JPH0836480A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0836480A
JPH0836480A JP6170691A JP17069194A JPH0836480A JP H0836480 A JPH0836480 A JP H0836480A JP 6170691 A JP6170691 A JP 6170691A JP 17069194 A JP17069194 A JP 17069194A JP H0836480 A JPH0836480 A JP H0836480A
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JP
Japan
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voice recognition
voice
recognition
recognition means
switching
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Application number
JP6170691A
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English (en)
Inventor
Hajime Asuma
肇 飛島馬
Tsukasa Hasegawa
司 長谷川
Shigeto Osuji
成人 大條
Tomoko Tsuchiya
知子 土屋
Yukari Matsubara
ゆかり 松原
Masayoshi Kuroda
昌芳 黒田
Tsukasa Yamauchi
司 山内
Yasumasa Matsuda
泰昌 松田
Hideaki Kikuchi
英明 菊池
Haru Andou
ハル 安藤
Nobuo Hataoka
信夫 畑岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、複数の音声認識手段から認識
率が最も高い手段を選んで利用することにより、音声認
識手段により影響されるエラーやリジェクトを極力抑
え、全体としての認識率が高い情報処理装置を提供する
ことにある。 【構成】複数の音声認識手段と、該認識された指示に従
い、処理を実行する処理実行手段と、該実行された処理
のユーザによる取消し指示を可能とする取消し指示手段
と、前記音声認識手段の認識率を検知し、上記複数の音
声認識手段の中から使用する音声認識手段を切り替える
音声認識手段切替え手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声により指示された
処理を実行する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−147010号公報に記載の
コマンド処理装置には、各種コマンドを構成する単語を
入力する入力手段として、音声入力手段と音声で入力さ
れた単語を認識してその単語に対応した番号に変換する
音声認識装置とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記コマンド処理装置
のように、従来の音声により処理を指示する情報処理装
置は、ユーザが発声した指示を認識する音声認識手段を
一つのみしか備えていなかったため、該手段による認識
率が低い場合には、誤認識(エラー)や不認識(リジェ
クト)が多くなるという欠点があった。そのため、この
欠点を補うために、確度(認識の確からしさ)があるし
きい値よりも小さい場合はコマンドの候補を抽出し、該
候補から操作者に選択させる処理などを行っていた。ま
た、該音声認識手段の認識処理時間が長い場合は、全体
の処理時間を増やすこととなり、該手段の処理が全体の
処理時間に占めるボトルネックとなっていた。
【0004】本発明の目的は、複数の音声認識手段から
認識率が最も高い手段を選んで使用することにより、音
声認識手段により影響されるエラーやリジェクトを極力
抑え、全体としての認識率が高い情報処理装置を提供す
ることにある。
【0005】そして本発明の目的は、複数の音声認識手
段の認識率の変動を記録し、該変動がもっとも少ない音
声認識手段を選んで使用することにより、常に安定した
音声認識が可能な情報処理装置を提供することにある。
【0006】また本発明の目的は、複数の音声認識手段
から認識処理時間の最も短い手段を選んで使用すること
により、全体の処理時間に占める認識処理時間の増減の
影響を極力抑えた情報処理装置を提供することにある。
【0007】そして本発明の目的は、複数の音声認識手
段から認識処理時間の変動がもっとも少ない手段を選ん
で使用することにより、常にほぼ一定の時間で音声認識
処理を行う情報処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ユーザが指示を音声により入力する音声入
力手段を備えた情報処理装置において、前記音声入力手
段により入力された指示を認識する複数の音声認識手段
と、該認識された指示に従い、処理を実行する処理実行
手段と、該実行された処理のユーザによる取消し指示を
可能とする取消し指示手段と、前記音声認識手段の認識
率を検知し、上記複数の音声認識手段の中から使用する
音声認識手段を切り替える音声認識手段切替え手段とを
設けた。前記音声認識切替え手段は、前記取消し指示手
段からの取消し指示の回数の、総認識回数における割合
により個々の音声認識手段の認識率を算出し、使用する
音声認識手段を該認識率の最も高い音声認識手段に切り
替える。また前記音声認識切替え手段は、前記音声認識
手段の音声認識処理時間を計測、個々の音声認識処理手
段毎に記録し、使用する音声認識手段を該処理時間の最
も短い音声認識手段に切り替える。またさらに前記音声
認識手段切り替え手段は、前記音声認識手段の音声認識
処理時間の変動を個々の音声認識手段毎に記録し、該変
動がもっとも少ない情報処理装置に切り替える。
【0009】本発明の情報処理装置のハードウエアは、
中央処理装置(以下CPUと呼ぶ)を中心として、メモ
リ,補助記憶装置,入力装置,音声入力装置、および表
示装置等を備えて構成することができる。前記各手段
は、これらの装置と前記メモリに格納されるプログラム
とにより構成することができる。前記音声入力手段は、
例えば前記音声入力装置により構成することができる。
ユーザは該装置を用いて指示を音声により入力すること
ができる。また前記処理実行手段は、例えば前記CP
U,メモリ,補助記憶装置とにより構成することがで
き、該補助記憶装置に格納されているプログラムを前記
メモリに読み込むことにより、前記音声入力手段による
ユーザからの指示に従い処理を実行する。また前記音声
認識手段は、前記CPU,メモリ,補助記憶装置により
構成することができ、前記音声入力手段により入力され
たユーザからの音声による指示から特徴を抽出し、該補
助記憶装置に格納されている音声パターンとパターン整
合を行うことにより、音声入力された指示を特定する。
また前記取消し指示手段は、前記入力装置と、メモリ
と、補助記憶装置とにより構成することができ、ユーザ
は該手段により前記処理実行手段により実行された処理
を取り消すことができる。
【0010】また前記音声認識手段切替え手段は、前記
CPU,メモリ,入力装置,補助記憶装置とにより構成
することができ、個々の音声認識手段の認識率および変
動率、認識処理時間を記録し、使用する音声認識手段を
最も認識率の高い音声認識手段や最も変動率の低い音声
認識手段、さらに最も認識処理時間の短い音声入力手段
に切り替える。
【0011】
【作用】前記複数の音声認識手段は、前記音声入力手段
により入力されたユーザの指示を、該当する処理に対応
させ、前記処理実行手段は該手段により対応づけられた
処理を実行する。また前記音声認識手段切替え手段は、
前記複数ある音声認識手段の中から、認識率の最も高い
音声認識手段に切り替える。また、前記音声認識手段切
替え手段は、前記認識率の変動を個々の音声認識手段に
ついて記録し、最も変動が小さい音声認識手段に切り替
える。またさらに前記音声認識手段切替え手段は、前記
複数の音声認識手段の認識処理時間を計測し、該計測し
た認識処理時間の最も短い音声認識処理手段に切り替え
る。
【0012】以上の構成手段の動作により、エラーやリ
ジェクトが少なく、認識率が高い情報処理装置を提供す
ることができる。そして常に安定した認識を行う情報処
理装置を提供することができる。
【0013】また認識処理時間の増減の、全体の処理時
間に与える影響を極力抑えた情報処理装置を提供するこ
とができる。そして認識処理の時間がほぼ一定の情報処
理装置を提供することができる。
【0014】
【実施例】以下に、複数の音声認識手段個々の認識率に
より、使用する音声認識手段を切り替える情報処理装置
の第1の実施例を、図1〜4を用いて説明する。
【0015】図1は本発明における情報処理装置のシス
テムブロック図である。該図において、101は処理装
置、102は装置全体の制御を行うCPU(中央演算装
置)、103はプログラムやデータなどを記憶するメモ
リ、104は表示データを記憶するVRAM(表示メモ
リ)105はVRAM104の表示データを表示手段1
06に表示する表示制御手段、108は入力手段107
の動作設定などの制御を行う入力制御手段、110は記
憶手段109のデータの読みだし、記憶を制御する記憶
制御手段、109はフロッピーディスク,ハードディス
ク,メモリカードなどの補助記憶装置である記憶手段、
107はペンや指などで入力可能なタブレットや、マウ
ス,キーボードなどの入力手段、105は液晶ディスプ
レイやCRTなどの表示手段である。また、処理装置1
01はマイクロホンなどの音声入力手段111と、該手
段により入力された音声を認識する音声認識手段11
2,113,114と、該認識手段個々の認識率を検知
し、使用する音声認識手段を切り替える音声認識手段切
替え手段115とを備える。また、ユーザは前記入力手
段を用いることにより、前記音声認識手段により認識さ
れたユーザの指示の実行処理を取消すための取消し指示
を入力することができる。
【0016】次に、図2を用いて本実施例の情報処理装
置の音声認識の処理の流れを説明する。ユーザにより指
示が音声により音声入力手段111により入力される
と、ステップ201において、まず音声認識手段112
により該入力された音声が認識され、ステップ202に
おいて該認識手段による認識処理の回数をカウントす
る。そしてステップ203において処理実行手段によ
り、認識されたユーザからの指示を実行する。次にステ
ップ204においてユーザからの取消し指示が行われた
かを判定し、ステップ205において該音声認識手段の
認識率RRを数1により算出、ステップ206において
音声認識手段切替え処理を行い、処理を終了する。
【0017】
【数1】
【0018】次に、前記図2のステップ207において
行われる音声認識手段切替え処理を図3および図4を用
いて以下に説明する。
【0019】図3に示すデータテーブルは、前記音声認
識手段切替え手段が持つ音声認識手段管理テーブルであ
り、該テーブルは個々の音声認識手段の識別子である音
声認識手段ID302、該手段を用いた音声認識の回数
303、前記入力手段107を用いたユーザからの処理
の取り消し指示回数304、該認識手段の認識率30
5、および現在使用されている音声認識手段を指す使用
フラグ306とにより構成される。該テーブル301に
格納された音声認識手段管理データ307から309
は、それぞれ前記図1に示した音声認識手段112から
114の管理データを表わしている。該テーブル301
を用いた、音声認識手段切替え処理を図4を用いて説明
する。
【0020】まずステップ401において、音声認識手
段管理テーブル301から前記図2において使用した音
声認識手段112以外の認識手段113,114の認識
率RR2,RR3を抽出し、ステップ402において前
記図2のステップ206において算出された認識率と、
該二つの認識率とを比較し、最も値の大きい、すなわち
認識率が高い音声認識手段を選出する。そしてステップ
403において該選出された音声認識手段の使用フラグ
305の値をTRUE(真)に変え、それまで使用して
いた音声認識手段の使用フラグをFALSE(偽)に置
き換える。
【0021】以上が複数の音声認識手段個々の認識率に
より、使用する音声認識手段を切り替える情報処理装置
の第1の実施例であった。
【0022】以下に、複数の音声認識手段個々の認識率
の変動により、使用する音声認識手段を切り替える情報
処理装置の第2の実施例を、図1および図5から図7ま
でを用いて説明する。
【0023】図1は本発明における情報処理装置のシス
テムブロック図である。該図において、101は処理装
置、102は装置全体の制御を行うCPU(中央演算装
置)、103はプログラムやデータなどを記憶するメモ
リ、104は表示データを記憶するVRAM(表示メモ
リ)105はVRAM104の表示データを表示手段1
06に表示する表示制御手段、108は入力手段107
の動作設定などの制御を行う入力制御手段、110は記
憶手段109のデータの読みだし、記憶を制御する記憶
制御手段、109はフロッピーディスク,ハードディス
ク,メモリカードなどの補助記憶装置である記憶手段、
107はペンや指などで入力可能なタブレットや、マウ
ス,キーボードなどの入力手段、105は液晶ディスプ
レイやCRTなどの表示手段である。また、処理装置1
01はマイクロホンなどの音声入力手段111と、該手
段により入力された音声を認識する音声認識手段11
2,113,114と、該認識手段個々の認識率を検知
し該認識率の変動率により、使用する音声認識手段を切
り替える音声認識手段切替え手段115とを備える。ま
た、ユーザは前記入力手段を用いることにより、前記音
声認識手段により認識されたユーザの指示の実行処理を
取消すための取消し指示を入力することができる。
【0024】次に図5を用いて本実施例の情報処理装置
の音声認識の処理の流れを説明する。ユーザにより指示
が音声により音声入力手段111により入力されると、
ステップ501においてまず音声認識手段112により
該入力された音声が認識され、ステップ502において
該認識手段による認識処理の回数をカウントする。そし
てステップ503において処理実行手段により、認識さ
れたユーザからの指示を実行する。次にステップ504
においてユーザからの取消し指示が行われたかを判定
し、ステップ505において該音声認識手段の認識率R
Rを数1により算出、ステップ506において該認識率
を用いて、該使用した音声認識手段の認識率の変動率を
数2により算出、ステップ507において該変動率を用
いて使用する音声認識手段を切り替え、処理を終了す
る。
【0025】次に、前記図5のステップ507で行われ
る音声認識手段切替え処理を図6および図7を用いて以
下に説明する。
【0026】図6に示すデータテーブルは、前記音声認
識手段切替え手段が持つ音声認識手段管理テーブルであ
り、該テーブルは個々の音声認識手段の識別子である音
声認識手段ID602、該手段を用いた音声認識の回数
603、前記入力手段107を用いたユーザからの処理
の取り消し指示回数604、該認識手段の認識率60
5、同じく該認識手段の認識率の変動率606、および
現在使用されている音声認識手段を指す使用フラグ60
7とにより構成される。該テーブル601に格納された
音声認識手段管理データ608から610は、それぞれ
前記図1に示した音声認識手段112から114の管理
データを表わしている。該テーブル601を用いた、音
声認識手段切替え処理を図7を用いて説明する。
【0027】まずステップ701において、音声認識手
段管理テーブル601から現在使用している音声認識手
段の現在までの認識率RRを取得し、続くステップ70
2において前記図5のステップ505において算出され
た認識率と前記取得した認識率RRとにより、該認識手
段の認識率の変動率AR1を数2を用いて算出する。そ
してステップ703において、前記管理テーブル601
から他音声認識手段の変動率AR2,AR3を抽出、前
記算出した変動率AR1と比較することで最も変動率の
低い音声認識手段を選出し、ステップ704において該
認識手段の使用フラグの値をTRUE(真)に置き換
え、現在まで使用していた認識手段の使用フラグをFA
LSE(偽)に置き換える。
【0028】
【数2】
【0029】以上が複数の音声認識手段個々の認識率に
より、使用する音声認識手段を切り替える情報処理装置
の実施例であった。
【0030】以下に、本発明の第3の実施例における、
複数の音声認識手段個々の認識処理時間により、使用す
る音声認識手段を切り替える情報処理装置の一実施例
を、図1および図8から図10を用いて説明する。
【0031】図1は本発明における情報処理装置のシス
テムブロック図である。該図において、101は処理装
置、102は装置全体の制御を行うCPU(中央演算装
置)、103はプログラムやデータなどを記憶するメモ
リ、104は表示データを記憶するVRAM(表示メモ
リ)105はVRAM104の表示データを表示手段1
06に表示する表示制御手段、108は入力手段107
の動作設定などの制御を行う入力制御手段、110は記
憶手段109のデータの読みだし、記憶を制御する記憶
制御手段、109はフロッピーディスク,ハードディス
ク,メモリカードなどの補助記憶装置である記憶手段、
107はペンや指などで入力可能なタブレットや、マウ
ス,キーボードなどの入力手段、105は液晶ディスプ
レイやCRTなどの表示手段である。また、処理装置1
01はマイクロホンなどの音声入力手段111と、該手
段により入力された音声を認識する音声認識手段11
2,113,114と、該認識手段個々の認識処理時間
を計測し、使用する音声認識手段を切り替える音声認識
手段切替え手段115とを備える。また、ユーザは前記
入力手段を用いることにより、前記音声認識手段により
認識されたユーザの指示の実行処理を取消すための取消
し指示を入力することができる。
【0032】次に、図8を用いて、本実施例の情報処理
装置の音声認識処理の流れを説明する。まずステップ8
01において音声認識処理の処理時間の計時を開始し、
ステップ802において入力された音声の認識処理を実
行、該処理が終了したらステップ803において処理時
間の計時を停止する。そしてステップ804において該
認識手段を用いた認識回数をカウントし、ステップ80
5において認識された処理を実行、ステップ806にお
いて音声認識手段の切り替え処理を行う。
【0033】以下に、前記図8のステップ806におい
て行われる音声認識手段切替え処理を図9および図10
を用いて以下に説明する。
【0034】図9に示すデータテーブルは、前記音声認
識手段切替え手段が持つ音声認識手段管理テーブルであ
り、該テーブルは個々の音声認識手段の識別子である音
声認識手段ID902、該手段を用いた音声認識の回数
903、該手段を用いた音声認識処理の累積処理時間9
04、および現在使用されている音声認識手段を指す使
用フラグ905とにより構成される。該テーブル901
に格納された音声認識手段管理データ906から908
は、それぞれ前記図1に示した音声認識手段112から
114の管理データを表わしている。該テーブル901
を用いた、音声認識手段切替え処理を図10を用いて説
明する。
【0035】まずステップ1001において、前記音声
認識手段管理テーブル901の使用している音声認識手
段の累積処理時間RTに前記図8のステップ801およ
び803において計時した認識処理時間を加え、値を更
新する。そしてステップ1002において数3によりそ
れぞれの認識手段の平均認識処理時間ART1,ART
2,ART3を求める。そしてステップ1003におい
て該ART1,ART2,ART3の中から最も処理時
間の短い音声認識手段を選出、前記管理テーブル901
の、選出した認識手段の使用フラグの値をTRUE
(真)に置き換え、他の手段の値をFALSE(偽)に
する。
【0036】
【数3】
【0037】以上が複数の音声認識手段個々の認識処理
時間により、使用する音声認識手段を切り替える情報処
理装置の実施例であった。
【0038】以下に、本発明の第4の実施例における、
複数の音声認識手段個々の認識処理時間の変動により、
使用する音声認識手段を切り替える情報処理装置の一実
施例を、図1および図11から図13を用いて説明す
る。
【0039】図1は本発明における情報処理装置のシス
テムブロック図である。該図において、101は処理装
置、102は装置全体の制御を行うCPU(中央演算装
置)、103はプログラムやデータなどを記憶するメモ
リ、104は表示データを記憶するVRAM(表示メモ
リ)105はVRAM104の表示データを表示手段1
06に表示する表示制御手段、108は入力手段107
の動作設定などの制御を行う入力制御手段、110は記
憶手段109のデータの読みだし、記憶を制御する記憶
制御手段、109はフロッピーディスク,ハードディス
ク,メモリカードなどの補助記憶装置である記憶手段、
107はペンや指などで入力可能なタブレットや、マウ
ス,キーボードなどの入力手段、105は液晶ディスプ
レイやCRTなどの表示手段である。また、処理装置1
01はマイクロホンなどの音声入力手段111と、該手
段により入力された音声を認識する音声認識手段11
2,113,114と、該認識手段個々の認識処理時間
を計測し、該時間の変動がもっとも少ない音声認識手段
に使用する音声認識手段を切り替える音声認識手段切替
え手段115とを備える。また、ユーザは前記入力手段
を用いることにより、前記音声認識手段により認識され
たユーザの指示の実行処理を取消すための取消し指示を
入力することができる。
【0040】次に、図11を用いて、本実施例の情報処
理装置の音声認識処理の流れを説明する。まずステップ
1101において音声認識処理の処理時間の計時を開始
し、ステップ1102において入力された音声の認識処
理を実行、該処理が終了したら次のステップ1103で
処理時間の計時を停止する。そしてステップ1104に
おいて該認識手段を用いた認識回数をカウントし、ステ
ップ1105で該認識手段の認識処理時間の変動率を算
出、ステップ1106において該手段により認識された
処理を実行、ステップ1107で音声認識手段の切り替
え処理を行う。
【0041】以下に、前記図11のステップ1107に
おいて行われる音声認識手段切替え処理を図12および
図13を用いて以下に説明する。
【0042】図12に示すデータテーブルは、前記音声
認識手段切替え手段が持つ音声認識手段管理テーブルで
あり、該テーブルは個々の音声認識手段の識別子である
音声認識手段ID1202、該手段を用いた音声認識の
回数1203、該手段を用いた音声認識処理の累積処理
時間1204、該音声認識手段の認識処理時間の変動率
1205、および現在使用されている音声認識手段を指
す使用フラグ1206とにより構成される。該テーブル
1201に格納された音声認識手段管理データ1207
から1209は、それぞれ前記図1に示した音声認識手
段112から114の管理データを表わしている。該テ
ーブル1201を用いた、音声認識手段切替え処理を図
13を用いて説明する。
【0043】まずステップ1301において前記音声認
識手段管理テーブル1201より、使用している音声認
識手段の認識回数RCおよび累積認識処理時間RTを取
得、該二つの値とその時の認識処理時間Rtとを用いて
数4により該音声認識手段の認識処理時間の変動率を算
出し、前記管理テーブル1201の変動率の値を更新す
る。そしてステップ1302において該管理テーブルよ
り最も変動率の低い音声認識手段を選出、ステップ13
03において該選出した音声認識手段の使用フラグの値
をTRUE(真)に置き換え、他の手段の使用フラグの
値をFALSE(偽)に置き換える。
【0044】
【数4】
【0045】上記第1の実施例によれば、1回の音声認
識処理ごとに認識率を算出,比較し、声認識手段切替え
処理を行うため、その時最も認識率の高い音声認識手段
を用いて常に音声認識処理を行うことができる。
【0046】また上記第2の実施例によれば、認識率の
変動率により音声認識手段切替え処理を行い、変動率が
悪化した場合すばやく他の認識手段に切り替えられるた
め、その時最も認識率のむらがなく、安定した音声認識
手段を用いて音声認識処理を行うことができる。
【0047】また上記第3の実施例によれば、個々の音
声認識処理手段の平均認識処理時間により音声認識手段
切替え処理を行い、該時間が増加した場合すばやく他の
認識手段に切り替えられるため、その時最も認識時間の
短い認識手段を用いて認識処理を行うことができる。
【0048】またさらに上記第4の実施例によれば、個
々の音声認識手段の認識処理時間の変動率によって音声
認識手段切替え処理を行い、変動率が増加した場合に他
の認識手段に切り替えられるため、全体の処理に占める
音声認識処理の割合の変化を最少におさえ、認識処理に
かかる時間がほぼ一定の音声認識を行う情報処理装置を
提供することができる。
【0049】前記第1および第2の実施例によれば、音
声認識処理によって認識されたユーザからの指示を処理
し、該認識が間違っていた場合にはユーザにより取消し
指示が入力され、該指示により処理を取り消すため、認
識率が低いために複数の候補を提示し、ユーザに選択さ
せるといった手順が不要となり、すばやい処理の実行と
誤っていた場合の取消しを行うことができる。
【0050】また、前記第3の実施例によれば、音声認
識処理にかかる時間により自動的に使用する音声認識手
段を切り替えるため、ユーザは該手段を切り替えるため
の特別な操作を必要とせず、最も認識処理時間の速い認
識手段を用いることができる。同様に第4の実施例によ
れば、常にほぼ一定の認識処理時間で音声による指示を
実行することができる。
【0051】前記四つの実施例によれば、使用する音声
認識手段は三つのみであったが、少なくとも二つ以上の
音声認識手段を用いるのであれば、これ以外の数でも良
い。
【0052】
【発明の効果】以上本発明によれば、音声認識手段を複
数備え、各手段の認識率により使用する音声認識手段を
切り替えるため、常に認識率の高い音声認識を行う情報
処理装置を提供することができる。また本発明によれ
ば、複数の音声認識手段を備え各々の認識率の変動率に
より使用する音声認識手段を切り替えるため、認識のむ
らがなく安定した音声認識を行う情報処理装置を提供す
ることができる。さらに本発明によれば、複数の音声認
識手段を備え各々の認識処理時間により使用する音声認
識手段を切り替えるため、全体の処理時間に占める認識
処理時間の割合が少ない音声認識を行う情報処理装置を
提供することができる。またさらに本発明によれば、複
数の音声認識手段を備え各々の認識処理時間の変動率に
より使用する音声認識手段を切り替えるため、全体の処
理時間に占める認識処理時間の割合の変動が少なく、常
にほぼ一定の時間で音声認識を行う情報処理装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における情報処理装置のシス
テムブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例における情報処理装置の
音声認識処理のフロー図である。
【図3】本発明の第1の実施例における情報処理装置の
音声認識手段切替え手段が保持する音声認識手段管理テ
ーブルを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における情報処理装置の
音声認識手段切替え処理のフロー図である。
【図5】本発明の第2の実施例における情報処理装置の
音声認識処理のフロー図である。
【図6】本発明の第2の実施例における情報処理装置の
音声認識手段切替え手段が保持する音声認識手段管理テ
ーブルを示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例における情報処理装置の
音声認識手段切替え処理のフロー図である。
【図8】本発明の第3の実施例における情報処理装置の
音声認識処理のフロー図である。
【図9】本発明の第3の実施例における情報処理装置の
音声認識手段切替え手段が保持する音声認識手段管理テ
ーブルを示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例における情報処理装置
の音声認識手段切替え処理のフロー図である。
【図11】本発明の第4の実施例における情報処理装置
の音声認識処理のフロー図である。
【図12】本発明の第4の実施例における情報処理装置
の音声認識手段切替え手段が保持する音声認識手段管理
テーブルを示す図である。
【図13】本発明の第4の実施例における情報処理装置
の音声認識手段切替え処理のフロー図である。
【符号の説明】
101…情報処理装置、102…CPU、103…メモ
リ、104…VRAM、105…表示手段、106…表
示制御手段、107…入力手段、108…入力制御手
段、109…記憶手段、110…記憶制御手段、111
…音声入力手段、112…音声認識手段、113…音声
認識手段、114…音声認識手段、115…音声認識手
段切替え手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 知子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 松原 ゆかり 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 黒田 昌芳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 山内 司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 松田 泰昌 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 菊池 英明 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 安藤 ハル 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 畑岡 信夫 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザが指示を音声により入力する音声入
    力手段を備えた情報処理装置において、前記音声入力手
    段により入力された指示を認識する複数の音声認識手段
    と、該認識された指示に従い、処理を実行する処理実行
    手段と、該実行された処理のユーザによる取消し指示を
    可能とする取消し指示手段と、前記音声認識手段の認識
    率を検知し、上記複数の音声認識手段の中から使用する
    音声認識手段を切り替える音声認識手段切替え手段とを
    設けたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置において、前
    記音声認識手段切替え手段は、前記取消し指示手段から
    の取消し指示の回数の、総認識回数における割合により
    個々の音声認識手段の認識率を算出し、該認識率が高い
    音声認識手段に切り替える手段であることを特徴とする
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の情報処理装置において、前
    記音声認識手段切替え手段は、前記個々の音声認識手段
    の認識率の変動を記録し、使用する音声認識手段を最も
    変動が小さい音声認識手段に切り替える手段であること
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】ユーザが指示を音声により入力する音声入
    力手段と、該手段により入力された指示に従い、処理を
    実行する処理実行手段とを備えた情報処理装置におい
    て、前記音声入力手段により入力された指示を認識する
    複数の音声認識手段と、前記複数の音声認識手段の認識
    処理時間を計測し、上記複数の音声認識手段の中から使
    用する音声認識処理手段を切り替える音声認識手段切替
    え手段とを設けたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の情報処理装置において、前
    記音声認識手段切替え手段は、前記複数の音声認識手段
    の中から、最も認識時間の短い音声認識手段に切り替え
    る手段であることを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の情報処理装置において、前
    記音声認識手段切替え手段は、前記複数の音声認識手段
    個々の認識処理時間の変動を記録し、使用する音声認識
    手段を最も変動が小さい音声認識手段に切り替える手段
    であることを特徴とする情報処理装置。
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