JPH08334015A - 排気ガス浄化用触媒コンバータ - Google Patents
排気ガス浄化用触媒コンバータInfo
- Publication number
- JPH08334015A JPH08334015A JP16280895A JP16280895A JPH08334015A JP H08334015 A JPH08334015 A JP H08334015A JP 16280895 A JP16280895 A JP 16280895A JP 16280895 A JP16280895 A JP 16280895A JP H08334015 A JPH08334015 A JP H08334015A
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- Japan
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- sheet layer
- inorganic
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- Pending
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Abstract
体周囲とシェルとの間をシールすることが出来る排気ガ
ス浄化用コンバータのシール材構造を提供すること。 【構成】 触媒保持体4と触媒保持体の外方を覆うシェ
ル2と、両者の間に配置した無機シート層3からなり、
上記無機シート層3の排ガス接触面には、端部より1〜
10mmの範囲内に無機結合材を含浸し、乾燥すること
により硬化した状態にある。
Description
の排気ガス浄化用コンバータ構造に関し、詳しくは触媒
保持体周囲とシェルとの間に耐久性に優れたシート層が
用いられてなる排気ガス浄化用触媒コンバータに関す
る。
浄化用触媒コンバータにおいては、図1に示すごとき触
媒保持体4と該触媒保持体4の外側を覆う金属製シェル
2と、両者の間に配置した無機シート層3と金属ネット
5よりなるものが知られている。前記触媒保持体4には
白金等の触媒が担持されている。触媒保持体4として
は、例えばその断面をハニカム状に成形したコージェラ
イト担体が用いられている。尚、図1において、符号6
は排気パイプ7の取り付け用フランジである。
カ・アルミナ系セラミックファイバー、未膨張バーミキ
ュライト、無機結合材及び有機弾性物質の混合物をシー
ト状に成形したものである。前記無機シート層3は、シ
ェル2と触媒保持体4との間から排気ガスがリークする
ことを防ぐために用いられている。
年、自動車の高性能化及び各種法規制により排気ガスの
温度が著しく上昇しており、図1に示した従来の触媒コ
ンバータ構造では無機シート層の耐熱性が不足し十分な
シール性を確保する事が困難になってきている。これ
は、排気ガスの熱により前述の無機シート層内に複合し
てあるシリカ・アルミナ系セラミックファイバーが脆化
することと、未膨張バーミキュライトの膨張特性が劣化
することにより、排気ガスの脈圧で無機シート層が風蝕
されるためと考えられる。従って、本発明はかかる問題
点に鑑み、触媒保持体を損傷させることなく、排気ガス
をシールすることができ、かつ耐久性に優れたシート層
が用いられてなる排気ガス浄化用触媒コンバータを提供
するものである。
該触媒保持体の外方を覆うシェルと、両者の間に配置し
た無機シート層よりなる排気ガス浄化用触媒コンバータ
において、前記無機シート層は、排気ガス接触面の端部
から1〜10mmの部分が無機結合材により、硬化され
ていることを特徴とする排気ガス浄化用触媒コンバータ
である。
ニカム状のものを用いる。また、前記触媒保持体は、例
えばコージェライト、アルミナ等により製造される。次
に、前記金属製シェルは、断面が長円形、円形等の筒も
しくは、かかる筒を半割にした物である。
リロナイト、コロイダルアルミナ、コロイダルシリカか
ら選択されるいずれか少なくとも1種であることが必要
である。前記無機結合材は水溶液の状態で前記無機シー
ト層の排気ガス接触面に含浸もしくは塗布して用いられ
る。かかる無機結合材としては、巻き付け性を考慮する
と合成マイカ水溶液が好適である。次に、無機シート層
は、アルミナ、シリカ・アルミナ、ガラス、シリカのグ
ループから選ばれる1種以上の繊維材料を用いて、繊維
単独もしくはその他の無機及び有機材料との複合により
なることが好ましい。本発明では、シリカ・アルミナ繊
維と未膨張バーミキュライトを主成分とし、無機結合材
及び有機弾性物質を複合した無機シートを用いており、
この無機シート層において、排気ガス接触面の端部から
1〜10mmの範囲内が無機結合材により硬化されてい
ることを特徴としている。ここで、無機結合材での硬化
処理範囲が1mm未満の場合には、耐風蝕性の向上が難
しく、逆に10mmを超えると、組み付け性を著しく損
なうことになる。
おいて、触媒保持体と金属シェルの間には無機シート層
が設けられており、かかる無機シート層において、排気
ガス接触面の端部から1〜10mmの範囲内に無機結合
材を含浸したのち、80℃×12Hr乾燥することによ
り硬化した状態にある。更に、前記無機結合材は300
〜600℃の温度域で焼結することにより、無機シート
層内のシリカ・アルミナ繊維同士の交点を固定するた
め、無機シート層の風蝕を抑制することができる。
体を損傷させることなく、排気ガスをシールすることが
できる排気ガス浄化用コンバータのシール材構造を提供
するものである。
ンバータにつき、図2を用いて説明する。図2に示すご
とく、本例の排気ガス浄化用コンバータ1は、触媒保持
体4と該触媒保持体4の外方を覆う金属シェル2とのク
リアランスに、無機シート層3及び金属ネット5が設置
されている。ここで、上記無機シート層はシリカ・アル
ミナ系セラミックファイバーと未膨張バーミキュライト
を主成分とする膨張性シートであり、排ガス接触面には
端部より5mmの範囲内にコロイダルシリカを含浸し、
硬化した状態にある。尚、上記触媒保持体はコージェラ
イトよりなり、φ100の円筒で断面が格子状のハニカ
ム体である。
る。上記に示す本例の排気ガス浄化用コンバータのシー
ル材構造において、排気ガス温度が900℃以上でのエ
ンジンベンチテスト(300Hr)を実施した結果、無
機シート層3には風蝕跡が見られず、触媒保持体4の損
傷及び排気ガスの漏れ形跡はなく良好な結果であった。
ガス浄化用コンバータにつき、図3を用いて説明する。
図3に示すごとく、本例の排気ガス浄化用コンバータ1
は、触媒保持体4と該触媒保持体4の外方を覆う金属シ
ェル2とのクリアランスに、無機シート層3が設置され
ている。ここで、上記無機シート層はシリカ・アルミナ
系セラミックファイバーと未膨張バーミキュライトを主
成分とする膨張性シートであり、排ガス接触面には端部
より10mmの範囲内にコロイダルシリカを含浸し、硬
化した状態にある。尚、上記触媒保持体はコージェライ
トよりなり、φ100の円筒で断面が格子状のハニカム
体である。
る。上記に示す本例の排気ガス浄化用コンバータのシー
ル材構造において、排気ガス温度が900℃以上でのエ
ンジンベンチテスト(300Hr)を実施した結果無機
シート層3には風蝕跡が見られず、触媒保持体4の損傷
及び排気ガスの漏れ形跡はなく良好な結果であった。
図。
成図
図
成図
成図
Claims (1)
- 【請求項1】 触媒保持体と、該触媒保持体の外方を覆
うシェルと、両者の間に配置した無機シート層よりなる
排気ガス浄化用触媒コンバータにおいて、前記無機シー
ト層は、排気ガス接触面の端部から1〜10mmの部分
が合成マイカ、モンモリロナイト、コロイダルアルミ
ナ、コロイダルシリカから選択されるいずれか少なくと
も1種の無機結合材により硬化されていることを特徴と
する排気ガス浄化用触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16280895A JPH08334015A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 排気ガス浄化用触媒コンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16280895A JPH08334015A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 排気ガス浄化用触媒コンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08334015A true JPH08334015A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15761621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16280895A Pending JPH08334015A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 排気ガス浄化用触媒コンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08334015A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001020734A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-23 | Ibiden Co Ltd | 排気ガス浄化用触媒コンバーター |
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-
1995
- 1995-06-05 JP JP16280895A patent/JPH08334015A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050322 |
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