JPH08338717A - 三次元座標測定装置 - Google Patents

三次元座標測定装置

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JPH08338717A
JPH08338717A JP7171350A JP17135095A JPH08338717A JP H08338717 A JPH08338717 A JP H08338717A JP 7171350 A JP7171350 A JP 7171350A JP 17135095 A JP17135095 A JP 17135095A JP H08338717 A JPH08338717 A JP H08338717A
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Japan
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point
measurement
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data
moving
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JP7171350A
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English (en)
Inventor
Nobukatsu Machii
暢且 町井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication of JPH08338717A publication Critical patent/JPH08338717A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動測定時の移動データを簡単にかつ短時間
で作成することができる三次元座標測定装置を提供す
る。 【構成】 ベース上に置かれた被検物の測定点を検出子
が検出した時のX軸、Y軸及びZ軸の各スケールの値を
測定座標値として読み込み、被検物の形状を測定する三
次元座標測定装置において、測定座標値と測定方向を、
自動測定で測定する被検物の測定点についてそれぞれ読
み取るデータ読み込み部20と、測定座標値と測定方向
を用いて、測定点に至るまでの検出子の経過点を作成し
て自動測定時の移動経路を作成する移動経路設定部23
とを備える。自動測定時の移動経路を自動的に作成する
ことができるので、面倒な作業が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、定盤上に置かれた被
検物にブローブが接触した時のX軸、Y軸及びZ軸の各
スケールの値を測定座標値として読み込み、被検物の形
状を測定する三次元座標測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の三次元座標測定装置にお
いて、CNC(Computerized Numerical Control)駆動
による自動測定の手順を覚えこませるティーチング測定
時に、自動測定に必要な全ての測定点について被検物の
測定座標値を読み込むと共に、自動測定の際に経過点と
なる全ての位置にプローブを移動させてその空間座標値
の読み込みを行い、空間座標値を経過点、測定座標値を
測定点として移動データを作成するという方法が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ティーチング測定の際に、経過点とすべき
全ての位置にプローブをいちいち手動操作で移動させて
その空間座標値の読み込みを行うという非常に面倒な作
業を行わなければならず、ティーチング測定に大変な手
間と時間がかかってしまうという問題があった。
【0004】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は自動測定時の移動データを簡単に
かつ短時間で作成することができる三次元座標測定装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明に係る三次元座標測定装置は、定
盤上に置かれた被検物の測定点を検出子が検出した時の
X軸、Y軸及びZ軸の各スケールの値を測定座標値とし
て読み込み、被検物の形状を測定する三次元座標測定装
置において、前記測定座標値と、前記被検物の測定点を
前記検出子が検出する時の前記検出子の移動方向である
測定方向とを、自動測定で測定する前記被検物の測定点
についてそれぞれ読み取る測定データ読み込み手段と、
前記測定座標値と前記測定方向を用いて、前記測定点に
至るまでの前記検出子の経過点を作成して前記自動測定
時の移動経路を作成する移動経路作成手段とを備えてい
る。
【0006】請求項2記載の発明に係る三次元座標測定
装置は、前記自動測定で測定される前記被検物の幾何形
状の種類を指定し、その種類を表すデータを出力する幾
何形状指定手段と、前記幾何形状指定手段で指定された
幾何形状と前記測定座標値とを用いて、前記指定された
幾何形状の幾何寸法を演算する幾何寸法演算手段とを備
え、前記移動経路作成手段は、前記測定座標値、前記測
定方向及び前記幾何寸法を用いて、前記指定された幾何
形状に応じて前記移動経路を作成するように構成されて
いる。
【0007】請求項3記載の発明に係る三次元座標測定
装置は、前記移動経路作成手段は、前記被検物の測定面
の法線方向に前記測定点から退避距離だけ離れた位置に
前記経過点を作成するように構成されている。
【0008】
【作用】請求項1記載の三次元座標測定装置では、測定
データ読み込み手段が測定座標値と測定方向とを自動測
定で測定する被検物の測定点についてそれぞれ読み取る
と共に、移動経路設定手段が測定データ読み込み手段で
読み取った測定座標値と測定方向を用いて、前記測定点
に至るまでの検出子の経過点を作成して自動測定時の移
動経路を作成するので、自動測定時の移動経路を自動的
に作成することができる。そのため、自動測定時の移動
データを作成するための面倒な作業が不要になる。
【0009】請求項2記載の三次元座標測定装置では、
移動経路作成手段が、測定座標値、測定方向、及び幾何
形状指定手段で指定された幾何形状の幾何寸法を用い
て、幾何形状に応じて自動測定時の移動経路を作成する
ので、どのような幾何形状を有する被検物についても、
自動測定時の移動経路を自動的に作成することができ
る。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1はこの発明の一実施例に係る三次元座
標測定装置を示しており、この装置は図2に示す三次元
座標測定機を有している。
【0012】三次元座標測定機1は、図2に示すよう
に、被検物Sを載せるベース(定盤)2と、ベース2上
に配置されたブリッジ3とを備えている。ブリッジ3
は、左右の支柱3a、3bと両支柱の上部に架け渡され
たX軸ガイド3cとからなり、ベース2上に設けられた
Y軸ガイド4により案内されてY軸方向に移動可能であ
る。X軸ガイド3cにはキャリッジ5がX軸方向に移動
可能に支持され、キャリッジ5にはスピンドル6がZ軸
方向(鉛直方向)に移動可能に支持されている。スピン
ドル6の先端に接触式のプローブ7が取り付けられてい
る。この三次元座標測定機は、キャリッジ5のX軸方向
の移動量、ブリッジ3のY軸方向の移動量及びスピンド
ル6のZ軸方向の移動量をそれぞれ検出するX軸用、Y
軸用及びZ軸用エンコーダ(図示略)を備えている。ま
た、図2において、符号8は各種の操作部を有する操作
パネルである。
【0013】図1に示す三次元座標測定装置は、ベース
2上に置かれた被検物Sに接触式のプローブ(検出子)
7が接触した時のX軸、Y軸及びZ軸用の各エンコーダ
の検出値(各スケールの値)を測定座標値として読み込
み、被検物Sの形状を測定するものである。三次元座標
測定装置は、データ読み込み部20と、ティーチング測
定部21と、幾何寸法計算部22と、移動経路設定部2
3と、ティーチングデータテーブル24とを備えてい
る。
【0014】データ読み込み部20は、CNC(Comput
erized Numerical Control)駆動による自動測定の手順
を覚えこませるティーチング測定時に、プローブ7が被
検物Sに接触した時の前記測定座標値(以下、単に測定
値という)と、プローブ7が被検物Sに接触する時のプ
ローブ7の移動方向である測定方向とを、自動測定に必
要な全ての測定点についてそれぞれ読み取り、それらの
データを出力するように構成されている。測定方向は、
プローブ7が被検物Sに接触するまでの各エンコーダで
検出される各軸方向の移動量の変化に基づいて求められ
る。そして、測定方向の符号は、プローブ7が被検物S
に近づく方向を負とし、その逆の方向を正とする。
【0015】ティーチング測定部21は、自動測定で測
定される被検物Sの幾何形状の種類を指定し、その種類
を表すデータを出力する。幾何形状の種類の指定は、図
2に示す操作パネル8上にあるティーチング測定部21
の操作部によりマニュアル操作でなされる。
【0016】なお、このティーチング測定部21は、三
次元座標測定機1の機械座標系とは別に、被検物Sに対
して作られた基準座標系における基準面(図10〜図1
2で示す基準面10)の位置を示すデータを持ってい
る。すなわち、三次元座標測定装置は、被検物Sに対し
て基準座標系を作っておき、この基準座標系における基
準面の位置を指定しておき、かつ基準座標系に対して前
記自動測定時の移動データを作るようになっている。こ
れによって、被検物Sをベース2上のどこに置いても、
後述するティーチング測定処理で作成される同じ移動デ
ータでCNC駆動による自動測定を行なうことができ
る。
【0017】幾何寸法計算部22は、ティーチング測定
部21で指定されている点、円、直線、楕円、平面、円
筒、円錐などの幾何形状の種類に応じて必要な点数以上
の測定値をデータ読み込み部20から取り込み、その取
り込んだ測定値より幾何寸法(指定された幾何形状の寸
法)を計算する。
【0018】移動経路設定部23は、前記ティーチング
測定時に、データ読み込み部20から取り込んだ測定値
及び測定方向と、幾何寸法計算部22から取り込んだ幾
何寸法とを用いて、ティーチング測定部21で指定され
た幾何形状の種類に応じて移動経路を作成し、この作成
した移動経路を移動データとしてティーチング測定部2
1に出力する。
【0019】前記ティーチング測定部21は、移動経路
設定部23で得られた移動データをティーチングデータ
としてティーチングデータテーブル24に出力する。こ
のデータテーブル24がティーチングデータをティーチ
ング測定部21で指定された幾何形状の種類毎に順に保
存する。すなわち、データテーブル24が移動経路を記
憶する記憶手段を構成する。
【0020】また、前記三次元座標測定装置は、リプレ
イ測定部25と、測定機駆動部26と、データ出力部2
7とを備えている。
【0021】リプレイ測定部25は、ティーチングデー
タテーブル24よりティーチングデータを読み込み、読
み込んだティーチングデータの順に、前記移動データに
従ったCNC駆動による自動測定を行なうための駆動指
令を測定機駆動部26へ出力する。
【0022】測定機駆動部26は、リプレイ測定部25
からの駆動指令に従って三次元座標測定機1を駆動す
る。これによって、CNC駆動による自動測定が行なわ
れる。この時、CNC駆動による自動測定により得られ
る測定値はデータ読み込み部20で読み込み、その測定
値に基づき幾何寸法計算部22が幾何寸法を求める。求
められた幾何寸法がデータ出力部27から出力されるよ
うになっている。
【0023】次に、上記一実施例に係る三次元座標測定
装置の動作を図3〜図12に基づいて説明する。
【0024】図3のフローチャートは、ティーチング測
定処理を示している。
【0025】ステップ31では、測定する幾何形状の種
類を指定する。なお、この指定は、図2に示す操作パネ
ル8上にあるティーチング測定部21の操作部によりマ
ニュアル操作でなされる。
【0026】ステップ32では、ステップ31で指定さ
れた幾何形状の種類に応じた必要な点(測定点)数以上
の測定値をマニュアル操作により取り込む。この取り込
みも、前記操作パネル8上にある前記操作部とは別の操
作部によりなされる。
【0027】ステップ33では、ステップ32で取り込
んだ測定値から前記指定された幾何形状の幾何寸法を計
算する。
【0028】ステップ34では、ステップ32で取り込
んだ測定値とステップ33で計算された幾何寸法とを用
いて、CNC駆動による自動測定のための移動経路設定
処理を行って移動データを作成する。
【0029】ステップ35では、ステップ34で作成さ
れた移動データを保存する。
【0030】ステップ36では、ティーチング測定が終
了したか否かを判定し、その測定が終了していなければ
ステップ31に戻り、処理を続ける。その測定が終了し
ていれば、ティーチング測定処理を終了する。
【0031】図4のフローチャートは、図3に示すステ
ップ34での移動経路設定処理を示している。
【0032】ステップ41では、図3のステップ31で
指定された測定する幾何形状の種類を判定する。
【0033】その判定結果が点である場合には、ステッ
プ42へ進み、点の移動経路設定処理を行う。
【0034】その判定結果が円である場合には、ステッ
プ43へ進み、円の移動経路設定処理を行う。
【0035】その判定結果が直線である場合には、ステ
ップ44へ進み、直線の移動経路設定処理を行う。
【0036】その判定結果が楕円である場合には、ステ
ップ45へ進み、楕円の移動経路設定処理を行う。
【0037】その判定結果が球である場合には、ステッ
プ46へ進み、球の移動経路設定処理を行う。
【0038】その判定結果が平面である場合には、ステ
ップ47へ進み、平面の移動経路設定処理を行う。
【0039】その判定結果が円筒である場合には、ステ
ップ48へ進み、円筒の移動経路設定処理を行う。
【0040】その判定結果が円錐である場合には、ステ
ップ49へ進み、円錐の移動経路設定処理を行う。
【0041】このようにして、指定された幾何形状の種
類に応じて移動経路設定処理がなされる。
【0042】図5のフローチャートは、図4のステップ
42でなされる点の移動経路設定処理を示している。こ
の処理を、図10及び図12を用いて説明する。両図に
おいて、符号a1〜a6は測定点を、符号10は前記基
準面を、符号11は測定面を、符号12〜16は経過点
をそれぞれ示している。
【0043】ステップ51では、第1測定点(測定点a
1)をPiとする。
【0044】ステップ52では、退避方向Liを第1測
定点Piの測定方向(測定点に近づく方向)とは逆向き
にする。
【0045】ステップ53では、開始経過点12を、最
初の前経過点13が作成されるべき仮想の点(前経過点
13は、ステップ54で作成される)を基準面10に投
影した点から、基準面10の法線方向に退避高さHだけ
離れた位置に作成し、開始経過点12へ前記プローブ7
を移動させるための開始経過点移動データを作成する。
【0046】ステップ54では、第1測定点Pi(測定
点a1)の前経過点13を第1測定点Piから、ステッ
プ52で設定された退避方向に退避距離Dだけ離れた位
置に作成し、開始経過点12から前経過点13へプロー
ブ7を移動させるための前経過点移動データを作成す
る。
【0047】ステップ55では、プローブ7を前経過点
13から第1測定点Piへ移動させるための測定点移動
データを作成する。
【0048】ステップ56では、第1測定点Piの後経
過点を前経過点13と同じ位置に作成し、さらに、第1
測定点Piからこの後経過点13へプローブ7を移動さ
せるための後経過点移動データを作成する。
【0049】ステップ57では、全ての測定点に対する
移動経路の設定処理が終了したか否かを判定する。その
処理が終了していなければステップ58ヘ進み、終了し
ていればステップ59へ進む。
【0050】処理が終了していない場合、ステップ58
では、次の測定点(前の測定点がa1であれば測定点a
2)をPiとする。
【0051】ステップ60では、ステップ52と同様
に、退避方向Liを次の測定点Piの測定方向とは逆向
にする。
【0052】ステップ61では、直前の測定点(例えば
図12の測定点a1)に対する退避方向と、次の測定点
(例えば同図の測定点a2)に対する退避方向との交角
b(図12参照)を算出する。
【0053】ステップ62では、ステップ61で算出さ
れた交角bが90度より大きいか否かを判定する。交角
bが90より大きければステップ63へ進み、交角bが
90度以下であればステップ54ヘ戻る。このとき、交
角bは90度以下であるのでステップ54へ戻る。
【0054】ステップ54では、次の測定点Pi(測定
点a2)の前経過点14aを次の測定点Pi(測定点a
2)から、ステップ60で設定された退避方向に退避距
離Dだけ離れた位置に作成し、第1測定点Pi(測定点
a1)の後経過点13から前経過点14aへプローブ7
を移動させるための前経過点移動データを作成する。
【0055】ステップ55では、プローブ7を前経過点
14aから次の測定点Pi(測定点a2)へ移動させる
ための測定点移動データを作成する。
【0056】ステップ56では、測定点Pi(測定点a
2)の後経過点を前経過点14aと同じ位置に作成し、
さらに、その測定点Piから後経過点14aへプローブ
7を移動させるための後経過点移動データを作成する。
【0057】ステップ57では、全ての測定点に対する
移動経路の設定処理が終了したか否かを判定する。この
とき、その処理が終了していないのでステップ58へ進
む。
【0058】ステップ58では、次の測定点(測定点a
3)をPiとする。
【0059】ステップ60では、退避方向Liを次の測
定点Pi(測定点a3)の測定方向とは逆向きにする。
【0060】ステップ61では、直前の測定点(測定点
a2)に対する退避方向と、次の測定点Pi(測定点a
3)に対する退避方向との交角b(図12参照)を算出
する。
【0061】ステップ62では、ステップ61で算出さ
れた交角bが90度より大きいか否かを判定する。この
とき、交角bが90度より大きいので、ステップ63へ
進む。
【0062】ステップ63では、直前の後経過点(図1
2の経過点14a)を基準面10に投影した点から、基
準面10の法線方向に退避高さHだけ離れた位置に安全
退避経過点17を作成し、さらに、後経過点14aから
安全退避経過点17へプローブ7を移動させるための安
全退避移動データを作成する。
【0063】この作成後、ステップ53へ戻る。このス
テップ53では、安全退避経過点17から次の前経過点
(図12の経過点14b)へ移る前に、その前経過点1
4bが作成されるべき仮想の点を基準面10に投影した
点から、基準面10の法線方向に退避高さHだけ離れた
位置に安全退避経過点18を作成し、さらに、安全退避
経過点17から安全退避経過点18へプローブ7を移動
させるための経過点移動データを作成する。
【0064】次に、ステップ54へ進む。このステップ
54では、次の測定点Pi(測定点a3)の前経過点1
4bをその測定点Piから、ステップ52で設定された
退避方向に退避距離Dだけ離れた位置に作成し、さら
に、安全退避経過点18から前経過点14bへプローブ
7を移動させるための前経過点移動データを作成する。
【0065】ステップ55では、プローブ7を前経過点
14bから測定点Pi(測定点a3)へ移動させるため
の測定点移動データを作成する。
【0066】ステップ56では、測定点Pi(測定点a
3)の後経過点を前経過点14bと同じ位置に作成し、
さらに、その測定点Piから後経過点14bへプローブ
7を移動させるための後経過点移動データを作成する。
【0067】上述したステップ53〜58及び60〜6
3を残りの全ての測定点について行う。
【0068】全ての測定点に対する移動経路の設定処理
が終了してステップ59に進むと、最後の後経過点(図
10及び図12の経過点15)を基準面10に投影した
点から、基準面10の法線方向に退避高さHだけ離れた
位置に終了経過点(図10及び図12の経過点16)を
作成し、この終了経過点16へプローブ7を移動させる
ための終了経過点移動データを作成する。これによっ
て、図5の処理が終了する。
【0069】図6のフローチャートは、図4のステップ
43でなされる円の移動経路設定処理を示している。こ
の処理を、図10及び図12を用いて説明する。
【0070】ステップ71では、測定する円が内径円か
外径円かを第1測定点(測定点a1)と、その測定方向
と、計算された円の寸法とから判断する。
【0071】ステップ72では、第1測定点(測定点a
1)をPiとする。
【0072】ステップ73では、測定する円が内径円か
否かを、ステップ71での判断結果を用いて判定する。
内径円であればステップ75へ進み、外径円であればス
テップ74へ進む。
【0073】ステップ74では、退避方向を円の中心か
ら測定点へ向かう方向とする(図12参照)。
【0074】ステップ75では、退避方向を測定点から
円の中心へ向かう方向とする(図10参照)。
【0075】ステップ76では、開始経過点12を、最
初の前経過点13が作成されるべき仮想の点を基準面1
0に投影した点から、基準面10の法線方向に退避高さ
Hだけ離れた位置に作成し、さらに、開始経過点12へ
プローブ7を移動させるための開始経過点移動データを
作成する。
【0076】ステップ77では、第1測定点Pi(測定
点a1)の前経過点13を測定点Piから、ステップ7
4又は75で設定された退避方向に退避距離Dだけ離れ
た位置に作成し、さらに開始経過点12から前経過点1
3へプローブ7を移動させるための前経過点移動データ
を作成する。この時退避方向は測定面11の測定点Pi
の位置における法線方向になっている。
【0077】ステップ78では、プローブ7を前経過点
13から第1測定点Piへ移動させるための測定点移動
データを作成する。
【0078】ステップ79では、第1測定点Piの後経
過点を前経過点13と同じ位置に作成し、さらに、第1
測定点Piから後経過点13へプローブ7を移動させる
ための後経過点移動データを作成する。
【0079】ステップ80では、全ての測定点に対する
移動経路の設定処理が終了したか否かを判定する。その
処理が終了していなければステップ81ヘ進み、終了し
ていればステップ82へ進む。
【0080】処理が終了していない場合、ステップ81
では、次の測定点(前の測定点がa1であれば測定点a
2)をPiとする。
【0081】ステップ83では、測定する円が内径円か
否かを、ステップ71での判断結果を用いて判定する。
内径円であればステップ84へ進み、外径円であればス
テップ85へ進む。
【0082】ステップ84では、退避方向を測定点から
円の中心へ向かう方向とする。その後、ステップ77へ
戻る。
【0083】ステップ85では、退避方向を円の中心か
ら測定点へ向かう方向とする。
【0084】ステップ86では、前の測定点(例えば図
12の測定点a2)に対する退避方向と、次の測定点
(例えば同図の測定点a3)に対する退避方向との交角
b(図12参照)を算出する。
【0085】ステップ87では、ステップ86で算出さ
れた交角bが60度より大きいか否かを判定する。交角
bが60度より大きければステップ88へ進み、交角b
が60度以下であればステップ77へ進む。このとき、
交角bは60度以下であるのでステップ77へ戻る。
【0086】ステップ77では、次の測定点Pi(測定
点a2)の前経過点14aを次の測定点Pi(測定点a
2)から、ステップ85で設定された退避方向に退避距
離Dだけ離れた位置に作成し、第1測定点Pi(測定点
a1)の後経過点13から前経過点14aへプローブ7
を移動させるための前経過点移動データを作成する。
【0087】ステップ78では、プローブ7を前経過点
14aから次の測定点Pi(測定点a2)へ移動させる
ための測定点移動データを作成する。
【0088】ステップ79では、測定点Pi(測定点a
2)の後経過点を前経過点14aと同じ位置に作成し、
さらに、その測定点Piから後経過点14aへプローブ
7を移動させるための後経過点移動データを作成する。
【0089】ステップ80では、全ての測定点に対する
移動経路の設定処理が終了したか否かを判定する。この
とき、その処理が終了していないのでステップ81へ進
む。
【0090】ステップ81では、次の測定点(測定点a
3)をPiとする。
【0091】ステップ83では、測定する円が内径か否
かをステップ71での判断結果を用いて判定する。ここ
では、外径円であるので、ステップ85へ進む。
【0092】ステップ85では、退避方向を円の中心か
ら測定点へ向かう方向とする。
【0093】ステップ86では、前の測定点(例えば図
12の測定点a2)に対する退避方向と、次の測定点P
i(例えば同図の測定点a3)に対する退避方向との交
角bを算出する。
【0094】ステップ87では、ステップ86で算出さ
れた交角bが60度より大きいか否かを判定する。この
とき、交角bが60度より大きいので、ステップ88へ
進む。
【0095】ステップ88では、直前の後経過点(図1
2の経過点14a)を基準面10に投影した点から、基
準面10の法線方向に退避高さHだけ離れた位置に安全
退避経過点17を作成し、さらに、後経過点14aから
安全退避経過点17へプローブ7を移動させるための安
全退避移動データを作成する。
【0096】この作成後、ステップ76へ戻る。このス
テップ76では、安全退避経過点17から次の前経過点
(図12の経過点14b)へ移る前に、その前経過点1
4bが作成されるべき仮想の点を基準面10に投影した
点から、基準面10の法線方向に退避高さHだけ離れた
位置に安全退避経過点18を作成し、さらに、安全退避
経過点17から安全退避経過点18へプローブ7を移動
させるための経過点移動データを作成する。
【0097】次に、ステップ77へ進む。このステップ
77では、次の測定点Pi(測定点a3)の前経過点1
4bをその測定点Piから、ステップ85で設定された
退避方向に退避距離Dだけ離れた位置に作成し、さら
に、安全退避経過点18から前経過点14bへプローブ
7を移動させるための前経過点移動データを作成する。
【0098】ステップ78では、プローブ7を前経過点
14bから測定点Pi(測定点a3)へ移動させるため
の測定点移動データを作成する。
【0099】ステップ79では、測定点Pi(測定点a
3)の後経過点を前経過点14bと同じ位置に作成し、
さらに、その測定点Piから後経過点14bへプローブ
7を移動させるための後経過点移動データを作成する。
【0100】上述したステップ76〜81及び83〜8
8を残りの全ての測定点について行う。
【0101】全ての測定点に対する移動経路の設定処理
が終了するとステップ82へ進む。このステップ82で
は、最後の後経過点(図10及び図12の経過点15)
を基準面10に投影した点から、基準面10の法線方向
に退避高さHだけ離れた位置に終了経過点(図10及び
図12の経過点16)を作成し、さらに、この後経過点
15から終了経過点16へプローブ7を移動させるため
の終了経過点移動データを作成する。これによって、図
6の処理が終了する。
【0102】なお、幾何形状が楕円、球、円筒、円錐の
場合にも、上述した円の移動経路設定処理と同様に、前
記移動データを自動的に作成することができる。なお、
円筒と円錐の退避方向は、測定点を中心軸に下ろした点
と測定点との関係で設定する。
【0103】図7のフローチャートは、図4のステップ
44でなされる直線の移動経路設定処理を示している。
この処理を、図11を用いて説明する。図11では、符
号a1〜a7が測定点である。
【0104】ステップ91では、第1測定点(測定点a
1)をPiとする。
【0105】ステップ92では、退避方向Liを、基準
面10の法線方向と、直線の方向(測定点a1〜a7を
通る直線の方向)とに互いに直交する方向でかつ測定方
向と逆の方向に向くように作成する。この時、退避方向
は測定面11の法線方向になっている。
【0106】ステップ93では、開始経過点12を、最
初の前経過点13が作成されるべき仮想の点を基準面1
0に投影した点から、基準面10の法線方向に退避高さ
Hだけ離れた位置に作成し、開始経過点12へ前記プロ
ーブ7を移動させるための開始経過点移動データを作成
する。
【0107】ステップ94では、第1測定点Pi(測定
点a1)の前経過点13を測定面11から、ステップ9
2で設定された退避方向に退避距離Dだけ離れた位置に
作成し、さらに開始経過点12から前経過点13へプロ
ーブ7を移動させるための前経過点移動データを作成す
る。
【0108】ステップ95では、プローブ7を前経過点
13から第1測定点Piへ移動させるための測定点移動
データを作成する。
【0109】ステップ96では、第1測定点Piの後経
過点を前経過点13と同じ位置に作成し、さらに、第1
測定点Piから後経過点13へプローブ7を移動させる
ための後経過点移動データを作成する。
【0110】ステップ97では、全ての測定点に対する
移動経路の設定処理が終了したか否かを判定する。その
処理が終了していなければステップ98ヘ進み、終了し
ていればステップ99へ進む。
【0111】ステップ98では、次の測定点(前の測定
点がa1であれば測定点a2)をPiとする。その後、
ステップ94へ戻り、前記ステップ94,95及び96
の処理を行ない、再び前記ステップ97へ進む。
【0112】このステップ97での判定時に、全ての測
定点に対する移動経過の設定処理が終了していればステ
ップ99へ進む。このステップ99では、最後の後経過
点(図11の経過点15)を基準面10による投影した
点から基準面10の法線方向に退避高さHだけ離れた位
置に終了経過点(図11の経過点16)を作成し、さら
に最後の後経過点15から終了経過点16へプローブ7
を移動させるための終了経過点移動データを作成する。
これによって、図7の処理が終了する。
【0113】図8のフローチャートは、図4のステップ
47でなされる平面の移動経路設定処理を示している。
この処理を、図11を用いて説明する。
【0114】ステップ101では、第1測定点(測定点
a1)をPiとする。
【0115】ステップ102では、退避方向Liを、平
面(測定面11)の法線方向でかつ測定方向と逆の方向
に向くように作成する。
【0116】ステップ103では、開始経過点12を、
最初の前経過点13が作成されるべき仮想の点を基準面
10に投影した点から、基準面10の法線方向に退避高
さHだけ離れた位置に作成し、さらに、開始経過点12
へ前記プローブ7を移動させるための開始経過点移動デ
ータを作成する。
【0117】ステップ104では、第1測定点Pi(測
定点a1)の前経過点13を測定面11から、ステップ
102で設定された退避方向に退避距離Dだけ離れた位
置に作成し、さらに開始経過点12から前経過点13へ
プローブ7を移動させるための前経過点移動データを作
成する。
【0118】ステップ105では、プローブ7を前経過
点13から第1測定点Piへ移動させるための測定点移
動データを作成する。
【0119】ステップ106では、第1測定点Piの後
経過点を前経過点13と同じ位置に作成し、さらに第1
測定点Piから後経過点13へプローブ7を移動させる
ための後経過点移動データを作成する。
【0120】ステップ107では、全ての測定点に対す
る移動経路の設定処理が終了したか否かを判定する。そ
の処理が終了していなければステップ108ヘ進み、終
了していればステップ109へ進む。
【0121】ステップ108では、次の測定点(前の測
定点がa1であれば測定点a2)をPiとする。その
後、ステップ104へ戻る。
【0122】ステップ104では、次の測定点Pi(図
11の測定点a2)の前経過点14を測定面11から、
ステップ102で設定された退避方向に退避距離Dだけ
離れた位置に作成し、さらに後経過点13から前経過点
14へプローブ7を移動させるための前経過点移動デー
タを作成する。
【0123】ステップ105では、プローブ7を前経過
点14から次の測定点Pi(測定点a2)へ移動させる
ための測定点移動データを作成する。
【0124】ステップ106では、測定点Pi(測定点
a2)の後経過点を前経過点14と同じ位置に作成し、
さらにその測定点Piから後経過点14へプローブ7を
移動させるための後経過点移動データを作成する。
【0125】上述したステップ104〜108を残りの
全ての測定点について行う。
【0126】全ての測定点に対する移動経路の設定処理
が終了するとステップ109へ進む。
【0127】ステップ109では、最後の後経過点(図
11の経過点15)から基準面10の法線方向に退避高
さHだけ離れた位置に終了経過点(図11の経過点1
6)を作成し、この終了経過点16へプローブ7を移動
させるための終了経過点移動データを作成する。これに
よって、図8の処理が終了する。
【0128】以上のようにして、被検物Sの形状に応じ
た移動データが自動的に作成され、その移動データがテ
ィーチングデータとして幾何形状の種類とともに測定ご
とにティーチングデータテーブル24に保存される。
【0129】次に、リプレイ測定処理(CNC駆動によ
る自動測定の処理)を図9に基づいて説明する。
【0130】ステップ111では、先頭の幾何形状のテ
ィーチングデータを読み込む。すなわち、ティーチング
データテーブル24に複数の幾何形状のティーチングデ
ータが保存されている場合には、最初に保存された幾何
形状のティーチングデータを読み込む。ティーチングデ
ータには幾何形状の種類と移動データが含まれている。
【0131】ステップ112では、読み込んだティーチ
ングデータのうちの、最初の移動データを読み込む。
【0132】ステップ113では、ステップ112で読
み込んだ移動データの種類を判定する。その移動データ
が測定点移動データであればステップ114へ進み、そ
の移動データが経過点移動データであればステップ11
5へ進む。。
【0133】ステップ114では、測定点移動指定を出
す。
【0134】ステップ116では、プローブ7が被検物
Sに接触した時の測定値を取り込み、ステップ117へ
進む。
【0135】一方、ステップ115では、経過点移動指
令を出し、その後、ステップ116を実行せずにステッ
プ117へ進む。すなわち、経過点移動では、プローブ
7が被検物Sに接触したとしても、測定ミスを回避する
ためにその時の測定値を取り込まないようにしている。
【0136】ステップ117では、最初に読み込んだテ
ィーチングデータの全ての移動データが終了したか否か
を判定する。そのデータが終了していれば、ステップ1
19へ進み、そうでなければステップ118へ進む。
【0137】ステップ118では、最初に読み込んだテ
ィーチングデータのうちの、次の移動データを読み込
み、ステップ113へ戻る。
【0138】ステップ119では、最初に読み込んだテ
ィーチングデータに基づく前記自動測定により得られた
全ての測定点の測定値から幾何形状の種類に応じて幾何
寸法を計算し、ステップ120へ進む。
【0139】ステップ120では、ステップ119で計
算した幾何寸法をデータ出力し、ステップ121へ進
む。
【0140】ステップ121では、ティーチングデータ
が終了したか否かを判定する。すなわち、全ての幾何形
状のティーチングデータが終了したか否かを判定する。
そのデータが終了していなければ、ステップ122へ進
む。
【0141】ステップ122では、前記最初に保存され
た幾何形状のティーチングデータの次に保存されている
幾何形状のティーチングデータを読み込み、ステップ1
12へ戻る。前記ステップ117において、全ての幾何
形状のティーチングデータが終了していれば、図9の処
理が終了する。
【0142】上記一実施例によれば、自動測定時の移動
経路を自動的に作成することができるので、上記従来技
術のように、ティーチング測定の際に、全ての測定点に
対して、経過点とすべき位置にプローブをいちいち手動
操作で移動させてその空間座標値の読み込みを行うとい
う非常に面倒な作業が不要になる。したがって、自動測
定時の移動データを簡単にかつ短時間で作成することが
できる。
【0143】なお、上記各実施例では検出子として接触
式のプローブ7を用いているが、検出子として非接触式
のプローブを用いこともできる。非接触式のプローブと
しては、例えば、被検物Sの表面にレーザ光等を照射
し、その反射光を光電変換素子(2分割された受光素
子)で受光し、そこから得られる電気信号に基づいて照
射光の焦点を被検物の表面に合致させることにより、被
検物の位置を検出するものがある。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る三次元座標測定装置によれば、測定データ読み
込み手段が測定座標値と測定方向とを自動測定で測定す
る被検物の測定点についてそれぞれ読み取ると共に、移
動経路設定手段が測定データ読み込み手段で読み取った
測定座標値と測定方向を用いて、前記測定点に至るまで
の検出子の経過点を作成して自動測定時の移動経路を作
成するので、自動測定時の移動経路を自動的に作成する
ことができる。そのため、自動測定時の移動データを作
成するための面倒な作業が不要になる。したがって、自
動測定時の移動データを簡単にかつ短時間で作成するこ
とができる。
【0145】請求項2記載の発明に係る三次元座標測定
装置によれば、移動経路作成手段が、測定座標値、測定
方向、及び幾何形状指定手段で指定された幾何形状の幾
何寸法を用いて、幾何形状に応じて自動測定時の移動経
路を作成するので、どのような幾何形状を有する被検物
についても、自動測定時の移動経路を自動的に作成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る三次元座標測
定装置を示すブロック図である。
【図2】図2は図1に示す装置が使用される三次元座標
測定機を示す概略構成図である。
【図3】図3はティーチング測定処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】図4は移動経路設定処理を示すフローチャート
である。
【図5】図5は点の移動経路設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】図6は円の移動経路設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】図7は直線の移動経路設定処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】図8は平面の移動経路設定処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】図9はリプレイ測定処理を示すフローチャート
である。
【図10】図10は内径円のティーチング測定を示す説
明図である。
【図11】図11は直線及び平面のティーチング測定を
示す説明図である。
【図12】図12は外径円のティーチング測定を示す説
明図である。
【符号の説明】
2 定盤(ベース) 7 プローブ(検出子) 20 データ読み込み部(測定データ読み込み手段) 21 ティーチング測定部(幾何形状指定手段) 22 幾何寸法計算部(幾何寸法演算手段) 23 移動経路設定部(移動経路設定手段) 24 ティーチングデータテーブル(記憶手段) S 被検物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤上に置かれた被検物の測定点を検出
    子が検出した時のX軸、Y軸及びZ軸の各スケールの値
    を測定座標値として読み込み、被検物の形状を測定する
    三次元座標測定装置において、 前記測定座標値と、前記被検物の測定点を前記検出子が
    検出する時の前記検出子の移動方向である測定方向と
    を、自動測定で測定する前記被検物の測定点についてそ
    れぞれ読み取る測定データ読み込み手段と、 前記測定座標値と前記測定方向を用いて、前記測定点に
    至るまでの前記検出子の経過点を作成して前記自動測定
    時の移動経路を作成する移動経路作成手段とを備えてい
    ることを特徴とする三次元座標測定装置。
  2. 【請求項2】 前記自動測定で測定される前記被検物の
    幾何形状の種類を指定し、その種類を表すデータを出力
    する幾何形状指定手段と、 前記幾何形状指定手段で指定された幾何形状と前記測定
    座標値とを用いて、前記指定された幾何形状の幾何寸法
    を演算する幾何寸法演算手段とを備え、 前記移動経路作成手段は、前記測定座標値、前記測定方
    向及び前記幾何寸法を用いて、前記指定された幾何形状
    に応じて前記移動経路を作成するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の三次元座標測定装置。
  3. 【請求項3】 前記移動経路作成手段は、前記被検物の
    測定面の法線方向に前記測定点から退避距離だけ離れた
    位置に前記経過点を作成するように構成されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の三次元座標測定装
    置。
JP7171350A 1995-06-14 1995-06-14 三次元座標測定装置 Pending JPH08338717A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005001375A1 (ja) * 2003-06-30 2005-01-06 Honda Motor Co., Ltd. 3次元形状測定方法及びその測定装置
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JP2017166954A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社ミツトヨ 表面性状測定機の制御方法

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