JPH0833939B2 - 紙幣判別装置 - Google Patents
紙幣判別装置Info
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- JPH0833939B2 JPH0833939B2 JP1134365A JP13436589A JPH0833939B2 JP H0833939 B2 JPH0833939 B2 JP H0833939B2 JP 1134365 A JP1134365 A JP 1134365A JP 13436589 A JP13436589 A JP 13436589A JP H0833939 B2 JPH0833939 B2 JP H0833939B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紙幣判別装置に関するものであり、さらに
詳細には、本来、紙幣の搬送方向と平行に搬送されるべ
き紙幣の辺が、紙幣の搬送方向とある角度をもって、紙
幣が搬送された場合にも、紙幣の金種、真偽、正損を精
度良く判別することのできる紙幣判別装置に関するもの
である。
詳細には、本来、紙幣の搬送方向と平行に搬送されるべ
き紙幣の辺が、紙幣の搬送方向とある角度をもって、紙
幣が搬送された場合にも、紙幣の金種、真偽、正損を精
度良く判別することのできる紙幣判別装置に関するもの
である。
先行技術 紙幣を搬送路に沿って搬送しつつ、紙幣を光によっ
て、紙幣の搬送方向と直角な方向にスキャンし、紙幣を
透過した光または紙幣により反射された光をイメージセ
ンサにより光電的に検出して、検出パターンを得、基準
のパターンと比較して、紙幣の金種、真偽、正損を判別
するようにした紙幣判別装置が知られている。
て、紙幣の搬送方向と直角な方向にスキャンし、紙幣を
透過した光または紙幣により反射された光をイメージセ
ンサにより光電的に検出して、検出パターンを得、基準
のパターンと比較して、紙幣の金種、真偽、正損を判別
するようにした紙幣判別装置が知られている。
しかしながら、このような紙幣判別装置においては、
検出された検出パターンと比較されるべき基準パターン
は、紙幣の長手方向あるいは幅方向に平行に紙幣をスキ
ャンして得たパターンにであるため、紙幣が搬送される
べき、本来、紙幣の搬送方向と平行に搬送されるべき紙
幣の辺が、紙幣の搬送方向とある角度をもって、紙幣が
搬送された場合(以下、「斜め送り」という。)には、
イメージセンサにより、紙幣の搬送方向と直角の方向に
スキャンされて、検出された検出パターンを基準パター
ンと比較することによって、紙幣の金種、真偽、正損を
判別するこきはできなかった。
検出された検出パターンと比較されるべき基準パターン
は、紙幣の長手方向あるいは幅方向に平行に紙幣をスキ
ャンして得たパターンにであるため、紙幣が搬送される
べき、本来、紙幣の搬送方向と平行に搬送されるべき紙
幣の辺が、紙幣の搬送方向とある角度をもって、紙幣が
搬送された場合(以下、「斜め送り」という。)には、
イメージセンサにより、紙幣の搬送方向と直角の方向に
スキャンされて、検出された検出パターンを基準パター
ンと比較することによって、紙幣の金種、真偽、正損を
判別するこきはできなかった。
しかも、このような紙幣の斜め送りを完全に防止する
ことはきわめて困難であるので、事実上、このような紙
幣判別装置においては、紙幣の金種、真偽、正損を精度
良く判別することはできなかった。
ことはきわめて困難であるので、事実上、このような紙
幣判別装置においては、紙幣の金種、真偽、正損を精度
良く判別することはできなかった。
そこで、たとえば、特開昭54−6437号公報に開示され
るように、紙幣の斜め送りが発生した場合に、斜め送り
角度を検出し、得られた検出パターンをこの角度に基づ
いて補正して、基準パターンと比較することにより、紙
幣の金種、真偽、正損を精度良く判別するようにした紙
幣判別装置が提案されている。
るように、紙幣の斜め送りが発生した場合に、斜め送り
角度を検出し、得られた検出パターンをこの角度に基づ
いて補正して、基準パターンと比較することにより、紙
幣の金種、真偽、正損を精度良く判別するようにした紙
幣判別装置が提案されている。
発明の解決しようとする問題点 しかしながら、このような装置にあっては、紙幣の斜
め送りの角度を検出する検出手段を設ける必要があり、
装置が複雑化することは避けられないし、また、検出パ
ターンの補正も、通常は、得られた検出パターンデータ
を回転演算する方法によっていたため、補正演算に時間
がかかり、実用的ではなかった。
め送りの角度を検出する検出手段を設ける必要があり、
装置が複雑化することは避けられないし、また、検出パ
ターンの補正も、通常は、得られた検出パターンデータ
を回転演算する方法によっていたため、補正演算に時間
がかかり、実用的ではなかった。
発明の目的 本発明は、簡単な装置で、かつ、簡易な演算により、
紙幣の斜め送りが発生したときにも、紙幣の金種、真
偽、正損を精度良く判別することのできる紙幣判別装置
を提供することを目的とするものである。
紙幣の斜め送りが発生したときにも、紙幣の金種、真
偽、正損を精度良く判別することのできる紙幣判別装置
を提供することを目的とするものである。
発明の構成 本発明のかかる目的は、搬送路を搬送される紙幣を光
によりスキャンして、紙幣の透過光または紙幣からの反
射光を光電的に検出する光電検出手段を備え、該光電検
出手段により検出された紙幣の透過光または紙幣からの
反射光の光量に基づいて得られた紙幣の検出パターン
を、基準パターンと比較して、紙幣の金種、真偽、正損
を判別する紙幣判別手段を備えた紙幣判別装置におい
て、前記光電検出手段により光電的に検出された紙幣の
少なくとも1列分の検出データを一時的に記憶する検出
データ記憶手段と、該検出データ記憶手段に記憶される
紙幣の各列のデータの数を検出するとともに、前記検出
データ記憶手段に記憶される紙幣の第1列目の検出デー
タに基づき、紙幣の搬送状態を検出する制御手段と、該
制御手段により検出された紙幣の各列のデータの数を記
憶するデータ数記憶手段と、前記制御手段により判定さ
れた紙幣の搬送状態を記憶する紙幣搬送状態記憶手段
と、前記検出データ記憶手段に記憶された紙幣の検出デ
ータに基づき、紙幣の検出パターンを記憶する検出パタ
ーン記憶手段とを備え、前記制御手段が、前記データ数
記憶手段に記憶された紙幣の各列のデータの数および前
記紙幣搬送状態記憶手段に記憶された紙幣の搬送状態に
基づいて、前記検出データ記憶手段に記憶された紙幣の
検出データを、前記検出パターン記憶手段に、そのパタ
ーン形状が矩形になるように記憶させることを特徴とす
る紙幣判別装置により達成される。
によりスキャンして、紙幣の透過光または紙幣からの反
射光を光電的に検出する光電検出手段を備え、該光電検
出手段により検出された紙幣の透過光または紙幣からの
反射光の光量に基づいて得られた紙幣の検出パターン
を、基準パターンと比較して、紙幣の金種、真偽、正損
を判別する紙幣判別手段を備えた紙幣判別装置におい
て、前記光電検出手段により光電的に検出された紙幣の
少なくとも1列分の検出データを一時的に記憶する検出
データ記憶手段と、該検出データ記憶手段に記憶される
紙幣の各列のデータの数を検出するとともに、前記検出
データ記憶手段に記憶される紙幣の第1列目の検出デー
タに基づき、紙幣の搬送状態を検出する制御手段と、該
制御手段により検出された紙幣の各列のデータの数を記
憶するデータ数記憶手段と、前記制御手段により判定さ
れた紙幣の搬送状態を記憶する紙幣搬送状態記憶手段
と、前記検出データ記憶手段に記憶された紙幣の検出デ
ータに基づき、紙幣の検出パターンを記憶する検出パタ
ーン記憶手段とを備え、前記制御手段が、前記データ数
記憶手段に記憶された紙幣の各列のデータの数および前
記紙幣搬送状態記憶手段に記憶された紙幣の搬送状態に
基づいて、前記検出データ記憶手段に記憶された紙幣の
検出データを、前記検出パターン記憶手段に、そのパタ
ーン形状が矩形になるように記憶させることを特徴とす
る紙幣判別装置により達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、前記制御手段
が、紙幣の斜め送りが発生しているか否か、および、斜
め送りが発生しているときは、紙幣の左前端と右前端の
いずれが先行して送られているかを判定し、前記紙幣搬
送状態記憶手段に、その判定結果を記憶するように構成
されている。
が、紙幣の斜め送りが発生しているか否か、および、斜
め送りが発生しているときは、紙幣の左前端と右前端の
いずれが先行して送られているかを判定し、前記紙幣搬
送状態記憶手段に、その判定結果を記憶するように構成
されている。
発明の作用 本発明によれば、制御手段により、紙幣の第1列目の
検出データに基づき、紙幣の斜め送りの有無、および、
紙幣の斜め送りが検出されたときには、紙幣の右前端が
先行しているか、あるいは、紙幣の左前端が先行してい
るかを判定して、紙幣搬送状態記憶手段に記憶させ、紙
幣の各列の検出データを検出データ記憶手段に記憶させ
るとともに、紙幣の各列の検出データの数を検出して、
データ数記憶手段に記憶させ、紙幣搬送状態記憶手段に
記憶された紙幣の搬送状態およびデータ数記憶手段に記
憶された紙幣の各列の検出データの数にしたがって、検
出データ記憶手段に記憶された紙幣の各列の検出データ
を、そのパターンが矩形形状になるように、並べ換え
て、検出パターン記憶手段に記憶させているので、紙幣
の斜め送りが発生したときにも、紙幣の斜め送りの角度
を検出する検出手段を要することなく、こうして検出パ
ターン記憶手段に記憶された紙幣の検出パターンを、単
に基準パターンと比較するのみで、紙幣の金種、真偽お
よび/または正損を精度良く判別することができ、ま
た、検出データを回転演算して補正するという複雑な演
算も必要もないから、短時間に、紙幣の検出データを補
正することが可能になり、きわめて実用的でかつ精度の
良い紙幣判別装置を得ることができる。
検出データに基づき、紙幣の斜め送りの有無、および、
紙幣の斜め送りが検出されたときには、紙幣の右前端が
先行しているか、あるいは、紙幣の左前端が先行してい
るかを判定して、紙幣搬送状態記憶手段に記憶させ、紙
幣の各列の検出データを検出データ記憶手段に記憶させ
るとともに、紙幣の各列の検出データの数を検出して、
データ数記憶手段に記憶させ、紙幣搬送状態記憶手段に
記憶された紙幣の搬送状態およびデータ数記憶手段に記
憶された紙幣の各列の検出データの数にしたがって、検
出データ記憶手段に記憶された紙幣の各列の検出データ
を、そのパターンが矩形形状になるように、並べ換え
て、検出パターン記憶手段に記憶させているので、紙幣
の斜め送りが発生したときにも、紙幣の斜め送りの角度
を検出する検出手段を要することなく、こうして検出パ
ターン記憶手段に記憶された紙幣の検出パターンを、単
に基準パターンと比較するのみで、紙幣の金種、真偽お
よび/または正損を精度良く判別することができ、ま
た、検出データを回転演算して補正するという複雑な演
算も必要もないから、短時間に、紙幣の検出データを補
正することが可能になり、きわめて実用的でかつ精度の
良い紙幣判別装置を得ることができる。
実施例 以下、添付図面に基づき、本発明の実施例について、
詳細に説明を加える。
詳細に説明を加える。
第1図は、本発明の実施例にかかる紙幣判別装置のブ
ロックダイアグラムである。
ロックダイアグラムである。
第1図において、図示しない搬送手段により、その短
辺方向が、紙幣の搬送方向と平行になるように搬送路を
搬送される紙幣Bには、光源1によりライン状に光が照
射され、光源1と反対側に設けられたイメージセンサ2
によって、搬送路に垂直なラインに沿って、各画素毎
に、紙幣Bの透過した光の量が光電的に読み取られ、ア
ナログ信号に変換される。3はレンズである。そして、
紙幣Bが搬送路を所定の速度で、イメージセンサ2を横
切って搬送される結果、紙幣Bのすべての画素について
の透過光量検出データが、イメージセンサ2によって読
み取られ、アナログ信号に変換される。イメージセンサ
2によって検出された紙幣の検出信号は、イメージセン
サ2の1スキャン毎に、すなわち、1列毎に、増幅器4
に出力されて、増幅され、さらにA/D変換器5によっ
て、デジタル信号に変換され、バス6に送られる。バス
6に入力された紙幣Bのデジタル信号は、CPU7によっ
て、1列毎にRAM8に格納される。ここに、イメージセン
サ2が、紙幣Bを検出しないときは、イメージセンサ2
の出力、したがって、A/D変換器5の出力がゼロとなる
ように設定されている。
辺方向が、紙幣の搬送方向と平行になるように搬送路を
搬送される紙幣Bには、光源1によりライン状に光が照
射され、光源1と反対側に設けられたイメージセンサ2
によって、搬送路に垂直なラインに沿って、各画素毎
に、紙幣Bの透過した光の量が光電的に読み取られ、ア
ナログ信号に変換される。3はレンズである。そして、
紙幣Bが搬送路を所定の速度で、イメージセンサ2を横
切って搬送される結果、紙幣Bのすべての画素について
の透過光量検出データが、イメージセンサ2によって読
み取られ、アナログ信号に変換される。イメージセンサ
2によって検出された紙幣の検出信号は、イメージセン
サ2の1スキャン毎に、すなわち、1列毎に、増幅器4
に出力されて、増幅され、さらにA/D変換器5によっ
て、デジタル信号に変換され、バス6に送られる。バス
6に入力された紙幣Bのデジタル信号は、CPU7によっ
て、1列毎にRAM8に格納される。ここに、イメージセン
サ2が、紙幣Bを検出しないときは、イメージセンサ2
の出力、したがって、A/D変換器5の出力がゼロとなる
ように設定されている。
イメージセンサ2による紙幣Bのデータの読み取り、
A/D変換器5による1列毎のアナログ信号のデジタル信
号への変換およびCPU7によるRAM8への1列毎のデジタル
信号の格納は、駆動回路9よりイメージセンサ2、A/D
変換器5およびCPU7に出力されるタイミング信号によっ
て、そのタイミングが制御される。
A/D変換器5による1列毎のアナログ信号のデジタル信
号への変換およびCPU7によるRAM8への1列毎のデジタル
信号の格納は、駆動回路9よりイメージセンサ2、A/D
変換器5およびCPU7に出力されるタイミング信号によっ
て、そのタイミングが制御される。
RAM8は、イメージセンサ2が1スキャンすることによ
り検出された紙幣Bの1列分の画素の検出データを記憶
し、その記憶値を次々に更新するバッファメモリ8a、1
列分の画素の検出データをバッファメモリ8aに格納する
際に、その検出データに基づいて、CPU7により演算され
た1列分の画素の検出データの数を記憶するデータ数メ
モリ8b、バッファメモリ8aに1列分の画素についての検
出データ格納する際に、その検出データに基づいて、CP
U7により検出された紙幣の搬送状態、すなわち、紙幣B
が、斜め送りされているか否か、そして、斜め送りされ
ているときには、右前端と左前端のいずれが先行して送
られているかを記憶する紙幣搬送状態メモリ8cと、バッ
ファメモリ8aから、1列分づつの検出データを受け、紙
幣Bの検出パターンを記憶するメモリで、CPU7が、斜め
送りが発生したと判定したときに、CPU7により補正され
た検出データのパターンを記憶する検出パターンメモリ
8dを有している。
り検出された紙幣Bの1列分の画素の検出データを記憶
し、その記憶値を次々に更新するバッファメモリ8a、1
列分の画素の検出データをバッファメモリ8aに格納する
際に、その検出データに基づいて、CPU7により演算され
た1列分の画素の検出データの数を記憶するデータ数メ
モリ8b、バッファメモリ8aに1列分の画素についての検
出データ格納する際に、その検出データに基づいて、CP
U7により検出された紙幣の搬送状態、すなわち、紙幣B
が、斜め送りされているか否か、そして、斜め送りされ
ているときには、右前端と左前端のいずれが先行して送
られているかを記憶する紙幣搬送状態メモリ8cと、バッ
ファメモリ8aから、1列分づつの検出データを受け、紙
幣Bの検出パターンを記憶するメモリで、CPU7が、斜め
送りが発生したと判定したときに、CPU7により補正され
た検出データのパターンを記憶する検出パターンメモリ
8dを有している。
ここに、紙幣Bが、本来、紙幣の搬送方向と平行に搬
送されるべき紙幣Bの2辺が、紙幣の搬送方向と平行に
搬送される場合、すなわち、正常に搬送される場合に
は、イメージセンサ2の1スキャンによって、イメージ
センサ2によって検出され、バッファメモリ8aに記憶さ
れる紙幣Bの1列分の検出データの数は、つねに一定で
ある。したがって、データ数メモリ8bに記憶される紙幣
Bの1列分の検出データの数もまた、つねに一定の値と
なり、その値は、紙幣Bの金種によって定まる。これに
対して、第2図に示されるように紙幣Bが搬送され、紙
幣Bの斜め送りが発生したときには、イメージセンサ2
の1スキャンにより、イメージセンサ2により検出され
る第1列目の検出データの数は、どの金種の基準パター
ンの第1列目のデータの数よりも小さくなる。したがっ
て、紙幣Bの第1列目の検出データに基づき、紙幣Bが
斜め送りされているか否かを判定することができる。
送されるべき紙幣Bの2辺が、紙幣の搬送方向と平行に
搬送される場合、すなわち、正常に搬送される場合に
は、イメージセンサ2の1スキャンによって、イメージ
センサ2によって検出され、バッファメモリ8aに記憶さ
れる紙幣Bの1列分の検出データの数は、つねに一定で
ある。したがって、データ数メモリ8bに記憶される紙幣
Bの1列分の検出データの数もまた、つねに一定の値と
なり、その値は、紙幣Bの金種によって定まる。これに
対して、第2図に示されるように紙幣Bが搬送され、紙
幣Bの斜め送りが発生したときには、イメージセンサ2
の1スキャンにより、イメージセンサ2により検出され
る第1列目の検出データの数は、どの金種の基準パター
ンの第1列目のデータの数よりも小さくなる。したがっ
て、紙幣Bの第1列目の検出データに基づき、紙幣Bが
斜め送りされているか否かを判定することができる。
また、第2図において、紙幣Bが、イメージセンサ2
によって、左から右にスキャンされ、第2図に示される
ように、紙幣Bの左前端が先行して送られているとする
と、イメージセンサ2によって検出され、RAM8のバッフ
ァメモリ8aに記憶される第1列目の検出データは、初め
はゼロで、次いで、金種毎に定まる所定値より、少ない
数のゼロでない値の検出データが記憶され、再び、ゼロ
になるが、検出データがゼロの区間は、初めの方が短
く、後の方が長くなる。したがって、紙幣Bの第1列目
の検出データに基づいて、紙幣Bの右前端と左前端のい
ずれが先行して、斜め送りされているかを判定すること
ができる。
によって、左から右にスキャンされ、第2図に示される
ように、紙幣Bの左前端が先行して送られているとする
と、イメージセンサ2によって検出され、RAM8のバッフ
ァメモリ8aに記憶される第1列目の検出データは、初め
はゼロで、次いで、金種毎に定まる所定値より、少ない
数のゼロでない値の検出データが記憶され、再び、ゼロ
になるが、検出データがゼロの区間は、初めの方が短
く、後の方が長くなる。したがって、紙幣Bの第1列目
の検出データに基づいて、紙幣Bの右前端と左前端のい
ずれが先行して、斜め送りされているかを判定すること
ができる。
CPU7は、このようにして、紙幣Bの第1列目の検出デ
ータにしたがって、紙幣Bの斜め送りの有無、斜め送り
がされているときは、右前端と左前端にいずれが先行し
て、斜め送りされているかを判定し、RAM8の紙幣搬送状
態メモリ8cに入力する。
ータにしたがって、紙幣Bの斜め送りの有無、斜め送り
がされているときは、右前端と左前端にいずれが先行し
て、斜め送りされているかを判定し、RAM8の紙幣搬送状
態メモリ8cに入力する。
10は、ROMで、紙幣判別装置の制御プログラム、各金
種の紙幣の基準パターン、各金種の紙幣の正損を判定す
る基準パターン、紙幣Bが正常に搬送されているときの
各金種の1列分のデータの数などが格納されている。
種の紙幣の基準パターン、各金種の紙幣の正損を判定す
る基準パターン、紙幣Bが正常に搬送されているときの
各金種の1列分のデータの数などが格納されている。
このように構成された本実施例にかかる紙幣判別装置
において、第2図に示されるように、紙幣Bの左前端が
先行してが送られて、紙幣Bの斜め送りが発生したとき
には、イメージセンサ2の1スキャンにより、イメージ
センサ2により検出され、バッファメモリ8aに記憶され
る紙幣Bの1列分の検出データの数、すなわち、データ
数メモリ8bに記憶される紙幣Bの検出データの数は、区
間K1においては次第に増加し、ついで、区間K2の間は、
一定であり、区間K3では、次第に減少することになる。
そして、RAM8のバッファメモリ8aに記憶されるべき紙幣
Bの検出データは、第3図に示されるようになり、第1
列においては、初めはゼロで、ついで、3画素分だけの
紙幣Bの検出データがバス6に入力され、その後はまた
ゼロになる。そして、ゼロの検出データが記憶される画
素の数は、後半の方が多くなっているから、CPU7は、紙
幣Bが、その左前端が先行して、斜め送りされていると
判定し、第1列分の検出データを、バッファメモリ8aに
格納するとともに、紙幣Bの左前端が先行して、斜め送
りされている旨を、紙幣搬送状態メモリ8cに入力する。
同時に、CPU7は、データ数“3"を、第1列分の検出デー
タの数として、データ数メモリ8bに入力する。
において、第2図に示されるように、紙幣Bの左前端が
先行してが送られて、紙幣Bの斜め送りが発生したとき
には、イメージセンサ2の1スキャンにより、イメージ
センサ2により検出され、バッファメモリ8aに記憶され
る紙幣Bの1列分の検出データの数、すなわち、データ
数メモリ8bに記憶される紙幣Bの検出データの数は、区
間K1においては次第に増加し、ついで、区間K2の間は、
一定であり、区間K3では、次第に減少することになる。
そして、RAM8のバッファメモリ8aに記憶されるべき紙幣
Bの検出データは、第3図に示されるようになり、第1
列においては、初めはゼロで、ついで、3画素分だけの
紙幣Bの検出データがバス6に入力され、その後はまた
ゼロになる。そして、ゼロの検出データが記憶される画
素の数は、後半の方が多くなっているから、CPU7は、紙
幣Bが、その左前端が先行して、斜め送りされていると
判定し、第1列分の検出データを、バッファメモリ8aに
格納するとともに、紙幣Bの左前端が先行して、斜め送
りされている旨を、紙幣搬送状態メモリ8cに入力する。
同時に、CPU7は、データ数“3"を、第1列分の検出デー
タの数として、データ数メモリ8bに入力する。
このようにして、紙幣Bの第1列目の検出データを、
バッファメモリ8aに入力した後、CPU7は、紙幣搬送状態
メモリ8cから紙幣Bの搬送状態を読み出す。そして、第
2図に示すように、紙幣Bの左前端が先行して、斜め送
りされているときは、CPU7は、バッファメモリ8aに記憶
されている第1列目の検出データを、検出パターンメモ
リ8dの第1列目に、第4図に示すように、左端から順次
記憶させる。第4図においては、第1ないし第3番目の
検出データが、検出パターンメモリ8dの第1列目に左端
から順次記憶される。
バッファメモリ8aに入力した後、CPU7は、紙幣搬送状態
メモリ8cから紙幣Bの搬送状態を読み出す。そして、第
2図に示すように、紙幣Bの左前端が先行して、斜め送
りされているときは、CPU7は、バッファメモリ8aに記憶
されている第1列目の検出データを、検出パターンメモ
リ8dの第1列目に、第4図に示すように、左端から順次
記憶させる。第4図においては、第1ないし第3番目の
検出データが、検出パターンメモリ8dの第1列目に左端
から順次記憶される。
次いで、第2列目の検出データがバス6に入力される
と、CPU7は、紙幣搬送状態メモリ8cから紙幣Bの搬送状
態を読み出すとともに、データ数メモリ8bに、第2列の
データ数“7"を入力し、データ数メモリ8bに記憶されて
いる第1列のデータ数と比較する。第3図の場合には、
第2列のデータ数が、第1列のデータ数より多いから、
第2列の検出データのうち、第1列の検出データの数
“3"と等しい3つの検出データを検出パターンメモリ8d
の第2列目に、左端から順次記憶させていき、第1列の
データ数“3"を越える第2列目の検出データは、検出パ
ターンメモリ8dの第1列目に記憶されている紙幣Bの第
1列目の検出データに続けて、その第1列目に、左端か
ら順次記憶させる。第4図においては、第1列の検出デ
ータの数“3"と等しい3つの検出データ、すなわち、第
4ないし第6番目の検出データは、検出パターンメモリ
8dの第2列目に記憶され、第1列のデータ数“3"を越え
た4つの第2列目の検出データ、すなわち、第7ないし
第10番目の検出データは、検出パターンメモリ8dの第1
列目に記憶されている第3番目の検出データに続いて第
1列目に、左から順次記憶されている。
と、CPU7は、紙幣搬送状態メモリ8cから紙幣Bの搬送状
態を読み出すとともに、データ数メモリ8bに、第2列の
データ数“7"を入力し、データ数メモリ8bに記憶されて
いる第1列のデータ数と比較する。第3図の場合には、
第2列のデータ数が、第1列のデータ数より多いから、
第2列の検出データのうち、第1列の検出データの数
“3"と等しい3つの検出データを検出パターンメモリ8d
の第2列目に、左端から順次記憶させていき、第1列の
データ数“3"を越える第2列目の検出データは、検出パ
ターンメモリ8dの第1列目に記憶されている紙幣Bの第
1列目の検出データに続けて、その第1列目に、左端か
ら順次記憶させる。第4図においては、第1列の検出デ
ータの数“3"と等しい3つの検出データ、すなわち、第
4ないし第6番目の検出データは、検出パターンメモリ
8dの第2列目に記憶され、第1列のデータ数“3"を越え
た4つの第2列目の検出データ、すなわち、第7ないし
第10番目の検出データは、検出パターンメモリ8dの第1
列目に記憶されている第3番目の検出データに続いて第
1列目に、左から順次記憶されている。
その結果、検出パターンメモリ8dの第1列目には、イ
メージセンサ2により検出された紙幣Bの第2列目の検
出データのデータ数に等しい数のデータが記憶されると
にもに、第2列には、イメージセンサ2により検出され
た紙幣Bの第1列目の検出データのデータ数に等しい数
のデータが記憶されることになる。
メージセンサ2により検出された紙幣Bの第2列目の検
出データのデータ数に等しい数のデータが記憶されると
にもに、第2列には、イメージセンサ2により検出され
た紙幣Bの第1列目の検出データのデータ数に等しい数
のデータが記憶されることになる。
さらに、第3列目の検出データがバス6に入力される
と、CPU7は、紙幣搬送状態メモリ8cから紙幣Bの搬送状
態を読み出すとともに、データ数メモリ8bに、第3列の
データ数を入力し、データ数メモリ8bに記憶されている
第2列のデータ数と比較する。第3図の場合には、第3
列のデータ数が、第2列のデータ数より多いから、第3
列の検出データのうち、第1列の検出データの数と等し
い数の検出データを順次、検出パターンメモリ8dの第3
列目に、左端から記憶させ、第1列の検出データの数を
越える第3列目のデータは、検出パターンメモリ8dの第
2列目に記憶されている第6番目の検出データに続け
て、その第2列目に、左から順次記憶させ、第2列の検
出データ数を越える第3列目の検出データは、検出パタ
ーンメモリ8dの第1列目に記憶されている第10番目の検
出データに続けて、第1列目に、左から順次記憶させ
る。第4図においては、イメージセンサ2によって検出
された紙幣Bの第3列目の検出データのうち、第11ない
し第13番目の検出データは、検出パターンメモリ8dの第
3列目の左端から順次記憶され、第14ないし第17番目の
検出データは、検出パターンメモリ8dの第2列目の第6
番目の検出データに続いて左から順次記憶され、また、
第18ないし第20番目の検出データは、検出パターンメモ
リ8dの第1列目の第10番目の検出データに続いて左から
順次記憶されている。
と、CPU7は、紙幣搬送状態メモリ8cから紙幣Bの搬送状
態を読み出すとともに、データ数メモリ8bに、第3列の
データ数を入力し、データ数メモリ8bに記憶されている
第2列のデータ数と比較する。第3図の場合には、第3
列のデータ数が、第2列のデータ数より多いから、第3
列の検出データのうち、第1列の検出データの数と等し
い数の検出データを順次、検出パターンメモリ8dの第3
列目に、左端から記憶させ、第1列の検出データの数を
越える第3列目のデータは、検出パターンメモリ8dの第
2列目に記憶されている第6番目の検出データに続け
て、その第2列目に、左から順次記憶させ、第2列の検
出データ数を越える第3列目の検出データは、検出パタ
ーンメモリ8dの第1列目に記憶されている第10番目の検
出データに続けて、第1列目に、左から順次記憶させ
る。第4図においては、イメージセンサ2によって検出
された紙幣Bの第3列目の検出データのうち、第11ない
し第13番目の検出データは、検出パターンメモリ8dの第
3列目の左端から順次記憶され、第14ないし第17番目の
検出データは、検出パターンメモリ8dの第2列目の第6
番目の検出データに続いて左から順次記憶され、また、
第18ないし第20番目の検出データは、検出パターンメモ
リ8dの第1列目の第10番目の検出データに続いて左から
順次記憶されている。
その結果、検出パターンメモリ8dの第1列目には、イ
メージセンサ2により検出された紙幣Bの第3列目の検
出データのデータ数に等しい数のデータが、第2列に
は、イメージセンサ2により検出された紙幣Bの第2列
目の検出データのデータ数に等しい数のデータが、ま
た、第3列には、イメージセンサ2により検出された紙
幣Bの第1列目の検出データのデータ数に等しい数のデ
ータが、それぞれ、記憶されることになる。
メージセンサ2により検出された紙幣Bの第3列目の検
出データのデータ数に等しい数のデータが、第2列に
は、イメージセンサ2により検出された紙幣Bの第2列
目の検出データのデータ数に等しい数のデータが、ま
た、第3列には、イメージセンサ2により検出された紙
幣Bの第1列目の検出データのデータ数に等しい数のデ
ータが、それぞれ、記憶されることになる。
このようにして、検出データの数が次第に増加する検
出区間K1内にあるときは、イメージセンサ2により検出
された紙幣Bのi列目(iは正の整数)の検出データ
は、第1列目の検出データの数と等しい数になるまで、
まず、検出パターンメモリ8dの第i列目に左端から順次
記憶され、ついで、紙幣Bの第2列目の検出データの数
と等しい数になるまで、順次、検出パターンメモリ8dの
第(i−1)列目に記憶されるというように、検出パタ
ーンメモリ8dの第(i−j)列目(jは正の整数で、j
<iである。)には、紙幣Bの第(i−j)列目の検出
データの数と等しい数になるまで、紙幣Bのi列目の検
出データが記憶される。
出区間K1内にあるときは、イメージセンサ2により検出
された紙幣Bのi列目(iは正の整数)の検出データ
は、第1列目の検出データの数と等しい数になるまで、
まず、検出パターンメモリ8dの第i列目に左端から順次
記憶され、ついで、紙幣Bの第2列目の検出データの数
と等しい数になるまで、順次、検出パターンメモリ8dの
第(i−1)列目に記憶されるというように、検出パタ
ーンメモリ8dの第(i−j)列目(jは正の整数で、j
<iである。)には、紙幣Bの第(i−j)列目の検出
データの数と等しい数になるまで、紙幣Bのi列目の検
出データが記憶される。
こうした検出、記憶を繰り返し、紙幣Bの検出データ
が検出パターンメモリ8dに記憶されていき、紙幣Bの検
出区間が、第k列目(kは正の整数で、k>iであ
る。)で、区間K1における検出が完了したとすると、第
k列目の検出データが検出パターンメモリ8dに記憶され
たときには、紙幣Bの第k列の検出データの数と等しい
数の検出データが、検出パターンメモリ8dの第1列に、
紙幣Bの第(k−1)列の検出データの数と等しい数の
検出データが、検出パターンメモリ8dの第2列に、紙幣
Bの第(k−2)列の検出データの数と等しい数の検出
データが、検出パターンメモリ8dの第3列に、というよ
うに、それぞれ、記憶され、紙幣Bの第(k−l)列
(lは正の整数で、k>l)の検出データの数と等しい
数の検出データが、検出パターンメモリ8dの第(l+
1)列に、記憶されている。
が検出パターンメモリ8dに記憶されていき、紙幣Bの検
出区間が、第k列目(kは正の整数で、k>iであ
る。)で、区間K1における検出が完了したとすると、第
k列目の検出データが検出パターンメモリ8dに記憶され
たときには、紙幣Bの第k列の検出データの数と等しい
数の検出データが、検出パターンメモリ8dの第1列に、
紙幣Bの第(k−1)列の検出データの数と等しい数の
検出データが、検出パターンメモリ8dの第2列に、紙幣
Bの第(k−2)列の検出データの数と等しい数の検出
データが、検出パターンメモリ8dの第3列に、というよ
うに、それぞれ、記憶され、紙幣Bの第(k−l)列
(lは正の整数で、k>l)の検出データの数と等しい
数の検出データが、検出パターンメモリ8dの第(l+
1)列に、記憶されている。
したがって、検出区間K1が、第k列目で、終了し、紙
幣Bの第k列の検出データが検出パターンメモリ8dに記
憶されたときは、検出パターンメモリ8dの第1列目に
は、第k列目の検出データに等しい数の検出データ、す
なわち、第2図から明らかなように、紙幣Bの1列の検
出データとしては、最大の数の検出データが記憶されて
いることになる。したがって、次の第(k+1)列の検
出データを記憶するときには、もはや、検出パターンメ
モリ8dの第1列目には記憶せず、第2列への記憶が完了
したときには、検出データの記憶が完了するようにし
て、検出区間が区間K2にある間は、紙幣Bの第m列目
(mは正の整数で、m>k)の検出データは、紙幣Bの
第1列目の検出データの数に等しい数になるまで、検出
パターンメモリ8dの第m列目に左端から順次、記憶さ
れ、検出パターンメモリ8dの第(m−n)列目(nは正
の整数で、n<kである)。には、紙幣Bの第(n+
1)列目の検出データの数と等しい数になるまで、紙幣
Bの第m列目の検出データが、第(m−1)列の検出デ
ータに続き、左から順次記憶されることになる。
幣Bの第k列の検出データが検出パターンメモリ8dに記
憶されたときは、検出パターンメモリ8dの第1列目に
は、第k列目の検出データに等しい数の検出データ、す
なわち、第2図から明らかなように、紙幣Bの1列の検
出データとしては、最大の数の検出データが記憶されて
いることになる。したがって、次の第(k+1)列の検
出データを記憶するときには、もはや、検出パターンメ
モリ8dの第1列目には記憶せず、第2列への記憶が完了
したときには、検出データの記憶が完了するようにし
て、検出区間が区間K2にある間は、紙幣Bの第m列目
(mは正の整数で、m>k)の検出データは、紙幣Bの
第1列目の検出データの数に等しい数になるまで、検出
パターンメモリ8dの第m列目に左端から順次、記憶さ
れ、検出パターンメモリ8dの第(m−n)列目(nは正
の整数で、n<kである)。には、紙幣Bの第(n+
1)列目の検出データの数と等しい数になるまで、紙幣
Bの第m列目の検出データが、第(m−1)列の検出デ
ータに続き、左から順次記憶されることになる。
そして、第p列目(pは正の整数で、p≧m)で、区
間K3に移行したとすると、イメージセンサ2により検出
された紙幣Bの第p列目の検出データは、第2列の検出
データ数と等しい数になるまで、検出パターンメモリ8d
の第(p−1)列目に、第(p−1)列目の検出データ
に続き、左から順次記憶され、第2列の検出データの数
を越えた紙幣Bの第p列目の検出データは、紙幣Bの第
3列目の検出データの数と等しい数になるまで、検出パ
ターンメモリ8dの第(p−2)列目に、第(p−2)列
目の検出データに続いて、左から順次記憶され、という
ように、検出パターンメモリ8dの第(p−q)列目(q
は正の整数で、q<k)には、紙幣Bの第(q+1)列
目の検出データの数に等しくなるまで、第p列目の検出
データが記憶される。
間K3に移行したとすると、イメージセンサ2により検出
された紙幣Bの第p列目の検出データは、第2列の検出
データ数と等しい数になるまで、検出パターンメモリ8d
の第(p−1)列目に、第(p−1)列目の検出データ
に続き、左から順次記憶され、第2列の検出データの数
を越えた紙幣Bの第p列目の検出データは、紙幣Bの第
3列目の検出データの数と等しい数になるまで、検出パ
ターンメモリ8dの第(p−2)列目に、第(p−2)列
目の検出データに続いて、左から順次記憶され、という
ように、検出パターンメモリ8dの第(p−q)列目(q
は正の整数で、q<k)には、紙幣Bの第(q+1)列
目の検出データの数に等しくなるまで、第p列目の検出
データが記憶される。
こうして、検出区間が区間K3にある間は、紙幣Bの第
(p+r)列目(rは正の整数)の検出データは、第
(r+s)列目(sは2以上の整数である。)の検出デ
ータの数と等しい数になるまで、検出パターンメモリ8d
の第(p−s+1)列目に、紙幣Bの第(p+r−1)
列目の検出データに続き、左から順次記憶される。
(p+r)列目(rは正の整数)の検出データは、第
(r+s)列目(sは2以上の整数である。)の検出デ
ータの数と等しい数になるまで、検出パターンメモリ8d
の第(p−s+1)列目に、紙幣Bの第(p+r−1)
列目の検出データに続き、左から順次記憶される。
以上のように、紙幣Bの全面にわたり、イメージセン
サ2によりデータの検出がなされると、検出パターンメ
モリ8dには、第4図のような矩形形状のパターンが記憶
されることになる。この検出パターンメモリ8dに記憶さ
れた検出データのパターンは、第5図に示すように、実
際の紙幣Bと同様に、矩形をしているが、その長さおよ
び幅は、実際の紙幣Bの長さL、幅Wとは異なり、紙幣
Bの斜め送り角度がθであるとすると、その長さは、L/
cosθで、その幅は、Wcosθとなっている。
サ2によりデータの検出がなされると、検出パターンメ
モリ8dには、第4図のような矩形形状のパターンが記憶
されることになる。この検出パターンメモリ8dに記憶さ
れた検出データのパターンは、第5図に示すように、実
際の紙幣Bと同様に、矩形をしているが、その長さおよ
び幅は、実際の紙幣Bの長さL、幅Wとは異なり、紙幣
Bの斜め送り角度がθであるとすると、その長さは、L/
cosθで、その幅は、Wcosθとなっている。
以上においては、紙幣Bが、左前端が先行して、斜め
送りされている場合についてのみ説明を加えたが、紙幣
Bが、右前端が先行するように、斜め送りされている場
合には、検出データは、上述したのと左右が逆になるよ
うに、検出データメモリ8dに記憶されるように、CPU7に
よって処理される。
送りされている場合についてのみ説明を加えたが、紙幣
Bが、右前端が先行するように、斜め送りされている場
合には、検出データは、上述したのと左右が逆になるよ
うに、検出データメモリ8dに記憶されるように、CPU7に
よって処理される。
また、紙幣Bが、紙幣Bの搬送方向と平行に搬送さ
れ、斜め送りされていないときは、紙幣搬送状態メモリ
8cには、搬送状態が正常である旨が記憶されているか
ら、CPU7は、特別な処理をすることなく、バッファメモ
リ8aに記憶された検出データを1列づつ、検出データメ
モリ8dに、その第1列から順次記憶していく。
れ、斜め送りされていないときは、紙幣搬送状態メモリ
8cには、搬送状態が正常である旨が記憶されているか
ら、CPU7は、特別な処理をすることなく、バッファメモ
リ8aに記憶された検出データを1列づつ、検出データメ
モリ8dに、その第1列から順次記憶していく。
こうして、1枚の紙幣Bのパターンの検出が完了する
と、CPU7は、RAM8の検出パターンメモリ8dから、記憶さ
れた紙幣Bの検出パターンを読み出すとともに、ROM10
から、基準パターンを読み出して、両者を比較し、紙幣
Bの金種、真偽および正損を判別し、その結果を、図示
しない表示手段に出力する。
と、CPU7は、RAM8の検出パターンメモリ8dから、記憶さ
れた紙幣Bの検出パターンを読み出すとともに、ROM10
から、基準パターンを読み出して、両者を比較し、紙幣
Bの金種、真偽および正損を判別し、その結果を、図示
しない表示手段に出力する。
ここに、前述のように、斜め送りが発生したときは、
検出パターンメモリ8dに記憶された検出データのパター
ンは、第4図および第5図に示すように、矩形形状をし
ているので、各列毎に、基準パターンと比較して、紙幣
Bの金種、真偽、正損を判別することが可能になる。
検出パターンメモリ8dに記憶された検出データのパター
ンは、第4図および第5図に示すように、矩形形状をし
ているので、各列毎に、基準パターンと比較して、紙幣
Bの金種、真偽、正損を判別することが可能になる。
もっとも、第5図に示すように、検出パターンメモリ
8dに記憶された検出パターンデータは、矩形形状はして
いるものの、その長さおよび幅は、実際の紙幣Bの長
さ、幅とは異なっているため、検出パターンメモリ8dに
記憶された各列の検出パターンデータは、基準パターン
の各列のパターンと完全には一致しないが、紙幣Bの金
種、真偽および正損の判別をおこなう場合には、許容幅
が設けられ、基準パターンと完全に一致してはいなくと
も、検出パターンが基準パターンと所定以上の部分で一
致している場合には、ある金種の真券でかつ正券である
と判別するようにしているから、かかる不一致は、紙幣
Bの判別制度に影響を与えるものではない。
8dに記憶された検出パターンデータは、矩形形状はして
いるものの、その長さおよび幅は、実際の紙幣Bの長
さ、幅とは異なっているため、検出パターンメモリ8dに
記憶された各列の検出パターンデータは、基準パターン
の各列のパターンと完全には一致しないが、紙幣Bの金
種、真偽および正損の判別をおこなう場合には、許容幅
が設けられ、基準パターンと完全に一致してはいなくと
も、検出パターンが基準パターンと所定以上の部分で一
致している場合には、ある金種の真券でかつ正券である
と判別するようにしているから、かかる不一致は、紙幣
Bの判別制度に影響を与えるものではない。
本実施例によれば、CPU7は、イメージセンサ2が検出
した紙幣Bの第1列目の検出データに基づいて、紙幣B
の斜め送りの有無および紙幣Bの斜め送りが生じている
ときは、紙幣の左前端と右前端のいずれが先行している
かを判定するとともに、さらに、イメージセンサ2が検
出した紙幣Bの検出データに基づいて、紙幣Bの各列の
検出データの数を検出し、これらの判定結果にしたがっ
て、バッファメモリ8aに記憶された検出データを、その
パターンが矩形形状になるように、検出パターンメモリ
8dに記憶させ、記憶された検出データのパターンと基準
パターンとを比較することのみによって、紙幣Bの金
種、真偽、正損を精度良く判定することが可能になるか
ら、紙幣Bの斜め送りの角度を検出する手段を別個に設
ける必要もなく、また、データを回転させるなどの複雑
な演算も必要がなく、したがって、簡易な演算により、
紙幣Bの斜め送りが発生したときにも、紙幣Bの金種、
真偽、正損を精度良く判定することができ、簡単な構造
を有する紙幣判別装置を提供することが可能になる。
した紙幣Bの第1列目の検出データに基づいて、紙幣B
の斜め送りの有無および紙幣Bの斜め送りが生じている
ときは、紙幣の左前端と右前端のいずれが先行している
かを判定するとともに、さらに、イメージセンサ2が検
出した紙幣Bの検出データに基づいて、紙幣Bの各列の
検出データの数を検出し、これらの判定結果にしたがっ
て、バッファメモリ8aに記憶された検出データを、その
パターンが矩形形状になるように、検出パターンメモリ
8dに記憶させ、記憶された検出データのパターンと基準
パターンとを比較することのみによって、紙幣Bの金
種、真偽、正損を精度良く判定することが可能になるか
ら、紙幣Bの斜め送りの角度を検出する手段を別個に設
ける必要もなく、また、データを回転させるなどの複雑
な演算も必要がなく、したがって、簡易な演算により、
紙幣Bの斜め送りが発生したときにも、紙幣Bの金種、
真偽、正損を精度良く判定することができ、簡単な構造
を有する紙幣判別装置を提供することが可能になる。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請
求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能
であることはいうまでもない。
求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能
であることはいうまでもない。
たとえば、前記実施例においては、イメージセンサ2
は、紙幣Bの透過光を光電的に検出しているが、紙幣B
の反射光を光電的に検出するようにしてもよい。
は、紙幣Bの透過光を光電的に検出しているが、紙幣B
の反射光を光電的に検出するようにしてもよい。
また、前記実施例においては、搬送路を搬送される紙
幣Bに、光源1よりライン状に光を照射し、イメージセ
ンサ2によって、搬送路に垂直なラインに沿って、各画
沿毎に、紙幣Bの透過光を光電的に検出しているが、光
源1によって、搬送路に垂直なラインに沿って、点状に
紙幣Bをスキャンし、紙幣Bの透過光または反射光をイ
メージセンサによって光電的に検出するようにしてもよ
い。
幣Bに、光源1よりライン状に光を照射し、イメージセ
ンサ2によって、搬送路に垂直なラインに沿って、各画
沿毎に、紙幣Bの透過光を光電的に検出しているが、光
源1によって、搬送路に垂直なラインに沿って、点状に
紙幣Bをスキャンし、紙幣Bの透過光または反射光をイ
メージセンサによって光電的に検出するようにしてもよ
い。
さらに、前記実施例においては、バッファメモリ8a
は、イメージセンサ2の1スキャンに対応して検出され
る紙幣Bの1列分の検出データのみを記憶し、1列検出
する毎に、メモリが更新されるように構成されている
が、少なくとも1列分の検出データを記憶し得るもので
あればよく、2列分以上の検出データを記憶し得るもの
でもよいことはいうまでもない。
は、イメージセンサ2の1スキャンに対応して検出され
る紙幣Bの1列分の検出データのみを記憶し、1列検出
する毎に、メモリが更新されるように構成されている
が、少なくとも1列分の検出データを記憶し得るもので
あればよく、2列分以上の検出データを記憶し得るもの
でもよいことはいうまでもない。
発明の効果 本発明によれば、簡単な装置で、かつ、簡易な演算に
より、紙幣の斜め送りが発生したときにも、紙幣の金
種、真偽、正損を精度良く判定することのできる紙幣判
別装置を提供することが可能になる。
より、紙幣の斜め送りが発生したときにも、紙幣の金
種、真偽、正損を精度良く判定することのできる紙幣判
別装置を提供することが可能になる。
第1図は、本発明の実施例にかかる紙幣判別装置のブロ
ックダイアグラムである。 第2図は、紙幣の搬送状態を示す略平面図である。 第3図は、イメージセンサにより読み取られる紙幣の検
出パターンを示す図面である。 第4図は、検出パターンメモリに記憶された紙幣の検出
データのパターンを示す図面である。 第5図は、検出パターンメモリに記憶された紙幣の検出
データのパターンの形状を示す図面である。 1……光源、2……イメージセンサ、 3……レンズ、4……増幅器、 5……A/D変換器、6……バス、 7……CPU、8……RAM、 8a……バッファメモリ、 8b……データ数メモリ、 8c……紙幣搬送状態メモリ、 8d……検出パターンメモリ、 9……駆動回路、10……ROM。
ックダイアグラムである。 第2図は、紙幣の搬送状態を示す略平面図である。 第3図は、イメージセンサにより読み取られる紙幣の検
出パターンを示す図面である。 第4図は、検出パターンメモリに記憶された紙幣の検出
データのパターンを示す図面である。 第5図は、検出パターンメモリに記憶された紙幣の検出
データのパターンの形状を示す図面である。 1……光源、2……イメージセンサ、 3……レンズ、4……増幅器、 5……A/D変換器、6……バス、 7……CPU、8……RAM、 8a……バッファメモリ、 8b……データ数メモリ、 8c……紙幣搬送状態メモリ、 8d……検出パターンメモリ、 9……駆動回路、10……ROM。
Claims (2)
- 【請求項1】搬送路を搬送される紙幣を光によりスキャ
ンして、紙幣の透過光または紙幣からの反射光を光電的
に検出する光電検出手段を備え、該光電検出手段により
検出された紙幣の透過光または紙幣からの反射光の光量
に基づいて得られた紙幣の検出パターンを、基準パター
ンと比較して、紙幣の金種、真偽、正損を判別する紙幣
判別手段を備えた紙幣判別装置において、前記光電検出
手段により光電的に検出された紙幣の少なくとも1列分
の検出データを一時的に記憶する検出データ記憶手段
と、該検出データ記憶手段に記憶される紙幣の各列のデ
ータの数を検出するとともに、前記検出データ記憶手段
に記憶される紙幣の第1列目の検出データに基づき、紙
幣の搬送状態を検出する制御手段と、該制御手段により
検出された紙幣の各列のデータの数を記憶するデータ数
記憶手段と、前記制御手段により判定された紙幣の搬送
状態を記憶する紙幣搬送状態記憶手段と、前記検出デー
タ記憶手段に記憶された紙幣の検出データに基づき、紙
幣の検出パターンを記憶する検出パターン記憶手段とを
備え、前記制御手段が、前記データ数記憶手段に記憶さ
れた紙幣の各列のデータの数および前記紙幣搬送状態記
憶手段に記憶された紙幣の搬送状態に基づいて、前記検
出データ記憶手段に記憶された紙幣の検出データを、前
記検出パターン記憶手段に、そのパターン形状が矩形に
なるように記憶させることを特徴とする紙幣判別装置。 - 【請求項2】前記制御手段が、紙幣の斜め送りが発生し
ているか否か、および、斜め送りが発生しているとき
は、紙幣の左前端と右前端のいずれが先行して送られて
いるかを判定し、前記紙幣搬送状態記憶手段に、その判
定結果を記憶するように構成されたことを特徴とする請
求項(1)に記載の紙幣判別装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/360,977 US4984280A (en) | 1988-06-08 | 1989-06-02 | Bill discriminating apparatus |
GB8912978A GB2221030B (en) | 1988-06-08 | 1989-06-06 | Bill discriminating apparatus |
DE3918798A DE3918798A1 (de) | 1988-06-08 | 1989-06-08 | Banknotenpruefvorrichtung |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14102288 | 1988-06-08 | ||
JP63-141022 | 1988-06-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0277893A JPH0277893A (ja) | 1990-03-16 |
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