JPH083358B2 - 流体継手 - Google Patents
流体継手Info
- Publication number
- JPH083358B2 JPH083358B2 JP62307757A JP30775787A JPH083358B2 JP H083358 B2 JPH083358 B2 JP H083358B2 JP 62307757 A JP62307757 A JP 62307757A JP 30775787 A JP30775787 A JP 30775787A JP H083358 B2 JPH083358 B2 JP H083358B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- plug
- lock ball
- fitting
- fluid passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints With Sleeves (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
(産業上の利用分野) 本発明は、一方の部材と他方の部材とをいんろう方式
により接続・分離するのに利用される流体継手、例え
ば、流体ホースの接続・分離によって当該流体ホースの
延長,分岐,集合などを行うのに利用される流体継手
や、シェルモールドによる鋳型製作の際あるいはガラス
加工の際などに用いられる火口の本体とチップとを接続
・分離などする際に利用される流体継手に関するもので
ある。 (従来の技術) 従来、例えば流体ホースの接続・分離によって当該流
体ホースの延長,分岐,集合などを行う際に利用される
流体継手では、流体通過孔を有し且つ当該流体通過孔と
略同心状態で連通する中空状プラグ嵌挿部を有するソケ
ットと、流体通過孔を有し且つ当該流体通過孔と同心状
態の筒状ソケット嵌挿部を有するプラグとを備え、前記
中空状プラグ嵌挿部内への前記筒状ソケット嵌挿部の相
互嵌挿により前記ソケットとプラグとを接続可能とした
構造のものであった。 このような従来の流体継手においては、ソケットおよ
びプラグの素材として鉄鋼(例えばSS材,SC材)が用い
られており、特殊な用途においては例えばステンレス鋼
(SUS材)が用いられていた。 (発明が解決しようとする問題点) このような従来の流体継手において、加圧空気の送給
のように、常温状態あるいは温度の上昇をさほど伴わな
い状態での流体接続の場合には、ソケットとプラグとの
接続部分でのシール機能は十分良好に維持することが可
能であるが、流体継手がシェルモールドによる鋳型製作
の際あるいはガラス加工の際などに用いられる火口であ
る場合には、熱風の送給や可燃ガスの燃焼などによって
ソケットおよびプラグが熱膨張を起こすことにより、当
該ソケットとプラグの接続部分の間にすき間が形成され
てシール機能の低下を生ずることがあるという問題点が
あった。 (発明の目的) 本発明は上述した従来の問題点にかんがみてなされた
もので、温度の上昇時においてもシール機能が低下しな
い流体継手を提供することにより上述した従来の問題点
を解決することを目的としている。
により接続・分離するのに利用される流体継手、例え
ば、流体ホースの接続・分離によって当該流体ホースの
延長,分岐,集合などを行うのに利用される流体継手
や、シェルモールドによる鋳型製作の際あるいはガラス
加工の際などに用いられる火口の本体とチップとを接続
・分離などする際に利用される流体継手に関するもので
ある。 (従来の技術) 従来、例えば流体ホースの接続・分離によって当該流
体ホースの延長,分岐,集合などを行う際に利用される
流体継手では、流体通過孔を有し且つ当該流体通過孔と
略同心状態で連通する中空状プラグ嵌挿部を有するソケ
ットと、流体通過孔を有し且つ当該流体通過孔と同心状
態の筒状ソケット嵌挿部を有するプラグとを備え、前記
中空状プラグ嵌挿部内への前記筒状ソケット嵌挿部の相
互嵌挿により前記ソケットとプラグとを接続可能とした
構造のものであった。 このような従来の流体継手においては、ソケットおよ
びプラグの素材として鉄鋼(例えばSS材,SC材)が用い
られており、特殊な用途においては例えばステンレス鋼
(SUS材)が用いられていた。 (発明が解決しようとする問題点) このような従来の流体継手において、加圧空気の送給
のように、常温状態あるいは温度の上昇をさほど伴わな
い状態での流体接続の場合には、ソケットとプラグとの
接続部分でのシール機能は十分良好に維持することが可
能であるが、流体継手がシェルモールドによる鋳型製作
の際あるいはガラス加工の際などに用いられる火口であ
る場合には、熱風の送給や可燃ガスの燃焼などによって
ソケットおよびプラグが熱膨張を起こすことにより、当
該ソケットとプラグの接続部分の間にすき間が形成され
てシール機能の低下を生ずることがあるという問題点が
あった。 (発明の目的) 本発明は上述した従来の問題点にかんがみてなされた
もので、温度の上昇時においてもシール機能が低下しな
い流体継手を提供することにより上述した従来の問題点
を解決することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述の問題点を解決するための手段とし
て、流体継手のシール方法を、一方の部材ととして、流
体通過孔を有し且つ当該流体通過孔と略同心状態で連通
する中空状プラグ嵌挿部を有するソケットと、流体通過
孔を有し且つ当該流体通過孔と略同心状態の筒状ソケッ
ト嵌挿部を有するプラグとを備え、前記中空状プラグ嵌
挿部内への前記筒状ソケット嵌挿部の相互嵌挿により前
記ソケットとプラグとの接続を可能とした流体継手にお
いて、前記ソケットの中空状プラグ嵌挿部の内周側およ
び前記プラグの筒状ソケット嵌挿部の外周側のうちの少
なくともいずれか一方側には、当該プラグ嵌挿部本体お
よびソケット嵌挿部本体よりも温度上昇時に大きく熱変
形して前記ソケットの中空状プラグ嵌挿部とプラグの筒
状ソケット嵌挿部との間を閉塞する熱膨張部(熱膨張係
数によるもの、形状記憶効果によるものなど。)を一体
的に嵌合固定した手段を採用している。 (作用) 本発明に係る流体継手では、ソケットの中空状プラグ
嵌挿部の内周側および前記筒状ソケット嵌挿部の外周側
のうちの少なくともいずれか一方に、前記プラグ嵌挿部
本体およびソケット嵌挿部本体よりも温度上昇時におけ
る熱変形量が大なる熱膨張部を嵌合固定したことによ
り、温度の上昇時には、前記プラグ嵌挿部本体およびソ
ケット嵌挿部本体の熱膨張量よりも前記熱膨張部におけ
る熱変形量が大きくなり、ソケットの中空状プラグ嵌挿
部とプラグの筒状ソケット嵌挿部との間の部分でたとえ
すき間が大きくなったとしても、熱膨張部のより大きな
熱変形によって上記のすき間がさらに強く閉塞されるこ
ととなり、両者間でのシール機能を維持ないしは向上さ
せるようになる。 そして、本発明において、上記熱膨張部が、前記プラ
グ嵌挿部本体およびソケット嵌挿部本体の熱膨張係数よ
りも大きい熱膨張係数を有する素材から作製されている
ときには、温度の上昇時において当該プラグ嵌挿部本体
およびソケット嵌挿部本体よりも熱膨張部の熱膨張量が
大きくなるため、ソケットとプラグとの接続部分におけ
るシール機能は十分に維持され、あるいはむしろより一
層向上したものとなる。 また、上記熱膨張部が形状記憶合金素材から作製され
ているときには、温度の上昇時においてソケットとプラ
グとの接続部分に形成されるすき間をより遮断するよう
に熱変形する形状記憶処理を施しておけば、ソケットと
プラグとの接続部分におけるシール機能は十分に維持さ
れ、あるいはむしろより一層向上したものとなる。 (実施例) 第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、この
流体継手1は、流体の供給・排出の際の一方側、例えば
流体の供給側に接続されるソケット11と、他方側、例え
ば流体の消費側に接続されるプラグ31とからなる。 ソケット11は、その中心に流体通過孔12を有し、後部
(プラグ31とは反対側)には流体ホースとの接続を行う
ホースニップル部13を有し、前部(プラグ31側)には前
記流体通過孔12と同心状態で連通する中空状プラグ嵌挿
部14を有している。 この中空状プラグ嵌挿部14は前記ホースニップル部13
と一体(別体でもよい。)の筒状部15の内周側において
形成され、筒状部15の同一円周方向の4個所にはそれぞ
れロックボール16を保持するためのテーパ状ロックボー
ル保持孔17が形成されている。 また、筒状部15の外周側にはスリーブ18が配設されて
おり、筒状部15の外周に設けたコイルばね係止部15a
と、スリーブ18の内周に設けたロックボール定着用内向
突出部18aの一方の垂直状側壁18bとの間には圧縮コイル
ばね19が配設されている。また、他方の側壁18cはテー
パ状に形成されている。 この圧縮コイルばね9によって第1図右方向に押され
ているスリーブ18は、筒状部15の先端に設けたストップ
リング21により抜け止めされるが、圧縮コイルばね19を
圧縮させつつスリーブ18を第1図左方向に摺動させた際
には、前記他方のテーパ状側壁18cと筒状部15の外周表
面との間にロックボール16の解放空間が形成されるよう
になっている。 他方、プラグ31は、その中心に軸方向の流体通過孔32
を有し、後部(ソケット11とは反対側)には前記流体通
過孔22と同心状の流体管接続用ねじ部33を有している。
また、前部(ソケット11側)には、前記流体通過孔32と
同心状の筒状ソケット嵌挿部34を有し、このソケット嵌
挿部34の外周には前記ロックボール16が係合するロック
ボール係合溝35が一円周上に設けてある。さらに、前記
筒状ソケット嵌挿部34の先端部分の外周には、当該ソケ
ット嵌挿部34の本体部分の材質(例えば、SS41)よりも
熱膨張係数の大きい材質(例えば、Cu−Zn,Mg)からな
る熱膨張部36が一体的に設けてあり、この実施例におい
てはリング状に形成して嵌合固定されている。また、熱
膨張部36を形成するにあたっては、温度上昇時に膨らむ
ように形状記憶処理した材質(例えば、Ti−Niなど)か
らなるものを用いてもよい。 このような構造の流体継手1のソケット11とプラグ31
とを接続するに際しては、第1図の状態にあるスリーブ
18を圧縮コイルばね19の張力に抗して第1図左方向に摺
動させる。このとき、ロックボール16はスリーブ18のテ
ーパ状側壁18cと筒状部15の外周側との間に形成された
ロックボール解放空間内へ移動自在となるから、この状
態でプラグ31のソケット嵌挿部34とソケット11のプラグ
嵌挿部14とを相互に嵌挿する。この嵌挿状態が完全にな
ると、ロックボール保持孔17とロックボール係合溝35と
が一致する。その状態に達したときスリーブ18から手を
離すか緩めるかすると、圧縮コイルばね19の反発力によ
って当該スリーブ18が図示右方向に移動し、その間テー
パ状側壁18cによってロックボール16がテーパ状ロック
ボール保持孔17内に押し込まれるので、プラグ31に設け
たロックボール嵌合溝35に嵌合し、スリーブ18のロック
ボール定着用内向突出部18aがロックボール16の位置を
規制して、ソケット11とプラグ31とは完全接続の状態と
なる。 この完全接続の状態において、流体通過孔12,32内を
通過する流体の温度が上昇したときには、熱膨張部36が
当該熱膨張部36の熱膨張係数に対応して、あるいは形状
記憶効果に対応して、ソケット嵌挿部34の本体部分より
も熱膨張量あるいは熱変形量が大きくなるので、ソケッ
ト11の筒状部15の内周面と、熱膨張部36を設けたプラグ
31のソケット嵌挿部34の外周面とがより強く密接した状
態となり、あるいはプラグ嵌挿部14お後端14aと熱膨張
部36の先端(図示左側端)との圧接強さが増加した状態
となり、温度が上昇したときでもソケット11とプラグ31
との間でのシール機能を維持ないしは向上させることが
できるようになる。 この接続状態にあるソケット11とプラグ31とを離す場
合には、スリーブ18を図示左方向に摺動させてテーパ状
側壁18cと筒状部15の外周面との間でロックボール解放
空間を形成する。このとき、ロックボール16は前記ロッ
クボール解放空間に向かって容易に移動しうるようにな
るので、ソケット11とプラグ31との引離し操作によって
容易に分離させることができる。 なお、この実施例にあっては、スリーブ18に設けた内
向突出部18aによってロックボール16が定着された完全
接続の状態において、ロックボール16がロックボール係
合溝35の両溝側壁35a,35bに接続している場合を示して
いるが、そのほか、ロックボール16が内向突出部18aの
テーパ状側壁18cによって押圧されていると同時に、ロ
ックボール16がロックボール係合溝35の一方の溝側壁35
aにのみ当接し且つ他方の溝側壁35bおよび溝底壁35cに
は当接していないように寸法決めすることによって、プ
ラグ31は圧縮コイルばね19の反発力によって常にプラグ
嵌挿方向(図示左方向)に押圧された状態となり、熱膨
張部36の先端をプラグ嵌挿部14の後端14aに押圧させた
状態とすることが可能である。 さらにまた、筒状部15の円錐状テーパ面15bとソケッ
ト嵌挿部34の円錐状テーパ面34bとを当接状態として、
ソケット11とプラグ31との調心を容易に行えるようにす
ることも必要に応じて望ましい。 第3図ないし第5図は本発明の他の実施例を示し、こ
の流体継手41は、例えば可燃ガスの供給側に接続される
ソケット(シエルモールド鋳型製造時の火口本体)51
と、可燃ガスの燃焼側となるプラグ(シエルモールド鋳
型製造時の火口チップ)71とからなる。 ソケット(火口本体)51は、その中心に液体通過孔52
を有し、後部には配管接続用のおねじ部53を有し、前部
には前記流体通過孔52と同心状態で連通する中空状プラ
グ嵌挿部54を有している。 この中空状プラグ嵌挿部54は前記おねじ部53と一体
(別体でもよい。)の筒状部55の内周側において形成さ
れ、筒状部55の同一円周方向の4個所にはそれぞれロッ
クボール56を保持するためのテーパ状ロックボール保持
孔57が形成されており、このロックボール保持孔57の前
部側外周は角形状に形成されている。 また、筒状部55の外周側にはスリーブ58が配設され、
筒状部55の外周に設けたコイルばね係止部材55aと、ス
リーブ58の内周に設けたロックボール押圧用内向突出部
58aの一方の垂直状側壁58bとの間には圧縮コイルばね59
が配設されている。また、他方の側壁58cはテーパ状に
形成されていて、前記ロックボール58を押圧するように
なっており、この圧縮コイルばね59によりスリーブ58は
第3図右方向に押され、圧縮コイルばね59を圧縮させつ
つスリーブ58を第3図左方向に摺動させた際には、前記
他方のテーパ状側壁58cと当該スリーブ58の内周面と筒
状部55の外周面との間にロックボール56の解放空間が形
成されている。 さらに、前記流体通過孔52には、弁軸60が摺動自在に
配設されている。この弁軸60の後端には、第5図(a)
にも示すように、弁61がかしめ固定され、前端には、平
板部60aと、流体通過孔52に当接しかつプラグ71の先端
に押圧される円筒部60bとが連続して形成されており、
前記平板部60aの前部には、第5図(b)にも示すよう
に、円筒部60bの中空部分に連続する窓部60cが形成され
ている。前記円筒部60bと流体通過孔52の後端近傍に形
成された環状突出部52aとの間には圧縮コイルばね62が
配設されており、弁軸60は、この圧縮コイルばね62によ
って第3図右方向に付勢され、流体通過孔52の後端は弁
61により閉塞されるようになっている。そして、後期の
ごとくプラグ71をソケット51に接続する際には、弁軸60
が、プラグ71の先端に押圧されて、圧縮コイルばね62を
圧縮させつつ第3図左方向に全体的に摺動することによ
り、第4図に示すように、弁61が流体通過孔52から突出
して、流体継手41の内部を流体が流れ(第4図に仮想線
で示す)るようになっている。 他方、プラフ71は、その中心に軸方向の流体通過孔72
を有し、後部には前記流体通過孔72と同心状の火炎吹出
し口73を有している。また、前部には前記流体通過孔72
と同心状の筒状ソケット嵌挿部74を有し、このソケット
嵌挿部74の外周には前記ロックボール56が係合するロッ
クボール係合溝75が一円周上に設けられている。さら
に、前記筒状ソケット嵌挿部74の先端部分の外周には、
当該ソケット嵌挿部74の本体部分の材質(例えば、SS4
1)よりも熱膨張係数の大きい材質(例えばCu−Zn,Mg)
からなる熱膨張部76が一体に設けられており、この実施
例においてはリング状に形成して嵌合固定されている。
また、熱膨張部76を形成するにあたっては、温度上昇時
に膨らむように形状記憶処理した材質(例えば、Ti−Ni
など)からなるものを用いてもよい。 このような構造の流体継手41のソケット51とプラグ71
とを接続するに際しては、第3図の状態にあるスリーブ
58を圧縮コイルばね59の張力に抗して第3図左方向に摺
動させる。このとき、ロックボール56はスリーブ58のテ
ーパ状側壁58cと当該スリーブ58の内周側と筒状部55の
外周側との間に形成されたロックボール解放空間内へ移
動自在となるから、この状態でプラグ71のソケット嵌挿
部74とソケット51のプラグ嵌挿部54とを相互に嵌挿し、
プラグ71の先端によって弁軸60を押圧して弁61を流体通
過孔52から第4図左方向に突出させて、流体の通路を形
成する。この嵌挿状態が完全になると、ロックボール保
持孔57とロックボール係合溝75とが一致する。この状態
に達したときにスリーブ58から手を離すか緩めるかする
と、圧縮コイルばね59の反発力によって当該スリーブ58
が図示右方向に移動し、その間テーパ状側壁58cによっ
てロックボール56がテーパ状ロックボール保持孔57内に
押し込まれるので、プラグ71に設けたロックボール係合
溝75に係合してロックボール56の位置を規制し、ソケッ
ト51とプラグ71とは完全接続の状態となる。 この完全接続の状態において、流体通過孔52,72内を
通過する可燃ガスが火災を発生して流体継手41の温度が
上昇したときには、熱膨張部76が当該熱膨張部76の熱膨
張係数に対応して、あるいは形状記憶効果に対応して、
ソケット嵌挿部74の本体部分よりも熱膨張量が大きくな
るので、ソケット51の筒状部55の内周面と、熱膨張部76
を設けたプラグ71のソケット嵌挿部74とがより強く密接
した状態となり、あるいはプラグ嵌挿部54の突出後端54
aと熱膨張部76の先端(図示左側端)との圧接強さが増
加した状態となり、温度が上昇したときでも、スリーブ
58のテーパ状側壁58cがロックボール56を常時ロックボ
ール係合部75の方向に押圧していることとあいまって、
ソケット51とプラグ71との間でのシール機能を維持しな
いは向上させることができるようになる。 上述のようにして接続状態としたソケット51とプラグ
71とを離す場合には、スリーブ58を第3図左方向に摺動
させてテーパ状側壁58cとスリーブ58の内周面筒状部55
の外周面との間でロックボール解放空間を形成する。こ
のとき、ロックボール56は前記ロックボール解放空間に
向かって容易に移動しうるようになるので、ソケット51
とプラグ71との引離し操作によって容易に分離させるこ
とができる。 なお、この実施例にあっては、完全接続の状態におい
て、ロックボール56がテーパ状側壁58cによって常に押
圧されていると共に、ロックボール56はロックボール係
合溝75の両側壁75a,75bに接触している場合を示してい
るが、そのほか、ロックボール56が内向突出部58aのテ
ーパ状側壁58cによって押圧されていると同時に、ロッ
クボール56がロックボール係合溝75の一方の溝側壁75a
にのみ当接し且つ他方の溝側壁75bおよび溝底壁75cには
当接していないように寸法を決めることによって、プラ
グ71は圧縮コイルばね59の反発力によって常にプラグ嵌
挿方向(図示左方向)に押圧された状態となるようにす
ることが可能である。 さらにまた、筒状部55の円錐状テーパ面55bとソケッ
ト嵌挿部74の円錐状テーパ面74bとを当接状態として、
ソケット51とプラグ71との調心を容易に行えるようにす
ることは必要に応じて望ましいことである。
て、流体継手のシール方法を、一方の部材ととして、流
体通過孔を有し且つ当該流体通過孔と略同心状態で連通
する中空状プラグ嵌挿部を有するソケットと、流体通過
孔を有し且つ当該流体通過孔と略同心状態の筒状ソケッ
ト嵌挿部を有するプラグとを備え、前記中空状プラグ嵌
挿部内への前記筒状ソケット嵌挿部の相互嵌挿により前
記ソケットとプラグとの接続を可能とした流体継手にお
いて、前記ソケットの中空状プラグ嵌挿部の内周側およ
び前記プラグの筒状ソケット嵌挿部の外周側のうちの少
なくともいずれか一方側には、当該プラグ嵌挿部本体お
よびソケット嵌挿部本体よりも温度上昇時に大きく熱変
形して前記ソケットの中空状プラグ嵌挿部とプラグの筒
状ソケット嵌挿部との間を閉塞する熱膨張部(熱膨張係
数によるもの、形状記憶効果によるものなど。)を一体
的に嵌合固定した手段を採用している。 (作用) 本発明に係る流体継手では、ソケットの中空状プラグ
嵌挿部の内周側および前記筒状ソケット嵌挿部の外周側
のうちの少なくともいずれか一方に、前記プラグ嵌挿部
本体およびソケット嵌挿部本体よりも温度上昇時におけ
る熱変形量が大なる熱膨張部を嵌合固定したことによ
り、温度の上昇時には、前記プラグ嵌挿部本体およびソ
ケット嵌挿部本体の熱膨張量よりも前記熱膨張部におけ
る熱変形量が大きくなり、ソケットの中空状プラグ嵌挿
部とプラグの筒状ソケット嵌挿部との間の部分でたとえ
すき間が大きくなったとしても、熱膨張部のより大きな
熱変形によって上記のすき間がさらに強く閉塞されるこ
ととなり、両者間でのシール機能を維持ないしは向上さ
せるようになる。 そして、本発明において、上記熱膨張部が、前記プラ
グ嵌挿部本体およびソケット嵌挿部本体の熱膨張係数よ
りも大きい熱膨張係数を有する素材から作製されている
ときには、温度の上昇時において当該プラグ嵌挿部本体
およびソケット嵌挿部本体よりも熱膨張部の熱膨張量が
大きくなるため、ソケットとプラグとの接続部分におけ
るシール機能は十分に維持され、あるいはむしろより一
層向上したものとなる。 また、上記熱膨張部が形状記憶合金素材から作製され
ているときには、温度の上昇時においてソケットとプラ
グとの接続部分に形成されるすき間をより遮断するよう
に熱変形する形状記憶処理を施しておけば、ソケットと
プラグとの接続部分におけるシール機能は十分に維持さ
れ、あるいはむしろより一層向上したものとなる。 (実施例) 第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、この
流体継手1は、流体の供給・排出の際の一方側、例えば
流体の供給側に接続されるソケット11と、他方側、例え
ば流体の消費側に接続されるプラグ31とからなる。 ソケット11は、その中心に流体通過孔12を有し、後部
(プラグ31とは反対側)には流体ホースとの接続を行う
ホースニップル部13を有し、前部(プラグ31側)には前
記流体通過孔12と同心状態で連通する中空状プラグ嵌挿
部14を有している。 この中空状プラグ嵌挿部14は前記ホースニップル部13
と一体(別体でもよい。)の筒状部15の内周側において
形成され、筒状部15の同一円周方向の4個所にはそれぞ
れロックボール16を保持するためのテーパ状ロックボー
ル保持孔17が形成されている。 また、筒状部15の外周側にはスリーブ18が配設されて
おり、筒状部15の外周に設けたコイルばね係止部15a
と、スリーブ18の内周に設けたロックボール定着用内向
突出部18aの一方の垂直状側壁18bとの間には圧縮コイル
ばね19が配設されている。また、他方の側壁18cはテー
パ状に形成されている。 この圧縮コイルばね9によって第1図右方向に押され
ているスリーブ18は、筒状部15の先端に設けたストップ
リング21により抜け止めされるが、圧縮コイルばね19を
圧縮させつつスリーブ18を第1図左方向に摺動させた際
には、前記他方のテーパ状側壁18cと筒状部15の外周表
面との間にロックボール16の解放空間が形成されるよう
になっている。 他方、プラグ31は、その中心に軸方向の流体通過孔32
を有し、後部(ソケット11とは反対側)には前記流体通
過孔22と同心状の流体管接続用ねじ部33を有している。
また、前部(ソケット11側)には、前記流体通過孔32と
同心状の筒状ソケット嵌挿部34を有し、このソケット嵌
挿部34の外周には前記ロックボール16が係合するロック
ボール係合溝35が一円周上に設けてある。さらに、前記
筒状ソケット嵌挿部34の先端部分の外周には、当該ソケ
ット嵌挿部34の本体部分の材質(例えば、SS41)よりも
熱膨張係数の大きい材質(例えば、Cu−Zn,Mg)からな
る熱膨張部36が一体的に設けてあり、この実施例におい
てはリング状に形成して嵌合固定されている。また、熱
膨張部36を形成するにあたっては、温度上昇時に膨らむ
ように形状記憶処理した材質(例えば、Ti−Niなど)か
らなるものを用いてもよい。 このような構造の流体継手1のソケット11とプラグ31
とを接続するに際しては、第1図の状態にあるスリーブ
18を圧縮コイルばね19の張力に抗して第1図左方向に摺
動させる。このとき、ロックボール16はスリーブ18のテ
ーパ状側壁18cと筒状部15の外周側との間に形成された
ロックボール解放空間内へ移動自在となるから、この状
態でプラグ31のソケット嵌挿部34とソケット11のプラグ
嵌挿部14とを相互に嵌挿する。この嵌挿状態が完全にな
ると、ロックボール保持孔17とロックボール係合溝35と
が一致する。その状態に達したときスリーブ18から手を
離すか緩めるかすると、圧縮コイルばね19の反発力によ
って当該スリーブ18が図示右方向に移動し、その間テー
パ状側壁18cによってロックボール16がテーパ状ロック
ボール保持孔17内に押し込まれるので、プラグ31に設け
たロックボール嵌合溝35に嵌合し、スリーブ18のロック
ボール定着用内向突出部18aがロックボール16の位置を
規制して、ソケット11とプラグ31とは完全接続の状態と
なる。 この完全接続の状態において、流体通過孔12,32内を
通過する流体の温度が上昇したときには、熱膨張部36が
当該熱膨張部36の熱膨張係数に対応して、あるいは形状
記憶効果に対応して、ソケット嵌挿部34の本体部分より
も熱膨張量あるいは熱変形量が大きくなるので、ソケッ
ト11の筒状部15の内周面と、熱膨張部36を設けたプラグ
31のソケット嵌挿部34の外周面とがより強く密接した状
態となり、あるいはプラグ嵌挿部14お後端14aと熱膨張
部36の先端(図示左側端)との圧接強さが増加した状態
となり、温度が上昇したときでもソケット11とプラグ31
との間でのシール機能を維持ないしは向上させることが
できるようになる。 この接続状態にあるソケット11とプラグ31とを離す場
合には、スリーブ18を図示左方向に摺動させてテーパ状
側壁18cと筒状部15の外周面との間でロックボール解放
空間を形成する。このとき、ロックボール16は前記ロッ
クボール解放空間に向かって容易に移動しうるようにな
るので、ソケット11とプラグ31との引離し操作によって
容易に分離させることができる。 なお、この実施例にあっては、スリーブ18に設けた内
向突出部18aによってロックボール16が定着された完全
接続の状態において、ロックボール16がロックボール係
合溝35の両溝側壁35a,35bに接続している場合を示して
いるが、そのほか、ロックボール16が内向突出部18aの
テーパ状側壁18cによって押圧されていると同時に、ロ
ックボール16がロックボール係合溝35の一方の溝側壁35
aにのみ当接し且つ他方の溝側壁35bおよび溝底壁35cに
は当接していないように寸法決めすることによって、プ
ラグ31は圧縮コイルばね19の反発力によって常にプラグ
嵌挿方向(図示左方向)に押圧された状態となり、熱膨
張部36の先端をプラグ嵌挿部14の後端14aに押圧させた
状態とすることが可能である。 さらにまた、筒状部15の円錐状テーパ面15bとソケッ
ト嵌挿部34の円錐状テーパ面34bとを当接状態として、
ソケット11とプラグ31との調心を容易に行えるようにす
ることも必要に応じて望ましい。 第3図ないし第5図は本発明の他の実施例を示し、こ
の流体継手41は、例えば可燃ガスの供給側に接続される
ソケット(シエルモールド鋳型製造時の火口本体)51
と、可燃ガスの燃焼側となるプラグ(シエルモールド鋳
型製造時の火口チップ)71とからなる。 ソケット(火口本体)51は、その中心に液体通過孔52
を有し、後部には配管接続用のおねじ部53を有し、前部
には前記流体通過孔52と同心状態で連通する中空状プラ
グ嵌挿部54を有している。 この中空状プラグ嵌挿部54は前記おねじ部53と一体
(別体でもよい。)の筒状部55の内周側において形成さ
れ、筒状部55の同一円周方向の4個所にはそれぞれロッ
クボール56を保持するためのテーパ状ロックボール保持
孔57が形成されており、このロックボール保持孔57の前
部側外周は角形状に形成されている。 また、筒状部55の外周側にはスリーブ58が配設され、
筒状部55の外周に設けたコイルばね係止部材55aと、ス
リーブ58の内周に設けたロックボール押圧用内向突出部
58aの一方の垂直状側壁58bとの間には圧縮コイルばね59
が配設されている。また、他方の側壁58cはテーパ状に
形成されていて、前記ロックボール58を押圧するように
なっており、この圧縮コイルばね59によりスリーブ58は
第3図右方向に押され、圧縮コイルばね59を圧縮させつ
つスリーブ58を第3図左方向に摺動させた際には、前記
他方のテーパ状側壁58cと当該スリーブ58の内周面と筒
状部55の外周面との間にロックボール56の解放空間が形
成されている。 さらに、前記流体通過孔52には、弁軸60が摺動自在に
配設されている。この弁軸60の後端には、第5図(a)
にも示すように、弁61がかしめ固定され、前端には、平
板部60aと、流体通過孔52に当接しかつプラグ71の先端
に押圧される円筒部60bとが連続して形成されており、
前記平板部60aの前部には、第5図(b)にも示すよう
に、円筒部60bの中空部分に連続する窓部60cが形成され
ている。前記円筒部60bと流体通過孔52の後端近傍に形
成された環状突出部52aとの間には圧縮コイルばね62が
配設されており、弁軸60は、この圧縮コイルばね62によ
って第3図右方向に付勢され、流体通過孔52の後端は弁
61により閉塞されるようになっている。そして、後期の
ごとくプラグ71をソケット51に接続する際には、弁軸60
が、プラグ71の先端に押圧されて、圧縮コイルばね62を
圧縮させつつ第3図左方向に全体的に摺動することによ
り、第4図に示すように、弁61が流体通過孔52から突出
して、流体継手41の内部を流体が流れ(第4図に仮想線
で示す)るようになっている。 他方、プラフ71は、その中心に軸方向の流体通過孔72
を有し、後部には前記流体通過孔72と同心状の火炎吹出
し口73を有している。また、前部には前記流体通過孔72
と同心状の筒状ソケット嵌挿部74を有し、このソケット
嵌挿部74の外周には前記ロックボール56が係合するロッ
クボール係合溝75が一円周上に設けられている。さら
に、前記筒状ソケット嵌挿部74の先端部分の外周には、
当該ソケット嵌挿部74の本体部分の材質(例えば、SS4
1)よりも熱膨張係数の大きい材質(例えばCu−Zn,Mg)
からなる熱膨張部76が一体に設けられており、この実施
例においてはリング状に形成して嵌合固定されている。
また、熱膨張部76を形成するにあたっては、温度上昇時
に膨らむように形状記憶処理した材質(例えば、Ti−Ni
など)からなるものを用いてもよい。 このような構造の流体継手41のソケット51とプラグ71
とを接続するに際しては、第3図の状態にあるスリーブ
58を圧縮コイルばね59の張力に抗して第3図左方向に摺
動させる。このとき、ロックボール56はスリーブ58のテ
ーパ状側壁58cと当該スリーブ58の内周側と筒状部55の
外周側との間に形成されたロックボール解放空間内へ移
動自在となるから、この状態でプラグ71のソケット嵌挿
部74とソケット51のプラグ嵌挿部54とを相互に嵌挿し、
プラグ71の先端によって弁軸60を押圧して弁61を流体通
過孔52から第4図左方向に突出させて、流体の通路を形
成する。この嵌挿状態が完全になると、ロックボール保
持孔57とロックボール係合溝75とが一致する。この状態
に達したときにスリーブ58から手を離すか緩めるかする
と、圧縮コイルばね59の反発力によって当該スリーブ58
が図示右方向に移動し、その間テーパ状側壁58cによっ
てロックボール56がテーパ状ロックボール保持孔57内に
押し込まれるので、プラグ71に設けたロックボール係合
溝75に係合してロックボール56の位置を規制し、ソケッ
ト51とプラグ71とは完全接続の状態となる。 この完全接続の状態において、流体通過孔52,72内を
通過する可燃ガスが火災を発生して流体継手41の温度が
上昇したときには、熱膨張部76が当該熱膨張部76の熱膨
張係数に対応して、あるいは形状記憶効果に対応して、
ソケット嵌挿部74の本体部分よりも熱膨張量が大きくな
るので、ソケット51の筒状部55の内周面と、熱膨張部76
を設けたプラグ71のソケット嵌挿部74とがより強く密接
した状態となり、あるいはプラグ嵌挿部54の突出後端54
aと熱膨張部76の先端(図示左側端)との圧接強さが増
加した状態となり、温度が上昇したときでも、スリーブ
58のテーパ状側壁58cがロックボール56を常時ロックボ
ール係合部75の方向に押圧していることとあいまって、
ソケット51とプラグ71との間でのシール機能を維持しな
いは向上させることができるようになる。 上述のようにして接続状態としたソケット51とプラグ
71とを離す場合には、スリーブ58を第3図左方向に摺動
させてテーパ状側壁58cとスリーブ58の内周面筒状部55
の外周面との間でロックボール解放空間を形成する。こ
のとき、ロックボール56は前記ロックボール解放空間に
向かって容易に移動しうるようになるので、ソケット51
とプラグ71との引離し操作によって容易に分離させるこ
とができる。 なお、この実施例にあっては、完全接続の状態におい
て、ロックボール56がテーパ状側壁58cによって常に押
圧されていると共に、ロックボール56はロックボール係
合溝75の両側壁75a,75bに接触している場合を示してい
るが、そのほか、ロックボール56が内向突出部58aのテ
ーパ状側壁58cによって押圧されていると同時に、ロッ
クボール56がロックボール係合溝75の一方の溝側壁75a
にのみ当接し且つ他方の溝側壁75bおよび溝底壁75cには
当接していないように寸法を決めることによって、プラ
グ71は圧縮コイルばね59の反発力によって常にプラグ嵌
挿方向(図示左方向)に押圧された状態となるようにす
ることが可能である。 さらにまた、筒状部55の円錐状テーパ面55bとソケッ
ト嵌挿部74の円錐状テーパ面74bとを当接状態として、
ソケット51とプラグ71との調心を容易に行えるようにす
ることは必要に応じて望ましいことである。
以上説明したように、本発明に係る流体継手では、流
体継手を構成するソケットおよびプラグ両部材の接続部
分における少なくともいずれか一方に熱膨張部を設けて
温度の上昇時に当該熱膨張部の熱膨張により両部材間で
のシール機能を維持ないしは向上させるようにしたか
ら、とくに昇温状態において使用する際のシール性能を
良好なものにすることができるという著大なる効果がも
たらされる。
体継手を構成するソケットおよびプラグ両部材の接続部
分における少なくともいずれか一方に熱膨張部を設けて
温度の上昇時に当該熱膨張部の熱膨張により両部材間で
のシール機能を維持ないしは向上させるようにしたか
ら、とくに昇温状態において使用する際のシール性能を
良好なものにすることができるという著大なる効果がも
たらされる。
第1図および第2図はこの発明の一実施例を示す流体継
手を、分離状態および接続状態に夫々分けて示した四半
部縦断側面図、第3図および第4図はこの発明の他の実
施例を示す流体継手を、分離状態および接続状態に夫々
分けて示した四半部縦断側面図、第5図(a)は第3図
および第4図で示した流体継手の弁軸を拡大して示した
四半部縦断拡大側面図、第5図(b)は第5図(a)の
A−A線断面図である。 1,41……流体継手、 11,51……ソケット、 12,52……流体通過孔、 14,54……プラグ嵌挿部、 31,71……プラグ、 32,72……流体通過孔、 34,74……ソケット嵌挿部、 36,76……熱膨張部。
手を、分離状態および接続状態に夫々分けて示した四半
部縦断側面図、第3図および第4図はこの発明の他の実
施例を示す流体継手を、分離状態および接続状態に夫々
分けて示した四半部縦断側面図、第5図(a)は第3図
および第4図で示した流体継手の弁軸を拡大して示した
四半部縦断拡大側面図、第5図(b)は第5図(a)の
A−A線断面図である。 1,41……流体継手、 11,51……ソケット、 12,52……流体通過孔、 14,54……プラグ嵌挿部、 31,71……プラグ、 32,72……流体通過孔、 34,74……ソケット嵌挿部、 36,76……熱膨張部。
Claims (1)
- 【請求項1】流体通過孔を有し且つ当該流体通過孔と略
同心状態で連通する中空状プラグ嵌挿部を有するソケッ
トと、流体通過孔を有し且つ当該流体通過孔と略同心状
態の筒状ソケット嵌挿部を有するプラグとを備え、前記
中空状プラグ嵌挿部内への前記筒状ソケット嵌挿部の相
互嵌挿により前記ソケットとプラグとの接続を可能とし
た流体継手において、前記ソケットの中空状プラグ嵌挿
部の内周側および前記プラグの筒状ソケット嵌挿部の外
周側のうちの少なくともいずれか一方側には、当該プラ
グ嵌挿部本体およびソケット嵌挿部本体よりも温度上昇
時に大きく熱変形して前記ソケットの中空状プラグ嵌挿
部とプラグの筒状ソケット嵌挿部との間を閉塞する熱膨
張部を一体的に嵌合固定したことを特徴とする流体継
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62307757A JPH083358B2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 流体継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62307757A JPH083358B2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 流体継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH023795A JPH023795A (ja) | 1990-01-09 |
JPH083358B2 true JPH083358B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=17972907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62307757A Expired - Lifetime JPH083358B2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 流体継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083358B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0310338Y2 (ja) * | 1984-09-07 | 1991-03-14 |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP62307757A patent/JPH083358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH023795A (ja) | 1990-01-09 |
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