JPH08337385A - エスカレータターミナルギヤ用グリース採取治具 - Google Patents

エスカレータターミナルギヤ用グリース採取治具

Info

Publication number
JPH08337385A
JPH08337385A JP14632295A JP14632295A JPH08337385A JP H08337385 A JPH08337385 A JP H08337385A JP 14632295 A JP14632295 A JP 14632295A JP 14632295 A JP14632295 A JP 14632295A JP H08337385 A JPH08337385 A JP H08337385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease
terminal gear
escalator
gear shaft
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14632295A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Takahashi
啓二 高橋
Masaaki Sato
正明 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd, Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Priority to JP14632295A priority Critical patent/JPH08337385A/ja
Publication of JPH08337385A publication Critical patent/JPH08337385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 踏段を取外すことなく、ターミナルギヤ軸の
軸受部のグリースを簡単かつ短時間に採取できるエスカ
レータターミナルギヤ用グリース採取治具の提供。 【構成】 伸縮竿13の一端に伸縮竿より偏心させて取
付けた把手部15と、伸縮竿13の他端に着脱自在に取
付けられ、エスカレータのターミナルギヤシャフト16
の外周に沿って当接する円弧形状を成し、この円弧形状
部分に植毛を施した採取部14、14Aとでグリース採
取治具12を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータターミナル
ギヤ用グリース採取治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エスカレータにおいては、ター
ミナルベアリングの劣化判定を行なうため、所定の期
間、例えば1日18時間以上稼働するエスカレータは年
1回ターミナルギヤのグリースを採取して、そのグリー
スに含有する金属片の量を数えていた。
【0003】そこで、ターミナルギヤのグリースを採取
するときは、ターミナルギヤ軸の一方の軸受部に新しい
グリースを注入させることで他方の軸受部から古いグリ
ースを排出させ、その古いグリースを木のヘラなどで採
取するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術で、タ
ーミナルギヤとハウジングとの間隔が15〜20mm程
度と狭いために、ターミナルギヤ軸が見えにくいととも
に、ターミナルギヤ軸まで手が届かないために、エスカ
レータの踏段を複数枚取外し、木のヘラで採取したり、
またターミナルギヤ軸の軸受部分下方にビニールを敷設
し、そのビニール上にターミナルギヤ軸の軸受部から古
いグリースを採取するようにしていたので、グリースの
採取作業時間が長くなるという欠点を有していた。
【0005】また、古いグリースを木のヘラなどで採取
するときは、古いグリースの採取量が少なく、また、グ
リースが木のヘラから落下しやすく1回の採取では試料
として十分な量に到らなかったり、手に持った木のヘラ
などをすべり落としてしまうという問題もあった。
【0006】本発明の目的は、踏段を取外すことなく、
ターミナルギヤ軸の軸受部のグリースを簡単かつ短時間
に採取できるエスカレータターミナルギヤ用グリース採
取治具を提供することにある。
【0007】また、本発明の次なる目的は、ターミナル
ギヤ軸の軸受部のグリース採取を効率よく行なえるとと
もに、治具の落下を防止できるエスカレータターミナル
ギヤ用グリース採取治具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、伸縮竿と、この伸縮竿の一端に設けた把
手部と、前記伸縮竿の他端に着脱自在に取付けられ、エ
スカレータのターミナルギヤシャフト外周に沿って当接
する円弧形状を成し、この円弧形状部分に植毛を施した
採取部とで構成したものである。また、前記把手部は前
記伸縮竿より偏心させて取付けたものである。
【0009】
【作用】このように構成したので、グリース採取治具の
採取部の円弧形状を把手部の偏心と方向に合わせて、伸
縮竿に取付け、伸縮竿を適度に伸長させ、ターミナルギ
ヤ軸の外周に沿って採取部の円弧形状部分を当接させて
手前に引くと、採取部の植毛部分でターミナルギヤ軸外
周に付着しているグリースを採取する。
【0010】グリース採取治具の伸縮竿を伸長させ、踏
段を取外すことなく、円弧形状の採取部をターミナルギ
ヤ軸に当接させることができるとともに、採取部の円弧
形状を把手部の偏心方向に合わせて取付けたので、円弧
形状とターミナルギヤ軸の外周との当接を誤りなく行な
えるので、グリース採取作業が簡単かつ短時間で行なえ
る。
【0011】また、採取部の円弧形状としたことで、タ
ーミナルギヤ軸との当接面積が大きくなり、植毛部分で
の採取量が多くなるとともに、採取したグリースは植毛
部分で保持され垂れ落ちることはない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。
【0013】エスカレータの構造は、図2に示すよう
に、踏段1やハンドレール2を駆動するために供される
モータ3、このモータ3の回転をターミナルギヤ4に伝
える主チェーン5、ターミナルギヤ4の回転をハンドレ
ール2に伝えるハンドレールチェーン6などにより構成
される。
【0014】ターミナルギヤ4には、図3に示すよう
に、モータ3の回転を主チェーン5によりターミナルギ
ヤ4を回転させる主チェーン用ギヤ7、ターミナルギヤ
4の回転を踏段に伝える踏段チェーン用ギヤ8、ハンド
レール2に伝えるハンドレール用ギヤ9、ターミナルギ
ヤ軸受10、ターミナルギヤ軸受グリース給油用ホース
11が配設されている。
【0015】グリース採取治具12の外観を図1に示
す。グリース採取治具12は、伸縮竿13の一端に着脱
自在に取付けられ、先端を所定長の円弧形状として、こ
の円弧部分に、例えばナイロン繊維14Aを放射状に植
毛した採取部であるブラシ14と、伸縮竿13の他端に
は、伸縮竿13より偏心させて把手部である取手15を
設けており、ねじ13Aを緩めれば伸縮竿13の伸縮が
自在となり、ねじ13Aを締めることで伸縮竿13の長
さが固定される。また、ねじ13を緩めればブラシ14
の脱着が可能となり、ねじ13Bを緩めればブラシ14
は固定される。
【0016】次に、本発明の一実施例のグリース採取治
具12を用いて、エスカレータターミナルギヤ用グリー
ス採取作業を説明する。
【0017】まず、エスカレータ上下部に図示しない安
全柵を設置し、図示しないカバープレートを取外してタ
ーミナルギヤ軸受にグリースを給油する。その後、上部
機械室へ入り、本実施例のグリース採取治具12の伸縮
竿13の先端にブラシ14を挿入し、取手15の偏心方
向、すなわち、出張り方向に対して逆の方向にブラシ1
4が曲がる方向となるようねじ13Bを締めてブラシ1
4を固定する。それから、伸縮竿13をターミナル軸受
10に届く長さに伸長させ、図4、図5に示すように、
ターミナルギヤシャフト16の下方にブラシ14の円弧
形状の内側を当接させ、そのまま、まっすぐにグリース
採取治具12を引っ張ると、ターミナルギヤシャフト1
6に排出された図示しないグリースがブラシ14に付着
し採取することができる。また、この採取したグリース
の中の金属片の量やグリースの色を調査し、グリースの
劣化及びベアリングの劣化判定を行なう。その後図示し
ないカバープレートを取付けるとともに上下部の図示し
ない安全柵を撤去し、作業を終了する。このように、踏
段を取外すことなくターミナルギヤ軸の軸受部のグリー
スを簡単に採取でき、また、取手15の偏心方向でブラ
シ14の曲がり方向が判るので、ターミナルギヤシャフ
ト16にブラシ14の円弧形状の内側を容易に当接でき
るので、グリースの採取作業時間を短縮することができ
る。
【0018】また、試料としてグリースを採取した後、
ターミナルギヤシャフト16の排出グリースを清掃し、
さらに、新しいブラシ14に取替えることで、別の位置
のターミナルギヤシャフト16の排出グリースの試料採
取及び清掃が行なえるとともに、使用したブラシ14は
洗浄すれば再使用できるので経済的である。
【0019】本実施例では、ブラシ14は、ナイロン繊
維14Aを放射状に植毛したもので説明したが、材質は
ナイロン繊維に限らず、他の科学繊維、金属繊維、動物
繊維でもよく、植毛も放射状に限らず図6に示すように
歯ブラシ状に植毛しても良い。また、取手15にループ
した紐15Aを付けることで、作業者の手に紐15をか
らめてグリース採取作業を行なえば、グリース採取治具
12を作業中に落下させることは確実になくなる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、グリース採取治具の伸
縮竿を伸長させ、踏段を取外すことなく円弧形状の採取
部をターミナルギヤ軸に当接させることができるととも
に、採取部の円弧形状を把手部の偏心方向に合わせて取
付けたので、円弧形状とターミナルギヤ軸の外周との当
接を誤りなく行なえるのでグリース採取作業が簡単かつ
短時間で行なえる。
【0021】また、採取部の円弧形状としたことで、タ
ーミナルギヤ軸との当接面積が大きくなり、植毛部分で
の採取量が多くなるとともに、採取したグリースは植毛
部分で保持され垂れ落ちることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のグリース採取治具である。
【図2】エスカレータ上部機械室部分破断斜視図であ
る。
【図3】ターミナルギヤ正面図である。
【図4】グリース採取治具のターミナルギヤ軸当接図で
ある。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】その他の実施例の図1相当図である。
【符号の説明】
12 グリース採取治具 13 伸縮竿 14 ブラシ 15 取手

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮竿と、この伸縮竿の一端に設けた把
    手部と、前記伸縮竿の他端に着脱自在に取付けられ、エ
    スカレータのターミナルギヤシャフト外周に沿って当接
    する円弧形状を成し、この円弧形状部分に植毛を施した
    採取部とで構成したことを特徴とするエスカレータター
    ミナルギヤ用グリース採取治具。
  2. 【請求項2】 前記把手部は、前記伸縮竿より偏心させ
    て取付けたことを特徴とするエスカレータターミナルギ
    ヤ用グリース採取治具。
JP14632295A 1995-06-13 1995-06-13 エスカレータターミナルギヤ用グリース採取治具 Pending JPH08337385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14632295A JPH08337385A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 エスカレータターミナルギヤ用グリース採取治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14632295A JPH08337385A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 エスカレータターミナルギヤ用グリース採取治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08337385A true JPH08337385A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15405058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14632295A Pending JPH08337385A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 エスカレータターミナルギヤ用グリース採取治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08337385A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110436324A (zh) * 2019-07-19 2019-11-12 安徽省潜山县信兴刷业有限公司 一种扶梯毛刷
JP2020007073A (ja) * 2018-07-05 2020-01-16 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 ロープ車グリス清掃装置およびロープ車グリス清掃方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020007073A (ja) * 2018-07-05 2020-01-16 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 ロープ車グリス清掃装置およびロープ車グリス清掃方法
CN110436324A (zh) * 2019-07-19 2019-11-12 安徽省潜山县信兴刷业有限公司 一种扶梯毛刷

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3965521A (en) Convertible multi-purpose brush assembly
DE59504519D1 (de) Bürstenteil für eine elektrische zahnbürste
JPH0236438B2 (ja)
EP1090566A8 (en) Toothbrush and manufacturing method thereof
US5044035A (en) Dental cleaning device
CN201516015U (zh) 防尘电动皮鞋刷
GB2172565A (en) Method and apparatus for cleaning step boards of escalator
JPH08337385A (ja) エスカレータターミナルギヤ用グリース採取治具
US4955850A (en) Sprocket chain cleaning derailleur wheel
US3081473A (en) Paint brush
FI73277C (fi) Rengoeringsredskapskombination foer rening av strandvatten och strandomraode som nedsmutsats av olja.
CA1218253A (en) Electrical hand drill attachement cleaning tool for paint brushes and rollers
DE19840424A1 (de) Motorisch betriebenes, drehzahlbegrenztes Gerät für das Entfernen von Unkraut, Moos und anderen zu jätenden Gewächsen, welche in Fugen zwischen Pflastersteinen, Bodenplatten, Randsteinen, Begrenzungssteinen...wachsen
KR850001301Y1 (ko) 소면기의 회전플래트 청소장치
JP3771630B2 (ja) ねじ穴の清掃装置
WO2002028666A3 (en) Paintbrush cleaning means
KR200374520Y1 (ko) 수동회전칫솔
JP3863692B2 (ja) 鼻毛カッター
JP3024329U (ja) 回転ブラシ型清掃具
JP3022636U (ja) 回転式歯ブラシ
DE1628492A1 (de) Schuhputzmaschine
CN2260589Y (zh) 刷牙机
JPH06134424A (ja) 筒状内面清掃装置
JP3297677B2 (ja) スノーポール洗浄機械
AU673476B2 (en) An apparatus for cleaning escalators