JPH08328346A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08328346A
JPH08328346A JP7153918A JP15391895A JPH08328346A JP H08328346 A JPH08328346 A JP H08328346A JP 7153918 A JP7153918 A JP 7153918A JP 15391895 A JP15391895 A JP 15391895A JP H08328346 A JPH08328346 A JP H08328346A
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JP
Japan
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developer
toner
developing device
developing
image forming
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JP7153918A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Kimura
則幸 木村
Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤城
Hidekazu Sasaki
英一 佐々木
Masashi Shinohara
賢史 篠原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の現像器と共に複数の現像剤収容器を一
体に回転させる画像形成装置であって、収容現像剤量少
なくなったときにも、現像剤排出口上に収容現像剤を集
約されて形状現像剤収容器から現像器側に安定して現像
剤を供給できる画像形成装置を提供する。 【構成】 複数の現像器が配置され回動軸方向の一端に
複数のトナーカートリッジ41Kを設ける。このトナー
カートリッジ41Kの回転に伴って、そのトナー排出口
上方を通過するように移動しようとする収容現像剤の少
なくとも一部について、その通過を阻止して該排出口上
に貯留させる現像剤通過阻止部としての仕切部43を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンターなどの画像形成装置に係り、詳しくは、
回動軸の周りに粉体現像剤を収容した複数の現像器が配
置されてなり、該複数の現像器のうち任意の現像器を、
前記回動軸を中心に潜像担持体に対向した現像位置に回
動させて現像を行なう現像装置と、該現像装置に着脱可
能に取り付けられて該現像装置と一体的に回動する、前
記複数の現像器に供給する現像剤を収容した現像剤収容
器とを有する画像形成装置における現像剤収容器の形状
等の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、色分解光像を潜像担持体に露光
し、形成された各潜像を各々色分解光の補色のトナーで
現像し、得られた複数のトナー像を同一転写紙上に重ね
合わせて転写する方式のフルカラー複写機等のフルカラ
ー画像形成装置や、異なる色で再現すべき画像を別々に
潜像担持体上に露光し、形成された各潜像を各々異なる
色の現像剤で現像し、得られた複数のトナー像を同一転
写紙に重ね合わせて転写する多色画像形成装置等が知ら
れている。これらの画像形成装置では、複数色の現像を
行うために複数の現像器を必要とするが、各現像器を各
々別個独立に構成して潜像担持体の周辺に並設すると装
置が大型化してしまうという欠点があった。
【0003】そこで、従来より、潜像担持体に近接する
ように回転体を対設するとともに、この回転体に複数の
現像器を所定の位置に支持させ、各現像器を潜像担持体
に対向する現像位置に順次回動搬送することにより、潜
像担持体上の潜像を各色トナーにて現像するようにした
一成分あるいは二成分の現像剤を用いた回転型現像装置
が開発、実用化されている。
【0004】このような回転型現像装置においても、現
像動作によって各現像器内のトナーが順次消費されるの
で、各現像器についてトナーを補給する必要がある。こ
の現像器へのトナー補給装置として、例えば特開昭60
−233668号公報(以下、公知例1という)や特開
昭61−97674号公報(以下、公知例2という)に
は、各現像器に対応するトナーの収容器、カートリッジ
等を、回転する各現像器とは別個に固定配置し、かつ、
対応する現像器と例えばカートリッジとを可撓性の筒で
連結しておき、その筒内に設けたスクリュウ等からなる
トナー搬送部材を回転させて、各カートリッジから対応
する現像器へトナーを補給する装置が提案されている。
【0005】また、特開昭62−109074号公報
(以下、公知例3という)や実開昭63−41164号
公報(以下、公知例4という)には、各現像器に対応す
るトナーカートリッジを、複数の現像器と共に回転する
ように支持するとともに、対応するトナーカートリッジ
と現像器とをトナー搬送部材で連絡した装置が提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
1や公知例2の装置では、上記可撓性の筒及び該筒内に
設けられたトナー搬送部材にねじれが生じないように、
中間の連結部が必要となる。しかも、この連結部ではト
ナーの飛散、漏洩、他色トナーの混入などを防止するた
めにシャッターやシールを設ける必要がある。この結
果、複雑な構成や部品点数の増加で、コスト高になって
しまう。また、トナーカートリッジから現像器までのト
ナー搬送経路が長くなってトナーに与えるストレスが増
し、トナーの劣化を招いたり、トナー搬送負荷が大きく
それに見合った大出力の駆動源が必要になったりすると
いう不具合も残されていた。
【0007】これらに対し、上記公知例3や公知例4の
装置は、各トナーカートリッジを複数の現像器と共に回
転できるように支持するとともに、両者を連結したトナ
ー搬送部材でトナーカートリッジから現像器へトナーを
補給するので、以上のような不具合は発生しない。
【0008】ところが、上記公知例3や公知例4の装置
のように、各トナーカートリッジが複数の現像器と共に
回転する場合には、その回転力(遠心力)によってトナ
ーカートリッジ内をトナーが移動することから、特にト
ナーカートリッジ内のトナー量が少なくなったときに、
トナーカートリッジのトナー排出口から現像器側の例え
ばホッパのトナー受け口側にトナーを安定して供給する
ことが困難になることがある。また、トナーカートリッ
ジ内のトナーを残らず使用することができないこともあ
る。この結果、トナーカートリッジ内に無駄にトナー残
る上、トナーカートリッジを交換する際に、カートリッ
ジ内のトナーが飛散、漏洩して、周囲を汚す恐れがあ
る。
【0009】この点、上記公知例4の装置は、トナーカ
ートリッジ内に揺動部品を取り付けて、収容トナーをト
ナー排出口近傍に寄せるようにしているので、上記トナ
ー供給の安定性が図れ、またカートリッジ内のトナーの
使い切りが可能になる。しかし、交換容器であるトナー
カートリッジ内に揺動部品を取り付けるため、トナーカ
ートリッジを一体成形することが困難になり、また、部
品数も増える。この結果、カートリッジ自体の部品コス
トが高くなるばかりでなく、画像形成装置を継続しよう
するためのランニングコストも、カートリッジのコスト
に応じて高くなるという問題点が残されている。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、複数の現像器と共に複数の現像剤
収容器を一体に回転させる画像形成装置であって、現像
剤収容器内の収容現像剤量少なくなったときにも、現像
剤収容器から現像器側に安定して現像剤を供給できると
ともに、現像剤収容器内の現像剤を使い切ることができ
る安価な現像剤収容器を備えた画像形成装置を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回動軸の周りに粉体現像剤を収
容した複数の現像器が配置されてなり、該複数の現像器
のうち任意の現像器を、前記回動軸を中心に潜像担持体
に対向した現像位置に回動させて現像を行なう現像装置
と、該現像装置における前記回動軸方向の一端に着脱可
能に取り付けられて該現像装置と一体的に回動する、前
記複数の現像器に供給する現像剤を収容した現像剤収容
器とを有する画像形成装置において、前記現像剤収容器
を、収容現像剤の少なくとも一部が前記回動に伴って現
像剤排出口上に集約される形状にしたことを特徴とする
ものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記現像剤収容器の現像剤排出口近傍に、
前記回動に伴って現像剤排出口上方を通過するように移
動しようとする収容現像剤の少なくとも一部について、
その通過を阻止して該排出口上に貯留させる現像剤通過
阻止部を設けることにより上記形成にしたことを特徴と
するものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記現像剤通過阻止部を、収容現像剤の大
半を収容する領域と、上記排出口上の領域とを部分的に
仕切るように設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項4の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記現像剤通過阻止部を、これが設けられ
ている現像剤収容器から現像剤の供給を受ける現像器が
回動によって上記現像位置へ到達するのに伴って、上記
通過を阻止した現像剤を該排出口上に貯留させるように
設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項5の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記現像剤通過阻止部に対向する上記現像
装置回転方向上流側の収容器内壁面部を、その現像剤収
容器から現像剤の供給を受ける現像器が回動によって上
記現像位置へ到達するのに伴う収容現像剤の移動方向
が、前記現像剤通過阻止部乃至上記排出口に向かう方向
になるように形成したことを特徴とするものである。
【0016】請求項6の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記現像位置へ現像器を移動させる現像装
置の回転方向を、該現像器に供給される現像剤を収容し
ている現像剤収容器について、その収容現像剤が上記現
像剤通過阻止部により上記排出口上方の通過を阻止され
る回転方向に設定したことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明の画像形成装置においては、現像剤収容
器内の収容現像剤の少なくとも一部が、現像装置及び現
像剤収容器の回動に伴って現像剤排出口上に集約され
る。よって、現像剤収容器内の収容現像剤量少なくなっ
たときにも、現像剤収容器内に残っている現像剤が現像
剤排出口上に集約されて該排出口から現像器側に供給さ
れる。 (以下、余白)
【0018】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置であるフルカラ
ープリンタに適用した一実施例について説明する。ま
ず、図1を用いて、本実施例に係るフルカラープリンタ
の概略構成について説明する。潜像担持体としてのベル
ト状の感光体(以下、感光体ベルトという)1は帯電ロ
ーラ2により一様に帯電された後、レーザ光学装置3に
より画像情報に基づき走査露光されて表面に静電潜像が
形成される。ここで、露光する画像情報は所望のフルカ
ラー画像をブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの
色情報に分解した単色の画像情報である。形成された静
電潜像は、後述の回転型現像装置4により各々所定のブ
ラック、シアン、マゼンタ及びイエローのトナーで現像
され、感光体ベルト1上に各色画像が形成される。
【0019】図中矢印A方向に回転する感光体ベルト1
上に形成された各色画像は、感光体ベルト1と同期して
図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト5上に、ブラ
ック、シアン、マゼンタ及びイエローの単色毎に順次重
ね転写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされたブ
ラック、シアン、マゼンタ及びイエローの画像は、給紙
台8から給紙ローラ9、レジストローラ10を経て転写
部へ搬送された転写紙11上に転写ローラ6により一括
転写される。転写終了後、転写紙11は定着装置7によ
り定着されてフルカラー画像が完成する。なお、中間転
写ベルト5上に転写されなかった感光体ベルト1上のト
ナーは、感光体クリーナ12により感光体ベルト1から
除去される。また、転写紙11上に転写されなかった中
間転写ベルト5上のトナーは、中間転写ベルトクリーナ
13により中間転写ベルト5から除去される。
【0020】次に、図2〜図4を用いて、本実施例のフ
ルカラープリンターに用いた回転型現像装置4について
説明する。図2は同回転型現像装置4の内部構成を示す
正面図である。感光体ベルト1の近傍に回転型現像装置
(リボルバー型現像装置又はロータリー型現像装置とも
いう。以下、単に「現像装置」という。)4が配置され
ている。この現像装置4においては、回転中心Oを含み
且つ回転中心Oを中心に回転自在に設けられた現像器支
持体20が、図示を省略した駆動機構により矢印C方向
に回転される。また、この現像器支持体20は、現像装
置4を4分割するような形状をなし、各色現像器21
Y、M、C、Kを着脱自在に支持している。なお、図2
は、ブラックの現像器21Kが現像位置にある状態を示
している。
【0021】各現像器21Y、M、C、Kには、現像剤
担持体としての円筒状の現像ローラ22Y、M、C、K
が設けられている。この各現像ローラ22Y、M、C、
Kは、ケーシング23に設けられた開口部23aからそ
の一部が外部に露出するように配置され、色情報に同期
して図中矢印C方向に回転し、対応する静電潜像を現像
する。各現像器21Y、M、C、Kは、非磁性一成分現
像剤を用いた現像器であり、それぞれブラック、シア
ン、マゼンタ及びイエローのトナーが収納され、回転中
心Oを中心に選択的に現像位置に回動して、順次感光体
ベルト1上に形成された静電潜像を現像し、上述のよう
に各現像像を中間転写ベルト5及び転写紙11上に重ね
合わせることにより、フルカラー画像を形成する。
【0022】図3(a)は黒色用の現像器21Kを感光
体ドラム1とともに示した正面図である。以下、各色用
の現像器21Y,M,C,Kは同一構成及び同一動作を
とるので、黒色の現像器21Kについてのみ説明する。
図3(a)において、現像器21Kは感光体ベルト1の
下方に配置され、現像器21Kの上方に位置する感光体
ドラム1に形成される静電潜像に非磁性一成分現像剤と
してのトナーを供給する。現像位置で現像器21Kの上
方部に形成される開口部23aには、感光体ドラム1に
対向するように現像ローラ22Kが感光体ドラム1と所
定の周速比をもって感光体ドラム移動方向と同方向に回
転するように配設される。また、現像ローラ22Kの下
方には、発泡ポリウレタン等の弾性体からなるトナー供
給部材としての供給ローラ24Kが、現像ローラ22K
と摺擦し、かつその摺擦部において現像ローラ22Kに
対し所定の周速比をもって同方向に回転するように設け
られている。現像ローラ22Kの移動方向における供給
ローラ24Kよりも下流側で、上記開口23a近傍に
は、金属薄板等の弾性体からなるブレード25Kが、そ
の一端部近傍が現像ローラ22Kに接するように設けら
れる。
【0023】また、図3(b)の現像器21Kの側方断
面図及び図4の斜視図に示すように、現像装置22Kの
手前側にはトナー受入れ部としてのホッパ40Kが設け
られている。第1の現像剤搬送手段としての第1トナー
搬送スクリュウ26Kは、ホッパ40Kから現像装置4
の他方側板まで現像ローラ22K及び供給ローラ24K
と並行に配設され、図3(b)の右側から左側(図3
(a)の手前側から奥側)に向けてトナーを搬送するよ
うに、現像ローラ22K及び供給ローラ24Kと連動
し、所定の周速比をもって回転される。ケーシング23
Kはその一部が供給ローラ24Kに接するように配設さ
れており、現像ローラ22K、供給ローラ24K及びケ
ーシング23Kにより、トナー搬送部材26Kを取り巻
くトナー搬送スペース27Kが形成される。
【0024】そして、第1トナー搬送スクリュウ26K
は、所定の方向に回転することにより、ホッパ40Kか
ら上記トナー搬送スペース27K内にトナーを搬送し、
供給ローラ24K上にトナーを供給する。供給ローラ2
4K上に供給されたトナーは、供給ローラ24Kにより
現像ローラ22K表面に帯電されながら供給され、現像
ローラ22K表面に担持される。現像ローラ22K表面
に担持されたトナーは、ブレード25Kにより均一かつ
所定厚みのトナー薄層にされ、感光体ドラム1の表面に
形成された静電潜像を接触あるいは非接触現像にて現像
する。
【0025】なお、図3(a)中の導電性繊維等からな
る除電ブラシ28Kは、現像ローラ22Kに軸方向全幅
にわたって当接し、現像ローラ22Kとの間に所定の電
圧差を設けることで、感光体ドラム1上の静電潜像に対
する現像ローラ22K上のトナーの消費差による履歴、
及びこれに起因する残像の発生を防止している。
【0026】ところで、上記現像工程で使用されなかっ
たトナーは、第1トナー搬送スクリュウ26Kによりホ
ッパ40Kと逆側の現像器端部に搬送される。現像ロー
ラ22K及び供給ローラ24Kの軸方向有効径部外側に
は、トナー循環部29Kが設けられている。第1トナー
搬送スクリュウ26Kでトナー循環部29Kまで搬送さ
れたトナーは、重力により現像器21Kの下部に落下す
る。
【0027】現像器21Kの下部には、第2の現像剤搬
送部材としての第2トナー搬送スクリュウ30Kが現像
ローラ22K、供給ローラ24K及び第1トナー搬送ス
クリュウ26Kと並行に配設され、第1トナー搬送スク
リュウ26Kとは逆方向にトナーを搬送するように回動
され、上記現像工程で使用されなかったトナーをホッパ
40Kに搬送する。第1トナー搬送スクリュウ26K及
び第2トナー搬送スクリュウ30Kの搬送量を適切に設
定することで、現像器21K内のトナー量検知や、複雑
な供給量制御を行うことなく、供給ローラ24K上に供
給でき、レイアウト自由度が大きく、感光体に対する断
面占有率の小さな小型現像装置を提供できる。
【0028】なお、図4中のトナーカートリッジ41K
は、ホッパ40Kに着脱自在に装着され、現像装置4の
新規装着時及びトナーエンド時に、図5に示すように装
着あるいは交換され、常にホッパ40K内に必要量のト
ナーが収容される。
【0029】次に、トナーカートリッジからホッパへの
トナー補給について説明する。このトナー補給の構成・
動作は、すべての現像器で互いに同様であるので、ここ
では、ブラックの現器器21Kについて説明する。図6
(a)は、ブラック現像器21Kが現像位置にある状態
を示している。ブラック現像器21Kによる画像の形成
が終了すると、シアン画像を形成するためにシアン現像
器が現像位置を取るように現像装置4が回動し、図6
(b)に示す状態となる。シアン画像の形成に続いてマ
ゼンタ画像、イエロー画像をそれぞれ形成するために、
逐次現像装置4が回動し、図6(c)、図6(d)に示
す状態となる。このように現像装置が回動するとき、ブ
ラックトナーカートリッジ41K内部のトナーは、自重
により図6に示すように同トナーカートリッジ内を移動
する。トナーカートリッジ41Kには、現像剤通過阻止
部としての仕切部43Kが一体成形され、ホッパ40K
取付部近傍に、トナー貯留部44Kを形成している。図
6(c)から図6(d)に回転する際に、トナーカート
リッジ41K内のトナーは、同カートリッジ回転方向最
上流側の内壁45K上に移動する。そして、現像位置の
手前の図6(d)の状態から現像位置の図6(a)の状
態となるときに、同カートリッジ内の一部のトナーが、
上記仕切部43Kによって堰き止められ、上記トナー貯
留部44Kに貯留される。ここに貯留されたトナーは、
後述する同カートリッジのトナー排出口51及びホッパ
40Kのトナー受入れ口50(図11参照)を介してホ
ッパ40K内部に流入する。以上のように、現像装置及
びトナーカートリッジの回転方向を規定し、カートリッ
ジからホッパへの供給位置を回転方向上流側に設けるこ
とで、なんらのトナー搬送機構を用いずに、トナーカー
トリッジからホッパへと必要量のトナーを安定して供給
することができる。
【0030】次に、図7によりトナーカートリッジ内の
トナー残量が少なくなった場合のトナーの動きについて
説明する。図7(a)において、トナーカートリッジ4
0K内の残トナーは、同カートリッジ回転方向最上流側
の内壁45K上に位置するが、ここから図7(b)の現
像位置に向けて回転する際に、トナーは上記内壁45K
による回転力とトナーにかかる重力とにより、図中矢印
E方向の移動力を受ける。この移動力を受けているトナ
ーの一部は上記仕切部43Kにその移動を阻止され、ト
ナー貯留部44K内に貯留される。しかし、仕切部を越
えてカートリッジ底部に移動する分も存在するため、ホ
ッパ40K内のトナーが減少しているにも拘らず、貯留
部44K及びホッパ40Kに必要量のトナーが供給され
なくなる。ホッパ内のトナーが所定量以下となったとき
には、図示及び説明を省略したトナーエンド検知手段に
よってトナーカートリッジの交換が促されるが、この交
換が促された時点でも、同カートリッジ内にトナーが残
ることになる。現像器及びトナーカートリッジの回転が
早いほど上記仕切部を越えるトナーは多く、その結果、
上記交換を促された時点でトナーカートリッジ内に残る
トナー量も多くなる。
【0031】そこで、トナーカートリッジ40K内残量
が少なくなっても貯留部44K内にトナーを常に供給で
き、トナーカートリッジ40K内のトナーを残すことな
く、最後まで使いきることができるようにするための改
良について説明する。図8は、上記改良の一例を示すも
のである。この例では上記仕切部43Kの高さを、トナ
ーが上記内壁45Kによる回転力と重力とによって受け
る図中矢印F方向の移動力によるトナーの移動を阻止す
るのに十分な高さとする。これにより、トナーカートリ
ッジ40K内残量が少なくなっても、トナー排出口51
の上方を移動するトナーを確実に仕切部43Kで堰き止
めてトナー排出口上に貯留させることができる。
【0032】図9は上記改良の他の例を示すものであ
る。この例では、トナーカートリッジ41Kの回転方向
上流側の内壁45Kから周壁内面にかけて曲率を持たせ
た部分46Kを形成している。これにより、図9(a)
の位置においてもトナーが自重によってトナー貯留部4
4K方向に寄せられ、また、回転時にトナーにかかる移
動力によるトナーの移動も、図中矢印Gで示すように仕
切部43Kで十分阻止できる方向に設定できる。
【0033】図10は上記改良の他の例を示すものであ
る。この例では、トナーカートリッジ41Kの回転方向
上流側の内壁45Kから周壁内面にかけて、同内壁45
Kに対して角度を持たせた部分47Kを形成している。
これにより、図9の例と同様に、図9(a)の位置にお
いてもトナーが自重によってトナー貯留部44K方向に
寄せられ、また、回転時にトナーにかかる移動力による
トナーの移動も、図中矢印Gで示すように仕切部43K
で十分阻止できる方向に設定できる。
【0034】以上の図8乃至図10の例のトナーカート
リッジは、複雑な形状を採用したり、余分な部品を追加
したりせずに、従来から使用されてきた例えばブロー等
の樹脂成形で一体成形できるので、コストアップを招く
ことなく、カートリッジ内のトナーの安定供給と、トナ
ーの使い切りとが可能になる。
【0035】次に、トナーカートリッジのトナー排出口
51近傍にトナー残留してしまうことを防止するための
改良について説明する。図11は、上記トナー排出51
口及びトナー受入れ口50を、トナーカートリッジの回
転方向上流側の内壁45と、仕切部43との中間的な位
置に設けた場合のトナーエンド時のトナー残り状態を示
したものである。トナーカートリッジのトナー排出口5
1と、仕切部43との間の部位に少量のトナーが残留し
ている。トナーエンドの警告によりユーザーがトナーカ
ートリッジを交換する際の振動等で、この残留トナーが
飛散、漏洩し、機械本体、その周辺、交換者の衣服等を
汚してしまう恐れがある。
【0036】図12は、上記残留トナーをなくすための
改良例を示すものである。この例は、上記トナー排出口
51及びトナー受入れ口50を、仕切部43に近接させ
て形成したものである。これによれば、両開口51,5
0と仕切部43との間にトナーが載ってしまうような部
位が存在しないので、仕切部43で移動が阻止されたト
ナーを両開口内に良好に落としこませることができる。
【0037】図13は、上記残留トナーをなくすための
他の改良例を示すものである。この例はトナーカートリ
ッジの回転方向上流側の内壁45と、仕切部43とに、
トナー排出口51の縁に向けてトナーを流下させる傾斜
部48を形成したものである。これによれば、この傾斜
部48上のトナーをトナー排出口51及びトナー受入れ
口50を介して良好にホッパ内に落とし込ませることが
できる。
【0038】なお、図12及び図13の例はトナーカー
トリッジの回転方向でトナー排出口に近接部位にトナー
が残留するのを防止するための例であるが、例えば図1
4(a)や図14(b)に示すように、トナーカートリ
ッジの回転軸線方向でトナー排出口に近接する部位が平
坦であると、ここにもトナーが残留して同様の不具合が
生じる恐れがあるので、このような平坦な部位が生じな
いように、例えば図14(c)に示すように、トナー排
出口51の上記軸線方向の幅を、トナーカートリッジの
同方向一杯に設定したり、図13におけると同様の傾斜
部を軸線方向の両端部にそれぞれ形成したりすることが
望ましい。
【0039】
【0040】なお、上記実施例では、イエロー、マゼン
タ、シアン、黒の4色を用いたフルカラーのプリンター
について説明したが、黒と、赤や青、その他の色を用い
た、いわゆるマルチカラー画像形成装置にも応用でき
る。
【0041】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、現像剤
収容器内の収容現像剤量少なくなったときにも、現像剤
収容器内に残っている現像剤が現像剤排出口上に集約さ
れて該排出口から現像器側に供給されるので、このとき
にも現像剤収容器から現像器側への現像剤の供給を安定
して行うことができ、また、現像剤収容器内の現像剤を
使いきることができる。
【0042】特に、請求項2の発明によれば、収容現像
剤の少なくとも一部を該排出口上に集約させるのに、上
記現像剤収容器の現像剤排出口近傍に所定の現像剤通過
阻止部を設けるという簡易な構造を採用しているので、
複雑な形状や部品の追加を必要とせず、現像剤収容器の
製造が容易で、かつ、現像剤収容器のコスト上昇も最小
限に抑えることができる。
【0043】また、請求項3の発明によれば、上記現像
剤通過阻止部により通過を阻止された現像剤が貯留され
る上記排出口上の領域とは別に、収容現像剤の大半を収
容する領域が存在するので、現像剤収容器の収容容量を
確保できる。
【0044】また、請求項4の発明によれば、現像剤収
容器から現像剤の供給を受ける現像器が回動によって上
記現像位置へ到達するのに伴い上記現像剤通過阻止部で
通過を阻止した現像剤を、現像剤収容器の現像剤排出口
上に貯留させるので、その現像位置における現像が比較
的長時間継続された場合にも、上記排出口からの現像剤
を直接受ける現像器の例えばホッパ内の現像剤が消費さ
れるのにともない、この排出口上に貯留させている現像
剤を逐次該ホッパ内に供給できる。
【0045】また、請求項5の発明によれば、上記現像
剤通過阻止部に対向する上記現像装置回転方向上流側の
収容器内壁面部の形状によって、その現像剤収容器から
現像剤の供給を受ける現像器が回動によって上記現像位
置へ到達するのに伴う収容現像剤の移動方向が、前記現
像剤通過阻止部乃至上記排出口に向かう方向になるよう
にしているので、現像剤収容器内の収容現像剤量少なく
なったときにも、特別な手段を用いることなく、現像剤
収容器内に残っている現像剤を現像剤排出口上に集約さ
せることができる。
【0046】また、請求項6の発明によれば、上記現像
位置へ移動させられる現像器に対応する現像剤収容器の
収容現像剤が、現像剤収容器の所定の方向の回転に伴っ
て移動して上記排出口上方を通過しようとするのを、上
記現像剤通過阻止部で阻止するので、その現像器が現像
位置において比較的長時間継続使用された場合にも、上
記排出口からの現像剤を直接受ける現像器の例えばホッ
パ内の現像剤が消費されるのにともない、この排出口上
に貯留させている現像剤を逐次該ホッパ内に供給でき
る。
【0047】なお、請求項2乃至6の現像装置において
は、上記排出口を、現像剤収容器内における回転方向上
流側の部位に形成し、これよりも同回転方向下流側に上
記現像剤通過阻止部を形成することがて望ましい。これ
によれば、現像剤収容器の回転により現像剤を上記排出
口上に自然に誘導集約させることができる。また、現像
剤収容器の交換のための現像剤収容器回動位置が設定さ
れている画像形成装置においては、該交換用の回動位置
にあるときに、上記排出口がその周囲の容器内壁面より
も低くなる部位に、該排出口を形成することが望まし
い。また、対応する現像器が現像位置にあるときに、現
像剤収容器の現像剤排出口がその周囲の容器内壁面より
も低くなる部位に、該排出口を形成し、かつ、該周囲の
壁面を、この上の現像剤が自重によってスムーズに排出
口に流下するように形成することが望ましい。これらそ
れぞれによれば、上記排出口近傍に現像剤が多少残って
いる場合にも、この現像剤が排出口を介して現像器側に
流下するので、無駄な現像剤の収容器内残りの発生を防
止できる。また、交換の際の現像剤の飛散、漏洩などに
よる機械本体、その周囲、あるいは、交換者の衣服等を
汚すのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るフルカラープリンターの概略構
成を示す正面図。
【図2】同プリンターにおける回転型現像装置の概略断
面図。
【図3】(a)は同現像装置における現像器の概略断面
図。(b)は同現像器の縦断面図。
【図4】同現像装置の概略斜視図。
【図5】同現像装置におけるトナーカートリッジの着脱
の説明図。
【図6】(a)乃至(d)は同現像装置の回転によるト
ナーカートリッジ内のトナー移動の説明図。
【図7】(a)及び(b)は仕切部上方を移動するトナ
ーの説明図。
【図8】(a)及び(b)はトナーが仕切部上方を移動
するを防止する構造例の説明図。
【図9】(a)及び(b)はトナーが仕切部上方を移動
するを防止する他の構造例の説明図。
【図10】(a)及び(b)はトナーが仕切部上方を移
動するを防止する更に他の構造例の説明図。
【図11】仕切部近傍でのトナー残留の説明図。
【図12】同トナー残留を防止するための構造例の説明
図。
【図13】同トナー残留を防止するための他の構造例の
説明図。
【図14】(a)及び(b)はトナー排出口近傍でのト
ナー残留の説明図。(c)は同トナー残留を防止するた
めの構造例の説明図。
【符号の説明】
4 現像装置 20 現像器支持体 21 現像器 22 現像ローラ 40 ホッパ 41 トナーカートリッジ 43K 仕切部 44K 貯留部 45 内壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 賢史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動軸の周りに粉体現像剤を収容した複数
    の現像器が配置されてなり、該複数の現像器のうち任意
    の現像器を、前記回動軸を中心に潜像担持体に対向した
    現像位置に回動させて現像を行なう現像装置と、該現像
    装置に着脱可能に取り付けられて該現像装置と一体的に
    回動する、前記複数の現像器に供給する現像剤を収容し
    た現像剤収容器とを有する画像形成装置において、前記
    現像剤収容器を、収容現像剤の少なくとも一部が前記回
    動に伴って現像剤排出口上に集約される形状にしたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記現
    像剤収容器の現像剤排出口近傍に、前記回動に伴って現
    像剤排出口上方を通過するように移動しようとする収容
    現像剤の少なくとも一部について、その通過を阻止して
    該排出口上に貯留させる現像剤通過阻止部を設けること
    により上記形成にしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、上記現
    像剤通過阻止部を、収容現像剤の大半を収容する領域
    と、上記排出口上の領域とを部分的に仕切るように設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2の画像形成装置において、上記現
    像剤通過阻止部を、これが設けられている現像剤収容器
    から現像剤の供給を受ける現像器が回動によって上記現
    像位置へ到達するのに伴って、上記通過を阻止した現像
    剤を該排出口上に貯留させるように設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項2の画像形成装置において、上記現
    像剤通過阻止部に対向する上記現像装置回転方向上流側
    の収容器内壁面部を、その現像剤収容器から現像剤の供
    給を受ける現像器が回動によって上記現像位置へ到達す
    るのに伴う収容現像剤の移動方向が、前記現像剤通過阻
    止部乃至上記排出口に向かう方向になるように形成した
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項2の画像形成装置において、上記現
    像位置へ現像器を移動させる現像装置の回転方向を、該
    現像器に供給される現像剤を収容している現像剤収容器
    について、その収容現像剤が上記現像剤通過阻止部によ
    り上記排出口上方の通過を阻止される回転方向に設定し
    たことを特徴とする画像形成装置。
JP7153918A 1995-05-28 1995-05-28 画像形成装置 Pending JPH08328346A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054581B2 (en) 2003-03-11 2006-05-30 Canon Kabushiki Kaisha Developer supply container
JP2007183462A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7054581B2 (en) 2003-03-11 2006-05-30 Canon Kabushiki Kaisha Developer supply container
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Effective date: 20040220