JPH0834658A - シリカ繊維系断熱材の製造方法 - Google Patents

シリカ繊維系断熱材の製造方法

Info

Publication number
JPH0834658A
JPH0834658A JP7029648A JP2964895A JPH0834658A JP H0834658 A JPH0834658 A JP H0834658A JP 7029648 A JP7029648 A JP 7029648A JP 2964895 A JP2964895 A JP 2964895A JP H0834658 A JPH0834658 A JP H0834658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
billet
fiber
green
boron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP7029648A
Other languages
English (en)
Inventor
Ludmila V Belunova
ルドミラ、ワシリエウナ、ベルノーワ
Vladimir N Gribkov
ウラジミール、ニコラエウィッチ、グリブコフ
Andre I Chernyak
アンドレ、イオシフオウィッチ、チェルニアク
Galina T Mizyurina
ガリーナ、チモティウナ、ミジューリナ
Oleg A Mordovin
オレグ、アレクセーエウィッチ、モルドビン
Elena E Mukhanova
エレナ、エフィモウナ、ムハノワ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
V I EE M ALL RASHIAN INST OF ABIEESHIYON MATERIALS
VIAM ALL
Airbus Group SAS
All Russian Scientific Research Institute of Aviation Materials
Original Assignee
V I EE M ALL RASHIAN INST OF ABIEESHIYON MATERIALS
VIAM ALL
Airbus Group SAS
All Russian Scientific Research Institute of Aviation Materials
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by V I EE M ALL RASHIAN INST OF ABIEESHIYON MATERIALS, VIAM ALL, Airbus Group SAS, All Russian Scientific Research Institute of Aviation Materials filed Critical V I EE M ALL RASHIAN INST OF ABIEESHIYON MATERIALS
Publication of JPH0834658A publication Critical patent/JPH0834658A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B14/00Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B14/38Fibrous materials; Whiskers
    • C04B14/46Rock wool ; Ceramic or silicate fibres
    • C04B14/4618Oxides
    • C04B14/4631Silica
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B30/00Compositions for artificial stone, not containing binders
    • C04B30/02Compositions for artificial stone, not containing binders containing fibrous materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 使用するシリカ繊維が、石英噴霧により形成
される石英繊維であること、繊維を、均質な流動性スラ
リーが形成されるまで水中に予め分散させ、そこから未
焼成の繊維状ブロックを成形すると同時に部分的に水を
除去すること、この未焼成繊維状ブロックを水中に分散
させ、有機ケイ素結合剤、ホウ素を含む焼結助剤および
界面活性剤を含む水性エマルションと混合すること、こ
うして得られた懸濁液から未焼成ビレットを成形し、水
を吸引分離すること、この未焼成ビレットを、所望の高
さが得られるまで圧縮し、圧縮した状態で300℃まで
の温度で乾燥させること、およびビレットを取り出し、
高温で焼成すること、からなるシリカ繊維系断熱材の製
造方法。 【効果】 熱的保護、特に宇宙船またはスペースキャビ
ンへの応用が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として大気圏再突入
型スペースシャトルおよび、一般的に宇宙船またはスペ
ースキャビンの断熱に効果的な軽量繊維状断熱材の製造
に関する。
【0002】
【従来の技術】その様な材料に必要とされる特性には、
1200〜1500℃の温度で使用される可能性、可能
な限り小さな密度および熱伝導性および可能な限り高い
圧縮強度、曲げ強度、引張強度、加熱および冷却による
熱衝撃に対する耐性、強い音響振動に対する耐性、その
他の特性がある。
【0003】第一世代の再使用可能な断熱材は、商品名
LI−900、LI−1500およびLI−2200を
有し、密度がそれぞれ144kg/m3 (0.144g/c
m3 )、240kg/m3 (0.240g/cm3 )および35
2kg/m3 (0.352g/cm3 )であるロッキードインシ
ュレーション(LI)型システムの様な、繊維状の僅か
に焼結させたシステムを含んで成り、シリカ繊維から形
成されている。
【0004】公知の方法による、これらの材料の製造で
は、Vブレンダー中で、直径1〜3μm のシリカ繊維お
よびイオン交換樹脂で精製した水を含んで成るスラリー
を、澱粉、アンモニアおよび界面活性剤の存在下で形成
し、次いでこのスラリーを穴の開いた底部および側壁を
有する長方形の型に流し込み、型の中でスラリーを僅か
に圧迫して水を部分的に除去する。次いで、この様にし
て得られた未焼成ビレットを105℃(220°F)ま
での温度で乾燥させ、1260℃(2300°F)まで
の温度で焼成し、得られた焼結ビレットを機械加工して
所望の最終寸法および形状を得る。
【0005】上記材料の主な欠点は、1250℃で16
時間後に25%近くの著しい収縮(線収縮)を示すこと
である。これは、骨格を形成するための繊維の焼結が不
十分であるために、繊維の耐熱性が低く、密度144kg
/m3 の材料に対して“弱い”方向で張力をかけた場合に
強度、すなわち粘り強さが0.08 MPa以下であること
に関連している。
【0006】FRCI(繊維状耐火性複合材料絶縁体)
と呼ばれる、第二世代の問題とする材料には、その様な
欠点がない。これらの材料の強度は、容易に融解し得る
ホウ素含有添加剤を使用し、焼結工程を強化することに
より改良された。さらに、この製法でさらに収縮する不
可避な傾向は、システム中に耐火性のより高い、“Next
elR -312”型のアルミノホウケイ酸塩繊維を導入するこ
とにより補償または中和された。ここで、この製法の原
理は、直径がより大きい(11μm )“NextelR ”繊維
を捩じって導入するために、その分散が妨害されるこ
と、および均質な構造を有する材料の製造が困難である
こと以外は、LI型材料の製法と同じである。
【0007】問題とする型の材料の第三の、そして最後
の世代は、いわゆるHTP(高い熱的性能)材料および
AETB(アルミナ強化された熱的バリヤー)材料によ
り形成される。様々な種類および密度のHTP材料は、
シリカ繊維および直径3μm のアルミナ繊維の組合せを
含む。AETB材料は、シリカ繊維、3μm アルミノホ
ウケイ酸塩繊維および3μmアルミナ繊維を含んで成る
3成分組成物である。いずれの場合も、骨格を形成する
ための繊維の焼結は、焼成によりホウ素またはその化合
物から形成される、融解し易い無水ホウ素の存在により
行なわれる。
【0008】シリカ繊維およびセラミック繊維の幾何学
的パラメータを近接させているために、第三世代の材料
では確実に、各成分がより均質に混合し、マクロおよび
ミクロ構造が一様であり、特性の消失が少ない。
【0009】第二および第三世代の材料は、それらの好
ましい特性にも関わらず、共通の欠点がある、すなわ
ち、2または3成分系の原料を組み合わせるのが困難で
あり、そのために構造および特性が不均質になり、これ
に加えて、シリカ繊維およびセラミック繊維の熱膨張係
数および他の特性が異なるために内部応力が高くなると
いう危険性がある。使用する“NextelR ”および“Saff
ilR ”型繊維はシリカ繊維よりもはるかに高価であり、
その結果、最終製品の価格が著しく増加することも重要
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、組成
および製造技術がより簡単な1成分シリカ繊維系材料
で、その特性がFRCI、HTPおよびAETB型の材
料の特性と同じである材料を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
り、繊維状成分として、石英噴霧により形成される石英
繊維を使用することにより達成される。この繊維を、均
質な流動性スラリーが形成されるまで水中に予め分散さ
せ、そこから繊維状ブロックを成形すると同時に部分的
に水を除去する。次いで、有機ケイ素結合剤、界面活性
剤および焼結助剤から水性エマルションを製造する。未
焼成の繊維状ブロックを水中に分散させ、上記の水性エ
マルションと混合する。こうして形成された懸濁液を未
焼成ビレットに成形し、水を吸引分離する。ビレットの
高さを、穴の開いた板を使用する圧縮に必要な値に調節
し、次いで圧縮した状態で、300℃までの温度で乾燥
させる。次いで、ビレットを型から取り出し、高温で焼
成する。
【0012】本発明は、下記の事項をその要旨としてい
る。すなわち、繊維状成分、結合剤、焼結助剤としてホ
ウ素を含む物質、および界面活性剤を含む水性懸濁液を
形成すること、該懸濁液から未焼成ビレットを成形し、
部分的に水を除去すること、およびこのビレットを乾燥
させ、高温で焼成することを含むシリカ繊維系の断熱材
の製造方法であって、繊維状成分が、石英噴霧により形
成された石英繊維により構成されていること、該繊維
を、均質な流動性スラリーが形成されるまで水中に予め
分散させ、そのスラリーから未焼成の繊維状ブロックを
成形すると同時に部分的に水を除去すること、この未焼
成繊維状ブロックを水中に分散させ、有機ケイ素結合
剤、ホウ素を含む焼結助剤および界面活性剤を含む水性
エマルションと混合すること、こうして得られた懸濁液
から未焼成ビレットを成形し、水を吸引分離すること、
この未焼成ビレットを、所望の高さが得られるまで圧縮
し、圧縮した状態で300℃までの温度で乾燥させるこ
と、およびこのビレットを取り出し、高温で焼成するこ
と、からなることを特徴とする、シリカ繊維系断熱材の
製造方法。
【0013】繊維は、移行した軸を有するプロペラミキ
サーを備えたブレンダー中で、ミキサー回転速度200
0〜3000 rpmおよび水中繊維濃度1〜5体積%で分
散させるのが好ましい。繊維濃度は、最終材料に必要な
密度に応じて、この範囲内に選択する。繊維状ブロック
は、穴の開いた底部を備えた型の中で成形し、その底部
から0.01〜0.04 MPaの真空下で水を除去するの
が有利である。
【0014】有機ケイ素結合剤としては、ポリエトキシ
シロキサンのアルコール溶液を選択することができ、S
iO2 として計算して、石英繊維の重量に対して5〜2
5重量%になる様な量で使用する。
【0015】ホウ素含有焼結助剤としては、平均粒子径
0.5〜2.0μm の無定形ホウ素粉末を使用し、これ
を、0.5〜3.0重量%のトリメチルクロロシランを
トルエンの様な有機溶剤に溶解させた溶液で前処理し、
次いで300℃までの温度で乾燥させるのが好ましい。
【0016】使用する界面活性剤は非イオン系であるの
が好ましい。好ましくは、エマルションは水中でポリエ
トキシシロキサンのアルコール溶液、界面活性剤および
無定形のホウ素粉末を、プロペラミキサーを備えたブレ
ンダー中、ミキサー回転速度2500〜4000 rpmで
1〜2分間混合することにより形成する。好ましくは、
エマルション中のホウ素の量は、繊維の重量に対して
0.5〜2.5重量%に選択する。
【0017】水中に分散させた未焼成繊維ブロックおよ
び形成されたエマルションの混合は、プラネタリーミキ
サーを備え、回転速度50〜150 rpmのブレンダー
中、繊維濃度1.5〜6.0体積%で行なう。好ましく
は、未焼成成形ビレットの高さは、穴の開いた板の間で
僅かに圧縮することにより、初期の高さの10%までの
値だけ低下させる。高温焼成は、石英粉末の結晶化を排
除する純度条件に合わせて実行する。
【0018】上記の製法により、密度が100〜400
kg/m3 (0.10〜0.40g/cm3)で、一様なマクロ
およびマイクロ構造を有する材料を製造することができ
る。繊維配向程度を修正する場合、ブレンダー中、低ミ
キサー回転速度で混合する際に、上記の範囲1.5〜6
体積%の範囲内で、繊維濃度を変えなければならない。
【0019】材料強度(特に再使用可能な熱遮蔽材とし
て使用する場合)の主要インデックスは、“弱い”方
向、すなわち成形面に対して直角の方向における引張強
度であり、平均で、密度120kg/m3 (0.120g/cm
3 )に対して0.32〜0.36 MPa、密度144kg/m
3 (0.144g/cm3 )に対して0.43〜0.48 M
Pa、密度200kg/m3 (0.20g/cm3 )に対して0.
65〜0.70 MPa、等であり、この強度の相対的な増
加は、密度の増加の1.5倍のオーダーである。
【0020】平均線収縮は、等温条件下、1250℃で
36時間後に4〜8%であり、最大でも14%を超えな
い。密度144kg/m3 の材料の片側を1550℃までの
温度で各20分間の2サイクル加熱した後、線収縮はほ
とんどの加熱区域で0.6〜0.8%を超えていない。
【0021】本発明の材料は、結晶化に対する耐性が高
い。1250℃まで36時間加熱した時、α−クリスト
バライト縮合は0.5〜1.0重量%を超えない。実際
には、上記の異なった密度を有し、上記の温度および空
気圧条件にさらした材料の導電性は、LI型の材料およ
びこの型の他種材料の導電性と、測定誤差の限界内で同
じである。
【0022】したがって、使用に際してこの材料が示す
特性および他の重要な特性に関して、本発明により石英
繊維から得られ、上記の製法で製造された1成分繊維材
料は、より高価な、より複雑な製法で製造された、多成
分のシリカおよびセラミック繊維を基材とする材料に決
して劣っていない。
【0023】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに説明す
る。実施例1 技術TU 6 11 15191 87を使用して製造され、“CBKR
Superquartz Fiber ”の名称で市販され、平均直径が
1.5μm である石英繊維190gを、移行軸を有する
プロペラミキサーを備えたブレンダー中に入れた。ブレ
ンダー中に蒸留水6リットルを入れた。これによって繊
維濃度は1.45体積%になった。分散した材料が一様
に流動するスラリーになるまで、ミキサーの回転速度3
000 rpmで分散させた。このスラリーを、穴の開いた
底部を有する型の中に注ぎ込み、型の底部に0.02 M
Paの真空を2分間作用させた。成形されたブロックを型
から取り出し、残留水分の量を計量し、ゆっくり回転す
るアンカー型プラネタリーブレンダー中に入れた。ブレ
ンダーに水を加え、水の総量を2.1リットル(残留水
も計算に入れて)にした。こうして得た懸濁液を、ミキ
サー回転速度100 rpmで1分間混合した。
【0024】急速回転するプロペラミキサーを有する低
容量ブレンダー中に、ポリエトキシシロキサン46g
(繊維の重量に対してシリカ15重量%)およびエチル
アルコール85mlを含む溶液38重量%を入れた。
【0025】この溶液に、平均粒子径約1μm の無定形
ホウ素粉末1.9g((繊維の重量に対して1重量
%)、界面活性剤(SynthenolR DC10、非イオン系界面活
性剤、ポリエチレングリコールおよび非環式アルコール
系のアルコールエーテルを基剤とする)3g、および蒸
留水0.25リットルを加えた。使用したホウ素粉末は
空気中、200℃で2時間予備加熱し、次いで1重量%
トリメチルクロロシランのトルエン溶液で処理し、最後
に再度空気中、250℃で3時間乾燥させた。
【0026】上記の混合物をミキサー回転速度3000
rpmで1分間乳化させた。その後、このエマルション中
に水1.5リットルを入れ、速度3000 rpmでさらに
30秒間混合した。
【0027】こうして得られたエマルションを低回転速
度ブレンダーに入れ、分散させた繊維と、ミキサー回転
速度100 rpmで30秒間混合したが、繊維濃度は2.
5体積%であった。形成された懸濁液を、正方形断面2
00x200mmを有する型に移した。
【0028】型は穴の開いた底部を備えており、その底
部に0.02 MPaの真空を2分間作用させた。この成形
されたビレットを、上部および下部から、その主要表面
に沿って、穴の開いた鋼板の間で締め付け、ビレットの
高さを機械的に40mmに減少させた。締め付けたビレッ
トを、合計20時間かけて温度を徐々に300℃に増加
させ、空気乾燥させた。乾燥したビレットを板から取り
外し、温度を毎時100℃で増加させ、最高1250〜
1280℃の温度で2時間焼成した。
【0029】このビレットを、寸法が190x190x
35mmになり、密度が144±10kg/m3 (0.144
±0.01g/cm3 )で均質になる様に裁断した。引張強
度は、“弱”方向で0.43〜0.48 MPa(4.3〜
4.8 kg/cm2)および“強”方向で0.60〜0.6
5 MPa(6.0〜6.5 kg/cm2 )であり、曲げ強度は
0.9〜1.2 MPa(9〜12 kg/cm2 )である。
【0030】線収縮は、等温条件下、1250℃で36
時間後に一般的に6〜8%であった。焼成後、この材料
は無定形の状態にあり、1250℃で36時間後、形成
されたα−クリストバライトの量は0.5重量%を超え
ていなかった。
【0031】実施例2 実施例1と同様に、石英繊維535gを蒸留水11.5
リットルに分散させた。これによって繊維濃度は2.1
体積%になった。次いで、実施例1と同様の工程を行な
った。低回転速度ミキサーを有するブレンダー中に水を
加え、水の総量を3.8リットルにした。こうして得た
懸濁液を、ミキサー回転速度100 rpmで1分間混合し
た。
【0032】実施例1と同様にエマルションを製造し
た。このエマルションは、ポリエトキシシロキサン12
9g、エチルアルコール240ml、ホウ素5.4g、Sy
nthenol R DC10 8.5gおよび蒸留水0.7リットル
を含んでいた。実施例1と同様に、ホウ素粉末はトリメ
チルクロロシランで処理した。エマルション製造の第二
工程でエマルションに加えた水の量は2.0リットルで
あった。懸濁液中の繊維濃度は3.5体積%であった。
懸濁液を実施例1と同様に混合した。
【0033】得られた懸濁液を実施例1と同様に正方形
断面を有する型中で成形し、得られたビレットの寸法は
0.02 MPaの真空中で200x200mm(断面)であ
ったが、水の除去時間は3.5分間に増加した。この成
形されたビレットを締め付け、その高さを、実施例1で
使用した穴開き板で80mmに調節した。締め付けたビレ
ットを、温度を徐々に300℃に増加させ、実施例1よ
りも長いサイクル(27時間)で乾燥させた。高温焼成
は、実施例1と同様に行なった。
【0034】このビレットの、機械加工後の最終寸法は
190x190x70mmであり、その密度は200±2
0kg/m3 (0.20±0.02g/cm3 )であった。
【0035】引張強度は、平均で、“弱”方向で0.6
5〜0.70 MPa(6.5〜7.0kg/cm2 )および
“強”方向で0.8〜0.9 MPa(8.0〜9.0 kg/
cm2 )であり、曲げ強度は1.8〜2.0 MPa(18〜
20 kg/cm2 )である。1250℃で36時間後の線収
縮は、一般的に4〜6%を超えず、これらの条件下で形
成されたα−クリストバライトの量は0.5〜1.0重
量%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595024766 ブイアイエーエム‐オール、ラシアン、イ ンスティチュート、オブ、アビエーショ ン、マテリアルズ VIAM−ALL RUSSIAN IN STITUT OF AVIATION MATERIALS ロシア連邦モスクワ、ラジオ、ストリー ト、17 (72)発明者 ルドミラ、ワシリエウナ、ベルノーワ ロシア連邦モスクワ、ドミトロフスキー、 プロイエズド、デー、6、コルプス、1、 カーベー、49 (72)発明者 ウラジミール、ニコラエウィッチ、グリブ コフ ロシア連邦モスクワ、レニングラードスキ ー、プロスペクト、デー、14、コルプス、 カーベー、44 (72)発明者 アンドレ、イオシフオウィッチ、チェルニ アク ロシア連邦モスクワ、ペトロベリクスキ ー、ペレウロク、デー、3、カーベー、24 (72)発明者 ガリーナ、チモティウナ、ミジューリナ ロシア連邦モスクワ、ウーリッツア、9、 ソコリナヤ、ゴラ、デー、1、カーベー、 13 (72)発明者 オレグ、アレクセーエウィッチ、モルドビ ン ロシア連邦モスクワ、ウーリッツア、2、 シニチキナ、デー、22、カーベー、99 (72)発明者 エレナ、エフィモウナ、ムハノワ ロシア連邦モスクワ、ウーリッツア、チェ ルソンスカヤ、デー、26、コルプス、1、 カーベー、56

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維状成分、結合剤、焼結助剤としてホウ
    素を含む物質、および界面活性剤を含む水性懸濁液を形
    成すること、前記懸濁液から未焼成ビレットを成形し、
    部分的に水を除去すること、および前記ビレットを乾燥
    させ、高温で焼成すること、を含むシリカ繊維系の断熱
    材の製造方法であって、 繊維状成分が、石英噴霧により形成された石英繊維によ
    り構成されていること、 前記繊維を、均質な流動性スラリーが形成されるまで水
    中に予め分散させ、前記スラリーから未焼成の繊維状ブ
    ロックを成形すると同時に部分的に水を除去すること、 前記未焼成繊維状ブロックを水中に分散させ、有機ケイ
    素結合剤、ホウ素を含む焼結助剤および界面活性剤を含
    む水性エマルションと混合すること、 こうして得られた懸濁液から未焼成ビレットを成形し、
    水を吸引分離すること、 前記未焼成ビレットを、所望の高さが得られるまで圧縮
    し、圧縮した状態で300℃までの温度で乾燥させるこ
    と、およびこのビレットを取り出し、高温で焼成するこ
    と、からなることを特徴とする、シリカ繊維系断熱材の
    製造方法。
  2. 【請求項2】繊維を、移行した軸を有するプロペラミキ
    サーを備えたブレンダー中で、ミキサー回転速度200
    0〜3000 rpmおよび水中繊維濃度1〜5体積%で分
    散させる、請求項1に記載のシリカ繊維系断熱材の製造
    方法。
  3. 【請求項3】繊維状ブロックを、穴の開いた底部を備え
    た型の中で成形し、前記底部から0.01〜0.04 M
    Paの真空下で水を除去する、請求項1または2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】有機ケイ素結合剤としてポリエトキシシロ
    キサンのアルコール溶液を使用し、ポリエトキシシロキ
    サンの量が、SiO2 として計算して、石英繊維の重量
    に対して5〜25重量%になる様な量である、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】ホウ素含有焼結助剤として無定形ホウ素を
    使用する場合、前記無定形ホウ素を、0.5〜3.0重
    量%のトリメチルクロロシランを有機溶剤に溶解させた
    溶液で前処理し、次いで300℃までの温度で乾燥させ
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】界面活性剤が非イオン系である、請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】水中でポリエトキシシロキサンのアルコー
    ル溶液、界面活性剤および平均粒子径0.5〜2.0μ
    m の無定形のホウ素粉末を、プロペラミキサーの回転速
    度が2500〜4000 rpmであるブレンダー中で1〜
    2分間混合することにより、エマルションを形成し、前
    記エマルション中のホウ素の量が繊維の重量に対して
    0.5〜2.5重量%である、請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】水中に分散させた未焼成繊維ブロックをエ
    マルションと混合する工程を、回転速度50〜150 r
    pmのプラネタリーミキサーを備えたブレンダー中、繊維
    濃度1.5〜6.0体積%で行なう、請求項1〜7のい
    ずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】未焼成成形ビレットの高さがその初期の高
    さの10%までの値だけ低下する様に、未焼成成形ビレ
    ットが穴の開いた板の間で圧縮される、請求項1〜8の
    いずれか1項に記載の方法。
JP7029648A 1994-02-17 1995-02-17 シリカ繊維系断熱材の製造方法 Ceased JPH0834658A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9401825 1994-02-17
FR9401825A FR2716189B1 (fr) 1994-02-17 1994-02-17 Procédé de fabrication d'un matériau isolant thermique à base de fibres de silice.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0834658A true JPH0834658A (ja) 1996-02-06

Family

ID=9460189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7029648A Ceased JPH0834658A (ja) 1994-02-17 1995-02-17 シリカ繊維系断熱材の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5569423A (ja)
EP (1) EP0668252B1 (ja)
JP (1) JPH0834658A (ja)
CA (1) CA2142738C (ja)
DE (1) DE69514258T2 (ja)
ES (1) ES2143600T3 (ja)
FR (1) FR2716189B1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5858289A (en) * 1997-02-24 1999-01-12 Global Consulting, Inc. Process for preparing compressed shape of ceramic fiber
US6692597B2 (en) * 2001-12-03 2004-02-17 Frederick M. Mako Ceramic joining
WO2003064025A1 (en) * 2002-01-29 2003-08-07 Cabot Corporation Heat resistant aerogel insulation composite and method for its preparation; aerogel binder composition and method for its preparation
US6632689B2 (en) 2002-01-30 2003-10-14 Motorola, Inc. Method for processing semiconductor wafers in an enclosure with a treated interior surface
US20070071946A1 (en) * 2005-09-29 2007-03-29 Northern Elastomeric, Inc. Rubberized roof underlayment
US20100119784A1 (en) * 2005-09-29 2010-05-13 Northern Elastomeric, Inc. Rubberized roof underlayment
US7211232B1 (en) 2005-11-07 2007-05-01 Geo2 Technologies, Inc. Refractory exhaust filtering method and apparatus
US7682577B2 (en) 2005-11-07 2010-03-23 Geo2 Technologies, Inc. Catalytic exhaust device for simplified installation or replacement
US7682578B2 (en) 2005-11-07 2010-03-23 Geo2 Technologies, Inc. Device for catalytically reducing exhaust
US7722828B2 (en) 2005-12-30 2010-05-25 Geo2 Technologies, Inc. Catalytic fibrous exhaust system and method for catalyzing an exhaust gas
US8062985B2 (en) * 2007-03-26 2011-11-22 Owens Corning Intellectual Capital, Llc Flexible composite multiple layer fire-resistant insulation structure
US20090071434A1 (en) * 2007-09-19 2009-03-19 Macmillan Shaun T Low heat rejection high efficiency internal combustion engine
US20110104461A1 (en) * 2009-09-28 2011-05-05 Owens Corning Intellectual Capital, Llc Underlayment with slip-resistant surface
US20110185575A1 (en) * 2010-01-29 2011-08-04 Keith Olivier Method of Producing an Insulated Exhaust Gas Device
US9700947B2 (en) 2014-06-27 2017-07-11 Kennametal Inc. Ballnose cutting tool and ballnose cutting insert
CN112125649B (zh) * 2020-09-02 2021-09-28 佳木斯大学 三相陶瓷纤维复合隔热瓦的制备方法
CN113277831B (zh) * 2021-04-12 2022-05-17 南京睿扬光电技术有限公司 改性复合二氧化硅气凝胶的制备方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3932161A (en) * 1970-12-04 1976-01-13 Mcnish Thomas Gordon Fibrous insulating materials
US3976728A (en) * 1972-03-10 1976-08-24 Foseco International Limited Refractory heat insulating materials
US3935060A (en) * 1973-10-25 1976-01-27 Mcdonnell Douglas Corporation Fibrous insulation and process for making the same
DE8413614U1 (de) * 1984-05-04 1986-05-07 Akzo Gmbh, 5600 Wuppertal Fasermatte oder Faserplatte aus hochtemperaturbeständigen Siliciumdioxidfasern
JPH03124865A (ja) * 1989-10-07 1991-05-28 Honshu Paper Co Ltd 耐熱性繊維不織布用結合剤及び耐熱性繊維不織布とその製造方法
DE3942528A1 (de) * 1989-12-22 1991-06-27 Didier Werke Ag Verfahren zur herstellung eines faserleichtsteins und faserleichtstein
GB2250996A (en) * 1990-12-19 1992-06-24 Lycab Limited Composite material
DE4109997A1 (de) * 1991-03-27 1992-10-01 Metallgesellschaft Ag Verfahren zur herstellung eines faserformkoerpers
FR2677641B1 (fr) * 1991-06-17 1994-01-28 Propulsion Ste Europeenne Procede d'elaboration de pieces en materiau composite a matrice alumine.
FR2684369B1 (fr) * 1991-12-03 1995-05-24 Deutsche Forschungsanstalt Luft Procede pour la fabrication de structures renforcees par fibres comportant une matrice en verre.

Also Published As

Publication number Publication date
ES2143600T3 (es) 2000-05-16
US5569423A (en) 1996-10-29
DE69514258T2 (de) 2000-08-03
FR2716189A1 (fr) 1995-08-18
EP0668252A1 (fr) 1995-08-23
DE69514258D1 (de) 2000-02-10
EP0668252B1 (fr) 2000-01-05
CA2142738C (fr) 2004-09-28
CA2142738A1 (fr) 1995-08-18
FR2716189B1 (fr) 1996-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0834658A (ja) シリカ繊維系断熱材の製造方法
CA1120962A (en) Fibrous refractory composite insulation
US5015606A (en) Lightweight ceramic material for building purposes
CA1220791A (en) Cementitious composite material with metal aggregate
EP1461299A1 (en) Thermal shock resistant ceramic composites
WO1990001471A1 (en) Method of preparing rigid mullite-whisker felt
JPH0228546B2 (ja)
JP2002533286A (ja) 微孔性断熱体
Sitarz et al. Effect of High temperature on mechanical properties of geopolymer mortar
CN114988784B (zh) 一种硅酸钙板及其制备方法
CN113563027A (zh) 一种抗裂混凝土及其制备方法
JPH0372909A (ja) セラミツクフオームフイルター及びその製造方法
EP0639164B1 (en) Ceramic products
EP0410601B1 (en) Composite ceramic material
JPH06263480A (ja) 炭化ケイ素繊維によって強化されたガラス−セラミック複合材料およびその製造方法
US5228914A (en) Pumice containing composition
RU2668599C1 (ru) Композиционная керамическая смесь
US3597249A (en) Method of producing composites of inorganic binders and fibers from aqueous slurries
US4844848A (en) Method for preparing Al2 O3 powder and products
JP3195266B2 (ja) 複層断熱材及びその製造法
US4687517A (en) Concrete composition having heat resisting property and dimensional stability
Hamano et al. Effect of quartz addition on mechanical strength of porcelain bodies prepared from pottery stone
EP0696556A1 (en) Fiber-reinforced composite with sheet silicate interlayer
JPH07330459A (ja) アルミナ繊維系断熱材料およびその製造方法
JPH06279102A (ja) 炭化ケイ素繊維強化ガラスセラミック体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040709

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050114

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20050520