JP3161107B2 - 文字認識装置 - Google Patents
文字認識装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の識別手段を用い
て高速に候補文字を選択・出力する文字認識装置に関す
る。
て高速に候補文字を選択・出力する文字認識装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特徴量辞書を複数に分割し複数の
識別手段で1つの対象画像の同じ特徴量を別々に識別を
行うことにより、識別処理の高速化をはかる技術が提案
されている(例えば、特開昭61−51260号公
報)。この従来技術においては、すべての識別回路の動
作が終了するまで次の識別を開始することはできなかっ
た。また、上記のような複数の識別手段を用いる従来技
術において、候補を発見したときその対象画像に対して
は識別を中止する中止指示手段を設けてより速く認識を
行うようにした技術も知られている(例えば、特開平3
−41586号公報)。
識別手段で1つの対象画像の同じ特徴量を別々に識別を
行うことにより、識別処理の高速化をはかる技術が提案
されている(例えば、特開昭61−51260号公
報)。この従来技術においては、すべての識別回路の動
作が終了するまで次の識別を開始することはできなかっ
た。また、上記のような複数の識別手段を用いる従来技
術において、候補を発見したときその対象画像に対して
は識別を中止する中止指示手段を設けてより速く認識を
行うようにした技術も知られている(例えば、特開平3
−41586号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術(特開昭61−51260号公報)ではすべて
の識別手段の終了を待たなければならずそれほど高速化
できなかった。例えば、N個の識別手段を用いたとして
識別速度は1つの識別手段のときと比べてN倍に増加す
るだけである。また、後者の従来技術(特開平3−41
586号公報)では、各識別手段が同一の特徴量を用い
ており、各識別手段で識別速度が変わらないため、平均
して全体の半分を探索したときに候補を発見し中断した
としても、N個の識別手段のときにもとの構成の2N倍
の識別速度が得られるにすぎない。
従来技術(特開昭61−51260号公報)ではすべて
の識別手段の終了を待たなければならずそれほど高速化
できなかった。例えば、N個の識別手段を用いたとして
識別速度は1つの識別手段のときと比べてN倍に増加す
るだけである。また、後者の従来技術(特開平3−41
586号公報)では、各識別手段が同一の特徴量を用い
ており、各識別手段で識別速度が変わらないため、平均
して全体の半分を探索したときに候補を発見し中断した
としても、N個の識別手段のときにもとの構成の2N倍
の識別速度が得られるにすぎない。
【0004】そこで、本発明は、複数の識別手段を並列
に動作させる文字認識装置において、一層処理速度を向
上させることを目的とする。また、本発明は複数の識別
手段を並列に動作させる文字認識装置において、認識率
を向上させるを目的とする。
に動作させる文字認識装置において、一層処理速度を向
上させることを目的とする。また、本発明は複数の識別
手段を並列に動作させる文字認識装置において、認識率
を向上させるを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および】本発明(請求項
1)は、画像の特徴量を求める複数の特徴量抽出手段
(図1の6,11)と、前記複数の特徴量抽出手段によ
り求められた特徴量により文字を認識し、その認識した
文字の確からしさを確信度として計算する並列動作可能
な複数の文字認識手段(図1の7,8、および12,1
3)と、前記複数の文字認識手段により計算された確信
度と予め定めた値とを比較することによって、前記複数
の文字認識手段により計算された確信度のうち、最先に
前記予め定めた値以上の確信度を持つ文字を選択し、そ
の選択に応じてすべての文字認識手段へリセット信号を
送出する認識結果判定手段(図1の24)とを基本構成
として有する。本発明によれば、複数の文字認識手段か
ら出力された確信度は認識結果判定手段により予め定め
た値と比較され、最も早く前記予め定めた値より大きな
確信度を出力した文字認識手段の認識結果(候補文字コ
ードと確信度)を出力するので、処理スピードを向上さ
せることができる。
1)は、画像の特徴量を求める複数の特徴量抽出手段
(図1の6,11)と、前記複数の特徴量抽出手段によ
り求められた特徴量により文字を認識し、その認識した
文字の確からしさを確信度として計算する並列動作可能
な複数の文字認識手段(図1の7,8、および12,1
3)と、前記複数の文字認識手段により計算された確信
度と予め定めた値とを比較することによって、前記複数
の文字認識手段により計算された確信度のうち、最先に
前記予め定めた値以上の確信度を持つ文字を選択し、そ
の選択に応じてすべての文字認識手段へリセット信号を
送出する認識結果判定手段(図1の24)とを基本構成
として有する。本発明によれば、複数の文字認識手段か
ら出力された確信度は認識結果判定手段により予め定め
た値と比較され、最も早く前記予め定めた値より大きな
確信度を出力した文字認識手段の認識結果(候補文字コ
ードと確信度)を出力するので、処理スピードを向上さ
せることができる。
【0006】本発明(請求項2)は、前記基本構成の文
字認識装置において、前記すべての複数の文字認識手段
により計算された確信度が前記認識結果判定手段の予め
定めた値より小さい場合、前記複数の文字認識手段によ
り計算された確信度のうち最大となる確信度を持つ文字
を選択する暫定候補出力手段(図4)を設けたものであ
る。本発明によれば、前記比較において前記予め定めた
値以上の確信度が得られないとき、暫定候補出力手段に
より、最も確信度の大きな値を出力した識別手段の認識
結果を出力するので、認識率の精度を向上することがで
きる。
字認識装置において、前記すべての複数の文字認識手段
により計算された確信度が前記認識結果判定手段の予め
定めた値より小さい場合、前記複数の文字認識手段によ
り計算された確信度のうち最大となる確信度を持つ文字
を選択する暫定候補出力手段(図4)を設けたものであ
る。本発明によれば、前記比較において前記予め定めた
値以上の確信度が得られないとき、暫定候補出力手段に
より、最も確信度の大きな値を出力した識別手段の認識
結果を出力するので、認識率の精度を向上することがで
きる。
【0007】本発明(請求項3)は、前記基本構成の文
字認識装置において、前記すべての複数の文字認識手段
により計算された確信度が前記認識結果判定手段の予め
定めた値より小さい場合、予め定めた前記文字認識手段
により認識された文字を選択する暫定候補出力手段(図
5)を設けたものである。本発明によれば、前記比較に
おいて前記予め定めた値以上の確信度が得られないと
き、暫定候補出力手段により、予め定めた文字認識手段
例えば精度の高い文字認識手段の出力を選択するように
したので、認識率を向上させることができる。
字認識装置において、前記すべての複数の文字認識手段
により計算された確信度が前記認識結果判定手段の予め
定めた値より小さい場合、予め定めた前記文字認識手段
により認識された文字を選択する暫定候補出力手段(図
5)を設けたものである。本発明によれば、前記比較に
おいて前記予め定めた値以上の確信度が得られないと
き、暫定候補出力手段により、予め定めた文字認識手段
例えば精度の高い文字認識手段の出力を選択するように
したので、認識率を向上させることができる。
【0008】本発明(請求項4)は、前記基本構成の文
字認識装置において、前記認識結果判定手段は、予め定
めた値以上の確信度を持つ文字を選択した際に、前記複
数の文字認識手段のすべてに対して、初期化を行うよう
にしたものである。本発明によれば、文字認識手段の出
力した確信度の値が予め定められた値よりも大きい値を
出力したとき、すべての特徴量抽出手段と文字認識手段
にリセット信号を送出して認識処理を中断することで、
次の認識対象画像データの認識処理を直ちに開始できる
ようになり、処理スピードを向上させることができる。
字認識装置において、前記認識結果判定手段は、予め定
めた値以上の確信度を持つ文字を選択した際に、前記複
数の文字認識手段のすべてに対して、初期化を行うよう
にしたものである。本発明によれば、文字認識手段の出
力した確信度の値が予め定められた値よりも大きい値を
出力したとき、すべての特徴量抽出手段と文字認識手段
にリセット信号を送出して認識処理を中断することで、
次の認識対象画像データの認識処理を直ちに開始できる
ようになり、処理スピードを向上させることができる。
【0009】本発明(請求項5)は、前記基本構成の文
字認識装置において、前記認識結果判定手段は前記複数
の文字認識手段により認識された文字とその確信度を複
数選択するようにしたものである。本発明によれば、確
信度を複数入力することができ、後処理で候補となる文
字を複数利用できるので認識率を向上させることができ
る。
字認識装置において、前記認識結果判定手段は前記複数
の文字認識手段により認識された文字とその確信度を複
数選択するようにしたものである。本発明によれば、確
信度を複数入力することができ、後処理で候補となる文
字を複数利用できるので認識率を向上させることができ
る。
【0010】本発明(請求項6)は、前記基本構成の文
字認識装置において、前記認識結果判定手段は前記複数
の文字認識手段による確信度の計算が同時に終了し、か
つ前記予め定めた値以上の確信度を持つ文字が複数ある
場合、その確信度を比較することによって文字を選択す
るようにしたものである。本発明によれば、予め定めた
値以上の確信度が複数得られた場合に、確信度の大きな
文字を採用することができるので認識率を向上させるこ
とができる。
字認識装置において、前記認識結果判定手段は前記複数
の文字認識手段による確信度の計算が同時に終了し、か
つ前記予め定めた値以上の確信度を持つ文字が複数ある
場合、その確信度を比較することによって文字を選択す
るようにしたものである。本発明によれば、予め定めた
値以上の確信度が複数得られた場合に、確信度の大きな
文字を採用することができるので認識率を向上させるこ
とができる。
【0011】
【実施例】第1の実施例 図2は、一般的な認識装置全体の構成図を示している。
認識対象である文字を含む原稿は、画像読み取り部1で
光電変換により電気情報に変換され、画像メモリ2に記
憶される。切り出し部3は、画像メモリ2から認識対象
とする画像領域を切り出し、認識部4へ画像データを転
送する。後処理部5は、認識部4で認識した結果に対し
て言語知識等にもとづく正しい認識に導くための処理に
より最終的な認識結果を得るものである。
認識対象である文字を含む原稿は、画像読み取り部1で
光電変換により電気情報に変換され、画像メモリ2に記
憶される。切り出し部3は、画像メモリ2から認識対象
とする画像領域を切り出し、認識部4へ画像データを転
送する。後処理部5は、認識部4で認識した結果に対し
て言語知識等にもとづく正しい認識に導くための処理に
より最終的な認識結果を得るものである。
【0012】図1は、識別手段を2つ有する場合の本発
明の第1の実施例の認識部の内部構成を示した図であ
る。この装置は、切り出し部3の切り出した画像の第1
の特徴量を抽出する第1の特徴量抽出回路6と、認識の
ために参照する第1の特徴量辞書8と、第1の特徴量抽
出回路6により抽出した特徴量を第1の特徴量辞書8の
特徴量と比較して確信度データと候補文字データを出力
する第1の識別回路7とを備えている。さらに、この装
置は、切り出し部3の切り出した画像の第1の特徴量と
は種類の異なる第2の特徴量を抽出する第2の特徴量抽
出回路11と、第2の特徴量辞書13と、第2の特徴量
抽出回路13により抽出した特徴量を第2の特徴量辞書
13の特徴量と比較して確信度データと候補文字データ
を出力する第2の識別回路12とを備えている。そし
て、この装置は、さらに、前もって設定した確信度と各
識別回路の出力する確信度の値を比べる比較器16と、
第1および第2の識別回路7,12の出力中から比較器
16の比較結果と確信度の到着順序により、確信度と候
補文字を選択するセレクタ17と、そして前もって設定
した確信度以上の確信度を得られたかったとき出力され
た多くの確信度と候補文字の中から一組の確信度と候補
文字を出力する暫定候補出力回路25とを有するもので
ある。
明の第1の実施例の認識部の内部構成を示した図であ
る。この装置は、切り出し部3の切り出した画像の第1
の特徴量を抽出する第1の特徴量抽出回路6と、認識の
ために参照する第1の特徴量辞書8と、第1の特徴量抽
出回路6により抽出した特徴量を第1の特徴量辞書8の
特徴量と比較して確信度データと候補文字データを出力
する第1の識別回路7とを備えている。さらに、この装
置は、切り出し部3の切り出した画像の第1の特徴量と
は種類の異なる第2の特徴量を抽出する第2の特徴量抽
出回路11と、第2の特徴量辞書13と、第2の特徴量
抽出回路13により抽出した特徴量を第2の特徴量辞書
13の特徴量と比較して確信度データと候補文字データ
を出力する第2の識別回路12とを備えている。そし
て、この装置は、さらに、前もって設定した確信度と各
識別回路の出力する確信度の値を比べる比較器16と、
第1および第2の識別回路7,12の出力中から比較器
16の比較結果と確信度の到着順序により、確信度と候
補文字を選択するセレクタ17と、そして前もって設定
した確信度以上の確信度を得られたかったとき出力され
た多くの確信度と候補文字の中から一組の確信度と候補
文字を出力する暫定候補出力回路25とを有するもので
ある。
【0013】以上の構成において、切り出し部3が出力
した認識対象画像データは、第1および第2の2種類の
特徴量抽出回路6,11に入力される。特徴量抽出回路
6,11は、それぞれ異なった特徴量の抽出を開始す
る。例えば、第1の特徴量抽出回路6は認識対象画像の
領域をメッシュに分け各メッシュの領域の濃度を特徴量
とするメッシュ特徴量を抽出し、第2の特徴量抽出回路
11は外接矩形枠から図形までの距離を特徴量とするペ
リフェラル特徴量を抽出する。それぞれのデータは、一
般に多次元のベクトルデータで表される。
した認識対象画像データは、第1および第2の2種類の
特徴量抽出回路6,11に入力される。特徴量抽出回路
6,11は、それぞれ異なった特徴量の抽出を開始す
る。例えば、第1の特徴量抽出回路6は認識対象画像の
領域をメッシュに分け各メッシュの領域の濃度を特徴量
とするメッシュ特徴量を抽出し、第2の特徴量抽出回路
11は外接矩形枠から図形までの距離を特徴量とするペ
リフェラル特徴量を抽出する。それぞれのデータは、一
般に多次元のベクトルデータで表される。
【0014】第1および第2の特徴量抽出回路6,11
で求めたそれぞれの特徴量データは、第1および第2の
識別回路7,12に転送される。第1および第2の識別
回路7,12は、入力された特徴量データと第1および
第2の特徴量辞書8,13に格納されているデータとで
それぞれ近似度の計算を行う。いま、第1の特徴量辞書
8にはJIS第1水準+α分の文字(約3000文字程
度)の特徴量が格納されており、第2の特徴量辞書13
には認識処理中に認識された過去100文字分の特徴量
のデータが格納されているとする。第1および第2の識
別回路7,12は、近似度(距離)計算が終了すると、
近似度が高い(たとえば多次元データの同一次元同士の
データで差分の絶対値の合計が小さいもの)候補文字と
その近似度の割合すなわち確信度をセレクタ17に送
る。
で求めたそれぞれの特徴量データは、第1および第2の
識別回路7,12に転送される。第1および第2の識別
回路7,12は、入力された特徴量データと第1および
第2の特徴量辞書8,13に格納されているデータとで
それぞれ近似度の計算を行う。いま、第1の特徴量辞書
8にはJIS第1水準+α分の文字(約3000文字程
度)の特徴量が格納されており、第2の特徴量辞書13
には認識処理中に認識された過去100文字分の特徴量
のデータが格納されているとする。第1および第2の識
別回路7,12は、近似度(距離)計算が終了すると、
近似度が高い(たとえば多次元データの同一次元同士の
データで差分の絶対値の合計が小さいもの)候補文字と
その近似度の割合すなわち確信度をセレクタ17に送
る。
【0015】このとき、第2の特徴量辞書13に格納さ
れている辞書数は特徴量辞書8に比べ少ないので、通常
は第2の識別回路12での距離計算は第1の識別回路7
の距離計算よりも早く終了する。よって第2の識別回路
12は候補文字と確信度の値を早く比較器16及びセレ
クタ17に転送を終えることが多い。
れている辞書数は特徴量辞書8に比べ少ないので、通常
は第2の識別回路12での距離計算は第1の識別回路7
の距離計算よりも早く終了する。よって第2の識別回路
12は候補文字と確信度の値を早く比較器16及びセレ
クタ17に転送を終えることが多い。
【0016】図3に示すように比較器16は、第1の確
信度比較設定レジスタ26と、第2の確信度比較設定レ
ジスタ27と、第1のコンパレータ28と、第2のコン
パレータ29とからなっている。第1のコンパレータ2
8または第2のコンパレータ29は、確信度データ9ま
たは14が入力されると直ちにすでに設定されている確
信度比較設定レジスタ26,27の値との比較を行う。
第2のコンパレータ29の比較の結果、確信度データ1
4の値は確信度比較設定レジスタ27の設定値より大き
いことを示したとき、セレクタ17は識別回路7の出力
確信度データ9の比較結果を待たず、直ちに確信度デー
タ14を確信度データ出力端子18に、そして候補文字
データ15を候補文字データ出力端子19へ出力する。
信度比較設定レジスタ26と、第2の確信度比較設定レ
ジスタ27と、第1のコンパレータ28と、第2のコン
パレータ29とからなっている。第1のコンパレータ2
8または第2のコンパレータ29は、確信度データ9ま
たは14が入力されると直ちにすでに設定されている確
信度比較設定レジスタ26,27の値との比較を行う。
第2のコンパレータ29の比較の結果、確信度データ1
4の値は確信度比較設定レジスタ27の設定値より大き
いことを示したとき、セレクタ17は識別回路7の出力
確信度データ9の比較結果を待たず、直ちに確信度デー
タ14を確信度データ出力端子18に、そして候補文字
データ15を候補文字データ出力端子19へ出力する。
【0017】また、第2のコンパレータ29で確信度デ
ータ14の値の方が大きいことを示さないでいるとき、
セレクタ17は第1のコンパレータ28と確信度データ
9の入力を待つ。確信度データ9が識別回路7より出力
されると、確信度データ9の値は確信度比較設定レジス
タ26の値とコンパレータ28にて比較される。コンパ
レータ28が確信度データ9の値の方が大きいことを示
せば、セレクタ17は直ちに確信度データ9を確信度デ
ータ出力端子18にそして候補文字データ10を候補文
字データ出力端子19へ出力する。
ータ14の値の方が大きいことを示さないでいるとき、
セレクタ17は第1のコンパレータ28と確信度データ
9の入力を待つ。確信度データ9が識別回路7より出力
されると、確信度データ9の値は確信度比較設定レジス
タ26の値とコンパレータ28にて比較される。コンパ
レータ28が確信度データ9の値の方が大きいことを示
せば、セレクタ17は直ちに確信度データ9を確信度デ
ータ出力端子18にそして候補文字データ10を候補文
字データ出力端子19へ出力する。
【0018】また、セレクタ17は比較器16より確信
度データ9が確信度比較設定レジスタ26の値より大き
いか確信度データ14が確信度比較設定レジスタ27の
値より大きいことを示す信号を入力したとき、セレクタ
17は、特徴量抽出回路6、識別回路7、特徴量抽出回
路11そして識別回路12にリセット信号22を出力す
る。特徴量抽出回路6、識別回路7、特徴量抽出回路1
1そして識別回路12は、実行中の認識処理を中断し、
次の認識対象画像を入力して認識を開始する。このよう
に、設定値以上の確信度データが得られた時点で、識別
部のリセットを行うようにすることにより、次の認識対
象画像データの認識処理を直ちに開始できるようにな
り、処理スピードを向上させることができる。
度データ9が確信度比較設定レジスタ26の値より大き
いか確信度データ14が確信度比較設定レジスタ27の
値より大きいことを示す信号を入力したとき、セレクタ
17は、特徴量抽出回路6、識別回路7、特徴量抽出回
路11そして識別回路12にリセット信号22を出力す
る。特徴量抽出回路6、識別回路7、特徴量抽出回路1
1そして識別回路12は、実行中の認識処理を中断し、
次の認識対象画像を入力して認識を開始する。このよう
に、設定値以上の確信度データが得られた時点で、識別
部のリセットを行うようにすることにより、次の認識対
象画像データの認識処理を直ちに開始できるようにな
り、処理スピードを向上させることができる。
【0019】もし確信度データ9,14がともに確信度
比較設定レジスタ26,27の値より小さければ、セレ
クタ17は、後述する暫定候補出力回路25が出力する
確信度データ45と候補文字データ46を、確信度デー
タ18と候補文字データ19として出力する。
比較設定レジスタ26,27の値より小さければ、セレ
クタ17は、後述する暫定候補出力回路25が出力する
確信度データ45と候補文字データ46を、確信度デー
タ18と候補文字データ19として出力する。
【0020】認識した結果により特徴量の辞書を更新す
る必要があるとき、セレクタ17はいま処理した画像が
文字として認識されたことを認識結果信号21により識
別回路12に通知し、識別回路12は必要に応じて特徴
量辞書13を更新する。
る必要があるとき、セレクタ17はいま処理した画像が
文字として認識されたことを認識結果信号21により識
別回路12に通知し、識別回路12は必要に応じて特徴
量辞書13を更新する。
【0021】前述のように、確信度データ9,14がと
もに確信度比較設定レジスタ26,27の値より小さい
とき、セレクタ17は暫定候補出力回路25の出力に従
い、確信度データと候補文字データを出力する。その暫
定候補出力回路25はすべての識別回路の中から最も大
きな確信度を出力した識別回路の確信度と候補文字コー
ドを選択・出力する機能を有するものであり、図4に示
すような構成のものである。即ち、暫定候補出力回路2
5は、識別回路から入力した確信度の値とそれまで入力
した確信度の最大値を比較するコンパレータ36,40
と、識別回路から入力した確信度の値とそれまで入力し
た識別回路ごとの確信度の最大値を選択し保持するセレ
クタ37,41と、コンパレータ36の比較結果により
候補文字データを保持するレジスタ38,42と、複数
の前記セレクタ37,41の出力を比較する最大値コン
パレータ39と、最大値コンパレータ39の結果により
識別回路ごとの最大値であるところの確信度と候補文字
コードを選択・出力するセレクタ43,44とを有する
ものである。
もに確信度比較設定レジスタ26,27の値より小さい
とき、セレクタ17は暫定候補出力回路25の出力に従
い、確信度データと候補文字データを出力する。その暫
定候補出力回路25はすべての識別回路の中から最も大
きな確信度を出力した識別回路の確信度と候補文字コー
ドを選択・出力する機能を有するものであり、図4に示
すような構成のものである。即ち、暫定候補出力回路2
5は、識別回路から入力した確信度の値とそれまで入力
した確信度の最大値を比較するコンパレータ36,40
と、識別回路から入力した確信度の値とそれまで入力し
た識別回路ごとの確信度の最大値を選択し保持するセレ
クタ37,41と、コンパレータ36の比較結果により
候補文字データを保持するレジスタ38,42と、複数
の前記セレクタ37,41の出力を比較する最大値コン
パレータ39と、最大値コンパレータ39の結果により
識別回路ごとの最大値であるところの確信度と候補文字
コードを選択・出力するセレクタ43,44とを有する
ものである。
【0022】次に、上記構成の暫定候補出力回路の動作
について説明する。第1および第2の識別回路7,12
からの出力である確信度データ9,14そして候補文字
データ10,15は、暫定候補出力回路25に毎回入力
されている。確信度データ9,14は、セレクタ37,
41に格納されている確信度データ47(初期値は
0),確信度データ49とコンパレータ36,40にて
比較される。もしコンパレータ36またはコンパレータ
40が確信度データ9,14の方が確信度データ47,
49より大きいことを示したとき、セレクタ37に確信
度データ9を格納すると共とレジスタ38に候補文字デ
ータ10を格納し、または、セレクタ41に確信度デー
タ14を格納すると共にレジスタ42に候補文字データ
15の値を格納する。もし確信度データ9,14の方が
小さければ、セレクタやレジスタには格納されない。
について説明する。第1および第2の識別回路7,12
からの出力である確信度データ9,14そして候補文字
データ10,15は、暫定候補出力回路25に毎回入力
されている。確信度データ9,14は、セレクタ37,
41に格納されている確信度データ47(初期値は
0),確信度データ49とコンパレータ36,40にて
比較される。もしコンパレータ36またはコンパレータ
40が確信度データ9,14の方が確信度データ47,
49より大きいことを示したとき、セレクタ37に確信
度データ9を格納すると共とレジスタ38に候補文字デ
ータ10を格納し、または、セレクタ41に確信度デー
タ14を格納すると共にレジスタ42に候補文字データ
15の値を格納する。もし確信度データ9,14の方が
小さければ、セレクタやレジスタには格納されない。
【0023】このようにして、セレクタ37,41とレ
ジスタ38,42には、各識別回路7,12での最も大
きな確信度の値と候補文字データが格納される。そして
各識別回路で最も確信度の大きな値同士が、最大値コン
パレータ39で比較され、結果として識別回路の中で最
も大きな確信度と候補文字データをセレクタ43と44
からセレクタ17へ出力される。そしてセレクタ17
は、比較器16にて設定値以上の確信度を得られないと
き、暫定候補出力回路25の出力を確信度データ18と
候補文字データ19として出力する。このように、比較
器16で設定値以上の確信度を得られないときは、最も
確信度の大きな値を出力した識別回路の認識結果を出力
するので、認識率の精度を向上することができる。
ジスタ38,42には、各識別回路7,12での最も大
きな確信度の値と候補文字データが格納される。そして
各識別回路で最も確信度の大きな値同士が、最大値コン
パレータ39で比較され、結果として識別回路の中で最
も大きな確信度と候補文字データをセレクタ43と44
からセレクタ17へ出力される。そしてセレクタ17
は、比較器16にて設定値以上の確信度を得られないと
き、暫定候補出力回路25の出力を確信度データ18と
候補文字データ19として出力する。このように、比較
器16で設定値以上の確信度を得られないときは、最も
確信度の大きな値を出力した識別回路の認識結果を出力
するので、認識率の精度を向上することができる。
【0024】セレクタ17の出力する確信度データと候
補文字データは図2の後処理部5に渡される。後処理部
5では単語辞書や文法辞書等により総合的な観点からよ
り精度の高い認識結果を得るための処理が行われる。
補文字データは図2の後処理部5に渡される。後処理部
5では単語辞書や文法辞書等により総合的な観点からよ
り精度の高い認識結果を得るための処理が行われる。
【0025】この実施例では、それぞれの識別回路から
出力された確信度は直ちに比較器で設定値と比較され、
最も早く設定値より大きな確信度を出力した識別回路の
認識結果(候補文字コードと確信度)を出力するように
したので、処理スピードを向上させることができる。例
えば、第1および第2の識別回路7,12の識別速度が
10倍異なる場合、それぞれの結果を半分ずつ得たとし
て平均で約5倍の性能を得ることができる。
出力された確信度は直ちに比較器で設定値と比較され、
最も早く設定値より大きな確信度を出力した識別回路の
認識結果(候補文字コードと確信度)を出力するように
したので、処理スピードを向上させることができる。例
えば、第1および第2の識別回路7,12の識別速度が
10倍異なる場合、それぞれの結果を半分ずつ得たとし
て平均で約5倍の性能を得ることができる。
【0026】第2の実施例 この実施例は第1の実施例において、暫定候補出力回路
25の構成のみを図5に示すような回路に変更したもの
であり、その暫定候補出力回路は前もって設定してある
識別回路の確信度と候補文字データを出力するよう構成
されている。即ち、この実施例の暫定候補出力回路は、
図5に示すように、複数の識別回路の中から一組の識別
回路を優先的に選択する優先度決定回路51と、この優
先度決定回路51からの確信度の出力とそれまでの確信
度の最大値を比較するコンパレータ52と、このコンパ
レータ52の比較結果に従い優先度決定回路51からの
確信度の出力またはセレクタ自身が保持している前記最
大値を選択し保持するセレクタ53と、セレクタ53が
保持している確信度データに対応する候補文字データを
保持・出力するレジスタ54とを備えている。
25の構成のみを図5に示すような回路に変更したもの
であり、その暫定候補出力回路は前もって設定してある
識別回路の確信度と候補文字データを出力するよう構成
されている。即ち、この実施例の暫定候補出力回路は、
図5に示すように、複数の識別回路の中から一組の識別
回路を優先的に選択する優先度決定回路51と、この優
先度決定回路51からの確信度の出力とそれまでの確信
度の最大値を比較するコンパレータ52と、このコンパ
レータ52の比較結果に従い優先度決定回路51からの
確信度の出力またはセレクタ自身が保持している前記最
大値を選択し保持するセレクタ53と、セレクタ53が
保持している確信度データに対応する候補文字データを
保持・出力するレジスタ54とを備えている。
【0027】次に、その暫定候補出力回路の動作につい
て図1および図5により説明する。図1の識別回路7,
12からの出力である確信度データ9,14および候補
文字データ10,15は、毎回優先度決定回路51に入
力す識別回路12のどちらかの確信度データと候補文字
データを初期設定に従い選択して確信度データ55と候
補文字データ56として出力する。確信度データ55
は、セレクタ53に格納されている確信度データ45
(初期値は0)とコンパレータ52にて比較される。も
しコンパレータ52が確信度データ55の方が確信度デ
ータ45より大きいことを示すと、セレクタ53に確信
度データ55とレジスタ54に候補文字データ56の値
がそれぞれ格納される。もし確信度データ55の方が小
さければ、セレクタ53やレジスタ54には新しい値は
格納されない。このようにして、セレクタ53とレジス
タ54には、識別回路7または12で最も大きな確信度
の値とその候補文字コードが格納され、セレクタ17へ
出力される。セレクタ17は、比較器16にて設定値以
上の確信度を得られないとき、暫定候補出力回路25の
出力を確信度データ16と候補文字データ19として出
力する。
て図1および図5により説明する。図1の識別回路7,
12からの出力である確信度データ9,14および候補
文字データ10,15は、毎回優先度決定回路51に入
力す識別回路12のどちらかの確信度データと候補文字
データを初期設定に従い選択して確信度データ55と候
補文字データ56として出力する。確信度データ55
は、セレクタ53に格納されている確信度データ45
(初期値は0)とコンパレータ52にて比較される。も
しコンパレータ52が確信度データ55の方が確信度デ
ータ45より大きいことを示すと、セレクタ53に確信
度データ55とレジスタ54に候補文字データ56の値
がそれぞれ格納される。もし確信度データ55の方が小
さければ、セレクタ53やレジスタ54には新しい値は
格納されない。このようにして、セレクタ53とレジス
タ54には、識別回路7または12で最も大きな確信度
の値とその候補文字コードが格納され、セレクタ17へ
出力される。セレクタ17は、比較器16にて設定値以
上の確信度を得られないとき、暫定候補出力回路25の
出力を確信度データ16と候補文字データ19として出
力する。
【0028】この実施例の暫定候補出力回路を用いるこ
とにより、比較器16で設定値以上の確信度を得られな
いとき、精度の高い識別回路の認識結果を出力すること
ができ、認識率を向上させることができる。
とにより、比較器16で設定値以上の確信度を得られな
いとき、精度の高い識別回路の認識結果を出力すること
ができ、認識率を向上させることができる。
【0029】第3の実施例 この実施例は、第1の実施例において、バッファを設
け、確信度データと候補文字データの組を複数選択する
ようにしたものであり、図1における認識結果判定回路
を図6のように構成したものである。即ち、この実施例
の装置は、図6に示すように、カウンタ63,65から
の結果により確信度データと候補文字コードを取り込む
バッファ64,66と、設定値以上の確信度データを入
力したときにカウントを行い前記バッファ64,66に
データ入力のための信号も送り、しかもカウントした値
が設定値以上になったときセレクタ62に規定した数の
データがバッファに入力したことを知らせるカウンタ6
3,65と、そのカウンタ63,65からカウント終了
信号が入力したときに該当するバッファ64,66から
データを読み出して結果として出力するセレクタ62を
有するものである。
け、確信度データと候補文字データの組を複数選択する
ようにしたものであり、図1における認識結果判定回路
を図6のように構成したものである。即ち、この実施例
の装置は、図6に示すように、カウンタ63,65から
の結果により確信度データと候補文字コードを取り込む
バッファ64,66と、設定値以上の確信度データを入
力したときにカウントを行い前記バッファ64,66に
データ入力のための信号も送り、しかもカウントした値
が設定値以上になったときセレクタ62に規定した数の
データがバッファに入力したことを知らせるカウンタ6
3,65と、そのカウンタ63,65からカウント終了
信号が入力したときに該当するバッファ64,66から
データを読み出して結果として出力するセレクタ62を
有するものである。
【0030】次に、その動作を説明する。カウンタ6
3,65は最初リセット信号22により初期状態になっ
ている。いま、識別回路7(または12)からの確信度
データ9(または14)の値が確信度比較レジスタ27
(または27)の値より大きいとき、コンパレータ28
(または29)は比較信号69(または70)を出力す
る。カウンタ63(または65)は、比較信号69(ま
たは70)の出力によりカウント・アップを開始する。
またバッファ64(または66)は、比較信号69(ま
たは70)により確信度データ9(または14)と候補
文字データ10(または15)を取り込む。カウンタ6
3(または65)は、規定された数をカウントすると、
キャリー信号67(または68)を出力して規定数のデ
ータがバッファ64(または66)に入力したことをセ
レクタ17に知らせる。セレクタ17は、キャリー信号
67(または68)が入力されるとリセット信号22を
出力し、さらにキャリー信号67(または68)のあっ
た方のバッファ64(または66)から確信度と候補文
字のデータを読み出し、確信度データ18と候補文字デ
ータ19に出力する。
3,65は最初リセット信号22により初期状態になっ
ている。いま、識別回路7(または12)からの確信度
データ9(または14)の値が確信度比較レジスタ27
(または27)の値より大きいとき、コンパレータ28
(または29)は比較信号69(または70)を出力す
る。カウンタ63(または65)は、比較信号69(ま
たは70)の出力によりカウント・アップを開始する。
またバッファ64(または66)は、比較信号69(ま
たは70)により確信度データ9(または14)と候補
文字データ10(または15)を取り込む。カウンタ6
3(または65)は、規定された数をカウントすると、
キャリー信号67(または68)を出力して規定数のデ
ータがバッファ64(または66)に入力したことをセ
レクタ17に知らせる。セレクタ17は、キャリー信号
67(または68)が入力されるとリセット信号22を
出力し、さらにキャリー信号67(または68)のあっ
た方のバッファ64(または66)から確信度と候補文
字のデータを読み出し、確信度データ18と候補文字デ
ータ19に出力する。
【0031】この実施例によれば、確信度を複数入力す
ることができ、後処理部5で候補となる文字を複数利用
できるので認識率を向上させることができる。
ることができ、後処理部5で候補となる文字を複数利用
できるので認識率を向上させることができる。
【0032】第4の実施例 この実施例は、第1の実施例において、複数の識別回路
7,12による確信度の計算が同時に終了し、かつ予め
定めた値以上の確信度を持つ文字が複数ある場合、その
確信度を比較することによって文字を選択するようにし
たもので、図7に示すように、その比較のための比較器
76が付加されている。
7,12による確信度の計算が同時に終了し、かつ予め
定めた値以上の確信度を持つ文字が複数ある場合、その
確信度を比較することによって文字を選択するようにし
たもので、図7に示すように、その比較のための比較器
76が付加されている。
【0033】同時に複数の識別回路から設定値以上の確
信度が入力されたときの動作をを用い説明する。識別回
路7の確信度データ9と識別回路12の確信度データ1
4が同時に確信度比較設定レジスタ26,27より大き
いとき、比較信号69,70が出力される。このときセ
レクタ17は、比較器76の出力を参照して、識別回路
7または識別回路12の結果を入力する。比較器76
は、確信度データ9と確信度データ14の値の比較を行
っており、どちらが大きいかを示している。例えば、確
信度データ9の値の方が大きければ0を出力し、小さけ
れば1を出力する。いま確信度データ9の値の方が大き
いとすると、比較器76は0を出力し、セレクタ17は
確信度データ9と候補保持データ10を確信度データ1
8と候補保持データ19として出力する。
信度が入力されたときの動作をを用い説明する。識別回
路7の確信度データ9と識別回路12の確信度データ1
4が同時に確信度比較設定レジスタ26,27より大き
いとき、比較信号69,70が出力される。このときセ
レクタ17は、比較器76の出力を参照して、識別回路
7または識別回路12の結果を入力する。比較器76
は、確信度データ9と確信度データ14の値の比較を行
っており、どちらが大きいかを示している。例えば、確
信度データ9の値の方が大きければ0を出力し、小さけ
れば1を出力する。いま確信度データ9の値の方が大き
いとすると、比較器76は0を出力し、セレクタ17は
確信度データ9と候補保持データ10を確信度データ1
8と候補保持データ19として出力する。
【0034】この実施例によれば、同時に複数の識別回
路から設定値以上の確信度が入力されたとき、それらの
中からより確信度の大きな文字候補データを採用するこ
とができるので認識率を向上させることができる。
路から設定値以上の確信度が入力されたとき、それらの
中からより確信度の大きな文字候補データを採用するこ
とができるので認識率を向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、複数の種類の異なる識別手段を並列して実行できる
ので、高速で識別精度の高い文字認識装置を得ることが
できる。例えば、比較的高速な識別手段と精度の高い識
別手段の複数の識別手段を並列して実行できるように構
成すれば、識別を高速化できるという効果を奏する。具
体例として識別速度が10倍異なる2種類の識別手段を
併用した場合、それぞれの結果を半分ずつ得たとして平
均で約5倍の性能を得ることができる。
ば、複数の種類の異なる識別手段を並列して実行できる
ので、高速で識別精度の高い文字認識装置を得ることが
できる。例えば、比較的高速な識別手段と精度の高い識
別手段の複数の識別手段を並列して実行できるように構
成すれば、識別を高速化できるという効果を奏する。具
体例として識別速度が10倍異なる2種類の識別手段を
併用した場合、それぞれの結果を半分ずつ得たとして平
均で約5倍の性能を得ることができる。
【0036】本発明(請求項2)によれば、前記比較に
おいて前記予め定めた値以上の確信度が得られないと
き、暫定候補出力手段により、最も確信度の大きな値を
出力した識別手段の認識結果を出力するので、認識率の
精度を向上することができる。
おいて前記予め定めた値以上の確信度が得られないと
き、暫定候補出力手段により、最も確信度の大きな値を
出力した識別手段の認識結果を出力するので、認識率の
精度を向上することができる。
【0037】本発明(請求項3)によれば、予め定めた
値以上の確信度が得られないとき、暫定候補出力手段に
より、予め定めた文字認識手段の出力を選択するように
したので、認識率を向上させることができる。
値以上の確信度が得られないとき、暫定候補出力手段に
より、予め定めた文字認識手段の出力を選択するように
したので、認識率を向上させることができる。
【0038】本発明(請求項4)によれば、文字認識手
段の出力した確信度の値が予め定められた値よりも大き
い値を出力したとき、すべての特徴量抽出手段と文字認
識手段にリセット信号を送出して認識処理を中断するの
で、次の認識対象画像データの認識処理を直ちに開始で
きるようになり、処理スピードを向上させることができ
る。
段の出力した確信度の値が予め定められた値よりも大き
い値を出力したとき、すべての特徴量抽出手段と文字認
識手段にリセット信号を送出して認識処理を中断するの
で、次の認識対象画像データの認識処理を直ちに開始で
きるようになり、処理スピードを向上させることができ
る。
【0039】本発明(請求項5)によれば、複数の文字
認識手段により認識された文字とその確信度を、後処理
で複数利用できるので認識率を向上させることができ
る。
認識手段により認識された文字とその確信度を、後処理
で複数利用できるので認識率を向上させることができ
る。
【0040】本発明(請求項6)によれば、予め定めた
値以上の確信度が複数得られた場合に、確信度の大きな
文字を採用することができるので認識率を向上させるこ
とができる。
値以上の確信度が複数得られた場合に、確信度の大きな
文字を採用することができるので認識率を向上させるこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施例の認識部構成図
【図2】全体構成図
【図3】比較器16の構成図
【図4】暫定候補出力回路の構成例を示す図
【図5】暫定候補出力回路の他の構成例を示す図
【図6】バッファを持つ認識結果判定回路図
【図7】本発明の第4の実施例の認識部構成図
1…画像読み取り部、2…画像メモリ、3…切り出し
部、4…認識部、5…後処理部、6…第1の特徴量抽出
回路、7…第1の識別回路、8…第1の特徴量辞書、9
…確信度データ、10…候補文字データ、11…第2の
特徴量抽出回路、12…第2の識別回路、13…第2の
特徴量辞書、14…確信度データ、15…候補文字デー
タ、16…比較器、17…セレクタ、18…確信度デー
タ、19…候補文字データ、20…認識信号、21…認
識信号、22…リセット信号、24…認識結果判定回
路、25…暫定候補出力回路、26…確信度比較設定レ
ジスタ、27…確信度比較設定レジスタ、28…コンパ
レータ、29…コンパレータ、51…優先度決定回路、
52…コンパレータ、53…セレクタ、54…レジス
タ、55…確信度データ、56…候補文字データ、61
…認識結果判定回路、62…セレクタ、63…カウン
タ、64…バッファ、65…カウンタ、66…バッフ
ァ、67…キャリー信号、68…キャリー信号、69…
比較信号、70…比較信号、76…比較器。
部、4…認識部、5…後処理部、6…第1の特徴量抽出
回路、7…第1の識別回路、8…第1の特徴量辞書、9
…確信度データ、10…候補文字データ、11…第2の
特徴量抽出回路、12…第2の識別回路、13…第2の
特徴量辞書、14…確信度データ、15…候補文字デー
タ、16…比較器、17…セレクタ、18…確信度デー
タ、19…候補文字データ、20…認識信号、21…認
識信号、22…リセット信号、24…認識結果判定回
路、25…暫定候補出力回路、26…確信度比較設定レ
ジスタ、27…確信度比較設定レジスタ、28…コンパ
レータ、29…コンパレータ、51…優先度決定回路、
52…コンパレータ、53…セレクタ、54…レジス
タ、55…確信度データ、56…候補文字データ、61
…認識結果判定回路、62…セレクタ、63…カウン
タ、64…バッファ、65…カウンタ、66…バッフ
ァ、67…キャリー信号、68…キャリー信号、69…
比較信号、70…比較信号、76…比較器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−41586(JP,A) 特開 平3−260879(JP,A) 特開 平3−251974(JP,A) 特開 平3−116393(JP,A) 特開 平3−44791(JP,A) 特開 昭61−51260(JP,A) 特開 昭60−108981(JP,A) 特開 昭60−107191(JP,A) 特開 昭55−115174(JP,A) 「電子情報通信学会研究技術報告」P RU90−62(Vol.90 No.252 p.31−38)(1990)”辞書分散型並列 文字認識システム" (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/03 - 9/62 JICSTファイル(JOIS)
Claims (6)
- 【請求項1】画像の特徴量を求める複数の特徴量抽出手
段と、 前記複数の特徴量抽出手段により求められた特徴量によ
り文字を認識し、その認識した文字の確からしさを確信
度として計算する並列動作可能な複数の文字認識手段
と、 前記複数の文字認識手段により計算された確信度と予め
定めた値とを比較することによって、前記複数の文字認
識手段により計算された確信度のうち、最先に前記予め
定めた値以上の確信度を持つ文字を選択し、その選択に
応じてすべての文字認識手段へリセット信号を送出する
認識結果判定手段とを有することを特徴とする文字認識
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の文字認識装置において、 前記すべての複数の文字認識手段により計算された確信
度が前記認識結果判定手段の予め定めた値より小さい場
合、前記複数の文字認識手段により計算された確信度の
うち最大となる確信度を持つ文字を選択する暫定候補出
力手段とを有することを特徴とする文字認識装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の文字認識装置において、 前記すべての複数の文字認識手段により計算された確信
度が前記認識結果判定手段の予め定めた値より小さい場
合、予め定めた前記文字認識手段により認識された文字
を選択する暫定候補出力手段とを有することを特徴とす
る文字認識装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の文字認識装置において、 前記認識結果判定手段は、予め定めた値以上の確信度を
持つ文字を選択した際に、前記複数の文字認識手段のす
べてに対して、初期化を行うことを特徴とする文字認識
装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の文字認識装置において、 前記認識結果判定手段は前記複数の文字認識手段により
認識された文字とその確信度を複数選択することを特徴
とする文字認識装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の文字認識装置において、 前記認識結果判定手段は前記複数の文字認識手段による
確信度の計算が同時に終了し、かつ前記予め定めた値以
上の確信度を持つ文字が複数ある場合、その確信度を比
較することによって文字を選択することを特徴とする文
字認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33556492A JP3161107B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 文字認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33556492A JP3161107B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 文字認識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06162262A JPH06162262A (ja) | 1994-06-10 |
JP3161107B2 true JP3161107B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=18289995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33556492A Expired - Fee Related JP3161107B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 文字認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161107B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4594765B2 (ja) * | 2005-03-08 | 2010-12-08 | 日本電信電話株式会社 | 文字認識装置、文字認識方法、及び文字認識プログラムの記録媒体 |
JP6059686B2 (ja) * | 2014-06-11 | 2017-01-11 | 日本電信電話株式会社 | 画像分類前処理装置、画像分類装置、画像分類前処理方法、画像分類方法及びプログラム |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP33556492A patent/JP3161107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「電子情報通信学会研究技術報告」PRU90−62(Vol.90 No.252 p.31−38)(1990)"辞書分散型並列文字認識システム" |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06162262A (ja) | 1994-06-10 |
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