JPH083827Y2 - 油圧パイプ連結装置 - Google Patents

油圧パイプ連結装置

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JPH083827Y2
JPH083827Y2 JP1990027436U JP2743690U JPH083827Y2 JP H083827 Y2 JPH083827 Y2 JP H083827Y2 JP 1990027436 U JP1990027436 U JP 1990027436U JP 2743690 U JP2743690 U JP 2743690U JP H083827 Y2 JPH083827 Y2 JP H083827Y2
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JP
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pipe
hydraulic
pump
pressure oil
steering device
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JP1990027436U
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JPH03118390U (ja
Inventor
忠博 宮本
卓治 田中
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ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は走行作業車において、油圧操作部に圧油を供
給する油圧ポンプの配管構造に関する。
(ロ)従来技術 従来から、走行作業車に操作したエンジンの側面に油
圧ポンプを配置し、各油圧ポンプに1本の低圧給油管よ
り分岐して、作動油を供給する技術は公知とされている
のである。
例えば、実開昭60-3392号公報に記載の技術の如くで
ある。
また、多連に配置した燃料噴射弁へ圧油を供給する高
圧分岐パイプを合成樹脂等のプラスティック材料により
構成した技術は公知とされているのである。例えば、特
開昭59-9390号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決すべき課題 本考案においては、低圧給油管により2連の油圧ポン
プの側方まで吸引してきた低圧作動油を、各油圧ポンプ
に分岐する部分の分岐吸込管を、可撓性材料により構成
し、該分岐吸込管の製造誤差や、2連油圧ポンプの組み
立て誤差により、分岐吸込管と油圧ポンプとの組み立て
が困難となるという不具合を解消したものである。
また該2連の油圧ポンプの中の、油圧操向装置用ポン
プは、ステアリングハンドルを操作しない場合には、殆
どの場合不必要としてドレーン回路に吐出されることと
なり、油圧操向装置用ポンプから操向バルブ機構の間に
必ずリリーフ弁機構が必要となるのであるが、本考案に
おいては該リリーフ弁体を、油圧操向装置用ポンプの吐
出口に螺装した吐出管の内部に配置して、リリーフ弁体
を別に設け、その弁ケースを支持する部分を設ける必要
の無いように構成したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
エンジンEの動力取出部11の前後面に油圧操向装置用
ポンプ1と作業機昇降装置用ポンプ2を付設し、該動力
取出部11の内部で向かい合って配置された両油圧ポンプ
1・2のポンプ軸1a,2aを駆動する構成において、該油
圧操向装置用ポンプ1及び作業機昇降装置用ポンプ2の
吸引孔1b,2bと、1本の鋼管製の低圧給油管4との間
に、途中で分岐した分岐吸込管3を介装し、該分岐吸込
管3を可撓性材料により構成したものである。
また、油圧パイプ連結装置において、油圧操向装置に
圧油を供給する油圧操向装置用ポンプ1の吐出部に分岐
継手体5を固設し、該分岐継手体5に更に吐出管8を固
設し、該吐出管8の内部にリリーフ弁体25を内装し、該
リリーフ弁体25から吐出された圧油は戻し油管6から低
圧給油管4の中途部に還流させたものである。
(ホ)実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は走行作業車のうちトラクターの機体側面に設
けられた油圧パイプ機構の側面図、第2図は同じく平面
図、第3図はエンジンの側面に付設された2連油圧ポン
プ部分の側面図、第4図は同じく前面図、第5図は油圧
操向装置用ポンプ1の吐出管8の部分に設けたリリーフ
弁体25を示す断面図、第6図は分岐吸込管3の他の実施
例を示す平面図、第7図は第6図のA−A断面矢視図で
ある。
第1図,第2図において、トラクターの油圧配管構成
について説明する。
トラクターの機体は前端にエンジンEを配置し、該エ
ンジンEの後面にクラッチハウジングCを付設し、該ク
ラッチハウジングCの後面に中間プレートPを付設し、
該中間プレートPの後面にミッションケースMを配置
し、該ミッションケースMの上面に、作業機昇降用油圧
装置28を配置している。
エンジンEの側面に、第7図に示す如く動力取出部11
を設けて、該動力取出部11の前後面に油圧操向装置用ポ
ンプ1と、作業機昇降装置用ポンプ2を付設し、動力取
出部11によりポンプ軸1a,2aに動力伝達している。
該油圧操向装置用ポンプ1と作業機昇降装置用ポンプ
2に供給される作動油は、ミッションケースM内の潤滑
油が兼用されており、該ミッションケースMの内部にオ
イルフィルタが配置されており、該オイルフィルタ出口
管9より、可撓性低圧管24と、油圧クラッチ式変速装置
用の低圧供給管10が出ている。
該低圧供給管10は、中間プレートP内の油圧クラッチ
式変速装置用の別の油圧ポンプに作動油を供給してい
る。
可撓性低圧管24の先端はラインフィルター20に連結さ
れており、該ラインフィルター20から、鋼管製の低圧給
油管4が延設され、低圧給油管4は作業機昇降装置用ポ
ンプ2の近くまで延長されている。
該低圧給油管4の先端に分岐吸込管3が付設されて、
該分岐吸込管3により低圧給油管4からの低圧作動油を
分岐して、油圧操向装置用ポンプ1と作業機昇降装置用
ポンプ2の、吸引孔1b,2b(第7図)に供給しているの
である。
そして、該油圧操向装置用ポンプ1から吐出された圧
油は、分岐継手体5により高圧管21と吐出管8の方向に
分岐され、該高圧管21はクラッチハウジングCの上に配
置された操作バルブ機構7に連結され、該操向バルブ機
構7において作動された後の戻り油は戻り油管22によ
り、低圧給油管4の中途部に戻されている。
また分岐継手体5において分岐された圧油が吐出管8
を経て、該吐出管8の内部に構成されたリリーフ弁から
吐出された圧油は、戻り油管6を経て、低圧給油管4の
中途部に戻されるのである。
また、作業機昇降装置用ポンプ2から吐出される圧油
は、受継体18により高圧管19に受け継がれ、後部の作業
機昇降用油圧装置28まで送油される。
そして作業機昇降用油圧装置28内で使用済みの作動油
は、作業機昇降用油圧装置28の底部からミッションケー
スM内に滴下されるのである。
第1図,第2図に示す前記吸込管3の具体的な構成
が、第3図,第4図に開示されている。
油圧操向装置用ポンプ1の吸引孔1bの部分には継手体
16が、また作業機昇降装置用ポンプ2の吸引孔2bには継
手体17が連結され、該継手体16,17に、分岐吸込管3が
挿入され、締結バンドにより締め付けられている。
第6図,第7図の実施例においては、分岐吸込管3の
他の実施例が開示されている。
該実施例においては、継手体16と17が介装されておら
ず、該継手体の代わりに分岐吸込管3にフランジ部3a,3
bが構成されている。
該フランジ部3a,3bの部分を、油圧操向装置用ポンプ
1の吸引孔1bと、作業機昇降装置用ポンプ2の吸引孔2b
の部分に密閉状態で固着するのである。
しかし、可撓性材料により構成された分岐吸込管3の
フランジ部3a,3bの部分を締結ボルト14,15により、油圧
操向装置用ポンプ1と作業機昇降装置用ポンプ2の側面
に締め付けただけでは、可撓性材料の撓みや捩れの為
に、密閉状態が阻害される恐れがあるので、フランジ部
3a,3bの部分の側面を、ドーナツ状締結板12,13にて補強
して、この上から締結ボルト14,15により締め付けてい
る。
該分岐吸込管3のフランジ部3a,3bの部分を設けるこ
とにより、継手体16,17を省略し、コストを低下するこ
とが出来るのである。
第5図においては、油圧操向装置用ポンプ1の分岐継
手体5の部分に付設される吐出管8の部分の内部が断面
図として開示されている。
そして吐出管8の内部には、リリーフ弁体25が付勢バ
ネ26を介して、閉塞方向に付勢されており、操向バルブ
機構7において操向操作をしない場合には圧油が必要無
いので、余剰の圧油が付勢バネ26に抗してリリーフ弁体
25を押し下げて、戻り油管6の部分に吐出されるのであ
る。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
請求項(1)の如く、1本の低圧給油管4より分岐
し、2台の油圧ポンプ、即ち油圧操向装置用ポンプ1と
作業機昇降装置用ポンプ2に、作動油を分岐する分岐吸
込管を可撓性材料により構成したので、1本の分岐吸込
管3を、2台の油圧ポンプの吸引孔に固定する場合にお
いて、それぞれの油圧ポンプの取付位置がずれて、製造
誤差や組み立て誤差が相乗的に作用し、組み立てが不能
となる場合があるが、この場合にも、可撓性材料部分を
撓ませることにより、簡単に組み立て完了することが可
能となったのである。
また、ポンプ軸1a,2aにより駆動される、油圧操向装
置用ポンプ1や作業機昇降装置用ポンプ2の振動を可撓
性材料により構成した分岐吸込管3により吸収すること
が出来るのである。
また、該分岐吸込管3は、潤滑油を作動油として吸引
送油するパイプであり、高圧が掛かることの無いパイプ
であるので、高圧油により可撓性材料が破損される恐れ
はなく、可撓性材料により構成した分岐吸込管3であっ
ても十分に耐久性を具備させることが出来るのである。
また従来の如く、鋼管製の分岐吸込管3の場合には、
溶接により製造する必要があるが、可撓性材料の場合に
は、成形により構成することが出来るので、コストを安
くすることが出来たのである。
請求項(2)の如く、油圧操向装置に圧油を供給する
油圧ポンプの吐出部に装着した吐出管の内部に、リリー
フ弁を内装したので、該リリーフ弁体25を操向バルブ機
構7の内部に構成した場合において発生する、操向輪の
ガタであるシミーの発生や、操向輪が石に乗り上げた場
合に発生するキックバックを防止することができ、また
該操向バルブ機構7の中からリリーフ弁体25を省略する
ことによりコンパクト化することが出来るのである。
また従来の如く、油圧操向装置用ポンプ1と操向バル
ブ機構7との間に、別にリリーフ弁ケースを設けた場合
の如く、このリリーフ弁ケースを支持する部分をクラッ
チハウジングCに設ける必要がなくなったのである。
また、油圧操向装置用ポンプ1や分岐継手体5に固定
しただけで支持出来る吐出管8の内部にリリーフ弁体25
を配置することにより、リリーフ弁体25から吐出した圧
油は鋼管製の低圧給油管4に戻すことができて、戻しの
回路を簡潔に構成することができ、また、リリーフ弁体
25の脱着・補修点検を容易にすることが出来たものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は走行作業車のうちトラクターの機体側面に設け
られた油圧パイプ機構の側面図、第2図は同じく平面
図、第3図はエンジンの側面に付設された2連油圧ポン
プ部分の側面図、第4図は同じく前面図、第5図は油圧
操向装置用ポンプ1の吐出管8の部分に設けたリリーフ
弁体25を示す断面図、第6図は分岐吸込管3の他の実施
例を示す平面図、第7図は第6図のA−A断面矢視図で
ある。 1……油圧操向装置用ポンプ 2……作業機昇降装置用ポンプ 3……分岐吸込管 4……低圧給油管 5……分岐継手体 8……吐出管 25……リリーフ弁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンEの動力取出部11の前後面に油圧
    操向装置用ポンプ1と作業機昇降装置用ポンプ2を付設
    し、該動力取出部11の内部で向かい合って配置された両
    油圧ポンプ1・2のポンプ軸1a,2aを駆動する構成にお
    いて、該油圧操向装置用ポンプ1及び作業機昇降装置用
    ポンプ2の吸引孔1b,2bと、1本の鋼管製の低圧給油管
    4との間に、途中で分岐した分岐吸込管3を介装し、該
    分岐吸込管3を可撓性材料により構成したことを特徴と
    する油圧パイプ連結装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の油圧パイプ連結装置におい
    て、油圧操向装置に圧油を供給する油圧操向装置用ポン
    プ1の吐出部に分岐継手体5を固設し、該分岐継手体5
    に更に吐出管8を固設し、該吐出管8の内部にリリーフ
    弁体25を内装し、該リリーフ弁体25から吐出された圧油
    は戻し油管6から低圧給油管4の中途部に還流させたこ
    とを特徴とする油圧パイプ連結装置。
JP1990027436U 1990-03-17 1990-03-17 油圧パイプ連結装置 Expired - Lifetime JPH083827Y2 (ja)

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JP1990027436U JPH083827Y2 (ja) 1990-03-17 1990-03-17 油圧パイプ連結装置

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JPH03118390U JPH03118390U (ja) 1991-12-06
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3223556A1 (de) * 1982-06-24 1983-12-29 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Fluidleitung
JPS603392U (ja) * 1983-06-21 1985-01-11 株式会社クボタ 油圧装置用コネクタ−

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