JPH0834004B2 - 光ピックアップの送り制御装置 - Google Patents

光ピックアップの送り制御装置

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JPH0834004B2
JPH0834004B2 JP29317489A JP29317489A JPH0834004B2 JP H0834004 B2 JPH0834004 B2 JP H0834004B2 JP 29317489 A JP29317489 A JP 29317489A JP 29317489 A JP29317489 A JP 29317489A JP H0834004 B2 JPH0834004 B2 JP H0834004B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ピックアップの送り制御装置に関するも
のであり、詳しくは、ディスクに光を照射することによ
り、信号の読み取りを行う光ピックアップの傾斜角度を
ディスクの反りに対応させて調整すると共に、光ピック
アップをディスクの内周端側と外周端側との間を往復送
り自在とし、且つそれぞれの両端位置若しくは片端位置
における光ピックアップの位置をスイッチ等の電気的手
段により検出することにより、送り方向の反転や停止等
を可能とした光ピックアップの送り制御装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
レーザディスク等のディスクには、通常、情報信号が
光ピックアップにより記録再生されるようになってい
る。この際、情報信号は、ディスクの内周端側から外周
端側にかけての所定範囲に記録されている必要がある。
従って、光ピックアップは、ディスクの径方向に往復移
動されるようになっている。
上記の往復移動は、光ピックアップの送り制御装置に
より行われている。この送り制御装置は、第7図に示す
ように、ディスク5をターンテーブル10を介して回転さ
せるスピンモータ9が設けられたシャーシ8と、このシ
ャーシ8の上方に配設されたチルト板4と、光ピックア
ップ1を保持するハウジング2とを有している。
上記のハウジング2には、第9図に示すように、チル
ト板4に形成されたガイド面4cを挟み込むガイド部2b
と、ガイドシャフト3が嵌挿されるガイド孔部2aとが両
端部に形成されている。これにより、ハウジング2およ
び光ピックアップ1は、ガイド孔部2aとガイドシャフト
3およびガイド部2bとガイド面4cとの摺接によって往復
移動されるようになっている。
また、チルト板4には、第8図に示すように、支点部
4d・4dがターンテーブル10側の中央位置に形成されてい
る。これらの支点部4d・4dは、シャーシ8に設けられた
支点支持部8a・8aに回動可能に支持されており、チルト
板4の回動中心とされている。さらに、上記のチルト板
4には、図示しないチルト調整駆動機構が設けられてお
り、このチルト調整駆動機構には、通常、例えば減速ギ
ヤに係合されたモータ等が使用されている。
これにより、チルト板4は、上記のチルト調整駆動機
構により支点部4d・4dを中心として回動可能になり、第
7図に示すように、ディスク5に対する光ピックアップ
1の光軸は、たとえディスク5に反りが生じていても、
チルト板4の傾斜を調整することで直交状態が維持され
るようになっている。
また、往復移動される光ピックアップ1は、情報信号
の記録がディスク5の所定範囲である記録範囲で行われ
るため、ディスク5の内周端側および外周端側の所定位
置で停止される必要がある。従って、送り制御装置に
は、上記の内周端側および外周端側の所定位置を検出可
能な検出スイッチ6・7と、これらの各検出スイッチ6
・7に当接するようにハウジング2に形成された突起部
2c・2dとが設けられている。
さらに、ディスク5の内周端側および外周端側の所定
位置は、ディスク5に反りが生じていても、高精度に検
出されることが望ましい。従って、従来の送り制御装置
は、上記の検出スイッチ6・7がハウジング2を支持す
るチルト板4に固定されている。これにより、検出スイ
ッチ6・7は、チルト板4がディスク5の反りに対応し
て回動された場合でも、ハウジング2と共に回動するこ
とになり、ハウジング2の走行方向と検出スイッチ6・
7のアクチュエータ部6a・7aとは、常に同一方向になっ
ている。従って、検出スイッチ6・7のアクチュエータ
部6a・7aがハウジング2の突起部2c・2dで押圧される位
置は、ディスク5の反りでチルト板4が傾斜されていた
場合でも、ディスク5の内周端側および外周端側の所定
位置になっている。
このように、従来の光ピックアップの送り制御装置
は、チルト板4を回動して傾斜させることで、ディスク
5に対する光ピックアップ1の光軸を直交状態に維持で
きるようになっていると共に、チルト板4を傾斜させた
場合でも、ディスク5の記録範囲を正確に検出できるこ
とで、不要な光ピックアップ1の移動が防止されるよう
になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の光ピックアップの送り制御
装置では、検出スイッチ6・7への配線が困難であると
共に、この配線がチルト板4の回動に悪影響を及ぼし、
ディスク5の反りに追従する際のアクセスタイムの遅延
を招来する場合がある。
即ち、検出スイッチ6・7には、第10図に示すよう
に、配線材15が接続されるようになっており、この配線
材15は、光ピックアップ1の可動範囲から回避された部
分に配設されることが必要である。従って、検出スイッ
チ6・7に接続された配線材15は、配線材15の保護およ
び遊び防止のため、チルト板4の外周縁を複数の結束部
材16…により固定されながら集合され、シャーシ8に結
束部材16で固定された後、例えばコネクタ17を介して図
示しない回路基板に接続されるようになっている。
ところが、上記の配線材15は、チルト板4を回動させ
る際に生じる負荷を不安定にする要因となる。この不安
定な負荷は、チルト板4を回動させるチルト調整駆動機
構に影響を及ぼし、例えばモータが一定のトルクでチル
ト板4を回動させる動作速度に変動を生じさせることに
なる。そして、この動作速度の変動は、チルト板4の傾
斜を図示しないディスクの反りに対応させるのに要する
アクセスタイムのバラツキや遅延を招来する要因にな
る。
そこで、配線材15は、チルト板4の回動時に生じる負
荷を安定化させるため、弾力的な材質が要求されると共
に、配線経路が軽負荷となるように制限される必要があ
る。ところが、この配線経路の制限は、配線材15の引き
廻し位置の高精度化を要求することになり、ひいては結
束部材16…の増加およびチルト板4やシャーシ8の形状
の複雑化を招来することになる。さらに、上記の配線
は、手作業により行われるため、手作業によるバラツキ
を定量的に抑えることが困難であると共に、作業時間が
配線の位置決めで長時間化することになる。
このように、従来の光ピックアップの送り制御装置
は、配線材15、配線作業、およびチルト板4やシャーシ
8の形状等に多大な対策や制限を施すことで、チルト板
4を回動させる際に生じる負荷の変動を抑制するように
なっているが、これらの対策や制限を施した場合でも、
上記の負荷の変動を安定化させる根本的な解決策とはな
っていない。
従って、本発明においては、配線材15、配線作業、お
よびチルト板4やシャーシ8の形状等に対策や制限を施
さなくても、チルト板4を回動させる際に生じる負荷の
変動を安定化させることができ、且つディスク5の記録
範囲を正確に検出することができる光ピックアップの送
り制御装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光ピックアップの送り制御装置は、上記
課題を解決するために、ディスクに光を照射して情報信
号の記録再生を行う光ピックアップと、この光ピックア
ップを保持する例えばハウジング等の保持部材と、この
保持部材をガイド面等で摺動可能に支持し、且つ回動中
心となる支点部が形成されたチルト板と、上記摺動され
る保持部材に形成された当接部に当接し、ディスクが有
する記録範囲の内周端側と外周端側とを検出する検出ス
イッチ等の位置検出部材と、上記チルト板の支点部を回
動可能に支持する支点支持部が形成されたシャーシとを
有する光ピックアップの送り制御装置において、 上記位置検出部材は、それぞれシャーシに設けられて
おり、これら位置検出部材に当接する保持部材の当接部
には、回動中心から各位置検出部材までの距離を半径と
する円弧形状の当接面がそれぞれ形成されていることを
特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、チルト板には、回動中心となる
支点部が形成されており、この支点部は、シャーシに形
成された支点支持部で回動可能に支持されている。上記
の回動中心は、慣性モーメントの中心であり、この回動
中心となる支点部およびこの支点部を支持する支点支持
部は、チルト板の回動時に生じる負荷を変動させる要因
にならない。従って、上記の支点部および支点支持部が
形成されたチルト板とシャーシとは、回動時に生じる負
荷について完全に分離されたものとなっている。
また、記録範囲を検出する位置検出部材は、それぞれ
シャーシに設けられている。従って、これらの位置検出
部材に配線する配線経路は、チルト板に形成することな
く、シャーシでのみ形成することが可能になる。これに
より、回動時の負荷は、上述のチルト板とシャーシとが
負荷的に完全に分離されていることで、位置検出部材の
配線で変動することがない。
また、上記の位置検出部材に当接して記録範囲を検出
可能にする保持部材の当接部は、各位置検出部材と当接
部との当接面を有しており、これらの当接面は、回動中
心から各位置検出部材までの距離を半径とする円弧形状
にそれぞれ形成されている。従って、記録範囲は、チル
ト板がディスクの反りに対応するため支点部を中心とし
て回動して傾斜した場合でも、正確に検出できることに
なる。
このように、光ピックアップの送り制御装置は、記録
範囲を正確に検出できると共に、位置検出部材の配線経
路がチルト板の回動に影響しないため自由度が増大した
ものになっている。そして、この自由度の増大は、配線
材、配線作業、およびチルト板やシャーシの形状等に対
策や制限を施さなくても、チルト板の回動時に生じる負
荷の変動を安定化させることを可能にしている。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第6図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、前記
第7図ないし第10図に示した従来例と同一の構成部材に
は、同一の符号を付記する。
本実施例に係る光ピックアップの送り制御装置は、第
2図に示すように、光ピックアップ1の光軸をディスク
5に対して常に直交状態に維持可能なチルト板4を有し
ている。このチルト板4には、第1図に示すように、回
動中心となる支点部4d・4dが幅方向の両端部に形成され
ていると共に、開口部4eが中央部に形成されている。
上記の開口部4eの上方には、第2図にも示すように、
光ピックアップ1が往復移動可能に配設されており、こ
の光ピックアップ1には、ディスク5に対して例えばレ
ーザ光を照射する対物レンズ1aが設けられている。そし
て、この対物レンズ1aは、ディスク5に光スポットを形
成することで、情報信号の記録再生を行うようになって
いる。
また、上記の光ピックアップ1は、保持部材であるハ
ウジング2に保持されている。このハウジング2には、
第1図に示すように、ガイド孔部2aとガイド部2bとがチ
ルト板4の幅方向に形成されていると共に、ガイド部2b
側に後述の当接部であるスイッチ部19がチルト板4の下
方に位置するように形成されている。
上記のガイド孔部2aには、ガイドシャフト3が摺動可
能に嵌挿されており、このガイドシャフト3は、両端部
がチルト板4に形成された支持部材4a・4bで支持されて
いる。一方、ガイド部2bは、第3図に示すように、コ字
形状に形成されており、チルト板4に形成されたガイド
面4cを挟み込むようになっている。これにより、ハウジ
ング2は、ガイド孔部2aとガイド部2bとがガイドシャフ
ト3とガイド面4cとで規制されることで、チルト板4に
対して水平方向に移動されるようになっている。
また、チルト板4に形成された開口部4eには、第1図
に示すように、回転シャフト18が支持部材4b側に貫設さ
れている。この回転シャフト18には、第2図に示すよう
に、ディスク5を支持して回転させるターンテーブル10
がチルト板4の上方側の端部に設けられている。一方、
この回転シャフト18の他方側の端部には、回転シャフト
18を回転させるスピンモータ9が設けられている。
上記のスピンモータ9は、シャーシ8に固定されてお
り、このシャーシ8には、第1図および第2図に示すよ
うに、チルト板4の支点部4d・4dを回動可能に支持する
支点支持部8a・8aが回転シャフト18側の中央部に形成さ
れている。これにより、チルト板4とディスク5とは、
たとえディスク5に反りが生じていても、上記の支点部
4d・4dを中心とした回動を行うことで平行が維持される
ようになっている。
また、上記のシャーシ8には、スイッチ支持部21・21
を介して位置検出部材である検出スイッチ6・7が裏面
に設けられている。これらの検出スイッチ6・7は、デ
ィスク5に情報信号を記録可能な範囲である記録範囲の
外周端側と内周端側とを検出するように、シャーシ8の
長手方向の両端部に対向して設けられている。また、上
記の検出スイッチ6・7には、検出スイッチ6・7に内
蔵された接点部の開閉を行うアクチュエータ部6a・7aが
設けられている。これらのアクチュエータ部6a・7aは、
シャーシ8の上方に位置するようにシャーシ8を貫設さ
れており、上述のハウジング2に形成されたスイッチ部
19に当接して押圧されるようになっている。
上記のスイッチ部19は、アクチュエータ部6a・7aに当
接する当接面19a・19bが両側面に形成されている。これ
らの当接面19a・19bの高さは、チルト板4が最大に回動
したときに、スイッチ部19の当接面19a・19bとアクチュ
エータ部6a・7aとが当接する程度に設定されている。ま
た、当接面19a・19bは、円弧形状に形成されており、こ
れらの円弧形状は、第2図に示すように、当接面19a側
が支点部4dの回動中心から検出スイッチ6のアクチュエ
ータ部6aまでの距離を半径R1とする円周に沿って形成さ
れており、当接面19b側が支点部4dの回動中心から検出
スイッチ7のアクチュエータ部7aまでの距離を半径R2と
する円周に沿って形成されている。
これにより、スイッチ部19が検出スイッチ6・7のア
クチュエータ部6a・7aを押圧する位置は、第4図および
第5図に示すように、チルト板4が支点部4dを中心とし
て回動した場合でも常に一定にされるようになってい
る。
尚、本実施例において、検出スイッチ6・7は、シャ
ーシ8の裏面に設けられているが、これに限定されるこ
とはなく、チルト板4に接触しなければシャーシ8の上
面に設けられていても良い。
上記の構成において、送り制御装置の動作について、
第4図および第5図を基にして以下に説明する。
先ず、第4図に示すように、ディスク5が下方に反っ
ていた場合には、チルト板4が支点部4dを中心としてA
方向に回動され、ディスク5に対して平行となる傾斜角
度にされる。この際、光ピックアップ1は、チルト板4
に対して平行に移動するため、光ピックアップ1からの
光軸をディスク5に対して常に直交させることが可能に
なる。
そして、光ピックアップ1がディスク5の内周端側に
位置した場合には、スイッチ部19の当接面19bの下部が
アクチュエータ部7aに当接し、このアクチュエータ部7a
が押圧されることで、検出スイッチ7に内蔵された接点
部が開閉され、記録範囲の内周端側に到達したことが検
出される。また、光ピックアップ1がディスク5の外周
端側に位置した場合には、スイッチ部19の当接面19aの
上部がアクチュエータ部6aに当接し、このアクチュエー
タ部6aが押圧されることで、検出スイッチ6に内蔵され
た接点部が開閉され、記録範囲の外周端側に到達したこ
とが検出される。
一方、第5図に示すように、ディスク5が上方に反っ
ていた場合には、チルト板4が支点部4dを中心としてB
方向に回動され、ディスク5に対して平行となる傾斜角
度にされる。そして、上述のディスク5が下方に反って
いた場合と同様に、光ピックアップ1は、チルト板4に
対して平行に移動するため、光ピックアップ1からの光
軸をディスク5に対して常に直交させることが可能にな
る。
そして、光ピックアップ1がディスク5の内周端側に
位置した場合には、スイッチ部19の当接面19bの上部が
アクチュエータ部7aに当接し、このアクチュエータ部7a
が押圧されることで、検出スイッチ7に内蔵された接点
部が開閉され、記録範囲の内周端側に到達したことが検
出される。また、光ピックアップ1がディスク5の外周
端側に位置した場合には、スイッチ部19の当接面19aの
下部がアクチュエータ部6aに当接し、このアクチュエー
タ部6aが押圧されることで、記録範囲の外周端側に到達
したことが検出される。
このように、光ピックアップ1の光軸とディスク5と
は、ディスク5の反りに影響を受けることなく、直交状
態を維持することが可能になっている。また、ディスク
5の記録範囲は、チルト板4が傾斜していても、第2図
に示すように、当接面19a・19bが半径R1および半径R2の
円周に沿った円弧形状に形成されているため正確に検出
することが可能になる。従って、光ピックアップ1は、
ディスク5に対応させたチルト板4の回動であるチルト
調整をどのように行っても移動量が一定となり、反転や
停止が同一の位置で行われることになる。
次に、検出スイッチ6・7をシャーシ8の上面に設け
て配線した場合について、第6図に基づき以下に説明す
る。
回路基板にコネクタ17を介して接続可能な配線材15
は、シャーシ8の下面から配設され、この下面において
結束部材16・16で固定された後、シャーシ8に形成され
た開口部8c・8cから上面に引き出され、検出スイッチ6
・7に接続されている。この際、検出スイッチ6・7
は、シャーシ8に設けられており、検出スイッチ6・7
に接続される配線材15は、チルト板4に接触することが
ない。
ところで、上記のチルト板4には、回動中心となる支
点部4dが形成されており、これらの支点部4dは、シャー
シ8に形成された支点支持部8aで回動可能に支持されて
いる。上記の回動中心は、慣性モーメントの中心であ
り、この回動中心となる支点部4dおよび支点支持部8a
は、チルト板4の回動時に生じる負荷を変動させる要因
にならない。従って、上記の支点部4dと支点支持部8aと
で係合されたチルト板4とシャーシ8とは、回動時に生
じる負荷について完全に分離されたものとなっている。
従って、検出スイッチ6・7と回路基板との回線経路
は、シャーシ8でのみ形成されているため、この配線経
路で配設される配線材15は、チルト板4の回動時に生じ
る負荷を変動させることがない。尚、この配線経路は、
検出スイッチ6・7がシャーシ8の下面に設けられてい
ても、チルト板4から完全に分離されていることに変わ
りはない。
これにより、配線経路は、上記の負荷の変動に影響を
及ぼさないため自由度が増大することになり、ひいては
チルト板4やシャーシ8の形状を簡略化することが可能
になる。また、上記の自由度の増大は、配線材15の引き
廻し位置の精度を緩和させることにもなり、この精度の
緩和は、結束部材16・16の減少や手作業による配線時間
の短縮化を可能にする。
このように、本実施例に係る送り制御装置は、配線材
15、配線作業、およびチルト板4やシャーシ8の形状等
に対策や制限を施さなくても、チルト板4を回動させる
際に生じる負荷の変動を安定化させることができ、且つ
ディスク5の記録範囲を正確に検出することができるよ
うになっている。
〔発明の効果〕
本発明に係る光ピックアップの送り制御装置は、以上
のように、位置検出部材が、それぞれシャーシに設けら
れており、これら位置検出部材に当接する保持部材の当
接部に、回動中心から各位置検出部材までの距離を半径
とする円弧形状の当接面がそれぞれ形成されている構成
である。
これにより、位置検出部材の配線経路がチルト板の回
動時に生じる負荷に影響を及ぼさないため、配線経路の
自由度が増大し、ひいては配線材、配線作業、およびチ
ルト板やシャーシの形状等に対策や制限を施さなくて
も、上記の負荷の変動を安定化させることが可能にな
る。
これと共に、当接面が回動中心から各位置検出部材ま
での距離を半径とする円弧形状に形成されているため、
当接部と各位置検出部材との当接位置は、チルト板が回
動して傾斜されている場合でも、常に一定となり、記録
範囲を正確に検出することが可能になるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、本発明の一実施例を示すもので
ある。 第1図は、送り制御装置の平面図である。 第2図は、送り制御装置の正面図である。 第3図は、第1図における送り制御装置のX−X線矢視
断面図である。 第4図は、ディスクが下方向に沿っている場合の送り制
御装置の動作を示す説明図である。 第5図は、ディスクが上方向に沿っている場合の送り制
御装置の動作を示す説明図である。 第6図は、送り制御装置の斜視図である。 第7図ないし第10図は、従来例を示すものである。 第7図は、送り制御装置の正面図である。 第8図は、送り制御装置の平面図である。 第9図は、第8図における送り制御装置のX−X線矢視
断面図である。 第10図は、送り制御装置の斜視図である。 1は光ピックアップ、2はハウジング(保持部材)、2a
はガイド孔部、2bはガイド部、3はガイドシャフト、4
はチルト板、4dは支点部、5はディスク、6・7は検出
スイッチ(位置検出部材)、8はシャーシ、8aは支点支
持部、15は配線材、19はスイッチ部(当接部)、19a・1
9bは当接面である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクに光を照射して情報信号の記録再
    生を行う光ピックアップと、この光ピックアップを保持
    する保持部材と、この保持部材を摺動可能に支持し、且
    つ回動中心となる支点部が形成されたチルト板と、上記
    摺動される保持部材に形成された当接部に当接し、ディ
    スクが有する記録範囲の内周端側と外周端側とを検出す
    る位置検出部材と、上記チルト板の支点部を回動可能に
    支持する支点支持部が形成されたシャーシとを有する光
    ピックアップの送り制御装置において、 上記位置検出部材は、それぞれシャーシに設けられてお
    り、これら位置検出部材に当接する保持部材の当接部に
    は、回動中心から各位置検出部材までの距離を半径とす
    る円弧形状の当接面がそれぞれ形成されていることを特
    徴とする光ピックアップの送り制御装置。
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