JPH08331B2 - 板材のかえりなし剪断装置 - Google Patents

板材のかえりなし剪断装置

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JPH08331B2
JPH08331B2 JP1214094A JP21409489A JPH08331B2 JP H08331 B2 JPH08331 B2 JP H08331B2 JP 1214094 A JP1214094 A JP 1214094A JP 21409489 A JP21409489 A JP 21409489A JP H08331 B2 JPH08331 B2 JP H08331B2
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正夫 村川
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は板材のかえりなし剪断装置に関するものであ
る。
〔従来の技術及びその技術的課題〕
板材の剪断装置として、上刃として直線刃を用いこれ
を水平に対し或る角度の傾きを持って上下させるギロチ
ンカット方式のものが汎用されているが、剪断時のブレ
ークスルーによる騒音が激しい点、ねじれ、曲り、キャ
ンバ等の変形が大きい点、また、かえり(バリ)が生ず
るため精度が悪い点に問題があった。
他の剪断装置として、片側の刃物として円弧状の刃物
を用い、これを他側の刃物の上でころがり運動させるこ
とで剪断を行うローリングシャー方式のものも知られて
いる。この方式はギロチンカット方式の欠点である騒音
の低下と、変形の減少の点では効果がある。しかし、こ
の装置でもかえりの発生を解消することができないとい
う問題があった。
本発明は前記のような問題点を解消するために創案さ
れたもので、その基本的な目的は、比較的簡単にしかも
低荷重で板材をかえり無しに高精度剪断することがで
き、しかも小型で簡単な構造の板材のかえりなし剪断装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、フレームのベッド
側に直線刃を固定すると共に、これと対峙する関係で昇
降自在な直線刃を設け、前記直線刃の板厚方向前方には
駆動手段にヒンジ機を介して吊持されたスキッドを設
け、該スキッドに一方が円弧状刃、他方が傾斜直線刃か
らなる上下一組の主刃物機構を設け、前記円弧状刃を取
付けたスキッドとフレームの端部板厚方向に刃物にころ
がり運動軌跡を与えるための直線状ガイド機構を設けた
構成としたものである。
前記駆動手段としては油圧シリンダとクランク・カム
があり、前者の場合には、主刃物機構のスキッドに板材
の通過を許容する開口を設け、そのスキッドの開口位置
に円弧状刃と傾斜直線刃を取付ける構成とするのが単一
の駆動手段で所期の目的を達成できる点から好適であ
る。
後者の場合には、クランクとカムにそれぞれスキッド
を吊持させ、円弧状刃を取付けた側のスキッドをカムと
直線状ガイド機構を介してころがり運動軌跡が与えるよ
うにし、傾斜直線刃を取り付けた側のスキッドをクラン
クで動かすように構成する。
なお、本発明において、「円弧状刃」は近似楕円状刃
を含むものである。
〔作用〕
本発明においては、板材を剪断するにあたり、上下一
組の直線刃B1,B2からなる固定刃物機構と、一方が円弧
状刃A1,他方が傾斜直線刃A2からなる上下一組の主刃物
機構Aとを用い、固定刃物機構Bで板材Wを挾持した状
態で第1段階として主刃物機構Aの円弧状刃A1によるこ
ろがり剪断により板材Wに喰込みを入れ、第2段階とし
て喰込み側と反対側の傾斜直線刃A2により板幅方向で逐
次的に仕返しを行うことで全厚を剪断する。このため、
切断長さ幅の大きな板材を、低荷重条件下で、低騒音
で、かつ返りを生じさせずに精密剪断することができ
る。
すなわち、第1段階の喰込みを直線刃ではなく円弧状
刃A1を用いたローリングカットシャーで行うため低荷重
を実現できる上に、第2段階での切り返しも固定刃に対
する水平直線刃でなく傾斜直線刃A2により剪断が板幅方
向で逐次的に行われるため、2工程の全切断ストローク
にわたり低荷重で足りることになる。このため、たとえ
ば3〜4mといった板幅(切断長)の板材を4〜5トンと
いった低荷重で返りなし剪断することが可能になる。
しかも、円弧状刃A1を取付けたスキッドとフレームの
端部板厚方向に刃物にころがり運動軌跡を与えるための
直線状ガイド機構10を設けている。ガイド機構として曲
線状ガイドを用いた場合には、加工精度として高いもの
を要するためコストアップを招いたり、摩耗時の修正が
困難となる。しかも、かえりなし剪断を行う場合には、
種々の材料の厚さに応じて刃物の下死点位置を調節する
必要がある。その場合に、曲線ガイドでは刃物のヒンジ
部(ピンジョイント部)の転がり剪断時における軌跡と
ガイド溝間にズレが生じ、その結果、刃物の剪断過程が
本来のころがり剪断軌跡と厳密には相違したものとなり
易く、刃物の下死点精度が悪化するとともに、円弧状刃
が水平方向にすべり、刃物の寿命に悪影響が出る。
これに対し、本発明のように直線状ガイド機構10を採
用すれば、前記第1段階において板厚に応じた種々の刃
物下死点位置d1,d2,d3(通常使用時の下死点位置)が選
ばれるときにも、直線状ガイドとスキッド5のヒンジ点
(ピン位置)は常に一致しており、したがって、刃物の
水平方向滑りが起こらないという利点が得られる。しか
も、ガイド機構自体の製作コスト、保守コストも低減す
ることができる。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図ないし第15図は駆動手段として油圧シリンダを
使用した本発明装置の実施例を示している。
第1図と第2図において、1は基床に据付けられるフ
レームで上面に平坦なベッドを有し、この上で板材Wが
送られるようになっている。3はフレーム1に立設され
たクラウンであり、該クラウン3の天井部には第1図に
示すように、2本の油圧シリンダ4a,4bが所定の間隔を
おいて取付けられている。
それら油圧シリンダ4a,4bは、第4図と第6図のよう
に、取付け座とピンとを含むヒンジ機構40により首振り
可能となっている。各油圧シリンダ4a,4bのピストンロ
ッド41a,41bは下方に伸び、スキッド(スライド)5を
ヒンジ機構42a,42bにより揺動可能に吊持している。そ
れらヒンジ機構42a,42bは、たとえば第4図と第6図の
ように、ピストンロッド41a,41bに固定したヨーク420
と、該ヨーク420とスキッド5の上端部を貫くピン421
と、ピン421の外周とスキッドの穴間に配した球面滑り
軸受422とを備えている。
前記スキッド5は、第1図と第5図に示すように、ク
ラウン側からフレーム側に到る高さを持ち、中間部に板
材Wの幅を超える大きさの窓孔状の開口50が設けられて
いる。このスキッド5の開口位置に主刃物機構Aがねじ
等により取替え可能に固定されている。
主刃物機構Aは、上刃として刃部に所要の曲率を有す
る円弧状刃A1が用いられ、下刃として所定のシャー角度
を持つ傾斜直線刃A2が用いられ、それら円弧状刃(上
刃)と傾斜直線刃(下刃)A1、A2は刃部が開口50内に突
出するように固定されている。
スキッド5の長手方向両側に対応するフレーム上に
は、溝形断面をなす板厚方向ガイド7a,7bが設けられて
おり、スキッド5はそれら板厚方向ガイド7a,7bに両側
端縁部の動きが拘束されないように嵌められる。またス
キッド5は板厚方向のガタツキなしに昇降されるように
なっている。
そしてスキッド5の背後には、第1図と第3図及び第
5図に示すように板押さえ8が配されている。そして、
板押さえ8は両側が板厚方向ガイド7a,7bに接して設け
た保持枠80内に配され、スプリング81により上部に押上
げられた状態で油圧シリンダ82a,82bが同板押えを圧下
することにより、ワークWを固定するようになってい
る。なお、板押えは常態においてスプリング81の作用に
より板材Wと所定のすき間を形成するように構成されて
いる。
この板押さえ8部の下部には、固定刃機構Bの一方で
ある直線刃(上刃)B1が交換可能に取付けられている。
そして、この直線刃(上刃)B1に対峙する関係位置のフ
レーム側には、対をなす直線刃(下刃)B2が固定されて
いる。前記直線刃(上刃)B1と前記傾斜直線刃A2間、ま
た直線刃(下刃)B2と前記円弧状刃A1間にはそれぞれ微
小なクリアランスが形成されるようになっている。
そしてさらに、スキッド5の長手方向一端部の板厚方
向とフレーム1との間には、上刃としての円弧状刃A1
ころがり運転軌跡を創成するための直線状ガイド機構10
が設けられている。
直線状ガイド機構10は、第1図と第6図のように、フ
レーム1の上縁部に取付け座100を設け、これに転動子1
01を回転可能に取付ける一方、スキッド5の表面にはボ
ルトにより溝プレート102を固定し、この溝プレート102
に前記転動子101が転接する直線状ガイド溝103を形成し
ている。なお、転動子101と溝プレート102は取付ける相
手が逆でもよい。
第7図は直線状ガイド機構10を分解状態で示してお
り、スキッド5の端部前面に直線状ガイド溝103を形成
したプレート102をねじ111で固定し、これにフレーム側
の転動子101を嵌め込むようにしている。
曲線状刃が直線刃の下刃の上で滑りなしの剪断をする
条件は、第9図のように、剪断中下刃剪断長さdxと曲
線状刃の転がり長さdsとが等しいことである。このdx
とdsにより、曲線状刃が円弧の一部であるときには、
刃物上のa点はサイクロイド線軌跡をなし、下記の方程
式が成り立つ。なお、第9図のc,d,e点はbfを4等分す
る点である。
x=Rθ−Rsinθ y=R(1−cosθ) サイクロイド線を直線y=axに変更すると、y=ax
はサイクロイド線の割線であり、下記の方程式が成立す
る。
y=ax ……(1) x=Rθ−Rsinθ ……(2) y=R(1−cosθ) ……(3) s=Rθ ……(4) ここで、 x,y:a点(刃物の端点)の座標値 R:曲線状刃の半径R(x,y) θ:a点とRの中心点を結んだ線と垂直線とのなす角度 s:曲線状刃の曲線長さでSmaxは直線刃の長さと同じにな
る。
したがって、この方程式を満たすように曲線刃の形状
(y=f(x))を求めればよく、これは前記方程式を
コンピュータにインプットし、Xの値を定めてRの値を
計算することで容易に出すことができ、その場合、曲線
刃の形状は第9図のように近似楕円となる。そこで、第
9図に示す刃物の各点に対する剪断中の運動軌跡を示す
と第10図のようになる。したがって、この第10図から、
油圧シリンダ4a,4bのストロークの制御の仕様を決定
し、あるいは後記するメカ式駆動におけるカムの形状を
決定すればよい。
なお、主刃物機構Aは、第1図ないし第6図のように
上刃が円弧状刃A1である場合に限定されない。すなわ
ち、上記と逆に、上刃を傾斜直線刃A2とし、下刃を円弧
状刃A1としてもよい。下刃が円弧状刃A1の場合には、ス
キッド5の下側とフレーム間に前記した直線ガイド機構
10を配置すればよい。
第11図は刃物駆動源として油圧を採用した場合の制御
系を示している。第11a図は固定刃機構Bを示してい
る。第11図において、符号12は油圧回路12であり、油圧
ポンプを含む油圧発生装置120と、これからの吐出路に
設けたアキュムレータ121と、アキュムレータ121からの
油路125に接続され、圧力油を油圧シリンダ4a,4bにそれ
ぞれ導きストロークを制御するためのサーボ弁122a,122
bと、サーボ弁122a,122bの下流に配されたロッキング弁
123a,123bとを有している。
ロッキング弁123a,123bは刃物の下降を急停止させる
安全弁であり、サーボ弁122a,122bのシリンダポートと
接続された2位置切換弁1230と、これを動かす電磁式2
位置切換弁1231とを備えており、電磁式2位置切換弁12
31にはサーボ弁122a,122bの上流側から分岐路126により
油圧が導かれている。
第12図は前記油圧回路を使用した剪断制御を示してい
る。コンピュータ13には予め板材の材質、板厚等に応じ
た最適ストロークプログラムが構築され、このコンピュ
ータ13からの信号が2系統のD/A変換器130a,130bで電圧
に変換されてサーボ増幅器131a,131bに送られ、ここで
電流値に変換されてサーボ弁122a,122bの電磁部に送ら
れ、これにより制御された油圧流量がそれぞれの油圧シ
リンダ4a,4bに送られ、ストロークS1、S2を後記する第1
5図で例示するように制御し、前記直線状ガイド機構10
との協働作用により円弧状刃に希望するころがり運動を
与える。
このときのストロークS1、S2は位置検出器14a,14bに
よりコンピュータ13にフィードバックされ、偏差を補正
するようになっている。位置検出器14a,14bは距離を電
気量に変換し得るものであればリニアスケールなどどの
ようなものでもよく、たとえば、ヒンジ機構42のピン42
1に検出子を取付け、クラウン側に本体を取付けるよう
な構成をとればよい。
第16図ないし第20図は刃物駆動源としてメカ式のもの
を採用した実施例を示している。
この実施例では、主刃物機構Aとして上刃に傾斜状直
線刃A2が、下刃として円弧状刃A1が用いられている。
この実施例の場合、クラウン3の上に複数本の回転軸
15a,15b,15cが横架されている。第1の回転軸15aは駆動
軸であり、モータ16とクラッチを含む伝導機構17により
回転され、その運動が回転軸15b,15cに歯車系18で伝達
されるようになっている。
下位の回転軸15cは端部にブレーキ150を有すると共
に、中間部にはクランク機構11a,11bと、それより外側
にカム19a,19bおよびカム220が取付けられている。前記
クランク機構11a,11bはヒンジ機構2a,2bにより第1のス
キッド5に取付けた上刃としての傾斜直線刃A2を吊持し
ている。
カム19a,19bは、円弧状刃A1に前記第14図(但し天地
が逆である)のようなころがり運動を与えることができ
るように、たとえば18図(a)で示すような所定の形状
に作られており、第17a図のごとく、それらカム19a,19b
に接するフォロア20a、20bはプレート200に取付けられ
ている。そして、プレート200には第2のスキッド5′
をヒンジ機構42a,42bを介して吊持するロッド43a,43bが
連結され、そのロッド43a,43bの途中には、喰込み量制
御のためのねじ式などのオーバーラップ調整機構21a,21
bが設けられている。ヒンジ機構42a,42bは第17b図に示
されており、それは前記第4図および第6図に示した構
造と同じようなものとなっている。
そして、第2のスキッド5′の長手方向一側端部に
は、前記した直線状ガイド機構10が設けられている。こ
の直線状ガイド機構10としては、前記第6図と第7図に
示した構造のものが用いられる。
また、クラウン3には油圧ポンプ22が設けられてお
り、カム220には油圧ポンプ22のピストン225先端がスプ
リング226を介して接し、駆動されたカム220によりピス
トン225が下降して油圧ポンプ22から圧油を吐出するよ
うになっており、その吐出油はクラウン側に固定した材
料押さえ用シリンダ23a,23bに送られるようになってい
る。
材料押さえ用シリンダ23a,23bはピストンに固定刃物
機構Bの片側としての直線刃(下刃)B1が取付けられて
おり、これをスプリング24に抗して押し下げ、板材Wに
接してこれを固定するようになっている。
なお、第19図と第20図はカム駆動方式での2つのカム
19a,19bとヒンジ点の運動曲線を示している。第19図に
おいて、C線は刃物上のヒンジ点cの運動曲線、H線は
カム駆動時のロッド43aの端点hの軌跡、E線は刃物上
のヒンジ点eの運動曲線、I線はカム駆動時のロッド43
bの端点iの軌跡である。
〔実施例の作用〕
次に実施例の使用方法と作用を説明する。
まず、刃物駆動源として油圧を採用した場合を説明す
る。
板材Wはフレームのベッド上に配され、このときスキ
ッド5は半部がベッド側に位置するが、開口50があるた
め板材Wはこれを貫いて伸びている。
次いで、たとえば第12図のような制御系により油圧シ
リンダ4a,4bにそれぞれ第15図(a)(b)のようなス
トロークS1、S2を与える。この際、まず、油圧シリンダ
82a,82bのピストンロッドが下方に伸びることにより材
料押さえ8が下降して、第13図(a)のように固定刃物
機構Bの直線刃(上刃)B1とフレーム側の直線刃(下
刃)B2とで板材Wを減圧弁431を介して可変圧力をもっ
て挾持固定する。
この状態では主刃物機構Aの円弧状刃(上刃)A1は、
第14図(a)の状態にあり、これが初期位置である。つ
いで、油圧シリンダ4aと油圧シリンダ4bとの逆方向作動
が始まり、それにより第14図(a)〜(e)のように上
刃としての円弧状刃A1が固定刃物機構Bの下刃(直線
刃)B2の上でころがり運動を行うため、第13図(b)
(e)のように、板材Wに喰込みが入れられる。
すなわち、まず油圧シリンダ4a側の伸長により上刃と
しての円弧状刃A1は左端側が板材の板厚プラス数ミリの
位置に到り、なおも下がって剪断が開始され(第15図
)、次いで油圧シリンダ4a側が短縮されると同時に油
圧シリンダ4bが伸ばされることでころがり切込みが継続
し(第15図)、右側が板材Wに食い込んで第1段階
が完了する(第15図)。そして、油圧シリンダ4b側が
短縮されることで初期位置に戻る。
このときの上刃としての円弧状刃A1のころがり運動
は、スキッド5の板厚方向の直線状ガイド機構10により
制御される。すなわち、本実施例では、フレーム側の転
動子101がスキッド前面の直線状ガイド溝103に添って動
くことによりコントロールされる。また、喰込み深さ
は、サーボ弁122a,122bとロッキング弁123a,123bとによ
る油圧シリンダ4a,4bへの油圧制御で精密に制御するこ
とができる。
次いで、初期位置から両油圧シリンダ4a,4bは同時に
短縮側に作動され、これによりスキッド5が上昇するた
め、第13図(c)(f)のように、主刃物機構Aの下刃
としての傾斜直線刃A2が傾斜したまま上昇して板材Wに
接し、第2段階として前記喰込み線Cと同位置を、固定
刃物機構Bの直線刃(上刃)B1とで下側から切り返す。
これによる上下抜き的なメカニズムで板材Wは剪断され
ることになり、したがってバリのない平滑な切り口とな
る。
この切り返し行程において、下刃としての傾斜直線刃
A2は水平に対して所定の角度を持っているため、刃は板
材Wの全幅に同時に接触するのでなく、傾斜の最も高い
位置にある刃部分が板材Wと幅方向端に接する。第11図
や第1図では板材Wの幅方向左端に刃部分が接して切り
返し始め、スキッド5の上昇と共に逐次切り返し位置が
右方に移動してゆく。従って、この切り返し行程も低荷
重で行うことができる。
第13図(d)は剪断完了状態であり、ついで、スキッ
ド5が上死点に到り、最後にスキッド5は再び下降し第
13図(a)の初期位置に戻る。次に油圧シリンダ82a,82
bを初期位置に戻すことにより板押さえ8はスプリング8
1の作用により上昇し、直線刃(上刃)B1が板材Wから
離れる。これで剪断の1サイクルが完了する。この油圧
駆動式は薄物など精度の要求される場合に好適である。
なお、主刃物機構Aにおいて下刃として円弧状刃A2
用いた場合には、前記の場合と天地を逆にしたころがり
軌跡を描いて喰込みないし切り返しが行われる。
次に、駆動手段としてクランクとカムを用いた場合の
剪断状況を説明する。
この場合にはクランク機構11a,11bにより上刃として
の傾斜直線刃A2が動かされ、カム19a,19bにより下刃と
しての円弧状刃A1が動かされる。第1段階として円弧状
刃A1が板材Wに逐次的に喰込み、次いで傾斜直線刃A2
下降して喰込み線位置を逐次的に切返すことで剪断が行
われる。
駆動軸としての第1の回転軸15aが駆動すれば、歯車
系18により第3の回転軸15cが回転し、カム220により油
圧ポンプ22が作動して材料押さえシリンダ23a,23bが作
動し、それにより第18図(a)のように固定端物機構B
の直線刃(上刃)B1が下がり、直線刃(下刃)B2とで板
材Wを押さえる。次いで、2つのカム19a,19bにより、
初期姿勢にあった円弧状刃(下刃)A1は剪断開始側で上
方に動き、直線刃(上刃)B1の下で上に転がりながら所
要喰込み量だけ剪断する。これが第18図(b)の状態で
ある。
これが終わると円弧状刃(下刃)A1は初期姿勢へと移
動し、その間、同時に傾斜直線刃(上刃)A2がクランク
機構11a,11bにより所定角度状態を維持しながら下方に
移動してくる。これにより第18図(d)のように、傾斜
直線刃A2が前段の喰込み線Cに沿って前記実施例の場合
と同じように板材Wの幅方向一端から他端へと逐次的に
切返し剪断を行ない、板材の分離が完了する。これによ
り先の実施例と同じくかえりなしの切り口が低荷重条件
で剪断される。
材料分離後、傾斜直線刃A2と円弧状刃A1とも初期位置
に戻り、停止する。それとともにピストン225の押圧が
解除され、スプリング226で戻されるため、固定端物機
構Bの直線刃(上刃)B1は板材Wの挾持を解く。これで
1サイクルが完了する。
なお、本発明による薄板のかえりなし剪断は、3段階
剪断でも行うことができる。この場合には、たとえば、
固定刃物機構Bの直線刃B1と直線刃B2で板材Wを挾持固
定した状態で、第1段階として円弧状刃A1が直線刃B2
上でころがり運動を行うことで、板材Wに分離を生じさ
せない程度の喰込みを入れる。次いで、第2段階とし
て、今度は傾斜直線刃A2によって第1段階での喰込み線
と同位置を反対面から逐次的に切り返す。この切り返し
深さは板材を分離させない程度に制御する。次いで第3
段階として、再びスキッド5を下降させて円弧状刃A1
直線刃B2の上でころがり運動させ、これにより第1段階
での喰込み線位置を切返す。これで板材Wは分離され
る。
この方法は、2段階剪断に比べて、円弧状刃A1と直線
刃B2とのクリアランス、および傾斜直線刃A2と直線刃B1
とのクリアランスを大きく取ることができ、したがっ
て、薄板をきれいにかえり無し剪断することができる利
点がある。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、フレーム1のベッド側
に直線刃B2を固定すると共に、これと対峙する関係で昇
降自在な直線刃B1を設け、前記直線刃B1,B2の板厚方向
前方には駆動手段にヒンジ機を介して吊持されたスキッ
ドを設け、該スキッドに一方が円弧状刃A1、他方が傾斜
直線刃A2からなる上下一組の主刃物機構Aを設け、前記
円弧状刃A1を取付けたスキッドとフレーム1の端部板厚
方向に刃物にころがり運動軌跡を与えるための直線状ガ
イド機構10を設けたため、固定刃B1,B2で板材Wを挾持
した状態で第1段階として主刃物機構Aの円弧状刃A1
よるころがり剪断により板材Wに板幅方向で逐次的に喰
込みを入れ、第2段階として喰込み側と反対側の傾斜直
線刃A2により板幅方向で逐次的に切返しを行うことで全
厚が剪断される。このため、ローリングカットシャーの
基本効果すなわち剪断時のブレークスルーがなく騒音を
低下でき、ストロークを小さくできるため高速化を図る
ことができ、ねじれ、キャンバ、横曲り(シャーボウ)
等の変形を少なくすることができる効果ことに加え、剪
断上難問となっていたかえりを解消し、精度の良好な剪
断面に加工することができる。
しかも、第1段階の喰込みと第2段階の切り返しを、
ともに低荷重で行うことができるため駆動系も簡易なも
のとなり、低コストで幅の広い(切断長の長い)板材を
精度の良好な剪断面に加工できるというすぐれた効果が
得られる。
しかも、円弧状刃A1を取付けたスキッドが、端部板厚
方向に配された直線状ガイド機構10を介してころがり運
動軌跡が与えられるように構成されているため、ガイド
機構を簡単化で低コストなものとすることができると共
に、ガイドがフレーム幅方向に突出しないためこの面で
も小型化を図ることができ、全体として装置を小型で安
価なものとすることができる。また、直線状ガイド機構
10であるため円弧状刃A1の水平方向すべりが解消され、
刃物寿命を長くすることができ、さらにガイド機構の製
作や調整も容易、安価となり、下死点位置精度も良好と
なるなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の剪断装置の第1実施例を示す正面図で
ある。 第2図は同じくその側面図である。 第3図は第1図X−X線に沿う断面図である。 第4図は第1図XI−XI線に沿う断面図である。 第5図は第1図XII−XII線に沿う断面図である。 第6図は第1図XIII−XIII線に沿う断面図である。 第7図は本発明における直線状ガイド機構の実施例を分
解状態で示す斜視図である。 第8図は直線状ガイド機構とを用いたときの剪断下死点
の変化とガイドとの関係を示す線図である。 第9図は直線状ガイドと刃物形状との関係を示す線図で
ある。 第10図は直線状ガイド機構を用いた場合の刃物上の各点
の座標値を示す線図である。 第11図は第1実施例の駆動系を含む全体を示す説明図で
ある。 第11a図は固定刃物機構の概要を示す説明図である。 第12図は第11図の実施例の制御系を例示するブロック図
である。 第13図(a)〜(f)は第1実施例による剪断過程を示
す断面図である。 第14図(a)〜(e)は第1段階における円弧状刃の動
きを示す正面図である。 第15図(a)(b)は第14図の動きを得るためのシリン
ダストロークを例示する線図である。 第16図は本発明装置の第2実施例を示す正面図である。 第17a図は第16図におけるカムの斜視図である。 第17b図はヒンジ機構の斜視図である。 第17c図は油圧ポンプの駆動機構を示す正面図である。 第18図(a)〜(d)は第2実施例における剪断過程を
示す断面図である。 第19図は第2実施例のロッドとヒンジ点の運動曲線を示
す線図である。 第20図は第19図の軌跡に対応する装置各点を示す説明図
である。 1……フレーム、4a,4b……油圧シリンダ、5,5′……ス
キッド、10……直線状ガイド機構、11a,11b……クラン
ク機構、19a,19b……カム、50……開口、101……転動
子、103……直線状ガイド溝、A……主刃物機構、A1
…円弧状刃、A2……傾斜直線刃、B……固定刃物機構、
B1……直線刃、B2……直線刃、W……板材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム1のベッド側に直線刃B2を固定す
    ると共に、これと対峙する関係で昇降自在な直線刃B1
    設け、前記直線刃B1,B2の板厚方向前方には駆動手段に
    ヒンジ機を介して吊持されたスキッドを設け、該スキッ
    ドに一方が円弧状刃A1、他方が傾斜直線刃A2からなる上
    下一組の主刃物機構Aを設け、前記円弧状刃A1を取付け
    たスキッドとフレームの端部板厚方向に刃物にころがり
    運動軌跡を与えるための直線状ガイド機構10を設けたこ
    とを特徴とする板材のかえりなし剪断装置。
  2. 【請求項2】駆動手段が油圧シリンダ4a,4aであり、主
    刃物機構Aのスキッド5が板材の通過を許容する開口50
    を有し、そのスキッドの開口位置に円弧状刃A1と傾斜直
    線刃A2が取付けられている請求項1に記載の板材のかえ
    りなし剪断装置。
  3. 【請求項3】駆動手段がクランク11a,11bとカム19a,19b
    であり、それらクランク11a,11bとカム19a,19bにそれぞ
    れスキッド5,5′が吊持され、円弧状刃A1を取付けた側
    のスキッド5′がカム19a,19bと直線状ガイド機構10を
    介してころがり運動軌跡が与えられるようになっている
    請求項1に記載の板材のかえりなし剪断装置。
  4. 【請求項4】直線状ガイド機構10が、スキッドの幅方向
    端部に設けた直線状ガイド溝103と、フレーム1に取り
    付けられ前記直線状ガイド溝103に嵌まる転動子101とか
    らなっている請求項1に記載の板材のかえりなし剪断装
    置。
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