JPH0842359A - タービン入口流路構造 - Google Patents

タービン入口流路構造

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JPH0842359A
JPH0842359A JP18148594A JP18148594A JPH0842359A JP H0842359 A JPH0842359 A JP H0842359A JP 18148594 A JP18148594 A JP 18148594A JP 18148594 A JP18148594 A JP 18148594A JP H0842359 A JPH0842359 A JP H0842359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
turbine rotor
gas flow
passage
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP18148594A
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English (en)
Inventor
Masato Akiba
正人 秋葉
Takayuki Kuratani
孝行 蔵谷
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タービン入口流路構造において、粒子の衝突
によりタービンロータの耐久性低下を招くことを抑え
る。 【構成】 放射状に拡がる複数の翼を有してその回転径
方向から導かれるガス流により回転駆動されるタービン
ロータ10と、タービンロータ10の翼先端部12へと
導かれるガス流に予旋回を与える複数の第一タービンノ
ズル3と、第一タービンノズル3へと導かれるガス流を
タービンロータ10の回転軸C方向に曲げる湾曲流路部
13と、湾曲流路部13とタービンロータ10の翼根元
部18に面する背後空間28を連通するバイパス通路6
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タービン入口流路構造
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービンエンジンに備えられ
るタービン入口流路構造として、例えば図7に示すよう
なものがある(特開平2−271033号公報、参照)。
【0003】これについて説明すると、図示しない燃焼
器から送られる燃焼ガスをタービンロータ10へと導く
入口流路11は、インナシュラウド1とアウターシュラ
ウド2の間に画成される。インナシュラウド1とアウタ
ーシュラウド2は互いに平行に配置され、入口流路11
は直線的な流路断面を持って径方向に拡がっている。
【0004】入口流路11には複数の第一タービンノズ
ル3がタービンロータ10の翼先端部12を囲むように
して配設され、タービンロータ10に流入するガス流に
予旋回を与えるようになっている。
【0005】図中矢印で示すように入口流路11から導
かれるガス流は、第一タービンノズル3を介してタービ
ンロータ10に対して旋回しながら流入し、タービンロ
ータ10を回転駆動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタービン入口流路構造にあっては、燃焼器か
ら送られるガス中に混入したカーボン粒子あるいはある
いは酸化スケール等の微細な粒子がタービンロータ10
の肉厚の小さい翼先端部12に衝突するため、粒子の衝
突による衝撃とタービンロータ10に働く遠心力が合成
されてタービンロータの翼根元部に応力が集中し、ター
ビンロータ10の耐久性を十分に確保することが難しい
という問題点があった。
【0007】本発明は上記の問題点に着目し、タービン
入口流路構造において、粒子の衝突によるタービンロー
タの耐久性低下を抑えることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のタービ
ン入口流路構造は、放射状に拡がる複数の翼を有してそ
の回転径方向から導かれるガス流により回転駆動される
タービンロータと、タービンロータの翼先端部へと導か
れるガス流に予旋回を与える複数の第一タービンノズル
と、第一タービンノズルへと導かれるガス流をタービン
ロータの回転軸方向に曲げる湾曲流路部と、湾曲流路部
とタービンロータの翼根元部に面する背後空間を連通す
るバイパス通路と、を備える。
【0009】請求項2に記載のタービン入口流路構造
は、放射状に拡がる複数の翼を有してその回転径方向か
ら導かれるガス流により回転駆動されるタービンロータ
と、タービンロータの翼先端部へと導かれるガス流に予
旋回を与える複数の第一タービンノズルと、第一タービ
ンノズルへと導かれるガス流をタービンロータの回転軸
方向に曲げる環状突起部と、環状突起部の延長方向に位
置し、ガス流に対向して開口する捕集凹部と、捕集凹部
とタービンロータの翼根元部に面する背後空間を連通す
るバイパス通路と、を備える。
【0010】請求項3に記載のタービン入口流路構造
は、請求項1または2に記載の発明において、バイパス
通路を通って背後空間からタービンロータの翼根元部へ
と導かれるガス流に予旋回を与える複数の第二タービン
ノズルを備える。
【0011】請求項4に記載のタービン入口流路構造
は、請求項3に記載の発明において、第二タービンノズ
ルの設定角度および枚数を、第一タービンノズルと略等
しく設定する。
【0012】
【作用】請求項1に記載のタービン入口流路構造におい
て、第一タービンノズルを介して旋回しながらタービン
ロータの翼先端部から流入するガス流は、タービンロー
タを回転駆動しつつ、タービンロータの翼間流路でター
ビンロータの回転軸方向に向きを変えながら排出され
る。
【0013】第一タービンノズルの上流側で湾曲流路部
を通過するガス流は、タービンロータの回転軸方向に曲
げられる。このとき、ガス流中に混入したカーボン粒子
あるいは酸化スケール等の微細な粒子は、ガス流ととも
に湾曲流路部を流れる過程で曲げられ、慣性力によりバ
イパス通路に流入し、バイパス通路を通って背後空間か
らタービンロータの翼根元部に流入し、タービンロータ
を回転駆動しつつ、タービンロータの翼間流路でタービ
ンロータの回転軸方向に向きを変えながら排出される。
【0014】このようにガス流中に含まれる粒子がバイ
パス通路を通ってタービンロータの翼先端部を迂回して
流れることにより、肉厚の小さい翼先端部に衝突するこ
とを防止できる。
【0015】バイパス通路を通って導かれる粒子は、タ
ービンロータの翼根元部に衝突するが、翼根元部は肉厚
が大きいので耐久性上問題はない。また、粒子の衝突に
よる衝撃とタービンロータに働く遠心力が合成されてタ
ービンロータの翼根元部に応力が集中することを抑制
し、タービンロータの耐久性を十分に確保することがで
きる。
【0016】請求項2に記載のタービン入口流路構造に
おいて、第一タービンノズルを介して旋回しながらター
ビンロータの翼先端部から流入するガス流は、タービン
ロータを回転駆動しつつ、タービンロータの翼間流路で
タービンロータの回転軸方向に向きを変えながら排出さ
れる。
【0017】第一タービンノズルの上流側で環状突起部
に沿って流れるガス流は、タービンロータの回転軸方向
に曲げられる。このとき、ガス流中に混入したカーボン
粒子あるいは酸化スケール等の微細な粒子は、ガス流と
ともに環状突起部に沿って流れる過程で曲げられ、慣性
力により環状突起部の延長方向に開口した捕集凹部に集
まり、バイパス通路を通って背後空間からタービンロー
タの翼根元部に流入し、タービンロータを回転駆動しつ
つ、タービンロータの翼間流路でタービンロータの回転
軸方向に向きを変えながら排出される。
【0018】捕集凹部を環状突起部の延長方向に配置す
ることにより、粒子を捕捉する確率を高めて、粒子がタ
ービンロータの翼先端部に衝突することを有効に防止で
きる。
【0019】このようにガス流中に含まれる粒子が捕集
凹部からバイパス通路を通ってタービンロータの翼先端
部を迂回して流れることにより、粒子が肉厚の小さい翼
先端部に衝突することを防止できる。
【0020】バイパス通路を通って導かれる粒子は、タ
ービンロータの翼根元部に衝突するが、翼根元部は肉厚
が大きいので耐久性上問題はない。また、粒子の衝突に
よる衝撃とタービンロータに働く遠心力が合成されてタ
ービンロータの翼根元部に応力が集中することを抑制
し、タービンロータの耐久性を十分に確保することがで
きる。
【0021】請求項3に記載のタービン入口流路構造
は、背後空間から第二タービンノズルを介してタービン
ロータの翼根元部へと導かれるガス流に予旋回を与える
ことにより、ガス流の持つエネルギーをタービンロータ
の回転エネルギーに変換する効率を高められる。
【0022】請求項4に記載のタービン入口流路構造
は、第二タービンノズルの設定角度および枚数を、第一
タービンノズルと等しく設定することにより、タービン
ロータの効率を有効に高められる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を適用したガスターピンエンジ
ンの実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0024】図1、図2に示すように、図示しない燃焼
器から送られる燃焼ガスをタービンロータ10に導く入
口流路11は、インナシュラウド1とアウターシュラウ
ド2の間に画成される。
【0025】図中矢印で示すように入口流路11から導
かれるガス流は、第一タービンノズル3を介してタービ
ンロータ10に対して旋回しながら流入し、タービンロ
ータ10を回転駆動する。タービンロータ10に流入し
たガス流は、翼間流路9を流れる過程で回転軸C方向に
向きを変えて、出口流路19に排出される。
【0026】図3に示すように、タービンロータ10の
翼先端部12のまわりには21枚の第一タービンノズル
3が一定の間隔を持って配設される。第一タービンノズ
ル3はタービンロータ10の接線に対して20°の設定
角度を持って配置される。第一タービンノズル3はこれ
を通過するガス流に対してタービンロータ10の回転方
向に予旋回を与えるようになっている。
【0027】入口流路11は第一タービンノズル3の上
流側でタービンロータ10の回転軸C方向に湾曲した流
路断面を持って径方向に拡がる湾曲流路部13を有す
る。湾曲流路部13より上流側に位置する上流側流路部
14と、湾曲流路部13より下流側に位置する下流側流
路部15は、それぞれ直線的な流路断面を持って径方向
に拡がっている。
【0028】湾曲流路部13は、インナーシュラウド1
の内壁から環状に突出する環状突起部16と、アウター
シュラウド2の内壁から凹状に窪む環状凹部17の間に
画成される。
【0029】インナーシュラウド1の環状突起部16
は、入口流路11の上流側から下流側にかけてタービン
ロータ10の背後に向けて傾斜する上流側傾斜面21
と、入口流路11の上流側から下流側にかけてタービン
ロータ10の出口流路19側に向けて傾斜する下流側傾
斜面22と、上流側傾斜面21と下流側傾斜面22を円
弧状の断面を持って結ぶ先端湾曲部23を有する。
【0030】湾曲流路部13の外周部から分岐してター
ビンロータ10の翼根元部18に面する背後空間28を
連通するバイパス通路6が配設される。バイパス通路6
はタービンロータ10の回転径方向に直線状に延び、下
流側流路部15と平行に配設される。
【0031】アウターシュラウド2には湾曲流路部13
の外周部からその接線方向に窪む捕集凹部26が環状に
形成され、この捕集凹部26の底部にバイパス通路6が
開口している。
【0032】ガス流中に含まれる粒子や異物を効率良く
捕集するため、捕集凹部26は、インナーシュラウド1
の環状突起部16の上流側傾斜面21の延長方向に位置
してガス流に対向して開口している。
【0033】アウターシュラウド2には、捕集凹部26
と湾曲流路部13を仕切る分流壁部27が形成される。
分流壁部27はタービンロータ10の回転径方向に向け
て環状に突出して形成される。分流壁部27の先端部は
円弧状の断面を持って突出して形成される。
【0034】アウターシュラウド2とバックプレート4
の間には、タービンロータ10の翼根元部18の背後に
面して背後空間28が環状に画成される。
【0035】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0036】図中矢印で示すように入口流路11から導
かれるガス流の大部分は、湾曲流路部13を通過した
後、下流側流路部15に配設された第一タービンノズル
3を介してタービンロータ10の翼先端部12から旋回
しながら流入し、タービンロータ10を回転駆動しつ
つ、タービンロータ10の翼間流路9でタービンロータ
10の回転軸C方向に向きを変えて、出口流路19に排
出される。
【0037】一方、入口流路11から導かれるガス流の
一部は、湾曲流路部13を通過した後、バイパス通路6
を通り、タービンロータ10の翼根元部18から流入
し、タービンロータ10の翼間流路9でタービンロータ
10の回転軸C方向に向きを変えて、出口流路19に排
出される。
【0038】第一タービンノズル3の上流側で環状突起
部16に沿って流れるガス流は、タービンロータ10の
回転軸C方向に曲げられる。このとき、ガス流中に混入
したカーボン粒子あるいは酸化スケール等の微細な粒子
は、ガス流とともに環状突起部16に沿って流れる過程
で曲げられ、慣性力により環状突起部16の延長方向に
開口した捕集凹部26に集まり、バイパス通路6を通っ
て背後空間28からタービンロータ10の翼根元部18
から流入し、タービンロータ10を回転駆動しつつ、タ
ービンロータ10の翼間流路9でタービンロータ10の
回転軸C方向に向きを変えながら排出される。
【0039】燃焼器から送られるガス中に混入したカー
ボン粒子あるいはあるいは酸化スケール等の微細な粒子
は、ガス流とともに湾曲流路部13を流れる過程でター
ビンロータ10の回転軸C方向に曲げられ、慣性力によ
り湾曲流路部13の外周部に位置してガス流に対向して
開口した捕集凹部26に集められる。すなわち、ガス流
中に混入した粒子は、湾曲流路部13を通過するガス流
とともに環状突起部16の上流側傾斜面21に沿ってタ
ービンロータ10の回転軸C方向に曲げられ、その慣性
力により上流側傾斜面21の延長方向に位置してガス流
に対向して開口した捕集凹部26に流入する。
【0040】捕集凹部26に集められた粒子はガス流と
ともに、バイパス通路6を通り、背後空間28を経てタ
ービンロータ10の翼根元部18から翼間流路9に流入
し、タービンロータ10を通って出口流路19へと排出
される。
【0041】このようにガス流中に含まれる粒子が捕集
凹部26からバイパス通路6を通ってタービンロータ1
0の翼先端部12を迂回して流れることにより、粒子が
翼先端部12に衝突することを防止できる。
【0042】バイパス通路6を通って導かれる粒子は、
タービンロータ10の翼根元部18に衝突するが、翼根
元部18は肉厚が大きいので耐久性上問題はない。ま
た、粒子の衝突による衝撃とタービンロータ10に働く
遠心力が合成されてタービンロータ10の翼根元部18
に応力が集中することを抑制し、タービンロータ10の
耐久性を十分に確保することができる。
【0043】次に、図4〜図6に示す他の実施例につい
て説明する。なお、図1〜図3との対応部分には同一符
号を用いて説明する。
【0044】タービンロータ10の翼先端部12のまわ
りには21枚の第一タービンノズル3が一定の間隔を持
って配設される。第一タービンノズル3はタービンロー
タ10の接線に対して20°の設定角度を持って配置さ
れる。第一タービンノズル3はこれを通過するガス流に
対してタービンロータ10の回転方向に予旋回を与える
ようになっている。
【0045】タービンロータ10の翼根元部18に面し
て画成される背後空間28には21枚の第二タービンノ
ズル29が第一タービンノズル3と等しいピッチを持っ
て配設される。翼型断面持つ第二タービンノズル21
は、第一タービンノズル3と同じくタービンロータ10
の接線に対して20°の設定角度を持って配置される。
第二タービンノズル29はこれを通過するガス流に対し
てタービンロータ10の回転方向に予旋回を与えるよう
になっている。
【0046】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0047】背後空間28から第二タービンノズル29
を介してタービンロータ10の翼根元部18へと導かれ
るガス流に予旋回を与えることにより、ガス流の持つエ
ネルギーをタービンロータ10の回転エネルギーに変換
する効率を高められる。
【0048】第二タービンノズル29の設定角度および
枚数を、第一タービンノズル3と等しく設定することに
より、タービンロータ10の効率を有効に高められる。
【0049】なお、前記各実施例では、第一タービンノ
ズル3または第二タービンノズル29を固定して設ける
構造として説明したが、第一タービンノズル3と第二タ
ービンノズル29をタービンロータ10へと導かれるガ
ス流量に応じて設定角度を調節する構成としてもよい。
この場合、ガスターピンエンジンの広い運転範囲に渡っ
てタービンロータ10の効率を維持することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のター
ビン入口流路構造は、放射状に拡がる複数の翼を有して
その回転径方向から導かれるガス流により回転駆動され
るタービンロータと、放射状に拡がる複数の翼を有して
タービンロータの翼先端部へと導かれるガス流に予旋回
を与える複数の第一タービンノズルと、第一タービンノ
ズルへと導かれるガス流をタービンロータの回転軸方向
に曲げる湾曲流路部と、湾曲流路部とタービンロータの
翼根元部に面する背後空間を連通するバイパス通路とを
備えたため、ガス流中に混入した粒子は、バイパス通路
を通って背後空間からタービンロータの翼根元部に流入
するので、肉厚の小さい翼先端部に衝突することを防止
でき、タービンロータの耐久性を十分に確保することが
できる。
【0051】請求項2記載のタービン入口流路構造は、
放射状に拡がる複数の翼を有してその回転径方向から導
かれるガス流により回転駆動されるタービンロータと、
タービンロータの翼先端部へと導かれるガス流に予旋回
を与える複数の第一タービンノズルと、第一タービンノ
ズルへと導かれるガス流をタービンロータの回転軸方向
に曲げる環状突起部と、環状突起部の延長方向に位置
し、ガス流に対向して開口する捕集凹部と、捕集凹部と
タービンロータの翼根元部に面する背後空間を連通する
バイパス通路とを備えたため、捕集凹部を介して粒子を
捕捉する確率を高めて、粒子がタービンロータの翼先端
部に衝突することを有効に防止できる。
【0052】請求項3記載のタービン入口流路構造は、
請求項1または2に記載の発明において、バイパス通路
を通って背後空間からタービンロータの翼根元部へと導
かれるガス流に予旋回を与える複数の第二タービンノズ
ルを備えたため、ガス流の持つエネルギーをタービンロ
ータの回転エネルギーに変換する効率を高められ、ガス
タービンエンジンの燃費や出力を改善することができ
る。
【0053】請求項4記載のタービン入口流路構造は、
請求項3に記載の発明において、第二タービンノズルの
設定角度および枚数を、第一タービンノズルと略等しく
設定したため、タービンロータの効率を有効に高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すタービンの断面図図。
【図2】同じくタービンの断面図。
【図3】同じくタービンノズルの配置図。
【図4】他の実施例を示すタービンの断面図図。
【図5】同じくタービンの断面図。
【図6】同じくタービンノズルの配置図。
【図7】従来例を示すタービンの断面図。
【符号の説明】
1 インナーシュラウド 2 アウターシュラウド 3 第一タービンノズル 4 バックプレート 6 バイパス通路 9 翼間流路 10 タービンロータ 11 入口流路 12 翼先端部 13 湾曲流路部 16 環状突起部 18 翼根元部 19 出口流路 26 捕集凹部 28 背後空間 29 第二タービンノズル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02C 7/00 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射状に拡がる複数の翼を有してその回転
    径方向から導かれるガス流により回転駆動されるタービ
    ンロータと、 タービンロータの翼先端部へと導かれるガス流に予旋回
    を与える複数の第一タービンノズルと、 第一タービンノズルへと導かれるガス流をタービンロー
    タの回転軸方向に曲げる湾曲流路部と、 湾曲流路部とタービンロータの翼根元部に面する背後空
    間を連通するバイパス通路と、 を備えたことを特徴とするタービン入口流路構造。
  2. 【請求項2】放射状に拡がる複数の翼を有してその回転
    径方向から導かれるガス流により回転駆動されるタービ
    ンロータと、 タービンロータの翼先端部へと導かれるガス流に予旋回
    を与える複数の第一タービンノズルと、 第一タービンノズルへと導かれるガス流をタービンロー
    タの回転軸方向に曲げる環状突起部と、 環状突起部の延長方向に位置し、ガス流に対向して開口
    する捕集凹部と、 捕集凹部とタービンロータの翼根元部に面する背後空間
    を連通するバイパス通路と、 を備えたことを特徴とするタービン入口流路構造。
  3. 【請求項3】バイパス通路を通って背後空間からタービ
    ンロータの翼根元部へと導かれるガス流に予旋回を与え
    る複数の第二タービンノズルを備えたことを特徴とする
    請求項1または2に記載のタービン入口流路構造。
  4. 【請求項4】第二タービンノズルの設定角度および枚数
    を、第一タービンノズルと略等しく設定したことを特徴
    とする請求項3に記載のタービン入口流路構造。
JP18148594A 1994-08-02 1994-08-02 タービン入口流路構造 Pending JPH0842359A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017129117A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ タービンエンジン用入口粒子分離装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017129117A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ タービンエンジン用入口粒子分離装置

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