JPH0832979B2 - 紡績用複合リングの製造方法 - Google Patents
紡績用複合リングの製造方法Info
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- JPH0832979B2 JPH0832979B2 JP62084271A JP8427187A JPH0832979B2 JP H0832979 B2 JPH0832979 B2 JP H0832979B2 JP 62084271 A JP62084271 A JP 62084271A JP 8427187 A JP8427187 A JP 8427187A JP H0832979 B2 JPH0832979 B2 JP H0832979B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- flange
- shaped
- spinning
- connecting portion
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H7/00—Spinning or twisting arrangements
- D01H7/02—Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
- D01H7/52—Ring-and-traveller arrangements
- D01H7/60—Rings or travellers; Manufacture thereof not otherwise provided for ; Cleaning means for rings
- D01H7/602—Rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、紡績用リング、詳しくはリング本体とホル
ダとを組合わせた複合リングの製造方法に関する。
ダとを組合わせた複合リングの製造方法に関する。
（従来の技術及びその問題点） 一般に紡績用リングは鋼管あるいは鍛造品を用いトラ
ベラを嵌挿するフランジ部とリングレールに嵌挿するホ
ルダ部とを一体として切削加工により仕上げる方法が採
られている。従って材料の歩留が悪く、材料の無駄と加
工に手数を要する等の問題がある。
ベラを嵌挿するフランジ部とリングレールに嵌挿するホ
ルダ部とを一体として切削加工により仕上げる方法が採
られている。従って材料の歩留が悪く、材料の無駄と加
工に手数を要する等の問題がある。
またリングには耐摩耗性、低摩擦抵抗性が要求され
る。このため硬化処理に適する肌焼鋼あるいは高炭素ク
ロム鋼等の高価な材料が使用されている。しかし耐摩耗
性等を要求されるフランジ部以外もこれら材料で製作す
ることは高価な材料の浪費となり、価格にも影響を及ぼ
す等の問題がある。
る。このため硬化処理に適する肌焼鋼あるいは高炭素ク
ロム鋼等の高価な材料が使用されている。しかし耐摩耗
性等を要求されるフランジ部以外もこれら材料で製作す
ることは高価な材料の浪費となり、価格にも影響を及ぼ
す等の問題がある。
また他の形状のリングとしては、断面Ｉ型としたダブ
ルフランジリングがあり、ホルダに取付けて使用するも
のである。しかしこの構造においてもリング本体は鋼管
または鍛造品から作られるもので加工に手数を要し、歩
留りが悪い等の問題がある。
ルフランジリングがあり、ホルダに取付けて使用するも
のである。しかしこの構造においてもリング本体は鋼管
または鍛造品から作られるもので加工に手数を要し、歩
留りが悪い等の問題がある。
更にこれら素材としての鋼管あるいは鍛造品は、メタ
ルフローは軸心に沿って形状されている。従ってフラン
ジの形成に当たっては、このメタルフローに直角に切削
することとなる。従ってフランジは部分的に耐摩耗性に
斑を生ずる等の問題がある。
ルフローは軸心に沿って形状されている。従ってフラン
ジの形成に当たっては、このメタルフローに直角に切削
することとなる。従ってフランジは部分的に耐摩耗性に
斑を生ずる等の問題がある。
（問題を解決するための手段） 本発明はかかる点に鑑み素材の節減並びに加工工数の
低減と共に耐摩耗性の向上を計ることを目的とする。更
に本発明は成形加工に再し歪を生ずるのを防止すること
を目的とする。即ち本発明は棒状素材の延伸加工により
所要幅の板状連結部の両側にこれと直角にフランジ部を
設けた断面Ｉ字状の長尺の引抜部材を形成し、これを環
状に屈曲しかつ所定寸法に切断して両端面を付き合わせ
て溶接し、ついで仕上げ加工、熱処理ならびに表面処理
を施した後板状連結部を軸心と直角に輪切りしてそれぞ
れフランジとスカート部とからなる断面Ｔ字状とした２
個のリング本体を形成し、リング本体のスカート部を別
個に形成したホルダ上部に嵌着したことを特徴とするも
のである。
低減と共に耐摩耗性の向上を計ることを目的とする。更
に本発明は成形加工に再し歪を生ずるのを防止すること
を目的とする。即ち本発明は棒状素材の延伸加工により
所要幅の板状連結部の両側にこれと直角にフランジ部を
設けた断面Ｉ字状の長尺の引抜部材を形成し、これを環
状に屈曲しかつ所定寸法に切断して両端面を付き合わせ
て溶接し、ついで仕上げ加工、熱処理ならびに表面処理
を施した後板状連結部を軸心と直角に輪切りしてそれぞ
れフランジとスカート部とからなる断面Ｔ字状とした２
個のリング本体を形成し、リング本体のスカート部を別
個に形成したホルダ上部に嵌着したことを特徴とするも
のである。
（作用） 引抜部材は断面Ｉ型とし上下対称形としたから、延伸
に際し変形あるいは歪を生じることはない。またフラン
ジ部は延伸加工により形成したから仕上げ加工における
切削量は僅少である。更にメタルフローはフランジの周
面に沿って形成されている。
に際し変形あるいは歪を生じることはない。またフラン
ジ部は延伸加工により形成したから仕上げ加工における
切削量は僅少である。更にメタルフローはフランジの周
面に沿って形成されている。
（実施例） 第１図は本発明の製造方法の工程図を示す。素材とし
ては図（ａ）に示すように棒状素材１を用いる。材質と
しては焼入硬化処理により所要の硬度の耐摩耗性を有す
るものを用いる。その１例としては肌焼鋼あるいは高炭
素クロム鋼等従来リング材料として一般に用いられるも
のを使用する。この棒状素材１を先ず第１工程において
圧延または引抜き加工等の延伸加工により引抜部材２を
形成する（同図ｂ）。この引抜部材２は板状の連結部３
とその両側にフランジ部４、４をこれと直角に設けた断
面Ｉ字状としたものである。ただし上記連結部３の幅は
後述するようにこれを２分したとき、それぞれの幅がリ
ング本体６、６を形成するに必要な長さを有せしめるよ
うに決定される。
ては図（ａ）に示すように棒状素材１を用いる。材質と
しては焼入硬化処理により所要の硬度の耐摩耗性を有す
るものを用いる。その１例としては肌焼鋼あるいは高炭
素クロム鋼等従来リング材料として一般に用いられるも
のを使用する。この棒状素材１を先ず第１工程において
圧延または引抜き加工等の延伸加工により引抜部材２を
形成する（同図ｂ）。この引抜部材２は板状の連結部３
とその両側にフランジ部４、４をこれと直角に設けた断
面Ｉ字状としたものである。ただし上記連結部３の幅は
後述するようにこれを２分したとき、それぞれの幅がリ
ング本体６、６を形成するに必要な長さを有せしめるよ
うに決定される。
ついで引抜部材２を所定寸法経の環状に成形し、所定
長さに切断する（同図ｃ）。この成形加工は公知のばね
コイリング機、プレス加工機またはロールによる曲げ加
工機等適宜の曲げ加工機を用いる。次に両端2a,2bを突
き合わせ、抵抗溶接、電子ビーム溶接等により溶接５を
行う（同図ｄ）。
長さに切断する（同図ｃ）。この成形加工は公知のばね
コイリング機、プレス加工機またはロールによる曲げ加
工機等適宜の曲げ加工機を用いる。次に両端2a,2bを突
き合わせ、抵抗溶接、電子ビーム溶接等により溶接５を
行う（同図ｄ）。
しかる後溶接部５のばり取り加工と共にフランジ部４
の仕上げ加工を行う。同図（ｅ）において4aは仕上げ加
工により形成されたフランジであり、例えばJIS規格に
形成する。ついで周知の熱処理により焼入れ（肌焼鋼の
場合は滲炭と共に）焼戻しを行って所要硬度を有せしめ
表面処理を施す。表面処理はリングの使用条件に適する
処理を施すもので、例えば粗面とし、あるいは四フッ化
エチレン樹脂の塗布等摩擦抵抗低下剤のコーテングを施
こす。
の仕上げ加工を行う。同図（ｅ）において4aは仕上げ加
工により形成されたフランジであり、例えばJIS規格に
形成する。ついで周知の熱処理により焼入れ（肌焼鋼の
場合は滲炭と共に）焼戻しを行って所要硬度を有せしめ
表面処理を施す。表面処理はリングの使用条件に適する
処理を施すもので、例えば粗面とし、あるいは四フッ化
エチレン樹脂の塗布等摩擦抵抗低下剤のコーテングを施
こす。
ついで引抜部材２を連結部３において回転砥石等によ
り上下に等分に切断し、２個のリング本体６、６を形成
する（同図ｆ）。図中７、７は連結部３を切断して形成
したスカート部である。
り上下に等分に切断し、２個のリング本体６、６を形成
する（同図ｆ）。図中７、７は連結部３を切断して形成
したスカート部である。
しかる後上記リング本体６のスカート部７を別個に形
成したホルダ10の嵌合溝11に嵌着して複合リングＲを完
成する（同図ｇ）。このホルダ10は低廉で寸法精度が保
持できるものであればよく、例えばアルミニウムまたは
亜鉛ダイキャスト合金その他合成樹脂等を用いることが
できる。図中12は下部外周に形成したリングレール（図
示省略）に嵌挿する取付部である。
成したホルダ10の嵌合溝11に嵌着して複合リングＲを完
成する（同図ｇ）。このホルダ10は低廉で寸法精度が保
持できるものであればよく、例えばアルミニウムまたは
亜鉛ダイキャスト合金その他合成樹脂等を用いることが
できる。図中12は下部外周に形成したリングレール（図
示省略）に嵌挿する取付部である。
（発明の効果） 本発明によるときは、リング本体とホルダとに区分
し、リング本体は延伸により引抜部材を形成し、これを
環状に曲げて形成し、上下に２等分して形成したから、
耐摩耗性を得るための高価な特殊鋼の使用量は僅少で、
かつ成形加工が容易であり、材料の歩留りの向上を計る
ことができる。また本発明は引抜部材は断面Ｉ型とし、
上下及び左右対称形としたから、延伸加工において形成
される引抜部材は湾曲することなく引き出すことができ
る。従って形成した引抜部材の矯正作業を省略すること
ができる。更に本発明によるときは、フランジは延伸加
工により形成されており、従ってメタルフローはフラン
ジの長手方向に沿って形成されている。このため耐摩耗
性に優れている等の効果を有する。
し、リング本体は延伸により引抜部材を形成し、これを
環状に曲げて形成し、上下に２等分して形成したから、
耐摩耗性を得るための高価な特殊鋼の使用量は僅少で、
かつ成形加工が容易であり、材料の歩留りの向上を計る
ことができる。また本発明は引抜部材は断面Ｉ型とし、
上下及び左右対称形としたから、延伸加工において形成
される引抜部材は湾曲することなく引き出すことができ
る。従って形成した引抜部材の矯正作業を省略すること
ができる。更に本発明によるときは、フランジは延伸加
工により形成されており、従ってメタルフローはフラン
ジの長手方向に沿って形成されている。このため耐摩耗
性に優れている等の効果を有する。
第１図は、本発明方法を実施するための工程図、第２図
は、複合リングの縦断面図である。 １は棒状素材、２は引抜部材、３は板状連結部、４はフ
ランジ部、4aはフランジ、５は溶接部、６はリング本
体、７はスカート部、10はホルダ、Ｒは複合リングであ
る。
は、複合リングの縦断面図である。 １は棒状素材、２は引抜部材、３は板状連結部、４はフ
ランジ部、4aはフランジ、５は溶接部、６はリング本
体、７はスカート部、10はホルダ、Ｒは複合リングであ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】棒状素材を延伸加工により所要幅の板状連
結部の両側にこれと直角にフランジ部を設けた断面Ｉ字
状の長尺の引抜部材を形成し、これを環状に屈曲し、か
つ所定寸法に切断して両端面を突き合わせて溶接し、つ
いで仕上げ加工、熱処理ならびに表面処理を施した後板
状連結部を軸心と直角に輪切りしてそれぞれフランジと
スカート部とからなる断面Ｔ字状とした２個のリング本
体を形成し、リング本体のスカート部を別個に形成した
ホルダ上部に嵌着したことを特徴とする紡績用複合リン
グの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62084271A JPH0832979B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 紡績用複合リングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62084271A JPH0832979B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 紡績用複合リングの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63249725A JPS63249725A (ja) | 1988-10-17 |
| JPH0832979B2 true JPH0832979B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=13825791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62084271A Expired - Lifetime JPH0832979B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 紡績用複合リングの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0832979B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4418020Y1 (ja) * | 1965-12-18 | 1969-08-04 | ||
| JPS5138534A (ja) * | 1974-09-27 | 1976-03-31 | Hiroyuki Kanai | Kumitateshikibokiringu |
| JPS5312763A (en) * | 1976-07-23 | 1978-02-04 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Method of manufacturing ring member of guide ring |
| JPS5824442B2 (ja) * | 1973-09-22 | 1983-05-21 | ヘキスト アクチエンゲゼルシヤフト | カルボキシルキガンユウタンカスイソジユシ ノ セイゾウホウホウ オヨビ ケツゴウザイトシテノソノシヨウ ホウホウ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5824442U (ja) * | 1981-08-11 | 1983-02-16 | 帝国ピストンリング株式会社 | コイルエキスパンダ付鋼製オイルリング |
-
1987
- 1987-04-06 JP JP62084271A patent/JPH0832979B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4418020Y1 (ja) * | 1965-12-18 | 1969-08-04 | ||
| JPS5824442B2 (ja) * | 1973-09-22 | 1983-05-21 | ヘキスト アクチエンゲゼルシヤフト | カルボキシルキガンユウタンカスイソジユシ ノ セイゾウホウホウ オヨビ ケツゴウザイトシテノソノシヨウ ホウホウ |
| JPS5138534A (ja) * | 1974-09-27 | 1976-03-31 | Hiroyuki Kanai | Kumitateshikibokiringu |
| JPS5312763A (en) * | 1976-07-23 | 1978-02-04 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Method of manufacturing ring member of guide ring |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63249725A (ja) | 1988-10-17 |
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