JPH0834596B2 - 投写型テレビジョン装置 - Google Patents
投写型テレビジョン装置Info
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- JPH0834596B2 JPH0834596B2 JP1333624A JP33362489A JPH0834596B2 JP H0834596 B2 JPH0834596 B2 JP H0834596B2 JP 1333624 A JP1333624 A JP 1333624A JP 33362489 A JP33362489 A JP 33362489A JP H0834596 B2 JPH0834596 B2 JP H0834596B2
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- JP
- Japan
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- color selection
- wavelength
- cathode ray
- ray tube
- projection
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/86—Vessels; Containers; Vacuum locks
- H01J29/89—Optical or photographic arrangements structurally combined or co-operating with the vessel
- H01J29/894—Arrangements combined with the vessel for the purpose of image projection on a screen
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、色再現性を向上させた緑色陰極線管を用
いた投写型テレビジョン装置に関するものである。
いた投写型テレビジョン装置に関するものである。
［従来の技術］ 第７図は従来のこの種の多層干渉フィルターを備えた
陰極線管を用いた投写レンズユニットの構成図であっ
て、図において、１は陰極線管を示し、２はこの陰極線
管１の前方に配設した投写レンズ群で、３はこの投写レ
ンズ群２の入射瞳位置である。４は上記陰極線管１の表
示フェースプレートガラス、５は多層干渉フィルター、
６は蛍光体、７はアルミ蒸着膜である。
陰極線管を用いた投写レンズユニットの構成図であっ
て、図において、１は陰極線管を示し、２はこの陰極線
管１の前方に配設した投写レンズ群で、３はこの投写レ
ンズ群２の入射瞳位置である。４は上記陰極線管１の表
示フェースプレートガラス、５は多層干渉フィルター、
６は蛍光体、７はアルミ蒸着膜である。
次に動作について説明する。陰極線管１に塗布された
蛍光体６は電子ビームが入射すると、第４図の発光スペ
クトルおよび多層干渉コーティングの透過率を示す図に
おける実線９のような発光スペクトルを有する。これ
は、投写型テレビジョン装置に使用される陰極線管蛍光
体は寿命および輝度等の問題で上記のような発光スペク
トルを有する材料を使用せざるを得ない。第４図に示す
ように本来必要な緑色スペクトル波長545nm以外に、青
色側および赤色側のスペクトルを含んでいる。このた
め、第５図の色再現範囲を表す色度図のように標準緑色
色度点であるG13からは離れたG016の点の色度値しか得
られず、破線で示す三角形19の範囲でしか色を再現する
ことができなかった。
蛍光体６は電子ビームが入射すると、第４図の発光スペ
クトルおよび多層干渉コーティングの透過率を示す図に
おける実線９のような発光スペクトルを有する。これ
は、投写型テレビジョン装置に使用される陰極線管蛍光
体は寿命および輝度等の問題で上記のような発光スペク
トルを有する材料を使用せざるを得ない。第４図に示す
ように本来必要な緑色スペクトル波長545nm以外に、青
色側および赤色側のスペクトルを含んでいる。このた
め、第５図の色再現範囲を表す色度図のように標準緑色
色度点であるG13からは離れたG016の点の色度値しか得
られず、破線で示す三角形19の範囲でしか色を再現する
ことができなかった。
そこで、従来第７図に示すようにフェースプレートガ
ラス４と蛍光体６との間に高屈折率材料と低屈折率材料
とを交互に積層してなる多層干渉フィルター５を設け、
この多層干渉フィルターの透過率特性を第４図に示した
破線11のように設定することにより、緑色蛍光体６より
発光された光スペクトル９のうちの600nmの前と後にピ
ークをもつ不要な光スペクトルを反射させている。これ
により第５図で示したG117の色度点まで改善することが
できる。しかし、干渉フィルター５は透過率特性を第４
図の破線11のように設定しているため、500nmより若干
短いところにピークをもつ不要光スペクトルを反射させ
ることができないため、依然として第５図の一点破線で
示す三角形20の色再現範囲にとどまっている。
ラス４と蛍光体６との間に高屈折率材料と低屈折率材料
とを交互に積層してなる多層干渉フィルター５を設け、
この多層干渉フィルターの透過率特性を第４図に示した
破線11のように設定することにより、緑色蛍光体６より
発光された光スペクトル９のうちの600nmの前と後にピ
ークをもつ不要な光スペクトルを反射させている。これ
により第５図で示したG117の色度点まで改善することが
できる。しかし、干渉フィルター５は透過率特性を第４
図の破線11のように設定しているため、500nmより若干
短いところにピークをもつ不要光スペクトルを反射させ
ることができないため、依然として第５図の一点破線で
示す三角形20の色再現範囲にとどまっている。
また、第７図に示すように陰極線管１の周辺の像と投
写レンズ群２の入射光取り込み中心である入射瞳３とは
角度θ１をもつため、多層干渉フィルター５の各層の光
学的光路差ｌは、 ｌ＝2dcosθ１ （d:層の厚さ） となり、多層干渉フィルター５の角度θ１方向の透過率
特性は第４図の一点破線で示す12のようになり、必要な
緑色光スペクトルまでも反射させてしまうため周辺の光
は逆に色再現範囲を劣化させることになる。
写レンズ群２の入射光取り込み中心である入射瞳３とは
角度θ１をもつため、多層干渉フィルター５の各層の光
学的光路差ｌは、 ｌ＝2dcosθ１ （d:層の厚さ） となり、多層干渉フィルター５の角度θ１方向の透過率
特性は第４図の一点破線で示す12のようになり、必要な
緑色光スペクトルまでも反射させてしまうため周辺の光
は逆に色再現範囲を劣化させることになる。
［発明が解決しようとする課題］ 従来の投写型テレビジョン装置は以上のように構成さ
れているので、陰極線管の中心付近からの光についても
色再現範囲が不充分であり、さらに周辺付近の光は本来
必要な光スペクトルまで反射させてしまうため、青色が
強調された緑色になるという課題があった。
れているので、陰極線管の中心付近からの光についても
色再現範囲が不充分であり、さらに周辺付近の光は本来
必要な光スペクトルまで反射させてしまうため、青色が
強調された緑色になるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解消するためになさ
れたもので、陰極線管の中心から周辺までの色の均一性
を図り、さらに色再現範囲を拡大することのできる投写
型テレビジョン装置を提供することを目的とする。
れたもので、陰極線管の中心から周辺までの色の均一性
を図り、さらに色再現範囲を拡大することのできる投写
型テレビジョン装置を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ この発明に係る投写型テレビジョン装置は、陰極線管
の表示窓の内面上に設けられた蛍光材料層からなる表示
スクリーンと、この蛍光材料層と表示窓との間に設けら
れた高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に積層した、
緑色の波長帯域内の波長より長い波長を有する光を反射
する多層干渉フィルターと、上記陰極線管の前方の光路
上に配設した、緑色の波長帯域内の波長より短い波長、
例えば520nm以下の波長を有する光を反射または吸収す
る色選択手段とを備えたものである。
の表示窓の内面上に設けられた蛍光材料層からなる表示
スクリーンと、この蛍光材料層と表示窓との間に設けら
れた高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に積層した、
緑色の波長帯域内の波長より長い波長を有する光を反射
する多層干渉フィルターと、上記陰極線管の前方の光路
上に配設した、緑色の波長帯域内の波長より短い波長、
例えば520nm以下の波長を有する光を反射または吸収す
る色選択手段とを備えたものである。
具体的な色選択手段としては、ガラス又はプラスチッ
クレンズへの多層干渉コーティング層の形成、あるいは
フィルターの使用、又は金属、顔料、染料の練り込みに
より同等の色選択特性を持たせたガラス又はプラスチッ
クレンズが用いられる。
クレンズへの多層干渉コーティング層の形成、あるいは
フィルターの使用、又は金属、顔料、染料の練り込みに
より同等の色選択特性を持たせたガラス又はプラスチッ
クレンズが用いられる。
更に他に、プラスチックレンズの着色液への浸漬によ
り同等の色選択特性を持たせたもの、及び陰極線管と投
写レンズ群との間の冷却液に顔料又は染料を混合し同等
の色選択特性を持たせたもので上述の色選択手段が構成
される。
り同等の色選択特性を持たせたもの、及び陰極線管と投
写レンズ群との間の冷却液に顔料又は染料を混合し同等
の色選択特性を持たせたもので上述の色選択手段が構成
される。
［作用］ この発明においては、上述した多層干渉フィルターが
緑色の波長帯域内の波長より長い波長を有する光を反射
し、また、色選択手段が同じく緑色の波長帯域内の波長
より短い波長を有する光を反射または吸収する特性を有
するので、この多層干渉フィルターと色選択手段との組
み合わせは、緑色の波長帯域内の波長の光のみを通過さ
せる、いわゆる緑色光通過バンドパスフィルターとして
機能する。
緑色の波長帯域内の波長より長い波長を有する光を反射
し、また、色選択手段が同じく緑色の波長帯域内の波長
より短い波長を有する光を反射または吸収する特性を有
するので、この多層干渉フィルターと色選択手段との組
み合わせは、緑色の波長帯域内の波長の光のみを通過さ
せる、いわゆる緑色光通過バンドパスフィルターとして
機能する。
従って、従来、色再現範囲を小さくしていた原因であ
る、例えば500nm付近の波長にピークをもつ不要光が全
て反射または吸収されるので、多層干渉フィルターのみ
を施した従来の装置に比較して、色再現範囲が大幅に拡
大され、また、陰極線管の中央と周辺の色純度も改善で
きる。
る、例えば500nm付近の波長にピークをもつ不要光が全
て反射または吸収されるので、多層干渉フィルターのみ
を施した従来の装置に比較して、色再現範囲が大幅に拡
大され、また、陰極線管の中央と周辺の色純度も改善で
きる。
［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
１図はこの発明の投写型テレビジョン装置における陰極
線管を用いた投写レンズユニットの構成図であって、１
〜７は第７図に示した従来の陰極線管を用いた投写レン
ズユニットと同一であるので同一符号を付して説明は省
略する。８は投写レンズ群２の最前列のレンズに形成し
た色選択手段の１つの具体例である多層干渉コーティン
グ層であり、第４図の二点破線で示す透過率特性10のよ
うに520nm付近の波長の光に対して高反射率を有する。
上記多層干渉コーティング層８は例えば酸化チタン（Ti
O2）または酸化タンタル（Ta2O5）の高屈折率を有する
層と、酸化シリコン（SiO2）またはフッ化マグネシウム
（MgF2）の低屈折率を有する層を交互に複数積層し、約
10層〜20層程度の真空蒸着膜により構成されている。
１図はこの発明の投写型テレビジョン装置における陰極
線管を用いた投写レンズユニットの構成図であって、１
〜７は第７図に示した従来の陰極線管を用いた投写レン
ズユニットと同一であるので同一符号を付して説明は省
略する。８は投写レンズ群２の最前列のレンズに形成し
た色選択手段の１つの具体例である多層干渉コーティン
グ層であり、第４図の二点破線で示す透過率特性10のよ
うに520nm付近の波長の光に対して高反射率を有する。
上記多層干渉コーティング層８は例えば酸化チタン（Ti
O2）または酸化タンタル（Ta2O5）の高屈折率を有する
層と、酸化シリコン（SiO2）またはフッ化マグネシウム
（MgF2）の低屈折率を有する層を交互に複数積層し、約
10層〜20層程度の真空蒸着膜により構成されている。
上記のように構成された投写型テレビジョン装置は、
陰極線管１の蛍光体６に電子ビームが入射されると、第
４図の実線で示す光スペクトル９が発光される。また、
多層干渉フィルター５の透過率特性11により、600nm付
近前後にピークをもつ不要光は反射され陰極線管からは
出射してこない。しかし、500nmより若干短い波長にピ
ークをもつ他の不要光は陰極線管からは出射され投写レ
ンズ群２に入射される。ここでこの発明による投写レン
ズ群中に設けた色選択手段である前記多層干渉コーティ
ング層８は、第４図の二点破線で示す透過率特性10にな
るように設定してあるため、例えば520nm以下の波長の
不要光を反射させ投写レンズ群２より出射しなくなる。
つまり、陰極線管１より発した光の不要光は、レンズ群
中の多層干渉コーティング層８により投写レンズ群２か
らの出射光として映像スクリーンに投影されないため、
第５図のG218の点まで緑色色度点を向上させることがで
き、この結果、同図の二点破線で示す三角形21まで色再
現範囲を拡大できる。
陰極線管１の蛍光体６に電子ビームが入射されると、第
４図の実線で示す光スペクトル９が発光される。また、
多層干渉フィルター５の透過率特性11により、600nm付
近前後にピークをもつ不要光は反射され陰極線管からは
出射してこない。しかし、500nmより若干短い波長にピ
ークをもつ他の不要光は陰極線管からは出射され投写レ
ンズ群２に入射される。ここでこの発明による投写レン
ズ群中に設けた色選択手段である前記多層干渉コーティ
ング層８は、第４図の二点破線で示す透過率特性10にな
るように設定してあるため、例えば520nm以下の波長の
不要光を反射させ投写レンズ群２より出射しなくなる。
つまり、陰極線管１より発した光の不要光は、レンズ群
中の多層干渉コーティング層８により投写レンズ群２か
らの出射光として映像スクリーンに投影されないため、
第５図のG218の点まで緑色色度点を向上させることがで
き、この結果、同図の二点破線で示す三角形21まで色再
現範囲を拡大できる。
換言すると、陰極線管の多層干渉フィルター５と色選
択手段たる多層干渉コーティング層８との組み合わせ
が、第４図の破線11と二点破線10で囲まれる緑色の波長
帯域内の波長の光のみを透過させる緑色光通過バンドパ
スフィルターを構成することになる。従って、陰極線管
１の周辺の像の光についても520nm以下の波長の光を出
射しない。結果として、陰極線からの発光スペクトル
は、本来の緑色スペクトルである545nm付近にピーク波
長をもつ緑色の波長帯域内の波長の光のみとなり、これ
によって、緑色単色で陰極線管の中央と周辺の色純度も
改善できる。
択手段たる多層干渉コーティング層８との組み合わせ
が、第４図の破線11と二点破線10で囲まれる緑色の波長
帯域内の波長の光のみを透過させる緑色光通過バンドパ
スフィルターを構成することになる。従って、陰極線管
１の周辺の像の光についても520nm以下の波長の光を出
射しない。結果として、陰極線からの発光スペクトル
は、本来の緑色スペクトルである545nm付近にピーク波
長をもつ緑色の波長帯域内の波長の光のみとなり、これ
によって、緑色単色で陰極線管の中央と周辺の色純度も
改善できる。
次にこの発明においては、上記色選択手段として、上
述の多層干渉コーティング層８に代えて、特定波長光を
吸収させる金属、顔料、染料のガラス又はプラスチック
材料への練り込みにより、同等の色選択特性を持たせた
着色されたガラス又はプラスチックレンズ8aが第２図の
如く用いられる。
述の多層干渉コーティング層８に代えて、特定波長光を
吸収させる金属、顔料、染料のガラス又はプラスチック
材料への練り込みにより、同等の色選択特性を持たせた
着色されたガラス又はプラスチックレンズ8aが第２図の
如く用いられる。
更にかかる着色レンズ8aとしては、プラスチックレン
ズの着色液への浸漬によりその表面部滲透により同等の
色選択特性を持たせることも可能である。
ズの着色液への浸漬によりその表面部滲透により同等の
色選択特性を持たせることも可能である。
次に第３図のように、上述の陰極線管とレンズ群との
間の冷却液に、顔料又は染料を混合し同等の色選択特性
を持たせた着色冷却液8bにより上述の色選択手段を構成
することもできる。
間の冷却液に、顔料又は染料を混合し同等の色選択特性
を持たせた着色冷却液8bにより上述の色選択手段を構成
することもできる。
上記ガラスレンズの着色のための練り込み材料として
は、常法の如く酸化鉄又は酸化クロム等が用いられる。
又プラスチックレンズ及び冷却液のためには、フタロシ
アニン系顔料、又はアントラキノン系顔料が適宜用いら
れる。
は、常法の如く酸化鉄又は酸化クロム等が用いられる。
又プラスチックレンズ及び冷却液のためには、フタロシ
アニン系顔料、又はアントラキノン系顔料が適宜用いら
れる。
更に上記多層干渉コーティング層８に代えて、第６図
に示すように、投写レンズ群２の前方に520nm付近の波
長を光に対して高反射率を有するフィルター22を配設し
ても上記と同様の作用を得ることができる。
に示すように、投写レンズ群２の前方に520nm付近の波
長を光に対して高反射率を有するフィルター22を配設し
ても上記と同様の作用を得ることができる。
［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、緑色の波長
帯域内の波長より長い波長を有する光を反射する多層干
渉フィルターを備えるとともに、陰極線管の前方の光路
上の配設した、緑色の波長帯域内の波長より短い波長を
有する光を反射または吸収する多層干渉コーティング層
等の色選択手段を備えたので、全体として色再現範囲を
一層向上させることができ、しかも陰極線管に多層干渉
フィルターがあっても緑色に対する陰極線管の中央と周
辺の色純度を高めることができる。
帯域内の波長より長い波長を有する光を反射する多層干
渉フィルターを備えるとともに、陰極線管の前方の光路
上の配設した、緑色の波長帯域内の波長より短い波長を
有する光を反射または吸収する多層干渉コーティング層
等の色選択手段を備えたので、全体として色再現範囲を
一層向上させることができ、しかも陰極線管に多層干渉
フィルターがあっても緑色に対する陰極線管の中央と周
辺の色純度を高めることができる。
第１図〜第３図はこの発明の３つの実施例による投写型
テレビジョン装置の陰極線管と投写レンズユニットの構
成図、第４図は緑色蛍光体発光スペクトルと多層干渉コ
ーティングの透過率図、第５図は色再現範囲を表す色度
図、第６図はこの発明の更に他の実施例を示す陰極線管
と投写レンズユニットの構成図、第７図は従来の投写型
テレビジョン装置における陰極線管と投写レンズユニッ
トの構成図である。 １……陰極線管、２……投写レンズ群、５……多層干渉
フィルター、６……蛍光体、８……多層干渉コーティン
グ層、8a……着色レンズ、8b……着色冷却液、22……フ
ィルター。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
テレビジョン装置の陰極線管と投写レンズユニットの構
成図、第４図は緑色蛍光体発光スペクトルと多層干渉コ
ーティングの透過率図、第５図は色再現範囲を表す色度
図、第６図はこの発明の更に他の実施例を示す陰極線管
と投写レンズユニットの構成図、第７図は従来の投写型
テレビジョン装置における陰極線管と投写レンズユニッ
トの構成図である。 １……陰極線管、２……投写レンズ群、５……多層干渉
フィルター、６……蛍光体、８……多層干渉コーティン
グ層、8a……着色レンズ、8b……着色冷却液、22……フ
ィルター。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (5)
- 【請求項１】陰極線管と投写レンズ群とを用いた投写型
テレビジョン装置において、上記陰極線管の表示窓の内
面上に設けられた蛍光材料層からなる表示スクリーン
と、この蛍光材料層と表示窓との間に設けられた高屈折
率材料と低屈折率材料とを交互に積層した、緑色の波長
帯域内の波長より長い波長を有する光を反射する多層干
渉フィルターと、上記陰極線管の前方の光路上に配設し
た、上記緑色の波長帯域内の波長より短い波長を有する
光を反射または吸収する色選択手段とを備え、上記多層
干渉フィルターと上記色選択手段との組み合わせにより
上記緑色の波長帯域内の波長の光のみを透過させる緑色
光通過バンドパス光フィルターを構成したことを特徴と
する投写型テレビジョン装置。 - 【請求項２】色選択手段が、ガラス又はプラスチックレ
ンズへの多層干渉コーティング層、あるいはフィルター
である請求項（１）項記載の投写型テレビジョン装置。 - 【請求項３】色選択手段が、金属、顔料、染料の練り込
みにより同等の色選択特性を持たせたガラス又はプラス
チックレンズである請求項（１）項記載の投写型テレビ
ジョン装置。 - 【請求項４】色選択手段が、プラスチックレンズの着色
液浸漬により同等の色選択特性を持たせてなる請求項
（１）項記載の投写型テレビジョン装置。 - 【請求項５】色選択手段が、陰極線管と投写レンズ群と
の間の冷却液に顔料又は染料を混合し同等の色選択特性
を持たせたものである請求項（１）項記載の投写型テレ
ビジョン装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1333624A JPH0834596B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-12-21 | 投写型テレビジョン装置 |
| US07/480,966 US5031033A (en) | 1989-02-20 | 1990-02-16 | Projection television apparatus |
| CA002010330A CA2010330C (en) | 1989-02-20 | 1990-02-19 | Projection television apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4063189 | 1989-02-20 | ||
| JP1-40631 | 1989-02-20 | ||
| JP1333624A JPH0834596B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-12-21 | 投写型テレビジョン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02290392A JPH02290392A (ja) | 1990-11-30 |
| JPH0834596B2 true JPH0834596B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=26380115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1333624A Expired - Fee Related JPH0834596B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-12-21 | 投写型テレビジョン装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5031033A (ja) |
| JP (1) | JPH0834596B2 (ja) |
| CA (1) | CA2010330C (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU669247B2 (en) * | 1993-03-04 | 1996-05-30 | Ldt Gmbh & Co. Laser-Display-Technologie Kg | Television projection system |
| JPH0729519A (ja) * | 1993-07-15 | 1995-01-31 | Sony Corp | プロジェクタ用ｃｒｔ |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4245242A (en) * | 1979-05-10 | 1981-01-13 | Rockwell International Corporation | Contrast enhancement of multicolor displays |
| JPS60100347A (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-04 | Mitsubishi Electric Corp | 投写型陰極線管 |
| NL8402304A (nl) * | 1984-07-20 | 1986-02-17 | Philips Nv | Beeldbuis. |
| GB2176048B (en) * | 1985-05-29 | 1989-07-05 | Philips Nv | Projection television display tube and projection television device comprising at least one such tube |
| GB8623822D0 (en) * | 1986-10-03 | 1986-11-05 | Philips Nv | Colour cathode ray tube |
| GB8629552D0 (en) * | 1986-12-10 | 1987-01-21 | Philips Nv | Television system & display tubes |
| JPS643946A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-09 | Toshiba Corp | Cathode-ray tube device for green luminescence projection |
| US4937661A (en) * | 1988-07-11 | 1990-06-26 | North American Philips Corporation | Projection television display tube and device having band pass interference filter |
-
1989
- 1989-12-21 JP JP1333624A patent/JPH0834596B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-02-16 US US07/480,966 patent/US5031033A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
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| US5031033A (en) | 1991-07-09 |
| JPH02290392A (ja) | 1990-11-30 |
| CA2010330C (en) | 1994-05-24 |
| CA2010330A1 (en) | 1990-08-20 |
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