JPH0840848A - 脂肪鎖アミド類とスチームを用いるヒトのケラチン繊維のトリートメント方法 - Google Patents
脂肪鎖アミド類とスチームを用いるヒトのケラチン繊維のトリートメント方法Info
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- JPH0840848A JPH0840848A JP7195597A JP19559795A JPH0840848A JP H0840848 A JPH0840848 A JP H0840848A JP 7195597 A JP7195597 A JP 7195597A JP 19559795 A JP19559795 A JP 19559795A JP H0840848 A JPH0840848 A JP H0840848A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 髪のトリートメント効果を有するアミド類
を、髪に良好に保持させる方法を提供する。 【解決手段】 ヒトのケラチン繊維類、特に髪のトリー
トメント方法において、（ｉ）コプラジエタノールアミ
ド以外の少なくとも１つの脂肪鎖を有する少なくとも１
つのアミド化合物を含有する組成物を適用したヒトのケ
ラチン繊維類に、スチームを含み、かつ温度が少なくと
も７５℃のガスを２分以下の間接触させ、（ｉｉ）この
ように処理された繊維類を冷却する。
を、髪に良好に保持させる方法を提供する。 【解決手段】 ヒトのケラチン繊維類、特に髪のトリー
トメント方法において、（ｉ）コプラジエタノールアミ
ド以外の少なくとも１つの脂肪鎖を有する少なくとも１
つのアミド化合物を含有する組成物を適用したヒトのケ
ラチン繊維類に、スチームを含み、かつ温度が少なくと
も７５℃のガスを２分以下の間接触させ、（ｉｉ）この
ように処理された繊維類を冷却する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトのケラチン繊
維類、特に髪のトリートメント方法であって、特に、髪
の損傷を防止および／または低減するという観点から改
善された方法に関し、該方法は、特に、理髪院、美容
院、化粧品店およびこれらに類似した営業を営んでいる
店において使用される。さらに厳密には、スチームとコ
プラ(coprah)ジエタノールアミド以外の少なくとも１つ
の脂肪鎖を有するアミド化合物をベースとする特定の処
理物質を使用した方法に関する。
維類、特に髪のトリートメント方法であって、特に、髪
の損傷を防止および／または低減するという観点から改
善された方法に関し、該方法は、特に、理髪院、美容
院、化粧品店およびこれらに類似した営業を営んでいる
店において使用される。さらに厳密には、スチームとコ
プラ(coprah)ジエタノールアミド以外の少なくとも１つ
の脂肪鎖を有するアミド化合物をベースとする特定の処
理物質を使用した方法に関する。
【０００２】
【従来の技術および課題が解決しようとする課題】髪
は、一般的に大気中の成分および／または染色、脱色お
よび／またはパーメネントウエーブのような化学的また
は機械的な髪の処理の作用によって種々の度合いで敏感
になり得る（すなわち損傷を受ける）。このように敏感
な髪は、しばしば、もつれを解いたり、スタイルを整え
ることが困難になる。
は、一般的に大気中の成分および／または染色、脱色お
よび／またはパーメネントウエーブのような化学的また
は機械的な髪の処理の作用によって種々の度合いで敏感
になり得る（すなわち損傷を受ける）。このように敏感
な髪は、しばしば、もつれを解いたり、スタイルを整え
ることが困難になる。
【０００３】よって、髪の繊維をトリートメントおよび
／または保護することを意図して、脂肪鎖を有するアミ
ド類を使用することが、既に提案されている。しかしな
がら、これらの製品の髪への作用は、なお不十分である
と思われる。
／または保護することを意図して、脂肪鎖を有するアミ
ド類を使用することが、既に提案されている。しかしな
がら、これらの製品の髪への作用は、なお不十分である
と思われる。
【０００４】特に、１回の洗髪で、髪に付与されたアミ
ド類の大部分が除去されることが見い出されている。髪
に存在するアミド類の量が多くなればなるほど、アミド
類によって付与される保護力および／または手入れの効
果が良好になるという事実を考慮して、本出願人は、髪
の中または髪の上へのアミド類の結合を向上させること
を試みた。
ド類の大部分が除去されることが見い出されている。髪
に存在するアミド類の量が多くなればなるほど、アミド
類によって付与される保護力および／または手入れの効
果が良好になるという事実を考慮して、本出願人は、髪
の中または髪の上へのアミド類の結合を向上させること
を試みた。
【０００５】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
よって、課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、本出
願人は、全く予想外で驚くべきことに、これらの目的等
は、ある特定の条件において、コプラジエタノールアミ
ド以外の少なくとも１つの脂肪鎖を有するアミド類で予
め処理されたヒトのケラチン繊維にスチームを適用する
ことによって達成できることを見い出した。
よって、課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、本出
願人は、全く予想外で驚くべきことに、これらの目的等
は、ある特定の条件において、コプラジエタノールアミ
ド以外の少なくとも１つの脂肪鎖を有するアミド類で予
め処理されたヒトのケラチン繊維にスチームを適用する
ことによって達成できることを見い出した。
【０００６】本発明の方法は、髪に結合するアミドの量
を増加させることを可能にする。実際、本発明の方法に
おいて、すすぎまたは洗髪後に髪に残存しているアミド
類の量は、ホットスチームを使用しない場合よりも多
い。
を増加させることを可能にする。実際、本発明の方法に
おいて、すすぎまたは洗髪後に髪に残存しているアミド
類の量は、ホットスチームを使用しない場合よりも多
い。
【０００７】また、この方法は美容特性、特に髪の柔軟
さおよび滑らかさの改善を可能にする。
さおよび滑らかさの改善を可能にする。
【０００８】よって、本発明は、ヒトのケラチン繊維
類、特に髪のトリートメントのための新規な方法を提供
するものであり、前記方法は、（ｉ）コプラジエタノー
ルアミド以外の少なくとも１つの脂肪鎖を有する少なく
とも１つのアミド化合物を含有する組成物を適用したヒ
トのケラチン繊維類に、スチームを含み、かつ温度が少
なくとも７５℃のガスを２分以下接触させ、（ｉｉ）こ
のように処理された繊維類を冷却することからなること
を特徴とするものである。
類、特に髪のトリートメントのための新規な方法を提供
するものであり、前記方法は、（ｉ）コプラジエタノー
ルアミド以外の少なくとも１つの脂肪鎖を有する少なく
とも１つのアミド化合物を含有する組成物を適用したヒ
トのケラチン繊維類に、スチームを含み、かつ温度が少
なくとも７５℃のガスを２分以下接触させ、（ｉｉ）こ
のように処理された繊維類を冷却することからなること
を特徴とするものである。
【０００９】以下の記載は、本質的に髪のトリートメン
トの特定の場合に関して述べているが、本発明の方法
は、一般に、任意のヒトのケラチン物質、特に、まつ
げ、口ひげ、体毛およびこの他のものに適用できる。
トの特定の場合に関して述べているが、本発明の方法
は、一般に、任意のヒトのケラチン物質、特に、まつ
げ、口ひげ、体毛およびこの他のものに適用できる。
【００１０】処理するホットガスは、好ましくは、少な
くとも１容量％のスチームを含有する。スチームに加え
て、キャリヤー（またはサポート）ガスは、溶媒の蒸
気、並びにガス類、例えば、酸素または窒素、空気のよ
うなガスの混合物、または他の蒸発可能な化合物類を含
有してもよい。
くとも１容量％のスチームを含有する。スチームに加え
て、キャリヤー（またはサポート）ガスは、溶媒の蒸
気、並びにガス類、例えば、酸素または窒素、空気のよ
うなガスの混合物、または他の蒸発可能な化合物類を含
有してもよい。
【００１１】蒸気の生成（水−溶媒の混合物）に有利に
使用される溶媒類としては、特に、化粧品的に許容可能
な有機溶媒、例えば、アルコール、例えばエタノール、
イソプロパノール、ベンジルアルコール、フェニルエチ
ルアルコール、またはグリコール類またはグリコールエ
ーテル類、例えばエチレングリコールおよびそのモノメ
チル、モノエチルおよびモノブチルエーテル類、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレング
リコールおよびジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルのようなアルキルエーテル類が使用される。
使用される溶媒類としては、特に、化粧品的に許容可能
な有機溶媒、例えば、アルコール、例えばエタノール、
イソプロパノール、ベンジルアルコール、フェニルエチ
ルアルコール、またはグリコール類またはグリコールエ
ーテル類、例えばエチレングリコールおよびそのモノメ
チル、モノエチルおよびモノブチルエーテル類、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレング
リコールおよびジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルのようなアルキルエーテル類が使用される。
【００１２】本発明に係るガスは、好ましくは、蒸気単
独またはほとんどが蒸気のもの、あるいは水と空気の混
合物のいずれかからなる。
独またはほとんどが蒸気のもの、あるいは水と空気の混
合物のいずれかからなる。
【００１３】ガスの温度は、８５℃以上が好ましく、特
に、およそ８５℃と１５０℃との間であることが好まし
い。
に、およそ８５℃と１５０℃との間であることが好まし
い。
【００１４】本発明の方法の重要な特徴は、処理用ホッ
トガスと繊維との接触時間が、短時間でなければならな
いことであり、少なくとも２分を越えてはならない。ガ
スは、好ましくは０．０１秒から３０秒間、さらに好ま
しくは１秒から１０秒間の範囲内で繊維に接触するよう
にする。もちろんのこと、ガスは、同じ髪に数回、繰り
返し適用され、各作業は上述したような時間でなされ
る。
トガスと繊維との接触時間が、短時間でなければならな
いことであり、少なくとも２分を越えてはならない。ガ
スは、好ましくは０．０１秒から３０秒間、さらに好ま
しくは１秒から１０秒間の範囲内で繊維に接触するよう
にする。もちろんのこと、ガスは、同じ髪に数回、繰り
返し適用され、各作業は上述したような時間でなされ
る。
【００１５】本発明に係る方法の好ましい実施形態は、
まず、脂肪鎖アミド類を含有する組成物を髪に適用し、
ついで、セラミド類を含浸させたこれら髪の束に上述し
た条件にてステームを短時間作用させ、ついで、例え
ば、髪の束に、周囲温度の空気流を通すか吹き付ける、
および／または周囲の空気流を通すことによって、スチ
ームで処理された上記髪の束を、好ましくは迅速に冷却
する。
まず、脂肪鎖アミド類を含有する組成物を髪に適用し、
ついで、セラミド類を含浸させたこれら髪の束に上述し
た条件にてステームを短時間作用させ、ついで、例え
ば、髪の束に、周囲温度の空気流を通すか吹き付ける、
および／または周囲の空気流を通すことによって、スチ
ームで処理された上記髪の束を、好ましくは迅速に冷却
する。
【００１６】スチームを含有するホットガスの生成は、
それ自体公知で、この目的のために設計された任意の装
置を用いて行うことができる。しかしながら、本発明に
おいては、好ましくは、仏国特許公開第２２７３４９２
号に記載されているような装置、または、現実には、本
ケース（繊維の均質、先端変形、均一処理が要求され、
過熱の危険性がなく、処理後の全体的な冷却が不可欠で
ある）に特に適した、他の同等の装置が使用される。
それ自体公知で、この目的のために設計された任意の装
置を用いて行うことができる。しかしながら、本発明に
おいては、好ましくは、仏国特許公開第２２７３４９２
号に記載されているような装置、または、現実には、本
ケース（繊維の均質、先端変形、均一処理が要求され、
過熱の危険性がなく、処理後の全体的な冷却が不可欠で
ある）に特に適した、他の同等の装置が使用される。
【００１７】本発明で使用できるアミド化合物類は、好
ましくは８から４０の炭素原子を含有する少なくとも１
つの脂肪鎖を有するものである。
ましくは８から４０の炭素原子を含有する少なくとも１
つの脂肪鎖を有するものである。
【００１８】例えば、クロダ（Croda）社からクロード
アマイド（Crodamide）ＥＲの商品名で提供されている
エルカミド（erucamide）、またはウィトコ（Witco）社
からケムアマイド（Kemamide）Ｂの商品名で提供されて
いるベヘナミド（behenamide）を使用することができ
る。
アマイド（Crodamide）ＥＲの商品名で提供されている
エルカミド（erucamide）、またはウィトコ（Witco）社
からケムアマイド（Kemamide）Ｂの商品名で提供されて
いるベヘナミド（behenamide）を使用することができ
る。
【００１９】本発明に係る好ましいアミド化合物類は、
一般式（Ｉ）：
一般式（Ｉ）：
【化２】 に相当するものであり、式中： −Ｒ1は、Ｃ9−Ｃ30、飽和または不飽和、直鎖状または
分枝状の炭化水素基（Ｃ16−Ｃ30の飽和または不飽和の
脂肪酸で任意にエステル化された１つまたは複数のヒド
ロキシル基で置換することができる）か、または、基、
Ｒ″−（ＮＲ−ＣＯ）n−Ｒ′（ｎは０または１であ
り、Ｒは水素またはヒドロキシエチルを示し、Ｒ′と
Ｒ″は炭素原子が合計で９と３０との間にある炭化水素
基であり、Ｒ′は二価の基である）を示し、 −Ｒ2は、水素原子、または（グリコシル）n、（ガラク
トシル）m、またはスルホガラクトシル基（ｎは１から
４の整数であり、ｍは１から８の整数である）を示し、 −Ｒ3は、水素原子、または飽和または不飽和のＣ16−
Ｃ27の炭化水素基（１つまたは複数のＣ1−Ｃ14のアル
キル基で置換できる）を示し；またＲ3はＣ15−Ｃ26の
α−ヒドロキシアルキル基で、ヒドロキシル基はＣ16−
Ｃ30のα−ヒドロキシ酸で任意にエステル化された基を
示し、 −Ｒ4は、水素原子、飽和または不飽和のＣ16−Ｃ27の
炭化水素基、またはＲ6がＣ10−Ｃ26の炭化水素基を示
す、基−ＣＨ2−ＣＨＯＨ−ＣＨ2−Ｏ−Ｒ6を示し、 −Ｒ5は、水素原子、またはモノ−またはポリヒドロキ
シル化されたＣ1-C4の炭化水素基を示す。
分枝状の炭化水素基（Ｃ16−Ｃ30の飽和または不飽和の
脂肪酸で任意にエステル化された１つまたは複数のヒド
ロキシル基で置換することができる）か、または、基、
Ｒ″−（ＮＲ−ＣＯ）n−Ｒ′（ｎは０または１であ
り、Ｒは水素またはヒドロキシエチルを示し、Ｒ′と
Ｒ″は炭素原子が合計で９と３０との間にある炭化水素
基であり、Ｒ′は二価の基である）を示し、 −Ｒ2は、水素原子、または（グリコシル）n、（ガラク
トシル）m、またはスルホガラクトシル基（ｎは１から
４の整数であり、ｍは１から８の整数である）を示し、 −Ｒ3は、水素原子、または飽和または不飽和のＣ16−
Ｃ27の炭化水素基（１つまたは複数のＣ1−Ｃ14のアル
キル基で置換できる）を示し；またＲ3はＣ15−Ｃ26の
α−ヒドロキシアルキル基で、ヒドロキシル基はＣ16−
Ｃ30のα−ヒドロキシ酸で任意にエステル化された基を
示し、 −Ｒ4は、水素原子、飽和または不飽和のＣ16−Ｃ27の
炭化水素基、またはＲ6がＣ10−Ｃ26の炭化水素基を示
す、基−ＣＨ2−ＣＨＯＨ−ＣＨ2−Ｏ−Ｒ6を示し、 −Ｒ5は、水素原子、またはモノ−またはポリヒドロキ
シル化されたＣ1-C4の炭化水素基を示す。
【００２０】式（Ｉ）の化合物としては、Arch.Dermato
l.,（1987年版）の第１２３巻、1381-1384にダウニング
（Downing）によって記載されたセラミド類および／ま
たはグリコセラミド類、または仏国特許出願第２６７３
１７９号に記載のものが好ましく、その教示を参照して
ここに取り込む。
l.,（1987年版）の第１２３巻、1381-1384にダウニング
（Downing）によって記載されたセラミド類および／ま
たはグリコセラミド類、または仏国特許出願第２６７３
１７９号に記載のものが好ましく、その教示を参照して
ここに取り込む。
【００２１】本発明においてより好ましいセラミド類
は、式（Ｉ）において、Ｒ1が飽和または不飽和のＣ16
−Ｃ22の脂肪酸から誘導されたアルキルを示し、Ｒ2が
水素原子を示し、Ｒ3がＣ15の飽和した直鎖状の基を示
す化合物である。
は、式（Ｉ）において、Ｒ1が飽和または不飽和のＣ16
−Ｃ22の脂肪酸から誘導されたアルキルを示し、Ｒ2が
水素原子を示し、Ｒ3がＣ15の飽和した直鎖状の基を示
す化合物である。
【００２２】このような化合物としては、例えば、 −Ｎ−リノレオイルジヒドロスフィンゴシン、 −Ｎ−オレオイルジヒドロスフィンゴシン、 −Ｎ−パルミトイルジヒドロスフィンゴシン、 −Ｎ−ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、 −Ｎ−ベヘノイルジヒドロスフィンゴシン、 または、これらの化合物の混合物を挙げることができ
る。
る。
【００２３】また、Ｒ1が飽和または不飽和の脂肪酸か
ら誘導されたアルキルを示し、Ｒ2がガラクトシルまた
はスルホガラクトシル基を示し、Ｒ3が−ＣＨ＝ＣＨ−
（ＣＨ2）12−ＣＨ3基を示す、式（Ｉ）の化合物を使用
することもできる。
ら誘導されたアルキルを示し、Ｒ2がガラクトシルまた
はスルホガラクトシル基を示し、Ｒ3が−ＣＨ＝ＣＨ−
（ＣＨ2）12−ＣＨ3基を示す、式（Ｉ）の化合物を使用
することもできる。
【００２４】具体的には、ワイタキ国際生物科学（Wait
aki International Biosciences）社からグリコサー（G
lycocer）の商品名で販売されている、グリコセラミド
類の混合物からなる製品を挙げることができる。
aki International Biosciences）社からグリコサー（G
lycocer）の商品名で販売されている、グリコセラミド
類の混合物からなる製品を挙げることができる。
【００２５】また、欧州特許公開第０２２７９９４号お
よび国際特許出願第９４／０７８４４号に記載の式
（Ｉ）の化合物を使用することができる。
よび国際特許出願第９４／０７８４４号に記載の式
（Ｉ）の化合物を使用することができる。
【００２６】このような化合物としては、例えば、クエ
スト（Quest）社から販売されているクエスタミド（Que
stamide）Ｈ（ビス（Ｎ−ヒドロキシエチル−Ｎ−セチ
ル）マロナミド）、およびＮ−（２−ヒドロキシエチ
ル）−Ｎ−（３−セチルオキシ−２−ヒドロキシプロピ
ル）セチルアミドを挙げることができる。
スト（Quest）社から販売されているクエスタミド（Que
stamide）Ｈ（ビス（Ｎ−ヒドロキシエチル−Ｎ−セチ
ル）マロナミド）、およびＮ−（２−ヒドロキシエチ
ル）−Ｎ−（３−セチルオキシ−２−ヒドロキシプロピ
ル）セチルアミドを挙げることができる。
【００２７】また、国際特許出願第９２／０５７６４号
に記載のＮ−ドコサノイル−Ｎ−メチル−Ｄ−グルカミ
ンを使用することもできる。
に記載のＮ−ドコサノイル−Ｎ−メチル−Ｄ−グルカミ
ンを使用することもできる。
【００２８】アミドの濃度は、組成物の全重量に対して
約０．０００１％と３０重量％、好ましくは約０．００
１重量％と１０重量％の間で可変とできる。
約０．０００１％と３０重量％、好ましくは約０．００
１重量％と１０重量％の間で可変とできる。
【００２９】組成物は、局所使用用の髪用組成物の分野
において、通常使用される任意の形態、例えば、多少の
粘度があるまたはゲル化した液体、クリーム、ムース、
ローション、ゲル、ペースト、エマルション、エアゾー
ルまたは他の適切な形態とすることができる。
において、通常使用される任意の形態、例えば、多少の
粘度があるまたはゲル化した液体、クリーム、ムース、
ローション、ゲル、ペースト、エマルション、エアゾー
ルまたは他の適切な形態とすることができる。
【００３０】アミドベースの組成物は、一般的に、局所
使用用の髪用組成物の調製の分野で使用される種々の従
来の添加物を全て含有してもよく、例えば、ＵＶフィル
ター類、増粘剤類、浸透剤類、酸化防止剤類、金属イオ
ン封鎖剤、乳白剤類、緩衝剤類、アルキル＝ポリグリコ
シド類のような非イオン性界面活性剤類、カチオン性界
面活性剤類、アニオン性界面活性剤類および両性界面活
性剤類から選択される界面活性剤類、可溶化剤類、皮膚
軟化剤類、着色剤類、香水類および防腐剤類から選択す
ることができる。
使用用の髪用組成物の調製の分野で使用される種々の従
来の添加物を全て含有してもよく、例えば、ＵＶフィル
ター類、増粘剤類、浸透剤類、酸化防止剤類、金属イオ
ン封鎖剤、乳白剤類、緩衝剤類、アルキル＝ポリグリコ
シド類のような非イオン性界面活性剤類、カチオン性界
面活性剤類、アニオン性界面活性剤類および両性界面活
性剤類から選択される界面活性剤類、可溶化剤類、皮膚
軟化剤類、着色剤類、香水類および防腐剤類から選択す
ることができる。
【００３１】好ましくは、髪に適用することを意図し
た、本発明の範囲において使用されるアミドベースの組
成物は、３と１１の間のｐＨを示すことが好ましく；必
要ならば、このｐＨは、場合に応じて、化粧品的に許容
できるものとして公知で通常の塩基性化剤または酸性化
剤のいずれかで所望の値に調節することができる。
た、本発明の範囲において使用されるアミドベースの組
成物は、３と１１の間のｐＨを示すことが好ましく；必
要ならば、このｐＨは、場合に応じて、化粧品的に許容
できるものとして公知で通常の塩基性化剤または酸性化
剤のいずれかで所望の値に調節することができる。
【００３２】
【実施例】本発明を例証する具体例を付与するが、これ
は、本発明に包括されるものであって、本発明を限定す
るものではない。有意な比較をするために、全ての実施
例において、同一の髪の束を出発物質として（処理前）
使用した。
は、本発明に包括されるものであって、本発明を限定す
るものではない。有意な比較をするために、全ての実施
例において、同一の髪の束を出発物質として（処理前）
使用した。
【００３３】実施例１ 次の特性を示すアミドベースの組成物１を使用した： −Ｎ−オレオイルジヒドロスフィンゴシン ０．５ｇ −クオーターニウム（quaternium）−２７ ２ｇ （Rewoquat W75 PG） −水 全体を１００ｇとする量
【００３４】この組成物を、スプレーによって１５０−
μｌ用量を放出するポンプボトルに収容した。
μｌ用量を放出するポンプボトルに収容した。
【００３５】手順は、次の通りである：上述した組成物
３スプレーを脱色（漂白）した髪の束に適用した；つい
で、ほぼスチームのみを含有した８５℃のガスを噴射す
ることにより、髪の束を３秒間処理し；ついで、このよ
うに処理された髪の束を周囲の空気流によりすばやく冷
却し、最終的に、髪の束を標準的なシャンプー（髪の束
につき０．５ｇ、３０秒）で洗髪し、ついで、３回すす
ぎ、それぞれのすすぎを、２００ｍｌの水で２回行っ
た。ついで、髪の束を周囲温度で乾燥した。
３スプレーを脱色（漂白）した髪の束に適用した；つい
で、ほぼスチームのみを含有した８５℃のガスを噴射す
ることにより、髪の束を３秒間処理し；ついで、このよ
うに処理された髪の束を周囲の空気流によりすばやく冷
却し、最終的に、髪の束を標準的なシャンプー（髪の束
につき０．５ｇ、３０秒）で洗髪し、ついで、３回すす
ぎ、それぞれのすすぎを、２００ｍｌの水で２回行っ
た。ついで、髪の束を周囲温度で乾燥した。
【００３６】髪に結合したアミドの量を比較するため、
上述の組成物１と同量を、スチームで処理しない同質の
髪の束に適用した。手順は、他の全ての点において同一
である。
上述の組成物１と同量を、スチームで処理しない同質の
髪の束に適用した。手順は、他の全ての点において同一
である。
【００３７】それぞれの髪の束を２つに分け、セラミド
をジクロロメタンで抽出することによって抽出した（機
械的に撹拌しながら周囲温度で１時間、２０ｍｌで２
回）。ついで、アミド類をＴＬＣ（薄層クロマトグラフ
ィー）によって、髪の脂質から分離した。ついで、アミ
ド類を、硫酸を３重量％含有した溶液で乾留した後、光
濃度計によって決定し、続いて１８０℃のオーブンで加
熱した（既知量のアミドが基準として使用されてい
る）。
をジクロロメタンで抽出することによって抽出した（機
械的に撹拌しながら周囲温度で１時間、２０ｍｌで２
回）。ついで、アミド類をＴＬＣ（薄層クロマトグラフ
ィー）によって、髪の脂質から分離した。ついで、アミ
ド類を、硫酸を３重量％含有した溶液で乾留した後、光
濃度計によって決定し、続いて１８０℃のオーブンで加
熱した（既知量のアミドが基準として使用されてい
る）。
【００３８】結果を次の表に示す。
【００３９】
【表１】
【００４０】髪に結合したセラミドの量は、髪を８５℃
のスチームで処理した場合に、より多かった。
のスチームで処理した場合に、より多かった。
【００４１】実施例２ 次のローションを調製した： −ヒドロキシセタミド（Hydroxycetamide） （Quest Int. からのQuestamide H） ０．１ｇ −エタノール 全体を１００ｇとする量
【００４２】組成物を実施例１と同様にして髪に適用し
たところ、類似した結果が得られた。
たところ、類似した結果が得られた。
【００４３】実施例３ 次の組成物を調製した： −Ｎ−（２−ヒドロキシエチル）−Ｎ− ０．１ｇ （３−セチルオキシ−２−ヒドロキシ プロピル）セチルアミド −クオーターニウム−２７ ０．５ｇ （Rewoquat W75 PG） −水 全体を１００ｇとする量
【００４４】組成物を実施例１と同様にして髪に適用し
たところ、類似した結果が得られた。
たところ、類似した結果が得られた。
Claims (15)
- 【請求項１】 ヒトのケラチン繊維類、特に髪のトリー
トメント方法において、 （ｉ）コプラジエタノールアミド以外の少なくとも１つ
の脂肪鎖を有する少なくとも１つのアミド化合物を含有
する組成物を適用したヒトのケラチン繊維類に、スチー
ムを含み、かつ温度が少なくとも７５℃のガスを２分以
下の間接触させ、 （ｉｉ）このように処理された繊維類を冷却する、こと
からなることを特徴とするヒトのケラチン繊維類のトリ
ートメント方法。 - 【請求項２】 前記ガスが８５℃以上の温度を有するこ
とを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】 前記温度が８５℃と１５０℃の間にある
ことを特徴とする請求項２に記載の方法。 - 【請求項４】 前記ガスが０．０１秒から２分間の範囲
内で、変形される繊維類に接触させることを特徴とする
請求項１ないし３のいずれか１項に記載の方法。 - 【請求項５】 接触時間が０．０１秒から３０秒の間で
あることを特徴とする請求項４に記載の方法。 - 【請求項６】 前記時間が１秒から１０秒の間であるこ
とを特徴とする請求項５に記載の方法。 - 【請求項７】 ガスを、同じ髪に数回、繰り返し適用す
ることを特徴とする請求項１ないし６のいずれか１項に
記載の方法。 - 【請求項８】 前記ガスが、スチームのみからなること
を特徴とする請求項１ないし７のいずれか１項に記載の
方法。 - 【請求項９】 前記ガスが、スチームと、ガスまたは蒸
気の形態の少なくとも１つの他の化合物を含有してなる
ことを特徴とする請求項１ないし７のいずれか１項に記
載の方法。 - 【請求項１０】 前記ガスが、スチームと空気とを含有
してなることを特徴とする請求項９に記載の方法。 - 【請求項１１】 アミド化合物類が、一般式（Ｉ）： 【化１】 に相当するものであり、式中： −Ｒ1は、Ｃ9−Ｃ30、飽和または不飽和、直鎖状または
分枝状の炭化水素基（Ｃ16−Ｃ30の飽和または不飽和の
脂肪酸で任意にエステル化された１つまたは複数のヒド
ロキシル基で置換することができる）か、または、基、
Ｒ″−（ＮＲ−ＣＯ）n−Ｒ′（ｎは０または１であ
り、Ｒは水素またはヒドロキシエチルを示し、Ｒ′と
Ｒ″は炭素原子が合計で９と３０との間にある炭化水素
基であり、Ｒ′は二価の基である）を示し、 −Ｒ2は、水素原子、または（グリコシル）n、（ガラク
トシル）m、またはスルホガラクトシル基（ｎは１から
４の整数であり、ｍは１から８の整数である）を示し、 −Ｒ3は、水素原子、または飽和または不飽和のＣ16−
Ｃ27の炭化水素基（１つまたは複数のＣ1−Ｃ14のアル
キル基で置換することができる）を示し；またＲ3はＣ
15−Ｃ26のα−ヒドロキシアルキル基で、ヒドロキシル
基はＣ16−Ｃ3 0のα−ヒドロキシ酸で任意にエステル化
された基を示し、 −Ｒ4は、水素原子、飽和または不飽和のＣ16−Ｃ27の
炭化水素基、またはＲ6がＣ10−Ｃ26の炭化水素基を示
す、基−ＣＨ2−ＣＨＯＨ−ＣＨ2−Ｏ−Ｒ6を示し、 −Ｒ5は、水素原子、またはモノ−またはポリヒドロキ
シル化されたＣ1-C4の炭化水素基を示すものであること
を特徴とする請求項１ないし１０のいずれか１項に記載
の方法。 - 【請求項１２】 アミド化合物が、Ｎ−リノレオイルジ
ヒドロスフィンゴシン、Ｎ−オレオイルジヒドロスフィ
ンゴシン、Ｎ−パルミトイルジヒドロスフィンゴシン、
Ｎ−ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、Ｎ−ベヘノ
イルジヒドロスフィンゴシン、または、これらの化合物
類の混合物から選択されてなることを特徴とする請求項
１ないし１１のいずれか１項に記載の方法。 - 【請求項１３】 アミド化合物が、ビス（Ｎ−ヒドロキ
シエチル−Ｎ−セチル）マロナミド、Ｎ−（２−ヒドロ
キシエチル）−Ｎ−（３−セチルオキシ−２−ヒドロキ
シプロピル）セチルアミドおよびＮ−ドコサノイル−Ｎ
−メチル−Ｄ−グルカミンから選択されてなることを特
徴とする請求項１ないし１２のいずれか１項に記載の方
法。 - 【請求項１４】 アミド（類）が、組成物の全重量に対
して約０．０００１重量％から３０重量％の範囲内の濃
度で存在することを特徴とする請求項１ないし１３のい
ずれか１項に記載の方法。 - 【請求項１５】 アミド（類）が、組成物の全重量に対
して約０．００１重量％から１０重量％の範囲内の濃度
で存在することを特徴とする請求項１４に記載の方法。
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| FR9409583 | 1994-08-02 | ||
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050051862A (ko) * | 2003-11-28 | 2005-06-02 | 주식회사 두산 | 스핑고지질-폴리에틸렌글리콜 중합체 및 그를 함유한 피부외용제 조성물 |
| JP2013514263A (ja) * | 2009-12-18 | 2013-04-25 | ロレアル | ケラチン繊維を処理する方法 |
| JP2022099356A (ja) * | 2020-12-23 | 2022-07-05 | 株式会社日本製薬研究所 | システムトリートメント方法 |
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|---|---|---|---|---|
| ATE211903T1 (de) * | 1996-03-06 | 2002-02-15 | Oreal | Verwendung von n-aryl-2-hydroxyalkylamiden zur induzierung und/oder stimulation des haarwachstums und/oder zur verlangsamung des haarausfalls |
| FR2761885B1 (fr) * | 1997-04-14 | 1999-06-04 | Serobiologiques Lab Sa | Utilisation d'au moins un extrait d'irvingia gabonensis dans un produit cosmetique et/ou pharmaceutique |
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| JP4099267B2 (ja) * | 1998-08-07 | 2008-06-11 | 株式会社紀文フードケミファ | 乳化剤および乳化組成物 |
| GB0204133D0 (en) * | 2002-02-22 | 2002-04-10 | Quest Int | Improvements in or relating to hair care compositions |
| WO2003082232A1 (en) | 2002-03-28 | 2003-10-09 | The Procter & Gamble Company | Particle stabilizing compositions |
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| CN115947666A (zh) * | 2023-02-02 | 2023-04-11 | 深圳市迪克曼生物科技有限公司 | 米糠油神经酰胺及其合成方法与用途 |
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|---|---|---|---|---|
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| FR2679770A1 (fr) * | 1991-08-01 | 1993-02-05 | Oreal | Dispersions cationiques pour le traitement des cheveux ou de la peau a base de ceramides et/ou de glycoceramides, compositions cosmetiques les renfermant et leurs applications cosmetiques. |
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1995
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-
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