JPH08332334A - エアフイルタ - Google Patents

エアフイルタ

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Publication number
JPH08332334A
JPH08332334A JP16457095A JP16457095A JPH08332334A JP H08332334 A JPH08332334 A JP H08332334A JP 16457095 A JP16457095 A JP 16457095A JP 16457095 A JP16457095 A JP 16457095A JP H08332334 A JPH08332334 A JP H08332334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
filter medium
bypass
frame body
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16457095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Nihei
一幸 仁平
Mitsutoshi Suzuki
光俊 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Mahle Filter Systems Japan Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mahle Filter Systems Japan Corp filed Critical Mahle Filter Systems Japan Corp
Priority to JP16457095A priority Critical patent/JPH08332334A/ja
Publication of JPH08332334A publication Critical patent/JPH08332334A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 枠体にろ材を張設しないバイパス部を設け、
そのバイパス部を可撓性の板状弁体で閉じるエアフイル
タとして、弁体の開弁時期を遅らせて未処理空気の通過
を抑制する一方、ろ材の寿命末期に弁を開き風量不足等
の不具合を防ぐ。 [構成] 合成樹脂製の枠体1の中央部にろ紙又は不織
布からなる波付けろ材3を張設すると共に両側部には区
画壁1cで仕切られたろ材3のないバイパス部2を設
け、区画壁1cの上部には棚状の受け片5を設け、各バ
イパス部2の上面にゴム製肉薄な板状弁体4を配設し、
その一側縁部を枠体1の端壁1bに取付ける一方、自由
な他側縁部を受け片5で保持し、使用時に弁体4が風圧
を受けても妄りに開かず、ろ材の目詰まりが進行して使
用限度に近ずき、ろ材前後の圧力差が高まった時期に自
由側縁部が受け片5を一気に乗り越えてバイパス部2を
開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車や事務室,家庭
の空気調和装置等に用いられるエアフイルタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車では居住性をよくするた
めに空気案内ダクトの内部に空気取入れ側からブロア
ー,エアフイルタ,エバポレータ等を順次に配設し、ブ
ロアーの作動により取入れ口を通じ外気及び室内空気を
取入れ、これをフイルタで浄化し、後側のエバポレータ
で冷却(又は加熱)して所望温度の空気を車室内に送る
ようにしている。
【0003】そして、フイルタとしては、合成樹脂製
(ナイロン,ポリプロピレン等)の枠体の全面に、一連
のろ紙又は不織布を波付け加工したろ材を張設したもの
と、枠体の一部(主に両側部)に所要広さの窓孔からな
るバイパス部を設け、一定の外気を処理しないまま通す
ようにしたものが広く用いられている。
【0004】しかし、前者では取入れ空気の全体を浄化
するので好ましいが、目詰まりが早く、風量不足やブロ
アモータの過負荷現象を招く一方、後者ではろ材の目詰
まりが進行しても、上記のような不具合は生じないが、
使用当初から浄化されない空気がそのまま流れるという
不都合がある。
【0005】そこで、本出願人は枠体のバイパス部に可
撓性の板状弁体を開閉自在に取付けて、通路を閉塞し未
処理空気の流入を抑制するようにしたものを先に特願平
6−87440号として提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記出願に
係るエアフイルタでは、エアフイルタの使用当初におい
ては、取入れ空気の全量が浄化されるが、板状弁体は先
端が支持されず片持ち状態になっているため、ろ材の目
詰まりが進行し、フイルタの前側(空気取入れ側)と後
側(取出し側)の圧力差が10mmAqないし20mmAq程度
になると弁体が徐々に開き始めてしまい、ろ材になおろ
過能力が残っている状態で浄化されない空気を通すこと
になり、ダスト混在による不具合を招く恐れがある。
【0007】したがって、この発明は枠体にろ材を張設
しないバイパス部を設け、そのバイパス部を板状弁体で
閉じるエアフイルタとして、弁体の開弁時期を遅らせて
未処理空気の通り抜けを抑制すると共にろ材のろ過能力
の活用を図る一方、ろ材の使用限度に近づいた時期に弁
を開いて風量不足等の不具合の発生を防ぐことを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的のもとにこの発
明は、合成樹脂製の枠体に波付けろ材を張設すると共に
枠体内の一部にろ材の存在しない窓孔からなるバイパス
部を設け、バイパス部の入口側を可撓性の板状弁体で閉
じるようにしたエアフイルタにおいて、上記板状弁体の
一側縁部を枠体の端壁又は区画壁に取付ける一方、自由
な他側縁部を枠体中に設けた受け片で保持するようにし
たことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下、図1ないし図5を参照してこの発明の
実施例につき説明する。図1において1はフイルタの骨
格をなす長方形状の枠体であって、ナイロン,ポリプロ
ピレン,ポリエチレン等の合成樹脂からなり、その一部
(図では左右両側部)には所要広さの窓孔からなるバイ
パス部2が区画壁1cにより形成され、両端壁1bは後
述の板状弁体の肉厚分だけ長手側壁1aより低くなさ
れ、又、区画壁1cのバイパス部2に露出する面には、
上面から弁体の肉厚分程度内側の位置に一連又は間欠的
の棚状の受け片5(幅0.5 mmないし1mm ,高さ2 mmない
し5mm 程度)が枠体1の幅方向に設けられている。
【0010】3はろ材で、一連のろ紙又は不織布を波付
け加工して形成され、枠体1の射出成形時に二つの区画
壁1cの間に位置するように金型中にセットされ、その
周囲部は枠体1の長手側壁1a及び区画壁1cの樹脂中
に埋込む状態に一体に固着されている。
【0011】そして、各バイパス部2の上側には、耐熱
性,耐寒性,耐侯性を備えたシリコンゴム,クロロプレ
ンゴム,アクリルゴム等で作られ、長さがバイパス部2
の内のり長さにほぼ等しく、幅がバイパス部2の内のり
幅に端壁1bの厚さを加えたものにほぼ同じで、厚さが
0.3 mmないし1mm 程度の可撓性の板状弁体4が配設さ
れ、その一側縁部は図2のように接着手段により取付け
られ、自由な他側縁部は区画壁1cに設けた受け片5に
よって保持されていて、バイパス部2の入口は板状弁体
4で閉じられている。
【0012】上記フイルタは板状弁体4が空気の取入れ
側に向くようにダクト又はケース中に収容されて使用さ
れるが、その際、両側のバイパス部2は板状弁体4によ
り閉じられているので、取入れ空気は専らろ材3を横切
り浄化されて室内側に流れていく、そして、板状弁体4
の自由な他側縁部が区画壁1cの受け片5で保持されて
いるため、弁体4はすぐには開くことなく、バイパス部
2の閉じられた状態が持続され、ろ材3の目詰まりがか
なり進み、フイルタの前側と後側の圧力差が50mmAq程
度になった時期、即ちろ材3の使用限度に近づいた時期
に板状弁体4の自由側縁部が図2の点線のように受け片
5を一気に乗り越えてバイパス部2を開くことになり、
そこから一定量の空気を通して風量不足やブロアモータ
の過負荷の発生を防ぐ。
【0013】なお、板状弁体4の取付けに当たっては、
上記のように接着手段によることなく、図3のように弁
体4の一側縁部に複数のきの子状の下向き突起4aを設
けて、これを枠体の端壁1bに形成した凹所に嵌め込む
ようにしてもよく、又は図4のように枠体の端壁1bの
上面に複数の突起6を設ける一方、弁体4には複数の小
孔を設け、それらの小孔を端壁1b上の突起6に嵌め、
かつその上から抑止部材7を係合させて弁体側縁部を挟
着するようにしてもよい。更に図5のように両側のバイ
パス部2を一つにし、その上側中央部の幅方向に一つの
杆状の受け片5を架設すると共に二つの板状弁体4を並
設し、それらの一側縁部を枠体の端壁1b又は区画壁1
c上に取付け、自由側縁部を中央の受け片5に保持させ
るようにしてもよい。
【0014】又、図示の例では板状弁体4を枠体1と面
一にして体裁良好なものを示したが、弁体4は肉薄なも
のなので、枠体1からはみ出すようにしても差支えな
く、その弁体4は厚さの均一なものでなく翼状断面のも
のとしてもよく、更にろ材3はその周囲部を枠体1に一
体に埋込むように固着したものを示したが、ろ材3の周
囲に別の壁材を取付けた上で枠体1に嵌め合せるように
してもよく、そして、バイパス部2の設定位置は処理空
気の流れを妨げないところであれば、図示のように側部
でなくてもよい。その場合には、板状弁体4の一側縁部
を取付けるのは枠体の端壁1bでなく、受け片5を備え
たものとは別の区画壁になる。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、合成樹脂製の
枠体に波付けろ材を張設すると共に枠体内の一部にろ材
の存在しないバイパス部を設け、バイパス部の入口側を
可撓性の板状弁体で閉じるようにしたエアフイルタとし
て、板状弁体の一側縁部を枠体の端壁又は区画壁に取付
ける一方、自由な他側縁部を受け片で保持するようにし
たので、フイルタの前側と後側において一定の圧力差が
生じるまで、即ちろ材が使用限度に近づくまで、バイパ
ス部を板状弁体により閉じ状態に維持することができ、
浄化されない空気が通り抜けるのを極力抑制することが
できると同時にろ材のろ過能力を充分に利用することが
でき、その一方でろ材の目詰まりが進行した時点での風
量不足やブロアの過負荷現象を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアフイルタの斜視図。
【図2】図1のX−X線に沿った断面図。
【図3】板状弁体の取付け状態の変更例を示す図2と同
様の断面図。
【図4】板状弁体の取付け状態の他の変更例を示す図2
と同様の断面図。
【図5】板状弁体を二つ並設した例の図2と同様の断面
図。
【符号の説明】
1 枠体 1a 側壁 1b 端壁 1c 区画壁 2 バイパス部 3 ろ材 4 板状弁体 5 受け片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の枠体に波付けろ材を張設す
    ると共に枠体内の一部にろ材の存在しない窓孔からなる
    バイパス部を設け、バイパス部の入口側を可撓性の板状
    弁体で閉じるようにしたエアフイルタにおいて、上記板
    状弁体の一側縁部を枠体の端壁又は区画壁に取付ける一
    方、自由な他側縁部を枠体中に設けた受け片で保持する
    ようにしたことを特徴とするエアフイルタ。
JP16457095A 1995-06-08 1995-06-08 エアフイルタ Pending JPH08332334A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16457095A JPH08332334A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 エアフイルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16457095A JPH08332334A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 エアフイルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08332334A true JPH08332334A (ja) 1996-12-17

Family

ID=15795686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16457095A Pending JPH08332334A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 エアフイルタ

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JP (1) JPH08332334A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210009722A (ko) * 2019-07-17 2021-01-27 조한재 집진장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210009722A (ko) * 2019-07-17 2021-01-27 조한재 집진장치

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