JPH083371B2 - 空気調和系内の制殺菌方法 - Google Patents
空気調和系内の制殺菌方法Info
- Publication number
- JPH083371B2 JPH083371B2 JP1132131A JP13213189A JPH083371B2 JP H083371 B2 JPH083371 B2 JP H083371B2 JP 1132131 A JP1132131 A JP 1132131A JP 13213189 A JP13213189 A JP 13213189A JP H083371 B2 JPH083371 B2 JP H083371B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- ozone gas
- concentration
- ozone
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Central Air Conditioning (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,空気調和系内における細菌類,糸状菌類,
酵母類等の微生物の繁殖を防止する制(殺)菌方法に関
する。
酵母類等の微生物の繁殖を防止する制(殺)菌方法に関
する。
空気中の微生物を減少させることは医療はもとより,
各種の工業例えば薬品,食品,バイオ,電子工業分野に
おいて重要である。従来の空気調和系内における微生物
の繁殖を防止する制菌方法としては,最も普通にはHEPA
フィルタで微生物を捕集する方法が行われていた。しか
し,微生物の粒子が小さい場合にはHEPAフィルタでは捕
集することが出来ず,またHEPAフィルタで捕集された微
生物がそこで繁殖して再び飛散するといった欠点があっ
た。また,空気調和系内に紫外線灯を設けて紫外線照射
により,微生物の制菌を行なう方法もあったが,この方
法では紫外線の影となる部分の制菌は成し得ないという
欠点があった。
各種の工業例えば薬品,食品,バイオ,電子工業分野に
おいて重要である。従来の空気調和系内における微生物
の繁殖を防止する制菌方法としては,最も普通にはHEPA
フィルタで微生物を捕集する方法が行われていた。しか
し,微生物の粒子が小さい場合にはHEPAフィルタでは捕
集することが出来ず,またHEPAフィルタで捕集された微
生物がそこで繁殖して再び飛散するといった欠点があっ
た。また,空気調和系内に紫外線灯を設けて紫外線照射
により,微生物の制菌を行なう方法もあったが,この方
法では紫外線の影となる部分の制菌は成し得ないという
欠点があった。
そこで近時,オゾンガスを空気調和系内に供給して微
生物の殺菌を行う方法が提案されている。このオゾンガ
スは酸素分子に活性酸素が作用して生成するもので,生
物の細胞膜内に侵入してDNA蛋白質を破壊し,また細胞
膜自体へ損傷を与える性質があるため微生物の殺菌力が
強いものである。
生物の殺菌を行う方法が提案されている。このオゾンガ
スは酸素分子に活性酸素が作用して生成するもので,生
物の細胞膜内に侵入してDNA蛋白質を破壊し,また細胞
膜自体へ損傷を与える性質があるため微生物の殺菌力が
強いものである。
ところで従来のオゾンガスを用いた制(殺)菌方法で
は,微生物の完全な殺菌を目的とするため,高濃度のオ
ゾンガスを使用することが多かった。しかしオゾンガス
は微生物への殺菌力が強いのと同時に人体に対する毒性
及び悪臭も強いことから,人間の居住空間においては0.
01〜0.02ppm以下の低い濃度で使用されなければなら
ず,従来の高濃度のオゾンガスを使用した殺菌方法では
人体に悪影響を及ぼすといった問題点を生じていた。一
方,低濃度オゾンガスを使用した制菌方法もあったが,
低濃度オゾンガスを用いた場合には,オゾンガスと微生
物との接触時間が充分確保されなければ高い制(殺)菌
効果を挙げることが出来ず,そのため従来の制(殺)菌
方法では微生物との接触時間が短く充分な制(殺)菌効
果を達成し得ないといった欠点があった。
は,微生物の完全な殺菌を目的とするため,高濃度のオ
ゾンガスを使用することが多かった。しかしオゾンガス
は微生物への殺菌力が強いのと同時に人体に対する毒性
及び悪臭も強いことから,人間の居住空間においては0.
01〜0.02ppm以下の低い濃度で使用されなければなら
ず,従来の高濃度のオゾンガスを使用した殺菌方法では
人体に悪影響を及ぼすといった問題点を生じていた。一
方,低濃度オゾンガスを使用した制菌方法もあったが,
低濃度オゾンガスを用いた場合には,オゾンガスと微生
物との接触時間が充分確保されなければ高い制(殺)菌
効果を挙げることが出来ず,そのため従来の制(殺)菌
方法では微生物との接触時間が短く充分な制(殺)菌効
果を達成し得ないといった欠点があった。
本発明は,従来技術の上記問題点を解決するためにな
されたもので,その目的とするところは,人体に悪影響
のない低濃度のオゾンガスを使用して,空気調和系内の
微生物を仮死状態にし,その繁殖活動を抑制阻止し得る
空気調和系内の制(殺)菌方法を提供することにある。
されたもので,その目的とするところは,人体に悪影響
のない低濃度のオゾンガスを使用して,空気調和系内の
微生物を仮死状態にし,その繁殖活動を抑制阻止し得る
空気調和系内の制(殺)菌方法を提供することにある。
上記目的を達成するため,本発明の空気調和系の制
(殺)菌方法は,空気中のオゾン濃度が5ppm以下の低濃
度オゾン空気(低濃度オゾンガスと呼ぶ)を連続的に製
造するオゾンガス発生装置を準備し,このオゾンガス発
生装置で製造される低濃度オゾンガスを送気停止中の空
気調和器の器内に供給し,そのさい,器内空気を器内上
方から取出しながら該低濃度オゾンガスを器内下方に供
給して空気より高比重のオゾンを器内に残留させること
により器内オゾン濃度を高め,このオゾン濃度が高くな
った状態を所定時間維持することを特徴とする。また,
この操作と空気調和器内に設置された加湿器の保有水中
に前記の低濃度オゾンガスを供給する操作とを併用する
ことを特徴とする。さらに,かような器内の制殺菌操作
と該オゾンガス発生装置で製造した低濃度オゾンガスを
ダクト内に該ダクトの上流側からダクト内面に接触して
流れるように導入してダクトの制(殺)菌操作とを併用
することを特徴とする。
(殺)菌方法は,空気中のオゾン濃度が5ppm以下の低濃
度オゾン空気(低濃度オゾンガスと呼ぶ)を連続的に製
造するオゾンガス発生装置を準備し,このオゾンガス発
生装置で製造される低濃度オゾンガスを送気停止中の空
気調和器の器内に供給し,そのさい,器内空気を器内上
方から取出しながら該低濃度オゾンガスを器内下方に供
給して空気より高比重のオゾンを器内に残留させること
により器内オゾン濃度を高め,このオゾン濃度が高くな
った状態を所定時間維持することを特徴とする。また,
この操作と空気調和器内に設置された加湿器の保有水中
に前記の低濃度オゾンガスを供給する操作とを併用する
ことを特徴とする。さらに,かような器内の制殺菌操作
と該オゾンガス発生装置で製造した低濃度オゾンガスを
ダクト内に該ダクトの上流側からダクト内面に接触して
流れるように導入してダクトの制(殺)菌操作とを併用
することを特徴とする。
本発明法によれば,オゾンガス発生装置で製造した低
濃度オゾンガスを,空気調和器の器内空気を器内上方か
ら取出しながら,器内下方に循環供給することによっ
て,オゾンが空気より重いことを利用して器内オゾン濃
度を高め,この所定濃度のオゾンガスで置換した状態を
所定時間維持することによって,器内の特にフイルタ,
熱交換器,エリミネータ等の表面に存在する微生物を仮
死状態にすることができ,低濃度オゾンガスを利用して
も高い制(殺)菌効果を挙げることができる。
濃度オゾンガスを,空気調和器の器内空気を器内上方か
ら取出しながら,器内下方に循環供給することによっ
て,オゾンが空気より重いことを利用して器内オゾン濃
度を高め,この所定濃度のオゾンガスで置換した状態を
所定時間維持することによって,器内の特にフイルタ,
熱交換器,エリミネータ等の表面に存在する微生物を仮
死状態にすることができ,低濃度オゾンガスを利用して
も高い制(殺)菌効果を挙げることができる。
特に,最大5ppmといった低濃度オゾンガスを用いても
循環を繰り返すことにより(通常は3回程度)器内では
15ppm程度の濃度とすることができ,その暴露時間を例
えば30分程度としても十分の制殺菌作用が得られる。
循環を繰り返すことにより(通常は3回程度)器内では
15ppm程度の濃度とすることができ,その暴露時間を例
えば30分程度としても十分の制殺菌作用が得られる。
また,オゾンガスは気状よりも液状の方が制殺菌力が
高いことを利用して,空気調和器内に設置された加湿器
の保有水中にもオゾンガス発生装置で製造した低濃度オ
ゾンガスを供給して,加湿器の保有水中における微生物
の繁殖を効果的に防止出来る。
高いことを利用して,空気調和器内に設置された加湿器
の保有水中にもオゾンガス発生装置で製造した低濃度オ
ゾンガスを供給して,加湿器の保有水中における微生物
の繁殖を効果的に防止出来る。
さらに,オゾンガス発生装置で製造した低濃度オゾン
ガスを空気調和系のダクト内に該ダクトの上流側からダ
クト内面に沿うように導入し,ダクト内空気流によって
ダクト下流側にダクト内面に沿って搬送することによ
り,低濃度オゾンガスは気流に導かれてダクトの末端ま
で行き渡るのでダクト内面に着床し繁殖しはじめる菌を
制殺菌することが出来る。
ガスを空気調和系のダクト内に該ダクトの上流側からダ
クト内面に沿うように導入し,ダクト内空気流によって
ダクト下流側にダクト内面に沿って搬送することによ
り,低濃度オゾンガスは気流に導かれてダクトの末端ま
で行き渡るのでダクト内面に着床し繁殖しはじめる菌を
制殺菌することが出来る。
そして,このような制殺菌操作は低濃度オゾンガス発
生装置を使用するので,更には小容積の空気調和器内だ
けを所定の時間だけ制殺菌に必要なオゾン濃度にし,こ
れは器内への送気開始によって極低濃度オゾンに拡散す
ることができるので,オゾンによる人体への影響は無視
できる程度に軽微とすることができ,これは建物内の排
気フアンを稼働することによって一層助成される。
生装置を使用するので,更には小容積の空気調和器内だ
けを所定の時間だけ制殺菌に必要なオゾン濃度にし,こ
れは器内への送気開始によって極低濃度オゾンに拡散す
ることができるので,オゾンによる人体への影響は無視
できる程度に軽微とすることができ,これは建物内の排
気フアンを稼働することによって一層助成される。
以下に,本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は,本発明に係る制菌方法を適用した空気調和系
を示す全体構成図である。1は空気調和器であり,この
空気調和器1は器内にフィルター2,熱交換コイル3,エリ
ミネータ4,ファン5,加湿器6を内蔵している。フアン5
の稼働によって空気調和器に取入れられる空気は,フィ
ルター2で塵等の不純物が除去された後,熱交換コイル
3で熱交換され,更に加湿器6を稼働した場合にはエリ
ミネータ4で水滴が除去されてから給気ダクト7に送気
される。而して,空気調和器1の器内は温度及び湿度の
面で微生物の繁殖し易い条件を持ち,特に凝縮水が表面
に存在することになる熱交換コイル3,水滴を除去するエ
リミネータ4,ファン5のケーシング等,更には加湿器6
は,それらの湿面が微生物の繁殖に非常に好適な条件と
なっている。
第1図は,本発明に係る制菌方法を適用した空気調和系
を示す全体構成図である。1は空気調和器であり,この
空気調和器1は器内にフィルター2,熱交換コイル3,エリ
ミネータ4,ファン5,加湿器6を内蔵している。フアン5
の稼働によって空気調和器に取入れられる空気は,フィ
ルター2で塵等の不純物が除去された後,熱交換コイル
3で熱交換され,更に加湿器6を稼働した場合にはエリ
ミネータ4で水滴が除去されてから給気ダクト7に送気
される。而して,空気調和器1の器内は温度及び湿度の
面で微生物の繁殖し易い条件を持ち,特に凝縮水が表面
に存在することになる熱交換コイル3,水滴を除去するエ
リミネータ4,ファン5のケーシング等,更には加湿器6
は,それらの湿面が微生物の繁殖に非常に好適な条件と
なっている。
8はオゾンガス供給装置であり,該オゾンガス供給装
置8はその内部に,最大濃度5ppmとする低濃度オゾンガ
ス発生装置8a及び送風ファン8bを備えている。低濃度オ
ゾンガス発生装置8aで発生した低濃度オゾンガスは送風
ファン8bにより,供給路9a内を通って空気調和器1の底
板10に設けた給気口11から空気調和器1内の底部へと供
給される。また低濃度オゾンガスは,加湿器6内部の保
有水6a中にも小型の圧縮機12(例えば鑑賞魚用送気ポン
プ等)を介して供給される。一方空気調和器1の天板13
には吸気口14が用けられ,器内の上方に存在する空気が
この吸気口14から還路15aを経てオゾンガス供給装置8
に送られ,オゾンガス発生装置8aで低濃度オゾンガスと
され,再び器内に循環される。これによって,低濃度オ
ゾンガスが連続的に製造され,器内に循環供給されるこ
とになる。
置8はその内部に,最大濃度5ppmとする低濃度オゾンガ
ス発生装置8a及び送風ファン8bを備えている。低濃度オ
ゾンガス発生装置8aで発生した低濃度オゾンガスは送風
ファン8bにより,供給路9a内を通って空気調和器1の底
板10に設けた給気口11から空気調和器1内の底部へと供
給される。また低濃度オゾンガスは,加湿器6内部の保
有水6a中にも小型の圧縮機12(例えば鑑賞魚用送気ポン
プ等)を介して供給される。一方空気調和器1の天板13
には吸気口14が用けられ,器内の上方に存在する空気が
この吸気口14から還路15aを経てオゾンガス供給装置8
に送られ,オゾンガス発生装置8aで低濃度オゾンガスと
され,再び器内に循環される。これによって,低濃度オ
ゾンガスが連続的に製造され,器内に循環供給されるこ
とになる。
第2図は空気調和器1の底板10に設けるオゾンガスの
給気口11の一例を示したものであり,フレキシブルパイ
プ16の先端に,先拡がりのラッパ管からなる給気口11a
を接続したうえ,このラッパ管からなる給気口11aを器
内側から下向きにして底板10に近接させて配置したもの
である。これによって,フレキシブルパイプ16からラッ
パ管内に供給された底濃度オゾンガスは底板10にいった
ん衝突したあと,ラッパ管の縁部と底板10との間の隙間
から器内底部に水平方向に吹き出される。
給気口11の一例を示したものであり,フレキシブルパイ
プ16の先端に,先拡がりのラッパ管からなる給気口11a
を接続したうえ,このラッパ管からなる給気口11aを器
内側から下向きにして底板10に近接させて配置したもの
である。これによって,フレキシブルパイプ16からラッ
パ管内に供給された底濃度オゾンガスは底板10にいった
ん衝突したあと,ラッパ管の縁部と底板10との間の隙間
から器内底部に水平方向に吹き出される。
また,第3図は,空気調和器1の天板13に設けた器内
空気の吸気口14の一例を示したもので,前記の給気口11
の構造を逆にした関係になっている。すなわち,フレキ
シブルパイプ16′の先端に,先拡がりのラッパ管からな
る吸気口14aを接続したうえ,このラッパ管からなる吸
気口14aを器内側から上向きにして天板13に近接させて
配置したものである。これによって,器内の上層部に存
在する空気が該吸気口14aの方向に水平方向に移動しな
がら,ラッパ管の縁部と天板13との間の隙間から吸気口
14aに吸い込まれる。
空気の吸気口14の一例を示したもので,前記の給気口11
の構造を逆にした関係になっている。すなわち,フレキ
シブルパイプ16′の先端に,先拡がりのラッパ管からな
る吸気口14aを接続したうえ,このラッパ管からなる吸
気口14aを器内側から上向きにして天板13に近接させて
配置したものである。これによって,器内の上層部に存
在する空気が該吸気口14aの方向に水平方向に移動しな
がら,ラッパ管の縁部と天板13との間の隙間から吸気口
14aに吸い込まれる。
このようにして,空気調和器1の器内底部に低濃度オ
ゾンガスを徐々に導入すると同時に,器内上部から器内
空気を徐々に取出す操作を続行するすることにより,オ
ゾンガスは空気より比重が大きいので,低濃度オゾンガ
スであっても器内空気がやがては(例えば3回程度の循
環によって)十分な濃度をもつオゾンガス例えば15ppm
程度のオゾンガスで置換されることになり,この濃度を
所定の時間例えば30分程度維持することによって制殺菌
が行われる。本発明では,この比重差を利用することに
よって,低濃度オゾンガスの使用でも微生物を制菌でき
るに十分な器内環境を一時的に狭い空間内で作り出すこ
とに一つの特徴がある。
ゾンガスを徐々に導入すると同時に,器内上部から器内
空気を徐々に取出す操作を続行するすることにより,オ
ゾンガスは空気より比重が大きいので,低濃度オゾンガ
スであっても器内空気がやがては(例えば3回程度の循
環によって)十分な濃度をもつオゾンガス例えば15ppm
程度のオゾンガスで置換されることになり,この濃度を
所定の時間例えば30分程度維持することによって制殺菌
が行われる。本発明では,この比重差を利用することに
よって,低濃度オゾンガスの使用でも微生物を制菌でき
るに十分な器内環境を一時的に狭い空間内で作り出すこ
とに一つの特徴がある。
また,低濃度オゾンガス発生装置8aで発生した低濃度
オゾンガスは送風ファン8bにより,供給路9b内を通って
給気ダクト7内部へも供給される。
オゾンガスは送風ファン8bにより,供給路9b内を通って
給気ダクト7内部へも供給される。
第4図は吸気ダクトへの低濃度オゾンガスの供給の仕方
を示したもので,空気調和器1のフアン吐出口に対して
短い連結ダクト18を介して給気ダクト7を接続し(第1
図参照),その給気ダクト7の接続部周面にオゾンガス
供給チャンバー17を形成し,この供給チャンバー17の周
方向の適宜箇所に低濃度オゾンガス供給路9bとの接続口
19を設けたものである。これにより,供給路9b内を経て
上記接続口19から供給される低濃度オゾンガスは,該チ
ャンバー17のスリット間隙20から給気ダクト7内部の内
壁に沿って流入される。
を示したもので,空気調和器1のフアン吐出口に対して
短い連結ダクト18を介して給気ダクト7を接続し(第1
図参照),その給気ダクト7の接続部周面にオゾンガス
供給チャンバー17を形成し,この供給チャンバー17の周
方向の適宜箇所に低濃度オゾンガス供給路9bとの接続口
19を設けたものである。これにより,供給路9b内を経て
上記接続口19から供給される低濃度オゾンガスは,該チ
ャンバー17のスリット間隙20から給気ダクト7内部の内
壁に沿って流入される。
なお,第1図に示すように連結ダクト18にも還路15b
が接続されており,連結ダクト18内から空気を吸引して
還路15bを経てオゾンガス供給装置8に送り,オゾンガ
ス発生装置8aで低濃度オゾンガスとするようになってい
る。また,低濃度オゾンガスの供給路9a,9bにはその流
路を開閉するモーター式のダンパ21a,21bが設けられ,
還路15a,15bにもその流路を開閉するモーター式のダン
パ22a,22bが設けられている。
が接続されており,連結ダクト18内から空気を吸引して
還路15bを経てオゾンガス供給装置8に送り,オゾンガ
ス発生装置8aで低濃度オゾンガスとするようになってい
る。また,低濃度オゾンガスの供給路9a,9bにはその流
路を開閉するモーター式のダンパ21a,21bが設けられ,
還路15a,15bにもその流路を開閉するモーター式のダン
パ22a,22bが設けられている。
給気ダクト7は建物内の各空調ゾーンに導かれるので
あるが,空調ゾーンに供給された空気は,第1図に示す
ように,例えば厨房24の排気ダクト23から排気フアン25
の駆動によって,その一部が排気として建物外に放出さ
れる。
あるが,空調ゾーンに供給された空気は,第1図に示す
ように,例えば厨房24の排気ダクト23から排気フアン25
の駆動によって,その一部が排気として建物外に放出さ
れる。
以上のように構成された本実施例における微生物の制
菌方法の手順の一例を第5図に示す説明図に基づいて説
明する。先ず,給気ファン5及び排気ファン25の稼動を
停止して送気を止める(手順)。次に,空気調和器1
と接続している供給路9a及び還路15aのダンパ21a,22aを
開き,一方,給気ダクト7と接続している供給路9b及び
連結ダクト18と接続している還路15bのダンパ21b,22bを
閉じる(手順)。そして,オゾンガス供給装置8の送
風ファン8bを発動させると共に(手順),低濃度オゾ
ンガス発生装置8aも発動させて(手順),低濃度オゾ
ンガスを供給路9aへと送り込んでいく。この時,給気ダ
クト7と接続している供給路9bのダンパ20bは閉じてい
るので,供給路9bに低濃度オゾンガスが流れ込むことは
ない。
菌方法の手順の一例を第5図に示す説明図に基づいて説
明する。先ず,給気ファン5及び排気ファン25の稼動を
停止して送気を止める(手順)。次に,空気調和器1
と接続している供給路9a及び還路15aのダンパ21a,22aを
開き,一方,給気ダクト7と接続している供給路9b及び
連結ダクト18と接続している還路15bのダンパ21b,22bを
閉じる(手順)。そして,オゾンガス供給装置8の送
風ファン8bを発動させると共に(手順),低濃度オゾ
ンガス発生装置8aも発動させて(手順),低濃度オゾ
ンガスを供給路9aへと送り込んでいく。この時,給気ダ
クト7と接続している供給路9bのダンパ20bは閉じてい
るので,供給路9bに低濃度オゾンガスが流れ込むことは
ない。
供給路9aに送り込まれた低濃度オゾンガスは,フレキ
シブルパイプ15内を通流して給気口11aのラッパ管内に
供給されて空気調和器1の器内底部に水平方向に吹き出
される。一方,器内上層部の空気は吸気口14aに吸い込
まれた後,還路15aを経てオゾンガス発生装置8に送ら
れ,オゾンガス発生装置8aで低濃度オゾンガスとされ,
再び器内に循環される。而して,空気調和器1の器内底
部に低濃度オゾンガスを徐々に供給すると同時に器内上
部から器内空気を徐々に取出す操作を続行すると,オゾ
ンガスは空気より比重が大きいので,低濃度オゾンガス
であってもやがては器内空気がオゾンガスで置換され
て,微生物を制菌し得るに十分なオゾンガス濃度をもつ
器内環境が作られる。なお,器内空気とオゾンガスの置
換を確実に行なうためには,上記した循環機構を低速度
で行うのが望ましい。器内空気とオゾンガスの置換を終
えたら,低濃度オゾンガス発生装置8aを停止させる(手
順)。そのさい,空気調和器1内にオゾンガス濃度セ
ンサーを設置して,器内のオゾンガスが一定濃度に達っ
したら自動的に低濃度オゾンガス発生装置8aが停止する
ようにしたり,またタイマーを設置して,器内空気とオ
ゾンガスの置換が終了し得る所定時間を経過したら,自
動的に低濃度オゾンガス発生装置8aが停止するようにし
てもよい。低濃度オゾンガス発生装置8aの停止後は,器
内空気をオゾンガスで置換した状態を所定時間維持して
微生物を仮死状態にし得る制菌時間を確保する(手順
)。微生物の制菌に必要なオゾンガスの濃度及び制菌
時間は,制菌しようとする微生物の種類によって異な
り,例えば酵母類の場合は1.0〜5.0ppmの濃度で35〜300
分の制菌時間が必要であり,また糸状菌類の場合は,0.5
〜1.5ppmの濃度で15〜300分の制菌時間が必要である
が,本発明では比重差による高濃度化と暴露時間との組
合せによって,更には胞子よりも遥かに弱い菌の栄養細
胞を攻撃することによって,効果的な制殺菌を行うもの
である。またオゾンは気状よりも液状の方が5〜10倍の
制菌力を持つ。したがって本発明の制菌方法を調和空気
の送気停止直後に行えば,熱交換コイル3やエリミネー
タ4の表面には付着水が存在した状態となっているの
で,供給されたオゾンガスはこれら付着水に溶け込んで
液状となり,高い制菌効果を挙げることが出来る。
シブルパイプ15内を通流して給気口11aのラッパ管内に
供給されて空気調和器1の器内底部に水平方向に吹き出
される。一方,器内上層部の空気は吸気口14aに吸い込
まれた後,還路15aを経てオゾンガス発生装置8に送ら
れ,オゾンガス発生装置8aで低濃度オゾンガスとされ,
再び器内に循環される。而して,空気調和器1の器内底
部に低濃度オゾンガスを徐々に供給すると同時に器内上
部から器内空気を徐々に取出す操作を続行すると,オゾ
ンガスは空気より比重が大きいので,低濃度オゾンガス
であってもやがては器内空気がオゾンガスで置換され
て,微生物を制菌し得るに十分なオゾンガス濃度をもつ
器内環境が作られる。なお,器内空気とオゾンガスの置
換を確実に行なうためには,上記した循環機構を低速度
で行うのが望ましい。器内空気とオゾンガスの置換を終
えたら,低濃度オゾンガス発生装置8aを停止させる(手
順)。そのさい,空気調和器1内にオゾンガス濃度セ
ンサーを設置して,器内のオゾンガスが一定濃度に達っ
したら自動的に低濃度オゾンガス発生装置8aが停止する
ようにしたり,またタイマーを設置して,器内空気とオ
ゾンガスの置換が終了し得る所定時間を経過したら,自
動的に低濃度オゾンガス発生装置8aが停止するようにし
てもよい。低濃度オゾンガス発生装置8aの停止後は,器
内空気をオゾンガスで置換した状態を所定時間維持して
微生物を仮死状態にし得る制菌時間を確保する(手順
)。微生物の制菌に必要なオゾンガスの濃度及び制菌
時間は,制菌しようとする微生物の種類によって異な
り,例えば酵母類の場合は1.0〜5.0ppmの濃度で35〜300
分の制菌時間が必要であり,また糸状菌類の場合は,0.5
〜1.5ppmの濃度で15〜300分の制菌時間が必要である
が,本発明では比重差による高濃度化と暴露時間との組
合せによって,更には胞子よりも遥かに弱い菌の栄養細
胞を攻撃することによって,効果的な制殺菌を行うもの
である。またオゾンは気状よりも液状の方が5〜10倍の
制菌力を持つ。したがって本発明の制菌方法を調和空気
の送気停止直後に行えば,熱交換コイル3やエリミネー
タ4の表面には付着水が存在した状態となっているの
で,供給されたオゾンガスはこれら付着水に溶け込んで
液状となり,高い制菌効果を挙げることが出来る。
また,供給路9aに送り込まれた低濃度オゾンガスは,
圧縮機12を経て空気調和器1内に設置した加湿器6の保
有水6a中にも供給されて,微生物の増殖しやすい加湿器
保有水6a内の制菌を行うのである。而して,オゾンは上
記の通り,気状よりも液状の方が5〜10倍の制菌力を持
つことから,オゾンガスを加湿器保有水6a中に直接供給
して,オゾンガスを液状とする本実施例の制菌方法は,
高い制菌効果を挙げることが出来る。
圧縮機12を経て空気調和器1内に設置した加湿器6の保
有水6a中にも供給されて,微生物の増殖しやすい加湿器
保有水6a内の制菌を行うのである。而して,オゾンは上
記の通り,気状よりも液状の方が5〜10倍の制菌力を持
つことから,オゾンガスを加湿器保有水6a中に直接供給
して,オゾンガスを液状とする本実施例の制菌方法は,
高い制菌効果を挙げることが出来る。
尚,器内空気をオゾンガスで置換した状態を所定時間
維持した後,給気ファン5及び排気ファン25を発動して
送気を開始すれば,小空間の器内に存在したオゾンは大
量の空気に拡散されてオゾン濃度は極低となり,また厨
房24外に速やかに排気もされるので,厨房24内に居る人
の人体に悪影響を与えるおそれはない(手順)。
維持した後,給気ファン5及び排気ファン25を発動して
送気を開始すれば,小空間の器内に存在したオゾンは大
量の空気に拡散されてオゾン濃度は極低となり,また厨
房24外に速やかに排気もされるので,厨房24内に居る人
の人体に悪影響を与えるおそれはない(手順)。
以上の方法による空気調和器1内部の制菌を終えた
ら,次に,給気ダクト7内部の制菌に移行する。即ち,
今度は給気ダクト7と接続している供給路9b及び連結ダ
クト18と接続している還路15bのダンパ21b,22bを開き,
一方,空気調和器1と接続している供給路9a及び還路15
aのダンパ21a,22aを閉じるのである(手順)。そし
て,オゾンガス供給装置8の低濃度オゾンガス発生装置
8aを発動させて(手順),低濃度オゾンガスを供給路
9bへと送り込んでいくと共に,停止していた給気ファン
5及び排気ファン25を発動させて送気を開始する(手順
)。而して,供給路9bに送り込まれた低濃度オゾンガ
スは,供給路9b内を通流して給気ダクト7の上流側に設
けた接続口19より給気ダクト7内に供給され,スリット
間隙20から給気ダクト7内部へとダクト内壁に沿って流
入する。流入した低濃度オゾンガスは,給気ダクト7内
を流れる空気流によって給気ダクト7の下流側に搬送さ
れて給気ダクト7の隅々にまで行きわたり,ダクト内面
の制菌が行われる。給気ダクト7内に供給されたオゾン
ガスの一部は厨房24に流れ込んでいくが,該オゾンガス
は低濃度であると共に,排気ファン25が発動しているた
めに,厨房24外に速やかに排気されるので,厨房24内に
居る人の人体に悪影響を与えるおそれはない。
ら,次に,給気ダクト7内部の制菌に移行する。即ち,
今度は給気ダクト7と接続している供給路9b及び連結ダ
クト18と接続している還路15bのダンパ21b,22bを開き,
一方,空気調和器1と接続している供給路9a及び還路15
aのダンパ21a,22aを閉じるのである(手順)。そし
て,オゾンガス供給装置8の低濃度オゾンガス発生装置
8aを発動させて(手順),低濃度オゾンガスを供給路
9bへと送り込んでいくと共に,停止していた給気ファン
5及び排気ファン25を発動させて送気を開始する(手順
)。而して,供給路9bに送り込まれた低濃度オゾンガ
スは,供給路9b内を通流して給気ダクト7の上流側に設
けた接続口19より給気ダクト7内に供給され,スリット
間隙20から給気ダクト7内部へとダクト内壁に沿って流
入する。流入した低濃度オゾンガスは,給気ダクト7内
を流れる空気流によって給気ダクト7の下流側に搬送さ
れて給気ダクト7の隅々にまで行きわたり,ダクト内面
の制菌が行われる。給気ダクト7内に供給されたオゾン
ガスの一部は厨房24に流れ込んでいくが,該オゾンガス
は低濃度であると共に,排気ファン25が発動しているた
めに,厨房24外に速やかに排気されるので,厨房24内に
居る人の人体に悪影響を与えるおそれはない。
以上の手順により,空気調和器1及び給気ダクト7内
の制菌を終えたら,オゾンガス供給装置8の低濃度オゾ
ンガス発生装置8aと送風ファン8bを停止させる(手順
)。その後,一定時間調和空気の排気を継続すること
により,空気調和系内に残留しているオゾンガスを完全
に厨房24外に除去するのである(手順)。
の制菌を終えたら,オゾンガス供給装置8の低濃度オゾ
ンガス発生装置8aと送風ファン8bを停止させる(手順
)。その後,一定時間調和空気の排気を継続すること
により,空気調和系内に残留しているオゾンガスを完全
に厨房24外に除去するのである(手順)。
以後,手順に戻ることにより,再び本実施例の制菌
方法が繰り返されるのである。而して,本実施例の制菌
方法を定時的に行って微生物を仮死状態にすることによ
り,微生物の成長・繁殖を抑制することができる。
方法が繰り返されるのである。而して,本実施例の制菌
方法を定時的に行って微生物を仮死状態にすることによ
り,微生物の成長・繁殖を抑制することができる。
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示すもので,第
1図は,本発明に係る空気調和系の全体構成図,第2図
は,空気調和器の器内へのオゾンガス供給機構の一例を
示す要部拡大図,第3図は,空気調和器の器内からの空
気吸引機構の一例を示す要部拡大図,第4図は,給気ダ
クトへのオゾンガス供給機構の一例を示す要部拡大図,
第5図は,本発明に係る制菌方法の手順の一例を示す説
明図である。 符号の説明 1……空気調和器,5……給気ファン 6……加湿器,7……給気ダクト 8……オゾンガス供給装置,12……圧縮機 25……排気ファン,
1図は,本発明に係る空気調和系の全体構成図,第2図
は,空気調和器の器内へのオゾンガス供給機構の一例を
示す要部拡大図,第3図は,空気調和器の器内からの空
気吸引機構の一例を示す要部拡大図,第4図は,給気ダ
クトへのオゾンガス供給機構の一例を示す要部拡大図,
第5図は,本発明に係る制菌方法の手順の一例を示す説
明図である。 符号の説明 1……空気調和器,5……給気ファン 6……加湿器,7……給気ダクト 8……オゾンガス供給装置,12……圧縮機 25……排気ファン,
Claims (6)
- 【請求項1】空気調和系内の制菌または殺菌を行うにあ
たり,空気中のオゾン(O3)濃度が5ppm以下の低濃度オ
ゾンガスを連続的に製造するオゾンガス発生装置を準備
し,このオゾンガス発生装置で製造される低濃度オゾン
ガスを送気停止中の空気調和器の器内に供給し,そのさ
い,器内空気を器内上方から取出しながら該低濃度オゾ
ンガスを器内下方に供給して空気より高比重のオゾンを
器内に残留させることにより器内オゾン濃度を高め,こ
のオゾン濃度が高くなった状態を所定時間維持すること
を特徴とする空気調和系内の制(殺)菌方法。 - 【請求項2】空気調和系内の制菌または殺菌を行うにあ
たり,空気中のオゾン(O3)濃度が5ppm以下の低濃度オ
ゾンガスを連続的に製造するオゾンガス発生装置を準備
し,このオゾンガス発生装置で製造した低濃度オゾンガ
スを送気停止中の該空気調和器の器内に供給し,そのさ
い,器内空気を器内上方から取出しながら該低濃度オゾ
ンガスを器内下方に供給して空気より高比重のオゾンを
器内に残留させることにより器内オゾン濃度を高め,こ
のオゾン濃度が高くなった状態を所定時間維持するこ
と,および空気調和器内に設置された加湿器の保有水中
に前記の低濃度オゾンガスを供給すること,を特徴とす
る空気調和系内の制(殺)菌方法。 - 【請求項3】器内上方から取出された器内空気は該オゾ
ンガス発生装置に導かれ,その循環を少なくとも3回は
繰り返す請求項1または2に記載の空気調和系内の制
(殺)菌方法。 - 【請求項4】器内をオゾンガスで置換した状態を所定時
間維持したあと,建物の排気系統を駆動しながら空気調
和系に送気を開始し,該オゾンガスを排気に同伴させる
請求項1または2に記載の空気調和系内の制(殺)菌方
法。 - 【請求項5】空気調和系内の制菌または殺菌を行うにあ
たり,空気中のオゾン(O3)濃度が5ppm以下の低濃度オ
ゾンガスを連続的に製造するオゾンガス発生装置を準備
し,このオゾンガス発生装置で製造した低濃度オゾンガ
スを送気停止中の該空気調和器の器内に供給し,そのさ
い,器内空気を器内上方から取出しながら該低濃度オゾ
ンガスを器内下方に供給して空気より高比重のオゾンを
器内に残留させることにより器内オゾン濃度を高め,こ
のオゾン濃度が高くなった状態を所定時間維持する空気
調和器の制(殺)菌操作と;前記のオゾンガス発生装置
で製造した低濃度オゾンガスを空気調和系のダクト内に
該ダクトの上流側からダクト内面に沿って導入し,ダク
ト内空気流によってダクト下流側に搬送するダクトの制
菌操作と;を行うことを特徴とする空気調和系内の制
(殺)菌方法。 - 【請求項6】ダクトの制菌操作中は,建物の排気系統を
駆動しながらダクト内に送気する請求項5に記載の空気
調和系内の制(殺)菌方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1132131A JPH083371B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 空気調和系内の制殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1132131A JPH083371B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 空気調和系内の制殺菌方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH031024A JPH031024A (ja) | 1991-01-07 |
JPH083371B2 true JPH083371B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=15074113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1132131A Expired - Lifetime JPH083371B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 空気調和系内の制殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083371B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4693422B2 (ja) * | 2005-01-14 | 2011-06-01 | 国立大学法人東北大学 | 空気殺菌脱臭システム |
JP5487164B2 (ja) * | 2011-07-08 | 2014-05-07 | 株式会社コスモライフ | ウォーターサーバーおよびウォーターサーバー用空気殺菌チャンバ |
JP2017538090A (ja) * | 2014-12-01 | 2017-12-21 | プラズマトリート ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 換気システムおよびその運転方法 |
-
1989
- 1989-05-25 JP JP1132131A patent/JPH083371B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH031024A (ja) | 1991-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3769595B2 (ja) | 殺菌・脱臭手段を備えた空調装置 | |
JP4396688B2 (ja) | 空気調和装置およびその運転方法 | |
CN1200231C (zh) | 可控湿度空气净化处理装置 | |
EP1752714A1 (en) | Air conditioner | |
CN1747750A (zh) | 采用气态过氧化氢的建筑物净化 | |
CN109059100A (zh) | 一种空气消毒净化系统 | |
CN101296741A (zh) | 内吸式空气过滤杀菌方法与系统 | |
WO2008010394A1 (fr) | Système d'évaluation environnementale et procédé d'évaluation environnementale | |
KR20110078390A (ko) | 기화식 공기 살균기 | |
JP3364708B2 (ja) | 空調装置 | |
CN207599900U (zh) | 可定期消毒的医用空气处理机组 | |
JP2008228597A (ja) | 感染防止隔離装置 | |
JP2013213657A (ja) | 空調機 | |
KR100755271B1 (ko) | 식품가공 공장용 공기정화 시스템 | |
JP2001212431A (ja) | ホルムアルデヒド分解装置、ホルムアルデヒド分解用触媒を備えた空調機、ホルムアルデヒド発生装置と分解装置を備えた燻蒸システム及びホルムアルデヒド発生・分解装置 | |
JPH083371B2 (ja) | 空気調和系内の制殺菌方法 | |
JP2004301387A (ja) | 空調システム | |
CN1470811A (zh) | 中央空调系统空气(回风)消毒方法 | |
JP2008022764A (ja) | 環境評価方法 | |
CN213421366U (zh) | 室内空气消毒装置 | |
JP2004077002A (ja) | 空調機 | |
JPH07227421A (ja) | 空気殺菌装置 | |
JP2011041524A (ja) | 微生物除去評価装置および微生物除去評価方法 | |
CN111853984A (zh) | 室内空气消毒装置 | |
JPH0370974B2 (ja) |