JPH084224Y2 - スポット溶接機における制御装置 - Google Patents

スポット溶接機における制御装置

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JPH084224Y2
JPH084224Y2 JP6855790U JP6855790U JPH084224Y2 JP H084224 Y2 JPH084224 Y2 JP H084224Y2 JP 6855790 U JP6855790 U JP 6855790U JP 6855790 U JP6855790 U JP 6855790U JP H084224 Y2 JPH084224 Y2 JP H084224Y2
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welding
transformer
transformer tap
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tap position
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JP6855790U
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信太郎 伊藤
礼司 北堀
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、スポット溶接機において溶接条件のうち
の溶接トランスにおけるトランスタップ位置を表示せし
めるようにしたスポット溶接機における制御装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、スポット溶接機において、ワークの材質,板厚
などにより溶接電流をその都度変更しなければならな
い。この溶接電流の変更は溶接トランスに備えられたト
ランスタップを切替えることにより行なわれている。す
なわち、トランスタップの切換は、ワークの材質,板厚
に合せて、溶接トランスの巻数比を変えることにより、
出力波形を切換えるための目的で行なわれている。
一般に、アルミニウム合金のように熱伝導率の高い材
質のものは、極めて短時間に溶接しなければならず、溶
接トランスの巻数比の小さい方を選択しなければならな
い。
従来のトランスタップ切換は、機械本体内にある端子
板上の配線を接ぎ換えなければならなかった。
(考案が解決しようとする課題) ところで、トランスタップを切換えるときには、必ず
起動スイッチを切り、通電しない状態にしなければなら
ない。また、トランスタップの切換は機械の内部にある
ため切換作業は容易でないと共に、作業中にトランスタ
ップを確認することも容易でないという問題があった。
この考案の目的は、上記問題点を改善するため、トラ
ンスタップの位置を容易に確認できるようにすると共
に、トランスタップの切換を容易にしたスポット溶接機
における制御装置を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、上部電極と
下部電極との間に溶接すべきワークを挾むと共に、トラ
ンスタップ切換ハンドルを備えた溶接トランスを介して
上,下部電極の通電せしめてワークに溶接を行なうスポ
ット溶接機であって、ワークの材質,板厚,電極径など
を入力せしめる入力装置と、予めワーク毎に推奨溶接条
件が記憶されているICメモリカードと、入力装置から指
定されたワークに基づきICメモリカードから推奨溶接条
件を設定する溶接条件設定メモリと、この溶接条件設定
メモリに設定された溶接条件からの推奨トランスタップ
位置とすでに設定された現在のトランスタップ位置とを
表示せしめる表示装置とを備えてスポット溶接機におけ
る制御装置を構成した。
(作用) この考案のスポット溶接機における制御装置を採用す
ることにより、溶接トランスにはトランスタップ切換ハ
ンドルが備えられているから、トランスタップ位置を変
更する場合にトランスタップ切換ハンドルを操作するこ
とにより容易に行なわれる。
入力装置から溶接すべきワークを指定すると、ICメモ
リカードに記憶されている推奨溶接条件が設定されて溶
接条件設定メモリに一時的に記憶される。さらに、溶接
条件設定メモリに設定された溶接条件からの推奨トラン
スタップ位置とすでに設定された現在のトランスタップ
位置とが表示装置に表示される。而して、トランスタッ
プ位置が容易に確認される。
したがって、表示装置に表示された推奨トランスタッ
プ位置と現在のトランス位置とが異なっていれば、前記
トランスタップ切換タップハンドルを自動あるいは手動
で操作して容易に合せられる。また推奨トランスタップ
位置と現在のトランスタップ位置とが異なっている間は
アラームが出力されてトランスタップ位置の設定間違い
が防止される。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第2図を参照するに、スポット溶接機1における本体
フレーム3の上部前側には上部支持台5が設けられてい
ると共に、本体フレーム3の下部前側には下部支持台7
が設けられている。
前記上部支持台5には上部電極桿把持部9が取付けら
れており、上部電極桿把持部9における下部先端には上
部電極11を備えた上部電極桿13が把持されている。
一方、下部支持台7の上部には下部ホーン固定金具15
が設けられており、この下部ホーン固定金具15には第2
図において左右方向へ延伸した円筒形状の下部ホーン17
が左右方向へ移動自在に装着され、例えば複数のボルト
19で固定されている。下部ホーン17における上部先端に
は下部電極21を備えた下部電極桿23が把持されている。
前記本体フレーム3の例えば後部における上部には溶
接トランス25が設けられており、この溶接トランス25は
溶接時に必要な高電流を得るために、一次側から供給さ
れた電圧を3〜20V程度の低い電圧に変換されるもので
ある。しかも、溶接トランス25にはトランスタップ切換
ハンドル27が備えられており、トランスタップ切換ハン
ドル27を操作することにより、容易にトランスタップの
位置を変更させることができる。
上記構成により、例えば上部電極11を下降させて上部
電極11と下部電極21との間に溶接すべきワークを挾み、
溶接トランス25を介して上部電極11,下部電極21に通電
せしめると、そのときの抵抗熱によりワークに溶接が行
なわれることになる。
前記本体フレーム3にはスポット溶接機1を制御する
制御装置29が設けられている。より詳細には、第1図に
示されているように、制御装置29におけるCPU31には、
溶接すべきワークの材質,板厚,電極径などを入力する
キーボードなどの入力装置33が接続されていると共に、
種々のデータを表示するCRTなどの表示装置35が接続さ
れている。
また、CPU31には、今、スポット溶接機1で溶接加工
を行なっていた現在の溶接条件が現在の溶接条件メモリ
37に接続されていると共に、ワークの材質,板厚毎によ
る種々の溶接条件が予め設定されてICメモリカード39に
ファイルされている。
さらに、CPU31には例えば1/Fを介して前記トランスタ
ップ切換ハンドル27が操作できるように接続されてい
る。
今、入力装置33から溶接すべきワークを指定すると、
ICメモリカード39内でこの指定されたワークに基づく溶
接条件が設定されて、溶接条件設定メモリ41に一時的に
取込まれて記憶される。この溶接条件設定メモリ41に設
定された溶接条件の内から推奨トランスタップ位置が、
また現在の溶接条件メモリ37に記憶されている現在の溶
接条件の内から現在のトランスタップ位置がそれぞれ表
示装置35に表示される。
この表示装置35に表示された推奨トランスタップ位置
と現在のトランスタップ位置とを作業者が見て手動でト
ランスタップ切換ハンドル27を操作して推奨トランスタ
ップ位置と現在のトランスタップ位置を容易に合せるこ
とができる。しかも、推奨トランスタップ位置と現在の
トランスタップ位置とが異なっているときには溶接起動
スイッチへアラーム信号を出して溶接起動スイッチを入
れるとアラームを出力し溶接作業できないようにしてあ
る。したがって溶接トランスタップ位置の設定間違いを
防止することができる。
また、表示装置35に推奨トランスタップ位置と現在の
トランスタップ位置とを表示すると共に、両トランスタ
ップ位置がトランスタップ位置パターン定部43に取込ま
れて、推奨トランスタップ位置が現在のトランスタップ
位置と合っているかどうかを判定し、もし異なっていれ
ば、トランスタップ切換ハンドル27へ自動的に操作する
指令信号が与えられると共に、アラーム信号が溶接起動
スイッチへ送られて溶接起動スイッチを入れても起動し
ないようアラームを出力させることができる。したがっ
てトランスタップ位置の設定間違いを防止することがで
きる。
なお、この考案は、前述した実施例に限定されること
なく、適宜な変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、こ
の考案によれば、溶接トランスにトランスタップ切換ハ
ンドルを備えたことにより、トランスタップ位置を容易
に変更させることができる。
また、表示装置に推奨トランスタップ位置と現在のト
ランスタップ位置とを表示させるようにしたから、トラ
ンスタップ位置を容易に確認できると共に、この両者を
比較して、トランスタップ位置が異なっている場合はア
ラームを出力し溶接作業ができないようにすると共に、
トランスタップ位置の設定間違いを容易に防止させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の主要部を示し、スポット溶接機にお
ける制御装置の構成ブロック図、第2図はこの考案を実
施する一実施例のスポット溶接機の側面図である。 1……スポット溶接機、11……上部電極 21……下部電極、25……溶接トランス 27……トランスタップ切換ハンドル 29……制御装置、31……入力装置 33……表示装置、39……ICメモリカード 41……溶接条件メモリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部電極と下部電極との間に溶接すべきワ
    ークを挾むと共に、トランスタップ切換ハンドルを備え
    た溶接トランスを介して上,下部電極に通電せしめてワ
    ークに溶接を行なうスポット溶接機であって、ワークの
    材質,板厚,電極径などを入力せしめる入力装置と、予
    めワーク毎に推奨溶接条件が記憶されているICメモリカ
    ードと、入力装置から指定されたワークに基づきICメモ
    リカードから推奨溶接条件を設定する溶接条件設定メモ
    リと、この溶接条件設定メモリに設定された溶接条件か
    らの推奨トランスタップ位置とすでに設定された現在の
    トランスタップ位置とを表示せしめる表示装置と、を備
    えてなることを特徴とするスポット溶接機における制御
    装置。
JP6855790U 1990-06-29 1990-06-29 スポット溶接機における制御装置 Expired - Lifetime JPH084224Y2 (ja)

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JPH0426678U JPH0426678U (ja) 1992-03-03
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