JPH0840375A - 水中ジェットエンジン - Google Patents

水中ジェットエンジン

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Publication number
JPH0840375A
JPH0840375A JP18259394A JP18259394A JPH0840375A JP H0840375 A JPH0840375 A JP H0840375A JP 18259394 A JP18259394 A JP 18259394A JP 18259394 A JP18259394 A JP 18259394A JP H0840375 A JPH0840375 A JP H0840375A
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JP
Japan
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fuel
jet engine
underwater jet
loading
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP18259394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Ikuta
一成 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP18259394A priority Critical patent/JPH0840375A/ja
Publication of JPH0840375A publication Critical patent/JPH0840375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は水中ジェットエンジンに関し、特
に、水と金属による還元反応を用いて駆動する場合の燃
料体の装填及び交換を容易化し、民生用に使用できるよ
うにすることを目的とする。 【構成】 本発明による水中ジェットエンジンは、水取
入れ口(10)、燃料装着腔部(30)及び噴射口(14)を有する
本体(1)を用い、この燃料装着腔部(30)に回転自在に設
けられ燃料体(31)を着脱自在に有する燃料装填体(32)を
有し、この燃料装填体32を回転することによって燃料
体(31)の交換を容易に行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中ジェットエンジン
に関し、特に、水と金属による還元反応を用いて駆動す
る場合の燃料体の装填及び交換を容易化し、民生用に使
用できるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の水中ジェ
ットエンジンとしては、図4及び図5に示す特開平4−
353400号公報に開示された構成を挙げることがで
きる。すなわち、図4において符号1で示されるもの
は、全体が筒形をなす本体であり、この本体1の先端1
aには円錐形をなす水取入れ口10が形成されており、
この水取入れ口10には、その内部に可動自在なバルブ
11を有するバルブ室12が連通して形成されている。
前記バルブ室12には、その内部に貫通孔2aを有する
筒形の燃料2を有する燃焼室13が連通して形成されて
おり、この本体1の尾端1bには、噴射口14が連通し
て形成されている。前記燃料2は、ナトリウム等のアル
カリ金属で構成されており、この尾端1bの外周には、
方向舵としての複数の尾翼9が形成されている。
【0003】次に、動作について述べる。前述の構成に
おいて、本体1を水中又は海中に入れて燃焼室13内へ
水又は海水を導くと、燃焼室13内は高圧となり、バル
ブ11は図5で示すように水取入れ口10を閉とする。
この水の噴出により燃焼室13内の内圧が下がると、水
取入れ口10を閉としていたバルブ11が開となり、再
び酸化剤である水又は海水が燃焼室13内へ吸入され
る。以後、この動作を繰返すことにより噴出口14から
連続して水又は海水20の噴出が行われ、本体1は水中
で連続航行することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の水中ジェットエ
ンジンは、以上のように構成されているので、燃料体が
燃えつきると本体内の燃料の再装填が著しく困難である
という課題があった。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、水と金属による還元反応を
用いて駆動する場合の燃料体の装填及び交換を容易化し
た水中ジェットエンジンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による水中ジェッ
トエンジンは、互いに連通する水取入れ口、燃料装着腔
部及び噴射口を有する本体と、前記燃料装着腔部に形成
された燃料装填用穴と、前記燃料装着腔部に回転自在に
設けられ作動自在に装填された燃料体を有する燃料装填
体と、前記噴射口の近傍に設けられ外部から前記燃料装
着腔部に臨んで設けられた電極体とを備え、前記燃料装
填用穴から前記燃料装填体内に前記燃料体を装填できる
ようにした構成である。
【0007】さらに詳細には、前記燃料体は、水と還元
反応する金属よりなる構成である。
【0008】さらに詳細には、前記燃料体は、マグネシ
ウムよりなる構成である。
【0009】さらに詳細には、前記燃料装着腔部は円形
をなしている構成である。
【0010】さらに詳細には、前記燃料体は円柱状をな
している構成である。
【0011】さらに詳細には、前記燃料装填体の燃料体
を装填する内腔は、前記燃料装填用穴と連通する構成で
ある。
【0012】さらに詳細には、前記燃料体の一端には、
アルカリ金属が設けられている構成である。
【0013】
【作用】本発明による水中ジェットエンジンにおいて
は、図1の燃料体を装填した状態で水中に配置し、図2
で示すように高圧パルス電源により電極体に電圧がかけ
られると、燃料体と電極体間に水中アーク放電が発生し
て水と燃料体(マグネシウム)の還元反応が始まり着火
される。この還元反応によって生じる重い酸化マグネシ
ウムなどの酸化物のを噴射口より後方に噴射することに
より水が後方に噴射されて推進力が得られる。また、燃
料体が消滅した後の補充を行う場合は、前記燃料装填体
を図3のように90°回転することにより、内腔と燃料
装填用穴とが連通し、容易に燃料体を装填することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、図面と共に本発明による水中ジェット
エンジンの好適な実施例について詳細に説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して
説明する。図1において符号1で示されるものは、前部
1a側から尾部1b側にかけて、水取入れ口10、円形
の燃料装着腔部30及び噴射口14が互いに連通して形
成された本体であり、この尾部1bの貫通穴22には、
絶縁筒21を介して棒状の電極体23が設けられ、この
電極体23は外部から前記燃料装着腔部30に臨むよう
に貫通して傾斜した状態で構成されている。なお、この
尾部1bはねじ部1bAを介して着脱自在に構成されて
いる。
【0015】前記燃料装着腔部30には、上方に向けて
形成された燃料装填用穴30aが一体状に形成されてお
り、この燃料装着腔部30内には、円柱形をなすと共に
水と還元反応するマグネシウム等の金属からなる燃料体
31を作動自在な状態で有する燃料装填体32が回転自
在に設けられている。前記燃料体31は、この燃料装填
体32内の内腔32aに作動自在に設けられている。
【0016】次に、動作について述べる。まず、図1の
状態に構成された水中ジェットエンジン50が、図2で
示すように水51中にひたされると、噴射口14内は水
51で満たされ、マグネシウムからなる燃料体31は水
51と接触する。この状態で、高圧パルス電源60から
高圧パルス60aを電極体23に通電させると、燃料体
31と電極体23との間に水中アーク放電61が発生
し、この時点から、水51と燃料体のマグネシウムとの
間で還元反応が開始される。
【0017】前記水51は、矢印×の方向に噴流を起こ
し、水中ジェットエンジン50は駆動され、この時、燃
料体31の前端31aは燃料装着腔部30の腔壁30b
に押付けられ、水取入れ口10の弁として作用すると共
に、殆んどの水51は噴射口14外へ押出される。
【0018】この時点で、燃料体31の前端31aと腔
壁30bの隙間を通して侵入する水51により、再び燃
料体31は水51と接し、還元反応が反復される。従っ
て、前述の還元反応を繰返すことにより、この水中ジェ
ットエンジン50によって船等(図示せず)が駆動され
る。
【0019】次に、この燃料体31が全て消費されて内
腔32a内が空となった場合、前記燃料装填体32を図
2から図3のように90°回転させると、内腔32aと
燃料装填用穴30aとが整列した状態となり、外部から
燃料体31を自在に再装填することができる。この装填
後は、この燃料装填体32を90°回転して次の始動を
行うことができる。
【0020】なお、前述の実施例は1例を示したもの
で、水取入れ口10、燃料体31、燃料装填体32、電
極体23の形状は、若干変更を加えた場合も前述と同様
の作用効果を得ることができることは述べるまでもない
ことである。また、前述の実施例に限ることなく、例え
ば、燃料体31の一端に小さい穴を形成し、この中に水
51と反応するNa等のアルカリ金属を詰めておくと、
燃料装填体32を90°回転後、直ちに水中ジェットエ
ンジン50を始動するようにすることも可能である。さ
らに、燃料体31をナトリウム容器内のマグネシウムと
した構成でも良い。
【0021】
【発明の効果】本発明による水中ジェットエンジンは、
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、燃料体を装填する燃料装填
体が90°回転自在に構成されているため、燃料体の再
装填が極めて簡単に行われ、民生用の船舶の駆動を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水中ジェットエンジンを示す断面
図である。
【図2】図1の駆動開始を示す断面構成図である。
【図3】図1の再装填を示す断面図である。
【図4】従来の水中ジェットエンジンを示す断面図であ
る。
【図5】図4の駆動状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 水取入れ口 14 噴射口 23 電極体 30 燃料装着腔部 30a 燃料装填用穴 30b 内腔 31 燃料体 32 燃料装填体 51 水

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連通する水取入れ口(10)、燃料装
    着腔部(30)及び噴射口(14)を有する本体(1)と、前記燃
    料装着腔部(30)に形成された燃料装填用穴(30a)と、前
    記燃料装着腔部(30)に回転自在に設けられ作動自在に装
    填された燃料体(31)を有する燃料装填体(32)と、前記噴
    射口(14)の近傍に設けられ外部から前記燃料装着腔部(3
    0)に臨んで設けられた電極体(23)とを備え、前記燃料装
    填用穴(30a)から前記燃料装填体(32)内に前記燃料体(3
    1)を装填できる構成としたことを特徴とする水中ジェッ
    トエンジン。
  2. 【請求項2】 前記燃料体(31)は、水(51)と還元反応す
    る金属よりなることを特徴とする請求項1記載の水中ジ
    ェットエンジン。
  3. 【請求項3】 前記燃料体(31)は、マグネシウムよりな
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の水中ジェット
    エンジン。
  4. 【請求項4】 前記燃料装着腔部(30)は円形をなしてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の
    水中ジェットエンジン。
  5. 【請求項5】 前記燃料体(31)は円柱状をなしているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の水中
    ジェットエンジン。
  6. 【請求項6】 前記燃料装填体(32)の燃料体(31)を装填
    する内腔(30b)は、前記燃料装填用穴(30a)と連通するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1ないし5
    の何れかに記載の水中ジェットエンジン。
  7. 【請求項7】 前記燃料体(31)の一端にはアルカリ金属
    が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6の
    何れかに記載の水中ジェットエンジン。
JP18259394A 1994-08-03 1994-08-03 水中ジェットエンジン Pending JPH0840375A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113830277A (zh) * 2021-10-22 2021-12-24 哈尔滨工程大学 水下推进器及航行体

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