JPH08329397A - 車両認識装置及びそれを用いた車両接近報知装置 - Google Patents

車両認識装置及びそれを用いた車両接近報知装置

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JPH08329397A
JPH08329397A JP7152398A JP15239895A JPH08329397A JP H08329397 A JPH08329397 A JP H08329397A JP 7152398 A JP7152398 A JP 7152398A JP 15239895 A JP15239895 A JP 15239895A JP H08329397 A JPH08329397 A JP H08329397A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッジ特徴を強調し、車両を確実に検出す
る。 【構成】 撮像手段150と、微分画像生成手段151
と、参照領域規定手段152と、横エッジ特徴量算出手
段153と、縦エッジ特徴量算出手段154と、エッジ
特徴量強調手段155と、車両認識手段156とにより
構成される。撮像手段は前方道路を撮像し、微分画像生
成手段は前方道路画像に画像処理を施して微分画像を作
成する。横エッジ特徴量算出手段と、縦エッジ特徴量算
出手段が決定された参照領域内において微分画像から車
両の特徴を反映する縦エッジの特徴量と横エッジの特徴
量をそれぞれ算出する。エッジ特徴量手段では、算出さ
れた特徴量を用いて相関演算することによって車両の特
徴を示すエッジを強調する。車両認識手段は、その強調
処理されたエッジ特徴量を用いて車両を検出する。これ
により車両特徴が不鮮明なエッジ画像でも車両が確実に
検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理によって車両
を認識する装置、および該認識結果より車両の接近度を
報知する車両接近報知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両認識装置に関しては例えば、
Image Understanding Based
on Edge Histogram Method
for Rear−End Collision A
voidance System(1994 Vehi
cle Navigation & System C
onference Proceedings)という
発表された論文がある。この論文は、車両の検出を画像
処理により作成されたヒストグラムから推定する手法を
述べている。その概要は図30に示されている。
【0003】撮像手段110は自車の前方道路を撮像
し、得られる前方道路画像において、縦エッジヒストグ
ラム作成手段111と、横エッジヒストグラム作成手段
112が、図31に示すように、消失点付近を中心とし
た領域120内から縦エッジを検出し縦エッジヒストグ
ラムaを、領域121内から横エッジを検出し横エッジ
ヒストグラムbをそれぞれ作成する。
【0004】側面座標特定手段113が縦エッジヒスト
グラムaを用いて2つのピーク値cの検出によって先行
車の車幅を示す両側面座標を検出する。上端/下端座標
特定手段114が横エッジヒストグラムbを用いて先行
車の頂部、底部座標をそれぞれ検出する。その後、車両
判定手段115では、画像の検出結果と、あらかじめ定
めた自車との相対運動をパラメータとする先行車の運動
モデルとのマッチングを図ることによって、画像の検出
結果の信憑性判断および先行車の追跡を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両認識装置にあっては、以下のような問題
点があった。すなわち、先行車両側面に現われる縦エッ
ジは車両背景とのコントラストによって生ずるものであ
るために、図32に示している縦エッジヒストグラムd
のように片方のピーク値しか現われないことがあり、必
ずしも側面位置に縦エッジヒストグラムのピークが現わ
れるとは限らないこと、また、車両背面の形態によって
は、縦エッジヒストグラムeのように車両側面の縦エッ
ジピーク値と同等かそれ以上の値が検出される可能性が
あることが挙げられる。したがって、実際の走行路上で
の検出において車両背景によっては検出が困難あるいは
検出精度が低下する恐れもある。この発明は、上記問題
点に鑑み、誤検出を無くし、かつ高い検出精度の車両認
識装置を提供することと、さらに、それに基づく車両接
近報知装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、図1に示されるように、車両に搭載されてそ
の進行方向を撮影し、原画像データを生成する撮像手段
150と、前記生成された原画像データを微分すること
により微分画像を生成する微分画像生成手段151と、
前記微分画像において、参照領域を規定する参照領域規
定手段152と、前記参照領域において、横エッジ特徴
量を算出する横エッジ特徴量算出手段153と、前記参
照領域において、縦エッジ特徴量を算出する縦エッジ特
徴量算出手段154と、前記横エッジ特徴量および前記
縦エッジ特徴量をもとに前記縦エッジ特徴量もしくは横
エッジ特徴量を強調するエッジ特徴量強調手段155
と、前記強調されたエッジ特徴量を用いて先行車を認識
する車両認識手段156とを具備するものとした。
【0007】とくに、前記参照領域規定手段は、微分画
像において自車走行領域を検出し、同走行領域内の横エ
ッジに基づき車両候補位置を検出し、同位置近傍におい
て参照領域を規定することができる。前記横エッジ特徴
量算出手段は、前記参照領域内で画面下方向に横エッジ
強度の濃度投影値を算出することができる。あるいは、
前記横エッジ特徴量算出手段は、前記参照領域内で画面
同列上に所定の範囲内の横エッジ強度値を有する画素数
を計数することができる。さらにまた、前記横エッジ特
徴量算出手段は、前記参照領域内で同列内横エッジ画像
のエッジ強度平均値を算出することもできる。
【0008】前記縦エッジ特徴量算出手段は、前記参照
領域内で画面下方向に縦エッジ強度の濃度投影値を算出
することができる。あるいは、前記縦エッジ特徴量算出
手段は、前記参照領域内で同列上に所定の範囲内の縦エ
ッジ強度値を有する画素数を計数することができる。さ
らにまた、前記縦エッジ特徴量算出手段は、前記参照領
域内で同列内縦エッジ画像のエッジ強度平均値を算出す
ることもできる。
【0009】請求項9記載の発明は、前記エッジ特徴量
強調手段が、前記横エッジ特徴量の画面縦方向分布をそ
の値の最大値が最小となるように反転させたものを、縦
エッジ特徴量の画面縦方向分布に乗ずることによって前
記縦エッジ特徴量を強調する、もしくは縦エッジ特徴量
の画面横方向分布をその値の最大値が最小となるように
反転させたものを、横エッジ特徴量の画面横方向分布に
乗ずることによって前記横エッジ特徴量を強調するもの
とした。
【0010】請求項10記載の発明は、前記エッジ特徴
量強調手段が、前記横エッジ特徴量の画面縦方向分布で
縦エッジ特徴量の縦方向分布を除することによって前記
縦エッジ特徴量を強調する、もしくは縦エッジ特徴量の
画面横方向分布で前記横エッジ特徴量の横方向分布を除
することによって前記横エッジ特徴量を強調するものと
した。
【0011】請求項11記載の発明は、前記車両認識手
段が、前記強調された縦エッジ特徴量から車両側面候補
座標を推定する手段と、推定された車両側面候補座標に
おいて縦エッジ画像に基づいた車両最下端候補座標を算
出し、算出された車両最下端候補座標をもとに車両を認
識する手段とを含むものとした。請求項12記載の発明
は、前記車両認識手段が、前記強調された縦エッジ特徴
量から車両側面候補座標を推定する手段と、推定された
車両側面候補座標より画面内車両幅を算出する手段と、
算出された車両幅と、車両側面候補位置が走行路内か否
かの判別によって車両を認識する手段とを含むものとし
た。
【0012】請求項13記載の発明は、図2に示される
ように、請求項1記載の構成に加えて、前方障害物まで
の距離を測定する測距手段160と、前記車両認識手段
156による車両認識結果を用いて、前記測距手段の測
距データが自車前方を走行する車両までの距離値である
ことを確認する車間距離判定手段161と、前記確認さ
れた距離データに基づいて自車の先行車に対する接近度
を判定する接近度判定手段162と、前記判定結果に基
づき運転者に注意を促す報知手段163とを具備するも
のとした。とくに、前記測距手段は、互いに異なる指向
性を有する複数の測距センサから構成することができ
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、原画像を微分し、微
分画像から車両の特徴を反映する縦エッジおよび横エッ
ジの特徴量をそれぞれ算出する。そしてその算出値をも
とに縦エッジの特徴量もしくは横エッジの特徴量を強調
させてから車両の検出に用いるため、エッジ特徴の不鮮
明な微分画像でも車両検出が正しく行なわれる。
【0014】請求項9記載の発明では、前記作成された
横エッジ特徴量の画面縦方向分布をその値の最大値が最
小となるように反転させたものを、縦エッジ特徴量の画
面縦方向分布に乗ずることによって前記縦エッジ特徴量
を強調する、もしくは縦エッジ特徴量の画面横方向分布
をその値の最大値が最小となるように反転させたもの
を、横エッジ特徴量の画面横方向分布に乗ずることによ
って前記横エッジ特徴量を強調するから、車両の両側面
および上下端のエッジ強度のみ強調されることになる。
請求項10記載の発明では、前記作成された横エッジ特
徴量の画面縦方向分布で縦エッジ特徴量の縦方向分布を
除することによって前記縦エッジ特徴量を強調する、も
しくは縦エッジ特徴量の画面横方向分布で前記横エッジ
特徴量の画面横方向分布を除することによって前記横エ
ッジ特徴量を強調するから、車両の両側面および上下端
のエッジ強度のみ強調されることになる。
【0015】請求項11記載の発明では、前記強調され
た縦エッジ特徴量から車両側面候補座標を推定し、推定
された車両側面候補座標において縦エッジ画像に基づい
た車両最下端候補座標を算出する。そして、算出された
車両最下端候補座標を走行路上での車影座標と照合させ
ることによって車両を認識するように行なうと、先行車
が誤検出されることなく、認識される。請求項12記載
の発明では、前記強調された縦エッジ特徴量から車両側
面候補座標を推定し、推定された車両側面候補座標より
画面内車両幅を算出する。そして算出された車両幅と、
車両側面候補位置が走行路内か否かの判別によって車両
を認識するから、誤検出を無くし先行車が正しく認識さ
れる。
【0016】請求項13記載の発明では、請求項1記載
のものに加えて、測距手段を設け、車間距離判定手段
は、前記車両認識結果を用いて、前記測距手段の測距デ
ータは自車前方を走行する車両までの距離値であるかど
うかを確認する。そしてその距離確認された距離データ
に基づいて自車の先行車に対する接近度を判定し、運転
者に注意を促すようにしたから、信頼性の報知装置が実
現される。なお、測距手段を互いに異なる指向性を有す
る複数の測距センサから構成することにより、車間距離
検出値がより正確なものとなる。
【0017】
【実施例】以下この発明を図面に基づいて説明する。図
3は、この発明の第1の実施例のレイアウトを示す。こ
のレイアウトは以下のほかの実施例にも共通に使用され
る。 まず車両200のフロントウインドウ上部に前方
に向けて撮像手段としてのビデオカメラ211が設けら
れている。このビデオカメラ211で車両200の前方
道路を撮像し、その路面画像はコントローラ213に入
力され、ここでこの路面画像に画像処理を施して自車走
行レーンを検出する。そしてその自車走行レーン内でさ
らに先行車を検出し、概略車間距離を算出する。
【0018】コントローラ213にはさらに車両200
の前端に設けられたレーザレーダ距離計210と前車輪
に設けられた車速センサ212が接続され、検出値が入
力される。測距手段としてのレーザレーダ距離計210
は3つのヘッドを有して、それぞれ左(L)、中央
(C)、右(R)の3方向に所定の指向角を付けられて
設置される。各ヘッドはそれぞれの方向にビームを発し
て先行車を含む物体の距離を検出する。
【0019】コントローラ213では、上記概略車間距
離をもとにレーザレーダ距離計210による3つの距離
検出値の中から車間距離とみなされる検出値を選出して
採用する。そしてその車間距離と車速センサ212の入
力値とに基づいて、先行車への接近状況が判断される。
その判断結果を受けて報知手段としてそれに接続されて
いる表示装置214が相応の報知表示をし運転者に注意
を促す。
【0020】図4は、コントローラ213における処理
の流れを示すフローチャートである。電源を投入して処
理開始後、まず、ステップ220において、全てのパラ
メータに0を与えて初期化が行なわれる。ステップ22
1で、ビデオカメラ211から1フレームの前方画像を
取り込む。その後、ステップ222において、得られた
原画像に対して、図5に示す横エッジ検出用のSobe
lフィルタを用いて、画像処理して横エッジを検出す
る。この処理により図6の(a)に示す原画像から
(b)の横エッジ画像が作成される。ここに、ステップ
222は微分画像生成手段を構成している。
【0021】次にステップ223において、この横エッ
ジ画像からさらにレーンマーカの検出を行なう。ここで
は、画像平面内でレーンマーカモデルを定義し、横エッ
ジ画像から得られる白線候補点と該モデルをカーブフィ
ットさせることによってレーンマーカを検出する。
【0022】図7は、三次元空間と画像平面との対応図
である。それぞれを路面240から高さH0の位置に原
点を有するカメラ座標系241と、消失点座標を(x
0、y0)とする画像座標系242において定義する。
このとき、両者は次の式(1)で対応付けられる。
【数1】 ここで、fはビデオカメラの焦点距離に対応した定数で
ある。
【0023】レーンマーカモデルは道路の三次元形状、
車両位置、車両姿勢をそれぞれ表わす道路パラメータを
用いて、白線243を、水平面(X−Z)では二次式、
垂直面(X−Y)では一次式で近似する。図8のように
道路パラメータを定め、(a)は水平面、(b)は垂直
面を示す。図8の(a)において、道路の左端の白線か
ら順に白線を0、1、2、…、i番とする。0〜i番の
白線と車両ピッチ成分DをパラメータとするY方向のモ
デルが共通の式(2)で記述される。カメラ座標系
(X、Y、Z)の原点は車両の進行とともに刻々と前方
に移動し、式(2)中のA〜Eのパラメータをそれぞれ
変化させる。
【数2】 パラメータAは車両の左側に位置する白線と車両中心
(撮像装置の取り付け位置)との距離、Bは車両前方の
道路曲率、CはZ=0における白線の接線方向に対する
車両のヨー角β、Dは道路平面に対する車両のピッチ角
α、Eは白線間距離にそれぞれ相当する。
【0024】ここで式(2)を式(1)によって画像座
標系に変換すれば、画像座標系におけるレーンマーカモ
デル式(3)が得られる。このモデルは、図9に示すよ
うに整数iはレーンマーカNo数に対応しており、走行
路レーンが増加しても、a〜eの5つパラメータのみで
記述されるという特徴を有する。
【数3】 ここに、aは走行車線上の自車両の位置、bは道路曲
率、cは走行車線に対する相対ヨー角、dは走行車線と
の相対ピッチ角、eは車線幅、iは道路白線に対応する
番号(自然数)に、各々対応する係数であり、式(4)
で表わすことができ、走行路推定のパラメータとなる。
【数4】
【0025】ステップ223におけるレーンマーカ検出
の詳細を図10のフローチャートにしたがって説明す
る。まずステップ228では、作成された横エッジ画像
内において、初回は初期設定で、2回目からは前フレー
ムの処理結果に基づき複数の小ウインドウを設定する。
そして各小ウインドウにおいて前回検出されたレーンマ
ーカモデル近傍のエッジ点を探索し、該エッジ点をもっ
て白線候補点として出力する。ステップ229において
は、検出された白線候補点群に対して、誤差が最小とな
るようなパラメータa〜eを最小二乗法を用いて決定す
る。この処理により、レーンマーカが検出されまたは前
フレームに対して更新されたことになる。次に、ステッ
プ230において、得られたi=0、1番目のレーンマ
ーカモデルをもって、自車走行レーンとして認識する。
【0026】図4のステップ224では、自車走行レー
ン上から車両検出処理が行なわれる。以下、図11およ
び図12のフローチャートにしたがって車両検出の詳細
を説明する。最初に、ステップ2211において、フラ
グのチェックを行なう。このフラグは前フレームにおい
て既に車両が検出されている場合を1、検出されていな
い場合を0で表現するものである。フラグが0のとき
は、ステップ2212で、車両候補の検出を、前記自車
走行レーンの検出結果により規定される領域において行
なう。
【0027】一般に、車両下部には影があり、その影に
よって、画面下から見た場合、明→暗という濃度変化が
存在する。したがって、横エッジ画像もその濃度変化の
方向を反映したものが道路上に現われる。上記の検出で
は、図5に示した横エッジ検出用Sobelフィルタが
用いられたので、負の横エッジが現われている。このこ
とから、自車走行レーン上の所定値以上の長さを有する
負の横エッジ点列を車両候補として検出するルーチンを
実行する。具体的には、図13に示すように、画面下か
ら、式(5)を満足するy座標を車両候補検出位置座標
yb0として検出する処理を行なう。
【数5】 ここに、Neはyと、検出されたレーンマーカモデルで
算出される道幅Nwにより規定される1次元の領域にお
ける所定値以上の絶対強度を有する負の水平エッジ点の
個数である。車両候補としてみなせるか否かの判定は、
道幅NwをもってNeを正規化した量γと所定値γ_t
hreshとの比較により行なう。所定値γ_thre
shは、例えば軽自動車の車幅1.4mに対し道幅を高
速道路を想定して3.5mとすれば、γ_thresh
=0.4(1.4/3.5)と定めることができる。
【0028】図11のステップ2213で、yb0が検
出されたと判定された場合には、次のステップへ進み、
そうでない場合、ステップ221に戻り次のフレームを
入力する。ステップ2214において、図14に示すよ
うに原画像に縦エッジを検出するウインドウWを決定す
る。ウインドウWの底辺は検出されたyb0で、両端座
標xwl、xwrは検出された道幅Nwの両端点座標
で、ウインドウの高さは図15に示すようなカメラ座標
系(X、Y、Z)において高さhtで表わされる位置Y
=ht−H0を式(1)を用いて画像座標系へ座標変換
することにより得られるy座標yu0によって規定す
る。yu0は、前記カメラ座標系において記述される道
幅相等量Eを用いて式(6)で表わされる。
【数6】
【0029】ステップ2211でフラグが1で、前フレ
ームにおいて車両が検出された場合には、図16に示す
ように前フレームの車両側面x座標xl_old、xr
_oldおよび、底辺座標yb_oldを基準に、それ
ぞれ所定値Dx、Dyだけ広げることにより新たに得ら
れるウインドウ境界xwl_new、xwr_new、
ywb_new、およびy=ywb_newを前記式
(6)中yb0へ代入することによって算出されるyw
u_new(yu0)で規定されるウインドウを設定す
る。ここに、ステップ2211〜2215および前記ス
テップ228〜230は参照領域手段を構成している。
【0030】次にステップ2216では、決定されたウ
インドウ内において原画像を図17に示すような縦エッ
ジ検出用Sobelフイルタで走査することによって、
縦エッジを検出する。そして図18に示すようにxwl
を原点とする座標x’毎に縦エッジ強度値を所定のしき
い値で2値化処理した後、和を同列画素においてとるこ
とにより強度がIv_pのエッジヒストグラムを作成す
る。ここでは、車両とその背景とのコントラストが弱
く、したがって車両側面にヒストグラムのピーク座標が
明確に現われないケースを示している。ここに、ステッ
プ2216は縦エッジ特徴量算出手段を構成している。
【0031】次にステップ2217において、横エッジ
による縦エッジ強調処理を行なう。ここは、図19に示
すように2つのステップからなる。ステップ2227に
おいては、既に設定されているウインドウ内において前
記図6の(b)に示した横エッジ画像から横エッジの特
徴量を抽出する処理を行なう。ここでは、前フレームに
おいて車両が検出されていない例について説明する。一
般の車両においては、少なくともバンパー部などに車両
幅を反映した横エッジ成分が検出される。これは次のよ
うな特徴を有する。 (1)縦エッジのように背景によってエッジ強度が変動
することは少ない。 (2)車両幅を反映した長さを有する横エッジ成分は存
在するが、その成分のみを抽出することが困難である。
【0032】したがって、前記ウインドウ内において車
両が存在する場合は、車両幅を反映した横エッジ成分の
比率が多いという仮定をもとに、以下に述べる横エッジ
強度ヒストグラムから、車両存在領域(車両幅)を推定
したほうが望ましい。すなわち、図20に示すように、
ウインドウ座標xwlを原点0’とする座標x’毎に、
横エッジ強度値を所定のしきい値で2値化し、その結果
の縦方向和をIh_pとして算出することにより、横エ
ッジ強度ヒストグラムを作成する。次に得られたヒスト
グラムの最大値Ih_pmaxを求め、横エッジヒスト
グラムの値を反転させたものを、Ih_ptとして図2
1に示すように作成する。ここではIh_ptを正規化
反転値として式(7)により算出する。
【数7】
【0033】そして、ステップ2228では、得られた
横エッジヒストグラムの正規化反転値Ih_ptを利用
した、前述の縦エッジヒストグラムの強調処理を行な
う。これは、図22に示すように、左側面x’座標位置
が不鮮明なヒストグラムIv_pに式(7)で表わされ
るIh_ptを乗ずることにより行なう。すなわち、式
(8)に基づいて行なう。
【数8】 その結果、図23に示すように、車両縦エッジ強度のヒ
ストグラムは、とくに車両側面付近において選択的に強
調され、車両側面のx座標が容易に推定できるという効
果を得られる。上記ステップ2227は横エッジ特徴量
算出手段、ステップ2228はエッジ特徴量強調手段を
それぞれ構成している。
【0034】次に、図11のステップ2218におい
て、車両側面候補の検出を行なう。車両の左右側面候補
は、例えば、しきい値Iv_thresh以上を満足す
るIv_p’をもたらすx座標をウインドウ中心を境
に、配列xl(i)、xr(j)に格納することによっ
て得ることができる。ステップ2219では、左右両方
ともに候補の検出ができたら、次のステップ2220へ
進み、そうでない場合、ステップ221に戻り、次のフ
レームを入力する。ここに、i、jは整数で、ウインド
ウ中心の左右の領域においてしきい値Iv_thres
h以上を満足するIv_pを各領域の左から数えるとき
の番号である。
【0035】図12において、ステップ2220では、
原画像から車両下端候補検出を左右独立して行なう。図
24は車両下端候補検出の説明図である。ここでは、車
両左側面を例にとって説明する。前記xl(i)の重心
座標としてxl_gを算出した後、xl_gを中心に所
定幅dx、yb(またはywb_new)を中心にウイ
ンドウ高さ方向の中点のy座標ymより、画面下方に高
さ2*(yb−ym)のウインドウUを設定し、同領域
内において原画像から再び縦エッジ検出処理を行なう。
この縦エッジ画像において、点(x=xl_g、y=y
m)から下方に初めて縦エッジ強度Iv_lが所定値I
v_lthresh以下となるy座標をy=ybl_n
ewとして検出する。上記処理を車両右側面候補xr
(j)に関しても行ない、y=ybr_newを検出す
る。
【0036】ステップ2221において、以上の検出結
果をもとに車両判定を行なう。車両の特徴として左右対
称な物体であることが挙げられる。検出された左右の車
両下端候補はいずれもタイヤと路面との接点のy座標を
表わしているはずであるので、もし対象が車両であるな
らば、その差は極めて小さい値をとるはずである。すな
わち、次の式(9)をもって車両判定条件とする。
【数9】
【0037】ステップ2222において、上式が満足さ
れたと判定された場合は、ステップ2224で、フラグ
を1とし、そうでない場合、ステップ2223におい
て、フラグに0を代入して、ステップ221に戻り次の
フレームを入力する。次に、車両であると判定された場
合、ステップ2225において、車両最下端座標として
ybをybl_newとybr_newの平均をとるこ
とによって算出する。その後ステップ2226におい
て、次回のウインドウ設定のために、今回検出された車
両側面のx座標xl_g、xr_gおよびybをそれぞ
れxl_old、xr_oldおよびyb_oldに格
納して画像に関する処理を終了する。ここに、ステップ
2218〜2226は車両認識手段を構成している。
【0038】この後図4に戻り、ステップ225では、
レーザレーダ距離計210からの各ビームの距離値(L
L、LC、LR)を入力し、各距離値に対して画像処理
結果をもとに真の先行車までの距離値を示しているビー
ムを選択した後、その距離値をもとに接近度を判定し、
接近し過ぎと判定された場合、表示装置214に報知表
示を行なわせる。図25はその処理の詳細を示す。すな
わち前記車両検出により、車両最下端のy座標が検出さ
れたので、画像から、先行車までの距離を推定すること
ができる。これは、路面とカメラ取り付け位置との関係
が既知であるためである。すなわち先行車までの距離L
_IMGは式(10)により算出することができる。
【数10】 ここで、dは画面上での消失点のy座標値を表わす。
【0039】ステップ2229において、この画像から
得られる距離L_IMGと、LL、LC、LRとの差分
ΔLL、ΔLC、ΔLRを算出後、ステップ2230に
おいて、前記差分のうち最も小さい値を与える距離をL
L〜LRから選択することにより、先行車までの距離を
確定する。次にステップ2231において、車速センサ
212の検出値を入力し、自車速と、前回の処理によっ
て得た先行車までの距離と、新たに得られた先行車まで
の距離との差分をとることにより算出される相対速度
と、先行車までの距離とにより、接近度を算出し、接近
し過ぎであると判定された場合はステップ2232で、
表示装置214に報知表示を行なわせて運転者に注意を
促しフローを終了する。ここに、ステップ2229〜2
230は車間距離判定手段、ステップ2231、223
2は接近度判定手段を構成している。
【0040】本実施例では、先行車を検出する際、先行
車の特徴を反映する縦エッジと横エッジをそれぞれ検出
し、検出されたエッジに対して2値化処理した後、縦エ
ッジヒストグラムおよび横エッジヒストグラムを作成す
る。そして作成された2つのエッジヒストグラムを相関
させて縦エッジ特徴量を強調するようにしたから、コン
トラストが悪く、車両エッジが不鮮明な画像でも車両検
出ができる。またその検出値をもとにレーザレーダから
の実測値を選択して接近度演算に用いたから、接近度が
精度よく算出され、正しい報知がなされる。
【0041】なお、この実施例では、横エッジ特徴量を
横エッジヒストグラムを作成することによって得たが、
同一x座標において横エッジ強度の平均値をもってIh
_pとしてもよい。
【0042】また、この実施例では、前記横エッジ特徴
量の分布を最大値Ih_pmaxを用いて反転させた値
Ih_ptを縦エッジ特徴量Iv_pに乗ずることによ
り縦エッジ強調処理を行なったが、Iv_pをIh_p
で除することにより強調処理を行なっていてもよい。以
上、接近報知に対して本発明を応用した例を中心に実施
例を説明してきたが、これに限定されず、例えば先行車
に自動的に追従する自律走行車などに応用することが可
能である。
【0043】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。第1の実施例においては、ステップ2221にお
ける車両判定を車両下端座標を用いて行なったが、画像
内車両幅を用いて車両判定を行なってもよい。その判定
条件を式(11)に示す。
【数11】 上式は車両幅に関する拘束条件で、1.4は軽自動車、
2.5は大型トラック、3.5は高速道路の道路幅を表
わし、単位はmである。次に車線内にある物標が先行車
であるか否かの判定条件を式(12)に示す。
【数12】 式(11)および(12)は、車線を第1の実施例と同
様の道路モデルで規定し、その内部に車両側面x座標x
l_gおよびxr_gが存在するか否かを確認するもの
である。すなわち、式(11)および(12)が検出さ
れた車両側面x座標および車両下端y座標に対して満足
されたとき、車両であると判断する。これにより、検出
された車両側面座標の信頼性が著しく向上する。
【0044】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。第1の実施例では、横エッジ特徴量を用いて縦エッ
ジヒストグラムを強調する例について述べたが、同様に
して縦エッジ特徴量を用いて横エッジヒストグラムを強
調することもできる。すなわちステップ2216におい
て、決定されたウインドウ内において原画像から図26
に示すように縦エッジを検出し、yb0を原点とする座
標y’毎に縦エッジ強度値を所定のしきい値で2値化処
理した後、和を同列画素においてとることにより強度が
Iv_p’のエッジヒストグラムを作成する。
【0045】ステップ2227においては、既に設定さ
れているウインドウ内において前記図27に示すように
横エッジ画像からウインドウ座標yb0を原点0’とす
る座標y’毎に、横エッジ強度値を所定のしきい値で2
値化し、その結果の縦方向和をIh_p’として算出す
ることにより、横エッジ強度ヒストグラムを作成する。
【0046】そして、ステップ2228では、図28の
ように、得られたヒストグラムIv_p’の反転値Iv
_pt’を求め、そしてIh_p’に乗ずることにより
Ih_p’の強調処理を行なう。図28の(a)はヒス
トグラムIv_pt’、(b)はIv_pt’とIh_
p’を重ねたときの様子を示す。その結果、図29に示
すように、車両横エッジ強度のヒストグラムは、とくに
車両上下端付近において選択的に強調される。これによ
って第1の実施例と同様に画像内から車両存在領域を精
度よく切り出すことが可能である、車両上下端のy座標
が容易に推定できるという効果を得られる。
【0047】
【発明の効果】本発明の認識装置によれば、原画像を微
分し、微分画像から車両の特徴を反映する縦エッジおよ
び横エッジの特徴量をそれぞれ算出する。そしてその算
出値をもとに縦エッジの特徴量もしくは横エッジの特徴
量を強調させてから車両の検出に用いるため、エッジ特
徴の不鮮明な微分画像でも車両検出が正しく行なわれ
る。その結果検出車両の信頼性が向上するとともに検出
できる範囲が拡大される。
【0048】横エッジ特徴量の画面縦方向分布をその値
の最大値が最小となるように反転させたものを、縦エッ
ジ特徴量の画面縦方向分布に乗ずることによって前記縦
エッジ特徴量を強調する、もしくは縦エッジ特徴量の画
面横方向分布をその値の最大値が最小となるように反転
させたものを、横エッジ特徴量の画面横方向分布に乗ず
ることによって前記横エッジ特徴量および縦エッジ特徴
量を強調することにより、車両の両側および上下端のエ
ッジが選択的に強調されるから、車両の位置を簡単に特
定できる。
【0049】横エッジ特徴量の画面縦方向分布で縦エッ
ジ特徴量の縦方向分布を除することによって前記縦エッ
ジ特徴量を強調する、もしくは縦エッジ特徴量の画面横
方向分布で前記横エッジ特徴量の分布を除することによ
って横エッジ特徴量を強調することによっても、車両の
両側および上下端のエッジが選択的に強調されるから、
車両の位置を簡単に特定できる。
【0050】前記強調された縦エッジ特徴量から車両側
面候補座標を推定し、推定された車両側面候補座標にお
いて縦エッジ画像に基づいた車両最下端候補座標を算出
する。そして、算出された車両最下端候補座標を走行路
上での車影座標と照合させることによって車両を認識す
ることにより、先行車が誤検出されることなく、信頼性
の高い車両検出装置を構成することができる。また、前
記強調された縦エッジ特徴量から車両側面候補座標を推
定し、推定された車両側面候補座標より画面内車両幅を
算出する。そして算出された車両幅と、車両側面候補位
置が走行路内か否かの判別によって車両を認識すること
によっても、先行車が正しく認識され、信頼性の高い車
両検出装置が構成される。
【0051】また、本発明の車両接近報知装置は、さら
に測距手段を設け、車間距離判断手段は、前記車両認識
結果を用いて、測距手段の測距データは自車前方を走行
する車両までの距離値であるかどうかを確認する。そし
てその距離確認された距離データに基づいて自車の先行
車に対する接近度を判定し、運転者に注意を促すように
したから、信頼性の高い距離報知が行なわれる。なお、
測距手段を互いに異なる指向性を有する複数の測距セン
サから構成することにより、車間距離検出値がより一層
正確に検出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の構成図である。
【図3】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図4】処理全体のフローチャートである。
【図5】横エッジ検出オペレータである。
【図6】原画像および横エッジ画像を示す図である。
【図7】設定座標系の説明図である。
【図8】カメラ座標系における白線の対応図である。
【図9】認識された白線と数式の対応図である。
【図10】レーンマーカ検出ためのフローチャートであ
る。
【図11】車両検出ためのフローチャートである。
【図12】車両検出の説明図である。
【図13】ウインドウの設定位置を示す図である。
【図14】ウインドウにおける高さの説明図である。
【図15】車両位置からウインドウ設定の説明図であ
る。
【図16】縦エッジ検出オペレータである。
【図17】縦エッジからヒストグラム作成の説明図であ
る。
【図18】縦エッジ特徴量を強調処理するフローチャー
トである。
【図19】横エッジからヒストグラム作成の説明図であ
る。
【図20】反転されたヒストグラムを示すである。
【図21】縦エッジ特徴量の強調処理を示す図である。
【図22】強調された縦エッジ特徴量を示す図である。
【図23】車両検出ためのフローチャートである。
【図24】車両を確認するための説明図である。
【図25】報知装置を作動するためのフローチャートで
ある。
【図26】縦エッジからヒストグラムを作成する説明図
である。
【図27】横エッジからヒストグラムを作成する説明図
である。
【図28】横エッジ特徴量の強調処理説明図である。
【図29】強調された横エッジ特徴量の分布と車両の対
応関係を示す図である。
【図30】従来例の構成を示す図である。
【図31】ウインドウの設定と検出されたヒストグラム
を示す図である。
【図32】検出されたヒストグラムの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
200 自車両 210 レーザレーダ距離計 211 ビデオカメラ 212 車速センサ 213 コントローラ 214 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 G06F 15/62 380

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されてその進行方向を撮影
    し、原画像データを生成する撮像手段と、前記生成され
    た原画像データを微分することにより微分画像を生成す
    る微分画像生成手段と、前記微分画像において、参照領
    域を規定する参照領域規定手段と、前記参照領域におい
    て、横エッジ特徴量を算出する横エッジ特徴量算出手段
    と、前記参照領域において、縦エッジ特徴量を算出する
    縦エッジ特徴量算出手段と、前記横エッジ特徴量および
    前記縦エッジ特徴量をもとに前記縦エッジ特徴量もしく
    は横エッジ特徴量を強調するエッジ特徴量強調手段と、
    前記強調されたエッジ特徴量を用いて先行車を認識する
    車両認識手段とを具備することを特徴とする車両認識装
    置。
  2. 【請求項2】 前記参照領域規定手段は、微分画像内に
    おいて自車の走行領域を検出する手段と、該走行領域内
    において横エッジに基づき車両候補位置を検出する手段
    と、該車両候補位置の近傍において参照領域を規定する
    手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の車両認識
    装置。
  3. 【請求項3】 前記横エッジ特徴量算出手段は、前記参
    照領域内で画面下方向に横エッジ強度の濃度投影値を算
    出するものであることを特徴とする請求項1または2記
    載の車両認識装置。
  4. 【請求項4】 前記横エッジ特徴量算出手段は、前記参
    照領域内で画面同列上に所定の範囲内の横エッジ強度値
    を有する画素数を計数するものであることを特徴とする
    請求項1または2記載の車両認識装置。
  5. 【請求項5】 前記横エッジ特徴量算出手段は、前記参
    照領域内で同列内横エッジ画像のエッジ強度平均値を算
    出するものであることを特徴とする請求項1または2記
    載の車両認識装置。
  6. 【請求項6】 前記縦エッジ特徴量算出手段は、前記参
    照領域内で画面下方向に縦エッジ強度の濃度投影値を算
    出するものであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4または5記載の車両認識装置。
  7. 【請求項7】 前記縦エッジ特徴量算出手段は、前記参
    照領域内で同列上に所定の範囲内の縦エッジ強度値を有
    する画素数を計数するものであることを特徴とする請求
    項1、2、3、4または5記載の車両認識装置。
  8. 【請求項8】 前記縦エッジ特徴量算出手段は、前記参
    照領域内で同列内縦エッジ画像のエッジ強度平均値を算
    出するものであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4または5記載の車両認識装置。
  9. 【請求項9】 前記エッジ特徴量強調手段は、前記横エ
    ッジ特徴量の画面縦方向分布をその値の最大値が最小と
    なるように反転させたものを、縦エッジ特徴量の画面縦
    方向分布に乗ずることによって前記縦エッジ特徴量を強
    調する、もしくは縦エッジ特徴量の画面横方向分布をそ
    の値の最大値が最小となるように反転させたものを、横
    エッジ特徴量の画面横方向分布に乗ずることによって前
    記横エッジ特徴量を強調することを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7または8記載の車両認識装
    置。
  10. 【請求項10】 前記エッジ特徴量強調手段は、前記横
    エッジ特徴量の画面縦方向分布で縦エッジ特徴量の縦方
    向分布を除することによって前記縦エッジ特徴量を強調
    する、もしくは縦エッジ特徴量の画面横方向分布で前記
    横エッジ特徴量の横方向分布を除することによって前記
    横エッジ特徴量を強調することを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7または8記載の車両認識装置。
  11. 【請求項11】 前記車両認識手段は、前記強調された
    縦エッジ特徴量から車両側面候補座標を推定する手段
    と、推定された車両側面候補座標において縦エッジ画像
    に基づいた車両最下端候補座標を算出し、算出された車
    両最下端候補座標をもとに車両を認識する手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の車両認識装置。
  12. 【請求項12】 前記車両認識手段は、前記強調された
    縦エッジ特徴量から車両側面候補座標を推定する手段
    と、推定された車両側面候補座標より画面内車両幅を算
    出する手段と、算出された車両幅と、車両側面候補位置
    が走行路内か否かの判別によって車両を認識する手段と
    を含むことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9または10記載の車両認識装置。
  13. 【請求項13】 車両に搭載されてその進行方向を撮影
    し、原画像データを生成する撮像手段と、前記生成され
    た原画像データを微分することにより微分画像を生成す
    る微分画像生成手段と、前記微分画像において、参照領
    域を規定する参照領域規定手段と、前記参照領域におい
    て、横エッジ特徴量を算出する横エッジ特徴量算出手段
    と、前記参照領域において、縦エッジ特徴量を算出する
    縦エッジ特徴量算出手段と、前記横エッジ特徴量および
    前記縦エッジ特徴量をもとに前記縦エッジ特徴量もしく
    は横エッジ特徴量を強調するエッジ特徴量強調手段と、
    前記強調されたエッジ特徴量を用いて先行車を認識する
    車両認識手段と前方障害物までの距離を測定する測距手
    段と、前記車両認識結果を用いて、前記測距手段の測距
    データは自車前方を走行する車両までの距離値であるか
    どうかを確認する車間距離判定手段と、前記確認された
    距離データに基づいて自車の先行車に対する接近度を判
    定する接近度判定手段と、前記判定結果に基づき運転者
    に注意を促す報知手段とを具備することを特徴とする車
    両接近報知装置。
  14. 【請求項14】 前記測距手段は、互いに異なる指向性
    を有する複数の測距センサからなるものであることを特
    徴とする請求項13記載の車両認識装置。
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