JPH10269320A - 文字認識装置、文字認識方法及び辞書登録方法 - Google Patents

文字認識装置、文字認識方法及び辞書登録方法

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JPH10269320A
JPH10269320A JP9073427A JP7342797A JPH10269320A JP H10269320 A JPH10269320 A JP H10269320A JP 9073427 A JP9073427 A JP 9073427A JP 7342797 A JP7342797 A JP 7342797A JP H10269320 A JPH10269320 A JP H10269320A
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JP
Japan
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character
input
character recognition
areas
stroke
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Application number
JP9073427A
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English (en)
Inventor
Junichi Tanaka
淳一 田中
Yoshio Furuichi
佳男 古市
Tsutomu Kobayashi
努 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大文字と小文字を正確に判別でき、入力者の意
図を反映した文字認識を行う。 【解決手段】領域分割部22は入力枠を仮想的に複数領
域に分割し、領域数カウント部23は上記各領域の中で
ストローク情報入力部21によって入力された文字のス
トローク群が存在する領域数をカウントする。文字判別
部27はこのときの値が文字認識辞書41に設定された
値以上の場合には大文字、その設定値より小さい場合に
は小文字と判別する。このように、入力文字のサイズで
はなく、入力文字の占める領域の数から大文字/小文字
を判別することで、たとえ入力枠が小さくとも、大文字
と小文字を正確に判別することができ、これにより、入
力者の意図を正確に反映した文字認識が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手書き入力された
文字を認識する文字認識装置に係り、特に大文字と小文
字の判別方法に特徴を有する文字認識装置と、同装置に
用いられる文字認識方法及び辞書登録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】座標入力装置と表示装置が積層一体化さ
れた手書き入力装置は、紙に文字や図形を書き込む感じ
で入力でき、さらに入力したい場所へダイレクトに指示
できるので、最近各方面で使用されるようになってき
た。
【0003】しかし、現在の手書き文字認識技術は十分
ではなく、認識処理のさらなる速さや高い認識精度、辞
書のコンパクト化が求められている。その1つの方法と
して、同じ形で大文字と小文字が存在する文字を判別す
るために、入力枠に入力された文字の大きさを見て、そ
れが大文字か小文字かを判別する方式が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、入力枠に入力された文字の大きさに応じて、大文字
/小文字の判別を行っていた。しかしながら、この方式
では、大きい入力枠であれば、大文字と小文字をユーザ
が意識的に使い分けて入力することもできるが、小さい
入力枠の場合には、微妙に大きさを変えて文字を入力す
ることは困難であり、たとえ通常の大きさよりも小さい
文字を入力できたとしても、必ずしも、その文字が小文
字として認識されるとは限らなかった。
【0005】また、文字を構成するストロークのうち、
1本でも長いストロークのものが含まれている場合に
は、文字全体としてのサイズも大きいものと判断されて
しまうため、誤認識となることが多かった。
【0006】また、入力枠を複数の領域に分けておき、
どの領域に文字が入力されたかによって、出力文字のサ
イズを標準サイズ、縮小サイズ、拡大サイズ等に設定す
るようなものもあるが、これでは大文字と小文字を判別
することはできない。
【0007】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、大文字と小文字を正確に判別でき、入力者の意図
を反映した文字認識を行うことのできる文字認識装置、
文字認識方法及び辞書登録方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の文字認識装置は、入力枠に認識対象とな
る文字を構成するストローク群を入力するストローク情
報入力手段と、上記入力枠を仮想的に複数領域に分割す
る領域分割手段と、この領域分割手段によって分割され
た各領域の中で上記ストローク情報入力手段によって入
力された文字のストローク群が存在する領域数をカウン
トする領域数カウント手段と、各種文字を認識するため
の情報が格納されている文字認識辞書と、上記入力文字
のストローク群を上記文字認識辞書を参照して1つの文
字として認識する文字認識手段と、上記領域数カウント
手段によって得られた値と予め設定された値とを比較
し、その比較結果に応じて上記入力文字が大文字か小文
字かを判別する文字判別手段と、この文字判別手段によ
って得られた結果と上記文字認識手段によって得られた
結果に基づいて最終的な文字認識結果を求める文字最終
認識手段とを具備したものである。
【0009】このような構成によれば、入力枠を仮想的
に複数領域に分割し、この分割された各領域の中で認識
対象として入力された文字のストローク群が存在する領
域の数をカウントし、その値と予め設定された値との比
較結果に応じて、例えば上記カウント値(入力文字の占
める領域数)が設定値以上の場合に大文字と判定し、設
定値よりも小さい場合に小文字と判定して、その判定結
果を上記入力文字の認識結果に反映させる。
【0010】このように、入力文字のサイズではなく、
例えば入力枠を2×2、3×3といったように複数の領
域に分割した場合に、その中で入力文字の占める領域の
数から大文字/小文字の判別を行うことで、たとえ入力
枠が小さくとも、大文字と小文字を正確に判別すること
ができ、これにより、入力者の意図を正確に反映した文
字認識を行うことができる。
【0011】(2)また、本発明の文字認識装置は、入
力枠に認識対象となる文字を構成するストローク群を入
力するストローク情報入力手段と、上記入力枠を仮想的
に複数領域に分割する領域分割手段と、上記領域分割手
段によって分割された各領域の中で上記ストローク情報
入力手段によって入力された文字の各ストローク毎に始
点が存在する領域および終点が存在する領域を調べる特
徴点存在領域調査手段と、この特徴点存在領域調査手段
によって得られた始点存在領域と終点存在領域とで挟ま
れている領域の数をカウントする領域間数カウント手段
と、各種文字を認識するための情報が格納されている文
字認識辞書と、上記入力文字のストローク群を上記文字
認識辞書を参照して1つの文字として認識する文字認識
手段と、上記領域間数カウント手段によって得られた値
と予め設定された値とを比較し、その判別結果に応じて
上記入力文字が大文字か小文字かを判別する文字判別手
段と、この文字判別手段によって得られた結果と上記文
字認識手段によって得られた結果に基づいて最終的な文
字認識結果を求める文字最終認識手段とを具備したもの
である。
【0012】このような構成によれば、入力枠を仮想的
に複数領域に分割し、この分割された各領域の中で認識
対象として入力された文字の各ストローク毎に始点が存
在する領域および終点が存在する領域を調べ、上記始点
存在領域と上記終点存在領域とで挟まれている領域の数
をカウントし、その値と予め設定された値との比較結果
に応じて、例えば上記カウント値(入力文字の特徴点で
挟まれた領域数)が設定値以上の場合に大文字と判定
し、設定値よりも小さい場合に小文字と判定して、その
判定結果を上記入力文字の認識結果に反映させる。
【0013】このように、入力文字のサイズではなく、
例えば入力枠を2×2、3×3といったように複数の領
域に分割した場合に、その中で入力文字の特徴点(始点
と終点)で挟まれた領域の数から大文字/小文字の判別
を行うことで、たとえ入力枠が小さくとも、大文字と小
文字を正確に判別することができ、これにより、入力者
の意図を正確に反映した文字認識を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。まず、図2を用いて本発明の文字
認識装置の外観的な構成を説明する。図2は本発明の文
字認識装置の外観的な構成を示す概念図である。図中1
aは透明タブレット、1bはスタイラスペンであり、座
標入力装置を構成している。2は装置本体である制御装
置、3は表示装置、4は外部記憶装置である。
【0015】ここで、透明タブレット1aとスタイラス
ペン1bからなる座標入力装置1は、液晶ディスプレイ
などからなる表示装置3上に積層一体化されている。こ
の透明タブレット1aと液晶ディスプレイとは同じ座標
面を有する。これにより、液晶ディスプレイ上の座標位
置を透明タブレット1aで直接指定し得ると共に、液晶
ディスプレイでの表示情報が透明タブレット1aを介し
て視認し得るように構成されている。
【0016】外部記憶装置4は、例えばフロッピーディ
スク装置、ハードディスク装置、光ディスク装置等から
なり、記憶媒体に各種のプログラムの他、ここでは図1
に示す文字認識辞書41を記憶している。なお、外部記
憶装置4は図2に示すように制御装置2と一体化されて
いる場合もある。
【0017】次に、図1を用いて本発明の文字認識装置
の制御系の構成を説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る文字認識装置の制御系の構成を示すブロック図で
ある。図2に示す制御装置2は、ストローク情報入力部
21、領域分割部22、領域数カウント部23、特徴点
存在領域調査部24、領域間数カウント部25、文字認
識部26、文字判別部27、文字最終認識部28、表示
部29、文字コード入力部210、辞書登録部211、
座標データバッファ2a、分割領域数データバッファ2
b、存在領域数データバッファ2c、特徴点存在領域デ
ータバッファ2d、挟領域数データバッファ2e、文字
認識結果データバッファ2f、判別後データバッファ2
g、文字最終認識結果データバッファ2h、文字コード
データバッファ2iで構成される。
【0018】ストローク情報入力部21は、座標入力装
置1を介して指示入力された座標データ系列(座標値
列)をぺン入力の情報と共に座標データバッファ2aに
格納する。領域分割部22は、入力枠を仮想的に複数領
域に分割し、その分割領域数を分割領域数データバッフ
ァ2bに格納する。
【0019】領域数カウント部23は、領域分割部22
によって分割された各領域の中で座標データバッファ2
aの入力文字のストローク群が存在する領域数をカウン
トし、そのカウント数を存在領域数データバッファ2c
に格納する。
【0020】特徴点存在領域調査部24は、領域分割部
22によって分割された各領域の中で座標データバッフ
ァ2aの入力文字の1ストローク毎の特徴点(始点およ
び終点)を調べ、その特徴点が存在する領域を特徴点存
在領域データバッファ2dに格納する。
【0021】領域間数カウント部25は、特徴点存在領
域データバッファ2dに格納されている各ストローク毎
に始点と終点が存在する領域の間に、筆記ストロークの
通加点を含み、始点と終点を含まない領域がいくつ存在
しているかを調べ、その領域の数を挟領域数データバッ
ファ2eに格納する。
【0022】文字認識部26は、座標データバッファ2
aに格納されている入力文字のストローク群を文字認識
辞書41を参照して1つの文字として認識し、その認識
結果を文字認識結果データバッファ2fに格納する。
【0023】文字判別部27は、大文字と小文字の判別
を行うものであり、後述する第1の文字判別方法では、
存在領域数データバッファ2cに格納されている値と予
め設定された値とを比較し、存在領域数データバッファ
2cに格納されている値が予め設定された値以上の場合
には大文字と判別し、同設定値よりも小さい場合には小
文字と判別して、その判定結果を判別後データバッファ
2gに格納する。
【0024】また、後述する第2の文字判別方法では、
挟領域数データバッファ2eに格納されている値と予め
設定された値とを比較し、挟領域数データバッファ2e
に格納されている値が予め設定された値以上の場合には
大文字と判別し、同設定値よりも小さい場合には小文字
と判別し、その判別結果を判別後データバッファ2gに
格納する。
【0025】文字最終認識部28は、判別後データバッ
ファ2gに格納されている大文字・小文字判別結果に基
づいて、文字認識結果データバッファ2fに格納されて
いる文字認識結果を入れ替えたり、新たな候補(大文字
/小文字)を追加したりして最終的な結果を得、これを
文字最終認識結果データバッファ2hに格納する。
【0026】表示部29は、文字最終認識結果データバ
ッファ2hに格納されている文字認識結果を表示装置3
上に表示するなどの処理を行う。文字コード入力部21
0は、辞書登録の対象となる文字コードを入力し、これ
を文字コードデータバッファ2iに格納する。
【0027】辞書登録部211は、辞書登録処理を行う
ものであり、第1の文字判別方法を用いる場合には、座
標データバッファ2aに格納されている入力文字の座標
データと、文字コードデータバッファ2iに格納されて
いる文字コードと、存在領域数データバッファ2cに格
納されている存在領域数とを関連付けて文字認識辞書4
1に登録する処理を行う。また、第2の文字判別方法を
用いる場合には、存在領域数データバッファ2cの代わ
りに挟領域数データバッファ2eの値を関連付けて文字
認識辞書41に登録する処理を行う。
【0028】文字認識辞書41には、予め各文字を認識
するためのストローク群等の情報が登録されている。次
に、各部の処理動作を説明する。
【0029】ここでは、(a)第1の文字判別方法を用
いた文字認識処理と、(b)第2の文字判別方法を用い
た文字認識処理とに分けて、それぞれの処理動作を説明
する。第1の文字判別方法は、入力枠を仮想的に複数の
領域に分けた場合に、その中で入力文字が占める領域の
数から大文字/小文字を判別する方法である。第2の文
字判別方法は、入力枠を仮想的に複数の領域に分けた場
合に、その中で入力文字の特徴点(始点と終点)が存在
する領域で挟まれた領域の数から大文字/小文字を判別
する方法である。
【0030】(a)第1の文字判別方法を用いた文字認
識処理 図3は本発明の第1の文字判別方法を用いた文字認識処
理の動作を示すフローチャートである。ストローク情報
入力部21は、座標入力装置1から認識対象として入力
された入力文字のストローク群の座標値をぺン入力の情
報と共に座標データバッファ2aに格納する(ステップ
A11)。領域分割部22は、入力枠を仮想的に複数領
域に分割し(ステップA12)、その分割領域数を分割
領域数データバッファ2bに格納する(ステップA1
3)。領域数カウント部23は、分割された各領域の中
で座標データバッファ2aに格納された入力文字のスト
ローク群が存在する領域の数をカウントし(ステップA
14)、そのカウント値を存在領域数データバッファ2
cに格納する(ステップA15)。
【0031】このようにして、複数領域に分割された入
力枠の中で、入力文字が占める領域の数が求められる。
一方、文字認識部25は、座標データバッファ2aに格
納された入力文字のストローク群を文字認識辞書41を
参照して1つの文字として認識する(ステップA1
6)。この場合、入力文字と辞書パターンとをストロー
クの形で対応付けた後、マッチング度の高い文字を文字
認識結果として得る。このとき得られた文字認識結果
は、文字認識結果データバッファ2fに格納される(ス
テップA17)。
【0032】ここで、文字判別部27は、存在領域数デ
ータバッファ2cに格納された値(入力文字が占める領
域の数)と、分割領域数に応じて予め設定されている値
とを比較し(ステップA18)、存在領域数データバッ
ファ2cに格納されている値が設定値以上の場合には大
文字と判別し、存在領域数データバッファ2cに格納さ
れている値が設定値よりも小さい場合には小文字と判別
して(ステップA19)、その判別結果を判別後データ
バッファ2gに格納する(ステップA20)。
【0033】以後、文字最終認識部28は、判別後デー
タバッファ2gに格納された大文字/小文字の判別結果
をもとに、文字認識結果データバッファ2fに格納され
た文字認識結果を入れ替えたり、大文字あるいは小文字
の候補を新たに追加した上で最終的な文字認識結果を求
め(ステップA21)、これを文字最終認識結果データ
バッファ2hに格納する(ステップA22)。表示部2
9は、この文字最終認識結果データバッファ2hに格納
された文字認識結果を表示装置3上に表示する(ステッ
プA23)。
【0034】このように、入力文字のサイズではなく、
例えば入力枠を2×2、3×3といったように複数の領
域に分割した場合に入力文字の占める領域の数から大文
字/小文字の判別を行うことで、たとえ入力枠が小さく
とも、大文字と小文字を正確に判別することができ、こ
れにより、入力者の意図を正確に反映した文字認識を行
うことができる。
【0035】(b)第2の文字判別方法を用いた文字認
識処理 次に、第2の文字判別方法を用いた場合の文字認識処理
について説明する。第2の文字判別方法では、領域数カ
ウント部23を使用せずに、特徴点存在領域調査部24
と領域間数カウント部25を使用する。
【0036】図4は本発明の第2の文字判別方法を用い
た文字認識処理の動作を示すフローチャートである。ス
テップB11〜B13までの処理は図3のステップA1
1〜A13と同様である。すなわち、ストローク情報入
力部21は、座標入力装置1から認識対象として入力さ
れた文字のストローク群の座標値をぺン入力の情報と共
に座標データバッファ2aに格納する(ステップB1
1)。領域分割部22は、入力枠を仮想的に複数領域に
分割し(ステップB12)、その分割領域数を分割領域
数データバッファ2bに格納する(ステップB13)。
【0037】ステップB13の後、特徴点存在領域調査
部24は領域分割部22で分けられた各領域で座標デー
タバッファ2aに格納されている入力文字の各ストロー
ク毎に特徴点(ここでは始点と終点)を調べ(ステップ
B14)、その特徴点が存在する領域(始点が存在する
領域と終点が存在する領域)を特徴点存在領域データバ
ッファ2dに格納する(ステップB15)。領域間数カ
ウント部25は、特徴点存在領域データバッファ2dに
格納されている各ストローク毎に始点と終点が含まれる
2つの領域の間に挟まれた領域の数をカウントし(ステ
ップB16)、それらの平均値を当該入力文字の挟領域
数として挟領域数データバッファ2eに格納する(ステ
ップB17)。
【0038】このようして、複数領域に分割された入力
枠の中で、各ストローク毎に特徴点(始点と終点)が存
在する領域で挟まれた領域の数が求められる。一方、文
字認識部25は、座標データバッファ2aに格納された
入力文字のストローク群を文字認識辞書41を参照して
1つの文字として認識する(ステップB18)。この場
合、入力文字と辞書パターンとをストロークの形で対応
付けた後、マッチング度の高い文字を文字認識結果とし
て得る。このとき得られた文字認識結果は、文字認識結
果データバッファ2fに格納される(ステップB1
9)。
【0039】ここで、文字判別部27は挟領域数データ
バッファ2eに格納された値(始点存在領域と終点存在
領域とで挟まれた領域の数)と分割領域数に応じて予め
設定されている値とを比較し(ステップB20)、挟領
域数データバッファ2eに格納された値が設定値以上の
場合には大文字と判別し、挟領域数データバッファ2e
に格納された値が設定値よりも小さい場合には小文字と
判別して(ステップB21)、その判別結果を判別後デ
ータバッファ2gに格納する(ステップB22)。
【0040】以後、文字最終認識部28は、判別後デー
タバッファ2gに格納された大文字/小文字の判別結果
をもとに、文字認識結果データバッファ2fに格納され
た文字認識結果を入れ替えたり、大文字あるいは小文字
の候補を新たに追加をした上で最終的な文字認識結果を
求め(ステップB23)、これを文字最終認識結果デー
タバッファ2hに格納する(ステップB24)。表示部
29は、文字最終認識結果データバッファ2hに格納さ
れた文字認識結果を表示装置3上に表示する(ステップ
B25)。
【0041】このように、入力文字のサイズではなく、
例えば入力枠を2×2、3×3といったように複数の領
域に分割した場合に入力文字の特徴点(始点と終点)で
挟まれた領域の数から大文字/小文字の判別を行うこと
で、たとえ入力枠が小さくとも、大文字と小文字を正確
に判別することができ、これにより、入力者の意図を正
確に反映した文字認識を行うことができる。
【0042】なお、文字判別部27で用いられる設定値
は、分割された領域数による固定的な値だけではなく、
例えば文字種(ひらがな、カタカナ等)毎に設定するこ
ともできる。この場合、文字認識辞書41に登録された
各文字毎にその値を登録しておいたり、あるいは、文字
認識辞書41とは別に文字判別テーブル42を例えば外
部記憶装置4の中に用意にしておき、この文字判別テー
ブル42に登録しておく方法も考えられる。
【0043】次に、辞書登録について説明する。図5は
上記第1の文字判別方法を用いる場合の辞書登録処理の
動作を示すフローチャートである。なお、ステップC1
1〜C15の処理は図3のステップA11〜A15と同
様であるため、ここではそれ以降の処理から説明する。
【0044】辞書登録を行う場合には、辞書登録の対象
となる文字の入力により、ステップC11〜ステップC
15の処理を行った後、文字コード入力部210から上
記登録対象となる文字に対応する文字コードを入力する
(ステップC16)。このとき入力された文字コード
は、文字コードデータバッファ2iに格納される(ステ
ップC17)。
【0045】ここで、辞書登録部211は、存在領域数
データバッファ2cに格納された存在領域数を大文字と
小文字を判別するための設定値とし、この設定値を座標
データバッファ2aに格納された入力文字のストローク
群の座標データと、領域分割数データバッファ2bに格
納された分割領域数と、文字コードデータバッファ2i
に格納された文字コードと関連付けて文字認識辞書41
に登録する(ステップC18)。
【0046】このようにして登録した辞書は、上記第1
の文字判別方法を用いた文字認識の際に使用することが
できる。なお、上述した文字判別テーブル42を用いる
場合には、座標データバッファ2aに格納された入力文
字のストローク群の座標データと、文字コードデータバ
ッファ2iに格納された文字コードとを関連付けて文字
認識辞書41に登録し、存在領域数データバッファ2c
に格納された存在領域数を大文字と小文字を判別するた
めの設定値とし、この設定値を分割領域数データバッフ
ァ2bに格納された分割領域数と、文字コードデータバ
ッファ2iに格納された文字コードと関連付けて文字判
別テーブル42に登録する。
【0047】図6は上記第2の文字判別方法を用いる場
合の辞書登録処理の動作を示すフローチャートである。
なお、ステップD11〜D17の処理は図4のステップ
B11〜B17と同様であるため、ここではそれ以降の
処理から説明する。
【0048】辞書登録を行う場合には、辞書登録の対象
となる文字の入力によりステップD11〜ステップD1
7の処理を行った後、文字コード入力部210から上記
登録対象となる文字に対応する文字コードを入力する
(ステップD18)。このとき入力された文字コード
は、文字コードデータバッファ2iに格納される(ステ
ップD19)。
【0049】ここで、辞書登録部211は、挟領域数デ
ータバッファ2eに格納された挟領域数を大文字と小文
字を判別するための設定値とし、この設定値を座標デー
タバッファ2aに格納された入力文字のストローク群の
座標データと、領域分割数データバッファ2bに格納さ
れた分割領域数と、文字コードデータバッファ2iに格
納された文字コードと関連付けて文字認識辞書41に登
録する(ステップD20)。
【0050】このようにして登録した辞書は、上記第2
の文字判別方法を用いた文字認識の際に使用することが
できる。なお、上述した文字判別テーブル42を用いる
場合には、座標データバッファ2aに格納された入力文
字のストローク群の座標データと、文字コードデータバ
ッファ2iに格納された文字コードとを関連付けて文字
認識辞書41に登録し、挟領域数データバッファ2eに
格納された挟領域数を大文字と小文字を判別するための
設定値とし、この設定値を分割領域数データバッファ2
bに格納された分割領域数と、文字コードデータバッフ
ァ2iに格納された文字コードと関連付けて文字判別テ
ーブル42に登録する。
【0051】図7に文字認識装置41の構成を示す。図
7(a)は上記第1の文字判別方法を用いた場合の構
成、同図(b)は上記第2の文字判別方法を用いた場合
の構成を示している。文字認識装置41には各文字毎に
分割領域数と設定値、そして、辞書パターンとして各文
字のストローク群が登録される。
【0052】この場合、図7(a)に示す文字認識装置
41に登録される設定値は上記第1の文字判別方法によ
って大文字/小文字を判別するときに用いられる領域数
の値であり、入力文字のストローク群が存在する領域数
がこの設定値以上であれば、大文字と判別される。一
方、同図(b)に示す文字認識装置41に登録される設
定値は上記第2の文字判別方法によって大文字/小文字
を判別するときに用いられる領域数の値であり、入力文
字の各ストローク後に始点存在領域と終点存在領域とで
挟まれた領域の数がこの設定値以上であれば、大文字と
判別される。
【0053】図8に文字判別テーブル42の構成を示
す。図8(a)は上記第1の文字判別方法を用いた場合
の構成、同図(b)は上記第2の文字判別方法を用いた
場合の構成を示している。文字判別テーブル42には各
文字毎に分割領域数と設定値が登録される。
【0054】この場合、図8(a)に示す文字判別テー
ブル42に登録される設定値は上記第1の文字判別方法
によって大文字/小文字を判別するときに用いられる領
域数の値であり、入力文字のストローク群が存在する領
域数がこの設定値以上であれば、大文字と判別される。
一方、同図(b)に示す文字判別テーブル42に登録さ
れる設定値は上記第2の文字判別方法によって大文字/
小文字を判別するときに用いられる領域数の値であり、
入力文字の各ストローク毎に始点存在領域と終点存在領
域とで挟まれた領域の数がこの設定値以上であれば、大
文字と判別される。
【0055】図9に上記第1の文字判別方法を用いた文
字認識処理の具体例を示す。図9(a)に示すように、
ユーザによって入力枠に「あ」という文字が手書き入力
されたとする。同図(b)に示すように、この入力枠を
2×2に4分割すると、同図(c)に示すように、入力
枠の中で当該入力文字「あ」のストローク群が存在する
領域の数は「2」となる。
【0056】また、このとき、同図(d)に示すよう
に、入力文字「あ」に対する文字認識結果として、
「あ」,「お」,「わ」,「雨」,「両」といった順で
認識候補が得られたものとする。
【0057】ここで、文字認識辞書41において、
「あ」の文字に対する設定値は4分割の場合に「3」で
ある。したがって、入力文字の領域数と設定値とを比較
すると、設定値の方が大きいので、小文字と判定され
る。これにより、最終的な文字認識結果は、小文字の候
補を最優先に加えた形で、「ぁ」,「あ」,「お」,
「わ」,「雨」,「両」となる。
【0058】図10に上記第2の文字判別方法を用いた
文字認識処理の具体例を示す。図10(a)に示すよう
に、ユーザによって入力枠に「い」という文字が手書き
入力されたとする。同図(b)に示すように、この入力
枠を3×3に9分割した後、同図(c)に示すように、
入力枠の中で当該入力文字「い」の各ストローク後に始
点が存在する領域と終点が存在する領域をチェックす
る。次に、この始点が存在する領域と終点が存在する領
域とで挟まれた領域の数をチェックする。この場合、同
図(d)に示すように、「い」の左側ストロークと右側
ストロークともに、挟領域の数は「1」であり、平均し
た値も「1」となる。
【0059】また、このとき、同図(e)に示すよう
に、入力文字「い」に対する文字認識結果として、
「ぃ」,「い」,「仁」,「に」,「人」といった順で
認識候補が得られたものとする。
【0060】ここで、文字認識辞書41において、
「い」の文字に対する設定値は9分割の場合に「1」で
ある。したがって、入力文字の挟領域数と設定値とを比
較すると、同じ値となるので、大文字と判定される。こ
れにより、最終的な文字認識結果は、大文字を最優先に
入れ替えた形で、「い」,「ぃ」,「仁」,「に」,
「人」となる。
【0061】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば上記実施形態では、文字認識方法
として、入力文字と辞書パターンをストロークの形で対
応付けし、その上でマッチング処理を行う方法を用いて
いるが、他のどのような文字認識方法を使用してもよ
い。
【0062】また、領域分割部22による入力枠の分割
処理は、ストローク情報入力部21より先に行ってもよ
い。また、文字認識部25による文字認識処理は、スト
ローク情報入力部21の処理を行った後で、かつ、文字
最終認識部28の処理を行う前であれば、いつ実行して
もよい。
【0063】また、文字認識辞書41には大文字と小文
字の両方の文字情報を登録しておいてもよいが、文字判
別部27で大文字か小文字かを判断できるため、大文字
または小文字いずれかを登録するだけでもよい。このと
き大文字・小文字変換テーブルを用意することも可能で
ある。
【0064】また、入力枠の分割数はユーザが任意に設
定できるものとし、その際に、分割数を細かく設定すれ
ば、上記第1および第2の文字判別方法ともに、より正
確に大文字/小文字の判別を行うことができる。
【0065】要するに本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変更して用いることが可能である。また、上述
した実施形態において記載した手法は、コンピュータに
実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気
ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、
光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ
などの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、通
信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能で
ある。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記
録されたプログラムを読み込み、このプログラムによっ
て動作が制御されることにより、上述した処理を実行す
る。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力文字
のサイズではなく、入力枠を複数の領域に分割し、その
中で入力文字の占める領域の数から大文字/小文字の判
別を行うようにしたため、たとえ入力枠が小さくとも、
大文字と小文字を正確に判別することができる。これに
より、入力者の意図を正確に反映した文字認識を行うこ
とができ、例えば次候補選択や再入力など、入力者に余
計な手間を取らせることなく、スムーズな手書き入力が
可能となる。
【0067】また、入力文字のサイズではなく、入力枠
を複数の領域に分割し、その中で入力文字の特徴点(始
点と終点)で挟まれた領域の数から大文字/小文字の判
別を行うようにしたため、たとえ入力枠が小さくとも、
大文字と小文字を正確に判別することができる。これに
より、入力者の意図を正確に反映した文字認識を行うこ
とができ、例えば次候補選択や再入力など、入力者に余
計な手間を取らせることなく、スムーズな手書き入力が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る文字認識装置の制御
系の構成を示すブロック図。
【図2】上記文字認識装置の外観的な構成を示す概念
図。
【図3】本発明の第1の文字判別方法を用いた文字認識
処理の動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の文字判別方法を用いた文字認識
処理の動作を示すフローチャート。
【図5】上記第1の文字判別方法を用いる場合の辞書登
録処理の動作を示すフローチャート。
【図6】上記第1の文字判別方法を用いる場合の辞書登
録処理の動作を示すフローチャート。
【図7】同実施形態における文字認識辞書の構成を示す
図。
【図8】同実施形態における文字判別テーブルの構成を
示す図。
【図9】上記第1の文字判別方法を用いた文字認識処理
の具体例を示す図。
【図10】上記第2の文字判別方法を用いた文字認識処
理の具体例を示す図。
【符号の説明】
21…ストローク情報入力部 22…座標分割部 23…領域数カウント部 24…特徴点存在領域調査部 25…領域間数カウント部 26…文字認識部 27…文字判別部 28…文字最終認識部 29…表示部 210…文字コード入力部 211…辞書登録部 41…文字認識辞書 42…文字判別テーブル 2a…座標データバッファ 2b…分割領域数データバッファ 2c…存在領域数データバッファ 2d…特徴点存在領域データバッファ 2e…挟領域数データバッファ 2f…文字認識結果データバッファ 2g…判別後データバッファ 2h…文字最終認識結果データバッファ 2i…文字コードデータバッファ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力枠に認識対象となる文字を構成する
    ストローク群を入力するストローク情報入力手段と、 上記入力枠を仮想的に複数領域に分割する領域分割手段
    と、 この領域分割手段によって分割された各領域の中で上記
    ストローク情報入力手段によって入力された文字のスト
    ローク群が存在する領域数をカウントする領域数カウン
    ト手段と、 各種文字を認識するための情報が格納されている文字認
    識辞書と、 上記入力文字のストローク群を上記文字認識辞書を参照
    して1つの文字として認識する文字認識手段と、 上記領域数カウント手段によって得られた値と予め設定
    された値とを比較し、その比較結果に応じて上記入力文
    字が大文字か小文字かを判別する文字判別手段と、 この文字判別手段によって得られた結果と上記文字認識
    手段によって得られた結果に基づいて最終的な文字認識
    結果を求める文字最終認識手段とを具備したことを特徴
    とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 上記文字判別手段で用いられる設定値
    は、上記文字認識辞書に登録されている各文字毎に設定
    され、その情報は上記文字認識辞書に格納されており、 上記文字判別手段は、上記文字認識辞書を参照して大文
    字か小文字かを判別することを特徴とする請求項1記載
    の文字認識装置。
  3. 【請求項3】 上記文字判別手段で用いられる設定値
    は、上記文字認識辞書に登録されている各文字毎に設定
    され、その情報は文字判別テーブルに格納されており、 上記文字判別手段は、上記文字判別テーブルを参照して
    大文字か小文字かを判別することを特徴とする請求項1
    項の文字認識装置。
  4. 【請求項4】 入力枠に認識対象となる文字を構成する
    ストローク群を入力するストローク情報入力手段と、 上記入力枠を仮想的に複数領域に分割する領域分割手段
    と、 上記領域分割手段によって分割された各領域の中で上記
    ストローク情報入力手段によって入力された文字の各ス
    トローク毎に始点が存在する領域および終点が存在する
    領域を調べる特徴点存在領域調査手段と、 この特徴点存在領域調査手段によって得られた始点存在
    領域と終点存在領域とで挟まれている領域の数をカウン
    トする領域間数カウント手段と、 各種文字を認識するための情報が格納されている文字認
    識辞書と、 上記入力文字のストローク群を上記文字認識辞書を参照
    して1つの文字として認識する文字認識手段と、 上記領域間数カウント手段によって得られた値と予め設
    定された値とを比較し、その判別結果に応じて上記入力
    文字が大文字か小文字かを判別する文字判別手段と、 この文字判別手段によって得られた結果と上記文字認識
    手段によって得られた結果に基づいて最終的な文字認識
    結果を求める文字最終認識手段とを具備したことを特徴
    とする文字認識装置。
  5. 【請求項5】 上記文字判別手段で用いられる設定値
    は、上記文字認識辞書に登録されている各文字毎に設定
    され、その情報は上記文字認識辞書に格納されており、 上記文字判別手段は、上記文字認識辞書を参照して大文
    字か小文字かを判別することを特徴とする請求項2記載
    の文字認識装置。
  6. 【請求項6】 上記文字判別手段で用いられる設定値
    は、上記文字認識辞書に登録されている各文字毎に設定
    され、その情報は文字判別テーブルに格納されており、 上記文字判別手段は、上記文字判別テーブルを参照して
    大文字か小文字かを判別することを特徴とする請求項2
    項の文字認識装置。
  7. 【請求項7】 入力枠に登録対象となる文字を構成する
    ストローク群を入力するストローク情報入力手段と、 上記入力枠を仮想的に複数領域に分割する領域分割手段
    と、 この領域分割手段によって分割された各領域の中で上記
    ストローク情報入力手段によって入力された文字のスト
    ローク群が存在する領域数をカウントする領域数カウン
    ト手段と、 上記登録対象となる文字に対応する文字コードを入力す
    るための文字コード入力手段と、 上記領域数カウント手段によって得られた値を大文字と
    小文字を判別するための設定値とし、この設定値を上記
    ストローク情報入力手段によって入力された文字のスト
    ローク群の座標値と上記領域分割手段によって分割され
    た分割領域数と上記文字コード入力手段によって入力さ
    れた文字コードと関連付けて文字認識辞書に登録する辞
    書登録手段とを具備したことを特徴とする文字認識装
    置。
  8. 【請求項8】 上記辞書登録手段は、上記ストローク情
    報入力手段によって入力された文字のストローク群の座
    標値と上記文字コード入力手段によって入力された文字
    コードとを関連付けて上記文字認識辞書に登録し、 上記領域数カウント手段によって得られた値を大文字と
    小文字を判別するための設定値とし、この設定値を上記
    領域分割手段によって分割された分割領域数と上記文字
    コード入力手段によって入力された文字コードと関連付
    けて文字判別テーブルに登録することを特徴とする請求
    項7記載の文字認識装置。
  9. 【請求項9】 入力枠に登録対象となる文字を構成する
    ストローク群を入力するストローク情報入力手段と、 上記入力枠を仮想的に複数領域に分割する領域分割手段
    と、 上記領域分割手段によって分割された各領域の中で上記
    ストローク情報入力手段によって入力された文字の各ス
    トローク毎に始点が存在する領域および終点が存在する
    領域を調べる特徴点存在領域調査手段と、 この特徴点存在領域調査手段によって得られた始点存在
    領域と終点存在領域とで挟まれている領域の数をカウン
    トする領域間数カウント手段と、 上記対登録対象となる文字に対応する文字コードを入力
    するための文字コード入力手段と、 上記領域間数カウント手段によって得られた値を大文字
    と小文字を判別するための設定値とし、この設定値を上
    記ストローク情報入力手段によって入力された文字のス
    トローク群の座標値と上記領域分割手段で分割された分
    割領域数と上記文字コード入力手段によって入力された
    文字コードと関連付けて文字認識辞書に登録する辞書登
    録手段とを具備したことを特徴とする文字認識装置。
  10. 【請求項10】 上記辞書登録手段は、上記ストローク
    情報入力手段によって入力されたストローク群の座標値
    と上記文字コード入力手段によって入力された文字コー
    ドとを関連付けて文字認識辞書に登録し、 上記領域間数カウント手段によって得られた値を大文字
    と小文字を判別するための設定値とし、この設定値を上
    記領域分割手段によって分割された分割領域数と上記文
    字コード人力手段によって入力された文字コードと関連
    付けて文字判別テーブルに登録することを特徴とする請
    求項9記載の文字認識装置。
  11. 【請求項11】 入力枠を仮想的に複数領域に分割し、 この分割された各領域の中で認識対象として入力された
    文字のストローク群が存在する領域の数をカウントし、 その値と予め設定された値とを比較し、 その比較結果に応じて上記入力文字が大文字か小文字か
    を判定し、 その判定結果を上記入力文字の認識結果に反映させるこ
    とを特徴とする文字認識方法。
  12. 【請求項12】 入力枠を仮想的に複数領域に分割し、 この分割された各領域の中で認識対象として入力された
    文字の各ストローク毎に始点が存在する領域および終点
    が存在する領域を調べ、 上記始点存在領域と上記終点存在領域とで挟まれている
    領域の数をカウントし、 その値と予め設定された値とを比較し、 その比較結果に応じて上記入力文字が大文字か小文字か
    を判定し、 その判定結果を当該入力文字の認識結果に反映させるこ
    とを特徴とする文字認識方法。
  13. 【請求項13】 入力枠を仮想的に複数領域に分割し、 この分割された各領域の中で登録対象として入力された
    文字のストローク群が存在する領域の数をカウントし、 その値を大文字と小文字を判別するための設定値とし
    て、文字認識に必要な辞書パターンと関連付けて文字認
    識辞書に登録することを特徴とする辞書登録方法。
  14. 【請求項14】 入力枠を仮想的に複数領域に分割し、 この分割された各領域の中で登録対象として入力された
    文字の各ストローク毎に始点が存在する領域および終点
    が存在する領域を調べ、 上記始点存在領域と上記終点存在領域とで挟まれている
    領域の数をカウントし、 その値を大文字と小文字を判別するための設定値とし
    て、文字認識に必要な辞書パターンと関連付けて文字認
    識辞書に登録することを特徴とする辞書登録方法。
JP9073427A 1997-03-26 1997-03-26 文字認識装置、文字認識方法及び辞書登録方法 Withdrawn JPH10269320A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015072622A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015072622A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

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