JPH0839403A - 1軸ローラ式のセンターレス研削方法、および同装置 - Google Patents

1軸ローラ式のセンターレス研削方法、および同装置

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JPH0839403A
JPH0839403A JP17401394A JP17401394A JPH0839403A JP H0839403 A JPH0839403 A JP H0839403A JP 17401394 A JP17401394 A JP 17401394A JP 17401394 A JP17401394 A JP 17401394A JP H0839403 A JPH0839403 A JP H0839403A
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JP
Japan
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roller
centerless grinding
workpiece
rollers
type
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JP17401394A
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English (en)
Inventor
Norifumi Takeuchi
徳文 竹内
Shuji Niizeki
脩二 新関
Isamu Okubo
勇 大久保
Yasushi Yoshino
靖 吉野
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Micron Machinery Co Ltd
Original Assignee
Micron Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工物1の研削仕上面にスクラッチを発生
せしめることなくセンターレス研削を施す。 【構成】 複数の支持ローラ11a,11b〜が紙面と
垂直方向に同心状に配列されている。被加工物1は上記
支持ローラと調整砥石3とによって無心的に支承され、
該調整砥石3の摩擦伝動により左回り(反時計方向)に
回転せしめられる。研削砥石4は被加工物1の周速より
も大きい周速で回転しつつ被加工物1に接触して、これ
を研削する。上記被加工物1は摩擦伝動によって支持ロ
ーラ11a〜を回転させ、両者の間にほとんど滑りを生
じない上に、両者の間に異物が滞留しないのでスクラッ
チの発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センターレス研削装置
によって被加工物を研削する場合、該被加工物の研削仕
上面にスクラッチを発生させないようにするための研削
方法、および上記発明方法を実施するに適したセンター
レス研削装置、並びに、上記発明装置の要部を調整ない
し修正するための方法に関するものであって、特に、ス
クラッチを生じ易い軟質金属製の被加工物をセンターレ
ス研削する場合に顕著な効果が得られる。
【0002】
【従来の技術】図6は、センターレスグラインダの基本
的な構造・機能を説明するために示した模式的な正面図
である。円柱面状外周面を有する被加工物1は、支持用
の部材であるブレード2の上に載置され、該ブレード2
と調整砥石3とによって支承される。この支承は、ブレ
ード2の頂面と調整砥石3の外周面とによって為され、
被加工物1の中心軸を検出して位置決めすることは行な
われない。上記の調整砥石3は、図示しない駆動装置に
より矢印R1方向に回転しており、これと接触している
被加工物1は矢印Lのごとく回転せしめられる。研削砥
石4は、上記矢印L方向に回転している被加工物1の周
速よりも大きい周速で矢印R2方向に回転駆動されつ
つ、該被加工物1に摺触して、これを真円柱面に研削す
る。図示の角αはブレード2の頂角、同じく寸法Hは心
高、同じく角βは研削砥石に対する心高角、同じく角γ
は調整砥石に対する心高角であって、角(β+γ)は心
高角と呼ばれる。これらの諸数値は高精度のセンタレス
研削を行なうため厳密に管理されねばならないが、公式
によって一義的に算出することは困難であり、高度の知
識と多年の経験に基づいて設定される要素を含んでいる
のが現状である。
【0003】図示のX−Xは、本図においては調整砥石
3の中心点3sと、研削砥石4の中心点4sとを結ぶ直
線であって、必ずしも水平軸とは限らない。本図2に示
されている構成を立体的に理解すると、X−Xは平面を
表している。このX−Xは、調整砥石3の中心線3s
と、研削砥石4の中心線4sとを含む面である。図7は
上掲の図6に示した基本構造に対応するセンターレスグ
ラインダ装置の1例を示す模式的な正面図である。図7
において前記図6と同一の符号を付したものは前記と同
様の構成部分である。研削砥石4は研削砥石駆動機構5
によって支持され、回転駆動される。上記研削砥石駆動
機構5はベッド10の上に設置されている。一方、調整
砥石3は調整砥石駆動機構6によって支持され、回転駆
動される。上記調整砥石駆動機構6は上部スライド機構
7上に搭載され、往復矢印b−b′方向に往復駆動され
る。上記上部スライド機構7は水平旋回盤8上に搭載さ
れていて、垂直な仮想の軸Zを中心として回動させ得る
ようになっている。上記の「上部スライド機構7を搭載
した水平旋回盤8」は、さらに下部スライド機構9の上
に搭載されている。この下部スライド機構9が設けられ
ている主目的は、調整砥石3およびブレード2を図の右
方へ後退させて調整砥石3やブレード2の調整を容易な
らしめる為であり、矢印a−a′のように前後進する。
【0004】図6,図7について以上に説明した従来例
と異なる研削機構として、図8に示すように2軸の支持
ローラ28,同28、および2軸の押えローラ14,同
14の合計4軸のローラ類によって被加工物を挟み付け
た状態で、調整車を被加工物に接触させて該被加工物を
回転させながら、といし車を該被加工物に接触させて研
削する技術が提案されている(実公昭63−12913
号公報)。しかし乍ら上記(図8)の公知技術は、4軸
のローラ類によって被加工物を挟み付け、該被加工物の
心出しをしている。従って、図6について説明した無心
研削(センターレス研削)におけるがごとく「調整砥石
と支持部材(例えばブレード)とによって被加工物を無
心的に支承する」という条件を満たしていない。前記の
公報においても「被加工物がきわめて正確に位置決め保
持されるから」「センタレス研削盤を用いて研削するこ
とができる」旨が開示されており、該公報に係る考案者
も出願人も、この技術(図8)がセンターレス研削その
ものではなく、「センタレス研削盤を用いた研削」であ
ることを明らかにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6,図7について説
明したセンターレス研削においては、静止部材であるブ
レード2と接触しつつ被加工物1が回転する。このた
め、特に被加工物が軟質の金属(例えばアルミニウム)
である場合、研削仕上面にスクラッチを生じる虞れが有
る。アルミニウム製被加工物をセンターレス研削するた
めのスクラッチ防止対策として、ブレードの頂面(被加
工物と接触する斜面)に摩擦係数の小さい材料(例えば
テフロン)を貼着もしくは埋設することも試みたが、ブ
レードと被加工物との間に相対的な滑りが存在する限
り、スクラッチの絶無は期し難い。また、被加工物より
も軟質の材料でブレード頂面を構成して、ブレード側を
いわゆる犠牲材料として被加工物を救済することも試み
たが、切り屑,砥粒などの異物が軟質材料(ブレード斜
面)に捕捉されるので、スクラッチ防止効果が完全では
なく、条件次第ではスクラッチ発生を助長する虞れ無し
としない。
【0006】本発明では上述の事情に鑑みて為されたも
のであって、先に説明したセンターレス研削の基本的条
件を崩すことなく、スクラッチの発生を防止する技術を
提供することを目的とする。
【0007】ここにセンターレス研削の基本的条件の中
で重要な事項は、被加工物を無心的に支承することであ
り、この条件はセンターレス研削特有の造円機能を発揮
するために不可欠である。被加工物を無心的に支承する
ことを具体的に示すと、(図6参照)被加工物の中心線
と垂直な断面について見たとき、被加工物が調整砥石3
に対し点接触するとともに、該調整砥石と協働して被加
工物を支承する部材(例えばブレード2)に対しても点
接触することを意味する。ただし、上記の点接触とは幾
何学的な表現であって、現実には関係部材の弾性変形に
よって微小面接触となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理を略述すると、 イ.被加工物と、これを支承する部材(例えばブレー
ド)との間に滑りを生じさせないようにすること。およ
び、 ロ.被加工物と、これを支承する部材との間に異物を滞
留させないこと。である。
【0009】本発明は、一種の滑り軸受とも見ることの
できる従来形のブレードに代えて、被加工物を支承する
ローラを設ける。ただし、被加工物を無心的に支承する
という条件を確保するため、上記のローラは同一の中心
軸に沿わしめて配列する。すなわち、ローラ個数、およ
び、該ローラを回転自在に支持するローラ軸の個数は複
数個であっても良いが、立体空間に設定した1本の軸に
沿って配列する。本発明において1軸ローラ式とは、1
軸に沿わしめてローラを配列する意であって、部品個数
を表すものではない。
【0010】上述の原理に基づいてスクラッチの発生を
防止するため、本発明に係る1軸式のセンターレス研削
方法は、調整砥石と協働して被加工物を支承する支持部
材を使用し、上記支持部材と調整砥石とによって被加工
物を無心的に支承しつつ調整砥石を回転駆動して被加工
物を回転せしめ、回転している被加工物の周速よりも大
きい周速で回転しつつある研削砥石を該被加工物に接触
せしめて研削するセンターレス研削方法において、前記
の支持部材をローラによって構成するとともに、上記ロ
ーラを、回転しつつある被加工物と平行な1軸と同心に
揃え、該被加工物の回転中心軸と直交する平面による断
面図において、該被加工物と前記のローラとを、1個所
で点接触せしめることを特徴とする。上記の方法を実施
する態様として、前記のローラを、複数個のころがり軸
受により構成し、上記ころがり軸受のインナレースを固
定的に支持するとともに、そのアウタレースを回転せし
めつつ、該アウタレースによって被加工物を支承するこ
とが推奨される。このとき、上記ころがり軸受のアウタ
レースに、環状ないし筒状のタイヤ部材を外嵌固着し
て、該タイヤ部材を被加工物に接触させることが望まし
い。本発明においてタイヤとは、ゴム製に限らず金属で
も合成樹脂でも良く、タイヤ(tire)の語源である
「車の輪金」に近い意である。
【0011】また、上記の発明に係るセンターレス研削
方法を実施するためのセンターレス研削装置の構成は、
回転駆動機構を備えた調整砥石と、上記調整砥石と協働
して被加工物を支承する支持部材と、回転駆動機構を備
えた研削砥石とより成り、前記支持部材と調整砥石とに
よって無心的に支承されて回転している被加工物に対し
て、該被加工物の周速よりも大きい周速で回転する研削
砥石が該被加工物に接触せしめられる構造のセンターレ
ス研削装置において、前記の被加工物を支承する支持部
材がローラによって構成されており、かつ、上記のロー
ラは「回転せしめられつつ研削されている状態の被加工
物」に対して平行な1本の軸(Y2)と同心状に配列さ
れていることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の手段によると、調整砥石と協働して被加
工物を支承する部材によって被加工物が無心的に支承さ
れるので、センターレス方式の研削が行なわれるための
基本条件が失われず、従ってセンターレス研削特有の造
円機能によって高精度の円柱面が研削仕上げされる。そ
の上、前記の被加工物を支承する部材がローラであり、
かつ、被加工物の中心線とローラ軸の軸心とが平行であ
るから、該ローラと被加工物との転触面に相対的なすべ
りがほとんど発生しない。このため、被加工物の研削仕
上面にスクラッチを生じる危険性が格段に低減する。そ
の上、上記のローラと被加工物とが、その接触個所にお
いて同じ周速方向になるように回転するので、該接触個
所に異物(切り屑,砥粒など)が滞留せず、スクラッチ
発生の危険性はいっそう軽減される。上記のローラをこ
ろがり軸受によって構成すると、ころがり摩擦抵抗が小
さいので被加工物とローラ外周との間の相対的な滑りが
少なくなって、スクラッチの防止がいっそう確実にな
る。上記のころがり軸受を、グリース封入密封形にする
と、メンティナンスが省力化されるとともに、円滑な作
用が行なわれるので好都合である。さらに、ローラの外
周にタイヤを嵌合固着すると、該タイヤの材質を適宜に
選定することによって、その耐摩耗性、低摩擦性、高潤
滑性、低弾性等の材料特性のバランスを図ることができ
る。
【0013】
【実施例】次に、図1ないし図5を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係る1軸ロ
ーラ式センターレス研削装置の1実施例において被加工
物を回転自在に支承するための構成部分を抽出して描い
た側面図に、主要な軸を付記した図である。図2は上記
実施例に係る1軸ローラ式センターレス研削装置の要部
を模式的に描いた正面図である。図3は上掲の図2に示
した模式的な要部正面図の中で、被加工物およびその付
近を描いた拡大詳細図である。図2,図3に示した1は
被加工物である。本例の被加工物はアルミニウム製のパ
イプであって、軟質であるためスクラッチを生じ易い上
に、薄肉であるため歪み易くて、センターレス研削のワ
ークとしては非常に難しい部材の例である。本図2,図
3のようにセンターレス研削されている状態において該
被加工物1は紙面と垂直であって、これを図1(側面
図)で見ると水平に保持されている。この状態における
該被加工物の中心線をY1−Y1と名付ける。
【0014】図2,図3に示すように、上記の被加工物
1は、支持ローラ11a,11bと調整砥石3とによっ
て支承されて回転しつつ調整砥石4によって研削され
る。図2に示した5は研削砥石駆動機構であり、6は調
整砥石駆動機構であって、図7に示した従来例における
調整砥石3,同駆動機構6、および研削砥石4,同駆動
機構5と同様ないし類似の構成部分である。前記の支持
ローラを側面図で見ると、多数の支持ローラ11a,1
1b,11c〜が列設されている。これらの支持ローラ
は、前記の軸Y1−Y1と平行に軸Y2−Y2と同心に配列
され、ブレードベース12に対して回転自在に支持され
ている。図1,図2に示した13はワークストッパであ
り、16はワークレストである。上述のごとく、調整砥
石3と支持ローラ11a〜とによって支承される被加工
物1が、本例のようにアルミニウム薄肉管である場合に
は、該被加工物1の自重が小さく、その位置が安定しに
くいので、押さえローラ13a,13bによって軽く圧
下し、支持ローラ11a〜と調整砥石3に向けて押圧す
る。ただし、該被加工物1の位置は調整砥石3と支持ロ
ーラ11a〜とによって無心的に保持されるのである。
押さえローラ13a,13bは無心的に支持されている
被加工物が、研削砥石4の研削反力によって浮き上がっ
たり跳ねたりしないように補助しているだけであって、
この押さえローラ13a,13bは被加工物1を挟み付
けて心出しする機能を有する部材ではない。上記の押さ
えローラ13a,13bは押さえローラ支持アーム1
4′によって回転自在に支持されている。15a,15
bは、押さえローラ昇降用のシリンダである。
【0015】図4は上掲の図1〜図3に用いられている
支持ローラを拡大して模式的に描いた断面図であり、本
図4に記入した軸Y2−Y2は図1に記入した軸Y2−Y2
と同じ軸を表している。インナレース11sとアウタレ
ース11tとの間に多数のボール11vが配列され、グ
リースを封入してシールカバー11wで密封されてい
る。本図4について以上に述べた構成部分は従来一般に
用いられている密封形ころがり軸受(詳しくは複列ボー
ルベアリング)と同様であるが、本例の支持ローラにお
いては、アウタレース11tの外周に合成樹脂タイヤ1
1uが外嵌・固着されている。このタイヤの材質は、被
加工物の材質,研削条件,被加工物の形状・寸法に応じ
て適宜のものを選定することが望ましい。一般的には、
弾性が小さく、潤滑性を有し、耐摩耗性に優れているタ
イヤ部材が好適であるが、これらの条件を100%満足
させる安価で加工容易な材料は無いので、所望の特性の
バランスを考えてタイヤ材料を選定しなければならな
い。また、タイヤ材料の摩擦係数は、一般的には低いこ
とが望ましいが、ころがり軸受の回転摩擦に比して低す
ぎるときは、該タイヤ材料と被加工物との間の滑りが大
きくて却ってスクラッチを生じ易いことも有るので、研
削条件に応じて実験的に選定すると良い。本実施例にお
いてはテフロン系のタイヤを用いて好結果が得られた
が、いずれの場合にもテフロンが最善とは限らない。選
択の対象として考慮に入れるべきものとしては、各種合
成樹脂材料、被加工物と類似の材料、焼入鋼のような硬
質材料、ゴム系の柔軟材料などが有る。本実施例によれ
ば(図3参照)、被加工物1が調整砥石3によって回さ
れると支持ローラ11a,11b〜も回され、該被加工
物1と支持ローラ11a,11b〜との間の滑りが極め
て小さい。しかも、一緒に回るので接触部に異物(切り
屑,砥粒など)が滞留しないので、スクラッチを生じに
くい。上記の作用,効果から容易に推察されるように、
ころがり軸受に代えてすべり軸受を用いることもでき
る。また、すべり軸受にタイヤ部材を外嵌・固着するこ
とも有効である。さらに、焼結含油式のすべり軸受を用
いると給油脂の手数が掛からずメンティナンスが容易で
ある。
【0016】図1に示したように複数の支持ローラ11
a,11b,11cを軸Y2−Y2に沿わせて配列するた
めの構造としては、本実施例(図1)以外に各種の型式
が考えられ、それぞれに長短を有しているので適宜の方
式を選定すると良い。図5は支持ローラをY2−Y2軸に
揃えて回転自在に支持するための各種実施例を示し、
(A)は一体軸形ローラの両端を回転自在に支持した実
施例の断面側面図、(B)は固定された1本のロングシ
ャフトに対して多数の支持ローラを回転自在に取り付け
た実施例の断面図、(C)は多数の支持ローラのそれぞ
れを両持ち形に支持した実施例の外観側面図、(D)は
同じく片持ち形に支持した実施例の外観側面図である。
図5(A)の実施例は、複数の大径のローラ部17a〜
17fを有する段付軸状の一体軸形ローラ17の両端を
ベアリング18によって支持したのである。長尺の一体
軸形ローラ17は微小の撓みを生じ易いので、軽荷重の
場合に適している。図5(B)の実施例は、1本のロン
グシャフト20の両端をブラケット21で固定的に支持
するとともに、該ロングシャフト20に対して多数の支
持ローラ11a〜11fを回転自在に外嵌して配列した
ものである。両端を支持されたロングシャフト20は微
小撓みを生じ易いが、該ロングシャフト20が静止部材
であるから、その中間部を支持具25で支持して撓みを
防ぐことが容易である。この(B)図の実施例に用いる
支持ローラはころがり軸受であってもすべり軸受であっ
ても良く、その外周にタイヤ部材を外嵌・固着すること
が望ましい。
【0017】図5(C)の実施例は図1に示した実施例
と同一型式の支持構造であって、多数の支持ローラ(本
例では6個)11a〜11fのそれぞれが、両持形ロー
ラ軸22によってブレードベース12′に対して支持さ
れている。この型式は最も耐荷重性が大きい。図5
(D)の実施例は図5(C)に示した実施例の変形例で
あって、6個の支持ローラのそれぞれを片持形ローラ軸
23により、ブレードベース12″に対して支持してい
る。この(D)図の実施例は前掲の(C)図の実施例に
比して耐荷重性は劣るが、構成部品点数が少なく、ロー
ラの点検,整備が容易で、製造コストが安い。前掲の
(C)図,(D)図の実施例における支持ローラ11a
〜11fは、ころがり軸受を用いても良く、すべり軸受
を用いても良い。ころがり軸受の場合はグリース封入密
封形とし、すべり軸受の場合は焼結含油形とすれば給油
脂の手数が掛からず、回転抵抗を軽減することができ
る。
【0018】センターレス研削は高精度の真円柱が得ら
れるという特性を有しているが、この特性を生かすため
にはセンターレス研削機が高精度に整備されていなけれ
ばならない。例えば図5(A)に示した6個のローラ部
17a〜17f、並びに、図5(A),(B),
(C),(D)に示した6個のローラ部11a〜11f
は、軸Y2−Y2に沿って整列していなければならず、こ
れら各6個のローラは厳密に同一円柱面に揃っていなけ
ればならない。本発明に係る1軸ローラ式のセンターレ
ス研削装置を製作して組み立てた際、および、分解整備
もしくは部品交換の後に組み立てた際、多数のローラの
外周面を同一円柱面状に最終的に修正する方法につき、
図9を参照して説明する。図9は前掲の図3に示した実
施例の1軸ローラ式センターレス研削装置を組み立てた
後、被加工物を研削するに先だって治具(回転伝達ロー
ラ)を用いて支持ローラを修正している状態を模式的に
描いた正面図である。本図9を前掲の図3に比較する
と、被加工物1を取りおろして、該被加工物1よりも小
径の回転伝達ローラ24を支持ローラと調整砥石3とに
よって支承する。本図9において支持ローラの外形線は
1個だけ描かれているが、紙面と直角方向に6個の支持
ローラ11a〜11fが並んでいる(図5参照)。この
状態で調整砥石3が回転すると、回転伝達ローラ24が
摩擦伝動で回転せしめられ、さらに支持ローラ11a〜
11fが摩擦伝動で回転せしめられる。上記のようにし
て回転している支持ローラ11a〜11fに対して研削
砥石4を接触させ、該支持ローラ11a〜11fを研削
する。これにより、6個の支持ローラの外周面は単一の
円柱面に揃うように修正される。例えば図5(B)に示
した実施例のように支持ローラを配列している場合、ロ
ングシャフト20に極微小寸法の歪みを生じていても、
その歪みを補償して支持ローラ11a〜11fの外周面
は同一円柱面に揃えられる。この修正法は、1本の回転
伝達ローラを用いることの他、別段の切削工具や駆動手
段を付加設置する必要が無く、迅速かつ安価に実施する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明を適用すると、調整砥石と協働し
て被加工物を支承する部材によって被加工物が無心的に
支承されるので、センターレス方式の研削が行なわれる
ための基本条件が失われず、従ってセンターレス研削特
有の造円機能によって高精度の円柱面が研削仕上げされ
る。その上、前記の被加工物を支承する部材がローラで
あり、かつ、被加工物の中心線とローラ軸の軸心とが平
行であるから、該ローラと被加工物との転触面に相対的
なすべりがほとんど発生しない。このため、被加工物の
研削仕上面にスクラッチを生じる危険性が格段に低減す
る。その上、上記のローラと被加工物とが、その接触個
所において同じ周速方向になるように回転するので、該
接触個所に異物(切り屑,砥粒など)が滞留せず、スク
ラッチ発生の危険性はいっそう軽減される。上記のロー
ラをころがり軸受によって構成すると、ころがり摩擦抵
抗が小さいので被加工物とローラ外周との間の相対的な
滑りが少なくなって、スクラッチの防止がいっそう確実
になる。上記のころがり軸受を、グリース封入密封形に
すると、メンティナンスが省力化されるとともに、円滑
な作用が行なわれるので好都合である。さらに、ローラ
の外周にタイヤを嵌合固着すると、該タイヤの材質を適
宜に選定することによって、その耐摩耗性、低摩擦性、
高潤滑性、低弾性等の材料特性のバランスを図ることが
できる。さらに、本発明に係る研削装置用ローラの修正
方法によると、簡単な治具である伝達ローラ1本を用い
ることにより、別段の切削工具や駆動手段を設ける必要
がなく前記発明装置の特徴的要部である複数の支持ロー
ラの外周面を単一の仮想の円柱面に揃えるように修正す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る1軸ローラ式センターレス研削装
置の1実施例において被加工物を回転自在に支承するた
めの構成部分を抽出して描いた側面図に、主要な軸を付
記した図である。
【図2】上記実施例に係る1軸ローラ式センターレス研
削装置の要部を模式的に描いた正面図である。
【図3】上掲の図2に示した模式的な要部正面図の中
で、被加工物およびその付近を描いた拡大詳細図であ
る。
【図4】上掲の図1〜図3に用いられている支持ローラ
を拡大して模式的に描いた断面図であり、本図4に記入
した軸Y2−Y2は図1に記入した軸Y2−Y2と同じ軸を
表している。
【図5】支持ローラをY2−Y2軸に揃えて回転自在に支
持するための各種実施例を示し、(A)は一体軸形ロー
ラの両端を回転自在に支持した実施例の断面側面図、
(B)は固定された1本のロングシャフトに対して多数
の支持ローラを回転自在に取り付けた実施例の断面図、
(C)は多数の支持ローラのそれぞれを両持ち形に支持
した実施例の外観側面図、(D)は同じく片持ち形に支
持した実施例の外観側面図である。
【図6】センターレスグラインダの基本的な構造・機能
を説明するために示した模式的な正面図である。
【図7】上掲の図6に示した基本構造に対応するセンタ
ーレスグラインダ装置の1例を示す模式的な正面図であ
る。
【図8】公知技術(実公昭63−12913号・センタ
レス研削盤における円筒薄肉パイプ研削装置)におい
て、4軸ローラ手段により被加工物を挟みつけた状態を
示す正面図である。
【図9】前掲の図3に示した実施例の1軸ローラ式セン
ターレス研削装置を組み立てた後、被加工物を研削する
に先立って治具(回転伝達ローラ)を用いて支持ローラ
を修正している状態を模式的に描いた正面図である。
【符号の説明】
1…被加工物、2…ブレード、3…調整砥石、4…研削
砥石、5…研削砥石駆動機構、6…調整砥石駆動機構、
7…上部スライド機構、7a…サーボモータ、8…水平
旋回盤、9…下部スライド機構、9a…サーボモータ、
10…ベッド、11,11a,11b〜11f…支持ロ
ーラ、11s…インナレース、11t…アウタレース、
11u…合成樹脂タイヤ、11v…ボール、11w…シ
ールカバー、12,12′,12″…ブレードベース、
13…ワークストッパ、13a,13b…押さえロー
ラ、14…4軸形ローラ、14′…押さえローラ支持ア
ーム、15a,15b…押さえローラ昇降シリンダ、1
6…ワークレスト、17…一体軸形ローラ、17a,1
7b,17c〜17f…ローラ部、18…ベアリング、
20…ロングシャフト、21…ブラケット、22…両持
形ローラ軸、23…片持形ローラ軸、24…回転伝達ロ
ーラ、25…支持具、28…4軸形ローラ。
フロントページの続き (72)発明者 吉野 靖 山形県山形市蔵王上野578番地の2 ミク ロン精密 株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整砥石と協働して被加工物を支承する
    支持部材を使用し、上記支持部材と調整砥石とによって
    被加工物を無心的に支承しつつ調整砥石を回転駆動して
    被加工物を回転せしめ、回転している被加工物の周速よ
    りも大きい周速で回転しつつある研削砥石を該被加工物
    に接触せしめて研削するセンターレス研削方法におい
    て、 前記の支持部材をローラによって構成するとともに、 上記ローラを、回転しつつある被加工物と平行な1軸と
    同心に揃え、 該被加工物の回転中心軸と直交する平面による断面図に
    おいて、該被加工物と前記のローラとを、1個所で点接
    触せしめることを特徴とする、1軸ローラ式のセンター
    レス研削方法。
  2. 【請求項2】 前記のローラを、複数個のころがり軸受
    により構成し、上記ころがり軸受のインナレースを固定
    的に支持するとともに、そのアウタレースを回転せしめ
    つつ、該アウタレースによって被加工物を支承すること
    を特徴とする、請求項1に記載した1軸ローラ式のセン
    ターレス研削方法。
  3. 【請求項3】 上記ころがり軸受のアウタレースに、環
    状ないし筒状のタイヤ部材を外嵌固着して、該タイヤ部
    材を被加工物に接触させることを特徴とする、請求項2
    に記載した1軸ローラ式のセンターレス研削方法。
  4. 【請求項4】 前記のころがり軸受として、密封形ころ
    がり軸受を用いることを特徴とする、請求項2または請
    求項3に記載した1軸ローラ式のセンターレス研削方
    法。
  5. 【請求項5】 前記のローラを、複数個のすべり軸受に
    よって構成し、該すべり軸受の外周にタイヤ部材を外嵌
    固着することを特徴とする、請求項1に記載した1軸ロ
    ーラ式のセンターレス研削方法。
  6. 【請求項6】 前記のすべり軸受を焼結合金によって構
    成し、潤滑油を含浸して使用することを特徴とする、請
    求項5に記載した1軸ローラ式のセンターレス研削方
    法。
  7. 【請求項7】 前記のローラの配置個数を複数個とし、
    該複数個のローラを1本の軸に対して同心状に固着し、
    該1本の軸を回転自在に支承することを特徴とする、請
    求項1に記載した1軸ローラ式のセンターレス研削方
    法。
  8. 【請求項8】 前記のローラの配置個数を複数個とし、
    該複数個のローラを1本の軸によって回転自在に支持す
    ることを特徴とする、請求項1に記載した1軸ローラ式
    のセンターレス研削方法。
  9. 【請求項9】 前記のローラの配置個数を複数個とし、
    該複数個のローラの1個ずつを、それぞれ片持ち形,も
    しくは両持ち形に支持して、これら複数個のローラを同
    心状に配置することを特徴とする、請求項1に記載した
    1軸ローラ式のセンターレス研削方法。
  10. 【請求項10】 前記の回転しつつある被加工物を、押
    えローラによって支持部材であるローラに向けて押圧
    し、該被加工物の無心的支承状態を安定させることを特
    徴とする、請求項1ないし請求項9の何れかに記載した
    1軸ローラ式のセンターレス研削方法。
  11. 【請求項11】 回転駆動機構を備えた調整砥石と、上
    記調整砥石と協働して被加工物を支承する支持部材と、
    回転駆動機構を備えた研削砥石とより成り、 前記支持部材と調整砥石とによって無心的に支承されて
    回転している被加工物に対して、該被加工物の周速より
    も大きい周速で回転する研削砥石が該被加工物に接触せ
    しめられる構造のセンターレス研削装置において、 前記の被加工物を支承する支持部材がローラによって構
    成されており、かつ、上記のローラは「回転せしめられ
    つつ研削されている状態の被加工物」に対して平行な1
    本の軸(Y2)と同心状に配列されていることを特徴と
    する、1軸ローラ式のセンターレス研削装置。
  12. 【請求項12】 前記の支持部材が複数個のころがり軸
    受によって構成されており、該複数個のころがり軸受そ
    れぞれのインナレースがベース部材に対して固定的に取
    り付けられるとともに、それぞれのアウタレースが被加
    工物を回転自在に支承するようになっていることを特徴
    とする、請求項11に記載した1軸ローラ式のセンター
    レス研削装置。
  13. 【請求項13】 前記ころがり軸受のアウタレースが、
    環状ないし筒状のタイヤ部材を外嵌・固着されているこ
    とを特徴とする、請求項12に記載した1軸ローラ式の
    センターレス研削装置。
  14. 【請求項14】 前記のころがり軸受が、転動面および
    転動部材の潤滑剤を封入した密封形ころがり軸受である
    ことを特徴とする、請求項12または請求項13に記載
    した1軸ローラ式のセンターレス研削装置。
  15. 【請求項15】 前記の支持部材が、複数個のすべり軸
    受によって構成されており、かつ、該すべり軸受の外周
    にタイヤ部材が外嵌・固着されていることを特徴とす
    る、請求項11に記載した1軸ローラ式のセンターレス
    研削装置。
  16. 【請求項16】 前記のすべり軸受のうち、すべり面を
    形成している部分は筒状の含油焼結合金によって構成さ
    れていることを特徴とする、請求項15に記載した1軸
    ローラ式のセンターレス研削装置。
  17. 【請求項17】 前記のローラは、ローラとして機能す
    る複数個の大径部を有する段付円柱状の一体軸形のロー
    ラよりなり、該一体軸形ローラの両端部付近がベアリン
    グによって回転自在に支承されていることを特徴とす
    る、請求項11に記載した1軸ローラ式のセンターレス
    研削装置。
  18. 【請求項18】 前記のローラが複数個配置されてお
    り、かつ、該複数個のローラが1本の軸に外嵌されると
    ともに、該1本の軸によって回転自在に支承されている
    ことを特徴とする、請求項11に記載した1軸ローラ式
    のセンターレス研削装置。
  19. 【請求項19】 前記のローラが複数個配置されるとと
    もに、該複数個のローラを支持するための複数本のロー
    ラ軸を具備していて、 上記複数個のローラのそれぞれが、ローラ軸によって両
    持ち形もしくは片持ち形に支持されており、 かつ、上記複数個のローラ軸が単一の中心線Y2に沿っ
    て配列されていることを特徴とする、請求項11に記載
    した1軸ローラ式のセンターレス研削装置。
  20. 【請求項20】 被加工物を、前記の支持部材であるロ
    ーラに向けて押圧する押えローラを具備していることを
    特徴とする、請求項11ないし請求項19の何れかに記
    載した1軸ローラ式のセンターレス研削装置。
  21. 【請求項21】 調整砥石と協働して被加工物を支承す
    る、回転自在なローラが、上記被加工物の中心線と平行
    な軸Y2と同心に配列されている1軸ローラ式のセンタ
    ーレス研削装置を調整し、もしくは修正する場合、 前記の被加工物を支承するローラを回転せしめつつ、こ
    の回転しつつあるローラに研削用ツールもしくは切削用
    ツールを接触せしめることにより、該ローラの同心性を
    向上せしめるように研削し、もしくは切削することを特
    徴とする、1軸ローラ式センターレス研削装置用ローラ
    の修正方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999019113A1 (en) * 1997-10-10 1999-04-22 Douglas Curtis Limited Centerless grinder
KR20010097296A (ko) * 2000-04-21 2001-11-08 임성순 센터리스 연삭기의 공작물 지지구조
KR20030051133A (ko) * 2002-04-02 2003-06-25 전광수 파이프 표면 연마장치
RU2822918C1 (ru) * 2023-06-15 2024-07-16 Акционерное общество "Научно-исследовательский институт материаловедения имени А.Ю. Малинина" Устройство для круглого шлифования боковой поверхности оптического изолятора и способ шлифования

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