JPH08338204A - 発電プラント - Google Patents

発電プラント

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JPH08338204A
JPH08338204A JP14607395A JP14607395A JPH08338204A JP H08338204 A JPH08338204 A JP H08338204A JP 14607395 A JP14607395 A JP 14607395A JP 14607395 A JP14607395 A JP 14607395A JP H08338204 A JPH08338204 A JP H08338204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
heat exchanger
cooling
sea water
steam turbine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14607395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ogoshi
研二 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP14607395A priority Critical patent/JPH08338204A/ja
Publication of JPH08338204A publication Critical patent/JPH08338204A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 復水器の冷却水として海水を使用する発電プ
ラントでは、復水器を出て海中へ戻される温排水により
クラゲが発生し、同冷却水の取水口を詰まらせること等
よりして、冷却水の取水制限そして発電量の低下をまね
くおそれがあったが、このような問題点を解消すること
を狙いとする。 【構成】 復水器に入る蒸気タービンの排気系に燃料予
熱器を設けると共に、復水器を出る復水器冷却水の排水
系に海水冷却器を設け、最終的に海中へ戻される海水の
温度を低く抑え、クラゲの発生を防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気タービンを主体と
したランキンサイクル又はガスタービンと排ガスボイラ
と蒸気タービンとを組合せてなる複合サイクル等の発電
プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の蒸気タービンとガスタービ
ンを組み合わせた複合サイクルの発電設備における系統
図を示す。
【0003】エアインテークAより空気を吸い込み、コ
ンプレッサCで圧縮し、燃焼器CCで燃料供給装置Fか
らの燃料と混合燃焼して発生した燃焼ガスでガスタービ
ンGTを駆動し、発電機G1により発電する。ガスター
ビンGTを駆動した比較的空気リッチな燃焼ガスを排ガ
スボイラBに入れ再び燃料と混合し燃焼させる。
【0004】この燃焼で発生した熱により高圧の蒸気を
発生させ、蒸気タービンSTを駆動し、発電機G2で更
に発電する。蒸気タービンSTを駆動した蒸気は復水器
Sによる海水との熱交換で冷却され、復水ポンプP1に
より昇圧される。給水加熱器FHにて蒸気タービンST
の途中で抽気された高温高圧蒸気で加熱された後、ボイ
ラBにて再度蒸気タービンSTを駆動の為の高圧蒸気と
される。
【0005】上記サイクルの内復水器Sは、海水ポンプ
P2で海水1中に没した取水口2より汲み出した海水を
冷却に用いている。復水器Sで冷却材として働き温度上
昇した海水はそのまま放出口3へ放出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにあっては、放水口3付近はもとより、取水口2付近
も含めて海水の温度が上がりクラゲが大発生する。この
クラゲの吸い込みを防止する為、金網ネット4が施され
ているが、この金網ネット4さえも塞ぐ程クラゲが大量
発生するケースがある為、ウォータジェット5を設け金
網ネット4に付着するクラゲを噴き飛ばしている。
【0007】しかし、金網ネット4、ウォータジェット
5ではクラゲ除去の安定した効果は得られない場合に
は、海水温度の上昇原因となる冷却水量を減らさざるを
得ないこととなり、その結果、発電出力が低下せざるを
えない状況となる。
【0008】また、このような状況変化に的確に対応す
るために、クラゲ発生監視を24時間体制で行う必要が
あり、人件費が嵩むこととなる。
【0009】本発明は、プラントの性能を低下させるこ
となく、放水口3に放出される冷却水の温度上昇を抑
え、クラゲ発生の環境を作り出さないようにした発電プ
ラントを得ることを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するべくなされたもので、蒸気タービン主体のランキン
サイクル又はガスタービンと排ガスボイラと蒸気タービ
ンとを組合せてなる複合サイクル等の発電プラントにお
いて、復水器に入る蒸気タービンの排気系に蒸気タービ
ン排気を冷却する第1の熱交換器を設け、復水器を出る
復水器冷却水の排水系に冷却排水を冷却する第2の熱交
換器を設けてなる発電プラントを提供するものである。
【0011】また本発明は、上記第1の熱交換器はボイ
ラへ供給される燃料の予熱器であり、上記第2の熱交換
器は液体空気で復水器の冷却排水を冷却する冷却器であ
る発電プラントを提供するものである。
【0012】更にまた本発明は、上記復水器冷却水の排
水系には、上記第2の熱交換器をバイパスする開閉弁付
きバイパス路を設けてなる発電プラントを提供するもの
である。
【0013】
【作用】本発明は上記のように構成されているので、復
水器の上流位置において復水器に入る蒸気タービン排気
は第1の熱交換器により、まず熱回収される。従って復
水器内において働く冷却水は、該第1の熱交換器が働い
て蒸気タービン排気の温度が低下した分、加熱される度
合が抑えられることになる。この後復水器を出た冷却水
は第2の熱交換器で更に冷却されて一段と温度を低下し
て排出されていく。
【0014】また本発明では上記第1の熱交換器をボイ
ラへ供給される燃料の予熱器とすることにより、同予熱
器で回収された廃熱はそっくりそのまゝ燃料を予熱して
無駄なく活用されることになる。同様に、上記第2の熱
交換器は液体空気で冷却する冷却器とすることにより、
復水器の冷却排水はこの位置で大巾に冷却を進められる
ことになる。
【0015】さらにまた、本発明では上記第2の熱交換
器をバイパスする開閉弁付きバイパス路を設けているの
で、開閉弁を閉じればこのバイパス路は閉塞されて第2
の熱交換器が常に働く状態となり、また、これを開けれ
ばバイパス路が成立して第2の熱交換器の働きを抑制す
ることゝとなり、気候、その他の環境条件の変化に応じ
てプラントの運転状況を変更することができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図1により説明する。
【0017】本実施例は図2で説明した従来のものに対
して部分的に構造を変更したものであり、図2と共通部
分には同一符号を付して示し、重複する説明は省略す
る。
【0018】6は海水冷却器で、復水器Sの冷却水とし
て働いて温度上昇した海水を液体空気Lと熱交換させる
熱交換器である。7は燃料予熱器で、蒸気タービンST
の排気を燃料Fと熱交換し、ボイラ燃料を予熱すると共
に復水器Sでの廃熱を回収する熱交換器である。8はバ
イパス開閉弁で、復水器Sから海水冷却器6を経て放出
口3へ至る管路に於て、海水冷却器6をバイパスするバ
イパス路9に設けられている。
【0019】いま、海水ポンプP2で海水1中の取水口
2から汲み出した海水を復水器Sで冷却に用い、冷却水
としての海水温度は上昇する。この海水を海水冷却器6
に通し、図示しない吸気温制御システムで生成した液体
空気Lと熱交換し、温度を下げて放出口3へ放出する。
【0020】一方、上記吸気温制御システムでは、生成
した液体空気LをエアインテークAで吸い込んだ空気中
に噴霧し、コンプレッサCの入口温度を下げることによ
ってガスタービンGTの出力を向上するものである。従
って海水の冷却にこの液体空気Lを全量使用し、同液体
空気Lの温度を上げてしまうと吸気温制御システムのメ
リットが損うこととなる。そこで復水器Sでの廃熱を燃
料予熱器7で一部回収し、海水冷却量を減らし、必要な
液体空気量を減らすことによって吸気温制御システムの
性能を維持するものである。
【0021】なお、燃料予熱器7で加熱された燃料をボ
イラBで燃焼させることによりボイラ効率が向上する。
【0022】又、クラゲの発生しない環境条件となる冬
場は、海水の冷却が必要ない為、バイパス弁8を開とし
てバイパス路9を形成することにより、復水器Sを出た
海水は海水冷却器6をバイパスして放出口3へ放出す
る。この場合、海水冷却器6側への液体空気Lの供給も
停止し、エアインテークAへの供給のみとする。
【0023】なお、上記した吸気温制御システムは、夜
間の余剰電力を利用して液体空気を生成して貯蔵してお
き、昼間の電力需要が多く、ガスタービン入口温度が上
昇し出力が低下する時に生成した液体空気を噴霧して発
電出力を向上させるべく機能するものであり、同液体空
気の利用は、その他必要に応じ適宜用途が当てられるこ
とは改めて言うまでもない。
【0024】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れず、特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その具
体的構成に種々の変更を加えてよいことはいうまでもな
い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の熱交換器により復水器の廃熱を一部回収して復水器
で要するロードを低下させ、第2の熱交換器により復水
器の冷却水を十分に冷却するので、海中へ放出される冷
却海水は温度が下がっており、クラゲが発生することは
ない。
【0026】従って取水口に設けた金網ネット等の目詰
りもなく、安定した冷却水量が得られ、発電出力に影響
を与えず、安定した電力供給が行えるものである。
【0027】なお、このクラゲ発生が防止される結果、
監視システム及びクラゲ除去用のウォータジェット噴射
器等も不要となり、これらに要する人件費その他諸経費
を削減することができる。
【0028】また、請求項2の発明によれば、燃料の予
熱器で廃熱を拾い上げるに止まらず、この燃料の供給さ
れるボイラの効率を向上し、併せて海水冷却器に供給さ
れる液体空気を有効活用し、システム全体の効率を向上
した運転をすることができる。
【0029】更にまた、請求項3の発明によれば、復水
器から排出させる冷却水を更に冷却する必要がない気
候、その他の環境条件の場合には、簡単なバルブ操作で
切換えることができ、運転のバリエーションを拡大する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す複合サイクルの系統図。
【図2】従来の複合サイクルの系統図。
【符号の説明】
1 海水 2 取水口 3 放水口 4 金網ネット 6 海水冷却器 7 燃料予熱器 8 バイパス開閉弁 9 バイパス路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気タービン主体のランキンサイクル又
    はガスタービンと排ガスボイラと蒸気タービンとを組合
    せてなる複合サイクル等の発電プラントにおいて、復水
    器に入る蒸気タービンの排気系に蒸気タービン排気を冷
    却する第1の熱交換器を設け、復水器を出る復水器冷却
    水の排水系に冷却排水を冷却する第2の熱交換器を設け
    てなることを特徴とする発電プラント。
  2. 【請求項2】 上記第1の熱交換器はボイラへ供給され
    る燃料の予熱器であり、上記第2の熱交換器は液体空気
    で復水器の冷却排水を冷却する冷却器であることを特徴
    とする請求項1記載の発電プラント。
  3. 【請求項3】 上記復水器冷却水の排水系には、上記第
    2の熱交換器をバイパスする開閉弁付きバイパス路を設
    けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の発電プ
    ラント。
JP14607395A 1995-06-13 1995-06-13 発電プラント Withdrawn JPH08338204A (ja)

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Effective date: 20020903