JPH10178598A - レターボックス検出装置 - Google Patents

レターボックス検出装置

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Publication number
JPH10178598A
JPH10178598A JP9093789A JP9378997A JPH10178598A JP H10178598 A JPH10178598 A JP H10178598A JP 9093789 A JP9093789 A JP 9093789A JP 9378997 A JP9378997 A JP 9378997A JP H10178598 A JPH10178598 A JP H10178598A
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JP
Japan
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edge
vertical position
calculating
line
holding
Prior art date
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Application number
JP9093789A
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English (en)
Inventor
Naoki Akamatsu
直樹 赤松
Kazuo Konishi
和夫 小西
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 字幕が有っても映像部分の上下ラインを検出
する。 【解決手段】 エッジ有無判定回路101は、1水平期
間を8等分しそれぞれの輝度信号のレベルの平均をと
り、次に8個の平均値のライン間差分を求め、差分値と
所定値th1と比較してエッジ有無を検出する。エッジ
数カント回路103は、エッジの数をカウントする。3
組のライン番号保持回路104は、それぞれで設定され
ているエッジ個数を有する上下ラインの番号を保持す
る。絵柄ライン判定回路106は、3組の上エッジ保持
ラインのうち有効でありかつもっとも大きいなライン番
号を選択し、3組の下エッジ保持ラインのうち有効であ
りかつもっとも小さなライン番号を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】幅広のアスペクト比をもつテ
レビジョン受像機などで用いられている、アスペクト比
の異なる映像が入力されたとき映像の主画面と黒帯部分
の境界位置を検出し、その検出結果によって境界内の画
面部分のみ画面いっぱいに表示し、黒帯部分を表示しな
いように制御するために用いられるレターボックス検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アスペクト比が16:9と幅広な、いわ
ゆるワイドテレビが市場をにぎわしている。一方、ED
TV−II放送のアスペクト比は16:9であり、レーザ
ーディスクやビデオに納められた映画などは従来のテレ
ビジョン受像機のアスペクト比4:3よりも幅広なもの
も多い。
【0003】これらは、レターボックス形式と呼ばれる
中央部に映像部(以下主画部と呼ぶ)、上下に黒帯状の
非映像部(以下無画部と呼ぶ)を伴って伝送される。ワ
イドテレビには、この主画部と無画部の境界位置を検出
(レターボックス検出)し、無画部を表示せず主画部を
垂直・水平方向に拡大しワイド画面いっぱいに表示する
機能を持っている物も多い。
【0004】図17に、従来のレターボックス検出装置
の構成を示す。
【0005】まず、単純化のため字幕のないレターボッ
クス形式のように一様に明るい映像が入力される場合を
考える。従来の4:3のテレビジョン受像機で見た場
合、図18(f)のように表示される場合である(ただ
し字幕はない)。
【0006】映像の輝度信号が平均値回路901に入力
される。クロックパルス発生回路902は、水平同期信
号と垂直同期信号が入力され、1水平期間の有効映像期
間開始直前に平均値回路901をクリアするクリアパル
ス(図18(g))と有効映像期間を示す平均値対象期
間パルス( 図18(h))を平均値回路901に出力
し、平均値回路901は1水平期間ごとに輝度信号のレ
ベルの平均値を出力する( 図18(c))。
【0007】平均値回路901の出力は、1水平期間遅
延器903の入力端子と差分器904の正入力端子に入
力される。一方、1水平期間遅延器903出力は、差分
器904の負入力端子に入力される。差分器904は、
(現在のラインの輝度平均値−1ライン前のラインの輝
度平均値)なる差分値を演算し、比較器905に入力す
る(図18(b))。
【0008】比較器905の他方の入力端子には、しき
い値発生回路906で発生した値(図18(b)のth
1(th1は正の値))が入力される。比較器905
は、差分値がth1より大きいとき該当ブロックに上エ
ッジ有りとライン番号保持回路907へ出力する。ま
た、差分値が−th1より小さいとき該当ブロックに下
エッジ有りとライン番号保持回路907へ出力する。
【0009】ライン番号生成回路908は、水平同期信
号および垂直同期信号を入力とし映像の垂直位置に対応
する番号を生成しライン番号保持回路907へ出力する
(図18(a))。
【0010】ライン番号保持回路907は、上エッジに
対しては該当フィールドで最初に見つかったライン番号
を保持し、下エッジに対しては該当フィールドで最後に
見つかったライン番号を保持する。したがって、この場
合、保持されるライン番号は、上エッジは図18(a)
のv1であり、下エッジは図18(a)のv2である。
これらは、無画部と主画部の境界すなわち絵柄の上下ラ
インを示しており、正常に動作している。
【0011】ライン番号保持回路907の保持値は、フ
ィールドの映像有効期間前に無効なライン番号の値に初
期化される。エッジが見つからない場合はライン番号の
値が無効なライン番号の値のままになるので、エッジの
有無と垂直位置が保持されたライン番号を見ることで判
別できる。上下のエッジライン番号保持値がともに有効
な値であれば、そのフィールドの画像はレターボックス
形式であると判定出力される。
【0012】次に、主画部は変更無しで、下無画部に字
幕の存在するレターボックス映像が入力された場合を考
える(図18(f)で字幕がある場合)。ここで、平均
値回路901の出力は、図18(d)に示されるような
波形となる。
【0013】一般に字幕の輝度レベルは高いので、主画
部分のライン平均輝度より大きくなることは頻繁に発生
する。この場合、図18(e)に示すように、上エッジ
に関しては正常な上絵柄ラインv1が得られているが、
下エッジに関しては真の下絵柄ラインv2ではなく、字
幕の下ラインv3を下絵柄ラインとして誤検出してしま
う。
【0014】この動作結果では、字幕部分も含めて主画
部と判定しており、図に示さない字幕ライン位置検出回
路出力と本回路部分出力とを使って行う主画部を画面い
っぱいに表示しつつ、字幕部分を無画部から主画部に移
動して表示する字幕移動機能や無画部の字幕部分を圧縮
して相対的に主画部の画面に表示される率を高める字幕
圧縮機能の動作ができなくなる。
【0015】また、字幕表示前の絵柄上下ラインを保持
する形態を取っても、4:3映像から字幕ありのレター
ボックス映像に切り替わる場合には、以前のレターボッ
クスの絵柄上下ラインを保持できていないため次のよう
な望ましくない動作になる。
【0016】字幕も含めた垂直位置で画面いっぱいに表
示された後、字幕が消えると真の絵柄上下ラインで画面
いっぱいになるよう表示変更され、再び字幕が現れると
字幕あり時の画面表示となり、表示変更が短い期間にた
び重なり見苦しい。
【0017】加えて、ライン輝度平均値のライン間差分
でエッジ有無を求めているため、映像の一部に部分的に
輝度の高い領域が固定して存在する場合(図19)をレ
ターボックスと誤検出したり、全体的に輝度が低く中輝
度の部分が横に動いていてもレターボックスと検出でき
なかったりする(図20)。
【0018】さらに、レターボックスではあるが、実は
上下ラインが走査線に平行でなく数ラインにまたがって
斜めに走っているために検出不能となる問題もある(図
21)。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上、従来のレターボ
ックス検出装置では、字幕があると真の上下絵柄ライン
を検出できなかったり、図19乃至図21の映像につい
てレターボックス形式であるか否か誤検出を行うという
欠点があった。
【0020】そこで本発明は、字幕があっても真の上下
絵柄ラインを検出できるレターボックス検出装置を提供
することを目的とする。
【0021】また本発明は、図19乃至図21の映像に
ついてもレターボックス形式であるか否かを検出できる
レターボックス検出装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】(第1の構成例)アスペ
クト比の異なる映像の主画面と黒帯部分の境界位置を検
出する装置であって、その検出結果によって境界内の画
面部分のみ画面いっぱいに表示し、黒帯部分を表示しな
いように制御するために供されるレターボックス検出装
置において、有効映像表示期間内の1水平期間を複数N
(Nは2以上の整数)に分割するタイミングパルスを発
生するタイミングパルス発生手段と、前記タイミングパ
ルス発生手段によって分割されたN個の水平断片部分(
以下ブロックと呼ぶ) それぞれの映像レベルの代表値を
求める代表値演算手段と、N個の代表値のライン間差分
を求めるライン間差分演算手段と、前記ライン間差分値
を所定値th1と比較しエッジ有無を検出し出力するエ
ッジ検出手段と、前記エッジ検出手段の出力によりエッ
ジ有りの垂直位置を保持、出力する垂直位置保持手段と
を具備したことを特徴とする。
【0023】(第2の構成例)アスペクト比の異なる映
像の主画面と黒帯部分の境界位置を検出する装置であっ
て、その検出結果によって境界内の画面部分のみ画面い
っぱいに表示し、黒帯部分を表示しないように制御する
ために供されるレターボックス検出装置において、有効
映像表示期間内の1 水平期間を複数N(Nは2以上の整
数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミング
パルス発生手段と、前記タイミングパルス発生手段によ
って分割されたN個の水平断片部分(以下ブロックと呼
ぶ)それぞれの映像レベルの代表値を求める第1の代表
値演算手段と、N個の代表値のライン間差分を求めるラ
イン間差分演算手段と、前記ライン間差分値を所定値t
h1と比較しエッジ有無を検出し出力するエッジ検出手
段と、同一水平期間におけるエッジ有りの前記ブロック
の個数を計数するエッジ個数カウント手段と、対応する
エッジ個数が最後に検出された垂直位置を保持する複数
個M(2≦M≦Nなる整数)のエッジ垂直位置保持手段
と、入力される映像信号の代表値を求める第2の代表値
演算手段と、前記第2の代表値に応じて前記M個のエッ
ジ垂直位置保持手段のそれぞれが対応するエッジ個数を
変える対象エッジ個数制御手段と、前記エッジ垂直位置
保持手段で前記最後に検出された1または複数の垂直位
置のうち最も上位に検出された垂直位置を選択出力する
垂直位置選択出力手段とを具備したことを特徴とする。
【0024】(第3の構成例)アスペクト比の異なる映
像の主画面と黒帯部分の境界位置を検出する装置であっ
て、その検出結果によって境界内の画面部分のみ画面い
っぱいに表示し、黒帯部分を表示しないように制御する
ために供されるレターボックス検出装置において、有効
映像表示期間内の1水平期間を複数N(Nは2以上の整
数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミング
パルス発生手段と、前記タイミングパルス発生手段によ
って分割されたN個の水平断片部分(以下ブロックと呼
ぶ)それぞれの映像レベルの代表値を求める第1 の代表
値演算手段と、N個の代表値のライン間差分を求めるラ
イン間差分演算手段と、前記ライン間差分値を所定値t
h1と比較しエッジ有無を検出し出力するエッジ検出手
段と、同一水平期間におけるエッジ有りの前記ブロック
の個数を計数するエッジ個数カウント手段と、対応する
エッジ個数が初めて検出された垂直位置を保持する複数
個M(2≦M≦Nなる整数)のエッジ垂直位置保持手段
と、入力される映像信号の代表値を求める第2の代表値
演算手段と、前記第2の代表値に応じて前記M個のエッ
ジ垂直位置保持手段のそれぞれが対応するエッジ個数を
変える対象エッジ個数制御手段と、前記エッジ垂直位置
保持手段で前記初めて検出された1または複数の垂直位
置のうち最も下位に検出された垂直位置を選択出力する
垂直位置選択出力手段とを具備したことを特徴とする。
【0025】(第4の構成例)アスペクト比の異なる映
像の主画面と黒帯部分の境界位置を検出する装置であっ
て、その検出結果によって境界内の画面部分のみ画面い
っぱいに表示し、黒帯部分を表示しないように制御する
ために供されるレターボックス検出装置において、有効
映像表示期間内の1 水平期間を複数N(Nは2以上の整
数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミング
パルス発生手段と、前記タイミングパルス発生手段によ
って分割されたN個の水平断片部分(以下ブロックと呼
ぶ)それぞれの映像レベルの代表値を求める第1の代表
値演算手段と、N個の代表値のライン間差分を求めるラ
イン間差分演算手段と、前記ライン間差分値を所定値t
h1と比較しエッジ有無を検出し出力するエッジ検出手
段と、前記エッジ検出手段の出力によりエッジ有りの垂
直位置を保持、出力する垂直位置保持手段と、入力され
る映像信号の代表値を求める第2の代表値演算手段と、
前記第2の代表値に応じて前記1 水平期間で分割するブ
ロックの個数Nを可変制御する水平分割数可変制御手段
とを具備したことを特徴とする。
【0026】(第5の構成例)アスペクト比の異なる映
像の主画面と黒帯部分の境界位置を検出する装置であっ
て、その検出結果によって境界内の画面部分のみ画面い
っぱいに表示し、黒帯部分を表示しないように制御する
ために供されるレターボックス検出装置において、有効
映像表示期間内の1 水平期間を複数N(Nは2以上の整
数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミング
パルス発生手段と、前記タイミングパルス発生手段によ
って分割されたN個の水平断片部分(以下ブロックと呼
ぶ)それぞれの映像レベルの代表値を求める第1の代表
値演算手段と、N個の代表値のライン間差分を求めるラ
イン間差分演算手段と、前記ライン間差分値を所定値t
h1と比較しエッジ有無を検出し出力するエッジ検出手
段と、同一水平期間におけるエッジ有りの前記ブロック
の個数を計数するエッジ個数カウント手段と、対応する
エッジ個数が検出されたときの垂直位置を保持出力する
エッジ垂直位置保持手段と、対応するエッジ個数が検出
されたときのエッジの水平位置を保持出力するエッジ位
置保持手段と、上エッジに関してさらに対応するエッジ
個数が検出され、前記エッジ位置保持手段に保持されて
いるエッジ個数より大であれば前記エッジ垂直位置保持
手段が保持出力するエッジ垂直位置と前記エッジ位置保
持手段が保持出力するエッジ位置を更新するエッジ垂直
位置・エッジ位置更新手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0027】(第6の構成例)アスペクト比の異なる映
像の主画面と黒帯部分の境界位置を検出する装置であっ
て、その検出結果によって境界内の画面部分のみ画面い
っぱいに表示し、黒帯部分を表示しないように制御する
ために供されるレターボックス検出装置において、有効
映像表示期間内の1水平期間を複数N(Nは2以上の整
数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミング
パルス発生手段と、前記タイミングパルス発生手段によ
って分割されたN個の水平断片部分(以下ブロックと呼
ぶ)それぞれの映像レベルの代表値を求める第1 の代表
値演算手段と、N個の代表値のライン間差分を求めるラ
イン間差分演算手段と、前記ライン間差分値を所定値t
h1と比較しエッジ有無を検出し出力するエッジ検出手
段と、同一水平期間におけるエッジ有りの前記ブロック
の個数を計数するエッジ個数カウント手段と、対応する
エッジ個数が検出されたときの垂直位置を保持出力する
エッジ垂直位置保持手段と、対応するエッジ個数が検出
されたときのエッジの水平位置を保持出力するエッジ位
置保持手段と、下エッジに関してさらに対応するエッジ
個数が検出され、前記エッジ位置保持手段に保持されて
いるエッジ個数以上であれば前記エッジ垂直位置保持手
段が保持出力するエッジ垂直位置と前記エッジ位置保持
手段が保持出力するエッジ位置を更新するエッジ垂直位
置・エッジ位置更新手段をもつことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のレターボックス
検出装置の第1の実施の形態の構成を示す。比較のため
従来例の字幕有り時の説明に用いた映像(図18(f)
および図2(g))が入力された場合を考える。図1
で、映像の輝度信号がエッジ有無判定回路101に入力
される。エッジ有無判定回路101は、図3に示すよう
に構成されている。
【0029】クロックパルス発生回路102は、水平同
期信号と垂直同期信号が入力され、1水平期間の有効映
像期間を8等分するブロックそれぞれの開始直前に図3
の平均値回路111をクリアするクリアパルス(図2
(e))と平均値対象期間パルス( 図2(f))を平均
値回路111に出力し、平均値回路111は1水平ブロ
ック期間ごとに輝度信号のレベルの平均値を出力する。
【0030】この平均値は入力が従来例で説明した図1
8(f)と同一映像としているので、主画部の一様に輝
度の高い部分に関しては従来例と同一の値である。尚、
図2(g)では、説明の便宜を考慮してブロックの境界
部分がわかるよう縦線を入れている。
【0031】平均値回路111の出力は、1水平期間遅
延器113の入力端子と差分器114の正入力端子に入
力される。一方、1水平期間遅延器113の出力は、差
分器114の負入力端子に入力される。差分器114
は、(現在のブロックの輝度平均値−1ライン前の同一
水平位置のブロックの輝度平均値)なる差分値を演算
し、比較器115に入力する。
【0032】比較器115の他方の入力端子には、しき
い値発生回路116で発生した値th1が入力される。
比較器115は、差分値がth1より大きいとき、上エ
ッジ有りと図1のエッジ数カウント回路103へ出力す
る。また、差分値が−th1より小さいとき、下エッジ
有りとエッジ数カウント回路103へ出力する。
【0033】エッジ数カウント回路103は、1水平期
間内の上エッジ有,下エッジ有りの個数をそれぞれカウ
ントする(図2(a)では上エッジは黒ぬりで示し
た)。図2(a)の通り、上エッジは上絵柄ラインの位
置で8個発生し、字幕上ラインの位置で4個発生してい
る。下エッジは下絵柄ラインの位置で8個発生し,入力
で4ブロックにわたっている字幕による下エッジは4個
発生する。
【0034】ライン番号生成回路105は、水平同期信
号および垂直同期信号を入力とし映像の垂直位置に対応
するライン番号を生成し、上下ラインの組3組分のライ
ン番号保持回路104へ出力する(図18(a))。こ
れらのライン番号保持回路104は、それぞれ(上エッ
ジ4個以上、下エッジ4個以上)、(上エッジ5個以
上、下エッジ5個以上)、(上エッジ6個以上、下エッ
ジ6個以上)の場合のみエッジ有りという判定が入力さ
れる。
【0035】ライン番号保持回路104は、上エッジに
対しては該当フィールドで最初に見つかったライン番号
を保持し、下エッジに対しては該当フィールドで最後に
見つかったライン番号を保持する。
【0036】したがって、この場合、該当フィールドの
有効映像期間終了時点で保持されているライン番号は、
上エッジに関しては3組のライン番号保持回路104と
もに図18(a)のv1であり、下エッジに関しては4
個以上はv3,5個以上,6個以上は図18(a)のv
2である(図2(b),(c),(d))。上エッジ4
個以上、下エッジ4個以上のライン番号保持回路104
においては、図2(b)の矢印で示すように該当フィー
ルドの有効映像期間の垂直位置v2からv3までの間で
は4個以上は一旦はv2という値が保持されるが、v3
でv3という値に更新されて、結局該当フィールドで最
後に見つかったライン番号が保持できる。
【0037】3組のライン番号保持回路104の保持値
は、フィールドの映像有効期間前に有効なライン番号と
は値で区別できる無効なライン番号の値に初期化され
る。該当個数のエッジが見つからなかった場合には、こ
の無効のライン番号のままとなる。
【0038】これらの保持されたライン番号は、絵柄ラ
イン判定回路106に入力され、3組の上エッジ保持ラ
インのうち有効でありかつもっとも大きなエッジ個数を
保持するライン番号のものを選択する。つまり、3組の
上エッジ保持ラインのうち有効であり、かつもっとも大
きなライン番号のものを選択する。そして、3組の下エ
ッジ保持ラインのうち有効でありかつもっとも小さなラ
イン番号のものを選択する。
【0039】図2の例の場合、上エッジ保持ラインはv
1が選択され、下エッジ保持ラインはv3でなくv2が
選択される。これら選択されたライン番号は無画部と主
画部の境界すなわち絵柄の上下ライン番号を示してい
る。
【0040】このようにして、絵柄ライン判定回路10
6において、選択した上下のエッジライン番号保持値が
ともに有効な値であれば該当フィールドはレターボック
ス形式であると判定出力される。
【0041】以上の動作で、字幕の下ラインを下絵柄ラ
インと間違えることなく、真の上下絵柄ラインを得るこ
とができる。本実施の形態では着目するエッジ個数とし
て、4個以上、5個以上、6個以上の3組を選んだけれ
ども他の個数を選んでもよいし、他の組数にしてもよ
い。
【0042】また、上下ともにエッジ個数が同じものを
選んだが、上下で着目するエッジ個数を変えてもよい。
さらに、本実施例では水平8分割で説明したが、分割数
は変えてよい。
【0043】本実施の形態では、入力映像が図2(g)
で示すように上下絵柄ラインで8個のブロックにわたり
エッジがある場合で説明してきたが、着目するエッジ個
数と組み数を適切に選択することにより、1水平期間の
字幕によるエッジ有りの個数より真の絵柄上下ラインで
のエッジ有りの個数が大きいという一般の場合には真の
上下絵柄ラインを得ることができる。
【0044】また、本実施の形態ではブロック内映像の
代表値として平均輝度を用いたが、メジアンなど他の演
算値を代表値として用いてもよい。
【0045】また、図4に示すようにエッジ有無判定回
路101を構成してもよい。図4では、映像の色信号
I,色信号Qを入力として絶対値回路117、118で
絶対値としこれら絶対値両出力を加算器119で加算
し、図3での輝度信号処理と同様にして平均値回路11
1bでブロック内の平均を求め、1水平期間遅延器11
3bと差分器114bでライン間差分を求め、ライン間
差分値をしきい値発生回路116bで発生したしきい値
(th2)と比較し(ライン間差分値>th2)であれ
ば色信号による上ブロックエッジ有りと判定する。ま
た、(ライン間差分値<−th2)であれば色信号によ
る下ブロックエッジ有りと判定する。
【0046】この判定結果を、図3での輝度信号側処理
によるブロックエッジ有り判定と論理和をとってエッジ
有無判定回路101のブロックエッジ有り判定出力とす
る構成である。
【0047】図5に、本発明のレターボックス検出装置
の第2の実施の形態の構成を示す。第1の実施の形態と
同一動作の部分には同一番号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0048】映像の輝度信号が、非線形処理回路207
の一方の入力端子へ入力される。この非線形処理回路2
07は、他方の入力端子が1であれば振幅を制限するこ
となく輝度信号側入力値を出力し、他方の入力端子が0
であれば振幅を所定値th3までに制限する振幅制限器
である(図6)。
【0049】非線形処理回路207の出力を入力とし
て、エッジ有無判定回路101、クロックパルス発生回
路102、エッジ数カウント回路103、ライン番号保
持回路104、ライン番号生成回路105、絵柄ライン
判定回路106は、第1の実施の形態と同様に動作す
る。第1の実施の形態で説明したとおり、絵柄ライン判
定回路106は、上下絵柄ラインとフィールド単位のレ
ターボックス判定結果を出力する。
【0050】3組構成のエッジ位置保持回路208は、
3組構成のライン番号保持回路104(エッジ数が4個
以上、エッジ数が5個以上、エッジ数が6個以上)と1
対1に対応しており、ライン番号保持回路104がライ
ン番号を更新するたびに、その1水平期間のブロックエ
ッジ有りの水平位置をエッジ有無判定回路101から得
て更新保持する。
【0051】より具体的に説明すれば、上エッジについ
ては、4個以上、5個以上、6個以上に関し共にv1の
ラインのエッジの水平位置を保持する。一方下エッジに
ついては、当初は4個以上、5個以上、6個以上に関し
ては共にv2のラインのエッジの水平位置を保持する
が、v3のラインの位置に来たらエッジの個数は4個し
か存在しないので、下エッジ4個以上のライン番号保持
回路104に対応するエッジ保持回路208に保持され
ている水平位置を、(11111111)から(001
11100)に更新保持する。
【0052】絵柄ラインエッジ選択回路209は、エッ
ジ位置保持回路208で保持したエッジ位置を入力と
し、絵柄ライン判定回路106で判定したエッジ個数に
対応するエッジ位置を出力する。
【0053】絵柄ライン動き検出回路210は、絵柄ラ
イン判定回路106の出力である上下絵柄ラインと判定
結果を入力とし、現フィールドの上下絵柄ラインと1フ
ィールド前の上下絵柄ラインそれぞれのライン差が所定
値th4より大きければエッジ蓄積回路213の蓄積し
たエッジ水平位置をクリアし、所定値th4以内であれ
ばクリアしない。
【0054】また、絵柄ライン動き検出回路210は、
現フィールドの上下絵柄ラインと1フィールド前の上下
絵柄ラインそれぞれのライン差が所定値th5より大き
ければ絵柄ラインは動きが大きいことを意味する0をそ
れぞれ出力し、所定値th5以内であれば動きが小さい
ことを意味する1をそれぞれ出力する。
【0055】安定性検出回路211は、上下絵柄ライン
の動き検出結果の入力が所定フィールド期間の間、共に
かつ常に1であれば安定と検出し安定ライン保持回路2
12へ1を出力し、1フィールドでも上下絵柄ラインの
いずれかの動き検出結果が0であれば安定でないと検出
し安定ライン保持回路212へ0を出力する。
【0056】安定ライン保持回路212は、安定性検出
結果が1であれば現在の上下絵柄ラインを絵柄ライン判
定回路106から得て、安定上下絵柄ラインを更新す
る。逆に、安定性検出結果が0であれば安定上下絵柄ラ
インを更新せずに以前のままの値で保持する。
【0057】このようにして更新、保持した安定上下絵
柄ラインを出力する一方、安定上下絵柄ラインから絵柄
期間と上下αラインを1として示す絵柄期間信号(図7
(b))を、非線形処理回路207の振幅制御入力端子
へ出力する。
【0058】この動作により、振幅制限出力は安定上下
絵柄ラインの外側でのみ振幅制限される(図7
(c))。したがって、一旦安定上下絵柄ラインが設定
されると、輝度の高い横に長い字幕が現れても、その垂
直位置にブロックエッジ有りが発生しない程度に振幅制
限するよう制御することができるので、安定して上下絵
柄ラインを検出し続けられる。
【0059】ここで非線形処理回路207として振幅制
限器を用いたが、所定値thjより大きなレベルの画素
とその両側近傍の所定値limを超える画素を所定値l
imの値に置換するレベル置換回路としても同様の効果
が得られる(図8)。
【0060】尚、絵柄ライン動き検出回路210、安定
性検出回路211、安定ライン保持回路212は、フレ
ーム単位で動作しても良い。
【0061】エッジ蓄積回路213は、絵柄ライン動き
検出回路210からの入力によってクリアされない限り
各フィールドでのエッジ有りの水平位置を論理和して蓄
積し、絵柄ラインが安定している期間にエッジが存在し
た水平位置(エッジ有りの軌跡)をエッジ有無検出回路
214へ出力する。
【0062】エッジ有無検出回路214は、エッジ有り
軌跡の水平位置の個数を求め、所定値th6より大きけ
れば安定上下絵柄ラインが有効であることを示す1を出
力し、所定値th6以下であれば安定上下絵柄ラインが
無効であることを示す0を出力する。
【0063】このエッジ蓄積回路213とエッジ有無検
出回路214の動作を、図20のように画面上で明るい
部分が右から左へ流れる場合について説明する。図22
に示すように、絵柄ラインエッジ選択回路209からの
出力を(a)とすると、時間経過につれてブロックエッ
ジ有りを示す1が右から左へ移動する。したがって
(c)のように更新後の蓄積値が変化して行き、エッジ
有無検出回路214は蓄積値の1の個数が所定値th6
(=6)を超えると有効と出力する。
【0064】したがって、フィールド単位でのブロック
エッジの個数がたとえば4個であって比較的エッジ個数
が小さく、そのフィールドだけのエッジ個数ではエッジ
ありと判定できない場合でも、蓄積値が所定値th6を
超えればエッジの軌跡を考慮して十分なエッジ個数があ
ると判断できる。
【0065】以上の説明では、エッジ位置保持回路20
8がライン番号保持回路104と1対1 対応となるよう
配置したけれども、エッジ位置保持回路208を該当す
るエッジ個数有りのラインに対応するブロックエッジ有
り水平位置のみでなく、垂直に前後するラインのブロッ
クエッジ有り水平位置もあわせて保持するよう構成し、
絵柄ラインエッジ選択回路209では垂直に前後するラ
インのブロック有り水平位置もあわせて出力し、エッジ
蓄積回路213でそれら垂直に前後するラインのブロッ
ク有り水平位置をもそれぞれ論理和するよう構成するこ
ともできる。この構成にすれば、図21のように主画部
と無画部の境界が走査線に平行で無い場合でもレターボ
ックス形式であると検出できる。
【0066】以上説明したように、単一フィールドのみ
ではレターボックス形式と判定できない画像(たとえば
図20)や、主画部と無画部の境界が走査線に平行で無
くやや斜めになっている画像(たとえば図21)でも蓄
積エッジ個数によるエッジ有無検出を行えばレターボッ
クス形式と判定することができる。
【0067】以上2つの実施例を用いてロジック回路的
に説明したが、マイクロコンピュータやDSP(Dig
ital Signal Processor)に代表
されるプログラムソフトウェアによる構成も当然可能で
ある。
【0068】図9に、本発明のレターボックス検出装置
の第3の実施の形態の構成を示す。第1と第2の実施の
形態と同一動作の部分には同一番号を付し詳細な説明は
省略する。
【0069】映像信号の輝度信号成分が非線形処理回路
207へ入力される。非線形処理回路207の出力はエ
ッジ有無判定回路101へ入力される。
【0070】垂直同期信号と水平同期信号を入力とする
クロックパルス発生回路102は、前述したクリアパル
ス(図2(e))と平均値対象期間パルス(図2
(f))を発生し、エッジ有無判定回路101の他方の
入力端子へ供給する。
【0071】エッジ有無判定回路101は、1水平期間
の有効映像期間を8等分したブロックそれぞれのライン
間差分をとり、それぞれのブロックの上エッジ,下エッ
ジの有無を判定する。
【0072】この上下のエッジ有無判定結果は、エッジ
数カウント回路303,エッジ位置保持回路308へ入
力される。
【0073】エッジ数カウント回路303は1水平期間
のエッジ有無の個数をカウントし、それぞれ3 個以上の
とき1,4個以上のとき1,5個以上のとき1,6個以
上のとき1,7個以上のとき1の出力を、エッジ数制御
回路316へ出力する。
【0074】一方、映像信号の輝度成分は平均値演算回
路315へも入力される。平均値演算回路315は、
4:3画面でみて図10に示すようにレターボックス画
面の主画部にほぼ相当する画面中央部の平均輝度レベル
を演算し、その値を垂直(以下、Vという)ブランキン
グ期間に更新し、エッジ数制御回路316へ出力する。
【0075】エッジ数制御回路316は、平均値演算回
路315の出力値に応じて出力を変える。図11は、エ
ッジ数制御回路316の動作を説明するフローチャート
である。
【0076】エッジ数制御回路316には、エッジ数カ
ウント結果としては3 個以上,4 個以上,5個以上,6
個以上,7個以上の5種類が入力されている。
【0077】平均値演算回路315の出力が、しきい値
th7以上のとき画面中央部は明るいと判断し(ST1
11のYESの場合)、5種類のカウント結果のうち4
個以上,5個以上,6個以上,7個以上のエッジ数の多
い側の4種類を選択出力する(ST112)。
【0078】平均値演算回路315の出力がしきい値t
h7未満のときには画面中央部は暗いと判断し(ST1
11のNOの場合)、5 種類のカウント結果のうち3個
以上,4個以上,5個以上,6個以上のエッジ数の少な
い側の4種類を選択出力する(ST113)。
【0079】図12に示すように、エッジの個数に応じ
てライン番号保持回路304とエッジ位置保持回路30
8は、1対1に対応している。
【0080】ライン番号保持回路304a〜dとエッジ
位置保持回路308a〜dは、フィールド毎に対応する
上エッジ有り個数の水平期間が初めてきた時にライン番
号およびエッジ有りの水平位置を更新保持する。この動
作で各エッジ有り個数が発生したそれぞれ最も上のライ
ン番号とそのときのエッジ有りの水平位置を保持するこ
とができる。
【0081】また、対応するエッジ個数に対応するエッ
ジが1フィールド期間にわたって発生しなければ、Vブ
ランキング終了時点で初期化されたときの無効なライン
番号がライン番号保持回路304には残る。
【0082】ライン番号保持回路304e〜hとエッジ
位置保持回路308e〜hは、フィールド毎に対応する
下エッジ有り個数の水平期間がくるたびにライン番号お
よびエッジ有りの水平位置を更新保持する。この動作で
各エッジ有り個数が発生したそれぞれ最も下のライン番
号とそのときのエッジ有りの水平位置を保持することが
できる。
【0083】また、対応するエッジ個数に対応するエッ
ジが1フィールド期間にわたって発生しなければ、Vブ
ランキング終了時点で初期化されたときの無効なライン
番号がライン番号保持回路304には残る。
【0084】絵柄ライン判定回路306は、ライン番号
保持回路304から出力される上下それぞれ4種類のラ
イン番号のうち上エッジについては最も大きなライン番
号を、下エッジについては最も小さなのライン番号を判
定出力する。
【0085】また、絵柄ライン判定回路306は、判定
出力となったライン番号を保持したライン番号保持に対
応する信号を、絵柄ラインエッジ選択回路309へ出力
する。
【0086】この出力が入力された絵柄ラインエッジ選
択回路309は、エッジ位置保持回路308の対応する
エッジ水平位置を選択し、エッジ蓄積回路213へ出力
する。
【0087】以降の動作は、第2の実施の形態の動作説
明と同様である。
【0088】以上の動作を、更に説明する。画面中央部
が高輝度の場合には、着目するエッジ数を4〜7個と多
くする。画面中央部が高輝度の場合には、多くのエッジ
数を期待できる。
【0089】このとき1水平期間で期待より少ないエッ
ジ個数、すなわちエッジが3 個以下発生するような字幕
や絵柄に対しては感知しなくなるので、誤動作が少なく
なる。
【0090】一方、画面中央部が低輝度の場合には、エ
ッジ検出用のしきい値th1は下げず、着目するエッジ
数を3〜6個と少なくする。このことで画面中央部が低
輝度の場合には、あまり多くのエッジ数は期待できない
けれども、エッジ検出用しきい値th1はそのままなの
でエッジが発生したことは確実である。
【0091】したがって、比較的少ないエッジ個数であ
っても蓄積エッジ個数として水平期間の大部分を占める
ことがわかればエッジが存在していると判定でき、低輝
度に対しても性能が確保できる。本実施の形態では着目
エッジ個数の組を4 〜7 個,3 〜6 個としたが、この組
み合わせに限らず他の組み合わせでもよい。
【0092】また、平均値演算回路315の対象領域と
して画面中央部を選んだが、レターボックス映像入力時
にほぼ常に無画部領域となる画面上下付近の数ラインを
対象領域とすることもできる(図13)。
【0093】この平均値演算回路315の出力が大きい
値の場合には、無画部のレベルが浮き上がっていると判
断できるので着目エッジ有り個数を大きくして誤動作を
少なくし、一方小さい値の場合には着目エッジ有り個数
をやや小さくして性能を確保することもできる。
【0094】中央部の平均レベルが高いとき、レベルが
一様に分布しているとすれば、真のエッジラインのエッ
ジ有り個数は多いと期待できる。このとき、エッジライ
ンと判定するために必要なエッジ有り個数のしきい値を
高い値にする。こうすると前記実施例で示す通り、字幕
分離能力が高くなる。
【0095】図14に、本発明のレターボックス検出装
置の第4の実施の形態の構成を示す。第1の実施の形態
と同一動作の部分には同一番号を付し詳細な説明は省略
する。
【0096】映像信号の輝度成分が、平均値演算回路4
07およびエッジ有無判定回路101へ入力される。平
均値演算回路407は、図10で示される画面中央付近
を対象として入力された輝度成分の平均値を演算し、V
ブランキング期間に平均値を保持し、次の1 フィールド
期間出力する。
【0097】平均値演算回路407の出力は、水平分割
数可変制御回路408へ入力される。水平分割数可変制
御回路408は、入力された平均値がしきい値th8以
上であれば輝度が十分あると判定し、クロックパルス発
生回路402へ1を出力する。
【0098】クロックパルス発生回路402は、これを
うけ水平分割数=8となるクロックパルスを発生する。
【0099】一方、水平分割数可変制御回路408へ入
力された平均値が、しきい値th8未満であれば輝度不
足であると判定し、クロックパルス発生回路402へ0
を出力する。
【0100】クロックパルス発生回路402は、これを
受け輝度が十分ある場合の水平分割数より小さな分割数
例えば4となるクロックパルスを発生する。
【0101】以上の動作により、画面中央部付近が低輝
度のときの水平分割数を高輝度のときの水平分割数より
少なくすることで、低輝度時の1ブロック中の画素数が
増えSNを向上させることができる。
【0102】ここでは、画面中央部付近の平均輝度レベ
ルに着目したが、画面上下部のレターボックス映像入力
時には無画部となる1 乃至数ラインに関するノイズレベ
ルに着目し、平均値演算回路407をノイズレベル演算
回路に差し替えて、ノイズレベルが高いとき水平分割数
を少なくするよう制御する水平分割数可変制御回路40
8としてもよい。
【0103】図15に、本発明のレターボックス検出装
置の第5の実施の形態の構成を示す。前述の実施の形態
と同一動作の部分には同一番号を付し詳細な説明は省略
する。
【0104】映像の輝度信号が非線形処理回路207の
一方の入力端子へ入力される。非線形処理回路207の
出力を入力として、第1の実施の形態と同様にエッジ有
無判定回路101,クロックパルス発生回路102,エ
ッジ数カウント回路103,ライン番号保持回路10
4,ライン番号生成回路105は動作する。
【0105】ライン番号判定回路516は、ライン番号
保持回路104で保持された上下絵柄ラインが入力され
両者とも有効であればフィールド単位レターボックスと
して判定結果を出力する。
【0106】1組構成のエッジ位置保持回路508は、
1組構成のライン番号保持回路104と1対1対応して
おり、ライン番号保持回路104がライン番号を更新す
るたびに(具体的には、後述する水平垂直エッジ位置更
新回路515からの更新を指示する制御信号を受け)、
その1水平期間のブロックエッジ有りの水平位置をエッ
ジ有無判定回路101から得て更新保持出力する。
【0107】エッジ位置保持回路508,水平垂直エッ
ジ位置更新回路515,ライン番号保持回路104の動
作を説明する。
【0108】水平垂直エッジ位置更新回路515の着目
するエッジ有り個数は、4から7個とする。図16(図
2と同一)の(b)の4:3画面に見られるような映像
が入力されたとする。毎回の垂直ブランキングの終わり
付近、すなわち図16(b)で示す画面上端より前の時
刻に、ライン番号保持回路104は無効なライン番号
に、エッジ位置保持回路508は0に初期化される。
【0109】エッジ数カウント回路103(図16
(a))の出力は、垂直位置がv1になると上エッジ有
り個数が初めて8となる。
【0110】このとき、上エッジに関してエッジ数カウ
ント回路103側の上エッジ有り個数が8,一方エッジ
位置保持回路508の保持している上エッジ有り個数は
0であり、両者を比較すると現在のエッジ数カウント回
路103の値の方が大きい。
【0111】従って、上エッジに関する水平垂直エッジ
位置更新条件 (現在の上エッジ有り個数)>(エッジ
位置保持回路508の保持する上エッジ有り個数) を
満足するので、エッジ水平垂直エッジ位置更新回路51
5は、更新を指示する制御信号をライン番号保持回路1
04とエッジ位置保持回路508へ供給する。
【0112】この制御信号の入力により、ライン番号保
持回路104は、その時刻のライン番号をライン番号生
成回路105から得て保持する。
【0113】また前記制御信号の入力により、エッジ位
置保持回路508は、エッジ有無判定回路101が出力
している現在の水平エッジ位置(11111111)と
いう値で更新する。
【0114】つづいて垂直位置がv2になると、エッジ
数カウント回路103の出力は、下エッジ有り個数8と
なる。このとき、下エッジに関してエッジ数カウント回
路103側の下エッジ有り個数が8、一方エッジ位置保
持回路508の保持している下エッジ有り個数は0であ
るので、両者を比較すると現在のエッジ数カウント回路
103の出力がエッジ位置保持回路508で保持してい
る値以上である。
【0115】従って、下エッジに関する水平垂直エッジ
位置更新条件 (現在の下エッジ個数≧(エッジ位置保
持回路の保持する下エッジ個数) を満足するので、水
平垂直エッジ位置更新回路515は、更新を指示する制
御信号をライン保持回路104とエッジ位置保持回路5
08へ供給する。
【0116】この制御信号の入力により、ライン番号保
持回路104は、その時刻のライン番号をライン番号生
成回路105から得て保持する。
【0117】また前記制御信号の入力により、エッジ位
置保持回路508は、エッジ有無判定回路101が出力
している現在の水平エッジ位置(11111111)と
いう値で更新する。例えば、これ以降の垂直位置におい
て、エッジ位置保持回路508の保持している水平エッ
ジ個数が、エッジ数カウント回路103の出力個数以上
であれば、水平垂直エッジ位置更新回路515は、更新
を指示する制御信号を、ライン番号保持回路104とエ
ッジ位置保持回路508へ供給する。
【0118】垂直位置がv4になると、字幕による上エ
ッジに出会う。このときエッジ数カウント回路103の
出力の上エッジ有り個数は4、エッジ有無判定回路10
1の上エッジ位置は(00111100)である。
【0119】一方エッジ位置保持回路508の保持して
いる上エッジ個数が8であり、v4での上エッジ有り個
数と比較して、エッジ位置保持回路508の保持してい
る上エッジ個数の方が大きいので、更新条件を満たさ
ず、水平垂直エッジ位置更新回路515は、更新を指示
する制御信号をライン番号保持回路104とエッジ位置
保持回路に出力しない。
【0120】引き続いて、垂直位置がv3になると字幕
による下エッジに出会う。
【0121】このときエッジ数カウント回路103の出
力の下エッジ有り個数は4、エッジ有無判定回路101
の下エッジ位置は(00111100)である。
【0122】一方エッジ位置保持回路508の保持して
いる下エッジ個数が8であり、v3での下エッジ有り個
数と比較して、エッジ位置保持回路508の保持してい
る下エッジ個数の方が大きいので、更新条件を満たさ
ず、水平垂直エッジ位置更新回路515は、更新を指示
する制御信号を、ライン番号保持回路104とエッジ位
置保持回路508に出力しない。
【0123】1フィールドの有効映像期間が終了し、最
終的にライン番号保持回路104で保持され絵柄ライン
動き検出回路210などの次の段への出力となるライン
番号は、上エッジライン=v1,下エッジライン=v
2,エッジ蓄積回路213へ出力されるエッジ水平位置
は、上エッジ位置(11111111),下エッジ位置
(11111111)となる。したがって、字幕の影響
を受けずに真の絵柄の上下ラインを出力できている。以
降の次の段の動作は前出の実施の形態と同様である。
【0124】なお絵柄ラインについては、上または下エ
ッジラインのみを求めるようにしても良い。
【0125】
【発明の効果】以上本発明によれば、水平に分割したブ
ロックに関してエッジ有無を判定した後1水平期間のエ
ッジ個数でエッジ有無を検出するため、ライン単位のエ
ッジ有無検出では困難であった画像でのレターボックス
検出が容易となる。
【0126】更に、図11乃至図13の映像についても
レターボックス形式であるか否かを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレターボックス検出装置の第1の実施
の形態をの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレターボックス検出装置の動作を説明す
るための図である。
【図3】図1のエッジ有無判定回路101の構成を示す
ブロック図である。
【図4】図1のエッジ有無判定回路101の別の構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明のレターボックス検出装置の第2の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の非線形処理回路207(振幅制限器)の
入出特性の一例を示す特性図である。
【図7】図5の非線形処理回路207(振幅制限器)の
動作を説明する図である。
【図8】図5の非線形処理回路207(レベル置換器)
の動作を説明する図である。
【図9】本発明のレターボックス検出装置の第3の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図10】図9の平均値演算回路315、図14の平均
値演算回路407の演算対象領域を画面上の斜線部とし
て示した図である。
【図11】図9のエッジ制御回路316の動作を説明す
るフローチャート図である。
【図12】図9のエッジ数制御回路316、ライン番号
保持回路304、エッジ位置保持回路308の動作を説
明するブロック図である。
【図13】図9の平均値演算回路315、図14の平均
値演算回路407の別の演算対象領域を画面上の斜線部
として示した図である。
【図14】本発明のレターボックス検出装置の第4の実
施の形態の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明のレターボックス検出装置の第5の実
施の形態の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明のレターボックス検出装置の第5の実
施の形態の動作を説明するための図である。
【図17】従来のレターボックス検出装置の構成を示す
ブロック図である。
【図18】図17のレターボックス検出装置の動作を説
明するための図である。
【図19】図17のレターボックス検出装置が、レター
ボックス形式であるか否かを誤検出する映像の例を示す
図である。
【図20】図17のレターボックス検出装置が、レター
ボックス形式であるか否かを誤検出する映像の例を示す
図である。
【図21】図17のレターボックス検出装置が、レター
ボックス形式であるか否かを誤検出する映像の例を示す
図である。
【図22】図5のエッジ蓄積回路213、エッジ有無検
出回路214の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
101・・・エッジ有無判定回路、102・・・クロッ
クパルス発生回路、103・・・エッジ数カウント回
路、104・・・ライン番号保持回路、105・・・ラ
イン番号生成回路、106・・・絵柄ライン判定回路、
111・・・平均値回路、113・・・1水平期間(1
H)遅延器、114・・・差分器、115・・・比較
器、116・・・しきい値発生回路、117、118・
・・絶対値回路、119・・・加算器、111b・・・
平均値回路、113b・・・1水平期間(1H)遅延回
路、114b・・・差分器、115b・・・比較器、1
16b・・・しきい値発生回路、207・・・非線形処
理回路、208・・・エッジ位置保持回路、209・・
・絵柄ラインエッジ選択回路、210・・・絵柄ライン
動き検出回路、211・・・安定性検出回路、212・
・・安定ライン保持回路、213・・・エッジ蓄積回
路、214・・・エッジ有無検出回路、303・・・エ
ッジ数カウント回路、304・・・ライン番号保持回
路、306・・・絵柄ライン判定回路、308・・・エ
ッジ位置保持回路、309・・・絵柄ラインエッジ選択
回路、315・・・平均値演算回路、316・・・エッ
ジ数制御回路、402・・・クロックパルス発生回路、
407・・・平均値演算回路、408・・・水平分割数
可変制御回路、508・・・エッジ位置保持回路、51
5・・・水平垂直エッジ位置更新回路、516・・・ラ
イン番号判定回路。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスペクト比の異なる映像の主画面と黒
    帯部分の境界位置を検出する装置であって、その検出結
    果によって境界内の画面部分のみ画面いっぱいに表示
    し、黒帯部分を表示しないように制御するために供され
    るレターボックス検出装置において、 有効映像表示期間内の1 水平期間を複数N(Nは2以上
    の整数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミ
    ングパルス発生手段と、 前記タイミングパルス発生手段によって分割されたN個
    の水平断片部分( 以下ブロックと呼ぶ) それぞれの映像
    レベルの代表値を求める代表値演算手段と、 N個の代表値のライン間差分を求めるライン間差分演算
    手段と、 前記ライン間差分値を所定値th1と比較しエッジ有無
    を検出し出力するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段の出力によりエッジ有りの垂直位置
    を保持、出力する垂直位置保持手段とを具備したことを
    特徴とするレターボックス検出装置。
  2. 【請求項2】 前記代表値演算手段は、前記ブロック内
    の映像信号の平均輝度レベルを求める平均輝度レベル演
    算手段を具備することを特徴とする請求項1記載のレタ
    ーボックス検出装置。
  3. 【請求項3】 前記代表値演算手段は、前記ブロック内
    の映像信号の色信号成分のレベルの絶対値を求める絶対
    値演算手段と、前記絶対値の平均レベルを求める平均レ
    ベル演算手段とを具備したことを特徴とする請求項1記
    載のレターボックス検出装置。
  4. 【請求項4】 前記エッジ検出手段は、前記ライン間差
    分値を前記所定値th1と比較し該当する水平位置の垂
    直エッジ有無を判定する垂直エッジ有無判定手段を具備
    し、 前記垂直位置保持手段は、同一水平期間におけるエッジ
    有の前記ブロックの個数を計数するエッジ個数カウント
    手段と、対応するエッジ個数が検出されるたびに垂直位
    置を保持し、対応するエッジ個数が1垂直期間において
    最後に検出された垂直位置を保持する複数個M(Mは2
    ≦M≦Nなる整数)のエッジ垂直位置保持手段と、前記
    エッジ垂直位置保持手段で前記最後に検出保持された1
    または複数の垂直位置のうち最も上位に検出された垂直
    位置を選択出力する垂直位置選択出力手段とを具備した
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレ
    ターボックス検出装置。
  5. 【請求項5】 前記エッジ検出手段は、前記ライン間差
    分値を前記所定値th1と比較し該当する水平位置の垂
    直エッジ有無を判定する垂直エッジ有無判定手段を具備
    し、 前記垂直位置保持手段は、同一水平期間におけるエッジ
    有のブロックの個数を計数するエッジ個数カウント手段
    と、対応するエッジ個数が初めて検出された垂直位置を
    保持する複数個M(Mは2≦M≦Nなる整数)のエッジ
    垂直位置保持手段と、前記エッジ垂直位置保持手段で前
    記初めて検出保持された1または複数の垂直位置のうち
    最も下位に検出された垂直位置を選択出力する垂直位置
    選択出力手段とを具備したことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載のレターボックス検出装置。
  6. 【請求項6】 前記垂直位置選択出力手段から出力され
    る前記垂直位置を入力とし、垂直位置のフィールド間ま
    たはフレーム間での動きが所定値th5より小さいこと
    を検出する垂直位置動き検出手段と、 前記垂直位置動き検出手段の出力が所定期間の間動きが
    小さいことを検出する垂直位置安定検出手段と、 垂直位置安定時のみ前記垂直位置選択出力手段からの垂
    直位置で更新し、垂直位置不安定時には以前の垂直位置
    を保持、出力する安定垂直位置保持手段とを具備したこ
    とを特徴とする請求項4又は5に記載のレターボックス
    検出装置。
  7. 【請求項7】 前記垂直位置選択出力手段から出力され
    る前記垂直位置を入力とし、垂直位置のフィールド間ま
    たはフレーム間での動きが所定値th4より小さいこと
    を検出する垂直位置動き検出手段と、 前記垂直位置ラインまたは前記垂直位置ラインとその近
    傍のラインについて、前記垂直位置の動きが所定値th
    4より小さい時にはブロックのエッジ有の水平位置を複
    数フィールドにわたって水平位置毎にそれぞれ論理和し
    て蓄積保持し、前記垂直位置の動きが所定値th4以上
    の時にはクリアするエッジ蓄積保持手段と、 前記エッジ蓄積保持手段に保持されたエッジ個数により
    前記垂直位置ラインのエッジ有無を検出するエッジ有無
    検出手段を具備したことを特徴とする請求項4又は5に
    記載のレターボックス検出装置。
  8. 【請求項8】 前記安定垂直位置ラインより外側の映像
    について、非線形処理を施す非線型処理手段が前記代表
    値演算手段の前に配置されたことを特徴とする請求項6
    記載のレターボックス検出装置。
  9. 【請求項9】 前記非線形処理手段は、振幅レベル制限
    処理手段であることを特徴とする請求項8に記載のレタ
    ーボックス検出装置。
  10. 【請求項10】 前記非線形処理手段は、振幅レベルが
    所定値Aを超える画素または前記画素および近傍画素の
    うち所定値Bを超える画素を前記所定値A未満の所定値
    Bで置き換える置換処理手段であることを特徴とする請
    求項8に記載のレターボックス検出装置。
  11. 【請求項11】 アスペクト比の異なる映像の主画面と
    黒帯部分の境界位置を検出する装置であって、その検出
    結果によって境界内の画面部分のみ画面いっぱいに表示
    し、黒帯部分を表示しないように制御するために供され
    るレターボックス検出装置において、 有効映像表示期間内の1水平期間を複数N(Nは2以上
    の整数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミ
    ングパルス発生手段と、 前記タイミングパルス発生手段によって分割されたN個
    の水平断片部分(以下ブロックと呼ぶ)それぞれの映像
    レベルの代表値を求める第1の代表値演算手段と、 N個の代表値のライン間差分を求めるライン間差分演算
    手段と、 前記ライン間差分値を所定値th1と比較しエッジ有無
    を検出し出力するエッジ検出手段と、 同一水平期間におけるエッジ有りの前記ブロックの個数
    を計数するエッジ個数カウント手段と、 対応するエッジ個数が最後に検出された垂直位置を保持
    する複数個M(2≦M≦Nなる整数)のエッジ垂直位置
    保持手段と、 入力される映像信号の代表値を求める第2の代表値演算
    手段と、 前記第2の代表値に応じて前記M個のエッジ垂直位置保
    持手段のそれぞれが対応するエッジ個数を変える対象エ
    ッジ個数制御手段と、 前記エッジ垂直位置保持手段で前記最後に検出された1
    または複数の垂直位置のうち最も上位に検出された垂直
    位置を選択出力する垂直位置選択出力手段とを具備した
    ことを特徴とするレターボックス検出装置。
  12. 【請求項12】 アスペクト比の異なる映像の主画面と
    黒帯部分の境界位置を検出する装置であって、その検出
    結果によって境界内の画面部分のみ画面いっぱいに表示
    し、黒帯部分を表示しないように制御するために供され
    るレターボックス検出装置において、 有効映像表示期間内の1水平期間を複数N(Nは2以上
    の整数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミ
    ングパルス発生手段と、 前記タイミングパルス発生手段によって分割されたN個
    の水平断片部分(以下ブロックと呼ぶ)それぞれの映像
    レベルの代表値を求める第1の代表値演算手段と、 N個の代表値のライン間差分を求めるライン間差分演算
    手段と、 前記ライン間差分値を所定値th1と比較しエッジ有無
    を検出し出力するエッジ検出手段と、 同一水平期間におけるエッジ有りの前記ブロックの個数
    を計数するエッジ個数カウント手段と、 対応するエッジ個数が初めて検出された垂直位置を保持
    する複数個M(2≦M≦Nなる整数)のエッジ垂直位置
    保持手段と、 入力される映像信号の代表値を求める第2の代表値演算
    手段と、 前記第2の代表値に応じて前記M個のエッジ垂直位置保
    持手段のそれぞれが対応するエッジ個数を変える対象エ
    ッジ個数制御手段と、 前記エッジ垂直位置保持手段で前記初めて検出された1
    または複数の垂直位置のうち最も下位に検出された垂直
    位置を選択出力する垂直位置選択出力手段とを具備した
    ことを特徴とするレターボックス検出装置。
  13. 【請求項13】 第2の代表値演算手段が、有効映像期
    間の上部または下部の1 乃至複数ラインに関する平均レ
    ベルを求める平均値演算手段であることを特徴とする請
    求項11乃至12のレターボックス検出装置。
  14. 【請求項14】 第2の代表値演算手段が、有効映像期
    間の中央部の複数ラインに関する平均レベルを求める平
    均値演算手段であることを特徴とする請求項11乃至1
    2のレターボックス検出装置。
  15. 【請求項15】 アスペクト比の異なる映像の主画面と
    黒帯部分の境界位置を検出する装置であって、その検出
    結果によって境界内の画面部分のみ画面いっぱいに表示
    し、黒帯部分を表示しないように制御するために供され
    るレターボックス検出装置において、 有効映像表示期間内の1水平期間を複数N(Nは2以上
    の整数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミ
    ングパルス発生手段と、 前記タイミングパルス発生手段によって分割されたN個
    の水平断片部分(以下ブロックと呼ぶ)それぞれの映像
    レベルの代表値を求める第1の代表値演算手段と、 N個の代表値のライン間差分を求めるライン間差分演算
    手段と、 前記ライン間差分値を所定値th1と比較しエッジ有無
    を検出し出力するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段の出力によりエッジ有りの垂直位置
    を保持、出力する垂直位置保持手段と、 入力される映像信号の代表値を求める第2の代表値演算
    手段と、 前記第2の代表値に応じて前記1 水平期間で分割するブ
    ロックの個数Nを可変制御する水平分割数可変制御手段
    とを具備したことを特徴とするレターボックス検出装
    置。
  16. 【請求項16】 第2の代表値演算手段が有効映像期間
    の中央部の複数ラインに関する平均レベルを求める平均
    値演算手段であることを特徴とする請求項15のレター
    ボックス検出装置。
  17. 【請求項17】 第2の代表値演算手段が、有効映像期
    間の上部または下部の1 乃至複数ラインに関するノイズ
    レベルを求めるノイズレベル演算手段であることを特徴
    とする請求項15のレターボックス検出装置。
  18. 【請求項18】 アスペクト比の異なる映像の主画面と
    黒帯部分の境界位置を検出する装置であって、その検出
    結果によって境界内の画面部分のみ画面いっぱいに表示
    し、黒帯部分を表示しないように制御するために供され
    るレターボックス検出装置において、 有効映像表示期間内の1 水平期間を複数N(Nは2以上
    の整数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミ
    ングパルス発生手段と、 前記タイミングパルス発生手段によって分割されたN個
    の水平断片部分(以下ブロックと呼ぶ)それぞれの映像
    レベルの代表値を求める第1の代表値演算手段と、 N個の代表値のライン間差分を求めるライン間差分演算
    手段と、 前記ライン間差分値を所定値th1と比較しエッジ有無
    を検出し出力するエッジ検出手段と、 同一水平期間におけるエッジ有りの前記ブロックの個数
    を計数するエッジ個数カウント手段と、 対応するエッジ個数が検出されたときの垂直位置を保持
    出力するエッジ垂直位置保持手段と、 対応するエッジ個数が検出されたときのエッジの水平位
    置を保持出力するエッジ位置保持手段と、 上エッジに関してさらに対応するエッジ個数が検出さ
    れ、前記エッジ位置保持手段に保持されているエッジ個
    数より大であれば前記エッジ垂直位置保持手段が保持出
    力するエッジ垂直位置と前記エッジ位置保持手段が保持
    出力するエッジ位置を更新するエッジ垂直位置・エッジ
    位置更新手段とを具備したことを特徴とするレターボッ
    クス検出装置。
  19. 【請求項19】 アスペクト比の異なる映像の主画面と
    黒帯部分の境界位置を検出する装置であって、その検出
    結果によって境界内の画面部分のみ画面いっぱいに表示
    し、黒帯部分を表示しないように制御するために供され
    るレターボックス検出装置において、 有効映像表示期間内の1水平期間を複数N(Nは2以上
    の整数)に分割するタイミングパルスを発生するタイミ
    ングパルス発生手段と、 前記タイミングパルス発生手段によって分割されたN個
    の水平断片部分(以下ブロックと呼ぶ)それぞれの映像
    レベルの代表値を求める第1 の代表値演算手段と、 N個の代表値のライン間差分を求めるライン間差分演算
    手段と、 前記ライン間差分値を所定値th1と比較しエッジ有無
    を検出し出力するエッジ検出手段と、 同一水平期間におけるエッジ有りの前記ブロックの個数
    を計数するエッジ個数カウント手段と、 対応するエッジ個数が検出されたときの垂直位置を保持
    出力するエッジ垂直位置保持手段と、 対応するエッジ個数が検出されたときのエッジの水平位
    置を保持出力するエッジ位置保持手段と、 下エッジに関してさらに対応するエッジ個数が検出さ
    れ、前記エッジ位置保持手段に保持されているエッジ個
    数以上であれば前記エッジ垂直位置保持手段が保持出力
    するエッジ垂直位置と前記エッジ位置保持手段が保持出
    力するエッジ位置を更新するエッジ垂直位置・エッジ位
    置更新手段をもつことを特徴とするレターボックス検出
    装置。
JP9093789A 1996-10-17 1997-04-11 レターボックス検出装置 Pending JPH10178598A (ja)

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JP2006339737A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル放送受信機
US7957593B2 (en) 2006-04-12 2011-06-07 Sony Corporation Method and apparatus for processing image, recording medium, and computer program
WO2013118197A1 (ja) * 2012-02-10 2013-08-15 パナソニック株式会社 通信装置、通信方法および通信プログラム

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