JPH084049Y2 - 流水プール - Google Patents
流水プールInfo
- Publication number
- JPH084049Y2 JPH084049Y2 JP1990057410U JP5741090U JPH084049Y2 JP H084049 Y2 JPH084049 Y2 JP H084049Y2 JP 1990057410 U JP1990057410 U JP 1990057410U JP 5741090 U JP5741090 U JP 5741090U JP H084049 Y2 JPH084049 Y2 JP H084049Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water flow
- pool
- pipe
- header
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Special Spraying Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は流水によって水槽内で遊泳することができる
流水プールに関するものであり、詳しくはその水流吐出
装置に特徴を有する流水プールに関するものである。
流水プールに関するものであり、詳しくはその水流吐出
装置に特徴を有する流水プールに関するものである。
〔従来の技術〕 従来の流水プールの水流吐出装置には第3図に示すよ
うに両端に注水口(イ)が形成されたヘッダー(ロ)と
該ヘッダー(ロ)に形成されたスリット状のノズル
(ハ)とからなるものがある。
うに両端に注水口(イ)が形成されたヘッダー(ロ)と
該ヘッダー(ロ)に形成されたスリット状のノズル
(ハ)とからなるものがある。
このような従来例にあっては、案内ガイドがないため
水流の方向が安定しないという問題と、開口部がスリッ
ト状であるため圧力損失が大きいという問題があった。
水流の方向が安定しないという問題と、開口部がスリッ
ト状であるため圧力損失が大きいという問題があった。
本考案は、上記問題点を解消するためになされたもの
であり、水流の方向が安定し、且つ圧力損失の小さい水
流吐出装置を備えた流水プールを提供することを目的と
する。
であり、水流の方向が安定し、且つ圧力損失の小さい水
流吐出装置を備えた流水プールを提供することを目的と
する。
上記目的を達成するために本考案は、水流吐出装置
を、両端に注水口が形成された流水プール側縁に沿って
水平に配置された均一な直径の円筒状のヘッダーと、該
ヘッダーに水平方向に複数で且つ上下方向に複数列配設
形成された相互に略平行となるパイプ状のノズルとから
なる構成としている。
を、両端に注水口が形成された流水プール側縁に沿って
水平に配置された均一な直径の円筒状のヘッダーと、該
ヘッダーに水平方向に複数で且つ上下方向に複数列配設
形成された相互に略平行となるパイプ状のノズルとから
なる構成としている。
ヘッダー両端の注水口より流入した水はヘッダーに形
成されたパイプ状のノズルからプール水槽内へ吐出され
るが、その際、ノズルがパイプ状であるため、水流の方
向がパイプの長手方向に自動的に決められて水流方向が
安定する。
成されたパイプ状のノズルからプール水槽内へ吐出され
るが、その際、ノズルがパイプ状であるため、水流の方
向がパイプの長手方向に自動的に決められて水流方向が
安定する。
また、パイプ状のノズルが水平方向に複数で且つ上下
方向に複数列配設形成された相互に略平行とされている
ため、プール表面だけでなく、プール表面から最下列の
ノズルの位置に相当する深さに至るまでプールの全域に
わたって水流方向が安定する。
方向に複数列配設形成された相互に略平行とされている
ため、プール表面だけでなく、プール表面から最下列の
ノズルの位置に相当する深さに至るまでプールの全域に
わたって水流方向が安定する。
さらに圧力損失を従来のスリット状のものと比較する
と以下のようになる。
と以下のようになる。
一般に圧力損失は次式で表される。
ここで、 λ:管摩擦係数 Q:流量 L :管長さ A:開口部の総断面積 D :代表長さ g:重力加速度 スリットノズルとパイプノズルとで大きく異なるのは
代表長さDである。代表長さは通常次式で定義される。
代表長さDである。代表長さは通常次式で定義される。
例えば、流量Q、開口部の総断面積Aが等しい場合の
スリットノズルとパイプノズルの代表長さDを比較する
(下図参照)。
スリットノズルとパイプノズルの代表長さDを比較する
(下図参照)。
スリットノズルの圧力損失をP1,パイプノズルの圧力
損失P2とすると となり、圧力損失はパイプノズルにするとこにより、1/
2に減少する。
損失P2とすると となり、圧力損失はパイプノズルにするとこにより、1/
2に減少する。
以下、本考案の実施例を第1図及び第2図を参照して
説明する。本考案の水流吐出装置1は、ヘッダー2の両
側に注水口3のある側板4が設けられ、該ヘッダー2に
パイプ状のノズル5が水平方向に複数で且つ上下方向に
複数列配設形成された相互に略平行となるように二列配
設形成された構造である。
説明する。本考案の水流吐出装置1は、ヘッダー2の両
側に注水口3のある側板4が設けられ、該ヘッダー2に
パイプ状のノズル5が水平方向に複数で且つ上下方向に
複数列配設形成された相互に略平行となるように二列配
設形成された構造である。
またヘッダー2は均一な直径の円筒状であり、流水プ
ール側縁に沿って水平に配置されている。
ール側縁に沿って水平に配置されている。
ポンプ6で加圧された水は配管7をとおって前記注水
口3より、ヘッダー2へ流入する。流入した水はヘッダ
ー2で各パイプ状のノズル5に分配されて、各パイプ状
のノズル5から均一な圧力でプール水槽8内に吐出され
るため深さ方向に水流が均一になり、水流の方向が安定
し泳ぎやすい水流となる。即ちプール表面だけでなく、
プール表面から下列のノズル5の位置に相当する深さに
至るまでプールの全域にわたって水流方向が安定する。
これにより人体が位置する深さ部分のみの水流の方向が
安定し泳ぎやすい水流となり、人体が位置する深さ部分
より下の部分は変化しないため効率的に水流の方向を安
定させることができる。水槽8の水流吐出装置1と対す
る面には吸い込み口9が設けられ水槽8内の水を配管7
を介してポンプ6へ戻している。
口3より、ヘッダー2へ流入する。流入した水はヘッダ
ー2で各パイプ状のノズル5に分配されて、各パイプ状
のノズル5から均一な圧力でプール水槽8内に吐出され
るため深さ方向に水流が均一になり、水流の方向が安定
し泳ぎやすい水流となる。即ちプール表面だけでなく、
プール表面から下列のノズル5の位置に相当する深さに
至るまでプールの全域にわたって水流方向が安定する。
これにより人体が位置する深さ部分のみの水流の方向が
安定し泳ぎやすい水流となり、人体が位置する深さ部分
より下の部分は変化しないため効率的に水流の方向を安
定させることができる。水槽8の水流吐出装置1と対す
る面には吸い込み口9が設けられ水槽8内の水を配管7
を介してポンプ6へ戻している。
このように、本考案に係る流水プールは水槽内に設置
された水流吐出装置により水流を吐出させ、水流に逆ら
って泳ぐように構成された流水プールにおいて、該水流
吐出装置が両端に注水口が形成され、流水プール側縁に
沿って水平に配置された均一な直径の円筒状のヘッダー
と、該ヘッダーに水平方向に複数で且つ上下方向に複数
列配設形成された相互に略平行となるパイプ状のノズル
からなることを特徴とするものであるから、プール表面
だけでなく、プール表面から最下列のノズルの位置に相
当する深さに至るまでプールの全域にわたって水流方向
が安定する。これにより人体が位置する深さ部分のみの
水流の方向が安定し泳ぎやすい水流となり、人体が位置
する深さ部分より下の部分は変化しないため効率的に水
流の方向を安定させることができる。さらに圧力損失が
少ないため、同一能力(流量、流速)を得る場合、ポン
プ能力が小さいものでよいという効果がある。
された水流吐出装置により水流を吐出させ、水流に逆ら
って泳ぐように構成された流水プールにおいて、該水流
吐出装置が両端に注水口が形成され、流水プール側縁に
沿って水平に配置された均一な直径の円筒状のヘッダー
と、該ヘッダーに水平方向に複数で且つ上下方向に複数
列配設形成された相互に略平行となるパイプ状のノズル
からなることを特徴とするものであるから、プール表面
だけでなく、プール表面から最下列のノズルの位置に相
当する深さに至るまでプールの全域にわたって水流方向
が安定する。これにより人体が位置する深さ部分のみの
水流の方向が安定し泳ぎやすい水流となり、人体が位置
する深さ部分より下の部分は変化しないため効率的に水
流の方向を安定させることができる。さらに圧力損失が
少ないため、同一能力(流量、流速)を得る場合、ポン
プ能力が小さいものでよいという効果がある。
第1図は本考案の流水プールの水流経路を示した断面
図、第2図は同上の水流吐出装置の外観斜視図、第3図
は従来例図である。 1;水流吐出装置、2;ヘッダー、3;注水口、5;ノズル。
図、第2図は同上の水流吐出装置の外観斜視図、第3図
は従来例図である。 1;水流吐出装置、2;ヘッダー、3;注水口、5;ノズル。
Claims (1)
- 【請求項1】水槽内に設置された水流吐出装置により水
流を吐出させ、水流に逆らって泳ぐように構成された流
水プールにおいて、該水流吐出装置が、両端に注水口が
形成され流水プール側縁に沿って水平に配置された均一
な直径の円筒状のヘッダーと、該ヘッダーに水平方向に
複数で且つ上下方向に複数列配設形成された相互に略平
行となるパイプ状のノズルとからなることを特徴とする
流水プール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990057410U JPH084049Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 流水プール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990057410U JPH084049Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 流水プール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0415974U JPH0415974U (ja) | 1992-02-10 |
JPH084049Y2 true JPH084049Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=31582091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990057410U Expired - Lifetime JPH084049Y2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 流水プール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084049Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58190433U (ja) * | 1982-06-14 | 1983-12-17 | 三菱重工業株式会社 | 水槽の水温調整装置 |
JPS6250567A (ja) * | 1985-08-27 | 1987-03-05 | 住友重機械工業株式会社 | 流水式プ−ル |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP1990057410U patent/JPH084049Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0415974U (ja) | 1992-02-10 |
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