JPH08331603A - ３次元映像用シャッタ装置 - Google Patents
３次元映像用シャッタ装置Info
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- JPH08331603A JPH08331603A JP7131388A JP13138895A JPH08331603A JP H08331603 A JPH08331603 A JP H08331603A JP 7131388 A JP7131388 A JP 7131388A JP 13138895 A JP13138895 A JP 13138895A JP H08331603 A JPH08331603 A JP H08331603A
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- Japan
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- signal
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2213/00—Details of stereoscopic systems
- H04N2213/008—Aspects relating to glasses for viewing stereoscopic images
Landscapes
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モニタ側の装置やモニタと眼鏡との間の配線
を必要としないで、３次元画像を鑑賞できる３次元映像
用シャッタ装置を提供する。 【構成】 受光された映像が電気信号に変換される受光
センサ１と、映像以外の外光成分が除去されて同期信号
成分として垂直同期信号が抽出される同期信号分離回路
２と、垂直同期信号が発生するたびに遅延回路４への出
力が反転される切換回路３と、処理による遅延を含めた
合計遅延時間が１フィールドとなるように調整されてシ
ャッタ駆動回路５に信号が出力される遅延回路４と、シ
ャッタ駆動回路の信号により右目用と左目用のシャッタ
が映像と同期して遮断と透過とを交互に繰返すシャッタ
眼鏡６のシャッタ手段とから構成され、これらの回路と
部品はシャッタ眼鏡６の筐体内に格納されている。
を必要としないで、３次元画像を鑑賞できる３次元映像
用シャッタ装置を提供する。 【構成】 受光された映像が電気信号に変換される受光
センサ１と、映像以外の外光成分が除去されて同期信号
成分として垂直同期信号が抽出される同期信号分離回路
２と、垂直同期信号が発生するたびに遅延回路４への出
力が反転される切換回路３と、処理による遅延を含めた
合計遅延時間が１フィールドとなるように調整されてシ
ャッタ駆動回路５に信号が出力される遅延回路４と、シ
ャッタ駆動回路の信号により右目用と左目用のシャッタ
が映像と同期して遮断と透過とを交互に繰返すシャッタ
眼鏡６のシャッタ手段とから構成され、これらの回路と
部品はシャッタ眼鏡６の筐体内に格納されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は３次元映像用シャッタ装
置に関し、特にテレビジョン等に映し出されるフィール
ド順次方式（右目の映像と左目の映像を交互に出力する
方式）の鑑賞のための３次元映像用シャッタ装置に関す
る。
置に関し、特にテレビジョン等に映し出されるフィール
ド順次方式（右目の映像と左目の映像を交互に出力する
方式）の鑑賞のための３次元映像用シャッタ装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来フィールド順次方式の映像を鑑賞す
るためには、大きく分けて２つの方法があった。
るためには、大きく分けて２つの方法があった。
【０００３】第１の方法は、ディスプレイの前に偏光面
の切換わる液晶パネルを配置するなどの方法で、映像自
身の奇数次画面と偶数次画面のそれぞれに異なる面の偏
光をかけ、それぞれの偏光面に対応した偏光フィルタを
右目と左目に被せた眼鏡（偏光眼鏡）を鑑賞者が装着し
て映像を鑑賞する。
の切換わる液晶パネルを配置するなどの方法で、映像自
身の奇数次画面と偶数次画面のそれぞれに異なる面の偏
光をかけ、それぞれの偏光面に対応した偏光フィルタを
右目と左目に被せた眼鏡（偏光眼鏡）を鑑賞者が装着し
て映像を鑑賞する。
【０００４】図３は、偏光を利用した３次元画像の鑑賞
方式の模式図で、（ａ）はモニタ関連の受信と液晶の偏
光駆動回路のブロック構成図を、（ｂ）は偏光眼鏡を、
（ｃ）は液晶パネルの偏光面の変化の状態を示す。受信
回線３０１で受信された映像信号はモニタ３３に入力さ
れるとともに０／Ｅ分離回路３１を経て偏光駆動回路３
２に送られ映像の奇数次と偶数次との切換えに同期させ
て、液晶パネル３４の偏光面を（ｃ）に示すごとく切換
える。従って偏光眼鏡３５を装着した鑑賞者は片方の目
では奇数次の画像を、他方の目では偶数次の画像を見る
こととなり、３次元の画像を鑑賞できる。
方式の模式図で、（ａ）はモニタ関連の受信と液晶の偏
光駆動回路のブロック構成図を、（ｂ）は偏光眼鏡を、
（ｃ）は液晶パネルの偏光面の変化の状態を示す。受信
回線３０１で受信された映像信号はモニタ３３に入力さ
れるとともに０／Ｅ分離回路３１を経て偏光駆動回路３
２に送られ映像の奇数次と偶数次との切換えに同期させ
て、液晶パネル３４の偏光面を（ｃ）に示すごとく切換
える。従って偏光眼鏡３５を装着した鑑賞者は片方の目
では奇数次の画像を、他方の目では偶数次の画像を見る
こととなり、３次元の画像を鑑賞できる。
【０００５】第２の方法は、モニタに入力される映像信
号から奇数次と偶数次の同期信号を分離し、この信号に
基づいて右目と左目の各々に対応したシャッタを遮蔽と
透過とに切換え、このシャッタを被せた眼鏡（シャッタ
眼鏡）を鑑賞者が装着して映像を鑑賞する。
号から奇数次と偶数次の同期信号を分離し、この信号に
基づいて右目と左目の各々に対応したシャッタを遮蔽と
透過とに切換え、このシャッタを被せた眼鏡（シャッタ
眼鏡）を鑑賞者が装着して映像を鑑賞する。
【０００６】図４は、シャッタを利用した３次元画像の
鑑賞方式のブロック構成図である。受信回線４０１で受
信された映像信号はモニタ４３に入力されるとともに０
／Ｅ分離回路４１を経てシャッタ駆動回路に送られ映像
の奇数次と偶数次との切換えに同期させて、４４ａ、４
４ｂに示すごとくシャッタ眼鏡４４の右と左のシャッタ
を交互に開閉させる。従って鑑賞者は片方の目では奇数
次の画像を、他方の目では偶数次の画像を見ることとな
り、３次元の画像を鑑賞できる。
鑑賞方式のブロック構成図である。受信回線４０１で受
信された映像信号はモニタ４３に入力されるとともに０
／Ｅ分離回路４１を経てシャッタ駆動回路に送られ映像
の奇数次と偶数次との切換えに同期させて、４４ａ、４
４ｂに示すごとくシャッタ眼鏡４４の右と左のシャッタ
を交互に開閉させる。従って鑑賞者は片方の目では奇数
次の画像を、他方の目では偶数次の画像を見ることとな
り、３次元の画像を鑑賞できる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これらの方法では以下のような欠点があった。
これらの方法では以下のような欠点があった。
【０００８】第１の方法では、眼鏡は単純な構造の軽い
もので済むが、出力映像に偏光をかけるための、かなり
大がかりな装置が必要となる。
もので済むが、出力映像に偏光をかけるための、かなり
大がかりな装置が必要となる。
【０００９】第２の方法では、映像信号により作動する
シャッタ駆動回路とシャッタ眼鏡を結ぶコードが必要と
なる。コードに代えて赤外線等を利用して無線で同期信
号を伝送する方法が最近おこなわれるようになったが、
やはり発信機となる同期分離のための回路に映像信号を
入力させる手間が残っている。
シャッタ駆動回路とシャッタ眼鏡を結ぶコードが必要と
なる。コードに代えて赤外線等を利用して無線で同期信
号を伝送する方法が最近おこなわれるようになったが、
やはり発信機となる同期分離のための回路に映像信号を
入力させる手間が残っている。
【００１０】本発明の目的は、以上のような欠点を克服
して、モニタ側の装置やモニタと眼鏡との間の配線を必
要としないで、３次元画像を鑑賞できる３次元映像用シ
ャッタ装置を提供することにある。
して、モニタ側の装置やモニタと眼鏡との間の配線を必
要としないで、３次元画像を鑑賞できる３次元映像用シ
ャッタ装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の３次元映像用シ
ャッタ装置は、右目用の映像と左目用の映像を交互に出
力するフィールド順次方式の３次元映像を見るためのシ
ャッタ眼鏡のシャッタを駆動するシャッタ装置におい
て、右目と左目とに対応してそれぞれに写る映像の遮蔽
と透過とを光学的に切換えることが可能なシャッタ手段
と、映像出力装置に映し出される映像光を受光して電気
信号に変換する受光手段と、受光手段の電気信号から、
映像出力装置に映し出される映像の同期信号成分を分離
する同期信号分離回路と、同期信号分離回路で分離され
た同期信号の出力に対応して、シャッタ手段の遮蔽と透
過とを右目と左目とに対して交互に切換える信号をシャ
ッタ手段に出力するシャッタ駆動回路と、を有する。
ャッタ装置は、右目用の映像と左目用の映像を交互に出
力するフィールド順次方式の３次元映像を見るためのシ
ャッタ眼鏡のシャッタを駆動するシャッタ装置におい
て、右目と左目とに対応してそれぞれに写る映像の遮蔽
と透過とを光学的に切換えることが可能なシャッタ手段
と、映像出力装置に映し出される映像光を受光して電気
信号に変換する受光手段と、受光手段の電気信号から、
映像出力装置に映し出される映像の同期信号成分を分離
する同期信号分離回路と、同期信号分離回路で分離され
た同期信号の出力に対応して、シャッタ手段の遮蔽と透
過とを右目と左目とに対して交互に切換える信号をシャ
ッタ手段に出力するシャッタ駆動回路と、を有する。
【００１２】また、受光手段と、同期信号分離回路と、
シャッタ駆動回路とが、シャッタ手段を装着した同一眼
鏡筐体内に実装されていてもよく、同期信号分離回路に
は、映像の同期信号成分として垂直同期信号を抽出する
同期信号抽出回路と、垂直同期信号が発生するたびに出
力信号を反転させる切換回路と、切換回路のからの入力
のタイミングを遅延させてシャッタ駆動回路に出力する
遅延回路とを有していてもよい。
シャッタ駆動回路とが、シャッタ手段を装着した同一眼
鏡筐体内に実装されていてもよく、同期信号分離回路に
は、映像の同期信号成分として垂直同期信号を抽出する
同期信号抽出回路と、垂直同期信号が発生するたびに出
力信号を反転させる切換回路と、切換回路のからの入力
のタイミングを遅延させてシャッタ駆動回路に出力する
遅延回路とを有していてもよい。
【００１３】
【作用】受光手段では受光された映像が電気信号に変換
され、同期信号分離回路では受光手段から入力した電気
信号から同期信号を分離し、シャッタ駆動回路では同期
信号分離回路で分離された同期信号の出力に対応して、
シャッタ手段の遮蔽と透過とを右目と左目とに対して交
互に切換える信号をシャッタ手段に出力し、シャッタ手
段ではシャッタ駆動回路からの信号によって右目と左目
とに対応してそれぞれに写る映像の遮蔽と透過とを光学
的に切換える。
され、同期信号分離回路では受光手段から入力した電気
信号から同期信号を分離し、シャッタ駆動回路では同期
信号分離回路で分離された同期信号の出力に対応して、
シャッタ手段の遮蔽と透過とを右目と左目とに対して交
互に切換える信号をシャッタ手段に出力し、シャッタ手
段ではシャッタ駆動回路からの信号によって右目と左目
とに対応してそれぞれに写る映像の遮蔽と透過とを光学
的に切換える。
【００１４】受光手段と、同期信号分離回路と、シャッ
タ駆動回路とが、シャッタ手段を装着した同一眼鏡筐体
内に実装されている３次元映像用シャッタ装置では３次
元映像を表示する装置にはなにも付加することなく、映
像の鑑賞者が本発明の３次元映像用シャッタ装置を備え
た眼鏡を装着するだけで、良好な３次元映像を鑑賞する
ことができる。
タ駆動回路とが、シャッタ手段を装着した同一眼鏡筐体
内に実装されている３次元映像用シャッタ装置では３次
元映像を表示する装置にはなにも付加することなく、映
像の鑑賞者が本発明の３次元映像用シャッタ装置を備え
た眼鏡を装着するだけで、良好な３次元映像を鑑賞する
ことができる。
【００１５】同期信号分離回路に、同期信号抽出回路
と、切換回路と、遅延回路とを有している３次元映像用
シャッタ装置では、映像以外の外光成分が除去されて同
期信号成分として垂直同期信号が抽出され、切換回路で
は垂直同期信号が発生するたびに遅延回路への出力が反
転され、遅延回路では処理による遅延を含めた合計遅延
時間が１フィールドとなるように調整されてシャッタ駆
動回路に信号が出力されることが可能となるので、信号
の遅延による障害が排除でき、鑑賞者は良質な映像出力
装置の３次元映像を鑑賞できる。
と、切換回路と、遅延回路とを有している３次元映像用
シャッタ装置では、映像以外の外光成分が除去されて同
期信号成分として垂直同期信号が抽出され、切換回路で
は垂直同期信号が発生するたびに遅延回路への出力が反
転され、遅延回路では処理による遅延を含めた合計遅延
時間が１フィールドとなるように調整されてシャッタ駆
動回路に信号が出力されることが可能となるので、信号
の遅延による障害が排除でき、鑑賞者は良質な映像出力
装置の３次元映像を鑑賞できる。
【００１６】映像出力装置に表示される映像を感知して
シャッタの開閉を行なうので、映像出力装置にはシャッ
タ開閉のための装置は必要がないので費用の増加がな
く、装置も小型にでき、鑑賞者側だけの簡単な装置によ
って３次元映像が鑑賞可能となる。
シャッタの開閉を行なうので、映像出力装置にはシャッ
タ開閉のための装置は必要がないので費用の増加がな
く、装置も小型にでき、鑑賞者側だけの簡単な装置によ
って３次元映像が鑑賞可能となる。
【００１７】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は、本発明の３次元映像を鑑賞するた
めのシステムの実施例を示すブロック構成図である。本
実施例では同図中点線で囲まれた部分の受光センサ１か
らシャッタ駆動回路５に至る回路や構成部品は総て液晶
シャッタを有するシャッタ眼鏡６の眼鏡フレーム内に電
源を含めて埋め込まれており、鑑賞者はこの眼鏡を着用
し、眼鏡のスイッチを入れ、図中のモニタの方を向くだ
けで３次元映像を鑑賞することができる。
て説明する。図１は、本発明の３次元映像を鑑賞するた
めのシステムの実施例を示すブロック構成図である。本
実施例では同図中点線で囲まれた部分の受光センサ１か
らシャッタ駆動回路５に至る回路や構成部品は総て液晶
シャッタを有するシャッタ眼鏡６の眼鏡フレーム内に電
源を含めて埋め込まれており、鑑賞者はこの眼鏡を着用
し、眼鏡のスイッチを入れ、図中のモニタの方を向くだ
けで３次元映像を鑑賞することができる。
【００１８】受光センサ１の前面には、不図示の受光レ
ンズが装着されており、眼鏡６の装着者が見ている方向
の空間の輝度を検知することができる。受光センサ１で
検知される光成分には、モニタ７が発する映像信号以外
に本装置に不必要な外光成分も多く含まれているため、
同期信号を分離検出するためには幾つかの電気的処理が
必要とされる。
ンズが装着されており、眼鏡６の装着者が見ている方向
の空間の輝度を検知することができる。受光センサ１で
検知される光成分には、モニタ７が発する映像信号以外
に本装置に不必要な外光成分も多く含まれているため、
同期信号を分離検出するためには幾つかの電気的処理が
必要とされる。
【００１９】図２は図１の点線で囲まれた受光センサ１
からシャッタ駆動回路５に至る回路や構成部品の回路図
である。まず不必要な外光成分を除去するために直流成
分の除去を行なう。増幅器を中心に構成される電流電圧
変換回路２１には、入力側と出力側に直流成分負帰還回
路２２が接続されている。即ち、電流電圧変換回路２１
の出力は直流成分負帰還回路２２に入力されて、その電
圧レベルに応じてトランジスタ２３がコントロールさ
れ、受光センサ１からの電流出力の直流成分のみが抜き
とられる。このトランジスタ２３のベースには直流成分
のみに作用するように抵抗とコンデンサで構成されるロ
ーパスフィルタが接続されている。この作用の結果とし
て直流成分が抑制される。
からシャッタ駆動回路５に至る回路や構成部品の回路図
である。まず不必要な外光成分を除去するために直流成
分の除去を行なう。増幅器を中心に構成される電流電圧
変換回路２１には、入力側と出力側に直流成分負帰還回
路２２が接続されている。即ち、電流電圧変換回路２１
の出力は直流成分負帰還回路２２に入力されて、その電
圧レベルに応じてトランジスタ２３がコントロールさ
れ、受光センサ１からの電流出力の直流成分のみが抜き
とられる。このトランジスタ２３のベースには直流成分
のみに作用するように抵抗とコンデンサで構成されるロ
ーパスフィルタが接続されている。この作用の結果とし
て直流成分が抑制される。
【００２０】その後にコンデンサで完全に直流成分が除
去され増幅回路２４によって必要量の増幅を行ない、次
に映像信号を検出するために映像信号の繰返し周波数で
ある６０Ｈｚ（ＮＴＳＣ方式の場合）の整数倍の成分の
みを通過させるバンドパスフィルタ２５にかける。
去され増幅回路２４によって必要量の増幅を行ない、次
に映像信号を検出するために映像信号の繰返し周波数で
ある６０Ｈｚ（ＮＴＳＣ方式の場合）の整数倍の成分の
みを通過させるバンドパスフィルタ２５にかける。
【００２１】次に、クランプ回路２６により、垂直同期
の非表示期間が最低電圧となる映像信号にレベル変換さ
れる。この信号を比較回路２７の負入力に加え、正入力
にクランプ電圧より若干高い参照電圧を加えて比較する
と、垂直同期信号に略同期した矩形の同期信号が得られ
る。これは、「非表示期間のモニタ画面はなにも表示し
ていないためにコンスタントに最も暗く、表示期間は何
らかの表示をしているために平均的には非表示期間より
必ず明るい」からである。以上の信号処理によって、モ
ニタに映し出されている映像の垂直同期信号のみを再現
することができる。
の非表示期間が最低電圧となる映像信号にレベル変換さ
れる。この信号を比較回路２７の負入力に加え、正入力
にクランプ電圧より若干高い参照電圧を加えて比較する
と、垂直同期信号に略同期した矩形の同期信号が得られ
る。これは、「非表示期間のモニタ画面はなにも表示し
ていないためにコンスタントに最も暗く、表示期間は何
らかの表示をしているために平均的には非表示期間より
必ず明るい」からである。以上の信号処理によって、モ
ニタに映し出されている映像の垂直同期信号のみを再現
することができる。
【００２２】次に切換回路３（フリップフロップ）につ
いて説明する。この切換回路３は、例えば図２に示すよ
うな回路構成のフリップフロップであり、クロック信号
が入力される度に出力が反転する、いわゆるトグルタイ
プのフリップフロップである。この出力によって、映像
が奇数画面か偶数画面の何れかを判別することができ
る。ただ、これだけの信号処理では奇数画面か偶数画面
の何れであるかは特定することができない。画面と開放
するシャッタの左右が不一致の場合には使用者が見て不
自然な画面となるので手動で切換えて一致させるための
手動スイッチが正転反転選択回路２９である。
いて説明する。この切換回路３は、例えば図２に示すよ
うな回路構成のフリップフロップであり、クロック信号
が入力される度に出力が反転する、いわゆるトグルタイ
プのフリップフロップである。この出力によって、映像
が奇数画面か偶数画面の何れかを判別することができ
る。ただ、これだけの信号処理では奇数画面か偶数画面
の何れであるかは特定することができない。画面と開放
するシャッタの左右が不一致の場合には使用者が見て不
自然な画面となるので手動で切換えて一致させるための
手動スイッチが正転反転選択回路２９である。
【００２３】次に切換え信号は遅延回路４によって所定
の時間だけ遅延が加えられ、丁度良いタイミングに補正
される。これは同期信号の検出や、シャッタ手段の駆動
などにおいて生ずる遅延を補正するためであり、合計の
遅延時間が丁度１フィールドとなる値に設定される。
の時間だけ遅延が加えられ、丁度良いタイミングに補正
される。これは同期信号の検出や、シャッタ手段の駆動
などにおいて生ずる遅延を補正するためであり、合計の
遅延時間が丁度１フィールドとなる値に設定される。
【００２４】遅延回路４からの信号によってシャッタ駆
動回路５が作動しシャッタ眼鏡６の右レンズ６Ｒと左レ
ンズ６Ｌにシャッタの駆動信号が出力され、シャッタが
映像の切換えに同期して遮蔽と透過に切換えられる。
動回路５が作動しシャッタ眼鏡６の右レンズ６Ｒと左レ
ンズ６Ｌにシャッタの駆動信号が出力され、シャッタが
映像の切換えに同期して遮蔽と透過に切換えられる。
【００２５】本実施例では３次元映像用シャッタ装置が
眼鏡フレーム内に格納される方式について説明したが、
使用条件によっては眼鏡フレームから切り離し有線もし
くは無線によって眼鏡のシャッタに駆動信号を伝達する
システムを構成することは勿論可能であり、その場合に
は１個の３次元映像用シャッタ装置で複数の眼鏡のシャ
ッタを制御することも可能である。
眼鏡フレーム内に格納される方式について説明したが、
使用条件によっては眼鏡フレームから切り離し有線もし
くは無線によって眼鏡のシャッタに駆動信号を伝達する
システムを構成することは勿論可能であり、その場合に
は１個の３次元映像用シャッタ装置で複数の眼鏡のシャ
ッタを制御することも可能である。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の３次元映
像用シャッタ装置では、３次元映像を表示する装置の側
には付加的なものはなんら接続する必要がないので費用
の増加や装置の大型化がなく、また３次元映像を表示す
る装置の側と眼鏡とをコード等で接続する必要もない。
像用シャッタ装置では、３次元映像を表示する装置の側
には付加的なものはなんら接続する必要がないので費用
の増加や装置の大型化がなく、また３次元映像を表示す
る装置の側と眼鏡とをコード等で接続する必要もない。
【００２７】映像の鑑賞者は、本発明の３次元映像用シ
ャッタ装置を備えた眼鏡を装着するだけで、容易に良好
な３次元映像を鑑賞することができる。
ャッタ装置を備えた眼鏡を装着するだけで、容易に良好
な３次元映像を鑑賞することができる。
【図１】本発明の３次元映像を鑑賞するためのシステム
の実施例を示すブロック構成図である。
の実施例を示すブロック構成図である。
【図２】図１の点線で囲まれた受光センサ１からシャッ
タ駆動回路５に至る回路や構成部品の回路図である。
タ駆動回路５に至る回路や構成部品の回路図である。
【図３】偏光を利用した３次元画像の鑑賞方式の模式図
である。（ａ）はモニタ関連の受信と液晶の偏光駆動回
路のブロック構成図である。（ｂ）は偏光眼鏡の斜視図
である。（ｃ）は液晶パネルの偏光方向の変化の状態を
示す模式図である。
である。（ａ）はモニタ関連の受信と液晶の偏光駆動回
路のブロック構成図である。（ｂ）は偏光眼鏡の斜視図
である。（ｃ）は液晶パネルの偏光方向の変化の状態を
示す模式図である。
【図４】シャッタを利用した３次元画像の鑑賞方式のブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
１ 受光センサ ２ 垂直同期分離回路 ３ 切換回路 ４ 遅延回路 ５ シャッタ駆動回路 ６ シャッタ眼鏡 ６ａ 右レンズを閉としたシャッタ眼鏡 ６ｂ 左レンズを閉としたシャッタ眼鏡 ６Ｌ 左レンズ ６Ｒ 右レンズ ７ モニタ ２１ 電流電圧変換回路 ２２ 直流成分負帰還回路 ２３ トランジスタ ２４ 増幅回路 ２５ バンドパスフイルタ ２６ クランプ回路 ２７ 電圧比較回路 ２８ フリップフロップ回路 ２９ 正転反転選択回路 ３１、４１ Ｏ／Ｅ分離回路 ３２ 偏光駆動回路 ３３、４３ モニタ ３４ 液晶パネル ３４ａ、３４ｂ、３４ｃ、３５ｄ 液晶パネルの偏光
状態 ３５ 偏光眼鏡 ４２ シャッタ駆動回路 ４４ シャッタ眼鏡 ４４ａ 右レンズを閉としたシャッタ眼鏡 ４４ｂ 左レンズを閉としたシャッタ眼鏡 ３０１、４０１ 受信回路 ３０２ 偏光指令回路 ４０２ シャッタ駆動回路
状態 ３５ 偏光眼鏡 ４２ シャッタ駆動回路 ４４ シャッタ眼鏡 ４４ａ 右レンズを閉としたシャッタ眼鏡 ４４ｂ 左レンズを閉としたシャッタ眼鏡 ３０１、４０１ 受信回路 ３０２ 偏光指令回路 ４０２ シャッタ駆動回路
Claims (3)
- 【請求項１】 右目用の映像と左目用の映像を交互に出
力するフィールド順次方式の３次元映像を見るためのシ
ャッタ眼鏡のシャッタを駆動するシャッタ装置におい
て、 右目と左目とに対応してそれぞれに写る映像の遮蔽と透
過とを光学的に切換えることが可能なシャッタ手段と、 映像出力装置に映し出される映像光を受光して電気信号
に変換する受光手段と、 前記受光手段の電気信号から、前記映像出力装置に映し
出される映像の同期信号成分を分離する同期信号分離回
路と、 前記同期信号分離回路で分離された同期信号の出力に対
応して、前記シャッタ手段の遮蔽と透過とを右目と左目
とに対して交互に切換える信号を前記シャッタ手段に出
力するシャッタ駆動回路と、を有することを特徴とする
３次元映像用シャッタ装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の３次元映像用シャッタ装
置において、 前記受光手段と、前記同期信号分離回路と、前記シャッ
タ駆動回路とが、前記シャッタ手段を装着した同一眼鏡
筐体内に実装されていることを特徴とする３次元映像用
シャッタ装置。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２記載の３次元映
像用シャッタ装置において、 前記同期信号分離回路には、 前記映像の同期信号成分として垂直同期信号を抽出する
同期信号抽出回路と、 前記垂直同期信号が発生するたびに出力信号を反転させ
る切換回路と、 前記切換回路のからの入力のタイミングを遅延させて前
記シャッタ駆動回路に出力する遅延回路と、を有するこ
とを特徴とする３次元映像用シャッタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7131388A JPH08331603A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ３次元映像用シャッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7131388A JPH08331603A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ３次元映像用シャッタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08331603A true JPH08331603A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15056801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7131388A Pending JPH08331603A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ３次元映像用シャッタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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