JPH083901A - 軌道構造におけるレベル調整工法 - Google Patents

軌道構造におけるレベル調整工法

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JPH083901A
JPH083901A JP15679894A JP15679894A JPH083901A JP H083901 A JPH083901 A JP H083901A JP 15679894 A JP15679894 A JP 15679894A JP 15679894 A JP15679894 A JP 15679894A JP H083901 A JPH083901 A JP H083901A
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JP
Japan
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floating slab
rigid
space
bottom plate
floating
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Pending
Application number
JP15679894A
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English (en)
Inventor
Teruo Nakazawa
輝男 中沢
Michimasa Yamaguchi
道征 山口
Kazuo Kondo
和夫 近藤
Sadao Nomoto
貞夫 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フローティングスラブのレベル調整を容易か
つ迅速に行えるようにした軌道構造におけるレベル調整
工法を提供する。 【構成】 フローティングスラブ1に複数設けた高さ調
整可能な支持脚7により剛性路盤5上のフローティング
スラブ1を所定の高さにかつ水平になるように調整し、
フローティングスラブ1の下面に設けた弾性体6の下面
に底板10を介して柔軟性を有するパッキン12を設け
て支持脚7が剛性路盤5上に接地するとき底板10とパ
ッキン12と剛性路盤5との間に空間を形成し、この空
間へレジンコンクリート等の充填材15を充填し、充填
材硬化後に支持脚7を剛性路盤5から遠ざけるようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定の大きさに形成
されたあるいは現場で形成されるプレキャストコンクリ
ート製等のフローティングスラブ上に鉄道のレールを支
持し、剛性路盤とフローティングスラブとの間に部分的
にフローティングスラブを支承する複数の弾性体を設け
た軌道構造におけるレベル調整工法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の軌道構造としては、特開昭57
−24701号公報に記載のものが知られている。これ
は、図6および図7に示すように、鉄道の軌道におい
て、平板状または枠型のフローティングスラブ1上にバ
ラスト2,枕木3を設けてレール4を支持し、剛性路盤
5とフローティングスラブ1との間に複数のゴム100
を設けたものである。また、フローティングスラブ1の
大きさとしては、W=3450mm、L=4250mm、H
=880mm程度のものが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の軌道構造では、
高架橋,駅舎等の剛性路盤5に凹凸があるため、フロー
ティングスラブ1を水平に設置するには、ゴム100と
剛性路盤5との間にレジンコンクリート等の詰め物をす
る必要があり、このようなレベル出し作業は、フローテ
ィングスラブ1の重量を考えると極めて困難な作業とな
り、時間もかかっていた。
【0004】そこで、この発明は、フローティングスラ
ブのレベル調整を容易かつ迅速に行えるようにした軌道
構造におけるレベル調整工法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、所定の大きさに予め形成されたフロー
ティングスラブ上にレールを支持し、剛性路盤とフロー
ティングスラブとの間に部分的にフローティングスラブ
を支承する複数の弾性体を設けた軌道構造におけるレベ
ル調整工法であって、フローティングスラブに複数設け
た高さ調整可能な支持脚により剛性路盤上のフローティ
ングスラブを所定の高さにかつ水平になるように調整
し、フローティングスラブの下面に設けた弾性体の下面
に底板を介して柔軟性を有するパッキンを設けて支持脚
が剛性路盤上に接地するとき底板とパッキンと剛性路盤
との間に空間を形成し、この空間へレジンコンクリート
等の充填材を充填し、充填材硬化後に支持脚を剛性路盤
から遠ざけるようにしたものである。
【0006】
【作用】フローティングスラブを剛性路盤上に水平にな
るように設置するには、支持脚の調節により行う。剛性
路盤が凹んでいる個所では支持脚を長くし、隆起してい
る個所では短くしてフローティングスラブの水平を保
つ。その後、注入孔からレジンコンクリート等の充填材
を弾性体が載置された底板下側の空間へ充填し、充填材
硬化後に支持脚を引っ込めることにより、フローティン
グスラブを剛性路盤上に弾性体を介して水平に保つ。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1に示す実施例において、所定の大きさ
に予め形成されたフローティングスラブ1を剛性路盤5
上において弾性体6により弾性的に支持している。ま
た、フローティングスラブ1は、図2に示すように高さ
調整可能な支持脚7により剛性路盤5上からのフローテ
ィングスラブ1を所定の高さにかつ水平になるように調
整してある。フローティングスラブ1にはインサートナ
ット8が埋設してあり、このインサートナット8に支持
脚7の雄ねじ部をねじ込んである。また、この支持脚7
の下端には接地部9を取付けてあり、この接地部9が剛
性路盤5に接地する。弾性体6は図1に示すように底板
10上に載置されている。また、フローティングスラブ
1の下面には上板11が固定してあり、この上板11と
底板10との間に弾性体6を予め介在させてある。フロ
ーティングスラブ1を現場に設置する場合、最初に支持
脚7によりフローティングスラブ1を所定の高さかつ水
平になるように調整し、支持脚7でフローティングスラ
ブ1を支持した状態で剛性路盤5とパッキン12および
底板10とで囲まれた間に空間13を形成してある。フ
ローティングスラブ1の上部から弾性体6と上板11と
底板10とを貫通し空間13へ至る注入孔14を形成
し、この注入孔14から空間13へレジンコンクリート
等の充填材15を充填する。このとき、注入孔14にパ
イプ16が弾性体6の中央部に位置するように挿入し、
このパイプ16を介して充填材15を空間13内へ注
入,充填する。パイプ16が弾性体6の中央部に位置し
ないと、充填材15の流れがスムースにならず、空間内
で水平かつ均等に流れなくなるので、パイプ16の先端
は弾性体6の中央部を貫通するようにする。充填材15
を空間13に充填し、硬化した後に、支持脚7を剛性路
盤5から遠ざけるようにし、弾性体6が直接フローティ
ングスラブ1を弾性的に支持するようにする。
【0009】充填材15はレベル調整用のものであり、
熱可塑性樹脂,レジンモルタル等で接着力があり流動性
のあるものが好適に使用することができる。例えば、エ
ポキシ2液硬化型の充填材15で粘度は気温5℃で40
0PS位が好ましい。また、パッキン12は、高分子材
料の連続発泡体と独立発泡体とを適宜組合せたものを好
適に使用することができる。パッキン12として連続発
泡体を用いることにより、空間13内のエア抜きが容易
に行え、充填材15の充填が均等に仕上る。また、剛性
路盤5に水分がある場合はパッキン12として連続発泡
体は用いずに独立発泡体のみを用いることが好ましく、
その場合弾性体6の底板10の四隅に貫通孔を開け図示
しない透明チューブを挿入する。このチューブを介して
空間13内のエア抜きが行なわれる。チューブとしては
直径6mm程度の軟質塩化ビニル製の透明なものが好適に
使用できる。パッキン12として使用可能な連続発泡体
としてはポリウレタンフォームが好適であり、独立発泡
体としてはEPDM等が好適に使用することができる。
パッキン12の高さH,幅Wは、H/W≦1であること
が好ましい。パッキン12の機能としては、エア抜きの
他に充填材15の流出防止のための堰の役目と、充填材
15の硬化後の形状保持機能を有する。また、パッキン
12に柔軟性があり、そのために高低差があってもパッ
キン12の下面が剛性路盤5に接地する。
【0010】図3に示す実施例では、注入孔14を形成
せずに、底板10に孔17を形成し、この孔17から充
填材15を空間13へ充填しても良い。
【0011】図1に示す実施例において注入孔14を利
用して支持脚7を設けることもでき、支持脚7の接地部
9は空間13内に位置して剛性路盤5に接地することと
なる。
【0012】図4は高架橋へこの発明の方法を適用した
例を示すものであり、フローティングスラブ1は弾性体
6により支持され、フローティングスラブ1の横揺れは
その側方に設けた防振ゴム18により防止されている。
弾性体6の下方には底板10を介して空間が存在し、こ
の空間13に充填材15が充填されている。
【0013】図5に示すものは駅舎へこの発明の方法を
適用した例を示すものであり、図4と同様に弾性体6の
下方には底板10を介して空間13が存在し、この空間
13には充填材15が充填されたものである。符号19
はプラットフォームを示す。
【0014】
【発明の効果】この発明においては、予め高さ調整可能
な支持脚によりフローティングスラブを所定の高さにか
つ水平になるように調整し、調整後に底板と剛性路盤と
の間の空間にレジンコンクリート等の充填材を充填して
レベル調整を図るので、フローティングスラブのレベル
出しが容易に行える。フローティングスラブのレベル調
整が容易に行えることにより、現場における軌道構造の
施工が容易となる。また、パッキンに高分子の連続発泡
体を用いることによりエア抜きが容易にでき、充填材の
充填が均等に仕上がり、現場の施工管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】支持脚部分の断面図。
【図3】空間へ充填材を充填する他の手段を示す断面
図。
【図4】高架橋へ適用した例を示す断面図。
【図5】駅舎へ適用した例を示す断面図。
【図6】従来例を示す斜視図。
【図7】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 フローティングスラブ 5 剛性路盤 6 弾性体 7 支持脚 10 底板 12 パッキン 13 空間 15 充填材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の大きさに予め形成されたフローテ
    ィングスラブ上にレールを支持し、剛性路盤とフローテ
    ィングスラブとの間に部分的にフローティングスラブを
    支承する複数の弾性体を設けた軌道構造におけるレベル
    調整工法であって、 フローティングスラブに複数設けた高さ調整可能な支持
    脚により剛性路盤上のフローティングスラブを所定の高
    さにかつ水平になるように調整し、 フローティングスラブの下面に設けた弾性体の下面に底
    板を介して柔軟性を有するパッキンを設けて支持脚が剛
    性路盤上に接地するとき底板とパッキンと剛性路盤との
    間に空間を形成し、 この空間へレジンコンクリート等の充填材を充填し、 充填材硬化後に支持脚を剛性路盤から遠ざけるようにし
    たことを特徴とする軌道構造におけるレベル調整工法。
JP15679894A 1994-06-15 1994-06-15 軌道構造におけるレベル調整工法 Pending JPH083901A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504038A (ja) * 1972-12-05 1975-01-16
KR100766888B1 (ko) * 2006-04-15 2007-10-18 (주)스틸엔콘크리트 기초부를 생략하고, 파일기둥을 기둥연결부재로 연결하여교각코핑부로 활용한 조립식교량 및 이의 시공방법
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KR101864817B1 (ko) * 2016-03-21 2018-06-07 주식회사 포스코건설 레벨조정이 가능한 프리캐스트 슬래브 일체형 터널 궤도 구조체 및 그 시공방법
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