JPH0832988B2 - 繊維製品処理方法 - Google Patents

繊維製品処理方法

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JPH0832988B2
JPH0832988B2 JP3277134A JP27713491A JPH0832988B2 JP H0832988 B2 JPH0832988 B2 JP H0832988B2 JP 3277134 A JP3277134 A JP 3277134A JP 27713491 A JP27713491 A JP 27713491A JP H0832988 B2 JPH0832988 B2 JP H0832988B2
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Japan
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liquid
processing tank
scouring
textile
treatment
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西脇智之
善之 乾
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NISHIWAKI ENJINIARINGU KK
SANKO SARASHI KK
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NISHIWAKI ENJINIARINGU KK
SANKO SARASHI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、綿布などの繊維製品
に精練、漂白などの処理または染色を施す繊維製品処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】たとえば、苛性ソーダ溶液な
どの精練液によって綿布を精練するとき、特開平2−2
89166号公報に記載されている形式のキヤーが広く
使用されている。同公報のキヤーでは、綿布が処理槽内
に詰め込まれ、精練液が処理槽内に導入される。さら
に、精練液が循環路を通り、処理槽内に循環し、蒸気が
循環路に導入され、精練液が高温に加熱される。これに
よって綿布が精練される。その後、水が処理槽内に導入
され、精練液が処理槽から排出され、水によって綿布が
水洗される。綿布に限らず、合成繊維製品、複合繊維製
品などの他の繊維製品を精練することもできる。
【0003】ところで、特開平2−289166号公報
のキヤーの場合、綿布などの繊維製品が処理槽内に詰め
込まれるとき、処理槽内において、繊維製品はロープ状
をなし、横方向および上下方向に折り曲げられ、重ね合
わされる。このため、その後、精練液を処理槽内に導入
しても、繊維製品の重ね合わせ部分に空気が封じ込めら
れることがあり、繊維製品の重ね合わせ部分において、
精練液が繊維製品に接触および浸透するとき、重ね合わ
せ部分の残存空気によってそれが阻害され、精練液が繊
維製品に均一に接触および浸透せず、これによって繊維
製品の精練むらが生じることがあった。したがって、通
常、繊維製品を処理槽内に詰め込むにあたって、精練液
を繊維製品に散布しながら、これを処理層に詰め込んで
いるが、十分ではなく、繊維製品の重ね合わせ部分に精
練むらが生じることが少なくないという問題があった。
さらに、精練液の温度の均一化の問題もある。繊維製品
を的確に精練するには、精練液の加熱後、処理層内にお
いて、精練液の温度が迅速に均一化されることが好まし
いが、精練液の温度が十分に均一化されるまでに長時間
を要し、これによって繊維製品の精練むらが生じること
もある。
【0004】また、繊維製品の精練後、過酸化水素溶液
などの漂白液によって繊維製品を漂白するとき、繊維製
品を処理槽内に詰め込んだまま、漂白液を処理槽内に導
入すると、繊維製品の重ね合わせ部分において、その残
存空気によって漂白液の接触および浸透が阻害され、こ
れによって繊維製品の漂白むらが生じる。したがって、
通常、繊維製品の水洗後、繊維製品を処理槽から取り出
し、他の処理槽に詰め直す。そして、他の処理槽に詰め
直すとき、漂白液を繊維製品に散布しながら、これを処
理層に詰め込んでいるが、繊維製品を2回にわたって詰
め込まねばならず、きわめて面倒であり、時間および労
力が要求されるという問題もある。
【0005】この他、繊維製品の詰め込み後、染料を処
理槽内に導入し、染料によって繊維製品を染色すること
もできるが、繊維製品の重ね合わせ部分において、その
残存空気によって染料の浸透が阻害され、繊維製品の染
色むらが生じやすいのは同様である。
【0006】
【発明の目的】この発明の目的は、綿布などの繊維製品
を処理槽内に詰め込み、精練液、漂白液などの処理液を
処理槽内に導入し、繊維製品に精練、漂白などの処理を
施す繊維製品処理キヤーにおいて、前記従来の問題を解
決し、繊維製品の精練むら、漂白むらなどの不都合が生
じないようにすること、および繊維製品の処理後、繊維
製品を処理槽内に詰め込んだまま、他の処理液を処理槽
に導入し、繊維製品に他の処理を施すこともできるよう
にすることにある。他の目的は、繊維製品を処理槽内に
詰め込み、染料を処理槽内に導入し、繊維製品に染色を
施す繊維製品処理キヤーにおいて、繊維製品の染色むら
が生じないようにすることにある。
【0007】
【発明の構成】この発明によれば、綿布などの繊維製品
を処理層内に詰め込む工程と、前記繊維製品の詰め込み
後、真空ポンプなどの真空発生装置によって前記処理層
内を真空排気する工程と、前記処理層の真空排気後、送
りポンプによって精練液、漂白液、染料などの処理液を
送り、これを前記処理層内に導入する工程と、前記処理
液の導入後、前記処理層の処理液を真空状態で循環さ
せ、加熱し、沸騰させ、これを前記繊維製品に対し貫流
させる工程とからなる繊維製品に精練、漂白などの処理
または染色を施す工程とからなる繊維製品処理方法が提
供される。
【0008】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。
【0009】図1において、このキヤーは綿布などの繊
維製品1を精練および漂白するためのものであり、円筒
状の処理槽2を有し、繊維製品1が処理層2内に詰め込
まれ、中央筒3のまわりにおいて、繊維製品1はロープ
状をなし、横方向および上下方向に折り曲げられ、重ね
合わされる。処理槽2は繊維製品1を詰め込むための上
蓋4を有する。さらに、精練液がタンク5に収容され、
漂白液がタンク6に収容されており、タンク5,6は開
閉バルブ7,8、送りポンプ9および開閉バルブ10に
接続されている。したがって、繊維製品1を処理槽2内
に詰め込むとき、送りポンプ9によって精練液を送り、
これを開閉バルブ10に通し、繊維製品1に散布し、そ
の状態で、繊維製品1を処理層2内に詰め込むことがで
きる。送りポンプ9によって漂白液を送り、これを繊維
製品1に散布し、その状態で、繊維製品1を処理層2内
に詰め込むこともできる。
【0010】さらに、処理槽2の下端が開閉バルブ1
2、送りポンプ13、スチームエゼクタ14、流量制御
バルブ15および開閉バルブ16に接続され、処理槽2
の上端に接続され、これによって精練液および漂白液の
循環路17が形成されており、タンク5,6が開閉バル
ブ19,20,21に接続され、送りポンプ13の吸入
側において、開閉バルブ21が循環路17に接続されて
いる。したがって、繊維製品1の詰め込み後、精練液ま
たは漂白液を開閉バルブ19,20,21に通し、送り
ポンプ13に導き、送りポンプ13によって精練液また
は漂白液を送り、これを流量制御バルブ15および開閉
バルブ16に通し、処理層2内に導入することができ
る。その後、精練液または漂白液を繊維製品1に対し貫
流させ、処理槽2の下端から取り出し、開閉バルブ12
に通し、送りポンプ13によってこれを送り、精練液ま
たは漂白液を処理槽2の上端に循環させることができ
る。この実施例では、処理槽2の上端にパイプ18が設
けられ、パイプ18にシャワー孔が形成され、循環路1
7がパイプ18に接続されている。したがって、処理槽
2の上端において、精練液または漂白液をパイプ18の
シャワー孔から散布することができる。さらに、精練液
および漂白液の循環路17において、蒸気の供給源がバ
ルブ22およびスチームエゼクタ14に接続されてお
り、蒸気をスチームエゼクタ14に供給し、循環路17
に導入することができ、精練液または漂白液を高温に加
熱することができる。
【0011】また、センサ23,24,25が処理槽2
の側壁に取り付けられている。センサ23は処理槽2内
の圧力を検出するためのものであり、センサ24は処理
槽2内の温度を検出するためのものである。センサ25
は処理槽2内の液面を検出するためのものである。さら
に、送りポンプ13の吸入側において、送りポンプ26
および開閉バルブ27が循環路17に接続されている。
送りポンプ26は水を送るためのものである。また、処
理槽2の下端が開閉バルブ28および排液ビットに接続
され、開閉バルブ29および排水ビットに接続されてい
る。
【0012】さらに、真空発生装置が処理槽2に接続さ
れている。この実施例では、真空発生装置として真空ポ
ンプ30が使用され、送りポンプ13の吐出側におい
て、真空ポンプ30および開閉バルブ31が循環路17
に接続されている。したがって、開閉バルブ31および
循環路17によって真空ポンプ30と処理槽2が接続さ
れているものであり、真空ポンプ30は処理槽2の上端
に接続されている。
【0013】このキヤーにおいて、繊維製品1が精練お
よび漂白されるとき、まず、処理槽2の上蓋4が開か
れ、繊維製品1が処理槽2内に詰め込まれ、中央筒3の
まわりにおいて、繊維製品1は横方向および上下方向に
折り曲げられ、重ね合わされる。また、繊維製品1が処
理槽2内に詰め込まれるとき、開閉バルブ7,10が開
かれ、送りポンプ9が駆動され、精練液が繊維製品1に
散布され、その状態で、繊維製品1が処理層2内に詰め
込まれる。そして、繊維製品1の詰め込み後、開閉バル
ブ9,10が閉じられ、送りポンプ9が停止し、処理槽
2の上蓋4が閉じられる。
【0014】次いで、開閉バルブ16,31が開かれ、
真空ポンプ30が駆動され、処理槽2内の空気が開閉バ
ルブ16、循環路17および開閉バルブ31を通り、真
空ポンプ30に吸引され、真空ポンプ30によって処理
槽2内が真空排気される。その状態が一定時間持続さ
れ、これによって繊維製品1の内部空気が抜かれる。そ
の後、開閉バルブ31が閉じられ、真空ポンプ30は停
止する。
【0015】その後、開閉バルブ19,21が開かれ、
送りポンプ13が駆動され、送りポンプ13によって精
練液が送られ、精練液が開閉バルブ19,21および循
環路17を通り、処理槽2内に導入される。そして、そ
の液面がセンサ25の位置に達すると、センサ25によ
ってそれが検出され、開閉バルブ19,21が閉じられ
る。これと同時に、開閉バルブ12が開かれる。したが
って、精練液が循環路17を通り、処理槽2内に循環す
る。さらに、開閉バルブ22が開かれ、蒸気がスチーム
エゼクタ14に供給され、循環路17に導入され、精練
液が高温に加熱される。したがって、精練液を高温に加
熱し、これを繊維製品1に対し貫流させることができ、
これによって繊維製品1を精練することができる。
【0016】したがって、このキヤーの場合、繊維製品
1の詰め込み後、真空ポンプ30によって処理槽2内が
真空排気され、繊維製品1の内部空気が抜かれるもので
ある。したがって、処理槽2内において、繊維製品1が
横方向および上下方向に折り曲げられ、重ね合わされて
いても、精練液が処理槽2内に導入されたとき、繊維製
品1の重ね合わせ部分に空気は閉じ込められない。した
がって、精練液を繊維製品1に均一に接触および浸透さ
せることができ、繊維製品1の精練むらは生じない。
【0017】さらに、処理層2内の真空排気にともな
い、精練液の沸騰温度が大幅に低下する。したがって、
精練液の加熱後、精練液を短時間で沸騰させることがで
きる。沸騰した精練液については、その温度が一定に保
たれるのは周知のとおりである。したがって、精練液の
温度を迅速に均一化することができ、精練液の温度の不
均一によって精練むらが生じることもない。
【0018】また、このキヤーでは、その後、スチーム
エゼクタ14の開閉バルブ22が閉じられる。これと同
時に、開閉バルブ12が閉じられ、開閉バルブ27が開
かれ、送りポンプ26が駆動される。したがって、送り
ポンプ13,26によって水が送られ、水が循環路17
を通り、処理槽2内に導入される。したがって、水によ
って処理槽2内の圧力が上昇し、その圧力があらかじめ
設定された値まで上昇したとき、センサ23によってそ
れが検出され、開閉バルブ28が開かれる。したがっ
て、水によって精練液が押し出され、精練液が開閉バル
ブ28を通り、排液ビットに排出される。その後、開閉
バルブ28が閉じられ、開閉バルブ29が開かれ、水が
繊維製品1に対し貫流し、開閉バルブ29を通り、排水
ビットに排出され、水によって繊維製品1が水洗され
る。繊維製品1の水洗後、開閉バルブ27,29は閉じ
られ、送りポンプ26および循環ポンプ27は停止す
る。
【0019】さらに、このキヤーでは、その後、開閉バ
ルブ16,31が開かれ、真空ポンプ30が駆動され
る。したがって、処理槽2内の空気が開閉バルブ16、
循環路17および開閉バルブ31を通り、真空ポンプ3
0に吸引され、真空ポンプ30によって処理槽2内が真
空排気される。その状態が一定時間持続され、これによ
って繊維製品1の内部空気が抜かれる。その後、開閉バ
ルブ31が閉じられ、真空ポンプ30は停止する。
【0020】その後、開閉バルブ20,21が開かれ、
送りポンプ13が駆動され、精練液ではなく、過酸化水
素溶液などの漂白液が循環路17を通り、処理槽2内に
導入される。そして、その液面がセンサ25の位置に達
すると、センサ25によってそれが検出され、開閉バル
ブ20,21が閉じられる。これと同時に、開閉バルブ
12が開かれ、漂白液が循環路17を通り、処理槽2内
に循環する。さらに、開閉バルブ22が開かれ、蒸気が
スチームエゼクタ14に供給され、循環路に導入され、
漂白液が高温に加熱される。したがって、漂白液を高温
に加熱し、これを繊維製品1に対し貫流させることがで
き、これによって繊維製品1を漂白することができる。
【0021】したがって、このキヤーでは、繊維製品1
の水洗後、真空ポンプ30によって処理槽2内が真空排
気され、繊維製品1の内部空気が抜かれるものである。
したがって、漂白液が処理槽2内に導入されたとき、繊
維製品1の重ね合わせ部分に空気が閉じ込められず、漂
白液を繊維製品1に均一に接触および浸透させることが
でき、繊維製品1の漂白むらは生じない。漂白液の加熱
後、漂白液を短時間で沸騰させ、その温度を迅速に均一
化することもでき、漂白液の温度の不均一によって漂白
むらが生じることもない。
【0022】その後、スチームエゼクタ14の開閉バル
ブ22が閉じられる。これと同時に、開閉バルブ12が
閉じられ、開閉バルブ27が開かれ、送りポンプ13,
26によって水が送られ、水が循環路17を通り、処理
槽2内に導入される。そして、処理槽2内の圧力があら
かじめ設定された値まで上昇したとき、センサ23によ
ってそれが検出され、開閉バルブ28が開かれ、水によ
って漂白液が押し出され、漂白液が排液ビットに排出さ
れる。その後、開閉バルブ28が閉じられ、開閉バルブ
29が開かれ、水が繊維製品1に対し貫流し、排水ビッ
トに排出され、水によって繊維製品1が水洗される。そ
の後、開閉バルブ27,29が閉じられ、送りポンプ1
3,26が停止する。
【0023】その後、処理槽2の上蓋4が開かれ、繊維
製品1が処理槽2から取り出される。
【0024】なお、この発明には種々の変形例が考えら
れる。たとえば、苛性ソーダ溶液、過酸化水素溶液に代
えて、染料をタンクに収容し、これを処理槽2の上端に
接続し、繊維製品1の詰め込み後、染料を処理槽2内に
導入し、充満させ、染料によって繊維製品1を染色する
こともできる。そして、繊維製品1の詰め込み後、真空
ポンプ30によって処理槽2内を真空排気し、繊維製品
1の内部空気を抜くと、染料が処理槽2内に導入された
とき、繊維製品1の重ね合わせ部分に空気が封じ込めら
れず、染料を繊維製品1に均一に接触および浸透させる
ことができる。したがって、繊維製品1の染色むらは生
じない。真空ポンプ30に代えて、エゼクタなどの他の
真空発生装置を処理槽2に接続し、その真空発生装置に
よって処理槽2内を真空排気するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、4つの工程からなる方法によって精練、漂白などの
処理または染色が施される。まず、綿布などの繊維製品
1が処理槽2内に詰め込まれる。これが第1工程であ
る。その後、真空ポンプ30などの真空発生装置によっ
て処理槽2内が真空排気される。これが第2工程であ
り、これによって繊維製品1の内部空気が抜かれる。そ
して、処理槽2の真空排気後、送りポンプ13によって
精練液、漂白液、染料などの処理液が送られ、これが処
理槽2内に導入される。これが第3工程である。したが
って、処理槽2内において、繊維製品1が横方向および
上下方向に折り曲げられ、重ね合わされていても、第3
工程前、第2工程によって繊維製品1の内部空気が抜か
れ、第3工程において、処理液が処理槽2内に導入され
たとき、繊維製品1の重ね合わせ部分に空気は封じ込め
られない。したがって、処理液を繊維製品1に均一に接
触および浸透させることができ、繊維製品1の精練む
ら、漂白むら、染色むらなどの不都合は生じない。さら
に、処理液の導入後、処理槽2の処理液が真空下で循環
し、加熱され、沸騰し、繊維製品1に対し貫流する。こ
れが第4工程であり、これによって精練、漂白などの処
理または染色が施される。真空下では、処理液の沸騰温
度が大幅に低下する。したがって、処理液の加熱後、処
理液を短時間で沸騰させることができる。沸騰すると、
その温度は一定に保たれる。この結果、処理液の温度を
迅速に均一化することができ、処理液の温度の不均一に
よって精練むら、漂白むらまたは染色むらなどの不都合
が生じることもない。
【0026】なお、繊維製品1の精練後、これを漂白す
るとき、再度処理槽2内を真空排気し、繊維製品1の内
部空気を抜くこともできる。したがって、繊維製品1を
処理槽2内に詰め込んだまま、漂白液を処理槽2内に導
入し、これによって繊維製品1を漂白することも可能で
ある。したがって、繊維製品1を処理槽2から取り出
し、それを処理槽内に詰め直す必要はなく、時間および
労力は要求されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 繊維製品 2 処理槽 30 真空ポンプ 31 開閉バルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綿布などの繊維製品を処理層内に詰め込
    む工程と、 前記繊維製品の詰め込み後、真空ポンプなどの真空発生
    装置によって前記処理層内を真空排気する工程と、 前記処理層の真空排気後、送りポンプによって精練液、
    漂白液、染料などの処理液を送り、これを前記処理層内
    に導入する工程と、 前記処理液の導入後、前記処理層の処理液を真空状態で
    循環させ、加熱し、沸騰させ、これを前記繊維製品に対
    し貫流させる工程とからなる繊維製品に精練、漂白など
    の処理または染色を施す繊維製品処理方法。
JP3277134A 1991-09-26 1991-09-26 繊維製品処理方法 Expired - Lifetime JPH0832988B2 (ja)

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