JPH0843399A - 自動試料注入装置 - Google Patents

自動試料注入装置

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JPH0843399A
JPH0843399A JP17414194A JP17414194A JPH0843399A JP H0843399 A JPH0843399 A JP H0843399A JP 17414194 A JP17414194 A JP 17414194A JP 17414194 A JP17414194 A JP 17414194A JP H0843399 A JPH0843399 A JP H0843399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
nozzle
bar code
bottle
sample bottle
Prior art date
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Pending
Application number
JP17414194A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tatsumi
信之 龍見
Mamoru Kikumoto
守 菊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JPH0843399A publication Critical patent/JPH0843399A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーコードの読み取りと実際のサンプリング
の場所的、時間的隔差のない自動試料注入装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 試料瓶2aに情報発信手段たるバーコード1
5を貼付けるとともに、該バーコード15からの情報を
上下移動するノズル保持枠12内に設けたバーコードリ
ーダー11で読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスクロマトグラフ、
高速液体クロマトグラフ、原子吸光分析装置、発光分析
装置等の分析機器において、試料等を試料瓶から吸引し
て試料注入部に注入する自動試料注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より液体クロマトグラフ、ガスクロ
マトグラフ、原子吸光分析装置等の分析装置に試料等を
順次注入するために自動試料注入装置が使用されてい
る。この自動試料注入装置は、試料瓶またはノズルを試
料吸引位置へ位置決め移動させる移動機構と、試料吸引
位置でノズルを所定の高さまで下降させて試料瓶に挿入
し、試料等を吸引し試料注入部で試料を吐出する試料注
入機構を備えているのが一般的である。
【0003】ここで、試料瓶を特定するために、従来は
試料瓶にバーコードを貼り付け、これを試料注入装置と
は別途に設けたバーコード読取器に移動させ、バーコー
ドを読取ることにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、バーコード読み取りのため、バーコード読取
器まで試料瓶を移動させる必要があるので、そのための
特別の移動機構が必要となった。また、バーコードの読
み取りと実際のサンプリングは場所、時間ともに違うた
め、サンプリングした試料と読み取った試料瓶の試料と
の対応付けを誤ることがあった。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を解決し、バ
ーコードの読み取りと実際のサンプリングの場所的、時
間的隔差のない自動試料注入装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動試料注入装
置は、上記課題を解決するため、試料瓶またはノズルを
試料吸引位置へ位置決め移動させる移動機構と、試料吸
引位置でノズルを所定の高さまで下降させて試料瓶に挿
入し、試料等を吸引し分析機器の試料注入部で試料を吐
出する試料注入機構を備えた自動試料注入装置におい
て、前記試料瓶に情報発信手段を貼付けるとともに、該
情報発信手段からの情報の読取手段を前記ノズルに付設
したことを特徴とする。
【0007】ここで、試料瓶は、バイアル瓶、試験管、
ビーカーなどあらゆる容器が該当し、容器の材質は、ガ
ラス、ポリエチレン、ポリアクリルアミドなど収容すべ
き溶液に対し不活性なものであれば特に限定されず、ま
た容器内に収容するものは、試料、試薬、希釈水、緩衝
液等分析装置に必要な溶液全てが対象となる。
【0008】また、試料瓶は容器載置台に載置するのが
好ましく、容器載置台は例えば複数の開口を設けたター
ンテーブル、化学実験用の試験管立、血液搬送装置など
で採用されているラックなど、複数の容器を載置できる
ものならば何でも良い。
【0009】ノズルは、ガラス等の材質からなり、水き
り容易なように先端を斜めに削ったものでも良い。試料
等の吸引・吐出は、ノズルにポンプ、シリンジ等をパイ
プ等で接続して、ポンプ、シリンジ等の作動で行う。
【0010】試料瓶またはノズルの移動機構は、例えば
ラック・ピニオン機構、モータとコンベアベルトによる
機構などを挙げることができるが、これらに限定されな
い。移動方向も左右、上下、回転のあらゆる方向が該当
する。
【0011】情報発信手段としては、例えばバーコー
ド、磁気テープ、LEDなどの発光素子などを挙げるこ
とができ、情報としては、試料瓶に関する情報、例えば
収容してある試料の種別、吸引すべき試料量などを挙げ
ることができる。該発信手段は、試料瓶の入口箇所、前
述した容器載置台の周面などに設置することができる。
【0012】情報の読取手段は、情報発信手段の種類に
より決められるが、例えば、従来周知のバーコードリー
ダー、受光素子などが用いられる。バーコードリーダー
はペン型、スキャナ型のいずれでもよい。該読取手段の
付設箇所は、ノズルによる試料等の吸引に差し支えない
箇所であって、ノズル駆動に伴い試料瓶の情報発信手段
を読み取れる箇所、例えばノズル支持枠内に設置でき
る。
【0013】なお、本発明の自動試料注入装置が利用で
きる分析装置は、原子吸光分析装置、液体クロマトグラ
フ、ガスクロンマトグラフ、蛍光分析計等のあらゆる分
析装置が対象となる。
【0014】
【作用】本発明は、ノズルに付設して情報の読取手段を
設け、試料等の吸引と連動して、試料瓶に貼付けられた
情報発信手段の読取りをできるよう構成しているので、
試料瓶の特定を誤ることもない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の自動試料注入装置をガスクロマトグラ
フに適用した実施例であり、1はサンプルラックで、試
料瓶等を保持する保持部3a〜3dが設けられている。
保持部3a〜3dは互いに深さ或いは内径の異なる穴
で、試料瓶2a、2b,洗浄溶媒瓶2c、洗浄溶媒排液
瓶2dの試料瓶等を入れることができる。試料瓶2a、
2bの蓋には、後述する情報発信手段たるバーコードが
貼り付けられている。なお、保持部3の高さ及び内径を
全て同じ構成としたり、保持部3a〜3dには試料瓶の
みを入れても勿論構わない。
【0016】サンプルラック1は案内部材4によって水
平方向に移動可能に支持されており、水平方向移動はサ
ンプルラック1の下面に設けられたラック5とモータ
(図示せず)の回転軸に取り付けられたギア6との噛み
合わせにより行われる。
【0017】破線の位置Sは試料吸引位置で、この位置
Sではノズル7が上下方向に移動する。ノズル7にはマ
イクロシリンジ8が接続されており、試料瓶からの試料
の吸引、ガスクロマトグラフの試料気化室への試料の吐
出、ノズルの洗浄のための洗浄溶媒の吸引、吐出を行う
ことができる。また、ノズル7は、中空のノズル支持枠
12によって支持されており、支持枠12の側面にはラ
ック・ピニオン機構などの駆動手段が付設しており、こ
の駆動手段によりノズル7とマイクロシリンジ8が一体
となって図の上下方向に駆動する。さらにノズル支持枠
12の内部には情報読取り手段たるバーコードリーダー
11が収容されており、このバーコードリーダー11は
ノズル支持枠12内を上下動する。上下動は、バーコー
ドリーダー11の上部にバネを接続することにより行わ
れ、バーコードリーダー11の先端が接触して上部に押
されるとバネ力に対抗して上部に移動し、押圧力が働か
ないときは、バネ力により下部(元の位置)に移動す
る。バーコードリーダー11の先端の位置は、ノズル先
端の位置と同じ位置が好ましい。
【0018】なお、試料を採取するためにノズル7を下
降して試料瓶に挿入されたときのノスル7の先端の高さ
位置Hは固定されており、試料吸引位置のさらに下方に
はガスクロマトグラフの試料気化室9が設けられてい
る。10は分離カラムであり、該カラム10はガスクロ
マトグラフのオーブンに収容されている。
【0019】また、14は試料瓶把持機構で、これは上
下方向に移動するとともに、先端の把持部の左右開閉に
よって試料瓶をつかむことができる。
【0020】次に、本実施例の動作について説明する。
最初に試料瓶2aの試料が分析されるとする。サンプル
ラック1がギア6の回転により図で右方向に移動させら
れ、保持部3aの試料瓶2aが試料吸引位置Sまでくる
とギア6が停止する。ノズル7が下降して試料瓶2aに
挿入される。このとき、試料瓶2aにノズル7が挿入さ
れる直前の状態を表したのが図2である。 図より明ら
かなように、ノズル支持枠12内に収容されたバーコー
ドリーダー11の先端は、試料瓶2aの蓋2a´に貼り
つけられたバーコード15と対向しており、ノズル7が
下降するに従い、バーコードリーダー11が蓋2a´に
接触してバーコード15を読み取り、その信号が図示し
ない記憶装置に記憶され、サンプリングする試料瓶が特
定される。
【0021】なお、試料瓶の蓋2a´の上面図を図3に
示しており、セプタム16を貫通してノズル7が試料瓶
2a内に挿入される。ノズル7の先端が試料液に位置す
る(前述したノズル先端高さ位置Hに位置する)と、マ
イクロシリンジ8によって試料液の一定量が吸引され、
ノズル7が上昇する。その後、サンプルラック1が図で
左方向に移動させられた後、ノズル7が降下して試料気
化室9へ挿入され、試料を注入する。
【0022】試料液の注入動作の後にノズル7の洗浄が
行われる。洗浄を行うために洗浄溶媒の入った洗浄溶媒
瓶2cが試料吸引位置Sに位置決めされてノズル7がそ
の瓶に挿入され、洗浄溶媒を吸引し、その後ノズル7の
上下方向の移動とサンプルラック2の移動により洗浄溶
媒が洗浄溶媒排液瓶2dに廃棄される。なお、洗浄溶媒
瓶2c及び洗浄溶媒排液瓶2dは、瓶の特定は不要なの
でバーコードは貼付けられていない。
【0023】以上が試料瓶2aの試料を分析するときの
一連の動作であるが、試料瓶2bの試料を分析するとき
も前述と同様に、先ず試料瓶2bを試料吸引位置Sに位
置決めして、バーコードを読み取りながら試料を吸引
し、試料気化室9へ一定量試料を注入し、その後ノズル
の洗浄を行う。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ノズルによる試料等の
吸引と連動して、試料瓶に貼付けられた情報発信手段の
読取りができるので、試料瓶の特定を誤ることはない。
また、読取手段へ移動させるための特別な移動装置が不
要となるので、製造コストも低廉となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動試料注入装置をガスクロマトグラ
フに適用した実施例
【図2】試料瓶2aにノズル7が挿入される直前の状態
を表した図である。
【図3】試料瓶の蓋の上面図
【符号の説明】
1:サンプルラック 2a,2b:試料瓶 2c:洗浄溶媒瓶 2d:洗浄溶媒排液瓶 7:ノズル 11:バーコードリーダー 12:ノズル支持枠 15:バーコード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料瓶またはノズルを試料吸引位置へ位
    置決め移動させる移動機構と、試料吸引位置でノズルを
    所定の高さまで下降させて試料瓶に挿入し、試料等を吸
    引し分析機器の試料注入部で試料を吐出する試料注入機
    構を備えた自動試料注入装置において、 前記試料瓶に情報発信手段を貼付けるとともに、該情報
    発信手段からの情報の読取手段を前記ノズルに付設した
    ことを特徴とする自動試料注入装置。
JP17414194A 1994-07-26 1994-07-26 自動試料注入装置 Pending JPH0843399A (ja)

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JP17414194A JPH0843399A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 自動試料注入装置

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JPH0843399A true JPH0843399A (ja) 1996-02-16

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