JPH08333867A - 壁 - Google Patents

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Publication number
JPH08333867A
JPH08333867A JP16832695A JP16832695A JPH08333867A JP H08333867 A JPH08333867 A JP H08333867A JP 16832695 A JP16832695 A JP 16832695A JP 16832695 A JP16832695 A JP 16832695A JP H08333867 A JPH08333867 A JP H08333867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
wall
tiles
mortar
joint material
Prior art date
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Pending
Application number
JP16832695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Morita
好晶 森田
Yukishige Yamashita
幸茂 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tostem Corp
Original Assignee
Tostem Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tostem Corp filed Critical Tostem Corp
Priority to JP16832695A priority Critical patent/JPH08333867A/ja
Publication of JPH08333867A publication Critical patent/JPH08333867A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熟練を要せずに施工が容易にでき、しかもモ
ルタルを用いた在来工法のものと同様の質感、防火性お
よび耐久性等が得られる壁を提供する。 【構成】 壁下地材1と、この壁下地材1に取付けられ
るタイル5と、これらタイル5間の目地11に詰められ
る目地材8とを備え、上記目地材8がモルタルを主原料
とする混練物を押出成形した未硬化成形体からなる。従
って、壁を施工する場合には、押出し成形された未硬化
成形体からなる目地材8を目地11に詰めればよく、熟
練を要せずに施工が容易にでき、しかもモルタルを用い
た在来工法のものと同様の質感、防火性および耐久性等
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物などにおける壁
に係り、特に目地材を改良することにより質感および施
工性の向上等を図った壁に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の外壁などに適用される壁として
は、壁下地材にタイルを取付け、これらタイル間の目地
に目地材であるモルタルを詰めて仕上げられる壁が一般
に知られている。この場合、上記モルタルは、セメント
に砂および水を加えて混練してなる。このモルタルを適
量ずつコテで、いわゆる塗り目地工法や一本目地工法な
どにより目地に詰め、仕上げを行う。しかしながら、こ
のような在来工法からなる壁においては、施工に手間お
よび熟練を要するという問題点がある。
【0003】そこで、このような問題点を解消するため
に、上記目地材としてゴムや合成樹脂からなる弾性を有
する乾式の定形シーリング材を用いるようにしたものが
提案されるている(実開昭59−147832号公報等
参照)。このような壁においては、目地に定形シーリン
グ材を圧縮嵌挿すればよいため、施工が容易で熟練を要
しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記壁
においては、目地材がゴムや合成樹脂からなっているた
め、質感が得られず、防火性および耐久性等にも劣ると
いう欠点がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、熟練を要せずに
施工が容易にでき、しかもモルタルを用いた在来工法の
ものと同様の質感、防火性および耐久性等が得られる壁
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の壁は、壁下地材と、この壁下地材に取
付けられるタイルと、これらタイル間の目地に詰められ
る目地材とを備え、上記目地材がモルタルを主原料とす
る混練物を押出成形した未硬化成形体からなることを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の壁は、壁下地材と、この壁
下地材に取付けられるタイルと、これらタイル間の目地
に詰められる目地材とを備え、上記目地材がモルタルを
主原料とする混練物を押出成形した複数列一体形状の未
硬化成形体からなり、この未硬化成形体の各列を切離し
て上記目地に詰めてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の壁によれば、壁下地材にタイル
を取付け、これらタイル間の目地に、モルタルを主原料
とする混練物を押出成形した未硬化成形体からなる目地
材を詰めればよい。このため、熟練を要せずに施工が容
易にでき、しかもモルタルを用いた在来工法のものと同
様の質感、防火性および耐久性等が得られる。
【0009】請求項2記載の壁によれば、壁下地材にタ
イルを取付け、これらタイル間の目地に、モルタルを主
原料とする混練物を押出成形した複数列一体形状の未硬
化成形体からなる目地材を一列ずつ切離して詰めればよ
い。このため、熟練を要せずに施工が容易にでき、しか
もモルタルを用いた在来工法のものと同様の質感、防火
性および耐久性等が得られる。また、上記目地材は複数
列一体形状に押出成形されているため、運搬および取扱
いが容易である。
【0010】なお、上記未硬化成形体は、原料の混練機
および混練物の押出成形機を用いることにより施工現
場、工場等何れの場所でも容易に製造することが可能で
ある。例えば工場生産にすることにより品質の安定化や
コストの低減等が図れる。また、上記目地材をタイル間
の目地に詰める手段としては、例えばコテ、角材、棒
材、指等が適用可能である。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0012】本発明を外壁に適用した一実施例を示す図
1において、1は建物の間柱2に固定具である例えば釘
3で取付けられる壁下地材で、この壁下地材1は例えば
押出成形セメント板からなっている。上記固定具として
は、釘以外にネジやリベット等が適用可能である。上記
壁下地材1の上下縁部には壁下地材1同士を上下方向に
接合するための係合部4a,4bが形成され、壁下地材
1の表面にはタイル5を取付けるための水平方向に連続
した突条部6a,6bが上下方向に所定の間隔(ピッ
チ)で平行に形成されている。上記突条部6a,6b
は、タイル5を係止するために斜め上向きに形成された
突条部6aと、この突条部6aの下側に斜め下向きに形
成された突条部6bとからなっている。
【0013】一方、上記タイル5は、例えば押出成形し
た粘土等を焼固めてなる煉瓦調のタイル(煉瓦タイルと
もいう)からなっている。このタイル5は所定の厚さを
有する長方形板状に形成され、タイル5の裏面には上記
突条部6a,6bが係合する凹部7a,7bが形成され
ている。また、タイル5の上下縁部には、後述する目地
材8による固定強度を高めるための溝9が形成されてい
る。上記タイル5は、裏面の凹部7a,7bを上記壁下
地材1の突条部6a,6bに係合させて係止されと共
に、接着剤10で固定される。
【0014】そして、隣接するタイル5間の目地(隙
間)11には、乾燥硬化性材料であるモルタルを主原料
とする混練物を押出成形した未硬化成形体からなる目地
材8が詰められる。この目地材8の原料として、モルタ
ル、メチルセルロース、遅延剤、粘土および水が、モル
タル12.5Kg、メチルセルロース40g、遅延剤2
0g、粘土400gおよび水1.75リットルの配合割
合(1回の使用量)で用いられる。メチルセルロース
は、目地材8の乾きを防止すると共に押出成形を容易に
するための湿潤剤として用いられる。遅延剤は、目地材
8の硬化時間を調整するために用いられる。粘土は、目
地材8の粘りおよび弾力性を得るために用いられる。
【0015】上記配合割合の原料を混練機で混練し、こ
の混練物(成形材料)を図3に示すような押出成形機1
2により押出成形して未硬化成形体からなる湿式の目地
材8を得る。この押出成形機12は、筒状のケーシング
13を有し、このケーシング13内には一端に図示しな
い駆動部を有するスクリュー14が設けられている。ま
た、ケーシング13の一端には混練物投入ホッパー15
が設けられ、ケーシング13の他端には押出口16aを
有する成形型(ダイ)16が取付けられている。
【0016】そして、上記成形型16によって複数(図
示例では5つ)の山を連ねたような複数列一体形状の未
硬化成形体からなる目地材8が押出成形されるように構
成されている。この場合、目地11の幅や取扱い易さ等
を考慮して未硬化成形体の各列の幅wは10mm程度、
厚さtは10mm程度、長さdは460mm程度とされ
ている。また、未硬化成形体の各列は、目地11に挿入
し易いように上面8aの幅waが7mm程度とされ、厚
さ方向略中間部から上面8aに向って漸次幅狭になるよ
うにテーパ8bが形成されている。
【0017】上記未硬化成形体からなる目地材8を上記
タイル5間の目地11に詰める場合には、図1ないし図
2に示すように未硬化成形体からなる目地材8を乗せ板
17上に乗せ、その各列をコテ、ナイフ、薄板、糸等の
適宜の切離手段を用いて切離し、上面8aが目地11に
臨むように横転させ、例えばコテ(目地コテ)18で目
地11内に詰め込み、表面が平になるように仕上げれば
よい。この場合、上記乗せ板17上に金属製等の薄板1
9を設け、この薄板19の前縁部をタイル5の上縁部に
乗せることにより、薄板19をガイドとして目地材8を
目地11に容易に詰めることが可能になり、施工性の向
上が図れる。タイル5間の目地11に詰められた目地材
8は、モルタルを主原料とするため、自然乾燥により硬
化してタイル5間を強固に結合する。なお、上記目地材
8をタイル5間の目地11に詰める手段としては、コテ
18以外に例えば角材、棒材、指等が適用可能である。
【0018】このように構成された外壁の施工方法とし
ては、壁下地材1にタイル5を取付ける工程と、これら
タイル5間の目地11に、モルタルを主原料とする混練
物を押出成形した複数列一体形状の未硬化成形体からな
る目地材8を一列ずつ切離す工程と、切離された目地材
8をコテ18等で目地11に詰める工程とから構成され
る。そして、上記外壁によれば、壁下地材1にタイル5
を取付け、これらタイル5間の目地11に、モルタルを
主原料とする混練物を押出成形した複数列一体形状の未
硬化成形体からなる目地材8を一列ずつ切離してコテ1
8等で詰めればよい。このため、熟練を要せずに施工が
容易にでき、しかもモルタルを用いた在来工法のものと
同様の質感、防火性および耐久性等が得られる。
【0019】目地材8を未硬化状態でタイル5間の目地
11に詰めるので、タイル5の変形、形状のバラツキに
容易に追随させることができ、その結果、目地11内で
硬化した目地材8とタイル5との間に生じ易い隙間の発
生を防止することができ、防水性の向上が図れる。ま
た、タイル5間の目地11に目地材8をしっかりと詰め
ることができるため、目地材8自体は勿論のこと、壁下
地材1に取付けられているタイル5も落下し難くなり、
耐久性および安全性の向上が図れる。
【0020】また、上記目地材8は複数列一体形状の未
硬化成形体として押出成形されているため、運搬および
取扱いが容易である。また、未硬化成形体の各列は、厚
さ方向略中間部から上面に向って漸次幅狭になるように
テーパ8bが形成されているため、目地11に挿入し易
く、施工性の更なる向上が図れる。なお、上記未硬化成
形体は、原料の混練機および混練物の押出成形機12を
用いることにより施工現場、工場等何れの場所でも容易
に製造することができ、例えば工場生産にすることによ
り品質の安定化やコストの低減等が図れる。
【0021】上記実施例では、目地材8を複数列一体形
状の未硬化成形体として押出成形した一例が示されてい
るが、目地材8としては一列ないし一本の未硬化成形体
からなっていてもよい。このような未硬化成形体を得る
には、例えば図4に示すような成形型16を押出成形機
12に取付ければよい。この成形型16は、図3に示す
ように横並びに連続した押出口16aを有するものと異
なり、横並びに独立した押出口16aを有している。こ
の成形型16を用いることにより、分離独立した複数本
の未硬化成形体からなる目地材8を得ることができる。
なお、成形型としては、目地材8を複数本ではなく、一
本だけ押出成形するように構成されていてもよい。
【0022】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変形
等が可能である。例えば、上記実施例では本発明を外壁
に適用した場合が説明されているが、本発明は内壁にも
適用可能である。また、目地材の断面形状としては、上
記実施例に限定されるものではなく、例えば三角形、多
角形、円形、楕円形、蒲鉾形等であってもよい。また、
上記実施例における目地材の原料および配合割合は、一
例に過ぎず、気候、製造場所或いは使用場所等に応じて
適宜設定される。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0024】(1)請求項1記載の壁によれば、壁下地
材にタイルを取付け、これらタイル間の目地に、モルタ
ルを主原料とする混練物を押出成形した未硬化成形体か
らなる目地材を詰めればよいため、熟練を要せずに施工
が容易にでき、しかもモルタルを用いた在来工法のもの
と同様の質感、防火性および耐久性等が得られる。
【0025】(2)請求項2記載の壁によれば、壁下地
材にタイルを取付け、これらタイル間の目地に、モルタ
ルを主原料とする混練物を押出成形した複数列一体形状
の未硬化成形体からなる目地材を一列ずつ切離して詰め
ればよいため、熟練を要せずに施工が容易にでき、しか
もモルタルを用いた在来工法のものと同様の質感、防火
性および耐久性等が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】目地材の使用方法を説明するための斜視図であ
る。
【図3】目地材の押出成形機を示す斜視図である。
【図4】目地材の押出成形機に使用される成形型の変形
例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 壁下地材 5 タイル 8 目地材 11 目地 18 コテ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁下地材と、この壁下地材に取付けられ
    るタイルと、これらタイル間の目地に詰められる目地材
    とを備え、上記目地材がモルタルを主原料とする混練物
    を押出成形した未硬化成形体からなることを特徴とする
    壁。
  2. 【請求項2】 壁下地材と、この壁下地材に取付けられ
    るタイルと、これらタイル間の目地に詰められる目地材
    とを備え、上記目地材がモルタルを主原料とする混練物
    を押出成形した複数列一体形状の未硬化成形体からな
    り、この未硬化成形体の各列を切離して上記目地に詰め
    てなることを特徴とする壁。
JP16832695A 1995-06-09 1995-06-09 Pending JPH08333867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16832695A JPH08333867A (ja) 1995-06-09 1995-06-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16832695A JPH08333867A (ja) 1995-06-09 1995-06-09

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JPH08333867A true JPH08333867A (ja) 1996-12-17

Family

ID=15865972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16832695A Pending JPH08333867A (ja) 1995-06-09 1995-06-09

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JP (1) JPH08333867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170088790A (ko) * 2017-07-15 2017-08-02 현성현 결합 가능한 타일과 레일 판

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