JPH08327433A - オイルレベルセンサの評価装置 - Google Patents

オイルレベルセンサの評価装置

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JPH08327433A
JPH08327433A JP7130004A JP13000495A JPH08327433A JP H08327433 A JPH08327433 A JP H08327433A JP 7130004 A JP7130004 A JP 7130004A JP 13000495 A JP13000495 A JP 13000495A JP H08327433 A JPH08327433 A JP H08327433A
Authority
JP
Japan
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level sensor
oil level
oil
temperature
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP7130004A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Toyama
浩 遠山
Nobuo Kurata
信夫 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室温で性能評価を行うことができるオイルレ
ベルセンサの評価装置の提供。 【構成】 オイルレベルセンサ8の周囲の室温を測定す
る温度センサ4と、車載時の印加電圧より高い電圧をオ
イルレベルセンサ8にかける定電圧電源5と、オイルレ
ベルセンサ8の通電電流を測定する電流計測装置6と、
測定した通電電流と予め記憶させたマップの応答特性と
の比較からオイルレベルセンサ8の特性の合否を判定す
る判定処理装置7と、を備えたオイルレベルセンサの評
価装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用オイルレベルセ
ンサの性能評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用オイルレベルセンサは、車両内燃
機関のオイルパン内に配置される。オイルレベルセンサ
のレベル検出部はサーミスタからなり、定電圧(たとえ
ば、13.5V)がかけられていて、抵抗発熱する。検
出部がオイル中に没していないときは、気体中での放熱
が悪いため検出部の温度が上がり、電気抵抗値が小さく
なり、熱暴走を生じて通電電流は大となる。逆に、検出
部がオイル中に没したときは、液中での放熱が良好なた
め検出部の温度が下がり、電気抵抗値が大きくなり、熱
暴走が生じず通電電流は小となる。この熱暴走の有無に
よる電流の変化から、オイルレベルが検出部に到達した
か否かを判定している。実車では、オイルレベル検出は
オイル粘度が安定する実走行時温度60〜130℃で行
われ、通常、13.5Vの定電圧をかけて行われる。そ
のため、車載前に行われるオイルレベルセンサの性能評
価も、実際の状態を模擬して、センサ周囲温度を100
℃にし、印加電圧を13.5Vにして行われる。この性
能評価では、定電圧を印加したときから通電電流が急激
に立上がる(熱暴走)までの時間(いわゆる遅延時間)
と、サーミスタと直列に配された制限抵抗と印加電圧か
ら決まる飽和電流とを測定し、遅延時間が所定時間(た
とえば、40秒、この時間が短かすぎると過敏に反応し
て、オイルのはねかかり等の外乱をオイルレベルと誤認
する。)以上であることと、所定の飽和電流値に達し得
ることが確認されると、合格品と判定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のオイル
レベルセンサの性能評価には、つぎの問題がある。 オイルレベルセンサの周囲温度を試験温度(たとえ
ば、100℃)にするのに時間がかかり、また試験後オ
イルレベルセンサが試験温度から手を触れてもよい温度
になるまでに時間がかかる。その結果、評価試験が非効
率になっている。 オイルレベルセンサ周囲温度を高温(たとえば、1
00℃)の一定温度に保つのに恒温槽が必要となり、装
置の大型化、コストアップを招く。本発明の目的は、室
温でオイルレベルセンサ性能評価を行うことができるオ
イルレベルセンサの評価装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の装置はつぎの通りである。室温雰囲気中に配される
オイルレベルセンサの周囲温度を測定する温度センサ
と、車載時にオイルレベルセンサに印加される電圧より
高い所定電圧をオイルレベルセンサに印加するための定
電圧電源と、オイルレベルセンサの通電電流を測定する
電流計測装置と、室温近傍の周囲温度と応答特性とのマ
ップを予め記憶しており、前記電流計測装置により計測
された応答特性と前記温度センサにより測定された周囲
温度に対応する前記マップ中の応答特性との比較からオ
イルレベルセンサの性能を判定する演算ルーチンを有す
る判定処理装置と、からなるオイルレベルセンサの評価
装置。
【0005】
【作用】上記本発明のオイルレベルセンサの評価装置で
は、オイルレベルセンサに印加される電圧を車載状態で
オイルレベルセンサにかけられる電圧より高くし、オイ
ルレベルセンサの周囲温度を室温にして、オイルレベル
センサ性能評価を行う。この場合、印加電圧を変化させ
たときの応答特性は互いに相関関係を有するので、高電
圧、室温での評価によって、車載時印加電圧、実走行時
温度での特性を推定、評価できる。オイルレベルセンサ
は、印加電圧を増加すると熱暴走開始温度が低下すると
いる特性を有するため、この特性を利用して、印加電圧
を車載状態よりも増加させて熱暴走開始温度を室温にま
で低下させることにより、室温でのオイルレベルセンサ
性能評価が可能にされている。周囲温度を上下する必要
がないため評価時間が短くなる他、高温恒温槽も不要と
なる。また、印加電圧を上げることにより、電圧印加開
始から熱暴走開始までの時間が短くなるので、評価時間
がさらに短くなる。
【0006】
【実施例】図1〜図5は本発明の一実施例に係るオイル
レベルセンサの評価装置と、それによる評価方法を示し
ている。図1、図2に示すように、本発明実施例のオイ
ルレベルセンサの評価装置は、性能評価をするオイルレ
ベルセンサ8を固定する台2と、オイルレベルセンサ8
の信号授受を行うコネクタ1と、内部が室温雰囲気とさ
れ内部にオイルレベルセンサ8が配されるケース(風防
ケース)3と、ケース3内のオイルレベルセンサ8の周
囲温度(室温)TA を測定する温度センサ4と、車載時
にオイルレベルセンサ8に印加される電圧(通常、1
3.5V)より高い所定電圧E(たとえば、30V)を
オイルレベルセンサ8に印加するための定電圧電源5
と、オイルレベルセンサ8の通電電流を計測する電流計
測装置6と、温度、センサ通電電流よりセンサ性能が所
定の仕様を満たすかどうかを判定する判定処理装置7
と、からなる。オイルレベルセンサ8はNTCサーミス
タである。
【0007】判定処理装置7は、マイクロコンピュータ
を有し、室温近傍の周囲温度と応答特性とのマップ(た
とえば、図4に示すマップ)を予め記憶しており、電流
測定装置6により測定された応答特性と温度センサ4に
より測定された周囲温度TAに対応するマップ中の応答
特性との比較からオイルレベルセンサ8の性能を判定す
る演算ルーチン(たとえば、図5に示すルーチン)を備
えている。
【0008】判定処理装置7の室温での評価可能原理と
その詳細を説明する。オイルレベルセンサの温度特性を
図3に示す。定電圧電源5よりNTCサーミスタ8に電
圧が印加されると、発熱→抵抗値の低下→電流の増加→
発熱のくり返しにより、気体中ではサーミスタ8の蓄熱
(温度上昇)が進み、サーミスタ8に直列に接続された
制限抵抗9による制限電流値(飽和電流値)まで電流1
0が増加していく。この場合、急激に電流が増加すると
きを熱暴走というが、印加電圧Eが増加すると熱暴走を
開始する温度が低下するため、従来100℃で評価して
いたものが室温(たとえば、20〜40℃)で測定が可
能になる。
【0009】オイルレベルセンサ8の各周囲温度に対す
る応答特性を図4に示す。熱暴走開始時間は周囲温度が
低いと長くなるが、印加電圧Eを上げることにより、こ
の時間を短くすることができる。室温近傍の複数の周囲
温度の各温度に対する電流応答特性をマップ(たとえ
ば、図4)の形で予め、マイクロコンピュータ12(判
定処理装置7の一部を構成する)に記憶させておく。
【0010】図5は判定ルーチンを示す。ステップ10
1で、温度センサ4で測定されたオイルレベルセンサ周
囲温度TA と、定電圧電源の電圧E(たとえば、30
V)と、電流計測装置6で経時的に測定される電流特性
Iとを読込む。電流特性Iから熱暴走開始時間P1 と飽
和電流IS を読みとる。ステップ102で、上記EとT
A に対応する電流特性I0 を予め記憶したマップ(たと
えば、図4)から選出し、そのI0 特性の熱暴走開始時
間PI0と飽和電流I0Sを読みとる。ステップ103に
て、PI ≧PI0−ΔPI0かつIS ≧I0S−ΔI0Sかを判
定する。ただし、ΔPI0はPI0に対する許容値、ΔI0S
はI0Sに対する許容値である。両条件がともに満足され
ていれば、ステップ104に進んで、評価オイルレベル
センサ8は合格品であるとし、両条件のうち1つでも満
足されていなければステップ105に進んで、評価オイ
ルレベルセンサ8は不合格品であると判定する。
【0011】つぎに、作用を説明する。評価すべきオイ
ルレベルセンサ8に印加される電圧を、車載状態での印
加電圧(たとえば、13.5V)よりも高い値(たとえ
ば、30V)に設定する。そして、オイルレベルセンサ
8を周囲温度を室温(たとえば、30℃)にて評価す
る。これは、図3において、従来、TA =100℃、E
=13.5VのA点で評価していたものを、TA =30
℃、E=30VのB点で評価することを意味する。1つ
のオイルレベルセンサ8において、13.5Vの電流特
性と30Vの電流特性は相関関係があるので、B点で評
価して合格品であればA点での評価も合格と推定でき
る。これによって、室温での評価が可能となる。
【0012】B点での評価は、温度センサ4で計測した
オイルレベルセンサ周囲温度TA がたとえば30℃とす
る図4のマップから30℃(印加電圧30V)の電流特
性を選出し、マップから熱暴走開始時間PI0を読みとる
(たとえば、PI0=40秒)。そして、その許容値ΔP
I0を、たとえば10秒とする。また、30℃の電流特性
の飽和電流値I0Sを読みとる(たとえば、I0S=175
mA)とする。そして、その許容値ΔI0Sを、たとえば
20mAとする。一方、電流計測装置6によって実測で
得た電流特性から熱暴走開始時間PI と飽和電流値IS
を読みとる(たとえば、PI =42秒、IS =165m
A)。そして、これらを図5の制御ルーチンにより比較
して、PI ≧PI0−ΔP0S、IS ≧I0S−ΔI0Sを満足
するから、このオイルレベルセンサは合格品と判定する
といった具合である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、印加電圧を高くし室温
でオイルレベルセンサ特性の評価を行うので、周囲温度
の上げ下げの時間が不要となり、評価時間を短縮できる
他、高温恒温設備が不要となるので、コストダウンがは
かれる。また、印加電圧を高くすることによって熱暴走
開始時間も短くなるので、評価時間をさらに短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオイルレベルセンサの
評価装置の、ケースを断面にして示した、側面図であ
る。
【図2】図1の装置のシステム図である。
【図3】オイルレベルセンサの各印加電圧の、通電電流
対周囲温度特性図である。
【図4】オイルレベルセンサの各周囲温度の通電電流応
答特性図である。
【図5】判定ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 台 3 ケース 4 温度センサ 5 定電圧電源 6 電流計測装置 7 判定処理装置 8 オイルレベルセンサ(サーミスタ) 9 制限抵抗 12 マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温雰囲気中に配されるオイルレベルセ
    ンサの周囲温度を測定する温度センサと、 車載時にオイルレベルセンサに印加される電圧より高い
    所定電圧をオイルレベルセンサに印加するための定電圧
    電源と、 オイルレベルセンサの通電電流を測定する電流計測装置
    と、 室温近傍の周囲温度と応答特性とのマップを予め記憶し
    ており、前記電流計測装置により計測された応答特性と
    前記温度センサにより測定された周囲温度に対応する前
    記マップ中の応答特性との比較からオイルレベルセンサ
    の性能を判定する演算ルーチンを有する判定処理装置
    と、からなるオイルレベルセンサの評価装置。
JP7130004A 1995-05-29 1995-05-29 オイルレベルセンサの評価装置 Pending JPH08327433A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002357474A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Kaneko Sangyo Kk 故障診断機能付きマグネットフロート式液面計
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