JPH083380Y2 - 物質移動装置 - Google Patents

物質移動装置

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JPH083380Y2
JPH083380Y2 JP3919090U JP3919090U JPH083380Y2 JP H083380 Y2 JPH083380 Y2 JP H083380Y2 JP 3919090 U JP3919090 U JP 3919090U JP 3919090 U JP3919090 U JP 3919090U JP H083380 Y2 JPH083380 Y2 JP H083380Y2
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JP
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tip
chip
pin
mounting
mounting bracket
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JP3919090U
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JPH03130218U (ja
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光昭 若槻
哲也 吉田
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石川島播磨重工業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B1/00Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
    • B04B1/20Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles discharging solid particles from the bowl by a conveying screw coaxial with the bowl axis and rotating relatively to the bowl
    • B04B1/2008Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles discharging solid particles from the bowl by a conveying screw coaxial with the bowl axis and rotating relatively to the bowl with an abrasion-resistant conveyor or drum

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  • Screw Conveyors (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、移送スクリューによって物質を移動する
物質移動装置に関し、特に移送スクリューの耐蝕性や耐
摩耗性などを向上するためのチップの取付けを容易にで
きるようにしたものであり、水処理や各種製造プロセス
に使用されて原液から固形物を分離し、固形物を連続的
に排出する遠心分離機の物質移動等に好適なものであ
る。
[従来の技術] 固形物を移動する装置には、種々の形式のものがあ
り、その一つに移送スクリューを用いて移動する装置が
ある。
この移送スクリューを用いて固形物を移動する装置の
一例として遠心分離された固形物を連続的に排出するこ
とができるスクリューデカンタ形の遠心分離機がある。
この遠心分離機では、第4図に概略断面構造を示すよ
うに、回転駆動されて原液Aに遠心力を与える外胴ボウ
ル1を設けるとともに、この外胴ボウル1内にわずかな
回転差を与えた移送スクリュー(内胴スクリュー)2を
設けて構成されており、固体物Bと液体Cが混合した原
液Aを外胴ボウル1の回転に伴う遠心力で固体物Bと液
体Cとに分離し、外胴ボウル1の内壁に堆積する固体物
Bを移送スクリュー(内胴スクリュー)2によって外部
に排出するようにして、固体物Bと液体Cの連続分離が
できるようになっている。
このような遠心分離機に設けられる移送スクリュー
(内胴スクリュー)2では、移送スクリュー2の外周縁
部が絶えず固形物Bと摺接しているため、腐蝕された
り、摩耗するという問題がある。
このため、移送スクリュー2の外周縁部にチップ3を
取付け、耐蝕性、耐摩耗性の向上を図ることが行われて
おり、最近では、セラミックスで作られたチップ3が採
用されている。
このセラミックス製のチップ3では、溶接によって移
送スクリュー2に直接取付けることが出来ず、例えば第
5図に示すように、チップ取付金具4を介して移送スク
リュー2に取付けるようにしており、その構造は次のよ
うになっている。
チップ取付金具4のチップ取付部5にアリ溝6を形成
するとともに、半円状のピン装着溝7を形成する一方、
チップ3には、溝6に対応する嵌合部8を形成するとと
もに、半円状のピン装着溝9を形成している。
そして、予めチップ取付金具4の溝6にチップ3の嵌
合部8を嵌合した後、両方のピン装着溝7,9で形成され
る円形のピン装着孔10にピン11を嵌合して固定してお
き、チップ取付金具4の端部を移送スクリュー2に溶接
する固定部材12,13で挾むようにして取付けている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このようなチップ3のチップ取付金具4へ
の取付構造では、万一チップ3が摩耗したり、破損した
場合に交換しようとすると、2つのピン装着溝7,9で構
成されたピン装着孔10からピン11を抜くことが、隣接す
るチップ3のため、出来ず、チップ取付金具4ごと交換
しなければならず、溶断や溶接が必要となり、大掛かり
の作業となってしまうという問題がある。
この考案は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされた
もので、移送スクリューの前方からチップをチップ取付
金具に着脱することができる物質移動装置を提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためこの考案の物質移動装置は、
外周縁部に円周方向に分割されたチップ取付金具を介し
て耐摩耗性などのチップを取付けた移送スクリューを備
えた物質移動装置において、前記チップ取付金具のチッ
プ取付部にチップの半径方向外側及び前方への抜けを防
止する突起部を形成するとともに、チップ取付部の底部
にチップの幅の半分以上の開口部と残部のピン装着溝と
を形成する一方、前記チップ背部に前記突起部と係合さ
れる係合部を形成しかつこのチップを前記チップ取付部
に前方から装着可能に形成するとともに、チップの底部
に前記チップ取付金具のピン装着溝に対応するピン装着
溝を形成し、前記チップ取付金具の開口部から両方のピ
ン装着溝で形成されるピン装着孔に嵌合するピンでチッ
プとチップ取付金具とを連結固定したことを特徴とする
ものである。
[作用] このような物質移動装置によれば、チップ取付金具の
チップ取付部に突起部を形成するとともに、幅の半分以
上に開口部を形成して残りの部分にピン装着溝を形成す
る一方、チップには、突起部に係合される係合部を形成
し、しかも前方から装着できるように形成するととも
に、チップ取付金具のピン装着溝とで円形の断面となる
ピン装着溝を形成するようにしており、移送スクリュー
にチップ取付金具を固定した後でも、前方からチップを
チップ取付金具のチップ取付部に入れて突起部と係合部
を係合し、チップ取付部の開口部にピンを入れて2つの
ピン装着溝で形成されるピン装着孔に移動して嵌合でき
るようにしている。
したがって、移送スクリューに取付けた後もピンを開
口部を利用して着脱することができ、前方からのチップ
の取付け、取外しを行うことができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図(a),(b)はこの考案の物質移動装置の一
実施例の断面図及び正面図である。
この物質移動装置20では、移送スクリュー2の外周縁
部に、円周方向に分割されたチップ取付金具21が取付け
られる。
このチップ取付金具21には、移送スクリュー2の移送
方向前面の外周縁部にL字状に切り欠かれたチップ取付
部22が形成されている。
このチップ取付部22の側面には、チップの半径方向外
側及び前方への抜けを防止するための突起部23を形成す
るよう溝状の凹部が形成され、下向きに突き出してくさ
び状の突起部23が残るように加工されている。また、チ
ップ取付部22の底部には、幅方向の半分以上に中央部か
ら前方に向かって切り欠かれた開口部24が形成されると
ともに、幅方向残りの部分の中央部にほぼ半円状のピン
装着溝25が形成してある。この開口部24の深さは、ピン
装着溝25の深さの2倍以上となっており、開口部24の前
方からピン26をピン装着溝25部分まで移動させることが
できるようになっている。
一方、チップ取付部22に取付けられるチップ27は、そ
の背部に突起部23を係止して半径方向外側及び前方への
抜けを防止するための係合部28が突き出すように形成さ
れており、この係合部28から底部までの長さがチップ取
付金具21のチップ取付部22に前方から装着できるように
形成されている(第2図参照)。このチップ27の底部に
は、ほぼ半円状のピン装着溝29が形成されており、チッ
プ取付金具21のチップ取付部22に形成したピン装着溝25
とで円形のピン装着孔30を形成するようになっている。
(A)このように形成されたチップ取付金具21とチップ
27は、第2図に示すように、組立てられる。
チップ取付金具21は、第1図に示すように、予め
移送スクリュー2の外周縁部の移送方向前面側に、その
脚部に形成した突状部31を上下から固定部材32,33で挾
むようにし、これら固定部材32,33を移送スクリュー2
に溶接して固定され、円周方向に所定個数並べられる。
なお、このチップ取付金具21は、従来と同様に、チッ
プ27を取付けた後、移送スクリュー2に固定部材32,33
で溶接するようにしても良い。
このチップ取付金具21のチップ取付部22へのチッ
プ27の取付けは、まず、第2図(a)に示すように、チ
ップのピン装置溝29を支点34に合わせ、支点34を中心に
チップ取付部22の突起部23にチップ27の係合部28を前方
の下側から引っ掛けるようにして装着する。
このとき、チップ27の係合部28から下側部分の長さが
チップ取付部22の突起部23から底部までの長さより短
く、しかも互いが干渉しないように予め定めてあるの
で、前方からの装着ができる。
次に、チップ取付金具21のチップ取付部22内でチ
ップ27を半径方向外側(上方)に移動して突起部23に係
合部28を押し当てるとともに、チップ取付部22の底部の
開口部24の前方よりピン26を入れる。
この後、第2図(c)に示すように、チップ取付
金具21のピン装着溝25とチップ27のピン装着溝29とで断
面円形のピン装着孔30が形成されたところに、ピン26を
横にスライドさせて挿入し、チップ27の前方への抜け止
めとする。
最後に、開口部24及びチップ取付金具21とチップ
27との隙間に接着剤を充填してピン26の抜け落ちを防止
するとともに、連結強度の増大を図る。
こうして1つのチップ取付金具21へのチップ27の
取付けが完了するが、同様の作業を繰返し、移送スクリ
ュー2の外周縁部全体にチップ27を取付ける。
(B)チップ27が損傷した場合などに交換する必要があ
るときには、次のようにして行う。
まず、損傷したチップ27をハンマーなどで壊して
チップ取付金具21のチップ取付部22から外す。なお、チ
ップ27を外す場合、チップ取付金具21の開口部24に充填
した接着剤を加熱するなどして取除き、ピン26を開口部
24にスライドさせてチップ27の連結固定を開放し、この
後、チップ27を下方に移動しながら下端部を回転するよ
うにして前方に取外すようにしても良い。
こうしてチップ27を取除いた後、新たなチップ27
を、既に説明したチップの組立工程にしたがって取付け
るようにする。
この場合、チップ27をチップ取付金具21の前方から装
着できるので、隣接するチップ取付金具21などと干渉す
ること無く作業を行うことができる。
以上のように、この物質移動装置20によれば、チップ
27をチップ取付金具21ごと交換する必要がなく、簡単に
取替えや組立ができる。
また、移送スクリュー2の先端部にチップ27を取付け
る場合に、1箇所から順序良く作業する必要がなく、複
数箇所から同時に取付作業を行うことができ、作業能率
の向上を図ることができる。
なお、上記実施例では、遠心分離機の内胴スクリュー
に適用した場合で説明したが、これに限らず、他の物質
移動装置に適用することができる。
また、第3図に示すように、チップ27の幅の半分以上
に形成する開口部24と残り部分に形成するピン装着溝29
は必ずしも両端部に配置する必要はなく、中央部に開口
部24を形成し、その両側にピン装着溝29,29を形成し、
2本のピン26,26を用いて連結固定するようにしても良
い。
さらに、この考案の要旨を変更しない範囲で各構成要
素に変更を加えるようにしても良い。
[考案の効果] 以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの
考案の物質移動装置によれば、チップ取付金具のチップ
取付部に突起部を形成するとともに、幅の半分以上に開
口部を形成して残りの部分にピン装着溝を形成する一
方、チップには、突起部に係合される係合部を形成し、
しかも前方から装着できるように形成するとともに、チ
ップ取付金具のピン装着溝とで円形の断面となるピン装
着溝を形成するようにしたので、移送スクリューにチッ
プ取付金具を固定した後でも、前方からチップをチップ
取付金具のチップ取付部に入れて突起部と係合部を係合
し、チップ取付部の開口部にピンを入れて2つのピン装
着溝で形成されるピン装着孔に移動して嵌合連結するこ
とができる。
したがって、移送スクリューにチップ取付金具を取付
けた後でもピンを開口部を利用して着脱することがで
き、前方からのチップの取付け、取外しを行うことが簡
単にでき、チップのみの交換ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの考案の物質移動装置の一実
施例の断面図及び正面図である。 第2図はこの考案の物質移動装置の一実施例の組立工程
図である。 第3図はこの考案の他の一実施例の正面図である。 第4図はこの考案の適用対象の一例にかかるスクリュー
デカンタ形遠心分離機の概略断面図である。 第5図は従来のチップ取付構造の説明図である。 1:外胴ボウル、2:移送スクリュー(内胴スクリュー)、
3:チップ、20:物質移動装置、21:チップ取付金具、22:
チップ取付部、23:突起部、24:開口部、25:ピン装着
溝、26:ピン、27:チップ、28:係合部、29:ピン装着溝、
30:ピン装着孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周縁部に円周方向に分割されたチップ取
    付金具を介して耐摩耗性などのチップを取付けた移送ス
    クリューを備えた物質移動装置において、前記チップ取
    付金具のチップ取付部にチップの半径方向外側及び前方
    への抜けを防止する突起部を形成するとともに、チップ
    取付部の底部にチップの幅の半分以上の開口部と残部の
    ピン装着溝とを形成する一方、前記チップ背部に前記突
    起部と係合される係合部を形成しかつこのチップを前記
    チップ取付部に前方から装着可能に形成するとともに、
    チップの底部に前記チップ取付金具のピン装着溝に対応
    するピン装着溝を形成し、前記チップ取付金具の開口部
    から両方のピン装着溝で形成されるピン装着孔に嵌合す
    るピンでチップとチップ取付金具とを連結固定したこと
    を特徴とする物質移動装置。
JP3919090U 1990-04-12 1990-04-12 物質移動装置 Expired - Lifetime JPH083380Y2 (ja)

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