JPH083384Y2 - 土砂取出装置 - Google Patents

土砂取出装置

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JPH083384Y2
JPH083384Y2 JP3598293U JP3598293U JPH083384Y2 JP H083384 Y2 JPH083384 Y2 JP H083384Y2 JP 3598293 U JP3598293 U JP 3598293U JP 3598293 U JP3598293 U JP 3598293U JP H083384 Y2 JPH083384 Y2 JP H083384Y2
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JP
Japan
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sand
earth
side plate
plate
sediment
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Application number
JP3598293U
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JPH078323U (ja
Inventor
秀樹 宮脇
Original Assignee
有限会社宮脇鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、土砂を収納するホッ
パーに堆積した土砂を下から取り出す土砂取出装置に係
り、特に、ホッパーの収納容量を大きくして、しかも、
土砂のブリッジを無くすことのできる土砂取出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、土砂のブリ
ッジの発生を防ぐ為に、ホッパーの側板を急傾斜にした
り、或いは、ホッパーに振動を与えたりしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ホッパーの側板を急傾斜とすることにより
ホッパーの収納容量が小さくなり、また、振動発生装置
を用いてホッパーに振動を与えるようにしても、側板が
緩傾斜の場合には、ブリッジを完全に崩すことはできな
いため、ある程度急傾斜にしなければならず前記同様ホ
ッパーの収納容量が小さくならざるを得ないという問題
があった。
【0004】この考案は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、ホッパーの収納
容量を大きくして、しかも、土砂のブリッジを無くすこ
とのできる土砂取出装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係る土砂取出装置は、緩傾斜の側板と急
傾斜の側板を有する略逆四角錘状のホッパーに堆積した
土砂を下部の排出口から搬送手段によって取り出す土砂
取出装置において、前記緩傾斜の側板上であって該側板
に垂直な軸回りに回転自在に設けた回転板と、該回転板
と前記緩傾斜の側板との間に位置するように回転板に固
定して設けた土砂切り羽と、前記回転板を回転駆動させ
る駆動部とを有し、且つ、前記土砂切り羽は、前記回転
板を回転させた時に土砂を回転中心から外側へ押し出す
ように配置されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】この考案に係る土砂取出装置によると、ホッパ
ーに土砂を堆積させ、駆動部により回転板を回転させる
と、回転板に取り付けられた土砂切り羽が土砂の底部を
切るようにして回転運動するとともに、この土砂切り羽
は、土砂を回転中心から外側へ押し出すように配置され
ているため、切った土砂を回転の外方向に押しやるよう
に働くので、緩傾斜の側板と土砂の間の摩擦力が小さく
なることと相まって、下部の排出口から容易に搬送手段
によって排出できる。しかも、堆積している土砂の荷重
を回転板が受けているので、回転板の下には、堆積土砂
の荷重がかからないため、土砂切り羽に働く負荷を小さ
くするようになっている。
【0007】
【実施例】この考案に係る土砂取出装置の実施例につい
て、図1乃至図6を参照して説明する。
【0008】この考案に係る土砂取出装置1は、例え
ば、図1及び図2に示すように、箱体2と、この箱体2
の両側壁2a,2bと緩傾斜の側板3と急傾斜の側板4
とで囲まれた略逆四角錐状のホッパー5と、緩傾斜の側
板3と急傾斜の側板4の下方端との間に配置されてベル
トコンベアで構成される搬送手段6と、緩傾斜の側板3
の略中央部に貫通した回転子7aを備える駆動部7と、
この回転子7aに取り付けられた回転板8と、回転板8
の下面に固定された4枚の土砂切り羽9とからなるが、
土砂切り羽9は、4枚に限られるものではない。
【0009】前記箱体2の搬送手段6の下流方向に位置
する箱体2の側壁2bには、図2に一点鎖線で示すよう
に、搬送手段6により運ばれてきた土砂を排出する排出
口10が開口しており、ここから排出された土砂が砂袋
Xに詰め込まれて仕分けされる。
【0010】前記緩傾斜の側板3と急傾斜の側板4と
は、矩形の板材であって、一端が箱体2の開口端に固定
され、他端が搬送手段6を構成するベルトコンベアのベ
ルト面とほぼ同じ高さとなるように配置されており、両
側端は箱体2の両側壁2a,2bに固定されている。
尚、この実施例においては、設計上の都合により急傾斜
の側板4を設けているが、急傾斜の側板4は箱体2の側
板を兼ねるものであってもよい。また、緩傾斜の側板3
或いは急傾斜の側板4の傾斜角度は限定されるものでは
ないが、この実施例においては、緩傾斜の傾斜角度が約
30°、急傾斜の傾斜角度は約75°に設計されいて
る。
【0011】前記搬送手段6を構成するベルトコンベア
は、図2に示すように、緩傾斜の側板3の下端と急傾斜
の側板4の下端とを連結して一体となす凹溝部11に嵌
め込むようにして配設され、図1に破線で示すように、
箱体2の一側壁2a近傍に設けられた駆動軸12と相対
向する他側壁2b近傍に設けられた回転軸13とに巻き
かけられており、駆動モータ14により駆動軸12が駆
動することで、搬送手段6を構成するベルトコンベアが
回転するようになっている。尚、搬送手段6をベルトコ
ンベアに代えて、図3に示すように、スクリューコンベ
ア15としてもよい。
【0012】前記駆動部7は、電気モータ等であって、
緩傾斜の側板3に垂直に固定された固定板16に載置固
定されている。この駆動部7の回転子7aが緩傾斜の側
板3に形成された貫通孔3aに挿通されて回転自在とな
っている。
【0013】前記回転板8は、細長形状であってその中
心位置が駆動部7の回転子7aとブラケット17を介し
てボルト等で固定されて緩傾斜の側板3の面に平行に配
置されており、回転中心から端面までの長さ(回転半
径)は、回転中心から搬送手段6までの距離とほぼ等し
くなっている。尚、回転板8は、前記形状に限定される
ものではなく、例えば、図4に示すように、十字形状或
いはその他の形状であってよい。
【0014】この回転板8の下面に固定されている土砂
切り羽9は、図5に示す矢印Y方向に回転する場合、回
転板8の中心線8aと土砂切り羽9の中心線9aとの交
わる角αが鋭角となるように設定されている。この傾斜
角αは、鋭角であれば、特に限定されるものではない
が、45°程度が望ましい。
【0015】このように土砂切り羽9の回転方向端を回
転中心側に傾斜させて取付けているため、回転板8を回
転させた時に、堆積した土砂が土砂切り羽9により、回
転中心の外側に押し出されるようになっている。
【0016】上記のような構成を有する土砂取出装置5
によれば、図6に示すように、ホッパー5に土砂Aを堆
積させると、搬送手段6の上に位置する堆積土砂Aは、
底の部分から順次搬送手段6によって搬送され、排出口
10から排出される。
【0017】そして、緩傾斜の側板3に堆積している土
砂Aは、回転板8が回転することにより、その土砂Aの
底の部分が土砂切り羽9により仕切られるようにして回
転中心の外方向に押し出される。
【0018】この時、土砂切り羽9が土砂Aを押し出す
場合に、回転板8で土砂Aの荷重を受けているので、土
砂切り羽9が小さい力で土砂Aを押し出すことができる
ようになっている。
【0019】このようにして、緩傾斜の側板3に堆積し
た底部の土砂の一部は、次々と搬送手段6の上に押し出
されて、搬送手段6により搬送されて排出口10から排
出されることとなる。
【0020】尚、急傾斜の側板4に堆積した土砂Aは、
傾斜角度が例えば75°程度の急傾斜であるため、自然
に斜面を滑り落ちるので、底部から順に搬送手段6によ
り搬送されて排出口10から排出されることとなる。
【0021】以上のようにして、ホッパー5に堆積した
全ての土砂は、ブリッジを作ることなく底部から次々と
搬送手段6によって排出口10に搬送され排出され、砂
袋Xに詰められて仕分けられることとなる。
【0022】また、緩傾斜の側板3を設けたことによ
り、ホッパー5の収納容量が大きくなっているので、緩
斜面を設けない場合に比較して大量の土砂を処理するこ
とができるようになっている。
【0023】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案に係る
土砂取出装置においては、ホッパーに堆積した全ての土
砂を、ブリッジを作ることなく底部から次々と搬送手段
によって搬送し、下部の排出口から取り出すことができ
る。
【0024】また、緩傾斜の側板を設けたことにより、
緩斜面を設けない場合に比較してホッパーの収納容量が
大きくなるため、一度に大量の土砂を処理することがよ
うになり、作業能率の向上が図られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る土砂取出装置の1実施例を示す
平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】この考案に係る土砂取出装置の構成要素である
搬送手段の他の実施例を示す全体平面図。
【図4】この考案に係る土砂取出装置の構成要素である
回転板の他の実施例を示す全体平面図。
【図5】この考案に係る土砂取出装置の構成要素である
土砂切り羽を示す要部拡大平面図。
【図6】この考案に係る土砂取出装置の1実施例の使用
状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 土砂取出装置 3 緩傾斜の側板 4 急傾斜の側板 5 ホッパー 6 搬送手段 7 駆動部 8 回転板 9 土砂切り羽 10 排出口 A 土砂

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩傾斜の側板と急傾斜の側板を有する略
    逆四角錘状のホッパーに堆積した土砂を下部の排出口か
    ら搬送手段によって取り出す土砂取出装置において、 前記緩傾斜の側板上であって該側板に垂直な軸回りに回
    転自在に設けた回転板と、該回転板と前記緩傾斜の側板
    との間に位置するように回転板に固定して設けた土砂切
    り羽と、前記回転板を回転駆動させる駆動部とを有し、
    且つ、前記土砂切り羽は、前記回転板を回転させた時に
    土砂を回転中心から外側へ押し出すように配置されてい
    ることを特徴とする土砂取出装置。
JP3598293U 1993-06-30 1993-06-30 土砂取出装置 Expired - Lifetime JPH083384Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3598293U JPH083384Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 土砂取出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3598293U JPH083384Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 土砂取出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH078323U JPH078323U (ja) 1995-02-07
JPH083384Y2 true JPH083384Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=12457091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3598293U Expired - Lifetime JPH083384Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 土砂取出装置

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JP (1) JPH083384Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPH078323U (ja) 1995-02-07

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