JPH083292Y2 - 鞄用係着具 - Google Patents

鞄用係着具

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JPH083292Y2
JPH083292Y2 JP1990036736U JP3673690U JPH083292Y2 JP H083292 Y2 JPH083292 Y2 JP H083292Y2 JP 1990036736 U JP1990036736 U JP 1990036736U JP 3673690 U JP3673690 U JP 3673690U JP H083292 Y2 JPH083292 Y2 JP H083292Y2
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JP
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bag body
portions
hole
shaped projection
bag
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JP1990036736U
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JPH03127529U (ja
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謙 安東
三浩 安田
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ナス環やフックなどを鞄本体に係着するた
めの係着具に関する。
〈従来の技術〉 例えばランドセルなどの鞄類には、ナス環やフックな
どを鞄本体に係着するための係着具が取付けられること
がある。これらの係着具は、鞄の素材を貫通する金属製
のリベットあるいは鳩目などをかしめることによって鞄
本体に取付けることが一般的である。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかるに、ランドセルに取り付けられたナス環やフッ
クは、給食袋などを吊下げることに用いられるために吊
下げたものが頻繁に振れ、しかもランドセル本体が比較
的柔軟な皮革材で形成されることが通例であることか
ら、皮革材に開けられたリベットや鳩目の挿通孔が長期
の使用期間中に広がってしまい、場合によっては、リベ
ットあるいは鳩目ごと係着具がランドセル本体から脱落
してしまう事態を生ずることがある。そしてこの係着具
を鞄本体に取付けるための金属製のリベットや鳩目を用
いたかしめ作業が特殊な工具を必要とするため、家庭で
の修理は極めて困難である、といった不便さがある。ま
た、ランドセルの場合は、帯状に回されたサイドベルト
の中間部を襠(まち)の部分に止める役割もこの係着具
が果たしているが、従来形式によると、サイドベルトと
係着具とを互いに分離した状態で別個に用意せねばなら
ないため、製造工程における部品管理が煩雑になりがち
であった。
本考案は、このような不都合を改善すべく案出された
ものであり、その主な目的は、鞄本体を形成している皮
革材自体には大きな損傷が及ばず、しかも特殊な工具や
技術を要さずに簡単に修理することが可能なように改良
された鞄用係着具を提供することにある。また本考案の
第2の目的は、部品管理を簡略化し得る鞄用係着具を提
供することにある。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、鞄本体に密接す
る面を有する第1部分、可撓性を有するヒンジ部を介し
て前記第1部分から延出された第2部分、前記第1・第
2両部分を前記ヒンジ部から折り曲げてそれらの遊端部
同士を互いに弾発係合させる第1係合手段、及び、前記
第1部分に形成された孔並びに前記鞄本体に形成された
孔を貫通し得るように前記第2部分に突設された棒状突
起を有するフック受け部材と、前記鞄本体の裏面から突
出した前記棒状突起の先端部に弾発係合する第2係合手
段、及び、前記鞄本体の孔の内径よりも大きな外径を有
する抜け止め部材とからなると共に、前記第1・第2両
部分を折り曲げて前記第1係合手段を係合させる際に、
前記棒状突起を挿通するべく貫通孔が開設された帯状体
を、前記第1・第2両部分間に挟持するようにしてなる
ことを特徴とする鞄用係着具を提供することにより達成
される。
〈作用〉 このような構成によれば、第1・第2両部分の間がヒ
ンジ部により開閉自在となり、しかも第1係合手段にて
閉じた状態を保持し得る。従って、鞄本体の外面に沿っ
てサイドベルトが延在する場合にも、サイドベルトに対
してフック受け部材を予め装着しておくことができるの
で、サイドベルトとフック受け部材とを1つの部品とし
て取り扱うことができる。また、鞄本体の孔から突出し
た突起の先端部に弾発的に係合する抜け止め部材を用い
てフック受け部材を鞄本体に取付けるので、突起と抜け
止め部材との係合強度を適宜に定めておけば、鞄の基材
が大きく損傷する以前に係着具を脱落させることがで
き、しかも一般家庭でも容易に部品交換が可能なものと
することができる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案の好適実施例につ
いて詳細に説明する。
第1a図〜第1d図は、本考案に基づき構成された係着具
のうちのフック受け部材1を示している。このフック受
け部材1は、弾性に富む合成樹脂材からなり、鞄本体の
外面に密接し得る矩形の平坦面を有する第1部分2と、
可撓性に富む比較的薄肉のヒンジ部3を介して該第1部
分2から延出された第2部分4とを有している。これら
第1・第2両部分2・4は、互いに一体的に連結されて
おり、ヒンジ部3の撓みによって互いの遊端部5・6同
士を相対接離し得るようになっている。そして自由状態
にあっては、第1a図に示すように、概ねV字形をなすよ
うになっている。
第1・第2両部分の両遊端部5・6は、それぞれ互い
に対向する向きに直角に曲折されている。そして両曲折
部の最遊端部には、第1・第2両部分2・4を閉じた際
に互いに係合し合う第1係合手段としての爪7・8がそ
れぞれ形成されている。
第2部分4における第1部分2との対向面には、後記
するサイドベルトの両縁を保持するための一対の突片9
・10が突出形成されている。そしてこれら両突片9・10
の中間部には、両突片9・10と同じ向きに棒状突起11が
突出形成されている。この棒状突起11の先端部は、先細
りになったテーパ部12と縮径部13とが形成されて概ねキ
ノコ形をなしている。
一方、第1部分2には、第1・第2両部分2・4を閉
じた際に一対の突片9・10のうちのヒンジ部3側の突片
10と棒状突起11とがそれぞれ緩く受容されるように、矩
形孔14と丸孔15とが形成されている。
第2a図〜第2c図は、抜け止め部材16を示している。こ
の抜け止め部材16は、弾性に富む合成樹脂材からなり、
一方に平坦面を有する円板状をなし、かつフック受け部
材1の棒状突起11の先端部を挿通する孔17がその中央部
に開設されている。この挿通孔17は、平坦面側へ向けて
拡開したすり鉢状をなしており、その内周から放射状に
十文字のスリット18が形成されている。そして縮径した
開口17aの内径は、棒状突起11の縮径部13の外形よりも
幾分か小さくされている。この開口17aにより、棒状突
起11の先端の縮径部13に対する第2係合手段が構成され
る。
次に上記実施例の作用について説明する。
第1a図に示した自由状態からフック受け部材1の遊端
部5・6同士間を幾分か開き、第3図に示すようにヒン
ジ部3の内側にナス環などのリング部19を取り付け、か
つ第1・第2両部分2・4の間に帯状体としてのサイド
ベルト20を差し込む。サイドベルト20には、棒状突起11
を挿通するための丸孔21と、ヒンジ部側に位置する突片
10を挿通するための矩形孔22とが形成されているので、
それぞれに棒状突起11と突片10とを差し込みつつ第1・
第2両部分2・4を閉じる。そして両遊端部5・6に形
成された爪7・8同士を係合させる。この状態で、サイ
ドベルト20にフック受け部材1が位置決めされる。この
サイドベルト20に対するフック受け部材1の取り付け
は、予め別工程で行なえるので、サイドベルト20とフッ
ク受け部材1とをサブアッセンブリとして取り扱うこと
ができる。
次いで第1部分2の外面から突出した棒状突起11の先
端をランドセルの襠の部分23に形成された孔24に挿入
し、襠の部分23の内面から突出した棒状突起11の先端部
に抜け止め部材16を装着する。このとき、挿通孔17のす
り鉢状の内面に棒状突起先端のテーパ部12が案内される
と共に、スリット18の作用にて挿通孔17が拡開し、棒状
突起11の先端部を挿通孔17内に緊密に受容する。そして
襠の部分23の外面に第1部分2の平坦面が密接し、襠の
部分23の内面に抜け止め部材16の平坦面が密接し、かつ
棒状突起11の縮径部13に挿通孔の開口17aが係合するこ
とにより、抜け止め部材16は棒状突起11から容易に抜け
落ちることができなくなる。
ここで、抜け止め部材16と棒状突起11との係合部の破
壊強度を皮革材の引っ張り強度に比して低めに設定して
おけば、例えばナス環に過大な力が作用した際には、皮
革の部分が大きなダメージを受ける以前に係着具が破壊
するようになる。従って、鞄本体側の係着具取り付け孔
が修復不能なほどに変形する不都合を生ぜずに済む。ま
たこの係着具は、何ら熟練や工具を要さずに鞄本体に取
り付けることができるので、部品さえあれば、一般家庭
でも容易に修理することができる。
[考案の効果] このように本考案によれば、フック受け部材をサイド
ベルトに仮止めすることができるので、サイドベルトと
フック受け部材とをサブアッセンブリ化することができ
る。従って、部品管理並びに製造工程の簡略化に大きな
効果がある。また、強く引っ張られた際にも、係着具取
り付け孔が広がる以前に係着具側が破壊するようにでき
るので、修理の容易化を計る上にも極めて効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1a図はフック受け部材の側面図であり、第1b図は第1a
図のb矢視図であり、第1c図はc矢視図であり、第1d図
はd矢視図である。 第2a図は抜け止め部材の正面図であり、第2b図は背面図
であり、第2c図は第2b図のb−b線に沿う断面図であ
る。 第3図は使用状態を示す側断面図であり、第4図は同じ
く要部斜視図である。 1……フック受け部材、2……第1部分 3……ヒンジ部、4……第2部分 5・6……遊端部、7・8……爪 9・10……突片、11……棒状突起 12……テーパ部、13……縮径部 14……矩形孔、15……丸孔 16……抜け止め部材、17……孔 17a……開口、18……スリット 19……リング部、20……サイドベルト 21……丸孔、22……矩形孔 23……襠の部分、24……孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鞄本体に密接する面を有する第1部分2、 可撓性を有するヒンジ部3を介して前記第1部分から延
    出された第2部分4、 前記第1・第2両部分を前記ヒンジ部から折り曲げてそ
    れらの遊端部同士を互いに弾発係合させる第1係合手段
    7・8、 及び、前記第1部分に形成された孔15並びに前記鞄本体
    に形成された孔24を貫通し得るように前記第2部分に突
    設された棒状突起11を有するフック受け部材1と、 前記鞄本体の裏面から突出した前記棒状突起の先端部13
    に弾発係合する第2係合手段17a、及び、前記鞄本体の
    孔の内径よりも大きな外径を有する抜け止め部材16とか
    らなると共に、 前記第1・第2両部分を折り曲げて前記第1係合手段を
    係合させる際に、前記棒状突起を挿通するべく貫通孔21
    が開設された帯状体20を、前記第1・第2両部分間に挟
    持するようにしてなることを特徴とする鞄用係着具。
JP1990036736U 1990-04-05 1990-04-05 鞄用係着具 Expired - Lifetime JPH083292Y2 (ja)

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JPH03127529U JPH03127529U (ja) 1991-12-24
JPH083292Y2 true JPH083292Y2 (ja) 1996-01-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60138558A (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 Canon Inc 電子写真用光導電部材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60138558A (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 Canon Inc 電子写真用光導電部材

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JPH03127529U (ja) 1991-12-24

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