JPH08331596A - 信号時間差補正回路及び磁気記録再生装置 - Google Patents

信号時間差補正回路及び磁気記録再生装置

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Publication number
JPH08331596A
JPH08331596A JP7139013A JP13901395A JPH08331596A JP H08331596 A JPH08331596 A JP H08331596A JP 7139013 A JP7139013 A JP 7139013A JP 13901395 A JP13901395 A JP 13901395A JP H08331596 A JPH08331596 A JP H08331596A
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JP
Japan
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signal
color
center
circuit
color burst
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JP7139013A
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English (en)
Inventor
Teruo Okada
輝雄 岡田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力複合映像信号が規格からずれていても、
輝度信号と色信号の時間差を正確に補正すること。 【構成】 バースト信号中心検出回路8は入力複合映像
信号から同期分離回路2、バースト分離回路3によって
得た水平同期信号とカラーバースト信号を用いて前記カ
ラーバースト信号の中心信号を求め、これを比較器10
に出力する。バースト信号中心検出回路9は出力複合映
像信号から同期分離回路11、バースト分離回路12に
よって得た水平同期信号とカラーバースト信号を用いて
前記カラーバースト信号の中心信号を求め、これを比較
器10に出力する。これにより、比較器10は入力複合
映像信号のカラーバースト信号の中心を基準として出力
複合映像信号のカラーバースト信号の中心の時間ずれを
求めて遅延制御信号とし、この遅延制御信号によって遅
延回路5による色信号の遅延量を制御することにより出
力複合映像信号の輝度信号と色信号の時間ずれを補正し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダ等
の磁気記録再生装置に係わり、特に輝度信号と色信号の
時間差を補正する信号時間差補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からビデオテープレコーダの映像信
号処理系などで処理される複合映像信号に各種の信号処
理を行うと、複合映像信号を構成する輝度信号と色信号
に時間差が生じて画質劣化原因となるため、この時間差
を補正する信号時間差補正回路が開発されている。
【0003】図5は従来この種の信号時間差補正回路の
一例を示したブロック図(公開実用新案公報 平3−6
9988)である。前段で各種信号処理を受けた輝度信
号100は輝度信号/色信号合成回路51に入力される
と共に、ダイオード52と極性反転素子53から成る同
期分離回路に入力される。同期分離回路は輝度信号10
0から水平同期信号を分離して、マイクロコンピュータ
54に出力する。
【0004】一方、色信号200は遅延回路55により
時間遅延された後、輝度信号/色信号合成回路51に入
力されると共に、カラーバースト検出回路56に入力さ
れる。カラーバースト検出回路56は色信号200から
カラーバースト信号を抜き出した後、A/D変換回路5
7によりデジタル信号化して、マイクロコンピュータ5
4に出力する。
【0005】マイクロコンピュータ54は図6に示すよ
うにカラーバースト信号の前縁t1からD時間離れた規
格上のカラーバースト信号の中心t2のタイミングの前
後で2種類のサンプル信号S1、S2を発生し、このサ
ンプル信号S1の立ち下がりのタイミングからカラーバ
ースト信号の中心t2までの期間、即ちカラーバースト
信号の前の部分P1内のカラーバーストサイクルをカウ
ントした後、同カラーバースト信号の中心t2から前記
サンプル信号S2の立ち下がりのタイミングまでの期
間、即ちカラーバースト信号の後の部分P2内のカラー
バーストサイクルをカウントとする。
【0006】その後、マイクロコンピュータ54は上記
したP1とP2部分のカウント数の差を求め、得られた
差が零となるように、遅延回路55の遅延量を制御する
制御信号をD/A変換回路58によりアナログ信号化し
てから前記遅延回路55に出力する。これにより、色信
号200と輝度信号100の時間差が補正され、輝度信
号/色信号合成回路51からは色信号200と輝度信号
100間に遅延のない複合映像信号が出力されることに
なる。
【0007】しかし、現実に使用される複合映像信号は
規格からかなりずれており、図6に示した水平同期信号
の前縁t1からカラーバースト信号の中心t2までの時
間Dも正規の基準値からずれていることが多い。従っ
て、入力される複合映像信号によって前記時間Dがばら
つくことになる。このような入力する複合映像信号によ
ってばらつきのある時間Dを基準として上記のような色
信号200と輝度信号100間の時間ずれを補正する
と、場合によっては両信号のずれを助長する恐れもあ
り、その実用的な性能に不安があるという欠点があっ
た。
【0008】図7は従来この種の信号時間差補正回路の
他の例を示したブロック図(公開実用新案公報 平4−
105778)である。水平同期信号分離部71は輝度
信号/色信号合成部78から出力された複合映像信号3
00から水平同期信号を分離してクロックパルス発生部
73に出力する。カラーバースト信号分離部72は輝度
信号/色信号合成部78から出力された複合映像信号か
らカラーバースト信号を分離してクロックパルス発生部
73に出力する。
【0009】クロックパルス発生部73は入力された水
平同期信号の後縁から入力されたカラーバースト信号の
前縁までの期間、所定のクロックパルスを2進カウンタ
74に出力する。2進カウンタ74は入力されるクロッ
クパルスをカウントし、前記期間のカウント値を比較器
75に出力する。比較器75は2進カウンタ74から入
力されたカウント値と装置内部に記憶されている基準時
間値Refを比較し、両者の時間差を示す制御信号a、
bを輝度信号ディレー部76と色信号ディレー部77に
出力する。
【0010】輝度信号ディレー部76は前段の図示され
ない信号処理部から入力される輝度信号100を前記制
御信号が零になるように遅延してから輝度信号/色信号
合成部78に出力する。色信号ディレー部77は前段の
図示されない信号処理部から入力される色信号200を
前記制御信号が零になるように遅延してから輝度信号/
色信号合成部78に出力する。輝度信号/色信号合成部
78は入力される輝度信号100と色信号200を合成
した複合映像信号300を出力する。
【0011】本例の基準時間値Refは水平同期信号の
後縁からカラーバースト信号の前縁までの正規の時間
で、これと上記した輝度信号と色信号の時間ずれを比較
しているため、使用する複合映像信号が正規のものから
ずれている場合は、装置内に記憶されている基準時間値
が基準とはならなくなっているにも拘らず、これを用い
て上記のような制御をすることになり、反って色信号2
00と輝度信号100間のずれを助長する恐れもあり、
安定な性能を得られないという欠点があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の信
号時間差補正回路は、信号処理後の輝度信号の水平同期
信号の前縁或いは後縁から信号処理後のカラーバースト
信号の中心あるいは前縁までの時間を測定し、これと、
前記水平同期信号の前縁あるいは後縁からカラーバース
ト信号の中心あるいは前縁までの正規の時間とを比較
し、両時間のずれがなくなるように色信号(又は輝度信
号と色信号の両者)の遅延量を制御して、色信号と輝度
信号の時間ずれを補正している。
【0013】しかし、実際に使用する入力側の複合映像
信号が正規でないものが多いため、前記水平同期信号の
前縁あるいは後縁からカラーバースト信号の中心あるい
は前縁までの正規の時間が必ずしも基準とはならず、場
合によっては色信号と輝度信号間のずれを助長する恐れ
もあり、安定な性能を得られないという欠点があった。
【0014】そこで本発明は上記の事情に鑑み、入力複
合映像信号が規格からずれていても、輝度信号と色信号
の時間差を正しく補正することができる信頼性の高い信
号時間差補正回路及びこの回路を用いて常に高画質を得
ることができる磁気記録再生装置を提供することを目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、輝度
信号と色信号の時間ずれを検出すると、前記時間ずれを
なくす制御を行う信号時間差補正回路において、前記輝
度信号と色信号の時間ずれが生じる以前の複合映像信号
の色信号のカラーバースト信号の中心を求める第1の中
心検出回路と、前記輝度信号と色信号の時間ずれが生じ
た後の複合映像信号の色信号のカラーバースト信号の中
心を求める第2の中心検出回路と、前記第1の中心検出
回路により検出されたカラーバースト信号の中心からの
前記第2の中心検出回路により検出されたカラーバース
ト信号の中心の時間ずれを求める比較回路と、この比較
回路により求められた時間ずれがほぼ零になるように前
記時間ずれが生じた色信号、輝度信号のいずれか一方又
は両方の遅延時間を制御する遅延制御回路とを具備した
構成を有している。
【0016】請求項2の発明は、前記第1、第2の中心
検出回路は、前記輝度信号と色信号の時間ずれが生じる
以前の複合映像信号から前記輝度信号の水平同期信号を
分離する同期分離回路と、同複合映像信号から前記色信
号のカラーバースト信号を分離するバースト分離回路と
を具備し、分離した水平同期信号とカラーバースト信号
に基づいて前記カラーバースト信号の中心を求める構成
を有している。
【0017】請求項3の発明は、前記第1、第2の中心
検出回路は、前記分離した水平同期信号とカラーバース
ト信号に基づいて、前記水平同期信号の前縁から前記カ
ラーバースト信号の前縁までの時間幅taと前記水平同
期信号の前縁から前記カラーバースト信号の後縁までの
時間幅tbを求めた後、(tb+ta)/2の演算をす
ることによって前記カラーバースト信号の中心を求める
構成を有している。
【0018】請求項4の発明は、前記第1、第2の中心
検出回路は、前記分離した水平同期信号とカラーバース
ト信号に基づいて、前記カラーバースト信号のサイクル
数nをカウントした後、前記水平同期信号の前縁からn
/2までの時間を求めることによって、前記カラーバー
スト信号の中心を求める構成を有している。
【0019】請求項5の発明は、前記第1、第2の中心
検出回路は、前記分離した水平同期信号とカラーバース
ト信号に基づいて、1水平期間中の前記カラーバースト
信号を全て積分した時の出力VBを求めた後、前記水平
同期信号の前縁からその積分値がVB/2となるまでの
時間を求めることによって、前記カラーバースト信号の
中心を求める構成を有している。
【0020】請求項6の発明は、輝度信号と色信号から
成る複合映像信号を磁気テープに記録/再生する磁気記
録再生装置において、映像信号処理系で生じる前記輝度
信号と色信号間の時間ずれを請求項1乃至5いずれか記
載の信号時間差補正回路を用いて補正する構成を有して
いる。
【0021】
【作用】請求項1の発明の信号時間差補正回路において
は、第1の中心検出回路は前記輝度信号と色信号の時間
ずれが生じる以前の複合映像信号の色信号のカラーバー
スト信号の中心を求める。第2の中心検出回路は前記輝
度信号と色信号の時間ずれが生じた後の複合映像信号の
色信号のカラーバースト信号の中心を求める。比較回路
は前記第1の中心検出回路により検出されたカラーバー
スト信号の中心からの前記第2の中心検出回路により検
出されたカラーバースト信号の中心の時間ずれを求め
る。遅延制御回路は前記比較回路により求められた時間
ずれがほぼ零になるように前記時間ずれが生じた色信
号、輝度信号のいずれか一方又は両方の遅延時間を制御
する。
【0022】請求項2の発明の信号時間差補正回路にお
いては、前記第1、第2の中心検出回路の同期分離回路
は前記輝度信号と色信号の時間ずれが生じる以前の複合
映像信号から前記輝度信号の水平同期信号を分離する。
バースト分離回路は同複合映像信号から前記色信号のカ
ラーバースト信号を分離する。分離した水平同期信号と
カラーバースト信号に基づいて前記カラーバースト信号
の中心を求める。
【0023】請求項3の発明の信号時間差補正回路にお
いては、前記第1、第2の中心検出回路は前記分離した
水平同期信号とカラーバースト信号に基づいて、前記水
平同期信号の前縁から前記カラーバースト信号の前縁ま
での時間幅taと前記水平同期信号の前縁から前記カラ
ーバースト信号の後縁までの時間幅tbを求めた後、
(tb+ta)/2の演算をすることによって前記カラ
ーバースト信号の中心を求める。
【0024】請求項4の発明の信号時間差補正回路にお
いては、前記第1、第2の中心検出回路は、前記分離し
た水平同期信号とカラーバースト信号に基づいて、前記
カラーバースト信号のサイクル数nをカウントした後、
前記水平同期信号の前縁からn/2までの時間を求める
ことによって、前記カラーバースト信号の中心を求め
る。
【0025】請求項5の発明の信号時間差補正回路にお
いては、前記第1、第2の中心検出回路は、前記分離し
た水平同期信号とカラーバースト信号に基づいて、1水
平期間中の前記カラーバースト信号を全て積分した時の
出力VBを求めた後、前記水平同期信号の前縁からその
積分値がVB/2となるまでの時間を求めることによっ
て、前記カラーバースト信号の中心を求める。
【0026】請求項6の発明の磁気記録再生装置におい
ては、請求項1乃至5いずれか記載の信号時間差補正回
路が映像信号処理系で生じる前記輝度信号と色信号間の
時間ずれを補正する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の磁気記録再生装置の映像信号処
理系に本発明の信号時間差補正回路を用いた実施例を示
したブロック図である。1は複合映像信号が入力される
入力端子、2は複合映像信号から水平同期信号を分離す
る同期分離回路、3は複合映像信号からカラーバースト
信号を分離するバースト分離回路、4は各種処理が施さ
れた複合映像信号から輝度信号と色信号を分離する輝度
信号/色信号分離回路、5は色信号を比較器10からの
遅延制御信号500に応じた量だけ時間遅延する遅延回
路、6は輝度信号と色信号を合成して複合映像信号を作
成する輝度信号/色信号合成回路、7は輝度信号と色信
号の時間ずれが補正され複合映像信号を出力する出力端
子、8は入力端子1に入力された複合映像信号のカラー
バースト信号の中心を検出するバースト信号中心検出回
路、9は出力端子7から出力される複合映像信号のカラ
ーバースト信号の中心を検出するバースト信号中心検出
回路、10はバースト信号中心検出回路8、9により検
出されたカラーバースト信号の中心を比較して両者の時
間ずれを求めて遅延制御信号500を得る比較器、11
は出力端子7に出力される複合映像信号から水平同期信
号を分離する同期分離回路、12は出力端子7に出力さ
れる複合映像信号からカラーバースト信号を分離するバ
ースト分離回路、13は複合映像信号に各種の処理を施
す信号処理回路である。
【0028】尚、図中破線で囲んだ部分が本例の信号時
間差補正回路で、残りの部分が本例の磁気記録再生装置
の映像信号処理系である。
【0029】次に本実施例の動作について説明する。図
示されない前段からの複合映像信号は入力端子1から入
力されて信号処理回路13、同期分離回路2及びバース
ト分離回路3に入力される。同期分離回路2は入力され
た複合映像信号から水平同期信号を分離し、これをバー
スト信号中心検出回路8に出力する。バースト分離回路
3は入力された複合映像信号からカラーバースト信号を
分離し、これをバースト信号中心検出回路8に出力す
る。
【0030】バースト信号中心検出回路8は入力される
図2(B)に示すような水平同期信号20と図2(A)
に示すようなカラーバースト信号21より、水平同期信
号20の前縁からカラーバースト信号21の前縁までを
示す図2(C)に示すようなパルスP1を、水平同期信
号20の前縁からカラーバースト信号21の後縁までを
示す図2(D)に示すようなパルスP2を作り、これら
パルスP1、P2から図2(E)に示すようなパルスP
3を得る。
【0031】ここで、パルスP1の幅を図2に示すよう
にtaとし、パルスP2の幅を図2に示すようにtbと
すると、パルスP3の幅tは(ta+tb)/2とな
る。このため、パルスP3の幅tは水平同期信号20の
前縁からカラーバースト信号21の中心までの期間を示
していることになって、バースト信号中心検出回路8は
前記tを検出することができ、これを比較器10に出力
する。
【0032】一方、信号処理回路13は入力される複合
映像信号に各種処理を施した後、これを輝度信号/色信
号分離回路4に出力する。輝度信号/色信号分離回路4
は入力された複合映像信号から輝度信号と色信号を分離
し、分離した輝度信号を輝度信号/色信号分離合成回路
6に出力し、分離した色信号を遅延回路5に出力する。
遅延回路5は入力される色信号を比較器10から入力さ
れる遅延制御信号500に応じた量だけ時間遅延した
後、輝度信号/色信号分離合成回路6に出力する。
【0033】輝度信号/色信号分離合成回路6は入力さ
れる輝度信号と色信号を合成して複合映像信号とし、こ
れを出力端子7に出力すると共に、同期分離回路11と
バースト回路12に出力する。同期分離回路11は入力
された複合映像信号から水平同期信号を分離し、これを
バースト信号中心検出回路9に出力する。バースト分離
回路12は入力された複合映像信号からカラーバースト
信号を分離し、これをバースト信号中心検出回路9に出
力する。
【0034】バースト信号中心検出回路9は入力される
前記水平同期信号と前記カラーバースト信号に基づい
て、水平同期信号の前縁からカラーバースト信号の中心
までの期間t´をバースト信号中心検出回路8と同様の
方法で検出し、これを比較器10に出力する。
【0035】比較器10はバースト信号中心検出回路8
から入力される期間tを基準として、バースト信号中心
検出回路9から入力される期間t´が前記基準からどれ
だけずれているかを示す時間差を求め、この時間差を遅
延制御信号500として遅延回路5に出力する。遅延回
路5は入力される色信号を遅延制御信号500に応じ
て、即ち前記時間差が零になる時間だけ遅延した後、輝
度信号/色信号分離合成回路6に出力する。
【0036】これにより、信号処理回路13で生じた輝
度信号と色信号の時間差が補正され、出力端子7から出
力される複合映像信号の輝度信号と色信号の時間関係は
入力端子1から入力される複合映像信号の輝度信号と色
信号の時間関係と同一になる。
【0037】ここで、図3は上記した信号処理回路13
で輝度信号と色信号が時間的にずれる態様例を示した図
である。図3(A)は入力端子1から入力される複合映
像信号の波形例である。このような複合映像信号が信号
処理回路13に入力された後出力されると、図3
(B)、(C)、(D)に示すように、複合映像信号を
構成する輝度信号と色信号(カラーバースト信号)とが
Δt時間ずれて出力される。
【0038】図3(B)に示した波形例はカラーバース
ト信号に遅延がある場合で、図3(C)に示した波形例
はカラーバースト信号に遅延があり、且つ群遅延も大き
い場合で、図3(D)に示した波形例はカラーバースト
信号に遅延があり、且つ左右の振幅バランスのずれが大
きい場合である。
【0039】図3(B)、(C)、(D)に示すような
複合映像信号は図1の破線で囲んだ信号時間差補正回路
により輝度信号と色信号の時間差Δtが補正され、輝度
信号と色信号の時間関係が図3(A)に示すような入力
複合映像信号と同一の関係になって、出力端子7から出
力される。
【0040】本実施例によれば、信号処理回路13へ入
力される複合映像信号のカラーバースト信号の中心点を
測定して基準とし、この基準に基づいて前記信号処理回
路13から出力される複合映像信号の輝度信号と色信号
の時間ずれを測定した後、得られた時間ずれを前記色信
号の遅延量を制御してなくすように制御しているため、
出力される複合映像信号の輝度信号と色信号の時間ずれ
は常に入力される複合映像信号の輝度信号と色信号の時
間関係からの時間ずれを示していることになり、入力さ
れる複合映像信号が規格からずれたものであっても、出
力される複合映像信号の輝度信号と色信号の時間ずれを
正確に補正することができ、記録再生時の画質を確実に
向上させることができる。
【0041】尚、上記実施例で用いたバースト信号中心
検出回路8、9によるカラーバースト信号の中心を求め
る方法は、上記実施例で説明した方法の他に、以下に述
べる2つの方法がある。(1の方法)カラーバースト信
号のサイクル数Nをカウントし、水平同期信号の前縁か
らN/2までの時間をカラーバースト信号の中心tとす
る。
【0042】(2の方法)カラーバースト信号、又はカ
ラーバースト信号をエンベロープ検波した信号、又はカ
ラーバースト信号を整流後エンベロープ検波した信号を
積分し、1水平同期期間中のカラーバースト信号を全て
積分した時の出力をVBとすると、水平同期信号の前縁
からその積分値がVB/2となるまでの時間をカラーバ
ースト信号の中心tとする。これらの方法を用いても、
同様の効果を得ることができる。
【0043】図4は本発明の他の実施例を示したブロッ
ク図である。本例の映像信号処理系において、入力端子
1から入力された複合映像信号は輝度信号/色信号分離
回路4により輝度信号と色信号に分離された後、輝度信
号は輝度信号処理回路14に、色信号は色信号処理回路
15に入力されて各種処理を受けるようになっており、
輝度信号処理回路14と色信号処理回路15が前実施例
の信号処理回路に相当することになる。
【0044】従って、輝度信号処理回路14から出力さ
れた処理済みの輝度信号は輝度信号/色信号合成回路6
に出力され、同様に色信号処理回路15から出力される
色信号も遅延回路5に入力される。遅延回路5は入力色
信号を比較器10からの遅延制御信号500に応じた量
だけ遅延した後、輝度信号/色信号合成回路6に出力す
る。
【0045】一方、比較器10から出力される遅延制御
信号を作成する構成は前実施例と同様である。即ち、入
力端子1に入力される複合映像信号のカラーバースト信
号の中心をバースト信号中心検出回路8により求め、出
力端子7から出力される複合映像信号のカラーバースト
信号の中心をバースト信号中心検出回路9により求め
る。その後、バースト信号中心検出回路8により求めた
カラーバースト信号の中心を基準としてバースト信号中
心検出回路9により求めたカラーバースト信号の中心の
時間ずれを比較器10により求めることにより、前記遅
延制御信号500が作成されている。
【0046】このため、本実施例も前実施例と同様の効
果があるが、輝度信号/色信号分離回路4は磁気記録再
生装置の映像信号処理系を構成しているため、前実施例
に比べて図中破線で示す本例の信号時間差補正回路から
輝度信号/色信号分離回路を省くことができ、信号時間
差補正回路の構成を簡単化することができる。
【0047】尚、上記両実施例では、色信号を遅延回路
5によって遅延制御信号500に対応した時間量遅延し
て色信号と輝度信号の時間ずれを補正する構成とした
が、輝度信号のみ又は輝度信号と色信号の両者を遅延回
路5によって遅延制御信号500に対応した時間量遅延
して色信号と輝度信号の時間ずれを補正する構成として
も、同様の効果がある。
【0048】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の信号時間差補
正回路によれば、入力複合映像信号が規格からずれてい
ても、輝度信号と色信号の時間差を正確に補正でき、
又、本発明の磁気記録再生装置によれば、輝度信号と色
信号の時間ずれにより生じる画質劣化を安定に防止し
て、常に高画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置の映像信号処理系に
本発明の信号時間差補正回路を用いた実施例を示したブ
ロック図。
【図2】図1に示したパースト信号中心検出回路の動作
を説明するタイムチャート。
【図3】図1に示した信号処理回路の輝度信号と色信号
の時間ずれを説明する信号波形図。
【図4】本発明の他の実施例を示したブロック図。
【図5】従来の信号時間差補正回路の一例を示したブロ
ック図。
【図6】図5に示した回路の動作を説明するタイムチャ
ート。
【図7】従来の信号時間差補正回路の他の例を示したブ
ロック図。
【符号の説明】
1…入力端子 2、11…同期
分離回路 3、12…バースト分離回路 4…輝度信号/
色信号分離回路 5…遅延回路 6…輝度信号/
色信号合成回路 7…出力端子 8、9…バース
ト信号中心検出回路 10…比較回路 13…信号処理
回路 14…輝度信号処理回路 15…色信号処
理回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号と色信号の時間ずれを検出する
    と、前記時間ずれをなくす制御を行う信号時間差補正回
    路において、前記輝度信号と色信号の時間ずれが生じる
    以前の複合映像信号の色信号のカラーバースト信号の中
    心を求める第1の中心検出回路と、前記輝度信号と色信
    号の時間ずれが生じた後の複合映像信号の色信号のカラ
    ーバースト信号の中心を求める第2の中心検出回路と、
    前記第1の中心検出回路により検出されたカラーバース
    ト信号の中心からの前記第2の中心検出回路により検出
    されたカラーバースト信号の中心の時間ずれを求める比
    較回路と、この比較回路により求められた時間ずれがほ
    ぼ零になるように前記時間ずれが生じた色信号、輝度信
    号のいずれか一方又は両方の遅延時間を制御する遅延制
    御回路とを具備したことを特徴とする信号時間差補正回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の中心検出回路は、前記
    輝度信号と色信号の時間ずれが生じる以前の複合映像信
    号から前記輝度信号の水平同期信号を分離する同期分離
    回路と、同複合映像信号から前記色信号のカラーバース
    ト信号を分離するバースト分離回路とを具備し、分離し
    た水平同期信号とカラーバースト信号に基づいて前記カ
    ラーバースト信号の中心を求めることを特徴とする請求
    項1記載の信号時間差補正回路。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2の中心検出回路は、前記
    分離した水平同期信号とカラーバースト信号に基づい
    て、前記水平同期信号の前縁から前記カラーバースト信
    号の前縁までの時間幅taと前記水平同期信号の前縁か
    ら前記カラーバースト信号の後縁までの時間幅tbを求
    めた後、(tb+ta)/2の演算をすることによって
    前記カラーバースト信号の中心を求めることを特徴とす
    る請求項2記載の信号時間差補正回路。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2の中心検出回路は、前記
    分離した水平同期信号とカラーバースト信号に基づい
    て、前記カラーバースト信号のサイクル数nをカウント
    した後、前記水平同期信号の前縁からn/2までの時間
    を求めることによって、前記カラーバースト信号の中心
    を求めることを特徴とする請求項2記載の信号時間差補
    正回路。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の中心検出回路は前記分
    離した水平同期信号とカラーバースト信号に基づいて、
    1水平期間中の前記カラーバースト信号を全て積分した
    時の出力VBを求めた後、前記水平同期信号の前縁から
    その積分値がVB/2となるまでの時間を求めることに
    よって、前記カラーバースト信号の中心を求めることを
    特徴とする請求項2記載の信号時間差補正回路。
  6. 【請求項6】 輝度信号と色信号から成る複合映像信号
    を磁気テープに記録/再生する磁気記録再生装置におい
    て、映像信号処理系で生じる前記輝度信号と色信号間の
    時間ずれを請求項1乃至5いずれか記載の信号時間差補
    正回路を用いて補正することを特徴とする磁気記録再生
    装置。
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