JPH0833125A - 外部配線の引き込み構造 - Google Patents
外部配線の引き込み構造Info
- Publication number
- JPH0833125A JPH0833125A JP16256294A JP16256294A JPH0833125A JP H0833125 A JPH0833125 A JP H0833125A JP 16256294 A JP16256294 A JP 16256294A JP 16256294 A JP16256294 A JP 16256294A JP H0833125 A JPH0833125 A JP H0833125A
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- JP
- Japan
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- closing plate
- external wiring
- plate
- cuts
- external wire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】塵埃の侵入を防ぎ外部配線引き込みに係る優れ
た作業性を得る。 【構成】スタンド形配電盤の直方体状ケース1の内部に
底板に設けられた塞ぎ板5を通して外部配線4が引き込
まれる。塞ぎ板5は、ゴム材料の円板状部材で、中心部
の円板部分に交差した3個の直線状の切れ目5a(見掛
け上は、6個の放射状の切れ目)が設けられる。外部配
線が、切れ目5aによって分割された中心部の各三角形
状の部分を弾性変形させて引き込まれる。その引き込み
箇所の外部配線の外周面は、塞ぎ板5の中心部の各分割
部分の弾性復帰力によって周囲から押圧されることによ
って、保持されるとともに、塞ぎ板5の貫通に係る隙間
が小さくなる。この隙間が小さくなることは、外部塵埃
の侵入が防止されることを意味する。
た作業性を得る。 【構成】スタンド形配電盤の直方体状ケース1の内部に
底板に設けられた塞ぎ板5を通して外部配線4が引き込
まれる。塞ぎ板5は、ゴム材料の円板状部材で、中心部
の円板部分に交差した3個の直線状の切れ目5a(見掛
け上は、6個の放射状の切れ目)が設けられる。外部配
線が、切れ目5aによって分割された中心部の各三角形
状の部分を弾性変形させて引き込まれる。その引き込み
箇所の外部配線の外周面は、塞ぎ板5の中心部の各分割
部分の弾性復帰力によって周囲から押圧されることによ
って、保持されるとともに、塞ぎ板5の貫通に係る隙間
が小さくなる。この隙間が小さくなることは、外部塵埃
の侵入が防止されることを意味する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外部配線を配電盤内
に引き込む構造であって、とくに塵埃の侵入を防ぎ作業
性に優れる外部配線の引き込み構造に関する。
に引き込む構造であって、とくに塵埃の侵入を防ぎ作業
性に優れる外部配線の引き込み構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について、図7の一従来例の斜視
図を参照しながら説明する。図7において、スタンド形
配電盤の直方体状ケース11には、その底板に引き込み穴
11a があけられる。この引き込み穴11a を通して外部配
線4 が下側から引き込まれて、ケース11の左側面に設置
された端子台3 にネジ接続される。外部配線4 と、その
引き込み穴11a との隙間を塞ぐために、2個の方形の塞
ぎ板12が外部配線4 を両側から挟む形で配置されネジ固
定され、さらに引き込み箇所にシール材14を盛りつけ
る。この引き込み箇所について、さらに詳しく図6の外
部配線引き込み部の断面図を参照しながら説明する。図
6において、塞ぎ板12が、ケース11の底板の引き込み穴
11a を上方から覆い、かつ穴12a で外部配線4 を図の前
後から緩く挟む形で、ケース11の底板に対しネジ固定さ
れる。穴12a と外部配線4 の外周面との間には、かなり
大きい隙間があるから、この隙間をシール材14によって
塞いで外部の塵埃の侵入を防ぐとともに、外部配線4 を
保持させる。塞ぎ板12は、金属材料や絶縁材料が用いら
れ、その穴12a は外部配線4 の直径に合わせて現場で追
加加工される。
図を参照しながら説明する。図7において、スタンド形
配電盤の直方体状ケース11には、その底板に引き込み穴
11a があけられる。この引き込み穴11a を通して外部配
線4 が下側から引き込まれて、ケース11の左側面に設置
された端子台3 にネジ接続される。外部配線4 と、その
引き込み穴11a との隙間を塞ぐために、2個の方形の塞
ぎ板12が外部配線4 を両側から挟む形で配置されネジ固
定され、さらに引き込み箇所にシール材14を盛りつけ
る。この引き込み箇所について、さらに詳しく図6の外
部配線引き込み部の断面図を参照しながら説明する。図
6において、塞ぎ板12が、ケース11の底板の引き込み穴
11a を上方から覆い、かつ穴12a で外部配線4 を図の前
後から緩く挟む形で、ケース11の底板に対しネジ固定さ
れる。穴12a と外部配線4 の外周面との間には、かなり
大きい隙間があるから、この隙間をシール材14によって
塞いで外部の塵埃の侵入を防ぐとともに、外部配線4 を
保持させる。塞ぎ板12は、金属材料や絶縁材料が用いら
れ、その穴12a は外部配線4 の直径に合わせて現場で追
加加工される。
【0003】図8は別の従来例の要部の斜視図である。
図8において、ケース11の底板から外部配線4 の3組が
引き込まれ、その引き込み箇所に共通な2個の方形の塞
ぎ板13が合わされて用いられる。この塞ぎ板13による外
部配線4 の引き込み構造は、図7に示したものと同様
で、シール材14が併用される。さらに、外部配線4 の引
き込み作業を容易にするために、引き込み作業用の塞ぎ
板15が近くに取り付けられる。この塞ぎ板15の箇所に
は、図破線で示したように、手を挿入できる穴があけら
れ、引き込み作業後に塞ぎ板15によって塞がれる。
図8において、ケース11の底板から外部配線4 の3組が
引き込まれ、その引き込み箇所に共通な2個の方形の塞
ぎ板13が合わされて用いられる。この塞ぎ板13による外
部配線4 の引き込み構造は、図7に示したものと同様
で、シール材14が併用される。さらに、外部配線4 の引
き込み作業を容易にするために、引き込み作業用の塞ぎ
板15が近くに取り付けられる。この塞ぎ板15の箇所に
は、図破線で示したように、手を挿入できる穴があけら
れ、引き込み作業後に塞ぎ板15によって塞がれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の引き込み構造に
は、外部配線引き込み作業が面倒で、工数を要する欠点
がある。すなわち、塞ぎ板の外部配線用穴を、その直
径に合わせて現場で追加加工しなければならないこと、
シール材は硬化に時間がかかり一般に取扱いが困難で
あること、とくに外部配線の変更があったときの増
設, 減縮の作業が非常にやり難いこと( シール材の除去
が困難で、新しく塞ぎ板を作り直す必要があるため) 、
などが原因である。
は、外部配線引き込み作業が面倒で、工数を要する欠点
がある。すなわち、塞ぎ板の外部配線用穴を、その直
径に合わせて現場で追加加工しなければならないこと、
シール材は硬化に時間がかかり一般に取扱いが困難で
あること、とくに外部配線の変更があったときの増
設, 減縮の作業が非常にやり難いこと( シール材の除去
が困難で、新しく塞ぎ板を作り直す必要があるため) 、
などが原因である。
【0005】この発明が解決すべき課題は、従来の技術
がもつ以上の問題点を解消し、塵埃の侵入を防ぎ作業性
に優れる外部配線の引き込み構造を提供することにあ
る。
がもつ以上の問題点を解消し、塵埃の侵入を防ぎ作業性
に優れる外部配線の引き込み構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、外部配線を
配電盤内に引き込む構造であって、放射状の切れ目をも
つ弾性板状部材を塞ぎ板として引き込み箇所に設ける。
また、この発明は、引き込み箇所の近くに放射状の切れ
目をもつ別の弾性板状部材を引き込み作業用塞ぎ板とし
て設けるのが好ましい。とくに塞ぎ板は、積層された複
数の弾性板状部材からなり、各層の板状部材の切れ目の
中心が一致し、かつ各層の板状部材の切れ目が重なり合
わないように位置決めされることが好ましい。
配電盤内に引き込む構造であって、放射状の切れ目をも
つ弾性板状部材を塞ぎ板として引き込み箇所に設ける。
また、この発明は、引き込み箇所の近くに放射状の切れ
目をもつ別の弾性板状部材を引き込み作業用塞ぎ板とし
て設けるのが好ましい。とくに塞ぎ板は、積層された複
数の弾性板状部材からなり、各層の板状部材の切れ目の
中心が一致し、かつ各層の板状部材の切れ目が重なり合
わないように位置決めされることが好ましい。
【0007】
【作用】この発明では、外部配線が、塞ぎ板の切れ目に
よって分割された中心部の各三角形状の部分を弾性変形
させて引き込まれ、その引き込み箇所の外部配線外周面
は、塞ぎ板の中心部の各分割部分の弾性復帰力によって
周囲から押圧されることによって、保持されるととも
に、塞ぎ板の貫通に係る隙間が小さくなる。
よって分割された中心部の各三角形状の部分を弾性変形
させて引き込まれ、その引き込み箇所の外部配線外周面
は、塞ぎ板の中心部の各分割部分の弾性復帰力によって
周囲から押圧されることによって、保持されるととも
に、塞ぎ板の貫通に係る隙間が小さくなる。
【0008】また、この発明では、外部配線の引き込み
箇所の近くの別の同様構造の塞ぎ板から手を挿入して、
外部配線の引き込み作業をすることができ、作業後に手
を抜くと塞ぎ板は、その切れ目によって分割された中心
部の各三角形状部分の弾性復帰力によって自然に初期の
塞ぎ状態に復帰する。とくに塞ぎ板が、積層された複数
の弾性板状部材からなるときには、切れ目によって分割
された中心部の三角形状部分の弾性復帰力が積層の分だ
け累加されて大きくなるとともに、各層の切れ目が重な
り合わないように位置決めされることで、引き込み箇所
の外部配線外周面と、塞ぎ板の中心部の各分割部分との
押圧接触部分が増すことによって、保持力が増すととも
に、塞ぎ板の貫通に係る隙間がさらに減縮される。
箇所の近くの別の同様構造の塞ぎ板から手を挿入して、
外部配線の引き込み作業をすることができ、作業後に手
を抜くと塞ぎ板は、その切れ目によって分割された中心
部の各三角形状部分の弾性復帰力によって自然に初期の
塞ぎ状態に復帰する。とくに塞ぎ板が、積層された複数
の弾性板状部材からなるときには、切れ目によって分割
された中心部の三角形状部分の弾性復帰力が積層の分だ
け累加されて大きくなるとともに、各層の切れ目が重な
り合わないように位置決めされることで、引き込み箇所
の外部配線外周面と、塞ぎ板の中心部の各分割部分との
押圧接触部分が増すことによって、保持力が増すととも
に、塞ぎ板の貫通に係る隙間がさらに減縮される。
【0009】
【実施例】この発明に係る外部配線の引き込み構造の実
施例について、以下に図を参照しながら説明する。図1
は一実施例の斜視図である。図において、スタンド形配
電盤の直方体状ケース1の内部に、その底板に設けられ
た塞ぎ板5を通して外部配線4が引き込まれる。この塞
ぎ板5は、正確に言うと、底板にあけられた穴に嵌め込
み固定される。この引き込まれた外部配線4は、ケース
1の左側面に設置された端子台3 にネジ接続される。塞
ぎ板5は、詳しく後述するように特殊構造のゴム板で、
外部配線4の保持と塵埃の侵入を防止する機能をもつと
ともに、そのための作業を容易にする。
施例について、以下に図を参照しながら説明する。図1
は一実施例の斜視図である。図において、スタンド形配
電盤の直方体状ケース1の内部に、その底板に設けられ
た塞ぎ板5を通して外部配線4が引き込まれる。この塞
ぎ板5は、正確に言うと、底板にあけられた穴に嵌め込
み固定される。この引き込まれた外部配線4は、ケース
1の左側面に設置された端子台3 にネジ接続される。塞
ぎ板5は、詳しく後述するように特殊構造のゴム板で、
外部配線4の保持と塵埃の侵入を防止する機能をもつと
ともに、そのための作業を容易にする。
【0010】図2は別の実施例の要部の斜視図である。
この別の実施例は、外部配線を引き込むための塞ぎ板
と、外部配線引き込み作業のための塞ぎ板とが併設され
た例である。図において、部分的に図示したケース1の
底板に、外部配線4を引き込むための塞ぎ板5(図1に
おけるのと同じ部材)が3個並設される。この塞ぎ板5
の組の近くに、同様構造で引き込み作業用の別の塞ぎ板
6が設けられる。
この別の実施例は、外部配線を引き込むための塞ぎ板
と、外部配線引き込み作業のための塞ぎ板とが併設され
た例である。図において、部分的に図示したケース1の
底板に、外部配線4を引き込むための塞ぎ板5(図1に
おけるのと同じ部材)が3個並設される。この塞ぎ板5
の組の近くに、同様構造で引き込み作業用の別の塞ぎ板
6が設けられる。
【0011】各塞ぎ板5,6は、単一形構造の場合であ
るが、塞ぎ板としては別に積層形構造がある。それぞれ
について以下に説明する。図3は単一形塞ぎ板に関し、
(a)はその平面図、(b) はその断面図である。塞ぎ板5
は、ゴム材料からなる円板状部材で、中心部の肉薄円板
部分に交差した3個の直線状の切れ目5aが設けられ
(見掛け上は、6個の直線状切れ目が中心から放射状に
延び)、外周部に厚いリング状の嵌め込み部5bが一体
的に連接構成される。この嵌め込み部5bの全外周面
に、符号を付けてないリング状溝が設けられ、この溝に
ケース1の底板の穴1aに係る内周部が嵌め込み固定さ
れる(図5参照)。図5は外部配線引き込み部の断面図
である。なお、引き込み作業用塞ぎ板6についても、構
造的に同様であるから説明を省略する。
るが、塞ぎ板としては別に積層形構造がある。それぞれ
について以下に説明する。図3は単一形塞ぎ板に関し、
(a)はその平面図、(b) はその断面図である。塞ぎ板5
は、ゴム材料からなる円板状部材で、中心部の肉薄円板
部分に交差した3個の直線状の切れ目5aが設けられ
(見掛け上は、6個の直線状切れ目が中心から放射状に
延び)、外周部に厚いリング状の嵌め込み部5bが一体
的に連接構成される。この嵌め込み部5bの全外周面
に、符号を付けてないリング状溝が設けられ、この溝に
ケース1の底板の穴1aに係る内周部が嵌め込み固定さ
れる(図5参照)。図5は外部配線引き込み部の断面図
である。なお、引き込み作業用塞ぎ板6についても、構
造的に同様であるから説明を省略する。
【0012】この単一形塞ぎ板の作用について、外部配
線引き込み用(塞ぎ板5)と、引き込み作業用(塞ぎ板
6)とに分けて述べる。まず、外部配線引き込み用の塞
ぎ板5では(図1参照)、外部配線4が、切れ目5aに
よって分割された中心部の各三角形状の部分を弾性変形
させて引き込まれる。その引き込み箇所の外部配線4の
外周面は、塞ぎ板5の中心部の各分割部分の弾性復帰力
によって周囲から押圧されることによって、保持される
とともに、塞ぎ板5の貫通に係る隙間が小さくなる。こ
の隙間が小さくなることは、外部塵埃の侵入が防止され
ることを意味する。次に、引き込み作業用塞ぎ板6では
(図2参照)、その中心部から手を挿入して、外部配線
4の引き込み作業をすることができ、作業後に手を抜く
と、その切れ目によって分割された中心部の各三角形状
部分が弾性復帰力によって自然に初期の塞ぎ状態に復帰
する。
線引き込み用(塞ぎ板5)と、引き込み作業用(塞ぎ板
6)とに分けて述べる。まず、外部配線引き込み用の塞
ぎ板5では(図1参照)、外部配線4が、切れ目5aに
よって分割された中心部の各三角形状の部分を弾性変形
させて引き込まれる。その引き込み箇所の外部配線4の
外周面は、塞ぎ板5の中心部の各分割部分の弾性復帰力
によって周囲から押圧されることによって、保持される
とともに、塞ぎ板5の貫通に係る隙間が小さくなる。こ
の隙間が小さくなることは、外部塵埃の侵入が防止され
ることを意味する。次に、引き込み作業用塞ぎ板6では
(図2参照)、その中心部から手を挿入して、外部配線
4の引き込み作業をすることができ、作業後に手を抜く
と、その切れ目によって分割された中心部の各三角形状
部分が弾性復帰力によって自然に初期の塞ぎ状態に復帰
する。
【0013】積層形塞ぎ板について説明する。図4は積
層形塞ぎ板に関し、(a) はその平面図、(b) はその断面
図である。積層された2層の各塞ぎ板7,8は、ゴム材
料からなる同じ円板状部材で、中心部に3個の交差した
直線状の切れ目7a,8aを設け、この各切れ目7a,
8aが重なり合わないように、少しずらして位置決めさ
れる。2層の上に載置される押さえ板9は鋼板の円形リ
ングで、周縁部に等分配置されたネジ穴をもち、各塞ぎ
板7,8を底板に固定するのに用いられる。
層形塞ぎ板に関し、(a) はその平面図、(b) はその断面
図である。積層された2層の各塞ぎ板7,8は、ゴム材
料からなる同じ円板状部材で、中心部に3個の交差した
直線状の切れ目7a,8aを設け、この各切れ目7a,
8aが重なり合わないように、少しずらして位置決めさ
れる。2層の上に載置される押さえ板9は鋼板の円形リ
ングで、周縁部に等分配置されたネジ穴をもち、各塞ぎ
板7,8を底板に固定するのに用いられる。
【0014】この積層形塞ぎ板が外部配線引き込み用に
用いられるときの作用は次のとおりである。各塞ぎ板
7,8の切れ目7a,8aによって分割された中心部の
三角形状部分の弾性復帰力が、積層の分だけ累加されて
大きくなる。これとともに、各層の切れ目が重なり合わ
ないように位置決めされることで、引き込み箇所の外部
配線の外周面と、塞ぎ板の中心部の各分割部分との押圧
接触部分が増す。されらのことによって保持力が増すと
ともに、各塞ぎ板7,8・外部配線間の貫通に係る隙間
がさらに減縮され、外部塵埃の侵入防止の効果が向上す
る。なお、引き込み作業用のときにも、その中心部から
手を挿入するときの挿入力が若干増しはするが、外部配
線の引き込み作業をすることができ、作業後に手を抜く
と、その切れ目によって分割された中心部の各三角形状
部分が弾性復帰力によって自然に初期の塞ぎ状態に復帰
する。
用いられるときの作用は次のとおりである。各塞ぎ板
7,8の切れ目7a,8aによって分割された中心部の
三角形状部分の弾性復帰力が、積層の分だけ累加されて
大きくなる。これとともに、各層の切れ目が重なり合わ
ないように位置決めされることで、引き込み箇所の外部
配線の外周面と、塞ぎ板の中心部の各分割部分との押圧
接触部分が増す。されらのことによって保持力が増すと
ともに、各塞ぎ板7,8・外部配線間の貫通に係る隙間
がさらに減縮され、外部塵埃の侵入防止の効果が向上す
る。なお、引き込み作業用のときにも、その中心部から
手を挿入するときの挿入力が若干増しはするが、外部配
線の引き込み作業をすることができ、作業後に手を抜く
と、その切れ目によって分割された中心部の各三角形状
部分が弾性復帰力によって自然に初期の塞ぎ状態に復帰
する。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、次のような優れた効
果が期待される。 (1) シール材が不要で、外部配線を貫通させるだけです
むから、外部配線の引き込み作業が簡単,迅速になり、
しかも、引き込み箇所からの塵埃の侵入が防止できる。
とくに外部配線の増設や減少などの変更作業において顕
著である。 (2) 引き込み作業用の塞ぎ板を用いることによって、外
部配線の引き込み作業が支援されるとともに、引き込み
作業用の塞ぎ板を初期状態に復帰させる処理が不要であ
るから全体的に作業能率の向上が図れる。 (3) 塞ぎ板の製作が容易である。しかも、同じ塞ぎ板を
積層構造にすることによって、保持力と塵埃侵入防止効
果とを同時に増すことができる。
果が期待される。 (1) シール材が不要で、外部配線を貫通させるだけです
むから、外部配線の引き込み作業が簡単,迅速になり、
しかも、引き込み箇所からの塵埃の侵入が防止できる。
とくに外部配線の増設や減少などの変更作業において顕
著である。 (2) 引き込み作業用の塞ぎ板を用いることによって、外
部配線の引き込み作業が支援されるとともに、引き込み
作業用の塞ぎ板を初期状態に復帰させる処理が不要であ
るから全体的に作業能率の向上が図れる。 (3) 塞ぎ板の製作が容易である。しかも、同じ塞ぎ板を
積層構造にすることによって、保持力と塵埃侵入防止効
果とを同時に増すことができる。
【図1】この発明に係る一実施例の斜視図
【図2】別の実施例の要部の斜視図
【図3】単一形塞ぎ板に関し、(a) はその平面図、(b)
はその断面図
はその断面図
【図4】積層形塞ぎ板に関し、(a) はその平面図、(b)
はその断面図
はその断面図
【図5】外部配線引き込み部の断面図
【図6】従来の外部配線引き込み部の断面図
【図7】一従来例の斜視図
【図8】別の従来例の要部の斜視図
1 ケース(スタンド形配電盤の) 1a 引き込み穴 2 扉(同上) 3 端子台 4 外部配線 5,6,7,8 塞ぎ板 5a,6a,7a,8a 切れ目 5b 嵌め込み部 9 押さえ板
Claims (3)
- 【請求項1】外部配線を配電盤内に引き込む構造であっ
て、放射状の切れ目をもつ弾性板状部材を塞ぎ板として
引き込み箇所に設けることを特徴とする外部配線の引き
込み構造。 - 【請求項2】請求項1に記載の構造において、引き込み
箇所の近くに放射状の切れ目をもつ別の弾性板状部材を
引き込み作業用塞ぎ板として設けることを特徴とする外
部配線の引き込み構造。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の構造において、
塞ぎ板は、積層された複数の弾性板状部材からなり、各
層の板状部材の切れ目の中心が一致し、かつ各層の板状
部材の切れ目が重なり合わないように位置決めされるこ
とを特徴とする外部配線の引き込み構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16256294A JPH0833125A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 外部配線の引き込み構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16256294A JPH0833125A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 外部配線の引き込み構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0833125A true JPH0833125A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15756953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16256294A Pending JPH0833125A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 外部配線の引き込み構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0833125A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006101582A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 低圧分岐装置 |
JP2009232663A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 筐体 |
KR101629739B1 (ko) * | 2014-12-08 | 2016-06-13 | (주)뉴그린테크 | 배전반 분진 유입 방지유닛 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP16256294A patent/JPH0833125A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006101582A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 低圧分岐装置 |
JP2009232663A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 筐体 |
KR101629739B1 (ko) * | 2014-12-08 | 2016-06-13 | (주)뉴그린테크 | 배전반 분진 유입 방지유닛 |
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