JPH08330280A - 微細針状構造の加工方法 - Google Patents

微細針状構造の加工方法

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JPH08330280A
JPH08330280A JP15524295A JP15524295A JPH08330280A JP H08330280 A JPH08330280 A JP H08330280A JP 15524295 A JP15524295 A JP 15524295A JP 15524295 A JP15524295 A JP 15524295A JP H08330280 A JPH08330280 A JP H08330280A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的簡単な装置と工程により、高アスペクト
比で自由な形状の針状構造を形成することである。 【構成】試料基板11にその表面の一部を覆う被膜12
を形成する工程と、該試料基板を反応性環境中に置いて
該試料基板に等方性エッチングを施し、被膜の下側にテ
ーパ部13を形成する工程と、該試料基板にエネルギー
ビーム14を照射して異方性加工を行い、上記テーパに
続く棒状部15を形成する工程とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子間力顕微鏡(Atom
ic Force Microscope: AFM)をはじめとする多くの
走査型プローブ顕微鏡(Scanning Probe Microscope:
SPM)用カンチレバーの探針や、電界放出型微小電子
源のエミッタチップなどに利用される微細で先鋭な針状
構造を形成するための加工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、先端が先鋭でかつ全体としてアス
ペクト比が高い針状構造の製造が望まれている。従来の
微細な針状構造の加工方法として、パターン状膜を塗布
した試料基板を、反応性ガスを用いたプラズマ中もしく
は反応性溶液中にさらして等方性エッチングを行うか、
或いは、この工程に続けてさらに試料基板を低温で熱酸
化して熱酸化膜を形成し、緩衝フッ酸(BHF)により
熱酸化膜を取り除くことによって先端の鋭い針状構造を
形成する方法がある。また、結晶構造の面方位に依存す
る異方性エッチングを用いる場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記等方性エッチング
を用いる加工方法では、等方性エッチングにより針状構
造の概形が決定される。しかし、等方性エッチングによ
って得られる形状のアスペクト比は0.5乃至1程度で
あり、自由な形状の針状構造を形成することは困難であ
った。
【0004】また、原子間力顕微鏡を例にとると、図4
に示すような現在市販されているカンチレバーの探針部
分31は、KOH(水酸化カリウム)による面方位に依
存した異方性エッチングを利用して作製されているた
め、面方位(111)の面に固定されてしまい、アスペ
クト比が1以下の探針しか製造することができなかっ
た。このようなアスペクト比の低い探針では、アスペク
ト比が高く三次元的に複雑な形状をもった構造物の形状
を正確に測定することは不可能であった。
【0005】また、走査型プローブ顕微鏡の一種に、近
年発明された走査型マクスウェル応力顕微鏡があり、こ
れは、試料表面と数十nmまで近接したカンチレバーの
探針との間に働く電気的マクスウェル応力を検出するも
のである。この電気的マクスウェル応力は長距離力であ
るため、試料と探針の先端以外との相互利用を極力抑え
ることが必要となり、探針先端の鋭さだけではなく、頂
角が鋭いこと、探針全体の高さが高いことがカンチレバ
ーに要求される。
【0006】さらに、電界放出型微小電子源は、図5に
示すように先端の曲率半径が数十nmと鋭いエミッタチ
ップ32と、エミッタチップからサブミクロンのオーダ
ーで近接した電極によって構成されており、電極に数十
Vの電圧を印加することによってエミッタチップ先端に
電界を集中させることによって真空中に電子を放出させ
るものである。この電界放出型微小電子源においては、
電子放出特性がエミッタチップ32のアスペクト比に依
存すると考えられており、アスペクト比の高いエミッタ
の方が電子放出特性が良いと言われている。
【0007】したがって、上記従来の技術で製造された
市販のカンチレバーでは、原子間力顕微鏡や走査型マク
スウェル応力顕微鏡、電界放出型微小電子源の性能を十
分発揮できなかった。さらに、上記従来の技術において
は、緩衝フッ酸(BHF)により熱酸化膜を取り除く工
程において大型の熱酸化炉が必要で、しかも非常に時間
がかかるという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の事情に鑑
みなされたもので、請求項1に記載の発明は、試料基板
にその表面の一部を覆う被膜を形成する工程と、該試料
基板を反応性環境中に置いて該試料基板に等方性エッチ
ングを施し、被膜の下側にテーパ部を形成する工程と、
該試料基板にエネルギービームを照射して異方性加工を
行い、上記テーパに続く棒状部を形成する工程とを具備
することを特徴とする微細針状構造の加工方法である。
請求項2に記載の発明は、上記反応性環境が、反応性ガ
スプラズマ又は反応性溶液中に形成されることを特徴と
する請求項1に記載の微細針状構造の加工方法である。
請求項3に記載の発明は、試料基板にその表面の一部を
覆う被膜をその周縁が肉薄になるように形成する工程
と、該試料基板にエネルギービームを照射して異方性加
工を行い、被膜を縮小させながら試料基板を加工してテ
ーパ状部を形成する工程とを具備することを特徴とする
微細針状構造の加工方法である。
【0009】請求項4に記載の発明は、上記エネルギー
ビーム照射工程において、露出箇所においては均一に加
工がなされ、これにより中央に棒状部が形成されること
を特徴とする請求項3に記載の微細針状構造の加工方法
である。請求項5に記載の発明は、上記エネルギービー
ム照射工程の後に、さらに等方性加工を行って上記テー
パ部を先鋭化する工程を具備することを特徴とする請求
項1ないし4のいずれかに記載の微細針状構造の加工方
法である。請求項6に記載の発明は、上記等方性加工
は、試料基板の表面に酸化膜を生成した後、これを反応
性溶液等で取り除くことによって行われることを特徴と
する請求項5に記載の微細針状構造の加工方法である。
【0010】請求項7に記載の発明は、上記酸化膜は、
酸化雰囲気中において低温加熱することによって生成さ
れることを特徴とする請求項6に記載の微細針状構造の
加工方法である。請求項8に記載の発明は、上記酸化膜
は、酸素ラジカル中で生成されることを特徴とする請求
項6に記載の微細針状構造の加工方法である。請求項9
に記載の発明は、前記試料基板がSi,SiO2などの
Si含有半導体材料であることを特徴とする請求項1な
いし8のいずれかに記載の微細針状構造の加工方法であ
る。請求項10に記載の発明は、前記エネルギービーム
が、高速原子線又はイオンビーム又は電子線又はレーザ
又は放射光又は原子・分子線であることを特徴とする請
求項1ないし9のいずれかに記載の微細針状構造の加工
方法である。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明においては、反応性環境
中において試料基板に等方性エッチングが施され、試料
基板面に対して垂直な方向と、レジスト下部から試料基
板面の内側に向かう方向にほぼ等速度でエッチングが進
行して、その結果、被膜の下側にテーパ部が形成され
る。次に、該試料基板にエネルギービームを照射して異
方性加工を行い、上記テーパ部に続く棒状部が形成され
る。このようにして、高アスペクト比のドライプロセス
による異方性エッチングとドライプロセスまたはウェッ
トプロセスによる等方性エッチングとが組み合わせられ
てよって自由な形状の針状構造を形成することが可能で
ある。
【0012】請求項2に記載の発明においては、上記等
方性反応が、反応性ガスプラズマ又は反応性溶液中で行
われる。請求項3に記載の発明においては、被膜がその
周縁が肉薄になるように形成されており、試料基板にエ
ネルギービームを照射すると、フォトレジストが縁部か
ら順次縮小し、それに伴い被加工物も縁部からエッチン
グされ、被膜被覆箇所において被膜厚さに応じて試料基
板が加工され、テーパ状部が形成される。このように、
フォトレジストの厚さ分布を変えることによって、エネ
ルギービームの試料基板照射時間を制御して、自由に形
状を制御することができる。請求項4に記載の発明にお
いては、エネルギービーム照射によって、露出箇所にお
いては均一に加工がなされ、これにより中央に棒状部が
形成され、これによって一工程で先端のテーパ部と棒状
部を有する針状構造が形成される。請求項5に記載の発
明においては、エネルギービーム照射工程の後に、さら
に等方性加工がなされて、テーパ部の表面層が均一に除
去されて先鋭化され、先端の曲率半径が1nm以下の非
常に鋭くしかも自由な形状をもった針状構造を加工する
ことが可能となる。
【0013】請求項6に記載の発明においては、試料基
板の表面に酸化膜が生成され、これを反応性溶液等で取
り除くことによって等方性加工がなされる。請求項7に
記載の発明においては、上記酸化膜が、酸化雰囲気中に
おいて低温加熱することによって生成される。請求項8
に記載の発明においては、上記酸化膜が、酸素ラジカル
中で生成される。真空容器内で針状構造を有する試料基
板を酸素ラジカル中にさらして表面酸化を行い、真空容
器から取り出したあとで反応性溶液等で酸化膜を取り除
いて針状構造を先鋭化する。この方法では、真空容器と
ラジカル源のみを必要としており、より簡便であるだけ
でなく、熱酸化と比較して処理時間が非常に短いという
利点ももつ。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1及び図2
を参照して説明する。図1は、本発明の針状構造加工法
の一実施例を示す工程図である。この実施例では、ま
ず、図1(a)に示すように、加工対象物であるSi試
料基板11の表面にフォトリソグラフィ工程によって直
径1μm程度の円形パターンを持つフォトレジスト(被
膜)12を形成する。この時、露光量や露光焦点などの
条件を適当に設定して露光を行い、現像後のレジストの
形状が、高さが1ないし3μmで、試料基板に対して端
面がほぼ垂直である円柱状になるようにする。
【0015】次に、この被膜形成された試料基板11に
対して、SF6 等を用いた反応性イオンエッチング(R
IE)、もしくはHNO3 とHFの混合液によるウェッ
トエッチングを行う。例えばSF6 を用いた反応性イオ
ンエッチングの場合には、試料基板面においてSiとプ
ラズマ中のF原子との化学反応によって揮発性物質(S
iH4 等)を生成して蒸発し、試料基板面に対して垂直
な方向と、レジスト下部から試料基板面の内側に向かう
方向にほぼ等速度でエッチングが進行し、フォトレジス
ト12の下側にテーパ部13が形成される。このテーパ
部13は、エッチング後の断面において、図1(b)に
示すように下側が徐々に勾配が緩くなるように形成され
る。この場合は、等方性加工であり、アスペクト比(底
辺の基準になる長さに対する高さの割合)は0.5から
1程度である。この等方性加工を、試料基板とレジスト
の接触面の直径が10乃至100nm程度になるまで行
う。
【0016】等方性加工を行った後に、高速原子線14
を図1(a)の矢印で示した方向に沿って試料11に垂
直に照射する。高速原子線は、通常の運動エネルギーよ
りはるかに大きい例えば0.1keV以上のエネルギー
を持つ原子線を言い、例えば塩素ガス等のイオンを中性
化して原子とし、これに電圧を印加して加速することに
より発生させる。高速原子線の照射によって、高速原子
線のエネルギーによる物理的加工と、Siと塩素との化
学反応が複合的に進行してエッチングが行われる。
【0017】高速原子線は電気的に中性であり、被照射
物への電荷の蓄積や原子線相互の影響を受けず、直進性
が高い。従って、フォトレジスト12で遮蔽された部分
はエッチングが進行せず、フォトレジストで遮蔽されて
いない部分のみが加工され、棒状部15が形成される。
この工程は異方性加工であるので、エッチングは試料基
板にほぼ垂直に進行し、図1(c)に示すようなアスペ
クト比が高い加工が行われる。加工量、つまり棒状部の
高さHが所望の値(例えば10μm)になったところで
高速原子線による加工をやめる。このように加工量を制
御することによって針状構造の高さを自由に調整するこ
とができる。
【0018】また、上記実施例においては、同じフォト
レジストを用いて等方性エッチングと異方性加工を行な
うので、別々のマスクを形成する場合に比較して作業が
大幅に軽減される。最後に、残ったフォトレジスト12
を酸素プラズマ等でアッシングして除去し、加工作業が
完了する。
【0019】針状構造の先端をさらに鋭い形状に加工す
るために、さらに、図2に示すような工程を加える。す
なわち、フォトレジスト12を除去した後の試料11
に、例えば950℃以下の温度で熱酸化して300nm
程度の厚さの表面酸化層16を形成し(図2(a)参
照)、BHF等のエッチング液によって表面酸化層16
を取り除く(図2(b)参照)。なお、フォトレジスト
を除去する工程が、上記酸素プラズマによるアッシング
であれば、同時に試料表面が薄く酸化されるため、改め
て表面酸化を施す必要がない。これらの方法によると針
状構造の先端の曲率半径を1nm(10オングストロー
ム)以下まで鋭くすることが可能である。
【0020】図3に、この発明の第2の実施例を説明す
る。これは、上記のエネルギービーム加工工程におい
て、フォトレジスト自体も試料材料のSi等より遅い速
度でエッチングされることを利用したものである。ま
ず、図3(a)に示すように、フォトリソグラフィ工程
において露光焦点を意図的にずらし、もしくは露光量を
最適条件よりも増やすなどして、試料基板21の上にフ
ォトレジスト22を中央が厚くなるようなテーパ(水平
面との角度:α)をもつように形成する。フォトレジス
ト22のテーパ角や高さなどは、フォトレジストや被加
工物の被加工速度に応じて、露光条件などで制御する。
【0021】次に、図3(b)に示すように高速原子線
23の照射を行って異方性加工を行なうと、フォトレジ
スト22が縁部から順次縮小し、それに伴い試料基板2
1も縁部からエッチングされ、テーパ部(水平面との角
度:β)24が形成され、最終的に図3(c)のような
テーパを持つ針状構造物25を形成することができる。
【0022】この場合、フォトレジスト22の厚さやテ
ーパ面の角度α、及び材料自体の種類や密度に依存する
被エッチング速度、高速原子線23の種類や強度等の因
子によって試料基板21に形成されるテーパの角度βが
決まる。従って、これらの条件を適宜変更して実験すれ
ば、それぞれの因子の重みを特定することができ、所要
のテーパ角度を持つような加工の制御を行なうことがで
きる。また、本実施例では、フォトレジストがエッチン
グされて最後にはなくなるので、フォトレジストを酸素
プラズマ等でエッチングして除去する必要はない。
【0023】第1の実施例と同様、図2に示すように、
フォトレジストがなくなった後の試料を、熱酸化などの
方法によって表面酸化し、BHF等のエッチング液によ
って表面酸化膜を取り除く工程を加えることにより、先
端がさらに先鋭な針状構造物を形成することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、高アスペクト比のドライプロセスによる
異方性エッチングとドライプロセスまたはウェットプロ
セスによる等方性エッチングとが組み合わせられること
によって、自由なアスペクト比を持ち、かも先端の曲率
半径も1nm以下の微細な針状構造つ微細針状構造を形
成することができる。これによって、種々の産業的な分
野において高い利用価値を有する製品を製造でき、例え
ば、高アスペクト比のエミッタチップを作製することに
より、良好な電子放出性をもつ電界放出型微小電子源を
提供でき、自由なアスペクト比と高さを持ったカンチレ
バーを作製することにより、高い分解能を持つ原子間力
顕微鏡などの走査型プローブ顕微鏡を提供することがで
きる。
【0025】また、請求項3に記載の発明によれば、フ
ォトレジストの厚さやテーパ面の角度、材料自体の種類
や密度に依存する被エッチング速度、高速原子線の種類
や強度等を制御することによって、比較的簡単な方法、
短い工程で、自由なアスペクト比を持つ微細針状構造を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微細針状構造加工法の一実施例を示す
工程図である。
【図2】本発明の微細針状構造加工法の他の実施例を示
す工程図である。
【図3】本発明の微細針状構造加工法のさらに他の実施
例を示す工程図である。
【図4】原子間力顕微鏡用カンチレバーの斜視図であ
る。
【図5】電界放射型微小電子源の斜視図である。
【符号の説明】
11,21 試料 12,22 フォトレジスト 14,23 高速原子線 15,24 微細針状構造物

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料基板にその表面の一部を覆う被膜を
    形成する工程と、 該試料基板を反応性環境中に置いて該試料基板に等方性
    エッチングを施し、被膜の下側にテーパ部を形成する工
    程と、 該試料基板にエネルギービームを照射して異方性加工を
    行い、上記テーパに続く棒状部を形成する工程とを具備
    することを特徴とする微細針状構造の加工方法。
  2. 【請求項2】 上記反応性環境は、反応性ガスプラズマ
    又は反応性溶液中に形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の微細針状構造の加工方法。
  3. 【請求項3】 試料基板にその表面の一部を覆う被膜を
    その周縁が肉薄になるように形成する工程と、 該試料基板にエネルギービームを照射して異方性加工を
    行い、被膜を縮小させながら試料基板を加工してテーパ
    状部を形成する工程とを具備することを特徴とする微細
    針状構造の加工方法。
  4. 【請求項4】 上記エネルギービーム照射工程におい
    て、被膜が形成されていない箇所においては均一に加工
    がなされ、これにより中央に棒状部が形成されることを
    特徴とする請求項3に記載の微細針状構造の加工方法。
  5. 【請求項5】 上記エネルギービーム照射工程の後に、
    さらに等方性加工を行って上記テーパ部を先鋭化する工
    程を具備することを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の微細針状構造の加工方法。
  6. 【請求項6】 上記等方性加工は、試料基板の表面に酸
    化膜を生成した後、これを反応性溶液等で取り除くこと
    によって行われることを特徴とする請求項5に記載の微
    細針状構造の加工方法。
  7. 【請求項7】 上記酸化膜は、試料基板を酸化雰囲気中
    において低温加熱することによって生成されることを特
    徴とする請求項6に記載の微細針状構造の加工方法。
  8. 【請求項8】 上記酸化膜は、酸素ラジカル中で生成さ
    れることを特徴とする請求項6に記載の微細針状構造の
    加工方法。
  9. 【請求項9】 前記試料基板がSi,SiO2などのS
    i含有半導体材料であることを特徴とする請求項1ない
    し8のいずれかに記載の微細針状構造の加工方法。
  10. 【請求項10】 前記エネルギービームが、高速原子線
    又はイオンビーム又は電子線又はレーザ又は放射光又は
    原子・分子線であることを特徴とする請求項1ないし9
    のいずれかに記載の微細針状構造の加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258680A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fujitsu Ltd ナノレベル構造組成観察用試料の作製方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258680A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fujitsu Ltd ナノレベル構造組成観察用試料の作製方法
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