JPH08418U - 自動水栓 - Google Patents

自動水栓

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JPH08418U
JPH08418U JP1130995U JP1130995U JPH08418U JP H08418 U JPH08418 U JP H08418U JP 1130995 U JP1130995 U JP 1130995U JP 1130995 U JP1130995 U JP 1130995U JP H08418 U JPH08418 U JP H08418U
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battery box
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JP1130995U
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修 荒木
良平 塚本
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株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】電池を電源とする電磁弁を水路上に配し、
この電磁弁を開いて吐水口より自動的に吐水する自動水
栓において、電池を収容するための電池ボックスの防水
構造をメンテナンス不要で且つ低コストなものとする。 【解決手段】乾電池を直接電源又はバックアップ電源と
して用いる自動水栓において、乾電池を収容するための
電池ボックス48を本体ケーシングのフロントボックス
28に設けるとともに、該電池ボックス48の開口全体
若しくは大部分を取り囲む形態の防水溝54を該開口周
辺に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、人体若しくは手等を感知して吐水口より自動吐水する自動水栓に 関し、詳しくは電池ボックスの防水構造に特徴を有するものに関する。
【0002】
【考案の背景及び解決しようとする課題】
近年、人体若しくは差し出された手をセンサにより感知して水路上に配された 電磁弁を開き、吐水口より自動的に吐水する自動水栓が開発され、使用されてい る。
【0003】 この自動水栓において、本体ケーシングに電池ボックスを設けてそこに乾電池 を収容し、これをバックアップ電源(又は直接電源)として用いることが考えら れている。この場合、電池ボックス内部に水が侵入するのを防ぐ必要がある。そ のための一般的な手段は、電池ボックスの開口を取り囲む形態のパッキンを配設 する方法である。
【0004】 しかしながらこのようにすると、パッキンに要する費用分だけコストが高くな ると共に水栓全体の部品点数が増し、またパッキンを組み込むための作業も必要 となる外、パッキンを固定するために電池ボックスの蓋体を強く締め付けるよう にするか、或いはパッキンを保持するための溝を設けたりしなければならなくな る。 またパッキンは、時日の経過と共に劣化するのを避け得ず、従ってその取替え のためのメンテナンス作業も必要となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題を解決するためになされたものであり、その要旨は、 乾電池を直接電源又はバックアップ電源として用いる自動水栓において、該乾電 池を収容するための電池ボックスを本体ケーシングに設けるとともに、該電池ボ ックスの開口全体若しくは大部分を取り囲む形態の防水溝を該開口周囲に設けた ことにある。
【0006】
【作用及び考案の効果】
かかる本考案は、自動水栓において設けられる電池ボックスの位置が、一般に 吐水口からの水が直接的にふりかかる位置に無く、従って完全なシールを行わな くても、シール性がほぼ確保できる程度であれば十分である点に着眼してなされ たものであって、その解決手段として電池ボックスの開口周囲に防水溝を設ける ように成したものである。
【0007】 本考案に従えば、シール部材としてのパッキンが不要となり、パッキンに要す る費用分がコストアップとなるのを回避できると同時に、水栓の組立工数を減ら して作業を容易ならしめ、加えてパッキンの取替えのためのメンテナンスも不要 となるなど優れた効果が生ずる。
【0008】 尚、水栓及び電池ボックスの形態は様々であるが、前記本体ケーシングが上下 縦向きに配されるものであって、前記電池ボックスが該本体ケーシングの前面で 開口させられるものである場合、前記防水溝を該開口の下辺を除く開口周囲に配 して、該防水溝内の水を該開口の下辺部位に位置する防水溝の端より重力にて自 然排水させるように成すことができる。
【0009】 このようにすると、水分を防水溝内に入り込ませることによって、かかる水分 が電池ボックス内に入り込むのを有効に防止できると共に、防水溝内に入り込ん だ水を自然排水し得て好都合である。
【0010】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図2において、10は自動水栓の吐水口で、洗面器12上に設けられている。 洗面器12の下部に配された自動水栓の本体は、電磁弁とその制御回路等を本体 ケーシング14内に収容して成るもので、ケーブル16を通じて配されたリード 線を介して吐水口10に設けられた超音波センサ18(図3)とスイッチユニッ ト20(図3)に接続されている。
【0011】 ここで超音波センサ18は、吐水口下部に手を入れたとき超音波の送受波でこ れを検知して検知信号を発するもので、図3に示されているように、ここでは導 波管22を介して超音波を吐水口10の下方に送受波する。またスイッチユニッ ト20は手動操作によって吐水・止水指令信号を出力するもので、その操作部が 吐水口ケーシング24の表面側に配されている。
【0012】 超音波センサ18及びスイッチユニット20からの各信号は自動水栓本体の制 御回路に入力される。そして自動水栓本体においては、かかる制御回路の制御の もとに電磁弁が開かれて、吐水口10への給水が行われる。
【0013】 自動水栓本体の本体ケーシング14は、図3に示されているようにリヤボック ス26とこれに対して着脱可能なフロントボックス28とからなっている。リヤ ボックス26内には、止水栓30と、これと一体の逆止弁32,主弁部34,電 磁弁36,発電機38が組み込まれている。
【0014】 電磁弁36はパイロット弁として機能するもので、その開閉によって通水路上 に設けられた主弁部34を開閉する。また発電機38は、通水路上に配された羽 根車を水勢により回転させて発電し、蓄電池に給電する。そして電磁弁36は、 通常はこの蓄電池を電源として作動し、蓄電池の電圧が一定以下に低下したとき に乾電池を電源として作動する。
【0015】 止水栓30はその接続端部がリヤボックス26の背面側に突き出しており、そ の接続端部において壁面に埋込配管された給水配管に接続される。
【0016】 本例の自動水栓本体においては、給水配管からの水は止水栓30,逆止弁32 を経て主弁部34に至る。そして電磁弁36の作動により主弁部34が開かれる と、かかる主弁部34を経由して発電機38の羽根車を回しつつ出口部40に至 る。更にこの出口部40に導かれた水は、この出口部40に接続された給水エル ボ42及び給水エルボ42に接続された導水管44を通じて前記吐水口10の吐 水口46へと導かれ、その吐水口46から吐水される。
【0017】 一方前記フロントボックス28は、図示しない隔壁によってリヤボックス26 から遮断され、その内部に前記制御回路及び蓄電池を収容している。またこのフ ロントボックス28の前面には、図4に示されているように電池ボックス48が 設けられ、内部に乾電池50(図1)が収容されるようになっている。
【0018】 電池ボックス48は図4に明らかに示したように、フロントボックス28の前 面に開口する形態でその下辺に沿って形成されている。そして本例ではこの電池 ボックス48の開口の周辺に所定深さの防水溝54が形成されている。尚本例の 電池ボックス48にはその空きスペースにメインスイッチ52が設けられている 。このメインスイッチ52は、そのスイッチ操作で電源からの給電を停止して電 磁弁36を閉塞させるためのもので、長期間使用しない場合等に操作される。
【0019】 防水溝54はここでは図4に示されているように、電池ボックス48開口の上 辺,左辺及び右辺を取り囲む逆U字状の形態で形成されている。而して本例の防 水溝54は、図から明らかなようにその上辺部が中央部において最も高く、両端 側に向って次第に低くなる形態で形成されている。そしてこれより防水溝54の 上辺部に侵入した水が、左右の垂直溝部に速やかに流出されるようになっている 。またここでは防水溝54の左右の両垂直溝部がフロントボックス28の下面ま で延ばされており、以て垂直溝部内の水が重力によってその下端部から外部に速 やかに自然排水されるようになっている。
【0020】 かかる防水溝54の開口及び前記電池ボックス48の開口は蓋体56によって 閉塞される。具体的には図4に示されているようにフロントボックス28の前面 に蓋体収容凹所55が形成され、防水溝54及び電池ボックス48が蓋体収容凹 所55表面で開口する形態で形成されている。そして蓋体56がこの蓋体収容凹 所55に嵌まる状態でフロントボックス28に取り付けられるようになっている (図3参照)。
【0021】 ところで本例の水栓においては、通常は前記乾電池50が電池ボックス48内 に収納されて用いられることとなるが、使用頻度が少ないような場合には、図1 に示すようなACアダプター58を用いて商用電源を駆動電源とする。
【0022】 このACアダプター58は同図に示すように、アダプター本体60と、ダミー 電池体62と、それらを接続するコード64とからなっている。アダプター本体 60は、商用交流を所定電圧(ここでは4.5V)の直流に変換する電源回路を 内蔵し、且つ商用電源のコンセントに差し込むためのプラグ66を一体に備えて いる。
【0023】 一方ダミー電池体62は、絶縁材料製、一般には合成樹脂製の中空の箱体68 を主体に構成されている。この箱体68は殻体を成すもので、ここでは単三乾電 池50の3本分の大きさを有し、前記電池ボックス48の電圧印加端子70,7 2(図4)に対応する位置に一対の接続端子74,76を備えている。そして前 記コード64を通じて配されたリード線78,80により、前記アダプター本体 60内の電源回路の出力端子がこれら接続端子74,76に接続されている。
【0024】 このようなACアダプター58を用いて商用電源を水栓の駆動電源とするには 、図5に示すように、乾電池50の代わりにアダプター58のダミー電池体62 を電池ボックス48に収容し、電池ボックス48の電圧印加端子70,72にダ ミー電池体62の接続端子74,76を接続させる。このようにすれば、アダプ ター本体60の電源回路で変換された直流電圧が電池ボックス48の電圧印加端 子70,72に印加され、そしてこの直流電圧、つまり商用電源で、水栓の電気 回路部が駆動される。
【0025】 尚ダミー電池体62を電池ボックス48に収納した場合、ACアダプター58 のコード64は電池ボックス48下壁部に形成されたコード取出溝82を通じて 外部に取り出される。これによりダミー電池体62の収納時にも蓋体56の装着 が可能とされている。また図4及び図5中84は、電池ボックス48内に収容さ れた乾電池50を直列に接続するための中継端子である。更に図1及び図5に示 されているようにダミー電池体62の箱体68の前壁には、切欠86の形成によ り、該ダミー電池体62を電池ボックス48に容易に着脱するための把持部88 が形成されている。
【0026】 かかる本例の自動水栓においては、外部から電池ボックス48内に侵入しよう とする水は防水溝54内に入り込み、防水溝54を伝わってその下端から外部に 自然排水される。そしてこれにより電池ボックス48内への水の侵入が有効に阻 止される。
【0027】 このように本例の水栓においては、防水溝54で電池ボックス48内への水の 侵入が阻止されるため、シール部材としてのパッキンが不要となる。従ってパッ キンに要する費用分だけその製造コストが安価になると共に、その組立工程が簡 単となり、またパッキンの交換のためのメンテナンス作業も不要となる。
【0028】 以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はその他の形態で構成することもで きる。 例えば防水溝は電池ボックスの全周を取り囲む形態で形成するなど、例示以外 の種々の形態で形成することができる。また上例では乾電池を蓄電池のバックア ップ電源としていたが、発電機や蓄電池を備えず、乾電池を直接電源とする形式 の水栓にも本考案を適用することができる。この外本考案は、本体ケーシングの 側面に開口する形態の電池ボックスを備えた水栓や、赤外線センサ等、超音波セ ンサ以外のセンサで人体や手を感知する形式の自動水栓等、本体ケーシングに電 池ボックスを備えた種々の形式の自動水栓その他の水栓に適用することが可能で あるなど、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変 更を加えた形態で構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である自動水栓に用いられる
ACアダプターを示す斜視図である。
【図2】同自動水栓を含む洗面器周辺部の正面図であ
る。
【図3】同自動水栓の一部切欠正面図である。
【図4】同自動水栓の蓋体を取り外した状態の電池ボッ
クスとその周辺部を示す斜視図である。
【図5】同自動水栓の電池ボックスへの図1のダミー電
池体の装着状態を示す正面説明図である。
【符号の説明】
14 本体ケーシング 28 フロントボックス 48 電池ボックス 54 防水溝 56 蓋体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾電池を直接電源又はバックアップ電源
    として用いる自動水栓において、 該乾電池を収容するための電池ボックスを本体ケーシン
    グに設けるとともに、該電池ボックスの開口全体若しく
    は大部分を取り囲む形態の防水溝を該開口周囲に設けた
    ことを特徴とする自動水栓。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記本体ケーシング
    が上下縦向きに配されるものであって、前記電池ボック
    スが該本体ケーシングの前面で開口させられ、前記防水
    溝が該開口の下辺を除く開口周囲に配されて、該防水溝
    内の水が該開口の下辺部位に位置する防水溝の端より重
    力にて自然排水されるように成されていることを特徴と
    する自動水栓。
JP1130995U 1995-09-30 1995-09-30 自動水栓 Expired - Lifetime JP2536433Y2 (ja)

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JPH08418U true JPH08418U (ja) 1996-02-27
JP2536433Y2 JP2536433Y2 (ja) 1997-05-21

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236269A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toto Ltd 水栓装置
JP2010236267A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toto Ltd 水栓装置
JP2010236266A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toto Ltd 水栓装置

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