JPH08338317A - 内燃機関の吸入空気への噴霧装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気への噴霧装置

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JPH08338317A
JPH08338317A JP8061303A JP6130396A JPH08338317A JP H08338317 A JPH08338317 A JP H08338317A JP 8061303 A JP8061303 A JP 8061303A JP 6130396 A JP6130396 A JP 6130396A JP H08338317 A JPH08338317 A JP H08338317A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストの改良で、エンジン性能を損なうこ
となく、排気ガスの無公害化を図る。 【解決手段】 噴霧装置7は、エンジンの吸入空気内に
霧状の水(燃焼温度低減液)を噴射する。水供給源から
パイプ21を介して導入された水は、筒状の多孔質体2
3の外面に均一に滲出される。多孔質体23から滲出さ
れた水は、多孔質体23と内筒24との間の通路25を
通って、吐出孔27から吐出される。空気供給源からパ
イプ35を介して内部に導入された空気は、内筒24と
外筒29との間の通路39を通って吐出口43から吐出
される。これにより、水圧と空気による負圧現象とで吐
出孔27から霧状の水が噴霧される。水の吐出量は、水
圧と空気圧とによってコントロールできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の排気
ガスに含まれるNOx 等の有害物質を除去するために内
燃機関の吸入空気へ霧状の燃焼温度低減液を噴射する噴
霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンから排出される排気ガスには、
NOx、HC、黒煙等の有害物質が含まれ、現在、法律
でそれらの量が規制されている。従って、現在流通して
いる自動車は、全て排気ガス規制をクリアするための対
策が講じられている。しかし、昨今、地球規模での環境
保護の必要性が叫ばれており、今後の自動車、船舶等の
増加に鑑みると、現在の基準をも上回る更なる規制が必
要であると考えられる。ところが、現在の法制に手を加
えるのは容易ではなく、また、排ガス規制のために車両
等のコストアップにつながることもあり、メーカーでの
自主的な対策も遅れがちである。また、特に消防車、ダ
ンプカー、コンクリートミキサー車等いわゆる特装車と
呼ばれるものでは、車体自体が特注品で高価であるため
に、数十年同一のものが使用されることがある。このた
め、この種の特装車のエンジンは、現在の排ガス規制に
適合させるために、頻繁にエンジンを整備する必要があ
り、車両の維持にコストがかかるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点を考慮してなされたもので、低コストの改良
で、しかもエンジン性能を損なうことなく、排気ガスの
無公害化を図ることができる内燃機関の吸入空気への噴
霧装置を提供することを目的とする。この発明は、ま
た、現在使用されている車両や船舶などの内燃機関に整
備工場などで簡単に取り付けられる排ガスの無公害化の
ための噴霧装置を提供することを他の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、排気ガスを触
媒等で処理して無公害化を図る従来の排ガス対策とは異
なり、燃焼の段階で処置を加えることにより、排気ガス
に有害物質が含まれないようにしたものである。即ち、
本発明に係る噴霧装置は、水を主成分とする燃焼温度低
減液を供給する液供給源と、空気を供給する空気供給源
と、内燃機関の吸気側マニホールド内に装着され前記液
供給源及び前記空気供給源から燃焼温度低減液及び空気
をそれぞれ導入し、前記内燃機関の吸入空気内に霧状の
燃焼温度低減液を噴霧する噴霧装置本体とを備え、前記
噴霧装置本体が、前記液供給源から導入された燃焼温度
低減液を均一に外部に導出させる緩衝部材と、この緩衝
部材を取り囲むように配置され前記緩衝部材との間に燃
焼温度低減液の通路を形成すると共に、先端に燃焼温度
低減液の吐出孔を形成してなる内筒と、前記内筒を取り
囲むように配置され前記内筒との間に前記空気供給源か
ら導入された空気の通路を形成すると共に、先端に前記
内筒の吐出孔から前記燃焼温度低減液を吐出させる向き
の気流を発生させる空気の吐出口を形成する外筒とを備
えたものであることを特徴とする。
【0005】内燃機関の吸入空気に水蒸気を含ませる
と、排気ガス中の有害物質、特にNOxが低減する。こ
れは、水蒸気の噴霧によって内燃機関の燃焼温度が低減
し、これにより燃焼時間が長くなるからである。また、
水蒸気に含まれる酸素によって燃焼効率が上がり、それ
によりCOが低減し、ディーゼルノックの低減を図るこ
とができる。本発明者の実験によると、内燃機関の燃焼
効率を落とさずに、排気ガス中の有害物質を効果的に除
去するためには、均一な所定粒径の霧状の水を内燃機関
の排気量に応じた所定の単位時間当たりの吐出量で吸入
空気中に供給する必要があることが確認されている。
【0006】本発明の噴霧装置によれば、水供給源から
導入された水を主成分とする燃焼温度低減液が緩衝部材
の外部に均一に導出され、液の通路を通って内筒の吐出
孔から吐出される。このとき緩衝部材は、液圧を吐出孔
に集中させないように作用する。このため、吐出孔から
は、吐出孔の孔径で決まる所定径の均一で連続的な液流
が吐出されることになる。一方、内筒と外筒との間に導
入された空気は、内筒の吐出孔から液を吐出させる向き
の気流を発生させる。
【0007】これにより、吐出孔の液は液圧と、空気流
による吐出口近傍の負圧現象とによって吐出口から先端
に霧状になって吐出される。このとき吐出される液滴の
径は、吐出孔の径によって制御され、吐出量は、液圧と
空気圧等によって制御される。従って、これらの値を適
切に設定することによって、排気量に応じた適切な噴霧
吐出量を得ることができる。この結果、エンジンの燃焼
効率を低下させずに適切な排気ガス対策を講じることが
できる。なお、ここで、燃焼温度低減液としては、水や
水にメタノールを含有させたもの等を用いることができ
る。この発明によれば、エンジンの吸入空気の供給経路
に吐出口が臨むように噴霧装置の主要部を配置するだけ
であるから、低コストの改良で済む。
【0008】本発明における緩衝部材としては、例えば
燃焼温度低減液をその外面に均一に滲出させる筒状の多
孔質体等を用いることができる。また、前記緩衝部材
は、先端に吐出孔が形成され、この吐出孔から燃焼温度
低減液を吐出すると共に緩衝部材と内筒との間の空間に
空気を導入し、吐出孔から吐出された燃焼温度低減液と
導入された空気との混合気を内筒との間の通路に吐出す
るものでもよい。この場合、緩衝部材に形成された吐出
孔の孔径は、内筒に形成された吐出孔の孔径以下に設定
され、燃焼温度低減液の導入圧をP0 、緩衝部材と内筒
との間の空間に導入される空気の導入圧をP1 、内筒と
外筒との間の空間に導入される空気の導入圧をP2 とす
ると、P1 <P0 <P2 に設定されていることが望まし
い。このように設定することにより、更に細かい粒径の
霧状の燃焼温度低減液を吐出させることができる。
【0009】なお、燃焼温度低減液を収容するタンクが
この噴霧装置よりも高い位置に設置されている場合、噴
霧装置の停止時に吐出孔から燃焼温度低減液が流れ出る
ことが考えられる。
【0010】そこで、緩衝部材に、燃焼温度低減液の導
入圧力が所定圧を超えたときに燃焼温度低減液を外部に
導出させるための弁を備えるようにすると、停止時には
弁を閉じておくことができるので、このような不具合を
防止することができる。この装置を自動車に搭載する場
合には、噴霧装置本体への燃焼温度低減液及び圧縮空気
の供給源として小型・軽量のダイアフラム式の第1及び
第2のポンプを使用することが望ましい。この場合、自
動車バッテリーからの直流電力を交流電力に変換するイ
ンバータを使用し、このインバータから出力される交流
電力によつてダイアフラム式のポンプを駆動すればよ
い。
【0011】第1のポンプからの圧縮空気でタンクから
燃焼温度低減液を噴霧装置本体に供給するように構成す
ると、タンクの圧縮空気導入部付近の圧力が高まり、装
置の停止直後にこの圧力の影響で噴霧装置本体内にタン
クからの液が漏れることも考えられるが、この場合に
は、第1のポンプと第2のポンプの出力側をバイパス経
路によって接続し、装置の停止時に第1のポンプの出力
側の圧力を第2のポンプの出力側に逃がしてやれば良
い。
【0012】また、特に寒冷地又は寒冷時にエンジンの
始動を行うに際し、エンジンが暖まるまでは燃焼温度低
減液をマニホールド内へ導入しない方が望ましい。この
場合には、エンジンの始動により開始されるべき噴霧装
置への電源供給を3〜5分程度遅らせる手段を設け、エ
ンジンの始動開始からエンジンが暖まる所定時間が経過
してから噴霧動作を開始させるようにすれば良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明の
噴霧装置をディーゼルエンジンに適用した実施例を示す
図である。エアークリーナ1及び蛇腹式の連結ホース2
を介して吸気側マニホールド3に導入された空気は、エ
ンジン本体4の各シリンダ5に図示しない吸入弁を介し
て分配され、シリンダ5内に噴射された燃料と共に燃焼
に供される。各シリンダ5からの排気ガスは、図示しな
い排気弁から排気側マニホールド6を介して外部に排出
される。吸気側マニホールド3の内部の例えば連結ホー
ス2との連結部の近傍には、マニホールド内の空気に霧
状の燃焼温度低減液としての水を噴射するための噴霧装
置本体7が装着されている。噴霧装置本体7には、タン
ク8に収容された水9がポンプ10によって供給される
と共に、ポンプ11から空気が供給されるようになって
いる。これらのポンプ10,11は、図示しない自動車
バッテリーから供給される直流12V又は24Vの電源
電圧を交流電力に変換するインバータ12,13の出力
によって駆動される。そして、この噴霧装置本体7、水
を収容したタンク8、ポンプ10,11及びインバータ
12,13によって本発明の噴霧装置が構成されてい
る。
【0014】図2は、噴霧装置本体7の要部を示す縦断
面図である。パイプ21は、内部に水を導入するための
もので、支持筒22に圧入等の方法で支持されている。
パイプ21の先端は、先端が閉じた筒状の多孔質体23
の基端部と連結されている。多孔質体23は、例えば1
0〜20μmの孔径の多数の孔が形成されたもので、支
持筒22の内部に接着などの方法で固定されている。そ
して、これらパイプ21、支持筒22及び多孔質体23
で緩衝部材20が構成されている。多孔質体23の外側
には、多孔質体23を取り囲むように内筒24が配置さ
れている。内筒24の内周面と多孔質体23の外周面と
の間には、筒状の水の通路25が形成される。内筒24
の先端部には、先端が円錐状に突出したノズル部26が
形成されている。ノズル部26の中心位置には、例えば
0.4〜0.6mmの水の吐出孔27が形成されてい
る。また、内筒24の基端側は、支持筒23の外周面に
Oリング28を介して液密に支持されている。
【0015】内筒24の更に外側には、内筒24を取り
囲むように外筒29が配置されている。この外筒29
は、筒状部材30と、その基端に圧入された基端キャッ
プ31と、筒状部材30の先端側にねじ32によって結
合された先端キャップ33とから構成されている。筒状
部材30の基端と基端キャップ31との間には、環状の
空気導入室34が形成され、この空気導入室34に先端
が臨むように、空気を導入するためのパイプ35が基端
キャップ31に圧入等の方法で固定されている。この基
端キャップ31は、ねじ36によって支持筒22の基端
部に結合されている。基端キャップ31と支持筒22と
の間には、空気導入室34を気密に保つためのOリング
37が装着されている。
【0016】内筒24の基端外周面には、螺旋溝38が
形成され、この螺旋溝38を介して、空気導入室34
と、筒状部材30の内周面及び内筒24の外周面で形成
される筒状の空気の通路39とを連通している。内筒2
4の先端外周面にも同様の螺旋溝40が形成され、この
螺旋溝40を介して通路39と、外筒29の先端内側の
空気の通路41とを連通している。先端キャップ33の
内側中央部は、円錐状のノズル26に沿った円錐状に形
成され、両者の間に0.4〜0.6mmの円錐状ギャッ
プ42を形成している。この円錐状ギャップ42の頂点
に当たる先端キャップ33の中央部には、霧状の水の吐
出口43が形成されている。先端キャップ33と筒状部
材30との間にも、通路41を気密に保つためのOリン
グ44が装着されている。
【0017】次に、このように構成された噴霧装置の動
作について説明する。ポンプ10,11を作動して、パ
イプ21,35にそれぞれ水及び空気を導入すると、パ
イプ21から多孔質体23の内部に水が導入され、図中
実線矢印で示すように、多孔質体23の表面全体に水が
均一に滲出する。この水は通路25を介してノズル部2
6の吐出孔27から吐出口43に向かって吐出される。
このとき、多孔質体23は、水圧を吐出孔27に集中さ
せないための緩衝材として作用する。このため、吐出孔
27からは、0.4〜0.6mmの径の均一で連続的な
水流が吐出されることになる。
【0018】一方、パイプ35から空気導入室34に導
入された空気は、図中点線矢印で示すように、螺旋溝3
8を介して通路39に導入され、更に螺旋溝40を介し
て通路41に導入される。通路41に導入された空気
は、円錐状ギャップ42を介して吐出口43から吐出さ
れる。このとき、螺旋溝38,40は、空気圧の変動を
吸収する緩衝材として機能する。
【0019】図3は、吐出口43の近傍を拡大して示す
図である。吐出孔27の水は水圧と、空気流による吐出
口43近傍の負圧現象とによって吐出口43から先端に
勢い良く突出される。このとき突出される水滴44の径
は、吐出孔27の径によって制御され、約0.05mm
以下になる。従って、吐出口43からは、水滴の径が均
一にコントロールされた霧状の水が噴霧されることにな
る。
【0020】この噴霧装置7によれば、水圧と空気圧と
をコントロールすることにより、霧状の水の吐出量を任
意の値に設定することができる。また、先端キャップ3
3は、筒状部材30にねじ32によって結合されている
ので、先端キャップ33の位置を前後に調整することに
より、円錐状ギャップ42の大きさも調整することがで
きる。これにより、吐出口43の空気の流速をコントロ
ールすることができ、これによっても水の吐出量を調整
することができる。
【0021】いま、エンジンの単位時間当たりの燃料消
費量に対する、単位時間当たりの水の消費量を水燃比と
呼ぶことにすると、本発明者の実験によれば、この水燃
比は5〜10%程度が好ましいことが確認されている。
例えば排気量3リットルのエンジンの単位時間当たりの
燃料消費量が1リットル(アイドリング時)とすれば、
単位時間に消費すべき水の消費量は50〜100ccと
いうことになる。従って、ポンプ10,11の能力をエ
ンジンの排気量に応じて切り替え可能にしておき、排気
量に応じた適切な水の消費量が得られるようにすること
により、最も適切な吐出量を得ることができる。また、
燃料消費量は、エンジンの回転数によって変化するの
で、エンジンの回転数に応じてポンプ10,11の能力
を段階的又は連続的に切り替えることにより、エンジン
の回転数に拘わらず、水燃比を常に一定に制御するよう
にしてもよい。
【0022】総排気量2.771リットルのディーゼル
エンジンに本実施例の噴霧装置を取り付け、単位時間当
たりの水の消費量を1500ccに設定して動作させ、
6つのモードについてNOx、CO、HCをそれぞれ測
定した。その結果を表1に示す。なお、比較のために、
本噴霧装置を作動させない状態(比較例)での測定結果
も表2に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】以上の測定結果から明らかな通り、本実施
例によれば、排気ガスとして最も低減が望まれるNOx
の低減効果は、アイドリング時で約20%、走行時でも
14〜28%と極めて高く、エンジン負荷率が高いモー
ド4,6では、COの低減効果も認められた。また、未
燃焼ガスであるHC(ハイドロカーボン)についても高
負荷時のモード4での低減効果が認められた。
【0026】図4は、噴霧装置本体7の他の構成例を示
す図である。この実施例が図2に示した実施例と異なる
点は、緩衝部材の構成である。この実施例の緩衝部材5
0は、次のように構成されている。パイプ51が基端に
圧入された支持筒52は、内部に水の通路53が形成さ
れ、先端に筒状部材54をねじ55によって支持してい
る。筒状部材54は、内部両端に筒状空間56,57を
形成するための仕切58を有し、先端側の筒状空間56
は、ねじ59が形成されたキャップ60によって閉塞さ
れている。筒状部材54の仕切58には、孔61が形成
され、この孔61にリベット状の弁62がスライド自在
に装着されている。弁62の円錐状の先端は筒状空間5
7に臨み、突出時に支持筒52の先端の水の通路53を
閉塞する。弁62の大径の基端は筒状空間56に装着さ
れたバネ63によって弁62が常時突出する向き付勢さ
れている。また、筒状部材54の基端側には、外周面と
筒状空間57とを連通する複数の吐出孔64が放射状に
穿設されている。
【0027】この実施例では、ポンプ10が作動するこ
とによりパイプ51を介して支持筒52の通路53に導
入された水の水圧がある程度以上であれば、バネ63の
バネ圧に打ち勝って弁62が開くので、筒状空間57に
水が導入され、吐出孔64を介して通路25に水が導出
される。このとき、筒状空間57と吐出孔64とによ
り、水の導出圧力を均一に保つ緩衝部材としての機能を
奏する。一方、ポンプ10が作動していない状態では、
タンク8が噴霧装置本体7によりも高い位置に設置され
ていても、通路53に導入された水の圧力がバネ63の
バネ圧よりも小さいため、弁62は閉じたままとなり、
通路25に水が流入するのが防止される。
【0028】図5は、噴霧装置本体7の緩衝部材の更に
他の実施例を示す図である。この実施例の緩衝部材70
は、通路25に水と空気の混合気を導入するようにした
ものである。即ち、支持筒71には、水の通路72と空
気の通路73とが形成され、基端側には、これら通路7
2,73にそれぞれ連絡するようにパイプ74,75が
圧入等の方法で結合されている。支持筒71の先端に
は、水の通路72と連絡するようにノズル76がねじ7
7によって結合されている。ノズル76の先端は、円錐
状に形成され、その中心に吐出孔78が形成されてい
る。また、支持筒71の空気の通路73から吐出される
空気流は、ノズル76の先端に向かうようになってい
る。
【0029】この実施例によれば、パイプ74から通路
72に導入された水は、ノズル76の先端の吐出孔78
から内筒24の内側の空間79に吐出され、パイプ75
及び通路73を介して空間79に吐出された空気と混合
されて混合気となる。この混合気が内筒24の吐出孔2
7から吐出されることになる。いま、ノズル76の吐出
孔78の孔径をd1 、ノズル部26の吐出孔27の孔径
をd2 とすると、d1 ≦d2 (例えばd1 =0.3m
m,d2 =0.5mm)に設定するのが望ましい。この
ように設定すると、ノズル76で生成される混合気の粒
径がノズル部26の吐出孔27の孔径よりも小さくなる
ため、混合気が吐出孔27をスムーズに通過することに
なり、非常に細かい霧が形成されるからである。
【0030】また、通路72に導入される水の圧力をP
0 、通路73に導入される空気の圧力をP1 、通路39
に導入される空気の圧力をP2 とすると、P1 <P0
2となるように各圧力を調整する。これにより、空間
79内の混合気は、十分な水分を含み、且つ空間79内
の圧力がその外側の通路39よりも高くなりすぎないた
め、吐出口43の負圧作用が十分に働いて、粒径がコン
トロールされた非常に細かい霧状の水が噴霧されること
になる。
【0031】なお、以上の各実施例では、吸入空気に噴
霧する燃焼温度低減液として水を使用したが、水に5〜
10%程度のメタノール(CH3OH)を含有させる
と、更に燃焼効率が上がり、燃焼時間が長くなることで
瞬間燃焼温度が低減し、これにより黒煙が減少するの
で、NOxの低減効果は、更に増す。また、以上は、デ
ィーゼルエンジンに本発明を適用した例について説明し
たが、本発明は、ガソリンエンジンにも適用可能であ
る。ガソリンエンジンの場合、加速時の排気ガスが最も
問題になると考えられるので、水燃比は、加速時の燃料
消費量に基づいて設定すればよい。
【0032】次に、この装置に適したポンプ10,11
及びインバータ12,13の具体例を図6及び図7を参
照して説明する。図6(a)は、インバータ12(1
3)を同一ケースに内蔵したダイアフラム式のポンプ1
0(11)の上面図、同図(b)は同じく側面図であ
る。長方形のプレート81の一端側には、上面から見る
とT字状の支持部材82が固定されている。この支持部
材82は、中央部が仕切壁83によって仕切られ、この
仕切壁83を介して2つの空気導入室84a,84bを
内部に形成している。支持部材82のプレート81の長
手方向に延びる部分には、ゴム等の可撓性部材からなる
ダイアフラム85a,85bが空気導入室84a,84
bをそれぞれ塞ぐように対向配置されている。支持部材
82の一端側側面には、鍵型のアーム支持体86a,8
6bが突設されており、このアーム支持体86a,86
bに可撓性部材であるラバー87a,87bを介してア
ーム88a,88bの一端が保持されている。アーム8
8a,88bは、その中央部がダイアフラム85a,8
5bの中央突起と連結され、他端部にフェライト等の高
磁性体89a,89bが固着されたものとなっている。
【0033】プレート81には、空気導入室84a,8
4bに連通する孔90が設けられ、この孔90と空気導
入室84a,84b側に配置された弁91とを介して空
気導入室84a,84bに空気を導入可能になってい
る。一方、支持部材82の一端側の前面には、各空気導
入室84a,84bから圧縮空気を取り出す空気取り出
し口92a,92bが設けられ、この空気取り出し口9
2a,92bからパイプ93及び管94を介して空気が
外部に取り出されるようになっている。
【0034】一方、プレート81の他端側には、トラン
ス95が配置されている。トランス95は、E型のコア
96とこれに巻回されたコイル97とからなり、E型コ
ア96の開放端側が前述したアーム88a,88bの先
端に固着された高磁性体89a,89bと近接して対向
配置されるように図示しない手段によってプレート81
に固定されている。トランス95のポンプ10と反対側
には、シールド板98を介してインバータ12の回路基
板が配置されている。
【0035】この構成によれば、インバータ12から図
示しないリード線を介してトランス95に交流電力が供
給されると、E型コア96及び高磁性体89a,89b
で構成される磁気ループ内の磁束が周期的に変化して高
磁性体89a,89bがE形コア96の外側突設端から
周期的に引き寄せられるので、アーム88a,88bが
交流電力の周期に同期して対称的に揺動する。これによ
り、ダイアフラム85a,85bが周期的に往復駆動さ
れるので、プレート81の孔90及び弁91を介して空
気導入室84a,84bに空気が導入されると共に、空
気導入室84a,84bに導入された空気が空気取り出
し口92a,92bを介して外部に取り出され、パイプ
93及び管94を介して噴霧装置本体又はタンクに供給
されることになる。
【0036】このように構成されたポンプによれば、 ダイアフラム式であるからシリンダ式に比べて小型・
軽量であり、自動車等に搭載し易い。 インバータとトランスとを一体化された構造であるか
ら、直流電源で駆動することができ、自動車用に適して
いる。 空気導入室を上述のように2つに分離すると、万一、
ゴミなどによって一方のポンプが機能しなくなった場合
でも、他方のポンプにより作動させることができる。 という効果がある。なお、ゴミの導入防止対策について
は、上述した機構を収容するケースの空気導入口にフィ
ルタを装着する等の方法が有効である。
【0037】以上のように、このポンプは、直流電力を
交流電力に変換するインバータ(12)と、このインバ
ータ(12)によって駆動されるトランス(95)と、
このトランス(95)の励磁動作に応動して揺動する揺
動部材(88a,88b)と、この揺動部材(88a,
88b)に連動して駆動されて圧縮空気を発生させるダ
イアフラム(85a,85b)とを備えたものであり、
本発明の噴霧装置への用途のみならず、バッテリー駆動
式として携帯して野外で使用するのにも有効である。
【0038】図7は、インバータ12(13)の一例を
示す回路図である。このインバータは、バイポーラトラ
ンジスタによるデバイス転流形のフルブリッジ形インバ
ータである。即ち、自動車バッテリー等の直流電源から
供給される12V又は24Vの直流電圧は、電源スイッ
チ101及び抵抗102を介して、入出力端に安定化用
のコンデンサ103,104が接続された3端子レギュ
レータ104に供給され、例えばDC5Vに安定化され
る。
【0039】3端子レギュレータ105で安定化された
直流電圧は、以下に述べる発振回路106に供給され
る。即ち、安定化直流電圧は、抵抗107を介してNA
NDゲート108の一方の入力端に入力される。NAN
Dゲート108の出力側には2段のインバータ109,
110が接続され、インバータ110の出力は可変抵抗
111及び抵抗112を介してNANDゲート108の
他方の入力端に帰還されている。抵抗111,112の
接続点とインバータ109,110の接続点との間に
は、コンデンサ113が接続されている。NANDゲー
ト108の他方の入力端の電位は、可変抵抗111及び
コンデンサ113の時定数によって決まる周期で変動す
るので、NANDゲート108の出力端からは交流電圧
が出力される。その周波数は、可変抵抗111によって
調整することができる。なお、この発振回路106の入
力端に接続されたダイオード114,115の直列回路
は、逆流阻止用のものである。
【0040】一方、電源スイッチ101を介して導入さ
れたバッテリー電圧は、コンデンサ121で安定化さ
れ、フルブリッジ回路122を構成するトランジスタ1
23,124,125,126に電源として供給されて
いる。フルブリッジ回路122の接地側には、電流制限
用の可変抵抗127が接続されている。4つのトランジ
スタ123〜126のうち、トランジスタ124,12
5の各ベースには、発振回路106からの出力が入力さ
れ、トランジスタ123,126の各ベースには、発振
回路106の出力をインバータ128で反転させた出力
が入力されている。そして、トランジスタ123,12
4の接続点と、トランジスタ125,126の接続点と
の間に前述したトランス95のコイル97が接続され
る。なお、各トランジスタ123〜126のコレクタ・
エミッタ間に逆方向接続されたダイオード129,13
0,131,132は、逆電圧防止のために設けられて
いる。
【0041】この回路によれば、発振回路106からの
発振出力によってトランジスタ123,126とトラン
ジスタ124,125とが交互にオンオフするので、ト
ランス95のコイル97に交番電流が流れ、これにより
ダイアフラム85a,85bを往復駆動させることがで
きる。そして、ダイアフラム85a,85bによって発
生される圧縮空気の量は、発振回路106の可変抵抗1
11による発振周波数の調整、又はフルブリッジ回路1
22の可変抵抗127によるコイル97に流れる電流値
の調整によって最適値に設定することができる。特に、
適正水量は、排気量の大きなエンジンでは大、排気量の
小さなエンジンでは小に設定するのが好ましい。上述し
たシステムでは、空気量を増すと水量が減少し、空気量
を減らすと水量が増加するという関係にあるので、空気
量の調整だけで適正水量を調整することができる。従っ
て、このシステムによれば、電気的な調整だけで適正水
量の調整が可能になる。
【0042】なお、以上の実施例では、インバータとポ
ンプとを一体化させたが、インバータとポンプとは別体
とするようにしても良い。この場合、2つのポンプで1
つのインバータを共用する事もできる。また、図1に示
した構成のうち、第1のポンプ10の出射端側とタンク
8との間の圧力は、装置の運転時には十分に高くなるこ
とが予想される。このため、運転停止直後に、その部分
の圧力によってタンク8から噴霧装置本体7に水が供給
され、マニホールド3内に水が漏れてしまうことが予想
される。このような現象が起きる場合には、図中点線で
示すように、ポンプ10,11の出力側をバイパス経路
14で接続することが望ましい。このように構成するこ
とにより、運転停止直後のポンプ10とタンク8との間
の圧縮空気がバイパス経路14を通って噴霧装置本体7
からマニホールド3内に排気されるので、無用な液の流
出を防ぐことができる。
【0043】なお、特に寒冷地や寒冷時などでは、エン
ジンの始動時にエンジンが暖まるまでの時間、水蒸気を
マニホールド内に供給しない方が望ましい。この場合に
は、例えば、図8に示すように、スタートスイッチ13
1を介してバッテリー132から供給される直流電圧を
電圧検出部133で検出し、この検出信号を遅延回路1
34で3〜5分程度遅延させた後、リレースイッチ13
5をオン状態にすることにより、噴霧装置136に電源
供給されるタイミングを遅らせるようにすればよい。ス
イッチ131のオフ時には、ANDゲート137の出力
が直ちに立ち下がり、リレースイッチ135がオフ状態
となるので、噴霧装置136の動作は直ちに停止する。
【0044】また、図1に示した実施例では、噴霧装置
本体7を吸気側マニホールド3内に配置したが、例えば
図9に示すように、吸気側マニホールド3と並列にバイ
パス管141を設け、このバイパス管141内に噴霧装
置本体7を設置することにより、吸気側マニホールド3
への取り付けを更に容易にすることができる。
【0045】なお、上記実施例では、車載用のエンジン
について説明したが、本発明は船舶その他、各種の産業
機械等、あらゆる用途の内燃機関に適用可能であること
は言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
排気量に応じた適切な噴霧吐出量を得ることができ、エ
ンジンの燃焼効率を低下させずに適切な排気ガス対策を
講じることができる。また、この発明によれば、エンジ
ンの吸入空気の供給経路に吐出口が臨むように噴霧装置
の主要部を配置するだけであるから、低コストの改良で
済むという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るディーゼルエンジン
を概略的に示す図である。
【図2】 図1における噴霧装置本体の詳細を示す縦断
面図である。
【図3】 図2におけるノズル部分の拡大断面図であ
る。
【図4】 本発明の他の実施例に係る噴霧装置本体の詳
細を示す縦断面図である。
【図5】 本発明の更に他の実施例に係る噴霧装置本体
の詳細を示す断面図である。
【図6】 本発明に適用されるポンプの構成を示す上面
図と側面図である。
【図7】 同ポンプを駆動するのに適したインバータの
回路図である。
【図8】 本発明の更に他の実施例に係る噴霧装置とそ
の駆動回路を示すブロック図である。
【図9】 本発明の更に他の実施例に係る噴霧装置を取
り付けたディーゼルエンジンの要部を示す図である。
【符号の説明】
1…エアーフィルタ、2…連結ホース、3…吸気側マニ
ホールド、4…エンジン本体、5…シリンダ、6…排気
側マニホールド、7…噴霧装置本体、8…タンク、9…
水、10,11…ポンプ、20,50,70…緩衝部
材、21,35,51,74,75…パイプ、22,5
2,71…支持筒、23…多孔質体、24…内筒、2
5,39,41,53,72,73…通路、26…ノズ
ル部、27,78…吐出孔、28,37,44…Oリン
グ、29…外筒、30,54…筒状部材、31…基端キ
ャップ、32,36,55,59,77…ねじ、33…
先端キャップ、34…空気導入室、38,40…螺旋
溝、42…円錐状ギャップ、43,64…吐出口、5
6,57…筒状空間、60…キャップ、62…弁、63
…バネ、76…ノズル、85a,85b…ダイアフラ
ム、88a,88b…アーム、89a,89b…高磁性
体、95…トランス、106…発振回路、122…フル
ブリッジ回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を主成分とする燃焼温度低減液を供給
    する液供給源と、 空気を供給する空気供給源と、 内燃機関の吸気側マニホールド内に装着され前記液供給
    源及び前記空気供給源から燃焼温度低減液及び空気をそ
    れぞれ導入し、前記内燃機関の吸入空気内に霧状の燃焼
    温度低減液を噴霧する噴霧装置本体とを備え、 前記噴霧装置本体は、 前記液供給源から導入された燃焼温度低減液を均一に外
    部に導出させる緩衝部材と、 この緩衝部材を取り囲むように配置され前記緩衝部材と
    の間に燃焼温度低減液の通路を形成すると共に、先端に
    燃焼温度低減液の吐出孔を形成してなる内筒と、 前記内筒を取り囲むように配置され前記内筒との間に前
    記空気供給源から導入された空気の通路を形成すると共
    に、先端に前記内筒の吐出孔から前記燃焼温度低減液を
    吐出させる向きの気流を発生させる空気の吐出口を形成
    する外筒とを備えたものであることを特徴とする内燃機
    関の吸入空気への噴霧装置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材は、前記燃焼温度低減液を
    その外面に均一に滲出させる筒状の多孔質体であること
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸入空気への噴
    霧装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝部材は、先端に吐出孔が形成さ
    れたものであり、この吐出孔から前記燃焼温度低減液を
    吐出すると共に前記緩衝部材と前記内筒との間の空間に
    空気を導入し、前記吐出孔から吐出された燃焼温度低減
    液と前記導入された空気との混合気を前記内筒との間の
    通路に吐出するものであることを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関の吸入空気への噴霧装置。
  4. 【請求項4】 前記緩衝部材に形成された吐出孔の孔径
    は、前記内筒に形成された吐出孔の孔径以下に設定さ
    れ、前記燃焼温度低減液の導入圧をP0 、前記緩衝部材
    と前記内筒との間の空間に導入される空気の導入圧をP
    1 、前記内筒と前記外筒との間の空間に導入される空気
    の導入圧をP2 とすると、P1 <P0 <P2 に設定され
    ていることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の吸入
    空気への噴霧装置。
  5. 【請求項5】 前記緩衝部材は、前記燃焼温度低減液の
    導入圧力が所定圧を超えたときに前記燃焼温度低減液を
    外部に導出させるための弁を備えたものであることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の内燃機関の
    吸入空気への噴霧装置。
  6. 【請求項6】 前記燃焼温度低減液は、メタノールを含
    むものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    一項記載の内燃機関の吸入空気への噴霧装置。
  7. 【請求項7】 直流電源から供給された直流電力を交流
    電力に変換するインバータと、 このインバータから出力される交流電力によって駆動さ
    れるダイアフラム式の第1及び第2のポンプと、 前記第1のポンプからの圧縮空気を導入して水を主成分
    とする燃焼温度低減液を排出するタンクと、 このタンク及び前記第2のポンプから燃焼温度低減液及
    び空気をそれぞれ導入し、内燃機関の吸入空気内に霧状
    の燃焼温度低減液を噴霧する噴霧装置本体とを備えたこ
    とを特徴とする内燃機関の吸入空気への噴霧装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2のポンプの出力側をパ
    イパス経路により接続したことを特徴とする請求項7記
    載の内燃機関の吸入空気への噴霧装置。
  9. 【請求項9】 エンジンの始動開始からエンジンが暖ま
    る所定時間が経過するまで噴霧動作を開始させないため
    の手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれか1項記載の内燃機関の吸入空気への噴霧装置。
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