JPH08331516A - フリッカー抑制装置 - Google Patents

フリッカー抑制装置

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JPH08331516A
JPH08331516A JP13377595A JP13377595A JPH08331516A JP H08331516 A JPH08331516 A JP H08331516A JP 13377595 A JP13377595 A JP 13377595A JP 13377595 A JP13377595 A JP 13377595A JP H08331516 A JPH08331516 A JP H08331516A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP13377595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kitamura
日出夫 北村
Shigeo Yoshida
重雄 吉田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH08331516A publication Critical patent/JPH08331516A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノンインターレース方式の映像信号をインタ
ーレース方式の映像信号に変換する映像信号変換回路に
おいて、垂直方向解像度の低下を極力小さくして効果的
にフリッカーの発生を抑制する。 【構成】 処理対象画素を含む矩形領域において、水平
方向の画素間のレベル差の絶対値が閾値α以内であり、
ライン間のレベル差の絶対値が閾値β以上であるか否か
を判定するレベル差判定回路20と、このレベル差判定
回路20の判定結果に基づき強弱を切り換えられる垂直
方向のローパスフィルタ9とを備えている。レベル差判
定回路20は、ラインメモリ1、1クロック遅延素子
2、平均値算出回路3、入力信号の差の絶対値が閾値α
以内にあるか否かを判定する閾値判定回路4、平均値の
絶対値の差が閾値β以上であるか否かを判定する閾値判
定回路5、ORゲート6、ANDゲート7、8を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ等から出力される映像信号をNTSC、PAL等のテ
レビジョン信号に変換して映像表示装置に表示するにあ
たり、フリッカーの発生を抑制するフリッカー抑制装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フリッカー発生を抑制する方法と
して、「映像信号変換回路(特開平5−115057)
に記載されたものがある。これは以下のような手順をと
る。
【0003】ステップ1) 処理対象となる各走査線を
挟んで両側の2本の走査線上の映像信号の輝度成分を互
いに比較し、大きいほうの輝度成分を選択する。
【0004】ステップ2) ステップ1で選択した輝度
成分から対象走査線上の映像信号の輝度成分を減算した
差信号を生成する。
【0005】ステップ3) ステップ2 で生成した差
信号を所定値と比較し、差信号の方が大きい時には差信
号に所定の関数処理を施して得られた値を対象走査線上
の映像信号の輝度成分に加算する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】フリッカーは走査線の
輝度成分が白・黒・白のように横縞になっているような
場合には、隣接した走査線間の輝度差がそれほど大きく
なくても目立つ。従来の方法でこのようなフリッカーを
防止するには、差信号との比較に用いる所定値を小さく
設定しなければならないが、そうすると結局画面全体に
処理が施されてしまい画面全体がボケたり白っぽくなっ
たりしてしまうという問題がある。また、所定値を大き
い値に設定すればフリッカーの発生する部分が残り、画
面が見苦しいものとなってしまう。本発明では、垂直方
向解像度の低下を極力小さくして効果的にフリッカーの
発生を抑制するために、水平方向の画素間のレベル差と
ライン間のレベル差を考慮してフリッカーの発生が目立
つ部分とそれ以外の部分とを的確に判別して適応的にロ
ーパスフィルタ処理を施すフリッカー抑制装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するため、ノンインターレース方式の映像信号
をインターレース方式の映像信号に変換する映像信号変
換回路におけるフリッカー抑制装置であって、変換処理
対象画素を含む矩形領域が、水平方向の画素間の輝度レ
ベルの差が第1の閾値以内であり、且つライン間の輝度
レベルの差が第2の閾値以上であるという条件を満たし
ているか否かを判定するレベル差判定手段と、前記レベ
ル差判定手段での判定結果に応じた強さで前記変換処理
対象画素に対し垂直方向のフィルタリング処理を行うフ
ィルタ手段とを備えたことを特徴とするフリッカー抑制
装置が提供される。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明のフリッカー抑制装置
は、ライン間のレベル差のみでなく水平方向のレベル差
も考慮し、ライン間のレベル差自体はそれほど大きくな
い場合も含めてフリッカーが発生するか否かを的確に判
定して、適応的にフィルタリング処理を行う。
【0009】
【実施例】以下に本発明のフリッカー防止装置の実施例
を説明する。
【0010】実施例1 図1に示した実施例のフリッカー防止装置にはノンイン
ターレース方式の入力映像信号の輝度成分が入力され
る。図1の点線で囲んだところは処理対象画素を含む矩
形領域において、水平方向の画素間のレベル差の絶対値
が閾値α以内であり、ライン間のレベル差の絶対値が閾
値β以上であるという条件が満たされているか否かを判
定するレベル差判定回路20であり、該レベル差判定回
路20は、ラインメモリ1、1クロック遅延素子2、入
力3信号の平均値を求める平均値算出回路3、入力3信
号間の差分をとり、これらの絶対値が全て閾値α以内な
ら1、そうでなければ0を出力する閾値判定回路4、入
力2信号の差の絶対値が閾値β以上ならば1、そうでな
ければ0を出力する閾値判定回路5、2入力ORゲート
6、2入力ANDゲート8、及び3入力ANDゲート7
から構成される。図2はラインメモリ1と1クロック遅
延素子2から平均値算出回路3などに供給されて処理に
用いられる処理対象画素Si,j とその周囲の画素を示し
ている。点線で示した3つの各画素ブロックA(S
i-1,j-1 ,Si,j-1 ,Si+1,j-1 )、B(Si-1,j ,S
i,j ,Si+1,j )、C(Si-1,j+1 ,Si,j+1 ,S
i+1,j+1 )に対して、平均値算出回路3により各画素ブ
ロックの平均値を求め、閾値判定回路4により各画素ブ
ロック内の3信号間の差分をとって、これらの絶対値が
全て閾値α以内かどうかを判定し、α以内なら1、そう
でなければ0を出力する。閾値判定回路5では平均値算
出回路3から出力される画素ブロックAとB、BとCの
平均値についてそれぞれ差分をとり、この絶対値が閾値
β以上ならば1、違うなら0を出力する。ORゲート6
は2入力信号のうち少なくとも1つが1ならば1、違う
ならば0を出力する。ANDゲート7は3入力信号が全
て1の場合のみ1、それ以外は0を出力する。ANDゲ
ート8はローパスフィルタ9に対する制御信号Scとし
て2入力信号がいずれも1の場合のみ1、それ以外は0
を出力する。つまり、画素ブロックA、B、Cの全てに
おいて3画素間の差の絶対値が閾値α以内であり、か
つ、画素ブロックAとB、あるいはBとCの平均値の差
の絶対値の少なくとも一方が閾値β以上である場合の
み、条件を満たしていると判定することになる。ローパ
スフィルタ9では例えば制御信号Scが1,0それぞれ
の場合について以下のフィルタ処理を行う。
【0011】Sc=1の場合:
【0012】
【数3】
【0013】Sc=0の場合:
【0014】
【数4】
【0015】なお、Sc=0の場合として以下のものを
使っても良い。
【0016】
【数5】
【0017】実施例2 図3に実施例2を示すが、実施例1を示した図1と同じ
動作を行う部分には同じ参照番号を付した。実施例1で
は画素ブロックを水平3画素として、対象画素を含めた
9画素の矩形領域において、水平方向の画素間のレベル
差の絶対値が閾値α以内で、ライン間のレベル差の絶対
値が閾値β以上であるという条件が満たされているか否
かの判定を行っていた。実施例2では図4に示すように
画素ブロックを水平2画素とし、対象画素を包含してい
る集合AとBの6画素で実施例1と同様な判定を行い、
集合AとBの少なくともどちらかで条件が満たされれば
条件が満たされているとする。判定を行うための画素ブ
ロック数を3から2に変更したのに伴い、平均値算出回
路10では入力2画素の平均をとり、閾値判定回路11
では入力2画素を差分して絶対値をとった値が閾値α以
内ならば1、それ以外なら0を出力する。また、信号S
cの直前に置かれたORゲート6は前述したように制御
信号Scとして図4の集合A,Bにおける判定の少なく
ともどちらかが1ならば1、違うならば0を出力するこ
とに対応している。
【0018】なお、実施例1でも図5に示すように処理
対象画素Si,j を包含する3つの集合A,B,Cそれぞ
れについて実施例1で述べた方法で判定を行い、少なく
ともこの中の1つでも成立すれば条件を満たしていると
判定してもよい。
【0019】さらに、実施例1,2においては矩形領域
のライン間のレベル差を求めるために画素ブロック内の
画素値の平均値を用いたが、対象画素とその上下に隣接
した画素のように予め定めた位置にある各画素ブロック
の画素値、各画素ブロック内の画素を大きさ順にソート
した場合に中央にくる画素の値、水平画素ブロック内の
画素の重みつき平均値などを用いてもよい。
【0020】また、水平方向の画素間のレベル差の絶対
値が閾値α以内か否かを判定する場合、必ずしも画素ブ
ロック内の全ての2画素の組合せを考慮する必要はな
く、例えば対象画素およびその上下に隣接した画素とこ
れらの画素が属する画素ブロック内の他の画素間のみ考
慮して判定してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、インターレース方式で
映像表示を行おうとしているノンインターレース方式の
入力映像信号について、ライン間のレベル差と水平方向
のレベル差との関係からフリッカーが発生する部分とそ
れ以外の部分とを的確に識別してそれぞれに適したロー
パスフィルタ処理を施すことができる。したがって、画
面全体としての解像度の低下を極力小さくして、フリッ
カーの発生を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フリッカ抑制装置の実施例1を示すブロ
ック図である。
【図2】実施例1で用いられる画素を説明する図であ
る。
【図3】本発明フリッカ抑制装置の実施例2を示すブロ
ック図である。
【図4】実施例2で用いられる画素を説明する図であ
る。
【図5】実施例1を拡張した方法で用いられる画素を説
明する図である。
【符号の説明】
1 ラインメモリ 2 1クロック遅延素子 3 平均値計算回路 4 閾値判定回路 5 閾値判定回路 9 ローパスフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンインターレース方式の映像信号をイ
    ンターレース方式の映像信号に変換する映像信号変換回
    路におけるフリッカー抑制装置であって、変換処理対象
    画素を含む矩形領域が、水平方向の画素間の輝度レベル
    の差が第1の閾値以内であり、且つライン間の輝度レベ
    ルの差が第2の閾値以上であるという条件を満たしてい
    るか否かを判定するレベル差判定手段と、前記レベル差
    判定手段での判定結果に応じた強さで前記変換処理対象
    画素に対し垂直方向のフィルタリング処理を行うフィル
    タ手段とを備えたことを特徴とするフリッカー抑制装
    置。
  2. 【請求項2】 前記レベル差判定手段が、変換処理対象
    画素を含んでおり水平方向に連続した画素の集まりであ
    る第1の画素ブロックについて各画素間の輝度レベルの
    差が前記第1の閾値以内か否かを判定する第1の閾値判
    定手段と、前記第1の画素ブロックの輝度レベルの平均
    値を求める第1の平均値算出手段と、前記第1の画素ブ
    ロックの上に隣接した第2の画素ブロックについて各画
    素間の輝度レベルの差が前記第1の閾値以内か否かを判
    定する第2の閾値判定手段と、前記第2の画素ブロック
    の輝度レベルの平均値を求める第2の平均値算出手段
    と、前記第1の画素ブロックの下に隣接した第3の画素
    ブロックについて各画素間の輝度レベルの差が前記第1
    の閾値以内か否かを判定する第3の閾値判定手段と、前
    記第3の画素ブロックの輝度レベルの平均値を求める第
    3の平均値算出手段と、前記第1の平均値算出手段から
    出力された平均値と前記第2の平均値算出手段から出力
    された平均値との差の絶対値が前記第2の閾値より大き
    いか否かを判定する第4の閾値判定手段と、前記第1の
    平均値算出手段から出力された平均値と前記第3の平均
    値算出手段から出力された平均値との差の絶対値が前記
    第2の閾値より大きいか否かを判定する第5の閾値判定
    手段とを備え、前記第1、第2及び第3の閾値判定手段
    が全て各画素間の輝度レベルの差が前記第1の閾値以内
    であると判定し、且つ前記第4及び第5の閾値判定手段
    の少なくとも一方が輝度レベルの平均値の差が前記第2
    の閾値以上であると判定した場合に前記条件を満たして
    いると判定し、それ以外の場合は前記条件を満たしてい
    ないと判定することを特徴とする請求項1に記載のフリ
    ッカー抑制装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ手段が、変換処理対象画素
    i,j に対するフィルタリング処理としてその上下に隣
    接する画素Si,j-1 、Si,j+1 を用いて以下の演算を行
    うことを特徴とする請求項1または2に記載のフリッカ
    ー抑制装置。レベル差判定手段で前記条件が満たされて
    いると判定された場合: 【数1】 レベル差判定手段で前記条件が満たされていないと判定
    された場合: 【数2】 ここでN,Mは自然数でありM>N
JP13377595A 1995-05-31 1995-05-31 フリッカー抑制装置 Pending JPH08331516A (ja)

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JP (1) JPH08331516A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100267997B1 (ko) * 1997-06-04 2000-10-16 구자홍 주사변환장치및그방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100267997B1 (ko) * 1997-06-04 2000-10-16 구자홍 주사변환장치및그방법

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