JPH0839342A - メタルソー - Google Patents

メタルソー

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Publication number
JPH0839342A
JPH0839342A JP17930094A JP17930094A JPH0839342A JP H0839342 A JPH0839342 A JP H0839342A JP 17930094 A JP17930094 A JP 17930094A JP 17930094 A JP17930094 A JP 17930094A JP H0839342 A JPH0839342 A JP H0839342A
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JP
Japan
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mounting seat
tip
tool
chip
cutting edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP17930094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Takiguchi
正治 滝口
Nobukazu Horiike
伸和 堀池
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH0839342A publication Critical patent/JPH0839342A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/04Circular saw blades with inserted saw teeth, i.e. the teeth being individually inserted
    • B23D61/06Circular saw blades with inserted saw teeth, i.e. the teeth being individually inserted in exchangeable arrangement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 円板状の工具本体11の外周に形成されたチ
ップ取付座14に、切刃21を備えたスローアウェイチ
ップ15がクランプネジ16によって着脱自在に装着さ
れている。このスローアウェイチップ15側のチップ取
付座14への着座面とされる下面19Bと、この下面1
9Bが着座するチップ取付座14側の受け面とされる取
付座底面14Aとのうち、取付座底面14Aには工具本
体11の厚さ方向に直交する方向に延びる突条部17が
形成されるとともに、下面19Bにはこの突条部17に
嵌合する凹溝部22が形成されている。 【効果】 メタルソーにおいてスローアウェイ化を図る
とともに、突条部17と凹溝部22との嵌合によってス
ローアウェイチップ15を強固にチップ取付座14に装
着して高い取付剛性を得ることができ、また切刃21の
振れも正確に合わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアルミニウム等
の金属材の切断に用いられるメタルソーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のメタルソーとしては、例えば図
9および図10に示すようなものが知られている。これ
らの図に示すメタルソーにおいては、鋼材等から形成さ
れて薄肉円板状をなす工具本体1の外周部に、工具内周
側に凹む複数のチップポケット2…が周方向に間隔をお
いて形成されており、これらのチップポケット2…の工
具回転方向(図中白抜き矢線方向)側を向く壁面2Aと
工具本体1の外周面3との交差稜線部に、これら壁面2
Aおよび外周面3から工具回転方向後方側および工具内
周側にそれぞれ一段凹むようにしてチップ取付座4が形
成されていて、このチップ取付座4に切刃チップ5がろ
う付けによって接合されて、工具本体1の外周に切刃6
…が設けられた構成となっている。
【0003】ここで、この切刃チップ5は、超硬合金や
鋼材から成る平板状の母材7の一辺角部に、ダイヤモン
ドやCBN(立方晶窒化硼素)等の超高硬度焼結体8A
と超硬合金等の高硬度焼結体8Bとから成る層状焼結体
8が、高硬度焼結体8Bの部分を母材7側に向けてろう
付け接合されて成るものであって、この層状焼結体8が
取り付けられた一辺を工具外周側に位置させ、かつ上記
超高硬度焼結体8Aの部分を工具回転方向側に向けて工
具本体1に取り付けられている。そして、この超高硬度
焼結体8Aの部分の工具外周側の辺稜部に、上記切刃6
が形成されているのである。
【0004】なお、この切刃6は工具本体1の回転軸線
に平行な方向に形成されており、かつその刃幅Wは、工
具本体1の外周部における厚さTよりも上記軸線方向両
側に僅かに大きくなるように形成されている。また、切
刃が軸線方向の一方の側のみに形成された切刃チップと
他方の側のみに形成された切刃チップとが工具本体の周
方向に交互に配置されて、これらの切刃の軸線回りの回
転軌跡における刃幅が工具本体外周部の厚さよりも大き
くなるように形成された、いわゆる千鳥刃のメタルソー
も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記メタル
ソーでは、切刃6が超高硬度焼結体8A上に形成されて
いるため、この切刃6に高い強度および耐摩耗性を与え
ることができるという利点を奏しているが、このような
メタルソーにあっても切削時に過大な負荷が切刃6に作
用した場合には、該切刃6にチッピングや欠損が生じる
ことは避けられない。また、如何に高い耐摩耗性が与え
られていても、長期の使用のうちには切刃が摩耗してし
まうのは免れない。しかるに、上記構成のメタルソーに
あっては、切刃6が形成された層状焼結体8がろう付け
により切刃チップ5に一体に接合され、さらにこの切刃
チップ5がろう付けにより工具本体1に一体に接合され
ているため、切刃6に生じたチッピングや欠損から破損
が引き起こされた場合には、これが切刃チップ5や工具
本体1にまで及ぶおそれがある。
【0006】また、工具本体1の破損にまでは至らなく
とも、切刃6に欠損やチッピングが生じた場合には、ろ
う付けされた切刃チップ5を交換することは困難である
ため、切刃6を再研磨することとなる。これは、摩耗に
よって切刃6の切れ味が劣化した場合も同様である。し
かしながら、この種のメタルソーでは、特に工具外径が
大きくなるほど切刃の数も多くなり、これらの切刃のす
べてを精度良く再研磨するには多大な労力および時間と
熟練とを要求されることとなる。さらに、上記構成のメ
タルソーでは切刃チップ5と工具本体1とのろう付け部
分において工具強度が低下することは避けられず、これ
に加えて工具本体1側では硬度および剛性の低下を来す
おそれもあり、上述のように過大な切削負荷が作用した
場合には、直接的に工具本体1自体が破損してしまうお
それもある。
【0007】ここで、このような問題を解決するための
手段の一つとして、切刃チップを工具本体に着脱自在と
してスローアウェイ化を図ることも考えられている。し
かしながら、このようなメタルソーでは切刃6の刃幅W
によって工具本体1の厚さTも制限されるため、スロー
アウェイ化された切刃チップ5を工具本体1に取り付け
るためのクランプ手段も自ずと制約を受け、十分なクラ
ンプ力を得られずに切刃チップ5の取付剛性が確保され
なくなるおそれがある。また、単に切刃チップをスロー
アウェイ化しただけでは、切刃の振れを正確に合わせる
ことはきわめて困難であり、このため加工精度の劣化を
招いたり、切刃の当たりがばらついて切削中に振動が生
じたりするという新たな問題も惹起される。
【0008】本発明は、このような背景の下になされた
もので、従来のメタルソーが有する問題の解決をスロー
アウェイ化によって図りつつ、このスローアウェイ化に
伴う新たな問題をも解決することが可能なメタルソーを
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決してかか
る目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転さ
れる円板状の工具本体の外周に複数のチップポケットが
形成され、これらのチップポケットの工具回転方向側を
向く壁面と上記工具本体の外周面との交差稜線部に、少
なくとも上記軸線回りの回転軌跡における刃幅が上記工
具本体の外周部の厚さよりも大きくなるように切刃が設
けられてなるメタルソーにおいて、上記交差稜線部に上
記壁面および上記外周面に対して陥没するチップ取付座
を形成し、このチップ取付座に上記切刃を備えたスロー
アウェイチップ(以下、単にチップと称する。)をクラ
ンプネジによって着脱自在に装着し、このチップ側の上
記チップ取付座への着座面と、この着座面が密着する上
記チップ取付座側の受け面とのうち、一方には上記工具
本体の厚さ方向に直交する方向に延びる突条部を形成す
るとともに、他方にはこの突条部に嵌合する凹溝部を形
成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成のメタルソーによれば、切刃が
工具本体に着脱自在に装着されるチップに形成されてい
るため、切刃に欠損やチッピング、あるいは摩耗等が生
じた場合には、このチップを交換するだけで容易にその
切れ味等を回復することができる。しかも、チップと工
具本体とは別体となるため、切刃に生じた破損が工具本
体に至るようなこともなく、またろう付けによる工具強
度の低下や工具本体の硬度、剛性の低下等が生じること
もない。そして、このチップ側の着座面と該チップが装
着される工具本体のチップ取付座側の受け面には、互い
に嵌合し合う突条部と凹溝部とが形成されているので、
両者の嵌合によってチップを取付座に強固に装着し得
て、高い取付剛性を確保することができる。しかも、こ
れら突条部と凹溝部とは工具本体の厚さ方向に直交する
方向、すなわち工具本体の軸線に直交する平面方向に形
成されているため、両者の嵌合によってチップの軸線方
向の位置決めが正確になされ、これにより切刃の振れを
高精度で合わせることが可能となる。
【0011】ここで、上記切刃に高い強度と耐摩耗性と
を確保するためには、上記チップに高硬度焼結体と超高
硬度焼結体とから成る層状焼結体を接合し、切刃を、こ
の層状焼結体の超高硬度焼結体の部分に形成するのが望
ましい。また、上記チップ取付座を、工具外周側を向く
取付座底面と工具回転方向を向く取付座壁面とから画成
した場合、チップ取付座側の突条部または凹溝部が形成
される受け面は、上記取付座底面に形成されていても取
付座壁面に形成されていてもよいが、取付座底面を受け
面とした場合には、チップを、その工具回転方向後方側
を向く側面を取付座壁面に当接させて、工具外周側から
挿通されたクランプネジにより該チップ取付座に装着す
るのが望ましく、逆に上記取付座壁面を受け面とした場
合には、チップを、その工具内周側を向く側面を取付座
底面に当接させて、工具回転方向側から挿通されたクラ
ンプネジにより該チップ取付座に装着するのが望まし
い。
【0012】すなわち、このようにしてチップを装着す
ることにより、いずれの場合もチップは、その側面が取
付座底面または壁面に当接されることにより工具本体の
厚さ方向に直交する方向に位置決めされ、かつ、その着
座面の突条部または凹溝部が受け面の凹溝部または突条
部に嵌合することにより、上述したように工具本体の厚
さ方向に位置決めされる。しかも、クランプネジをねじ
込むことによりチップは取付座の受け面側に押圧されて
固定されるから、このような構成を採ることによって両
者の嵌合を一層高めることができ、チップの取付剛性を
さらに高めることができるとともに、切刃の振れをより
正確に合わせることが可能となる。
【0013】
【実施例】図1ないし図4は、本発明の一実施例を示す
ものである。これらの図において、工具本体11は鋼材
等から形成されて略円板状をなし、少なくともその外周
部分は薄肉に形成されている。そして、この工具本体1
1の外周部には、該工具本体11の外周面12から内周
側に凹曲するように陥没するチップポケット13が工具
本体11の周方向に等間隔に複数形成されており、これ
らのチップポケット13の工具回転方向(図中白抜き矢
線方向)を向く壁面13Aと工具本体11の外周面12
との交差稜線部分にチップ取付座14が形成されてい
て、これらのチップ取付座14のそれぞれにチップ15
がクランプネジ16によって着脱自在に装着されてい
る。
【0014】チップ取付座14は、工具本体11の外周
面12から工具内周側に一段凹んで工具外周側を向くよ
うに形成された取付座底面14Aと、チップポケット1
3の上記壁面13Aから工具回転方向後方に一段凹み、
上記取付座底面14Aに対して直交して外周面12に連
なるように形成された工具回転方向側を向く取付座壁面
14Bとから画成されていて、チップポケット13に連
通する凹所として形成されている。ただし、取付座底面
14Aは工具本体11の接線方向に対して、工具回転方
向後方側に向かうに従い工具内周側に向かうように僅か
に傾斜して形成されている。また、取付座底面14Aと
取付座壁面14Bとの交差稜線部には逃げ部14Cが形
成されている。
【0015】そして、このうち取付座底面14Aには、
工具本体11の厚さ方向において該取付座底面14Aの
中央に、この厚さ方向に直交して該取付座底面14Aに
平行に直線状に延びる突条部17が形成されている。す
なわち、本実施例ではこの取付座底面14Aがチップ1
5の受け面とされている。ここで、この突条部17は、
図3に示すようにその断面が方形状を呈するように形成
されており、取付座底面14Aの工具回転方向前端から
後方側の取付座壁面14Bに至るように形成されてい
る。また、この突条部17の上面中央部には、取付座底
面14Aに直交して工具内周側に向かう方向に、クラン
プネジ穴18が形成されている。
【0016】一方、このようなチップ取付座14に装着
されるチップ15は、図4に示すようにそのチップ本体
(母材)19が略直方体状に形成されており、このチッ
プ本体19の上面19Aと下面19Bとは互いに平行
に、またこれら上下面19A,19Bと後端面19Cと
は互いに直交する方向に形成されている。ただし、下面
19Bと後端面19Cとの交差稜線部は斜めに切り欠か
れていて逃げ部19Dとされている。さらに、チップ本
体19の両側面19E,19Eは、上面19A側から下
面19B側に向かうに従い、またチップ本体19の先端
面19F側から後端面19C側に向かうに従い、いずれ
も互いに接近するようにそれぞれ傾斜して形成されてい
る。
【0017】さらにまた、上記先端面19Fは、上面1
9A側から下面19B側に向かうに従い後端面19C側
に向かうように傾斜して形成されるとともに、この先端
面19Fの上面19A側の部分には、該先端面19Eか
らこれに平行に後端面19C側に一段凹むように切り欠
かれた凹部19Gが形成されている。そして、この凹部
19Gには、ダイヤモンドやCBN(立方晶窒化硼素)
等を主成分とする超高硬度焼結体20Aと超硬合金等の
高硬度焼結体20Bとを積層して一体に焼結してなる層
状焼結体20が、この高硬度焼結体20Bの部分を凹部
19Gに密着させてろう付けにより接合されており、こ
の層状焼結体20のチップ先端側を向く超高硬度焼結体
20Aの部分の上面19A側の辺稜部に、上面19Aお
よび後端面19Cに平行な方向に切刃21が形成されて
いる。
【0018】さらに、チップ本体19の下面19Bには
凹溝部22が形成されており、従って本実施例ではこの
下面19Bがチップ15側の着座面とされている。ここ
で、この凹溝部22は、切刃21が形成された方向につ
いて下面19Bの中央部に、上下面19A,19Bに対
して平行に先端面19Fから後端面19Cにまで達する
ように形成されており、その断面は上記突条部17と同
じく方形状を呈するように形成されている。また、この
凹溝部22の幅W22は、チップ取付座14の取付座底面
14Aに形成された上記突条部17に嵌装可能なよう
に、この突条部17の幅W17と略同等か極僅かに大きく
形成されており、また切刃21の幅W21に対しては10
%以上に設定されている。さらに、この凹溝部22の下
面19Bからの深さDは、本実施例では突条部17の取
付座底面14Aからの高さHよりも僅かに小さくなるよ
うに設定されている。
【0019】なお、このチップ本体19には、上面19
Aの略中央から該上面19Aに垂直に、下面19Bの凹
溝部22の中央に向けて貫通するように、挿通孔23が
形成されている。ここで、この挿通孔23の上面19A
側の部分は、上面19A側に向かうに従い漸次拡径する
テーパ面状に形成されている。また、この挿通孔23の
中心とチップ本体19の後端面19Cとの間の距離L23
は、チップ取付座14の取付座底面14Aの突条部17
に形成された上記クランプネジ穴18の中心と取付座壁
面14Bとの間の距離L18よりも、極僅かに大きくなる
ように設定されている。さらに、チップ15において、
層状焼結体20のチップ先端側を向く面20aとチップ
上方を向く面20bとは、それぞれチップ本体19の先
端面19Fおよび上面19Aに対して略面一か、あるい
はこれら先端面19Fおよび上面19Aよりも僅かに突
出して平行となるように形成されている。
【0020】そして、本実施例では、このようなチップ
15が、その後端面19Cを取付座壁面14Bに当接さ
せるとともに、凹溝部22を突条部17に嵌合させた状
態で下面19Bを取付座底面14A側に着座させて上記
チップ取付座14に取り付けられており、さらに工具外
周側からチップ本体19の挿通孔23に挿通されたクラ
ンプネジ16を突条部17に形成されたクランプネジ穴
18に螺着することにより、工具本体11に固定されて
いる。なお、本実施例では凹溝部22の深さDが突条部
17の高さHよりも僅かに小さくなるように形成されて
いるため、チップ15をチップ取付座14に装着した状
態においてチップ本体19の下面19Bと取付座底面1
4Aとの間には、図1および図3に示すように僅かな間
隙が形成されることとなる。また、上記クランプネジ1
6は、その頭部が逆円錐台状に形成された皿ネジ型のも
のが用いられており、この頭部の円錐面がチップ本体1
9の挿通孔23上部のテーパ面状の部分に密着すること
と、上記距離L23が距離L18よりも大きく設定されてい
ることとにより、クランプネジ16をねじ込むことによ
ってチップ15は取付座壁面14B側に押圧されつつチ
ップ取付座14に装着されるようになされている。
【0021】このようにしてチップ15が装着されたメ
タルソーにおいては、層状焼結体20の上記面20bお
よびチップ本体19の上面19Aは、上述したチップ取
付座14の取付座底面14Aの傾斜に応じて、工具回転
方向後方に向かうに従い工具内周側に向かうように傾斜
し、これによって切刃21に逃げ角が与えられる。ま
た、層状焼結体20のチップ先端側、すなわち工具回転
方向側を向く面20aおよびチップ本体19の先端面1
9Fは、上記取付座底面14Aの傾斜とこれらの面20
aおよび先端面19Fの下面19Bに対する傾斜とに応
じて、工具内周側に向かうに従い工具回転方向後方に向
かうように傾斜し、これによって切刃21には正のすく
い角αが与えられる。さらに、チップ本体19の両側面
19E,19Eが下面19B側および後端面19C側に
向かうに従い互いに接近するように傾斜していることに
より、これらの側面19E,19Eにも切刃21に対し
て工具内周側および工具回転方向後方側に向けてそれぞ
れ逃げが与えられる。
【0022】しかるに、このような構成のメタルソーに
よれば、工具本体11に形成されたチップ取付座14に
クランプネジ16によってチップ15が着脱自在に装着
されており、このチップ15に接合された層状焼結体2
0の超高硬度焼結体20A上に形成された切刃21によ
って切断等の切削を行うこととなるため、この切刃21
に欠損やチッピング、あるいは摩耗が生じたりして、そ
の切れ味が損なわれた場合でも、このチップ15を交換
することによって容易かつ短時間で切れ味を回復するこ
とができる。また、交換されたチップ15についても、
これを取り外した状態で、切刃21に連なる層状焼結体
20の面20bをチップ本体19の下面19B側に向け
て再研磨することなどにより、容易にその切れ味を回復
することが可能である。
【0023】さらに、切削時に過大な負荷が作用するな
どして、切刃21に生じた欠損やチッピングから万一破
損が発生したとしても、チップ15と工具本体11とは
別体であるために、破損はチップ本体19だけに止ま
り、工具本体11にまで至るようなことはない。また、
チップ15はクランプネジ16によってチップ取付座1
4に固定されて工具本体11に一体化されるため、従来
のようにろう付けによって工具本体に硬度や剛性の低下
を招いて工具本体自体が直接的に破損したりするような
こともない。
【0024】そして上記構成のメタルソーでは、チップ
15は、チップ取付座14の取付座底面14Aに形成さ
れた突条部17にチップ本体19の下面19Bに形成さ
れた凹溝部22が嵌合した状態で、クランプネジ16に
より取付座底面14A側に押圧されて固定されている。
このため、工具本体11の厚さTが制限されざるを得
ず、従ってスローアウェイ化した場合に十分なチップ取
付剛性を得ることが難しい当該メタルソーのような工具
においても、強固にチップ15をチップ取付座14に装
着することが可能となって高い取付剛性を確保すること
ができ、がたつき等を抑えてチップ15を安定的に工具
本体11に固定して円滑な切削加工を行うことが可能と
なる。また、チップ15は、工具本体11の外周側から
挿通されるクランプネジ16によってチップ取付座14
にクランプされるから、チップ15をクランプするに
は、このクランプ手段としてのクランプネジ16を螺着
するクランプネジ穴18が形成可能な厚さTが工具本体
11にあればよく、このため上述のように工具本体11
の厚さTが制限されざるを得ないメタルソーにおいて
も、より確実にチップ15をクランプして取付剛性の一
層の向上を図ることができる。
【0025】さらに、上記構成のメタルソーでは、チッ
プ取付座14の取付座底面14Aの突条部17と、これ
に嵌合するチップ15の凹溝部22とが、工具回転方向
に沿って工具本体11の厚さ方向に直交する方向に形成
されており、すなわち工具本体11の軸線方向に対して
直交する平面方向に形成されているため、突条部17に
凹溝部22が嵌合することによってチップ15は上記軸
線方向に正確に位置決めされることとなる。そして、こ
のチップ15に形成される切刃21は、工具本体11の
軸線に平行に配置されているので、上記構成のメタルソ
ーによれば、工具本体11に設けられる各切刃21…の
振れを高精度で合わせることが可能となり、これによっ
て当該メタルソーによる切断等の加工精度を向上させて
品位の高い加工面(切断面)を得ることができるととも
に、振れ精度のばらつき等による振動を抑えて一層円滑
な加工を行うことが可能となる。
【0026】また本実施例では、チップ15において切
刃21がチップ本体19に接合された層状焼結体20の
超高硬度焼結体20Aの部分に形成されていて、切刃2
1そのものに高い強度と耐摩耗性とが与えられているた
め、切刃21に欠損やチッピング、摩耗等が生じること
自体を抑えることが可能となり、これによって工具寿命
の延長を図ることができるという利点も得られている。
なお、本実施例では切刃21は直線状に形成されている
が、この切刃21にニックを形成して切屑処理性の向上
を図ったり、あるいは切刃21にチャンファーを設けて
切刃強度の一層の向上を図ったりしてもよい。また、本
実施例では、それぞれの切刃21の刃幅W21が当該メタ
ルソーの刃幅に一致するように形成されているが、これ
を上述したような千鳥刃状に形成してもよい。
【0027】さらに、本実施例では、チップ取付座14
の取付座底面14Aに突条部17が形成されて、この取
付座底面14Aがチップ取付座14側の受け面とされる
とともに、この受け面となる取付座底面14Aに対向す
る工具外周側からチップ15に挿通されたクランプネジ
16を、該取付座底面14Aに形成されたクランプネジ
穴18に螺着することにより、チップ15がチップ取付
座14に装着されている。このため、クランプネジ16
を締め付けることによって、チップ15側の着座面とさ
れる下面19Bに形成された凹溝部22と上記突条部1
7とがより強く嵌合されて、チップ15の取付剛性の一
層の向上が図られるとともに、各切刃21…の振れもさ
らに高精度で一致される。従って、本実施例によれば、
厚さTの小さな工具本体11においてもより強固にチッ
プ15をクランプして一層確実に保持することができる
とともに、さらに高い加工精度を得てより高品位かつ円
滑な切削を行うことが可能となる。
【0028】なお、本実施例では、上述のように凹溝部
22の深さDが突条部17の高さHよりも僅かに小さく
設定されており、これによりチップ15を装着した状態
においてチップ本体19の下面19Bとチップ取付座1
4の取付座底面14Aとの間には、僅かな間隙が形成さ
れる。従って、チップ取付座14の突条部17とチップ
15の凹溝部22とは、突条部17の上面および側面と
凹溝部22の底面および側壁面とがそれぞれ密着した状
態で嵌合することとなる。このため、本実施例によれ
ば、工具本体11の外周部の厚さTが特に小さく、取付
座底面14Aに突条部17を形成すると取付座底面14
A自体の面積がきわめて狭小となってしまう場合などで
も、主として突条部17と凹溝部22との嵌合によって
チップ15の着座面積を確保して、チップを安定して装
着することができるという効果が得られる。
【0029】ただし、本実施例ではこのように凹溝部2
2の深さDを突条部17の高さHよりも僅かに小さく設
定して、突条部17の上面および側面と凹溝部22の底
面および側壁面とが密着して突条部17と凹溝部22と
が嵌合するようにしたが、例えば工具本体11の外周部
にある程度の大きさの厚さTを確保することが可能な場
合などには、図5に示すように凹溝部22の深さDを突
条部17の高さHよりも僅かに大きく設定することによ
り、チップ15を装着した状態においてチップ本体19
の下面19Bおよび凹溝部22の側壁面とチップ取付座
14の取付座底面14Aおよび突条部17の側面とが密
着した状態で突条部17と凹溝部22とが嵌合し、チッ
プ15がチップ取付座14に装着されるようにしてもよ
い。この場合には、図5に示されるように突条部17の
上面と凹溝部22の底面との間に僅かな間隙が形成され
ることとなる。
【0030】しかるに、このような構成を採ることによ
り、主として取付座底面14Aとチップ本体19の下面
19Bとによってチップ15の着座面積が確保され、突
条部17と凹溝部22との嵌合は主としてチップ15の
位置決めに供されることとなる。このため、チップ15
の着座安定性を保ちつつも、切削加工時に突条部17お
よび凹溝部22に作用する負荷の低減を図ることがで
き、かかる負荷によって突条部17や凹溝部22に損傷
等が生じるような事態を未然に防止することが可能とな
る。また、凹溝部22の深さDと突条部17の高さHと
を等しくして、凹溝部22の底面および側壁面とチップ
本体19の下面19Bとが、突条部17の上面および側
面と取付座底面14Aとにそれぞれ密着した状態で突条
部17と凹溝部22とが嵌合し、チップ15がチップ取
付座14に装着されるような構成としても勿論構わな
い。
【0031】さらに、上記実施例では、チップ15の凹
溝部22の幅W22を、チップ取付座14の突条部17に
嵌装可能な大きさとした上で、切刃21の幅W21に対し
て10%以上となるように設定しているが、これは、こ
の凹溝部22の幅W22がこの範囲を下回るほど小さい
と、突条部17の幅W17も小さくなってしまい、両者の
嵌合によるチップ15の取付剛性の向上が、切刃21か
らチップ15に作用する切削負荷に対して不十分となる
おそれが生じるからである。従って、このような問題を
回避するためには、凹溝部22の幅W22は、切刃21の
刃幅W21に対して、上述のように10%以上となるよう
に設定されるのが望ましい。
【0032】一方、上記実施例では、チップ取付座14
の工具外周側を向く取付座底面14Aに突条部17を形
成して受け面とするとともに、着座面として凹溝部22
が形成されたチップ15の下面19Bをこの取付座底面
14Aに着座させて、チップ15をチップ取付座14に
装着するようにしたが、これを図6ないし図8に示すよ
うに、チップ取付座14の工具回転方向を向く取付座壁
面14Bに突条部17を形成して受け面とするととも
に、凹溝部22が形成されたチップ15の下面19Bを
着座面としてこの取付座壁面14Bに着座させ、これら
突条部17と凹溝部22尾を嵌合させてチップ15をチ
ップ取付座14に装着するようにしてもよい。なお、こ
れら図6ないし図8に示す実施例において、図1ないし
図4に示した実施例と共通する部分については、同一の
符号を配して説明を省略する。
【0033】ここで、本実施例のチップ15において
は、そのチップ本体19の上面19Aと先端面19Fと
の交差稜線部分に、上面19Aから下面19B側に一段
凹むようにして凹部19Gが形成されており、この凹部
19Gに、超高硬度焼結体20Aと高硬度焼結体20B
とからなる層状焼結体20が、その超高硬度焼結体20
Aの部分を上面19A側に向けてろう付けにより接合さ
れた構成となっている。そして、この層状焼結体20に
おいて、チップ本体19の先端面19F側を向く面20
aと上面19A側を向く面20bとの交差稜線部に、切
刃21が形成されている。
【0034】また、この実施例では、チップ取付座14
の取付座壁面14Bは、工具内周側に向かうに従い工具
回転方向後方側に向かうように僅かに傾斜して形成され
ており、このような取付座壁面14Bに断面方形状の突
条部17が、該取付座壁面14Bに沿って工具本体11
の厚さ方向に直交する方向に延びるように形成されてい
る。そして、チップ15は、上面19Aを工具回転方向
側に向けるとともに先端面19Fを工具外周側に向け、
上記取付座壁面14Bの突条部17に下面19Bに形成
された凹溝部22を嵌合させるとともに、チップ本体1
9の後端面19Cを取付座底面14Aに当接させてチッ
プ取付座14に装着されており、さらに工具回転方向前
方側からチップ本体19の挿通孔23に挿通されたクラ
ンプネジ16を、取付座壁面14Bに対して直交する方
向に突条部17の上面に形成されたクランプネジ穴18
に螺着することにより、工具本体11に固定されてい
る。
【0035】なお、本実施例でも取付座底面14Aと取
付座壁面14Bとは直交する方向に形成されており、取
付座壁面14Bが上述のように傾斜していることから、
取付座底面14Aも工具回転方向後方側に向かうに従い
工具外周側に向かうように僅かに傾斜して形成されるこ
ととなるが、その傾斜角は、チップ本体19の先端面1
9Fが後端面19Cに対してなす傾斜角よりは小さく設
定されており、これにより、チップ15を装着した状態
において工具外周側を向いて切刃21の逃げ面となる先
端面19Fおよび層状焼結体20の面20aには、工具
回転方向後方側に向かうに従い工具内周側に向かうよう
に逃げ角が与えられることとなる。また、チップ本体1
9の下面19Bが着座する取付座壁面14Bが上述のよ
うに傾斜して形成されているため、この下面19Bに平
行なチップ本体19の上面19Aおよび層状焼結体20
の上記面20bも、工具内周側に向かうに従い工具回転
方向後方に向かうように傾斜して配置され、これによっ
て切刃21には正のすくい角αが与えられることとな
る。
【0036】しかるに、このような構成のメタルソーに
おいても、切刃21は工具本体11に着脱自在に装着さ
れるチップ15に形成されており、しかもこのチップ1
5は、そのチップ本体19の着座面とされる下面19B
に形成された凹溝部22と、受け面とされる取付座壁面
18Bに形成された突条部17とが嵌合した状態でチッ
プ取付座14に装着され、この受け面とされる取付座壁
面14Bに対向する方向からねじ込まれるクランプネジ
16により固定されるため、上述した実施例と同様の効
果を得ることができる。また、切刃21はチップ本体1
9に接合された層状焼結体20の超高硬度焼結体20A
部分に形成されているので、切刃21に高い強度と耐摩
耗性とを与えることもできる。しかも、これらに加えて
本実施例では、チップ取付座14の工具回転方向を向く
取付座壁面14Bが受け面とされており、すなわち切削
力のうち最も大きな主分力が切刃21に作用する方向に
対して対向する取付座壁面14Bがチップ15の受け面
とされていて、この取付座壁面14Bに突条部17が形
成されてチップ15側の凹溝部22に嵌合せしめられて
いるので、かかる主分力にも十分に抗し得てチップ15
をより一層強固にチップ取付座14に保持することがで
きるという効果を奏している。
【0037】なお、本実施例では、取付座壁面14Bの
突条部17の上面に形成されるクランプネジ穴18を、
取付座壁面14Bに直交する方向に形成したが、工具本
体11の外径が小さくてチップポケット13の大きさも
制限されるような場合には、工具回転方向側から真っ直
ぐにクランプネジ16をねじ込むことが困難となるおそ
れもある。そこで、そのような場合には、クランプネジ
穴18を工具回転方向後方側に向かうに従い工具内周側
に向かうように傾斜して形成するとともに、チップ15
の挿通孔23もチップ15を装着した状態でクランプネ
ジ穴18と一直線上に配置されるように傾斜して形成
し、こうして傾斜した挿通孔23およびクランプネジ穴
18に工具回転方向側かつ工具外周側から斜めにクラン
プネジ16を挿通して工具本体11に螺着するようにし
てもよい。
【0038】また、上述した実施例では、チップ取付座
14側の受け面とされる取付座底面14Aまたは取付座
壁面14Bに突条部17を形成するとともに、チップ1
5の着座面とされる下面19Bに凹溝部22を形成した
が、これを逆に、チップ取付座側に凹溝部を形成すると
ともに、これに嵌合する突条部をチップ側に形成するよ
うにしても構わない。しかしながら、上記各実施例のよ
うにチップ取付座14側に突条部17を設けた場合に
は、この突条部17の上面にまでクランプネジ穴18を
延設することができ、これに伴い工具本体11からのク
ランプネジ16の突出を小さくすることができるから、
チップ15の取付剛性を一層高めることが可能となると
いう利点を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
タルソーにおいてスローアウェイ化を図ることにより、
チッピングや欠損、摩耗等による切刃の切れ味の低下を
チップの交換によって容易に回復することが可能となる
とともに、チップを取り外した状態で再研磨することに
より、この再研磨工程をもきわめて容易に行うことが可
能となる。また、チップに生じた破損が工具本体にまで
至ったり、ろう付けにより工具本体の硬度や剛性が劣化
したりすることがないため、工具寿命を大幅に延長する
ことが可能となる。そして、このチップは、工具本体の
厚さ方向に直交する方向に形成された突条部と凹溝部と
の嵌合によって強固にチップ取付座に装着され、高い取
付剛性が得られているので、工具本体の肉厚が小さくな
らざるを得ないメタルソーにおいても、安定してチップ
を保持して円滑な加工を行うことが可能となる。また、
この突条部と凹溝部との嵌合によって切刃の振れを正確
に合わせることができるため、本発明によれば、加工精
度の向上を図って品位の高い平滑な加工面を得ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分側面図である。
【図2】図1におけるX方向視の図である。
【図3】図1におけるYY方向視の図である。
【図4】図1に示す実施例に装着されるチップ15の
(イ)側断面図、(ロ)正面図、(ハ)平面図、(ニ)
先端面19Fに直交する方向からの正面図である。
【図5】図1に示す実施例の変形例を示す、YY方向視
に相当する図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す部分側面図である。
【図7】図6におけるX方向視の図である。
【図8】図6に示す実施例に装着されるチップ15の側
断面図である。
【図9】従来のメタルソーを示す部分側面図である。
【図10】図9に示す従来例のYY方向視の図である。
【符号の説明】
11 工具本体 14 チップ取付座 14A 取付座底面 14B 取付座壁面 15 チップ 16 クランプネジ 17 突条部 19 チップ本体 20 層状焼結体 20A 超高硬度焼結体 20B 高硬度焼結体 21 切刃 22 凹溝部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転される円板状の工具本体
    の外周に複数のチップポケットが形成され、これらのチ
    ップポケットの工具回転方向側を向く壁面と上記工具本
    体の外周面との交差稜線部に、少なくとも上記軸線回り
    の回転軌跡における刃幅が上記工具本体の外周部の厚さ
    よりも大きくなるように切刃が設けられてなるメタルソ
    ーにおいて、上記交差稜線部には上記壁面および上記外
    周面に対して陥没するチップ取付座が形成され、このチ
    ップ取付座に上記切刃を備えたスローアウェイチップが
    クランプネジによって着脱自在に装着されており、この
    スローアウェイチップ側の上記チップ取付座への着座面
    と、この着座面が密着する上記チップ取付座側の受け面
    とのうち、一方には上記工具本体の厚さ方向に直交する
    方向に延びる突条部が形成されるとともに、他方にはこ
    の突条部に嵌合する凹溝部が形成されていることを特徴
    とするメタルソー。
  2. 【請求項2】 上記スローアウェイチップには、高硬度
    焼結体と超高硬度焼結体とから成る層状焼結体が接合さ
    れていて、上記切刃は、この層状焼結体の上記超高硬度
    焼結体の部分に形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のメタルソー。
  3. 【請求項3】 上記チップ取付座には、工具外周側を向
    く取付座底面と工具回転方向を向く取付座壁面とが形成
    されていて、このうち上記取付座底面が上記受け面とさ
    れるとともに、上記スローアウェイチップは、工具回転
    方向後方側を向く側面を上記取付座壁面に当接させて、
    工具外周側から挿通された上記クランプネジにより該チ
    ップ取付座に装着されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のメタルソー。
  4. 【請求項4】 上記チップ取付座には、工具外周側を向
    く取付座底面と工具回転方向を向く取付座壁面とが形成
    されていて、このうち上記取付座壁面が上記受け面とさ
    れるとともに、上記スローアウェイチップは、工具内周
    側を向く側面を上記取付座底面に当接させて、工具回転
    方向側から挿通された上記クランプネジにより該チップ
    取付座に装着されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のメタルソー。
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