JPH08336626A - スポーツ用品等のグリップ部を利用した取扱説明書添付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 添付漏れがなく取扱説明書を商品と一体にし
て確実にユーザに渡す。 【構成】 スポーツ用品のグリップ部３を透明の熱収縮
材からなるシュリンク材２で覆い、該シュリンク材２と
グリップ部３との間に当該スポーツ用品の取扱説明書１
を包み込む。この方法により、商品が店頭に展示され、
販売されてユーザの手に届くまで、取扱説明書１が商品
と一体となった添付状況を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ＰＬ法により添付が義
務付けられた商品の取扱説明書をスポーツ用品等に添付
するスポーツ用品等のグリップ部を利用した取扱説明書
添付方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】図２は取扱説明書等を添付する従来の方
法を説明するための図である。従来より取扱説明書は、
商品の付属物として梱包ケース内に商品と共に収納さ
れ、また、図２（ａ）に示すような吊りタイプのタッグ
や図２（ｂ）に示すような貼り付けタイプのＰＯＰカー
ド、シール、図２（ｃ）に示すような小冊子等を形態で
添付しているのが通常の対応方法である。一方、ＰＬ法
（製造物責任法）の施工により、ゴルフ用品をはじめと
するスポーツ用品全般の商品に対しても全品に取扱説明
書の添付が義務付けられている。しかも、ＰＬ法では、
取扱説明書が商品の付属物ではなく商品の一部としての
対応、つまり、取扱説明書を商品と一体にしてユーザに
確実に渡すようにすることが求められている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の方法では、出荷時に取扱説明書を添付したとして
も、ユーザが実際に購入する段階に至って取扱説明書が
なくなってしまい、ユーザに取扱説明書が確実に渡らな
いという問題が生じる。すなわち、商品が店頭に展示さ
れ、販売されユーザの手に渡るまでの間に添付した取扱
説明書が自然離脱したり、剥がれたりする等の事態が稀
に発生する。そのため、実際には取扱説明書が１００％
各商品に添付された状態でユーザに確実に渡るようにす
ることが難しいのが現状である。特に、タッグやＰＯＰ
カード、シール等では、商品を陳列する場合においては
美観を損ねるという問題があり、ユーザが店頭陳列品を
手にして商品の確認や選定を行う場合においても邪魔に
なるという問題がある。

【０００４】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、添付漏れがなく取扱説明書を商品と一体にして確
実にユーザに渡すことができるスポーツ用品等のグリッ
プ部を利用した取扱説明書添付方法を提供することを目
的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そのために本発明は、ス
ポーツ用品等のグリップ部を透明の熱収縮材で覆い、該
透明の熱収縮材とグリップ部との間に当該スポーツ用品
等の取扱説明書を包み込み添付することを特徴とするも
のである。

【０００６】

【作用】本発明に係るスポーツ用品等のグリップ部を利
用した取扱説明書添付方法では、スポーツ用品等のグリ
ップ部を透明の熱収縮材で覆い、該透明の熱収縮材とグ
リップ部との間に当該スポーツ用品等の取扱説明書を包
み込み添付するので、商品が店頭に展示され、販売され
てユーザの手に届くまで、取扱説明書が商品と一体とな
った添付状況を維持することができる。そして、ユーザ
が商品を使用する際に、透明の熱収縮材を剥がしたとき
にその取扱説明書がユーザの手に直接渡ることになる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図１は本発明に係るスポーツ用品グリップ部の
取扱説明書添付方法の１実施例を説明するための図であ
り、１は取扱説明書、２はシュリンク材、３はグリップ
部、４はシャフトを示す。

【０００８】図１において、グリップ部３及びシャフト
４は、ゴルフクラブやテニスラケット、バトミントンラ
ケット、スキーストックその他のスポーツ用品のグリッ
プ部を構成するものである。シュリンク材２は、透明の
フィルム状の熱収縮材に熱を加えて収縮させることによ
ってパックしたものであって、グリップ部３から簡単に
離脱しないように全面を包み込むように透明のフィルム
で覆っている。取扱説明書１は、シュリンク材２の中、
グリップ部３との間に包み込んだものであって、説明文
を印刷して折り畳んだ状態でもよいし、１枚のシート状
や小冊子のものでもよい。

【０００９】上記のようにスポーツ用品のグリップ部３
を覆うようにして取扱説明書１を包み込んだシュリンク
材２は、ユーザに渡ってそのスポーツ用品を実際に使用
する際に破って剥がし廃棄するものである。したがっ
て、シュリンク材２に包み込んだ取扱説明書１は、ユー
ザがそのスポーツ用品の使用に際して必ず現認される。
しかも、シュリンク材２は、このように商品がユーザの
手に渡るまでグリップ部３を覆っているので、商品を展
示したり、販売したりする際にも、グリップ部３に汚れ
やキズが着くのを防ぐことができ、展示等により商品価
値が低下するのを防ぐことができる。

【００１０】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、スポーツ用品としてゴルフクラブやテニ
スラケット、バトミントンラケット、スキーストックを
列挙したが、グリップ部を有するものであれば、野球バ
ット、ゲートボールスティック等、その他のスポーツ用
品は勿論、その他農機具、健康器具、工具等に適用して
もよいことをいうまでもない。

【００１１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スポーツ用品等のグリップ部を透明の熱収縮
材からなるシュリンク材で覆い、該シュリンク材とグリ
ップ部との間に当該スポーツ用品の取扱説明書を包み込
むので、商品が店頭に展示され、販売されてユーザの手
に届くまで、取扱説明書が商品と一体となった添付状況
を維持することができる。したがって、その間に取扱説
明書が商品から自然離脱したり、ハガレたりすることを
防ぐことができる。しかも、グリップ部を覆ったシュリ
ンク材は、ユーザが使用に供する際に剥がされるので、
その時に取扱説明書を確実にユーザに渡すことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係るスポーツ用品グリップ部の取扱
説明書添付方法の１実施例を説明するための図である。

【図２】 取扱説明書等を添付する従来の方法を説明す
るための図である。

【符号の説明】

１…取扱説明書、２…シュリンク材、３…グリップ部、
４…シャフト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 スポーツ用品等のグリップ部を透明の熱
   収縮材で覆い、該透明の熱収縮材とグリップ部との間に
   当該スポーツ用品等の取扱説明書を包み込み添付するこ
   とを特徴とするスポーツ用品等のグリップ部を利用した
   取扱説明書添付方法。