周方向に複数の係合部を有するロッ
    クプレートと、前記本体に設けられ前記ロックプレート
    の係合部との係合により前記主軸の回転を拘束するロッ
    ク手段とを具備したことを特徴とするプローブ装置。
  3. 【請求項3】 本体に回転自在に支持された主軸を有
    し、この主軸にこの軸心を中心として旋回する旋回アー
    ムおよびテストヘッドを備え、前記旋回アームにシリン
    ダにより旋回力を付与して前記主軸を回転させ、前記テ
    ストヘッドを旋回するプローブ装置において、 前記主軸と一体的に回動する回動アームと、この回動ア
    ームに連結され回動アームの回動に伴って回動しながら
    昇降するナット部材と、前記本体に傾倒自在および回転
    自在に設けられ前記ナット部材と螺合しナット部材の昇
    降に伴って傾倒しながら回転するねじ部材と、このねじ
    部材に設けられ周方向に複数の係合部を有するロックプ
    レートと、前記本体に設けられ前記ロックプレートの係
    合部との係合により前記主軸の回転を拘束するロック手
    段とを具備したことを特徴とするプローブ装置。
  4. 【請求項4】 ロック手段は、ロックピンであることを
    特徴とする請求項1または2または3記載のプローブ装
    置。
  5. 【請求項5】 ロック手段は、ロック用電磁ブレーキで
    あることを特徴とする請求項1または2または3記載の
    プローブ装置。
JP6178463A 1994-07-29 1994-07-29 プローブ装置 Pending JPH0843493A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110672870A (zh) * 2019-09-24 2020-01-10 东软威特曼生物科技(沈阳)有限公司 取样装置的驱动装置、取样装置及生化分析仪

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CN110672870A (zh) * 2019-09-24 2020-01-10 东软威特曼生物科技(沈阳)有限公司 取样装置的驱动装置、取样装置及生化分析仪

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